JPH0472006B2 - - Google Patents

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JPH0472006B2
JPH0472006B2 JP63101946A JP10194688A JPH0472006B2 JP H0472006 B2 JPH0472006 B2 JP H0472006B2 JP 63101946 A JP63101946 A JP 63101946A JP 10194688 A JP10194688 A JP 10194688A JP H0472006 B2 JPH0472006 B2 JP H0472006B2
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Akio Nagayoshi
Seiji Nagayoshi
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴルフ場や湿地帯、その他の地中に
埋設して使用される暗渠排水管とその製造方法に
関すものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種の排水管としては、実公昭54
−27206号広報に記載されているように、テープ
状ネツトを螺施状に且つその側縁部同士が順次重
なるように巻回して樹脂管を形成すると共に、こ
の樹脂管におけるネツトの重なり部間に不織布或
いはガラス繊維その他の織布からなるフイルター
を挟圧させると共に樹脂管の内外周に補強条片を
螺施状に融着固定してなる構造のものが知られて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような暗渠排水管は、地面下に形成された
暗渠内に敷設され、地面下に浸透してくる泥水を
フイルタによつて濾過して排水管内に導くもので
あるが、暗渠排水管の埋設場所には種々の土質が
あり、例えば、泥土や粘土質或いは砂利質など多
種多様であつて、上記した不織布或いはガラス繊
維その他の織布からなるフイルターでは、これら
全ての土質に対応できないものである。
即ち、このようなフイルター、特に不織布からな
るフイルターにおていは、フイルターの厚みが比
較的厚いために水の通過抵抗が大きくなると共
に、繊維の絡み合いにより生じている繊維間の間
隙部を通じて濾過作用を行うものであるから、目
が細かすぎて泥土の微粒子を通過させることがで
きず、該微粒子がフイルター表層部の繊維間に残
留、堆積して目詰まりが発生し、短期間で使用不
能になるという問題点があつた。
さらに、樹脂管がネツトで形成されているため
に、この管を暗渠内に配設する時に、樹脂管が引
き延ばされてフイルターが破れ、排水管内に泥水
が流入堆積する等の問題点があつた。
又、細幅の偏平糸条により粗目に織成された織
布をフイルターとして使用することも行われてい
るが、比較的目が粗いために砂土までも通過させ
る虞れがあるばかりでなく、目ずれが生じて砂土
の流入が一層はげしくなり、暗渠排水管としての
使用に適さないものである。
その上、このような織布からなる帯状テープを
該端縁部が重なり合うように螺施状に巻回して管
状体に形成すると共にこの管状体の最外層のテー
プの側縁上に補強条片を巻き付け、その補強条片
の底部の溶融によつて該補強条片をテープに一体
に溶着すると、テープも溶融して強度が低下し、
排水管の取扱時や施工時などにおける屈曲等の応
力、或いは施工後の外圧などに耐えることができ
なくなる等の問題点があつた。
本発明は土質に殆んど影響されることなく、目
詰まりの発生をなくして長時間の使用に供するこ
とができる暗渠排水管及びその製造方法を提供す
るものである。
〔課題を解決するために手段〕
上記目的を達成するために、本発明の暗渠排水
管は、その円筒状の管壁が、延伸フイルムにその
延伸方向に細かい割れ目を入れたスプリツトフイ
ルムを直角方向に重ね合わせて溶着することによ
り多数の細孔を設けてなる帯状割り布を側部が互
いに重合した状態で螺施状に巻装した構造を有
し、該管壁を形成した帯状割り布の重合部側縁上
に補強条体が低融点樹脂テープを介して螺施状に
巻装され、この低融点樹脂テープの溶融により補
強条体と帯状割り布の側部とが一体に固着してな
ることを特徴とするものである。
又、このような暗渠排水管の製造方法として
は、延伸フイルムにその延伸方向に細かい割れ目
を入れたスプリツトフイルムを直角方向に重ね合
わせて溶着することにより多数の細孔を設けてな
る割り布を形成し、この割り布を所定幅の帯状に
して該帯状割り布を成形用軸上に螺施状にかつ側
縁部が順次、重合するように巻回して管主体を形
成すると共に、この帯状割り布の重合側縁部上に
低融点樹脂テープを介して補強条体を巻き付け
て、該低融点樹脂テープの溶融により補強条体と
帯状割り布の重合側縁部とを一体に融着させるこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
この暗渠排水管の管壁は、スプリツトフイルム
の直行状態の重合、融着よりなる多数の細孔を設
けた割り布によつて構成しているので、厚みが薄
く、且つ細孔が管壁の内外周面間に直通状態に連
通しているから、水の通過抵抗が極めて小さくて
砂利中の泥水は素早く容易に流通し、円滑な排水
を可能にすると共に泥土の微粒子も泥水と共に通
過させて目詰まりの発生をなくし得るものであ
る。
又、例え砂礫で細孔が閉鎖されても、砂礫自体
は濾過作用を発揮するので、排水能率を低下させ
ることがない。
さらに、割り布は延伸フイルムよりなるので、
引張強度が非常に高く、暗渠内への敷設等の際に
管に張引作用が生じても、管壁が破損する虞れが
ないと共に該管壁の外周に螺施状に巻着した補強
条体によつて捩り強度及び耐圧強度を保持し、そ
の上、この補強条体は、低融点樹脂テープを介し
て管壁を構成した割り布上に螺施状に巻装され、
この低融点樹脂テープの溶融により補強条体と割
り布とが一体に固着しているので、割り布を溶融
させることなく両者を強固に固着させることがで
きると共に補強条体を細幅で肉厚のものを使用可
能にして割り布による排水有効面積を増大させ、
且つ、耐圧強度が一層向上するものであり、従つ
て、前述した良好な排水作用を長時間に亘つて維
持し得るものである。
又、このような暗渠排水管は、帯状割り布を成
形用軸上に螺施状に且つ側縁部が順次、重合する
ように巻回して管主体を形成するものであるか
ら、連続生産が可能であり、しかも、この帯状割
り布の重合側縁部上に低融点樹脂テープを介して
補強条体を巻き付けて、該低融点樹脂テープの溶
融により補強条体と帯状割り布の重合側縁部とを
一体に融着させるので、割り布を溶融させること
なく補強条体と割り布とを確実且つ強固に一体化
させることができて螺施状に巻着した補強条体に
より割り布からなる管壁が所定の形状を維持し、
割り布に設けられている多数の細孔が長さ方向及
び周方向に均一な密度で存在する暗渠排水管を容
易に製造できるものである。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面について説明すると、1
は排水管主体で、その円筒状の管壁2は、厚みが
0.07〜0.15mm程度の高密度ポリエチレンフイルム
などの延伸フイルムを、その延伸方向に細かい割
れ目を入れることにより得られたスプリツトフイ
ルムを2枚以上、互いに直角方向に重ね合わせて
溶着一体化することにより形成されてなる一定幅
の帯状割り布3を使用し、この帯状割り布3をそ
の側縁部が重なるように螺施状に順次巻着するこ
とにより構成されているものであり、従つて、多
数の並行な割れ目を有するスプリツトフイルム同
士の直行状態での重合によつて、管壁2にはその
内外周面間に開口状態で連通する平均メツシユが
1.0mm以下の細かい多数の矩形状細孔4,4…4
が形成されているものである。
5は管壁外周面における帯状割り布3の側縁部
上に螺施状に巻着した、割り布3よりも低い温度
で溶融する軟質ポリエチレン等の細幅低融点合成
樹脂テープで、このテープ片上に該テープ5と同
幅で且つ肉厚の硬質ポリエチレン樹脂等よりなる
帯状補強条体6を重ね合わせて螺施状に巻装して
あり、合成樹脂テープ5の加熱溶融によりこのテ
ープ5を補強条体6の底面に融着させると共に管
壁2を形成した割り布3の細孔4内に溶融樹脂を
充填、固化させて管壁2と補強条体6とを一体に
接着させているものである。
なお、このような合成樹脂テープ5は、第3図
や第4図に示すように、補強条体6の底面に対応
する重合した割り布3,3間に介在させておいて
もよく、さらには、管壁内周面における割り布3
の内面に巻装して融着させておいてもよいもので
あり、このように構成すると、合成樹脂テープ5
の溶融によつて補強条体6の底面から最内層の割
り布3に至る細孔4内に該溶融樹脂の一部が充分
に侵入、固化して一層強固な接着が行われるもの
である。
次に、このように構成した暗渠排水管の製造方
法を述べると、厚みが0.07〜0.15mm程度の高密度
ポリエチレンフイルムなどの延伸フイルムを、そ
の延伸方向に細かい割れ目を入れることにより得
られたスプリツトフイルムを2枚以上、互いに直
角方向に順次重ね合わせて溶着一体化することに
より割り布を得、この割り布を一定幅の帯状に切
断、形成して帯状割り布3とする。
この帯状割り布3を、第5図に示すように、成
形用軸7上に螺施状に巻き付けていく。
この際、先に巻き付けた帯状割り布3の表面に
次の帯状割り布部分が1/2の巾だけ重なるように、
即ち、1/2のピツチのずれでもつて螺施状に巻き
付けながら管壁2を形成する。
なお、先に巻き付けられて内層となる帯状割り
布3の一半幅部分に対してその上に巻き付けられ
て外層となる帯状割り布3の他半幅部分の重ね合
わせピツチは、1/2以外に1/3或いは1/4のピツチ
でもつて螺施状に巻層して夫々3層、4層の厚み
が大なる管壁2に形成してもよい。
このようにして形成される管壁2は帯状割り布
3の送りに同調して成形用軸上を螺施状に回転さ
せられながら前方に移動していくものであるが、
帯状割り布3の螺施巻きに続いて、互いに重合し
た帯状割り布3の最外層の側縁部、即ち、耳部上
に割り布3よりも低融点の軟質ポリエチレン等の
細幅合成樹脂テープ5を螺施状に巻き付け、さら
に、この合成樹脂テープ5上に該合成樹脂テープ
5と同幅で且つ肉厚の硬質ポリエチレン樹脂等か
らなる補強条体6を螺施状に巻装して、合成樹脂
テープ5の加熱溶融によつてその溶融樹脂の一部
を割り布3の細孔4内に充填させると共に補強条
体6の底面に融着させ、冷却による固化によつて
割り布3に補強条体6を一体に固着させるもので
ある。
なお、必要に応じて帯状割り布3の巻装時に、
補強条体6の底面に対応する重合した割り布3,
3間に合成樹脂テープ5を介在させながら融着さ
せてもよく、さらには、管壁内周面における割り
布3の内面に合成樹脂テープ5を巻装して融着さ
せてもよい。
合成樹脂テープ5の加熱、溶融は、成形用軸7
に対する供給時の直前に行つてもよく、又、巻装
後に行つてもよいものであり、その際、補強条体
6や割り布3の溶融温度よりも低い温度で溶融さ
れるものである。
このように、テープ5が溶融すると、補強条体
6の底面と管壁2を構成する割り布3とが該テー
プ5を介して接着、一体化すると共に、テープ片
の溶融した一部が割り布3の細孔4内に侵入、充
填され、その状態で固化して割り布3を溶融させ
ることなく強固な接着が可能となる。
こうして製造された暗渠排水管は、地面下の暗
渠内に引き込み敷設され、上記排水作用を行わせ
るものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の暗渠排水管によれば、管
壁がスプリツトフイルムの直交状態の重合、融着
よりなる多数の細孔を設けた割り布によつて構成
されているものであるから、厚みが薄く、且つ細
孔が管壁の内外周面間に直通状態に連通している
ので、水の通過抵抗が極めて小さくて土砂中の砂
礫以外の泥水を該細孔を通じて管内に素早く容易
に流通させることができ、従つて、迅速にして円
滑な排水が可能となつて従来の不織布等からなる
排水管に比して排水能率が著しく向上すると共に
泥土の微粒子も泥水と共に細孔を通じて通過させ
て目詰まりの発生をなくすることができ、長時間
の使用に拘わらず排水能力の低下が殆んど生じな
いものである。
又、例え砂礫で細孔が閉鎖されても、砂礫自体
は濾過作用を発揮するので、排水能率を殆んど低
下させる虞れもない。
さらに、割り布は延伸フイルムよりなるので、
引張強度が非常に高く、暗渠内への引き込み時等
の際に管に張引作用が生じても、管壁の破損が生
じ難く、その上、該管壁の外周に補強条体が螺施
状に巻着しているので、この補強条体によつて充
分な捩り強度及び耐圧強度を保持でき、しかも、
この補強条体は、低融点樹脂テープを介して管壁
を構成した割り布上に螺施状に巻装され、この低
融点樹脂テープの溶融により補強条体と割り布と
が一体に固着しているので、割り布を溶融させる
ことなく両者を強固に固着させることができると
共に補強条体を細幅で肉厚のものを使用可能にし
て割り布による排水有効面積を増大させ、且つ、
耐圧強度が一層向上するものであり、従つて、常
に良好な排水作用を長時間に亘つて維持しえるも
のである。
又、このような暗渠排水管を製造するには、帯
状割り布を成形用軸上に螺施状にかつ側縁部が順
次、重合するように巻回して管主体を形成するも
のであるから、容易に連続生産が可能となつて多
量生産に適するものであり、しかも、この帯状割
り布の重合側縁部上に低融点樹脂テープを介して
補強条体を巻き付けて、該低融点樹脂テープの溶
融により補強条体と帯状割り布の重合側縁部とを
一体に融着させるので、割り布を溶融させること
なく補強条体と割り布とを確実且つ強固に一体化
させることができて螺施状に巻着した補強条体に
より割り布からなる管壁が所定の形状を維持し、
割り布に設けられている多数の細孔が長さ方向及
び周方向に均一な密度で存在する排水能率の良好
な暗渠排水管を簡単に製造できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
一部を断面した簡略正面図、第2図はその一部拡
大断面図、第3図及び第4図は本発明の別な実施
例を示す拡大断面図、第5図は製造方法を示す正
面図である。 1……排水管主体、2……管壁、3……帯状割
り布、4……細孔、5……低融点樹脂テープ、6
……補強条体、7……成形用軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 円筒状の管壁が、延伸フイルムにその延
    伸方向に細かい割れ目を入れたスプリツトフイ
    ルムを直角方向に重ね合わせて溶着することに
    より多数の細孔を設けてなる帯状割り布を側部
    が互いに重合した状態で螺施状に巻装した構造
    を有し、該管壁を形成した帯状割り布の重合部
    側縁上に補強条体が低融点樹脂テープを介して
    螺施状に巻装され、この低融点樹脂テープの溶
    融により補強条体と帯状割り布の側部とが一体
    に固着してなる暗渠排水管。 延伸フイルムにその延伸方向に細かい割れ目
    を入れたスプリツトフイルムを直角方向に重ね
    合わせて溶着することにより多数の細孔を設け
    てなる割り布を形成し、この割り布を所定幅の
    帯状にして該帯状割り布を成形用軸上に螺施状
    にかつ側部が順次、重合するように巻回して管
    主体を形成すると共に、この帯状割り布の重合
    側縁部上に低融点樹脂テープを介して補強条体
    を巻き付けて、該低融点樹脂テープの溶融によ
    り補強条体と帯状割り布の重合側縁部とを一体
    に融着させることを特徴とする暗渠排水管の製
    造方法。
JP10194688A 1988-04-25 1988-04-25 Pipe for underdrainage and manufacture thereof Granted JPS641814A (en)

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