JPH0470390B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0470390B2 JPH0470390B2 JP58146627A JP14662783A JPH0470390B2 JP H0470390 B2 JPH0470390 B2 JP H0470390B2 JP 58146627 A JP58146627 A JP 58146627A JP 14662783 A JP14662783 A JP 14662783A JP H0470390 B2 JPH0470390 B2 JP H0470390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coercive force
- alloy
- semi
- flux density
- magnetic flux
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
本発明は、電磁的に動作する自己保持型スイツ
チ等に使用される半硬質磁性材料に関し、Fe−
Cu−Ti合金およびその製造方法を提供するもの
である。 従来から、半硬質磁性材料として、炭素鋼、
Fe−Co−V系合金等が知られており実用化され
ている。しかし、炭素鋼は、安価であるが、所望
の磁気特性を得るためには焼入操作が必要であ
り、その場合、材料の冷却の際の不均一から材料
に変形が生じ、精密な寸法を必要とする機器では
作業に困難をともない、製品の歩留も悪いなどの
問題があつた。また、Fe−Co−V系合金では、
Coを主成分とするため高価であり、しかも、高
度な加工技術を必要とするため、工業的に充分に
満足しうるものとは言い難い。これら従来の材料
の欠点を補うものとして、特公昭41−7930に、
Cu3〜25%残余Feを主成分とするFe−Cu合金に
適当な冷間加工を施すことによりすぐれた半硬質
磁性材料が得られることが示されている。 Fe−Cu合金は、原材料費が安価であり、切削
性打抜加工性など機械的性質に優れ、しかも冷間
加工が容易であり、また面倒な熱処理技術を必要
としない等の利点を持つている。しかし、Cuが
3〜25%の組成範囲では、保磁力が18〜40Oeと
限定されたものであつた。したがつて、Fe−Cu
合金の用途を広げるためには、保磁力を増大させ
る必要がある。 本発明は、かかるFe−Cu合金の利点に着目し
て、その磁気特性の改善特に保磁力を増大させる
ことを目的としたものである。すなわち、本発明
は、Fe−Cu合金に、Tiを含有させることによ
り、残留磁束密度を余り下げずに、かつ加工性を
損なうことなく、保磁力を増大せしめることによ
つて、Fe−Cu合金の用途の拡大を可能としたも
のである。 本発明は、重量比でCu5〜25%、Ti1.02〜4
%、残部Feおよび不純物から成るFe−Cu−Ti合
金で、保磁力25〜70(Oe)残留磁束密度が11000
〜17000(G)の値を有する半硬質磁性材料であ
り、また前記組成合金に冷間加工を施すことによ
り、保磁力25〜70(Oe)、残留磁束密度が11000〜
17000(G)の値を有する半硬質磁性材料の製造方
法である。 つぎに、本発明の構成を実施例について説明す
る。まず、FeとCuとTiの原料を、真空中あるい
は大気中溶解して、Cu5〜25%、Ti1.02〜4%を
含む合金を作る。溶解によつて得た鋼塊を750な
いし950℃の温度で熱間鍛造し、さらに熱間圧延
によつて9.5φの線材に圧延した。そして、熱間圧
延した線材は、700〜850℃で焼鈍した後、冷間加
工率が97%になるまで冷間線引を行つた。なお、
加工率が高くなるにつれて角形比および保磁力と
もに高くなる。各合金組成について、加工率97%
の冷間線引後の最大磁化力が100Oeでの最大磁束
密度、残留磁束密度および保磁力の値は、第1表
の通りである。
チ等に使用される半硬質磁性材料に関し、Fe−
Cu−Ti合金およびその製造方法を提供するもの
である。 従来から、半硬質磁性材料として、炭素鋼、
Fe−Co−V系合金等が知られており実用化され
ている。しかし、炭素鋼は、安価であるが、所望
の磁気特性を得るためには焼入操作が必要であ
り、その場合、材料の冷却の際の不均一から材料
に変形が生じ、精密な寸法を必要とする機器では
作業に困難をともない、製品の歩留も悪いなどの
問題があつた。また、Fe−Co−V系合金では、
Coを主成分とするため高価であり、しかも、高
度な加工技術を必要とするため、工業的に充分に
満足しうるものとは言い難い。これら従来の材料
の欠点を補うものとして、特公昭41−7930に、
Cu3〜25%残余Feを主成分とするFe−Cu合金に
適当な冷間加工を施すことによりすぐれた半硬質
磁性材料が得られることが示されている。 Fe−Cu合金は、原材料費が安価であり、切削
性打抜加工性など機械的性質に優れ、しかも冷間
加工が容易であり、また面倒な熱処理技術を必要
としない等の利点を持つている。しかし、Cuが
3〜25%の組成範囲では、保磁力が18〜40Oeと
限定されたものであつた。したがつて、Fe−Cu
合金の用途を広げるためには、保磁力を増大させ
る必要がある。 本発明は、かかるFe−Cu合金の利点に着目し
て、その磁気特性の改善特に保磁力を増大させる
ことを目的としたものである。すなわち、本発明
は、Fe−Cu合金に、Tiを含有させることによ
り、残留磁束密度を余り下げずに、かつ加工性を
損なうことなく、保磁力を増大せしめることによ
つて、Fe−Cu合金の用途の拡大を可能としたも
のである。 本発明は、重量比でCu5〜25%、Ti1.02〜4
%、残部Feおよび不純物から成るFe−Cu−Ti合
金で、保磁力25〜70(Oe)残留磁束密度が11000
〜17000(G)の値を有する半硬質磁性材料であ
り、また前記組成合金に冷間加工を施すことによ
り、保磁力25〜70(Oe)、残留磁束密度が11000〜
17000(G)の値を有する半硬質磁性材料の製造方
法である。 つぎに、本発明の構成を実施例について説明す
る。まず、FeとCuとTiの原料を、真空中あるい
は大気中溶解して、Cu5〜25%、Ti1.02〜4%を
含む合金を作る。溶解によつて得た鋼塊を750な
いし950℃の温度で熱間鍛造し、さらに熱間圧延
によつて9.5φの線材に圧延した。そして、熱間圧
延した線材は、700〜850℃で焼鈍した後、冷間加
工率が97%になるまで冷間線引を行つた。なお、
加工率が高くなるにつれて角形比および保磁力と
もに高くなる。各合金組成について、加工率97%
の冷間線引後の最大磁化力が100Oeでの最大磁束
密度、残留磁束密度および保磁力の値は、第1表
の通りである。
【表】
第1表および第1図に見る如く、Ti量の増大
にしたがつてHc値が増加している。Hc値増加に
対するCu量およびTi量の効果を比較すると、第
1図よりCu量の効果は、Ti添加の効果に比較し
て、Cu量を増大させても、Hc値の増加は小さ
く、逆にBr値の低下の度合が大きくなつている。
したがつて、Cu5〜25%の組成範囲においては、
Hc値を増加させるのにTi添加の効果は顕著であ
る。なお、750〜950℃の加熱温度でTi添加のも
のは、熱間鍛造及び熱間圧延ともに加工性が改善
される。したがつて、熱間加工性の改善もTi添
加の効果の一つである。 以上の様にして、5〜25%Cu、残余Fe合金に
Ti効果は有効であるが、Ti量を1.02〜4%とし
た成分限定理由を述べるに、Ti量が1.02%以下で
は、保磁力の増加に顕著な効果は認められず、ま
た、4%を超えると熱間及び冷間加工性共極めて
困難となる。したがつて、本発明合金の成分範囲
は、Cu5〜25%,Ti1.02〜4%、残部がFeおよび
不純物から成るとし、このFe−Cu−Ti合金を本
発明の半硬質磁性材料とする。 以上本発明について説明したが、Fe−CuにTi
元素を加えることにより、熱間加工性を改善する
とともに、B100,Br等の磁束密度特性を維持し、
しかも、切削や打抜き等の加工性を損なうことな
く、保磁力を大ならしめることに効果があり、一
方焼き入れが必要でないためにその後の冷却から
起因する変形は発生せず、精密な寸法成形を可能
とし、又Coを含まないために、原材料費が安価
となる。 したがつて本発明による半硬質磁性材料は、電
磁リレー等の構成部材に好適である。
にしたがつてHc値が増加している。Hc値増加に
対するCu量およびTi量の効果を比較すると、第
1図よりCu量の効果は、Ti添加の効果に比較し
て、Cu量を増大させても、Hc値の増加は小さ
く、逆にBr値の低下の度合が大きくなつている。
したがつて、Cu5〜25%の組成範囲においては、
Hc値を増加させるのにTi添加の効果は顕著であ
る。なお、750〜950℃の加熱温度でTi添加のも
のは、熱間鍛造及び熱間圧延ともに加工性が改善
される。したがつて、熱間加工性の改善もTi添
加の効果の一つである。 以上の様にして、5〜25%Cu、残余Fe合金に
Ti効果は有効であるが、Ti量を1.02〜4%とし
た成分限定理由を述べるに、Ti量が1.02%以下で
は、保磁力の増加に顕著な効果は認められず、ま
た、4%を超えると熱間及び冷間加工性共極めて
困難となる。したがつて、本発明合金の成分範囲
は、Cu5〜25%,Ti1.02〜4%、残部がFeおよび
不純物から成るとし、このFe−Cu−Ti合金を本
発明の半硬質磁性材料とする。 以上本発明について説明したが、Fe−CuにTi
元素を加えることにより、熱間加工性を改善する
とともに、B100,Br等の磁束密度特性を維持し、
しかも、切削や打抜き等の加工性を損なうことな
く、保磁力を大ならしめることに効果があり、一
方焼き入れが必要でないためにその後の冷却から
起因する変形は発生せず、精密な寸法成形を可能
とし、又Coを含まないために、原材料費が安価
となる。 したがつて本発明による半硬質磁性材料は、電
磁リレー等の構成部材に好適である。
第1図は、Fe−Cu−Ti合金のうちCu,Tiをそ
れぞれ10.wt%、2wt%と一定にして、それぞれ、
Ti,Cu含有量と磁気特性の関係を示す。
れぞれ10.wt%、2wt%と一定にして、それぞれ、
Ti,Cu含有量と磁気特性の関係を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比でCu5〜25%,Ti1.02〜4%、残部実
質的にFeからなるFe−Cu−Ti合金で、保磁力25
〜70(Oe)、残留磁束密度11000〜17000(G)を示
す半硬質磁性材料。 2 重量比でCu5〜25%,Ti1.02〜4%、残部実
質的にFeからなる合金に冷間加工を施して、保
磁力25〜70(Oe)、残留磁束密度11000〜17000
(G)を呈する半硬質磁性材料を製造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14662783A JPS6039147A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 半硬質磁性材料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14662783A JPS6039147A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 半硬質磁性材料およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6039147A JPS6039147A (ja) | 1985-02-28 |
| JPH0470390B2 true JPH0470390B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=15412006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14662783A Granted JPS6039147A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 半硬質磁性材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039147A (ja) |
-
1983
- 1983-08-12 JP JP14662783A patent/JPS6039147A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6039147A (ja) | 1985-02-28 |
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