JPH0470864A - 情報記録媒体及び静電情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録媒体及び静電情報記録再生方法

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JPH0470864A
JPH0470864A JP18602990A JP18602990A JPH0470864A JP H0470864 A JPH0470864 A JP H0470864A JP 18602990 A JP18602990 A JP 18602990A JP 18602990 A JP18602990 A JP 18602990A JP H0470864 A JPH0470864 A JP H0470864A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、対向電極を使用した電圧印加時露光記録方法
による静電情報を、可視情報として得ることのできる情
報記録媒体、及びその静電情報記録再住方法に関する。
〔従来の技術] 従来の電子写真技術においては、光導電層上にネマチッ
ク液晶を配向処理したセル、液晶配向用絶縁層を順次積
層した情報記録媒体が知られ、情報記録に際してはセル
表面の液晶配向用絶縁性層に全面均一にコロナ帯電をし
た後、情報露光して情報露光部における光導電層の抵抗
を下げて液晶を配向させ、偏向板を使用して可視像を得
るものが知られている。
この情報記録媒体は、液晶を封入するためにセル化する
必要があり、しかも初期においてツイストネマチック配
向を行うためにセル両面をラビング処理等により配向処
理した絶縁膜を設けたり、更にセルギャップを一定に保
つためにスペーサーを混合する必要がある。また、この
ようにギャップあるいはセルを作製するためにリジッド
で透明性のある支持体が必要であることから、情報記録
媒体表面に付与された情報電荷と液晶との距離が長くな
り情報記録の精度が悪くなるという問題がある。
一方、得られた可視像は透過光或いは反射光により読み
取られるが、透過光による場合、光導電層の光吸収が大
きい場合には透過光が微弱となるため情報記録時での光
、吸収性を犠牲にして続出時の透過光量をあげる、即ち
、光に対する感度を低くするとか、読み取る際に用いら
れる波長とは異なる波長を用いて記録する等の方法をと
らざるを得ないものである。
又、反射光による場合、液晶が配向していない部分の表
面の散乱光と、光導電層、液晶配向用絶縁性層の界面か
らの反射光との差がコントラストとして読み取られる。
しかし、光導電層は光吸収性であり、しかも光導電層、
液晶配向用絶縁性層の界面からの反射もそれらの屈折率
がほぼ等しいことから、充分なコントラストで読み取る
ことができないという問題がある。一方、情報記録媒体
の電極層を光反射性とすることもできるが、この場合は
光導電層により反射光が吸収される点で透過光により検
出する場合と同様の問題が生じる。
更に、このように初期状態において配向処理を施したも
のは、読み取りの際に偏光板を用いなければ検出するこ
とができないという問題もあり、又、液晶セル層上の液
晶配向用絶縁性層全面にコロナ帯電処理により均一帯電
されることから、露光されていない部分においても帯電
の影響が生じ、これがノイズとなり、高品質の像を得る
ことができないという問題もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、液晶セルを使用することなく、静電情報を感
度よく記録することができ、情報再生の簡単な情報記録
媒体及び静電情報記録再生方法の提供を課題とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明の情報記録媒体は、電極層上に光導電層、情報記
録層を順次設けた情報記録媒体であって、該情報記録層
が、液晶相を分散固定した樹脂体であって、該樹脂体と
液晶物質とが光屈折率をほぼ致するように選択されたこ
とを特徴とする。
又、本発明の静電情報記録再生方法は、液晶相を分散固
定した樹脂体であって、該樹脂体と液晶物質とが光屈折
率をほぼ一致するように選択された情報記録層を光導電
層を介して電極層上に設けた情報記録媒体と、対向電極
とを配置し、両電掻間に電圧を印加しつつ露光して静電
情報記録を行い、静電情報記録を可視情報として再生す
ることを特徴とする。
以下、本発明の情報記録媒体及び静電情報記録再生方法
について説明する。
第1図は、本発明の情報記録媒体の断面を模式的に説明
するための図で、同図(a)は情報記録前の模式図、同
図(b)は記録情報の再生の状態を説明するたtの図、
同図(C)は本発明の情報記録媒体の他の例を示す図で
あり、図中3は情報記録媒体、11は樹脂体、12は液
晶相、13は電極層、14は光導電層、15は支持体、
16は誘電体ミラー層、17は電荷保持層である。
第1図(a)に示すように、情報記録層は、低分子の液
晶材料12を樹脂体Il中に分散固定させたものであり
、液晶材料としてはネマチック液晶、スメクチック液晶
、コレステリック液晶あるいはこれらの混合物を使用す
ることができる。
例えばネマチック材料としては、下記のようなものを使
用できる。
(以下余白) シップ塩基系、例えば アゾキシ系、例えば アゾ系、例えば 安息香酸フェニルエステル系、例えば /クロヘキシル酸フェニルエステルL例えばフェニルシ
クロベキセフ4例tlf シクロへキシルピリミジン系、例えば ピフェニル系、例えば ターフェニル系、例えば フェニルンクロヘキサン系、例エバ フェニルビリノン系、例えば フェニルノオキサン系、例えば フェニル系、例えば その他 また、 トラン系、例えば (式中R,R’は脂肪族炭化水素を表わす)を丁く、 −Z N O −Z (式中、Rは脂肪族炭化水素、Zはベンゼン環、シクロ
ヘキサン環、ペテロ六員 量を表わす) 又、これらのネマチック液晶をスメチック或いはコレス
テリック液晶と混合することによりメモリー性を向上さ
せることができる。尚、液晶材料を選ぶ際には、屈折率
の異方向性の大きい材料の方がコントラストがとれるの
で好ましい。
樹脂体としては、液晶材料と共通の溶媒に相溶性を有す
る溶媒可溶型の樹脂、例えば、メタクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリスチレン樹脂、及びこれらを主体とし
た共重合体等、或いはモノマー、オリゴマーの状態で液
晶材料と相溶性を有する放射線硬化型樹脂、例えばアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル等、更に熱硬化
型樹脂、例えばエポキシ樹脂、シリコン樹脂等を使用す
ることができる。尚、ポリビニルアルコール等と液晶材
料を混合してマイクロカプセル化したものも使用できる
又、情報記録層においては、樹脂体の光屈折率と配向し
た液晶の光屈折率がほぼ等しくなるように選択する必要
があり、両者の屈折率が大きく異なる場合には、液晶と
樹脂体との界面で反射及び散乱が起こり記録部での透明
状態が得られない。
液晶材料と樹脂体との混合比は、液晶材料の含有量が1
0重景%〜80重量%、好ましくは30重量%〜60重
量%となるように配合するとよく、10重量%未満であ
ると情報記録して液晶相が配向しても透過性が低く、ま
た80重量%を越えると液晶の滲み出し等の現象が生じ
るので好ましくない。
情報言己緑層の形成方法は、溶媒可溶型の場合には樹脂
体と液晶材料を溶媒に溶解し、その溶液を光導電層上又
は誘電体ミラー層上にブレードコーター、ロールコータ
−1或いはスピンコーター等の一般的なコーターにより
コーティングし、溶媒を乾燥除去することにより形成さ
れるが、溶媒乾燥の際に、樹脂体の固形化と共に液晶材
料が相分離し、粒径0.1μm程度の液晶相として分散
固定化するものと思われる。膜厚は乾燥後膜厚01μm
〜10μmとするとよい。
尚、樹脂体として溶媒可溶型や熱硬化型を使用する場合
には、液晶材料における配向性がランダム状態になる、
所謂等方相に転移する温度以下で加熱する必要がある。
等方相に転移した状態で樹脂が乾燥、固形化されると液
晶性が得られず、電気光学効果が発現しなくなる。
光導電層14は、光が照射されると照射部分で光キャリ
ア(電子、正孔)が発生し、それらのキャリアが層幅を
移動することができる導電性層であり、特に電界が存在
する場合にその効果が顕著である層である。光導電材料
、および光導電層の形成方法について説明する。
■)シリコン光導電層 ■シリコン単体 ■不純物をドーピングしたもの、 ・B5Al、Ga、In、TI等をドーピングによりP
型(ホール輸送型)にしたもの、・P、Ag、Sb、B
i等をドーピングによりN型(電子輸送型)にしたもの
、 がある。
光導電層の形成方法としては、シランガス、不純物ガス
を水素ガスなどと共に低真空中に導入しく10″2〜1
Torr)、グロー放電により加熱、或いは加熱しない
電極基板上に堆積して成膜するか、単に加熱した電極基
板上に熱化学的に反応形成するか、或いは固体原料を蒸
着、スパッター法により成膜し、単層、或いは積層で使
用する。膜厚は1〜50μmである。
(II)セレン光導電層 ■セレン単体 ■セレンテルル ■ひ素セレン化合物(As2Se3) ■ひ素セレン化合物+Te がある。
この光導電層は蒸着、スパッター法により作製する。ま
た上記■〜■を組み合わせ、積層型光導電層としてもよ
い。膜厚はシリコン光導電層と同様である。
(I)硫化カドミウム(CdS )光導電層この光導電
層は、コーティング、蒸着、スパッタリング法により作
製する。蒸着の場合はCdSの固体粒をタングステンボ
ードにのせ、抵抗加熱により蒸着するか、EB(エレク
トロンビーム)蒸着により行う。またスパッタリングの
場合はCdSターゲットを用いてアルゴンプラズマ中で
基板上に堆積させる。この場合、通常はアモルファス状
態でCdSが堆積されるが、スパッタリング条件を選択
することにより結晶性の配向膜(膜厚方向に配向)を得
ることもできる。コーティングの場合は、CdS粒子(
粒径1〜100μm)をバインダー中に分散させ、溶媒
を添加して基板上にコーティングするとよい。。
(IV)酸化亜鉛(Zn O)光導電層この光導電層は
コーティング法、或いはCVD法で作製される。コーテ
ィング法としては、ZnS粒子(粒径1〜100μm)
をバインダー中に分散させ、溶媒を添加して基板上にコ
ーティングを行って得られる。またCVD法としては、
ジエチル亜鉛、ジメチル亜鉛等の有機金属と酸素ガスを
低真空中(10−’〜I Torr)で混合し、加熱し
た電極基板(150〜400℃)上で化学反応させ、酸
化亜鉛膜として堆積させる。この場合も膜厚方向に配向
した膜が得られる。
(V)を機先導電層 有機光導電層としては、単層系光導電層、機能分離型光
導電層とがある。
(イ)単層系光導電層 単層系光導電層は、下記の電荷発生物質と電荷輸送物質
の混合物からなっている。
く電荷発生物質〉 光を吸収して電荷を生じ易い物質であり、例えば、アゾ
系顔料、ジスアゾ系顔料、トリスアゾ系顔料、フタロシ
アニン系顔料、ペリレン系顔料、ピリリウム系染料、シ
アニン系染料、メチン系染料が使用される。
(電荷輸送物質系〉 電離した電荷の輸送特性がよい物質であり、例えばヒド
ラゾン系、ピラゾリン系、ポリビニルカルバゾール系、
カルバゾール系、スチルベン系、アントラセン系、ナフ
タレン系、トリジフェニルメタン系、アジン系、アミン
系、芳香族アミン系等がある。
また、電荷発生系物質と電荷輸送系物質により錯体を形
成させ、電荷移動錯体としてもよい。
通常、光導電層は電荷発生物質の光吸収特性で決まる感
光特性を有するが、電荷発生物質と電荷輸送物質とを混
ぜて錯体をつくると、光吸収特性が変わり、例えばポリ
ビニルカルバゾール(PVK)は紫外域でしか感ぜず、
トリニトロフルオレノン(T N F )は400 n
m波長近傍しか感じないが、PVK−TNF錯体は65
0nm波長域まで感じるようになる。
このような単層系光導電層の膜厚は、10〜50μmが
好ましい。
(ロ)機能分離型光導電層 電荷発生物質は光を吸収し易いが、光をトラップする性
質があり、一方、電荷輸送物質は電荷の輸送特性はよい
が、光吸収特性はよくない。そのため両者を分離し、そ
れぞれの特性を十分に発揮させようとするものであり、
電荷発生層と電荷輸送層を積層したタイプである。
〈電荷発生層〉 電荷発生層を形成する物質としては、例えばアゾ系、ビ
スアゾ系、トリスアゾ系、フタロシアニン系、酸性ザン
セン染料系、シアニン系、スチリル色素系、ビリリウム
色素系、ペリレン系、メチン系、a−3e 5a−Si
 、アズレニウム塩系、スクアリウム環系等がある。
〈電荷輸送層〉 電荷輸送層を形成する物質としては、例えばヒドラゾン
系、ピラゾリン系、PVK系、カルバゾール系、オキサ
ゾール系、トリアゾール系、芳香族アミン系、アミン系
、トリフェニルメタン系、多環芳香族化合物系等がある
機能分離型光導電層の作製方法としては、まず電荷発生
物質を溶剤に溶かして、電極上に塗布し、次に電荷輸送
層を溶剤に溶かして電荷輸送層に塗布し、電荷発生層を
0.1〜10μm1電荷輸送層を10〜50μmの膜厚
とするとよい。
なお、単層系、機能分離型の何れの場合にも、バインダ
ーとしてシリコーン樹脂、スチレン−ブタジェン共重合
体樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、飽和又は不飽和
ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニル
アセタール樹脂、フェノール樹脂、ポリメチルメタアク
リレート (PMMA)樹脂、メラミン樹脂、ポリイミ
ド樹脂等を電荷発生材料と電荷発生材料各1部に対し、
0゜1〜10部添加して付着し易いようにする。コーテ
ィング法としては、ディッピング法、蒸着法、スパッタ
ー法等を使用することができる。
このような光導電層14は電荷注入防止層を介して電極
13上に積層されてもよい。
電荷注入防止層は、電圧印加時の暗電流(電極からの電
荷注入)、すなわち露光していないにもかかわらず恰も
露光したように感光層中を電荷が移動する現象を防止す
るために設けるものである。
この電荷注入防止層は、いわゆるトンネリング効果を利
用した層と整流効果を利用した層との二種類のものがあ
る。
このような電荷注入防止層は無機絶縁性膜、有機絶縁性
高分子膜、絶縁性単分子膜等の単層、あるいはこれらを
積層して形成され、無機絶縁性腺としては、例えば^3
203 、LL、B12O3、CdS 。
CaO、CeL、CraO+ 、Coo 、  GeO
2、H[03、Fezes、La2es 、MgO、M
nL、Nd2O3、Nb2O5、PbO。
5b2L 、5i02.5eOa、Ta2’s 、Ti
Di、WO3、v、05、Y2[1,、、Y、03、l
rL、BaTi0.、、^1203 、B12TIO5
、[:aO−3rO、Can−Y2O3、Cr−3in
、LiTaO3、PbTi0.、Pb2r[la、7.
rDa−Co 、 7rOz−3+Oz 、AIN 、
 BNSNbN、SiJ、 、TaN 、 TiN 、
 VN、 Zr1i 、 SiC、TiC。
紅、^1=c3等をグロー放電、蒸着、スパッタリング
等により形成される。尚、この層の膜厚は電荷の注入を
防止する絶縁性と、トンネル効果の点を考慮し、て使用
される材質ごとに決められる。
次ぎに、整流効果を利用した電荷注入防止層は、整流効
果を利用して電極基板の極性と逆極性の電荷輸送能を有
する電荷輸送層を設ける。即ち、このような電荷注入防
止層は無機光導電層、有機光導電層、有機無機複合型光
導電層で形成され、その膜厚は0.1〜10μm程度で
ある。具体的には、電極がマイナスの場合はB、AI、
Ga、1n等をドープしたアモルファスシリコン光導電
層、アモルファスセレン、またはオキサジアゾール、ピ
ラソ゛リン、ポリビニルカルバゾールン、アントラセン
、ナフタレン、トリジフェニルメタン、トリフェニルメ
タン、アジン、アミン、芳香族アミン等を樹脂中に分散
して形成した有機光導電層、電極がプラスの場合は、P
,N.As、Sb,Bi等をドープしたアモルファスシ
リコン光導電層、ZnO光導電層等をグロー放電、蒸着
、スパッタリング、CVD,コーティング等の方法によ
り形成される。これらの光導電層は、電極側の極性を同
じ極性のキャリアーを発生する光導電性材料により形成
する必要がある。電極をマイナスとする場合はB,AI
、Ga、In等をドープしたシリコン光導電層、電極が
プラスの場合は、P,N,As,Sb,Bi等をドープ
したシリコン光導電層、セレン光導電層、有機光導電層
等をグロー放電、蒸着、スパッタリング、CVD、コテ
ィング等の方法により形成される。
次に、電極層13の材質は比抵抗値が106Ω・弱以下
であれば限定されなく、金属導電膜、無機金属酸化物導
電膜、四級アンモニウム塩等の有機導電膜等である。こ
のような電極は支持体上に蒸着、スパッタリング、CV
D、コーティング、メツキ、ディッピング、電解重合等
の方法により形成される。またその膜厚は電極を構成す
る材料の電気特性、および情報記録の際の印加電圧によ
り変化させる必要があるが、例えばITO膜では100
〜3000人程度であり、情報記録層との間の全面、或
いは情報記録層の形成パターンに合わせて形成される。
このようにして形成される本発明の情報記録媒体への情
報記録は、第1図(b)に示すように、情報記録層表面
へ情報電荷が付与されると、情報電荷と電極層間に形成
される電界により、情報の記録部位に存在する液晶層は
電界方向に配向することにより行われるもので、情報記
録後、例えば透過光により情報を再生すると、情報記録
部では樹脂体と液晶の光屈折率が同じであるために光A
は透過するのに対して、情報を記録していない部位にお
いては光Bは散乱し、情報記録部とのコントラストがと
れるものである。
支持体15は、情報記録媒体を強度的に支持するもので
あり、情報記録層が支持性を有する場合には設ける必要
がないが、情報記録層を支持することができるある程度
の強度を有していれば、その材質、厚みは特に制限がな
く、例えば可撓性のあるプラスチックフィルム、或いは
硝子、プラスチックシート等の剛体が使用される。具体
的には、情報記録媒体がフレキシブルなフィルム、テー
プ、ディスク形状をとる場合には、フレキシブル性のあ
るプラスチックフィルムが使用され、強度が要求される
場合には剛性のあるシート、ガラス等の無機材料等が使
用される。
尚、支持体の他方の面には、必要に応じて反射防止効果
を有する層を積層するか、また反射防止効果を発現しう
る膜厚に支持体等を調整するか、更に両者を組み合わせ
ることにより反射防止性を付与してもよい。
本発明の情報記録媒体は、静電情報を液晶の配向により
可視化した状態で記録するものであるが、従来の液晶セ
ルを使用したものは電界を除去すると元の状態に戻り、
メモリー性がないのに比べて、本発明における情報記録
媒体においては樹脂体に記録された静電電荷が除去され
ても、−旦配向し、可視化した情報は消去せず、メモリ
ー性を有することが判明した。その理由は不明であるが
、ネマチック液晶において樹脂体との組合せを選ぶこと
によりメモリ性が付与できることを見出した。このメモ
リー性は記録時に加熱すると向上させることができ、加
熱すると消去され、再使用に供することができる。
また、本発明の情報記録媒体においては、第1図(c)
に示すように、光導電層と情報記録層間に誘電体ミラー
層16を設けることにより、より情報記録性能を向上さ
せることができる。
このような誘電体ミラー層は、硫化亜鉛、弗化マグネシ
ウム等の光屈折率が相違する物質層を交互に積層して形
成される絶縁性光干渉層であり、光導電層を通過してき
た情報光を反射し、光導電層に充分な光吸収性能を付与
し、高感度でキャリアを生成することができるものであ
る。又、読み取りに際しては反射光量を大きくすること
ができるので、高コントラストの読み取りが可能となる
ものである。
また、本発明の情報記録媒体においては、情報記録層表
面に電荷保持層17を設けることにより、記録時の情報
電荷の減衰を抑えて電界効果による液晶の配向性をより
保持させることができ、又、電荷保持層に蓄積される静
電情報は電気的にも再生しうるものである。
このような電荷保持層は、静電荷の移動を抑えるため高
絶縁性樹脂からなるものであり、比抵抗で1014Ω・
cm以上の絶縁性、透明性が要求される。このような樹
脂としては、弗素樹脂、例えばポリテトラフルオロエチ
レン、弗素化エチレンプロピレン、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
またポリイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂
、ポリバラキシリレン等を使用することもでき、情報記
録層上に蒸着、スパッタ法等により、または溶剤に溶解
させてコーティング、ディッピングすることにより層形
成することができる。また上記ポリマーのフィルムを接
着剤等を介して貼着することにより層形成させてもよい
。膜厚は0.1μm〜10μmとするとよい。
又、光導電層と誘電体ミラー層、或いは誘電体ミラー層
と情報記録層との間に電荷注入防止層を設けてもよい。
電荷注入防止層は、電極層からの電荷の注入を防止する
もので、これにより電極側からの逆電荷の注入を抑えて
電界を保持する効果がある。電荷注入防止層は、上記電
荷保持層形成材料と同様のものを使用することができ、
その膜厚は電荷のトンネリング現象を生じない膜厚、少
なくとも1000Å以上の膜厚に積層するとよい。
次に、本発明の情報記録媒体への情報記録再生方法につ
いて説明する。
第2図は情報記録方法を説明するための図で、図中1は
対向電極である。
まず、対向電極1は、情報記録媒体における電極形成材
料と同じものを使用でき、支持体上に積層するか又は金
属板等も使用できるものであり、10μm程度の空隙を
介して情報記録媒体3と対向配置される。
次いで、電源Vにより電極1.13間に電圧を印加する
。尚、この情報記録媒体への記録に際して、情報記録媒
体を例えば支持体中に埋設した抵抗加熱(図示せず)に
より加熱し、液晶を液晶相を示す温度まで加熱すること
により、よりメモリー性を向上させることができる。
この温度領域で情報記録媒体3側より情報光18が入射
すると、光が入射した部分の光導電層で発生した光キャ
リアは電極1との電界により情報記録層界面に蓄積され
、電極1との間に形成される電界により情報記録層にお
ける液晶相を配向させることができる。
また、液晶によって低電圧で作動するものもあるので、
印加電圧を設定するにあたっては電極、空気ギャップ、
情報記録媒体間における電圧配分を適宜設定することに
より、情報記録層にかかる電圧配分を適宜、液晶の作動
電圧領域に設定するとよい。
この情報記録方法は、面状アナログ記録が可能であり、
液晶粒子レベルでの配向が得られるので銀塩写真法と同
様に高解像度が得られ、また露光パターンは液晶相の配
向により可視像化されて保持される。
本発明の情報記録媒体への情報人力方法としては静電カ
メラによる方法、またレーザーによる8己録方法がある
静電カメラは、通常のカメラに使用されている写真フィ
ルムの代わりに、対向電極1と情報記録媒体3とにより
記録部材を形成するもので、機械的なシャッタも使用し
うるし、また電気的なシャッタも使用しつるものである
また、プリズム及びカラーフィルターにより光情報を、
R%G、B光成分に分離し、平行光として取り出しR,
G、B分解した情報記録媒体3セツトで1コマを形成す
るか、または1平面上にRlG、B像を並べて1セツト
で1コマとすることにより、カラー撮影することもでき
る。
またレーザーによる記録方法としては、光源としてはア
ルゴンレーザー(514,488nm)、ヘリウム−ネ
オンレーザ−(633nm)、半導体レーザー(780
nm、810nm等)が使用でき、対向電極と情報記録
媒体を面状で表面同士を密着させるか、一定の間隔をお
いて対向させ電圧印加する。この状態で画像信号、文字
信号、コード信号、線画信号に対応したレーザー露光を
スキャニングにより行うものである。画像のようなアナ
ログ的な記録は、レーザーの光強度を変調して行い、文
字、コード、線画のようなデジタル的な記録は、レーザ
ー光の0N−OFF制御により行う。また画像において
網点形成されるものには、レーザー光にドツトジェネレ
ーター0N−OFF制御をかけて形成するものである。
尚、情報記録媒体における光導電層の分光特性は、パン
クロマティックである必要はなく、レーザー光源の波長
に感度を有していればよい。
本発明の情報記録媒体への情報記録は、上記のように対
向電極を使用しての情報記録の他に、コロナ帯電、ビン
電極、イオン流ヘッド、電子ビーム或いはイオン打ち込
み等による書込みで、直接情報電荷を情報記録層表面に
付与してもよい。
液晶の配向により記録された情報は、目視による読み取
りが可能な可視情報であり、又、反射型の投影機により
拡大して読み取ることができ、更にはレーザースキャニ
ング、或いはCCDを用いて反射光により読み取りをす
ることにより高精度で情報を読み取ることができる。
〔作用及び発明の効果〕
本発明の情報記録媒体は、液晶相を樹脂体中に分散した
記録層を用いることにより形成されるので、セル化しな
くても液晶を保持でき、簡便に電気光学効果が得られる
ものである。また、記録された情報は偏光板を用いなく
ても散乱光と透過光のコントラストにより読み取ること
ができ、情報記録層をコーティング技術により均一に薄
膜化しつるので、情報電荷と導電層とのギャップを均一
に小さくでき、大面積の情報記録媒体作製が可能であり
、更に高解像度の像を記録、再生することができる。
即ち、本発明の情報記録媒体は、電界のかからない状態
では光散乱により不透明であるのに対して、電界をかけ
ると液晶相が配向し、その光屈折率と樹脂体の光屈折率
とをほぼ同じものとしてあくことにより、情報記録部を
透明状態とすることかできるもので、情報再生に際して
偏向板が不用であり、又、情報の読み取りに際しての光
学系が単純化しつるものである。
更に、本発明の情報記録媒体において、誘電体ミラー層
を光導電層と情報記録層の間に設けることにより、高感
度、高コントラスト、高品質の可視像を形成することが
可能となると共に、広い波長範囲で高精度の読み取りが
できるものである。
従来技術の項で記載したように、透過あるいは光反射性
導電層を用いる場合には対向電極の光吸収性能を犠牲に
することで読み取りできるようにしていたのに対し、本
発明においては誘電体ミラー層を設けることにより光導
電層に充分な光吸収性能を付与でき、高感度で情報を記
録できるものであり、他方、読み取りに際しては反射光
量を大きくしうることから高コントラストの読み取りが
可能となるものである。
また、記録波長と読み取り波長を別にする必要がないこ
とから、記録波長領域或いは読み取り波長領域に制限が
ない。更に、本発明の情報記録媒体は、全面露光を必要
としないので未露光部分のノイズが少なく、高品質の可
視像が得られる。
更に、本発明の情報記録媒体表面に電荷保持層、また導
電層と光導電層との間に電荷注入防止層を設けることに
より、情報記録層における液晶相の配向性−可視情報の
保存性を高めることができ、情報記録の永続性を高める
ことができる。
電荷保持層を設けることにより情報電荷自体の保持性も
高めることができると共に静電情報を電気的にも再生す
ることができるので、光学的にも電気的にも情報を再生
しつるものとすることかできる。
以下、実施例を説明する。
〔実施例1〕 電荷発生材料として上記構造を有するビスアゾ系顔料3
部とポリビニルアセタール樹脂1部を、ジオキサン:シ
クロへ牛サン=1:lの混合溶媒で固形分2%とした1
00g溶液をボールミルで十分に分散させた溶液を、I
TO透明電極(膜厚:約500^、抵抗値二80Ω/口
)を有するガラス基板上の170面側に2ミルギヤツプ
のブレードコーターで塗布し、100℃、1時間乾燥し
て膜厚0.3μmの電荷発生層を形成した。
次に、電荷輸送材料としてP−ジエチルアミノベンズア
ルデヒド−N−フェニル−ベンジルヒドラゾン15Bと
ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学ニューピロンS−
100) 10部とを、ジクロロメタン:1,1.2−
)ジクロロメタン=4=6の混合溶媒にて固形分17,
8%に調整した溶液を調製し、この溶液を上記で形成し
た電荷発生層上に2ミルのギャップ厚のブレードコータ
ーで塗布し、80℃、2時間乾燥して膜厚10μmの電
荷輸送層を形成し、積層型光導電層を形成した。
更に、この光導電層上にZnS (屈折率2.37>及
びMgFz (屈折率1.38>を交互に積層し、さら
に最上層にZnSを積層して誘電体ミラー層を形成した
次に、シアノビフェニル系液晶(BDH社製 B44、
Δn=0.262、N−I転移100℃)0゜28とP
MMA (三菱レイヨン■製 0R−80) OJgを
、1,2−ジクロロエタン中に溶解して10wt%溶液
を調整し、上記誘電体ミラー層上にブレードコーターを
用いて、塗布した。80℃のオーブン中で約1時間乾燥
し、液晶がPMMA中に分散され不透明な膜厚的8μm
の情報記録層を設け、本発明の情報記録媒体を作製した
この情報記録媒体とITO透明電極(膜厚:約500^
、抵抗値二80Ω/口)を有するガラス基板とヲ、膜厚
10μmのポリエステルフィルムをスペーサーとし、第
2図に示すように対向させて設置した。次いで、両電掻
間に情報記録媒体側を正、電極側を負として直流電圧7
50■を印加すると同時に、グレイスケールを情報記録
媒体側から0.1秒間投影露光したところ、静電潜像に
より記録層中の液晶相が配向することが確認され、また
露光量に応じて液晶相の配向性が異なり、中間調を再現
しうることかわかった。
また、この媒体を反射光によりに確認したところグレイ
スケールの低露光量側でも充分なコントラストが得られ
、像が確認できた。この像は室温放置10日後も像をメ
モリしていた。
また、像形成直後にこの情報記録媒体を水に漬けて電荷
を消滅させても像はメモリされていた。
更に、この情報記録媒体を60℃のホットプレート上に
3分間放置することで像は消去され、同様の記録・消去
を繰り返し行う事ができた。
〔実施例2〕 実施例1における電荷発生層と電荷輸送層の積層順序の
みを相違させて、実施例1同様に情報記録媒体を作製し
、同様に情報記録を行ったところ、実施例1同様の結果
が得られた。
〔実施例3〕 ポIJ−N−ビニルカルバゾール10g(亜南香料■製
) 、2,4.7−トリニトロフルオレノ210g1ポ
リエステル樹脂2g(バインダー:バイロン200、東
洋紡■製)、テトラヒドロフラン90gの組成を有する
混合液を暗所で作製し、ITO透明電極(膜厚:約50
OA、抵抗値二80Ω/口)を有するガラス基板(1m
m厚)のITO面側に、ドクターブレードを用いて塗布
し、60℃で約1時間通風乾燥し、膜厚的10μmの単
層型光導電層を形成した。
又、完全に乾燥を行うために、更に1日自然乾燥を行っ
た。
次に、この光導電層上に、実施例1同様に誘電体ミラー
層を形成した。
シアノビフェニル系液晶(BDH社製、844 ) 0
゜28とPMMA (三菱レイヨン■製、5R−80)
 0.3gを1゜2−ジクロロエタン中に溶解した10
wt%溶液を調整し、上記誘電体ミラー層上にブレード
コーターを用いて、塗布した。80℃のオーブン中で約
1時間乾燥し、液晶がPMMA中に分散された不透明な
膜厚的8μmの情報記録層をもうけ、本発明の情報記録
媒体を作製した。
この情報記録媒体を実施例1同様にして静電情報を記録
したところ、同様の結果が得られた。
〔実施例4〕 実施例1において誘電体ミラー層を設けないで、実施例
1同様に情報記録媒体を作製し、この情報記録媒体を実
施例1同様にして静電情報を記録したところ、静電潜像
により記録層中の液晶相が配向することが確認され、ま
た露光量(電界強度)に応じて液晶相の配向性が異なり
、中間調を再現しつるが、誘電体ミラー層を設けないと
、実施例1の情報記録媒体に比較してコントラスト比が
若干劣るもののグレイスケールの確認はできることがわ
かった。
尚、これらの情報記録媒体においても実施例1と同様に
メモリー性について試験したところ同様の結果が得られ
た。
同様に実施例2、実施例3における情報記録媒体に右い
て、誘電体ミラー層を設けないで、同様に情報記録した
ところ、上記同様の結果が得られた。
〔実施例5〕 実施例1により得られた情報記録媒体を用いて、グレイ
スケールの代わりにライン&スペースが設けられたクロ
ムマスク板を用いて実施例1と同様に露光することで像
を得た。
この媒体を顕微鏡により正反射で読み取ったところ、6
.6μmまで解像していることが確認できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の情報記録媒体の模式断面図で第1図
(a)は情報記録前の模式図、第1図(b)は情報記録
後の情報記録媒体の情報記録再生の状態を説明するため
の図、第1図(c)は本発明の情報記録媒体の他の例を
示す図、第2図は、対向電極を使用した情報記録方法を
説明するための図である。 図中、1は対向電極、3は情報記録媒体、11は樹脂体
、12は液晶相、13は電極層、光導電層、15は支持
体、16は誘電体ミ17は電荷保持層、18はパターン
露光、通光、Bは散乱光を示す。 14は ラー層、 Aは透 出  願  人

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電極層上に光導電層、情報記録層を順次設けた情
    報記録媒体であって、該情報記録層が、液晶相を分散固
    定した樹脂体であって、該樹脂体と液晶物質とが光屈折
    率をほぼ一致するように選択されたことを特徴とする情
    報記録媒体。
  2. (2)上記情報記録層が誘電体ミラー層を介して光導電
    層上に設けられるものである請求項1記載の情報記録媒
    体。
  3. (3)液晶相を分散固定した樹脂体であって、該樹脂体
    と液晶物質とが光屈折率をほぼ一致するように選択され
    た情報記録層を光導電層を介して電極層上に設けた情報
    記録媒体と、対向電極とを配置し、両電極間に電圧を印
    加しつつ露光して静電情報記録を行い、静電情報記録を
    可視情報として再生することを特徴とする静電情報記録
    再生方法。
  4. (4)上記可視化された静電情報記録を、透過光又は反
    射光により再生することを特徴とする静電情報記録再生
    方法。
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