JPH0472103B2 - - Google Patents

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JPH0472103B2
JPH0472103B2 JP61052899A JP5289986A JPH0472103B2 JP H0472103 B2 JPH0472103 B2 JP H0472103B2 JP 61052899 A JP61052899 A JP 61052899A JP 5289986 A JP5289986 A JP 5289986A JP H0472103 B2 JPH0472103 B2 JP H0472103B2
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JP
Japan
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water
lip
gasket
lips
packing
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JP61052899A
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JPS62209296A (ja
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Akira Inami
Takashi Nakao
Yoshitomi Mizumoto
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Nichirin Rubber Ind Co Ltd
Original Assignee
Nichirin Rubber Ind Co Ltd
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Application filed by Nichirin Rubber Ind Co Ltd filed Critical Nichirin Rubber Ind Co Ltd
Priority to JP61052899A priority Critical patent/JPS62209296A/ja
Publication of JPS62209296A publication Critical patent/JPS62209296A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は止水パツキンに関する。さらに詳しく
は、パイプの接続部や水圧機器のシール部、ある
いはトンネルセグメントのシール部など、止水を
必要とする箇所に好適に用いられる止水パツキン
に関する。 [従来の技術] 従来より止水パツキンには種々の形態のものが
あるが、そのうちの1例としては、断面方形のゴ
ム製パツキンなどがある。 そのような止水パツキンZを止水箇所に装着す
るには、第12図に示されるように厚さ方向
(T0→T1)にボルト・ナツトなどで締めつけて圧
縮し、2点鎖線で示される常態寸法から実線で示
される圧縮寸法にその幅(W0→W1)を拡張し、
止水箇所の壁面に密着させて装着する。そのよう
にして取りつけられたパツキンの端部には応力が
発生するので、それにより止水箇所をシールして
いる。 [発明が解決しようとする問題点] ところが前記従来の止水パツキンZにおいて
は、つぎのような欠点がある。 パツキンの幅が、少なくとも〓間の幅よりも
大きい寸法でなければシールできないので、シ
ール可能な〓間の範囲が小さい。 長期間使用すると圧縮により生じる応力緩和
現象の影響でシール性が低下する。 止水箇所の〓間が何らかの原因で広がつたば
あい、自動的にシールする働きがないのでシー
ルできなくなる。 パツキンを厚さ方向に圧縮するのに大きい力
が必要であるので、締付用のボルトを数多く必
要としたり、数を少なくすれば大径のボルトを
必要とするなど大がかりな構成となり、また取
付作業も困難となる。 取付けに作業者の個人差が生じやすい。 本発明はかかる事情に鑑み、前記問題点をいず
れも解消し、シールできる〓間の範囲が広く、長
期間の使用に耐え、止水箇所の〓間が広がつても
シールを維持し、取付けの作業性も良好な止水パ
ツキンを提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明の止水パツキンは、V字状に延びた2枚
で一対のリツプを有する止水用のリツプパツキン
と、V字状に延びた2枚で一対のリツプを有する
保持用のリツプパツキンと、水膨潤性を有する材
料から前記両リツプパツキンと別体のものとして
製造された実質的に四角形断面を呈する膨潤部材
と、前記止水用のリツプパツキン、膨潤部材およ
び保持用のリツプパツキンをその順に相対的に離
間しないように拘束するための拘束部材とからな
り、前記膨潤部材がその角部においてのみそれぞ
れ前記止水用および保持用のリツプパツキンのリ
ツプの平坦な内面に当接しうるように配置されて
いることを特徴とする。 なお特許請求の範囲にいうV字状とは、2枚の
リツプの根元部にU字状の切欠または平坦な部位
があるもの、もしくはリツプの先端が丸みをもつ
たものなどを含んでおり、2枚のリツプの内面が
たがいに概略V字状を呈しているものをすべて含
む概念である。 本発明における止水用のリツプパツキンは、そ
れが有するリツプが止水箇所の壁面に押圧される
ことによつてシールするものであり、前記膨潤部
は漏水を吸収することにより膨潤して、その体積
を増やすことにより前記リツプパツキンのリツプ
に外方へ撓める圧力をかけるものである。しかし
てリツプパツキンと膨潤部材との間は一定の間隔
に保たれていて、膨潤部材の膨潤圧力がリツプパ
ツキンに有効にかかるように配設されている必要
がある。そのため、膨潤部材の前記止水用のリツ
プパツキンと接していない側は、別に保持用のリ
ツプパツキンを用い、その保持用のリツプパツキ
ンと前記止水用のリツプパツキンとの間に膨潤部
材を配置している。そしてそれら3個の部材を拘
束するために、ボルト・ナツトやフランジなどを
拘束部材として用いる。前記保持用のパツキンは
膨潤部材の逃げ防止、すなわち膨潤圧力をうるこ
とができればよく、それは自体はシール機能を必
ずしも必要としないので、止水用のリツプパツキ
ンと同形状のものでもよいが、異なる形状のもの
であつてもよい。 なお前記止水用および保持用のリツプパツキン
は、それぞれ2枚のリツプを有するV字状のリツ
プパツキンが採用される。また膨潤部材は、前記
リツプパツキンのリツプを外方へ押し広げる方向
へ圧力をかけやすいように、リツプの平坦な内面
に当接する箇所に角部が形成される。しかして断
面形状が矩形となる。止水パツキン全体の形状と
しては、止水箇所の形状に合わせて、棒状のもの
あるいはエンドレスに連結されたものが適宜用い
られる。エンドレスに連結されたものの形状も、
円形のものや四角枠状のものなどのほか、自由に
変形された変形タイプのものも用いることができ
る。 [作用] 本発明では、通常の常態では止水用のリツプパ
ツキンが一般のリツプパツキンと同様の働きをし
て漏水を防止する。 本発明の止水パツキンを装着したのち、何らか
の原因で止水箇所の〓間が拡大したようなばあい
は、つぎのようにして自封水作用が奏される。す
なわち、拡大した〓間より水が漏れると膨潤部材
がその漏水を吸収して膨張し、体積を増加する。
膨潤部材は止水用および保持用のリツプパツキン
との相対位置が固定されており、しかもその角部
がリツプの平坦な内面に当接しているので、吸水
により生じた膨潤部材の膨張圧力は有効に前記両
リツプパツキンのリツプを外方へ撓めるように作
用する。たとえばV字状に延びた2枚のリツプ間
の角度が広がるように作用する。そのためリツプ
の先端は止水箇所の壁面に再び密着させられ、さ
らにリツプの内面で浸水圧力を受けるのでリツプ
はなお一層前記壁面への押圧力が強められて、シ
ール力を回復することとなる。このようにして本
発明では、漏水を自動的に防止することができ
る。 なお前記膨潤部材は、止水用のリツプパツキン
や保持用のパツキンに取り囲まれており、さらに
その常態で拘束されているため外部へ漏出するこ
とがなく、さらに膨張した膨潤部材自体によつて
も、シール作用が奏される。 以上のように本発明では、シール箇所の〓間が
広がつたときの二次止水が自動的に行われるの
で、そのたびに増し締めなどをする必要がなくな
る。 [実施例] つぎに本発明の実施例を説明する。 第1図は本発明の一実施例にかかわる止水パツ
キンAの斜視図、第2図は前記止水パツキンAの
取付状態説明図、第3図は第2図に示された止水
パツキンAの要部拡大断面図、第4図は膨潤部材
によるリツプ押圧作用の説明図、第5図は止水パ
ツキンを2本の管の接続部に用いた例を示す説明
図、第6図は止水パツキンを管の端末部に用いた
例を示す説明図、第7図は地下埋設ケーブル管に
用いた例を示す説明図、第8図は水圧機器に用い
た例を示す説明図、第9〜11図はリツプパツキ
ン1,2の各種断面形状を示す断面図である。 まず第1〜4図に基づき止水パツキンAを説明
する。第1図において、1は保持用リツプパツキ
ン、2は止水用のリツプパツキン、3はリング状
の膨潤部材である。前記膨潤部材3は2本のリツ
プパツキン1,2の間に挟まれており、それら三
つの部材は、締付板4,5を介して、締付けに必
要な数のボルト6・ナツト7で締めつけられてい
る。なお前記保持用のリツプパツキン1は止水用
のリツプパツキン2とは同形状である必要はない
が、本実施例では製作コストを低減する都合上、
同形上のリツプパツキンで構成されている。 かかる止水パツキンAの詳細は第3図に示され
ている。なお本図は第1図に示された止水パツキ
ンAのボルト6を挿通した部分の断面図として示
されている。前記リツプパツキン1,2はいずれ
もV字状に2枚のリツプ1a,2aが延びるV字
形のリツプパツキンである。それらのリツプパツ
キン1,2はいずれも弾性変形性に富む材料で作
ることが要求され、たとえば各種のゴムで作られ
る。用いられるゴムとしては、JIS K 6353「水
道用ゴム」1類Aに適合していることが好まし
く、たとえば天然ゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、ウレタン、サーモプラス
チツクエラストマー、CSM、エチレン−プロピ
レン−ターポリマーなどが好適である。 前記リツプ1a,2aはリツプパツキン1,2
の内周および外周の縁部に連続して形成されてい
るが、その断面形状は先端側では弾性変形性がよ
く、根元側ではある程度の剛直性を有するよう鋭
角三角形状とするのが好ましい。なおその外周面
および内周面は直線状でもよく、ある程度湾曲し
た曲線状であつてもよい。さらにリツプ1a,2
aの先端は鋭角的な形状でもよいが、丸くても平
坦な形状であつてもよい。リツプ1a,2aの大
きさは充分な圧接力を壁面に及ぼすことができ、
かつ壁面に充分密着しうる大きさであればよく、
リツプの材質や適用箇所によつて適宜選択され
る。 前記膨潤剤3は、リツプパツキン1,2のリツ
プ1a,2aにそれぞれ当接する角部3aを有す
るよう断面が実質的に矩形に形成され、4カ所の
角部3aを有するものが採用されている。それぞ
れの角部3aを形成する2辺の交差角度(θ1)は
リツプパツキン2の2枚のリツプ2aの開き角度
(θ2)よりも大きいことが好ましい。なお膨潤部
材3の外周側と内周側には、リブ11,12が形
成されているが、このリブ11,12は設けても
設けなくてもよく、その断面形状も図示されてい
る半円形に限定されず、角状のものなども採用し
うる。かかる膨潤部材3の材料としては、吸水性
樹脂と他の合成樹脂やゴムとの混合物、あるいは
吸収ウレタンやその他の吸収膨張材料が用いられ
る。 前記高吸水性樹脂としては、たとえばビニルア
ルコール−アクリル酸塩共重合体、アクリル酸−
アクリル酸エステル共重合体、ポリアクリロニト
リル系ケン化物、でんぷん−アクリロニトリルグ
ラフト共重合体、でんぷん−アクリル酸共重合体
またはイソプチレン−無水マレイン酸共重合体な
どが具体例としてあげられるが、これらに限定さ
れるものではない。前記高吸水性樹脂は単独で用
いてもよく、2種以上混合して用いてもよいが、
ビニルアルコール−アクリル酸塩共重合体、アク
リル酸−アクリル酸エステル共重合体、イソブチ
レン−無水マレイン酸共重合体などを単独または
併用して用いると、乾燥、吸水の繰り返し使用に
も高吸水性を持続するなどの点で好ましい。 混合する他の合成樹脂やゴムとしては、たとえ
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、ステレン−ブタジエンゴム、天然ゴム、ブタ
ジエンゴム、サーモプラスチツクエラストマー、
CSM、エチレン−プロピレン−ターポリマー
EPTその他の合成ゴムなどがあげられる。他の
合成樹脂やゴムは、高吸水性樹脂の体積膨張能を
大きく損なわない程度、たとえば膨潤部材3の体
積膨張倍率が約2倍以上になるような量に抑えな
ければならない。配合割合は他の合成樹脂やゴム
100部(重量部、以下同様)に対して高吸水性樹
脂10〜300部、好ましくは20〜150部である。 膨潤部材3はその四隅の角部3aがリツプ1
a,2aの平坦な内面に接するように配置され
る。そのようにすることにより、装着時にV字状
に延びるリツプ1a,2aがそれぞれ外方に押し
広げられ、止水箇所の両壁面に密着するようにな
る。また膨潤部材3が漏水を吸収して膨張すると
き、前記角部3aがリツプ1a,2aの先端より
やや根元側に集中して圧力を加え、リツプ1a,
2aの先端部分を効果的に壁面に押しつける動き
を奏する。リツプ2aの開き角度(θ2)は角部3
aの角度(θ1)より小さいので、それにより膨潤
部材3が膨張するときに、リツプ2aが外方へ広
げられる余裕が大きくなる。なおそのような押圧
力を効果的に発揮させるため、膨潤部材3は30〜
80Hsの硬度のもの、とくに40〜60Hsの硬度のも
のが用いられる。 膨潤部材3の膨潤圧力を充分にうるには、膨潤
部材3が水を吸収して膨張し、2本のリツプパツ
キン1,2の間の空間を完全に満たした時点にお
いても、まだ吸水能を有するだけの体積をもつて
いることが必要とされる。好ましい体積は膨潤部
材3の最大膨張倍率によつて異なるが、最大に膨
張したときの体積が2本のリツプパツキン1,2
間の空間より大きいことが必要であり、好ましく
は2〜15倍である。なお前記リツプパツキン1,
2および膨潤部材3には円周方向の数カ所に挿通
孔が穿孔せられ、ボルト6が挿通されている。こ
のボルト6の一端には締付板5が溶接その他の手
段で取りつけられており、他端には締付板4を介
してナツト7を螺合しうるようになつている。し
かして前記ボルト6にナツト7を締めつけること
により、リツプパツキン1,2と膨潤部材3から
なる止水パツキンAが一体に組み立てられる。ま
たナツト7の締め加減により、膨潤部材3の角部
3aで各リツプ1a,2aの開き角度(θ2)を調
整し、止水パツキンAを挿入すべき壁面間の間隔
に合せて、パツキン幅を調整することができる。 つぎに本実施例の止水パツキンAの使用例を第
2〜4図に基づき説明する。第2図には水道鋼管
において、老朽化した既設管P1とその管内に挿
入された新管P2とが示されている。新管P2は既
設管P1の孔などがあいた破損部分13から漏水
するのを防止するために設けられたものである。
かかる使用例においては、止水パツキンAは新管
P2の両端において、新管P2の外周と既設管P1の
内周との間に装着される。 具体的な装着作業としては、締付板5、ボルト
6にリツプパツキン2および膨潤部材3を挿入
し、その状態で既設管P1と新管P2との間の〓間
に挿入する。ついでリツプパツキン1、締付板4
の順でボルト6に通し、ナツト7を締めつけるこ
とで行ないうる。かかる作業を新管P2の両端で
行なえば第2図に示されるように止水パツキンA
の装着が完了する。なお2個の止水パツキンAと
既設管P1および新管P2で囲まれる空間内には必
要に応じてモルタルなどが詰めこまれる。 第3図にはそのようにして装着された止水パツ
キンAの断面が拡大して示されている。リツプパ
ツキン1,2の各リツプ1a,2aはナツト7を
適当に締め付けることにより、かなりの硬度を有
する膨潤部材3の角部3aに押しつけられ、その
先端部が既設管P1の内周および新管P2の外周に
圧接される。そのようなナツト7の締め付けによ
るリツプ1a,2aの広がりはリツプパツキン
1,2がゴム製であるため、かなり自由に行わ
れ、既設管P1と新管P2との間〓dが多少大きく
ても小さくても同じ止水パツキンAでシールする
ことができる。たとえば既設間P1の内径が900
mm、新管P2の外径が800mmで口径差が100mmのば
あい、幅(w)が35mm、長さ(1)が50mm、2枚のリ
ツプ2aの開き角度(θ)が35度のリツプパツキ
ン1,2からなる止水パツキンで35〜50mmの範囲
の〓間dをシールすることができる。なおそのば
あい締付板4,5の幅を35mmよりわずかに小さく
しておけばよい。 さらにリツプ1a,2aはそれ自体適度の弾性
を有しており、さらに前記膨潤部材3の膨張作用
が加わると、新間P2の外周、とくに既接管P1の
内周が凸凹であつたり、多少の変形が生じていて
も、それになじんで変形するので、シール性を良
好にすることができる。たとえば口径差100mmの
ばあい±8mmまでの変形をカバーすることができ
る。 以上のようにして止水パツキンAを装着する
と、既設管P1と新管P2との間で止水が可能とな
る。つぎに既設管P1に外力が加わつて、撓みあ
るいは変形が生じたり、種々の原因によつて〓間
dが広がつたばあいを第4図を基づいて説明す
る。なお、本図には、理解しやすくするためボル
ト6を通していない断面が示されている。前記の
ごとく〓間dが広がつたばあい、漏水がリツプ1
aをこえてリツプパツキン1,2間の空間に侵入
する。その水は膨潤部材3によつて吸水され、吸
水量に応じて膨潤部材3が膨張する。膨潤部材3
が膨張すると、角部3aがそれぞれ矢印方向に膨
張しながら、リツプ1a,2aの先端よりやや根
元側の部位を、リツプ1a,2aの内面に対しほ
ぼ直角に押圧する。そのようにリツプ1a,2a
を撓めるべき方向に沿つて押圧力が働くので、リ
ツプ1a,2aの拡大が漏水に対し敏感に行われ
るという利点がある。ともあれそのようにして押
圧力を受けるとリツプ1a,2aはその先端部分
の外周面がある幅をもつて既設管P1の内周と新
管P2の外周に密着させられるので、水漏れはま
つたく生じなくなる。とくにリツプパツキン2は
内部流体が高圧であればあるほどその高圧をリツ
プ2aの内面で受けて外方に強く撓められ、強固
にシールする自封水作用を奏するので、シール機
能は非常に高いものがある。なおこのようにリツ
プ1a,2aが押しつけられるまでに侵入する水
は、すべて膨潤部材3に吸収され、しかも膨潤部
材3がリブ11,12を有する構成では、リブ1
1,12の膨張によつても既設管P1の内周と新
管P2の外周間は閉塞されるので、リツプ1a,
2aが壁面に強く押しつけられるまでの間にあつ
ても水漏れは生じない。リツプ1a,2aが壁面
に押しつけられた後にも膨潤部材3はまだかなり
の吸水能(すなわち体積膨張能)を有するだけの
体積が持たせられているので、たとえ水圧が上昇
し、さらに水が浸入してきても膨潤部材3がその
水を吸収し、膨張圧力がさらに高まるので、それ
により水漏れが防止される。 本実施例の止水パツキンAは、その直径を変え
ることにより種々の直径のパイプの接続部に装着
することができる。たとえば好適に使用できる外
管(既設管)と内管(新管)と内径および外径は
次表(第1表)のとおりであるが、これに限ら
ず、より小さいパイプ、またはより大きいパイプ
にも適用することができる。
【表】 本実施例の止水パツキンAの止水試験を第2図
に示す使用態様についてつぎの条件では試験し
た。外管(既設管P1)の内径1000mm、内管(新
管P2)の外径900mm、リツプパツキン1,2の締
付板4,5側の幅300mm、膨潤部材3の脱面の幅
40×25mm、締付板4,5側の内面間の長さ120mm、
リツプパツキン1,2の材料が硬度65Hsのスチ
レン−ブタジエンゴム、膨潤部材3の材料が膨潤
率+1000のゴム。外管P1が鋳鉄管で内面は機械
仕上げなし。以上の条件で外管P1の内部に1
Kg/cm2の水圧を30分間かけたが、その間に水漏れ
はまつたく生じなかつた。ついで水圧を5Kg/cm2
に上げ、30分間維持し、さらに10Kg/cm2で30分
間、20Kg/cm2で1時間維持したが、いずれも水漏
れはまつたく生じなかつた。 つぎに第5〜8図に基づき本発明の止水パツキ
ンの他の使用例を説明する。第5図には管P3と
管P4とがネジ締結された図が示されている。管
P4にはフランジF1が形成されており、ボルト・
ナツトB1により押えリングR1が取りつけられて
いる。止水パツキンA1はフランジF1と押えリン
グR1の間に納められており、押えリングR1によ
つて固定されている。かかる使用例にあつては、
止水パツキンA1に締付板4,5、ボルト6およ
びナツト7は必要としない。管P3と管P4の締結
部であるネジ部S1からの漏水は前記止水パツキン
A1によつて止水される。 第6図には管P5の端部が示されている。管P5
のフランジF2には盲蓋F3がボルト・ナツトB2で
取りつけており、フランジF2と盲蓋F3との間に
止水パツキンA2が配設されている。この使用例
においても止水パツキンA2は盲蓋F3の押圧力で
固定され、管P5内からの漏水を止水する。 第7図には1本の通信ケーブルC1が挿通され
ている地下埋設ケーブル管P6が示されている。
止水パツキンA3は外部からの浸水を防止するた
めに前記地下埋設ケーブル管P6の端部に取りつ
けられる。この使用例における止水パツキンA3
は取りつけをやりやすくするため、半円形に二分
したものなども用いられる。 第8図には、水圧機器の代表例として水圧シリ
ンダが示されている。R2はシリンダロツド、H1
はシリンダヘツド、C2はシリンダカバーである。
止水パツキンA4はシリンダヘツドH1とシリンダ
カバーC2との間に納められ、シリンダカバーC2
で固定されている。この使用例では取水パツキン
A4はシリンダヘツドH1とシリンダロツドR2との
間の〓間からの漏水を防止する。 以上に図面を参照しながら本発明の止水パツキ
ンの各種使用例を説明したが、本発明の使用例と
してはこれに限ることなく土木建築関係のトンネ
ルセグメントのジヨイントなどにも使用すること
ができる。さらに本発明の止水パツキンはリング
状にして用いるものに限らず、リニアーな形態で
も使用することができる。そのような使用例とし
ては地下埋設共同溝のケーソン間のシールなどが
ある。 前記実施例において、リツプパツキン1,2の
断面形状はいずれもVブロツク状であるが、これ
に限ることなく、つぎのような形状のものも採用
することができる。たとえば第9図に示されたリ
ツプパツキン1,2では2枚のリツプ1a,2a
の間の根元部にU字形の切り欠き1b,2bが形
成されている。かかる切り欠き1b,2bを有す
るときは、リツプ1a,2aの外側への湾曲がや
りやすいという利点がある。第10図に示された
リツプパツキン1,2では、リツプ1a,2aの
先端が丸みをもつた形状となつている。かかる形
状ではリツプ1a,2aの先端がめくれにくくな
るので管内への挿入がやりやすいという利点があ
る。なおリツプ1a,2aの先端が平坦に形成さ
れていても、同様の利点が奏される。第11図に
示されたリツプパツキン1,2ではリツプ1a,
2aの根元部分が平坦部1c,2cで連結されて
いる。かかる形状はリツプパツキン1,2の幅
(W)が広いばあいに採用される。なおリツプパ
ツキン1とリツプパツキン2は同一形状のものを
用いなくてもよいこと勿論である。 また膨潤部材3は各リツプ1a,2aに接する
角部3aを有している必要があるため、矩形断面
のものが用いられるが、必ずしもリブ11,12
を備えていなくてもよい。しかしリブ11,12
を備えていれば、それの膨潤によつても、止水し
うるので止水能力や吸水能を向上させるためには
好ましい。 以上に本発明の実施例を説明したが、本発明は
それらのみに限られず本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変更例を採用することができる。 [発明の効果] 本発明の止水パツキンでは、リツプパツキンの
リツプでシールするが、リツプは弾性に富むので
シール箇所の〓間に合わせて装着することがで
き、シール可能な〓間の範囲が広い。また〓間が
後から広くなつたばあいにも、漏水を吸水するこ
とによる膨潤部材の膨張圧力でリツプが止水箇所
の壁面に押しつけられるので、〓間が広くなる以
前と同様にシール性を保持することができる。さ
らに浸水が高圧のばあいはその高い圧力でリツプ
を止水箇所の壁面に押しつけるので高圧水に対し
てもシール性が高く、少量の漏水から高圧の浸水
まで広い範囲で確実に止水することができる。ま
た止水作用はリツプで行うので、耐久性が高く、
長時間の使用に耐える。さらに取付作業が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかわる止水パツ
キンAの斜視図、第2図は前記止水パツキンAの
取付状態説明図、第3図は第2図に示された止水
パツキンAの要部断面拡大図、第4図は膨潤部材
によるリツプ押圧作用の説明図、第5図は止水パ
ツキンを2本の管の接続部に用いた例を示す説明
図、第6図は止水パツキンを管の端末部に用いた
例を示す説明図、第7図は地下埋設ケーブル管に
用いた例を示す説明図、第8図は水圧機器に用い
た例を示す説明図、第9〜11図はリツプパツキ
ン1,2の各種断面形状を示す断面図、第12図
は従来の止水パツキンZの断面図である。 (図面の主要符号、1:保持用のリツプパツキ
ン、1a:リツプパツキン1のリツプ、2:止水
用のリツプパツキン、2a:リツプパツキン2の
リツプ、3:膨潤部材、4,5:締付板、6:ボ
ルト、7:ナツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 V字状に延びた2枚で一対のリツプを有する
    止水用のリツプパツキンと、V字状に延びた2枚
    で一対のリツプを有する保持用のリツプパツキン
    と、水膨潤性を有する材料から前記両リツプパツ
    キンと別体のものとして製造された、実質的に四
    角形断面を呈する膨潤部材と、前記止水用のリツ
    プパツキン、膨潤部材および保持用のリツプパツ
    キンをその順に相対的に離間しないように拘束す
    るための拘束部材とからなり、前記膨潤部材がそ
    の角部においてのみそれぞれ前記止水用および保
    持用のリツプパツキンのリツプの平坦な内面に当
    接しうるように配置されてなる止水パツキン。 2 前記止水用のリツプパツキン、膨潤部材、お
    よび保持用のリツプパツキンが、その順で2枚の
    締付板の間に挟まれ、ボルト・ナツトで締めつけ
    うるようにしてなる特許請求の範囲第1項記載の
    止水パツキン。 3 前記止水パツキンが、エンドレスに連結さて
    なる特許請求の範囲第1項記載の止水パツキン。
JP61052899A 1986-03-10 1986-03-10 止水パッキン Granted JPS62209296A (ja)

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