JPH0470263B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0470263B2 JPH0470263B2 JP63197600A JP19760088A JPH0470263B2 JP H0470263 B2 JPH0470263 B2 JP H0470263B2 JP 63197600 A JP63197600 A JP 63197600A JP 19760088 A JP19760088 A JP 19760088A JP H0470263 B2 JPH0470263 B2 JP H0470263B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- ultraviolet rays
- contents
- container
- transparency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Glass Compositions (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はソーダライムガラスの透明性を維持し
つつ、紫外線を効率的に遮断することができるガ
ラス容器に関するものである。 (従来の技術) 従来から紫外線を遮断することができるガラス
は公知であり、ガラス容器としてはCr6+、Ce3+、
Ce4+、Fe3+等の金属イオンを含有させたガラス
を利用することにより紫外線を遮断し、内容物の
保護を図つていた。ところがCe3+、Ce4+の金属
イオンを利用した紫外線遮断ガラス容器(特公昭
45−17794号公報)においては、無色透明性は維
持できるものの紫外線遮断の効果が十分でなく、
Cr6+の金属イオンを利用したガラス容器において
は紫外線遮断の効果は十分あるものの、共存する
Cr3+によつて濃い緑色を呈し透明性の低下、及び
内容物の色調をそのまま外から見ることができな
いという欠点があつた。また、Fe3+の金属イオ
ンを利用したガラス容器においても紫外線遮断効
果はある程度認められるものの、緑色の着色が強
くなり内容物の色調をそのまま外から見ることが
できないという欠点があつた。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は上記した従来の問題点を解決して、紫
外線遮断の効果が大きく内容物を紫外線から十分
に保護することができ、しかも高い無色透明性を
維持して内容物の色調を外から十分に見ることが
できるガラス容器を提供することを目的として完
成されたものである。 (課題を解決するための手段) 胴部の肉厚が1.0〜10.0mmに構成されたガラス
において、重量%で、0.01〜1.0%のV2O5と0.07
%未満のFe2O3を含有し、かつ酸化性を呈するソ
ーダライムガラスからなり、無色透明性を維持す
ることを特徴とするものである。 本発明においては通常のソーダライムガラス組
成中に紫外線を遮断する成分として酸化バナジウ
ム(V2O5)を含有させたガラスが用いられ、V2
O5はガラス組成中において0.01〜1.0重量%の範
囲内にあることが必要である。V2O5が0.01重量
%未満であると紫外線遮断効果が不十分となり、
内容物を紫外線から十分に保護できるガラス容器
の提供ができなくなる。一方、V2O5が1.0重量%
を超えると黄緑色が濃くなり内容物の色調をその
まま外から見ることができるガラス容器の提供が
できなくなる。 また本発明においては酸化性を呈するソーダラ
イムガラスであることが必要である。この酸化性
のガラス、還元性のガラスという用語は相対的な
表現であつて正確な定義はなされていないが、当
業界においては第1図に示されるようなガラス中
のSの濃度に着目し、S6+の濃度が高い側のガラ
スを酸化性のガラス、S2-の濃度が高い側のガラ
スを還元性のガラスと称しているため、本明細書
においてもこの意味で用いることとする。 着色剤を含まない一般的なソーダ石灰ガラスは
酸化性のガラスであり、その代表的な組成は後の
実施例に示すとおりである。 V2O5はガラスでは通常V5+、V4+、V3+のイオ
ンとして存在するが、透明性を維持しつつ紫外線
を遮断するためにはV5+イオンとして存在させる
必要がある。しかし、還元性のガラスになると
V5+イオンが還元されてV3+イオンの存在が多く
なり、その結果V3+による緑色が濃くなつて高い
透明性の維持が困難となり、内容物の色調をその
まま外から見ることができなくなる。従つて、ガ
ラスとしては酸化性に維持することが必要であ
る。 更に、透明性を維持するために0.07重量%未満
のFe2O3が含まれている。ここで0.07重量%以上
含まれると、2Fe2++V5+→2Fe3++V3+の反応が
起こり、上記と同様に透明性が損なわれるばかり
でなく、V5+含有量が減ることになるので、紫外
線遮断効果も低下する。 本発明を満たすためには、ガラス容器の胴部の
肉厚は1.0〜10.0mmの範囲内に構成されることが
必要である。1.0mm未満であるとガラス容器とし
ての必要強度を維持することができず、逆に10.0
mmを超すと肉厚方向全体に黄緑色が濃くなり内容
物の色調をそのまま外から見ることが困難とな
る。 このように本発明のガラス容器は通常のソーダ
ライムガラス組成中に所定量のV2O5を加え、か
つガラス容器の胴部肉厚を制限したもので、常法
に従つて溶融、成形、徐冷して大量生産できるも
のであり、紫外線を効率よく遮断できるとともに
高い透明性を維持できるものである。従つて、内
容物を紫外線から十分に保護できるとともに、内
容物の色調を外からそのまま見ることができるガ
ラス容器を提供することができるものである。 (実施例) SiO2:71.0%(重量%、以下同じ)、Al2O3:
2.0%。、CaO:10.5%、Na2O:14.0%、K2O:
1.5%、Fe2O3:0.05%、V2O5:0.1%の組成のソ
ーダライムガラスを常法により溶融、成形しジヤ
ム用容器(重量345g、容量820c.c.)を製造した。
この容器の胴部肉厚は3mmであり、この容器内に
ジヤムを入れて外から見たところジヤムの色調は
何等変化せずそのまま見ることができた。 このガラス容器を構成するガラスの透過率曲線
(3mm厚)は第2図の曲線1に示すとおりであり、
またこのガラスの紫外線遮断率は第1表に示すと
おりであつた。更に前記ソーダライムガラスにお
いてV2O5の含有量が0.3%、0.5%、0.7%の場合
の透過率曲線を曲線2,3,4として、また比較
例としてV2O5を含まない場合のフリントガラス
の透過率曲線を曲線Aとして第2図中に示してあ
る。またこれら曲線A、及び曲線2,3,4のガ
ラスの紫外線遮断率を第1表に示してある。この
表からも明らかなように、本発明のガラス容器は
従来のフリントガラスからなるガラス容器に比べ
310〜350nmの紫外線遮断率は約2倍、360〜
400nmの紫外線遮断率は約2〜8倍となつた。
つつ、紫外線を効率的に遮断することができるガ
ラス容器に関するものである。 (従来の技術) 従来から紫外線を遮断することができるガラス
は公知であり、ガラス容器としてはCr6+、Ce3+、
Ce4+、Fe3+等の金属イオンを含有させたガラス
を利用することにより紫外線を遮断し、内容物の
保護を図つていた。ところがCe3+、Ce4+の金属
イオンを利用した紫外線遮断ガラス容器(特公昭
45−17794号公報)においては、無色透明性は維
持できるものの紫外線遮断の効果が十分でなく、
Cr6+の金属イオンを利用したガラス容器において
は紫外線遮断の効果は十分あるものの、共存する
Cr3+によつて濃い緑色を呈し透明性の低下、及び
内容物の色調をそのまま外から見ることができな
いという欠点があつた。また、Fe3+の金属イオ
ンを利用したガラス容器においても紫外線遮断効
果はある程度認められるものの、緑色の着色が強
くなり内容物の色調をそのまま外から見ることが
できないという欠点があつた。 (発明が解決しようとする課題) 本発明は上記した従来の問題点を解決して、紫
外線遮断の効果が大きく内容物を紫外線から十分
に保護することができ、しかも高い無色透明性を
維持して内容物の色調を外から十分に見ることが
できるガラス容器を提供することを目的として完
成されたものである。 (課題を解決するための手段) 胴部の肉厚が1.0〜10.0mmに構成されたガラス
において、重量%で、0.01〜1.0%のV2O5と0.07
%未満のFe2O3を含有し、かつ酸化性を呈するソ
ーダライムガラスからなり、無色透明性を維持す
ることを特徴とするものである。 本発明においては通常のソーダライムガラス組
成中に紫外線を遮断する成分として酸化バナジウ
ム(V2O5)を含有させたガラスが用いられ、V2
O5はガラス組成中において0.01〜1.0重量%の範
囲内にあることが必要である。V2O5が0.01重量
%未満であると紫外線遮断効果が不十分となり、
内容物を紫外線から十分に保護できるガラス容器
の提供ができなくなる。一方、V2O5が1.0重量%
を超えると黄緑色が濃くなり内容物の色調をその
まま外から見ることができるガラス容器の提供が
できなくなる。 また本発明においては酸化性を呈するソーダラ
イムガラスであることが必要である。この酸化性
のガラス、還元性のガラスという用語は相対的な
表現であつて正確な定義はなされていないが、当
業界においては第1図に示されるようなガラス中
のSの濃度に着目し、S6+の濃度が高い側のガラ
スを酸化性のガラス、S2-の濃度が高い側のガラ
スを還元性のガラスと称しているため、本明細書
においてもこの意味で用いることとする。 着色剤を含まない一般的なソーダ石灰ガラスは
酸化性のガラスであり、その代表的な組成は後の
実施例に示すとおりである。 V2O5はガラスでは通常V5+、V4+、V3+のイオ
ンとして存在するが、透明性を維持しつつ紫外線
を遮断するためにはV5+イオンとして存在させる
必要がある。しかし、還元性のガラスになると
V5+イオンが還元されてV3+イオンの存在が多く
なり、その結果V3+による緑色が濃くなつて高い
透明性の維持が困難となり、内容物の色調をその
まま外から見ることができなくなる。従つて、ガ
ラスとしては酸化性に維持することが必要であ
る。 更に、透明性を維持するために0.07重量%未満
のFe2O3が含まれている。ここで0.07重量%以上
含まれると、2Fe2++V5+→2Fe3++V3+の反応が
起こり、上記と同様に透明性が損なわれるばかり
でなく、V5+含有量が減ることになるので、紫外
線遮断効果も低下する。 本発明を満たすためには、ガラス容器の胴部の
肉厚は1.0〜10.0mmの範囲内に構成されることが
必要である。1.0mm未満であるとガラス容器とし
ての必要強度を維持することができず、逆に10.0
mmを超すと肉厚方向全体に黄緑色が濃くなり内容
物の色調をそのまま外から見ることが困難とな
る。 このように本発明のガラス容器は通常のソーダ
ライムガラス組成中に所定量のV2O5を加え、か
つガラス容器の胴部肉厚を制限したもので、常法
に従つて溶融、成形、徐冷して大量生産できるも
のであり、紫外線を効率よく遮断できるとともに
高い透明性を維持できるものである。従つて、内
容物を紫外線から十分に保護できるとともに、内
容物の色調を外からそのまま見ることができるガ
ラス容器を提供することができるものである。 (実施例) SiO2:71.0%(重量%、以下同じ)、Al2O3:
2.0%。、CaO:10.5%、Na2O:14.0%、K2O:
1.5%、Fe2O3:0.05%、V2O5:0.1%の組成のソ
ーダライムガラスを常法により溶融、成形しジヤ
ム用容器(重量345g、容量820c.c.)を製造した。
この容器の胴部肉厚は3mmであり、この容器内に
ジヤムを入れて外から見たところジヤムの色調は
何等変化せずそのまま見ることができた。 このガラス容器を構成するガラスの透過率曲線
(3mm厚)は第2図の曲線1に示すとおりであり、
またこのガラスの紫外線遮断率は第1表に示すと
おりであつた。更に前記ソーダライムガラスにお
いてV2O5の含有量が0.3%、0.5%、0.7%の場合
の透過率曲線を曲線2,3,4として、また比較
例としてV2O5を含まない場合のフリントガラス
の透過率曲線を曲線Aとして第2図中に示してあ
る。またこれら曲線A、及び曲線2,3,4のガ
ラスの紫外線遮断率を第1表に示してある。この
表からも明らかなように、本発明のガラス容器は
従来のフリントガラスからなるガラス容器に比べ
310〜350nmの紫外線遮断率は約2倍、360〜
400nmの紫外線遮断率は約2〜8倍となつた。
【表】
(発明の効果)
以上に説明したように、本発明のガラス容器は
高い無色透明性を維持して内容物の色調を外から
そのまま見ることができ、しかも紫外線を効率よ
く遮断して内容物を紫外線から保護することがで
きるものであり、また従来どおりの工程で容易に
製造することができるものである。よつて、本発
明は従来の問題点を一掃した紫外線を遮断するガ
ラス容器として、産業の発達に寄与するところは
極めて大である。
高い無色透明性を維持して内容物の色調を外から
そのまま見ることができ、しかも紫外線を効率よ
く遮断して内容物を紫外線から保護することがで
きるものであり、また従来どおりの工程で容易に
製造することができるものである。よつて、本発
明は従来の問題点を一掃した紫外線を遮断するガ
ラス容器として、産業の発達に寄与するところは
極めて大である。
第1図はガラス中のSの濃度とガラスの酸化
性、還元性の関係を示すグラフ、第2図は実施例
における透過率曲線を示すグラフである。
性、還元性の関係を示すグラフ、第2図は実施例
における透過率曲線を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 胴部の肉厚が1.0〜10.0mmに構成されたガラ
スにおいて、重量%で、0.01〜1.0%のV2O5と
0.07%未満のFe2O3を含有し、かつ酸化性を呈す
るソーダライムガラスからなり、無色透明性を維
持することを特徴とする紫外線を遮断するガラス
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19760088A JPH0248427A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 紫外線を遮断するガラス容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19760088A JPH0248427A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 紫外線を遮断するガラス容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0248427A JPH0248427A (ja) | 1990-02-19 |
| JPH0470263B2 true JPH0470263B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=16377176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19760088A Granted JPH0248427A (ja) | 1988-08-08 | 1988-08-08 | 紫外線を遮断するガラス容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0248427A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2064274C (en) * | 1991-04-10 | 1997-05-27 | Ernst Winter | Soda-lime glass containing vanadium |
| US6622524B1 (en) * | 1998-12-16 | 2003-09-23 | Nienburger Glas Gmbh | Glass which absorbs ultraviolet light, method for producing said glass and use of the same |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5950045A (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-22 | Asahi Glass Co Ltd | 熱線紫外線吸収ガラス |
-
1988
- 1988-08-08 JP JP19760088A patent/JPH0248427A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0248427A (ja) | 1990-02-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081110 Year of fee payment: 16 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081110 Year of fee payment: 16 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081110 Year of fee payment: 16 |