JPH047316A - 有機強磁性前駆体とその製造方法並びに有機強磁性体の製造方法 - Google Patents

有機強磁性前駆体とその製造方法並びに有機強磁性体の製造方法

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JPH047316A
JPH047316A JP11150790A JP11150790A JPH047316A JP H047316 A JPH047316 A JP H047316A JP 11150790 A JP11150790 A JP 11150790A JP 11150790 A JP11150790 A JP 11150790A JP H047316 A JPH047316 A JP H047316A
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JP
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organic ferromagnetic
organic
precursor
reaction
polymer
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JP11150790A
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English (en)
Inventor
Hiroya Kakegawa
宏弥 掛川
Sugiro Otani
大谷 杉郎
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Gunma University NUC
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Gunma University NUC
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、磁気記録材料や光磁気効果を利用した素子材
料、磁性トナー材料等と【7て使用できると共に、成形
性及び軽量性を有する有機強磁性前駆体とその製造方法
並びに有機強磁性体の製造方法に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]近年、無
機磁性材料に代えて、加工性等の点で優れる有機磁性材
料が種々報告されている。例えば、1.4−ビス(2,
2’ 、6.6’  −テトラメチル−1,オキシル)
ブタインを加熱又は紫外線照射すると、強磁性を示す黒
色粉末状ポリマーが得られること(Nature、 3
26.370 (1987) ) 、ポリカルベンが強
磁性を示すこと(日本化学会誌、1987、 No、4
.595 )や、1,3.5−1−リアミノベンゼンを
ヨウ素を用いて重合した黒色不溶性ポリマーが強磁性を
示すこと(Synth、 Metal、 19゜709
 (1987))が報告されている。しかしなから、こ
れらの有機磁性材料は、反応が複雑であるため、合成が
困難であり、再現性に乏しい。
一方、日本化学会第57秋季年会講演予稿集1988.
881−683頁には、ピレンと、ベンズアルデヒド等
とを酸性触媒の存在下て縮合反応させ、トリアリールメ
タン構造を有する初期縮合物やトリアリールメタン型ポ
リマーを得た後、ベンゾキノン等の光増感剤を添加し、
紫外線を照射すると、磁性が発現することが開示されて
いる。この方法は、光増感剤による光励起と、トリアリ
ールメタン構造単位のメチン炭素部位の水素原子を引抜
いて、ラジカルを生成させる水素引抜き反応とを利用し
ているものの、生成したラジカルが、遊離のキノン類で
攻撃されるので、光増感剤と生成するラジカル濃度との
間には平衡関係が成立し、平衡濃度以上にラジカルを生
成させるのが困難である。またベンゾキノンを光増感剤
として用いた場合には、ベンゾキノンの励起波長域と、
メチン炭素部位に生成したラジカルの吸収波長領域とが
重複するのて、ラジカルの生成と消失との競争反応が起
こる。
さらには、光化学反応による脱水素反応は複雑な反応過
程を経るたけてなく副反応とを伴う。従って、従来の方
法では、メチン炭素部位のラジカル濃度を高め、かつ安
定に存在させることか困難である。
本発明の目的は、安定かつ高濃度のラジカルを効率よく
生成させることができる有機強磁性前駆体を提供するこ
とにある。
また本発明の他の目的は、上記の如き特性を有する有機
強磁性前駆体を容易に製造できる有機強磁性前駆体の製
造方法を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、光化学反応によることなく
、上記有機強磁性前駆体から、ラジカル濃度が高く、強
磁性を発現する有機強磁性体を容易かつ再現性よく製造
できる有機強磁性体の製造方法を提供することにある。
[発明の構成] 本発明者は、鋭意研究の結果、(a)メチン炭素を選択
性にハロゲン化し、該ハロゲン原子を、光化学反応によ
らず、化学反応により引抜くことにより、メチン炭素部
位のラジカル濃度が増大すること、(b)低分子化合物
を除去することにより、ラジカル濃度が高く、長期に亘
り強い磁性が発現する有機強磁性体が得られることを見
いだし、本発明を完成した。すなわち、本発明は、トリ
アリールメタン構造を有するポリマーのメチン炭素にハ
ロゲン原子が結合している有機強磁性前駆体により、上
記課題を解決するものである。
また本発明は、置換基を有していてもよい芳香族化合物
と、少なくとも1個のホルミル基を有する芳香族アルデ
ヒド化合物とを、酸触媒の存在下で反応させ、(A)生
成物から、4量体以下の低分子化合物を除去した後、メ
チン炭素に結合した水素原子をハロゲン原子で置換する
か、または(B)生成物のメチン炭素に結合した水素原
子をノ10ゲン原子で置換した後、4量体以下の低分子
化合物を除去する有機強磁性前駆体の製造方法により、
上記課題を解決するものである。
さらに本発明は、上記の方法により得られた有機強磁性
前駆体を、金属と反応させ、メチン炭素部位にラジカル
を生成させる有機強磁性体の製造方法により、上記課題
を解決するものである。
本発明の有機強磁性前駆体は、下記一般式[1]で表さ
れる構造単位を含んでいる。
(式中、A r 1 は置換基で置換されていてもよい
二価の芳香族基、Ar2は置換基で置換されていてもよ
い一価の芳香族基を示し、Xはハロケン原子を示す。n
は5以上の整数を示す) すなわち、本発明の有機強磁性前駆体は、芳香族化合物
が、ハロゲン化されたメチン結合により架橋した構造単
位を含んでいる。上記一般式[11で表される構造単位
の割合は、有機強磁性前駆体中25〜100%、好まし
くは50%以上である。
上記一般式[1]で表される構造単位において芳香族基
A r 1 とA r 2は同−又は異なっていてもよ
い。
上記芳香族基Ar+及びA r 2を構成する芳香族化
合物としては、ベンゼン、ナフタレン、アズレン、イン
ダセン、アセナフチレン、アントラセン、フェナントレ
ン、トリフェニレン、ピレン、クリセン、ナフタセン、
ベンゾフェナントレン、ペリレン、ベンゾピレン、ヘキ
サセン、ヘプタセン等の単環又は縮合多環式炭化水素、
イソキノリン、キノリン、カルバゾール、アクリジン、
フェナジン等のように窒素原子、硫黄原子や酸素原子な
どをヘテロ原子として含むヘテロ環を有する芳香族炭化
水素等が例示される。
また芳香族基Arl及びAr2の置換基としては、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の低級アルキル基;ヒ
ドロキシ基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
基等の炭素数1〜6の低級アルコキシ基;ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ基等の炭素数1
〜6のアルキル基を有するジアルキルアミノ基;カルボ
キシ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル基等
の低級アルコキシカルボニル基等が例示される。これら
の置換基は、芳香族基の種類に応じて1個以上置換でき
る。これらの置換基のうち電子供与性基、例えば低級ア
ルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基等が好まし
い。該電子供与性基は、メチン基と結合した芳香族基の
部位から数えて少なくとも2の位置に置換しているのが
好ましい。
ハロゲン原子Xには、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素原
子が含まれる。ハロゲン原子のうち、塩素原子又は臭素
原子が好ましい。
有機強磁性前駆体において、上記一般式[1]で表され
る構造単位の繰返し単位nは5以上である。nが4以下
である場合には、モビリティの大きな低分子化合物によ
り、生成したラジカルの安定性が損われる。有機強磁性
前駆体は、可溶可融の範囲で分子量が大きい程好ましい
。好ましい繰返し単位nは、5〜100程度である。ま
た有機強磁性前駆体の数平均分子量は、一般式[I]て
表される構造単位により異なるので一義的に決定できな
いが、ゲルパーミェーションクロマトグラフィーによる
ポリスチレン換算で、700以上、好ましくは1000
〜20000程度である。なお、n−5〜10程度の有
機強磁性前駆体は、初期縮合物であるB−ステージのポ
リマーとなる。
このB−ステージのポリマーは、通常軟化点30〜12
0℃程度を示す。
本発明の有機強磁性前駆体は、次のようにして製造でき
る。
すなわち、置換基を有していてもよい芳香族化合物と、
少なくとも1個のホルミル基を有する芳香族アルデヒド
化合物とを、酸触媒の存在下で反応させ、トリアリール
メタン構造を有する生成物を得る縮合工程と、生成物の
うち4量体以下の低分子化合物を除去する除去工程と、
メチン炭素に結合した水素原子をハロゲン原子に置換す
るハロゲン化工程とを経ることにより有機強磁性前駆体
が得られる。なお、上記除去工程とハロゲン化工程とは
いずれの順序で行なってもよい。すなわち、トリアリー
ルメタン構造を有する生成物を、(A)除去工程に供し
た後、ハロゲン化工程に供してもよく、(B)ハロゲン
化工程に供し、次いて除去工程に供してもよい。
置換基を有していてもよい芳香族化合物と、芳香族アル
デヒド化合物との縮合反応およびその後のハロゲン化に
ついて、単環式芳香族化合物を用いた場合を例にとって
説明すると、縮合反応及びハロゲン化反応は、下記の反
応式で表される。
(式中、R1及びR2は、それぞれ同−又は異なる置換
基を示し、J及びmは0〜3の整数を示す。
nは前記に同じ−) 上記置換基としては、例えば、ヒドロキシ基、炭素数1
〜6の低級アルコキシ基、炭素数1〜6の低級アルキル
基、炭素数1〜6の低級アルキル基を有するジアルキル
アミノ基などが例示できる。
置換基を有していてもよい芳香族化合物としては、例え
ば、前記芳香族基Arl及びA r 2を構成する芳香
族化合物、フェノール、レゾルシノール、ヒドロキノン
、ピロガロール、クレゾール、メトキシベンゼン、エト
キシベンゼン、m−ジメトキシベンゼン、m−ジェトキ
シベンゼン、4−メトキシフェノール、4−ヒドロキシ
−2,6ジメチルフエノール、ナフトール等の単環又は
縮合多環式炭化水素が例示される。これらの芳香族化合
物は少なくとも一種使用できる。
少なくとも1個のホルミル基を有する芳香族アルデヒド
化合物は、前記と同様の置換基やアルキルアミノ基を有
していてもよい。このような芳香族アルデヒド化合物と
しては、例えば、ベンズアルデヒド、テレフタルアルデ
ヒド、イソフタルアルデヒド、p−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、サリチルアルデヒド、p−メトキシベンズア
ルデヒド、2.5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、2
5−ジメトキシベンズアルデヒド、p−N、Nジメチル
アミノベンズアルデヒド、ピレンアルデヒド、ベンズア
ルデヒドジメチルアセタール等が例示される。これらの
芳香族アルデヒド化合物は少なくとも一種使用できる。
なお、ヒドロキシ基及びホルミル基を有する芳香族アル
デヒド化合物、例えば、p−ヒドロキンベンズアルデヒ
ド、サリチルアルデヒドを用いる場合には、自己縮合性
を有するので、前記置換基を有していてもよい芳香族化
合物は、必ずしも必要ではない。
芳香族アルデヒド化合物は、置換基を有していてもよい
芳香族化合物1モルに対して、通常、0゜5〜2.5モ
ル、好ましくは1〜2モル程度使用される。
縮合反応は酸性触媒の存在下で行なう。酸性触媒として
は、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等の鉱酸、p−1−ルエ
ンスルホン酸、フルオロメタンスルホン酸等の有機酸等
が例示される。酸性触媒の量は、その種類と、出発原料
の反応性により大きく異なるが、通常、芳香族化合物と
芳香族アルデヒド化合物との総量に対して、通常、0.
01〜10重量%程度である。なお、電子供与性基を有
する出発原料を用いると、酸性触媒量が少なくて済む。
より具体的には、m−ジメトキシベンゼンとベンズアル
デヒドとを縮合させる場合には、p−トルエンスルホン
酸の添加量は、1〜7重量%程度が好ましい。
縮合反応は、空気中、好ましくは窒素、ヘリウム等の不
活性ガス雰囲気中で行なわれる。縮合反応は、有機溶媒
の存在下で行なってもよいが、通常、溶媒の不存在下、
室温〜200℃、好ましくは100〜150℃程度の温
度で10分〜12時間程度、好ましくは30分〜6時間
程度行なうことができる。
反応時間を短時間、例えば10分〜1時間程度とすると
、B−ステージの初期縮合物を得ることができる。
またハロゲン化工程では、縮合工程で得られた反応生成
物または除去工程で低分子化合物が除去された生成物を
直接的又は間接的にハロゲン化する。このハロゲン化工
程においては、トリアリールメタン構造を有するので、
メチン炭素部位の水素原子がハロゲン原子で選択的に置
換され、前記一般式[I−1]で表される構造単位を有
するポリマーが生成する。なお、メチン炭素部位の水素
原子がハロゲン原子で置換される限り、上記一般式[I
V]で表される構造単位の芳香族基にノ10ゲンが置換
してもよい。ハロゲン化剤は、ハロゲン化が直接的であ
るか間接的であるかによって適宜選択できる。
ハロゲン化を直接的に行なう場合には、ハロゲン化剤と
して、例えば、五塩化リン、五臭化リンなどの五ハロゲ
ン化リン、N−クロロスクシンイミド、N−ブロモスク
シンイミドなどのN−ハロゲノスクシンイミド、塩化ア
セチルなどが使用できる。
ハロゲン化反応は、加熱下、光照射下、またはラジカル
発生剤の存在下で行なうことができ、上記ラジカル発生
剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、クメ
ンヒドロパーオキサイド、過酸化ラウロイルなどが例示
される。上記ハロゲン化剤は、前記一般式[IV]で表
される構造単位1モル当り、0.1〜2モル、好ましく
は0.3〜1.2モル程度使用される。ハロゲン化反応
は、通常、反応に悪影響を及ぼさない有機溶媒の存在下
で、適宜の温度、例えば還流下で1〜20時間程度行な
うことかできる。有機溶媒としては、酢酸等の有機酸、
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類
、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロ
ベンゼンなどの/\ロゲン化炭化水素類、アセトン、メ
チルエチルケトンなどのケトン類、酢酸メチル、酢酸エ
チルなどのエステル類、エチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフランなどのエーテル類やこれらの混合溶
媒が例示される。
また間接的ハロゲン化反応は、例えば、メチン炭素の水
素原子をヒドロキシ基で置換した後、ヒドロキシ基をハ
ロゲン原子で置換する方法が例示される。メチン炭素へ
のヒドロキシ基の導入は、慣用の酸化剤を用いて行なう
ことができる。酸化剤としては、例えば、酸化鉛、次亜
塩素酸クロム、重クロム酸、塩酸などが例示される。上
記酸化剤は、前記一般式[IV]で表される構造単位1
モルに対して、1〜3モル、好ましくは1.5〜2゜5
モル程度使用される。反応は、前記と同様の有機溶媒の
存在下、室温〜50℃程度の温度で行なうことができ、
該反応は、通常1〜24時間程度で完了する。
ヒドロキシ基をハロゲン原子で置換する方法は、前記直
接的ハロゲン化反応と同様に行なうことができる。
なお、直接的ハロゲン化反応と、間接的ノ\ロゲン化反
応のうちヒドロキシ基をノ10ゲン原子で置換する反応
において、芳香族基に置換したフェノール性水酸基はハ
ロゲン原子で置換され易い。従って、前記一般式[IV
]て表される構造単位において、芳香族基がフェノール
性水酸基を有している場合には、該フェノール性水酸基
を、例えば、アルコキシ基として保護しておいてもよい
除去工程では、4量体以下の低分子化合物を除去しうる
種々の除去手段が採用できる。4量体以下の低分子化合
物を除去することにより、有機強磁性体のラジカル、す
なわちメチン炭素部位に生成したラジカルの消失を抑制
でき、ラジカルを長期に亘り安定に存在させることがで
きる。該除去手段としては、慣用の方法、例えば、溶剤
分別法、吸着法、モレキュラーシーブ、液体クロマトグ
ラフィー ゲル濾過クロマトグラフィー カラムクロマ
トグラフィーなとか例示できる。
溶媒分別法で使用される良溶媒及び貧溶媒は、生成物の
溶解性に応じて選択できる。良溶媒は、前記縮合工程で
使用される有機溶媒の中から適宜選択できる。より具体
的には、出発原料かピレン及びベンズアルデヒドである
場合には、良溶媒占してジクロロメタン、クロロホルム
などのハロゲン化炭化水素類が使用でき、出発原料がm
−ジメトキシベンゼン及びベンズアルデヒドである場合
には、良溶媒としてジクロロメタンなどのハロゲン化炭
化水素類、テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセ
トンなどのケトン類などが使用できる。また貧溶媒とし
ては、例えば、ヘキサン、オクタンなどの脂肪族炭化水
素類、シクロヘキサンなど゛の脂環族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、プロパツール、イソプロパツール
、シクロヘキシルアルコールなどのアルコール類などや
これらの混合溶媒が例示される。
吸着法で使用される吸着剤としては、例えば、シリカゲ
ル、粘土、アルミナ、活性炭、ゼオライト、合成ゼオラ
イトなとが例示される。またモレキュラーシーブとして
は、低分子化合物の除去に適した細孔径を有するゼオラ
イトや合成ゼオライトが例示できる。
またカラムクロマトグラフィーによる低分子化合物の除
去は、慣用の方法、例えば、生成物の有機溶媒溶液を、
吸着剤などを充填したカラムに通じて溶出させる方法二
カラムに充填した吸着剤などに生成物を担持させた後、
貧溶媒で低分子量成分を溶出し、次いで良溶媒で高分子
量成分を溶出させる方法などにより行なうことができる
上記除去手段のうち、カラムクロマトグラフィーが好ま
しい。
上記のようにして得られた前記一般式[1]で表される
有機強磁性前駆体を金属による脱ハロゲン化工程に供す
ることにより、有機強磁性体が得られる。この脱ハロゲ
ン化工程は、通常、生成したラジカルに対して不活性な
有機溶媒の存在下で行なわれ、メチン炭素部位に結合し
たハロケン原子が脱離し、メチン炭素部位にラジカルが
生成する。
上記金属としては、ハロゲンとの反応性が大きく、しか
も生成したラジカルとの反応性が小さな金属が使用され
る。このような金属としては、アルカリ金属を除く金属
、例えば、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム
、バリウム、銅、銀、金、亜鉛、カドミウム、水銀、ア
ルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウムなどが例
示される。
これらの金属のうち、有機溶媒に対する溶解度が小さな
ハロゲン化金属を生成する金属、例えば、マグネシウム
、銀、亜鉛、タリウムが好ましい。
これらの金属は、一種又は二種以上使用できる。
これらの金属は、粉末状で使用される。金属は、表面積
が大きな微粉末状であるのが好ましい。
不活性溶媒としては、例えば、前記芳香族炭化水素類、
エーテル類なとか例示される。上記金属と前記一般式[
1]で表される構造単位を有する有機強磁性前駆体との
反応は、適宜の温度、例えば、還流しながら1〜10時
間程度撹拌することにより行なうことができる。
上記脱ハロゲン化反応の後、金属は必要に応して濾別さ
れる。また脱ハロゲン化反応の後、ラジカルに対して不
活性な貧溶媒中に注入することにより、粉末状や顆粒状
等の有機強磁性体を得てもよい。
有機強磁性前駆体や有機強磁性体は、熱可塑性又は熱硬
化性を示すので、成形品、フィルムや繊維等に容易に成
形加工することができると共に、有機溶媒溶液として使
用することにより、容易に薄膜を形成できる。また磁場
を作用させた状態で成形加工すると、磁性が大きくなる
なお、脱ハロゲン化反応により生成するラジカルは、少
なくともメチン炭素部位に存在すればよく、前記一般式
[1]で表される構造単位のうち共鳴構造を採りうる部
位がラジカル化していてもよい。メチン炭素部位や共鳴
構造を採りうる部位にラジカルを生成しても、有機強磁
性体は、トリアリールメタン構造を有しているので、ラ
ジカルは安定に存在する。従って、安定なラジカルに起
因して、磁性が長期に亘り発現する。
有機強磁性体は、磁性を発現させる上で必要な範囲で適
宜のラジカル濃度を有していればよく、ラジカル濃度は
、通常、1017/g以上、好ましくは101”/g以
上である。有機強磁性体のラジカルは、ESRで確認で
きる。
なお、有機強磁性体は、鉄、コバルト、ニッケル等の金
属と複合化していてもよい。
有機強磁性体の磁性は、次のようにして確認することが
できる。簡便な方法としては、有機強磁性体を粉砕し、
水を注入したシャーレの下部に磁石を配すると共に、水
面上に樹脂粉末を浮べ、放置する方法が挙げられる。こ
の方法では、水面上の樹脂粉末が、磁石のうち磁束密度
の大きな部位に移動し、磁石の周囲に集合する。また他
の方法としては、磁化特性測定機を用いて、有機強磁性
体の磁気特性を測定できる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の有機強磁性前駆体は、安定かつ
高濃度のラジカルを効率よく生成させることができる。
また本発明の有機強磁性前駆体の製造方法によれば、メ
チン炭素を選択性に/%ロゲン化するので、上記の如き
特性を有する有機強磁性前駆体を容易に製造できる。
さらに本発明の有機強磁性体の製造方法では、光化学反
応ではなく、メチン炭素部位のノ10ゲン原子を金属と
の化学反応により脱離させるので、ラジカル濃度が高く
、強磁性を発現する有機強磁性体を容易かつ再現性よく
製造できる。
[実施例] 以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する
実施例1 m−ジメトキシベンゼンとベンズアルデヒドとを5:1
.5のモル比で混合し、ベンズアルデヒドに対して5重
量%のp−トルエンスルホン酸を添加し、アルゴン雰囲
気中、温度120℃で40分間撹拌することにより、ト
リアリールメタン構造を有するB−ステージのポリマー
を得た。このポリマー30gをジクロロメタン200 
mlに溶解し、濾過して不溶分を除去した後、濾液に、
300gのシリカゲル(メルク社、シリカケル60)ヲ
添加し、エバポレータでジクロロメタンを除去した。
ポリマーが担持されたシリカゲルをメタノールを用いて
カラム(30mmφX 1000 mmφ)に充填し、
約7ノのメタノールを通じて低分子量成分を除去した後
、約IJのテトラヒドロフランで高分子量成分を溶出さ
せた。このようにして分取した高分子量成分は、ガスク
ロマトグラフィーによるポリスチレン換算の数平均分子
量が5920であった。なお、カラムクロマトグラフィ
ーに供する前のポリマーの数平均分子量は2270てあ
った。第1図はカラムクロマトグラフィーに供する前の
ポリマーの分子量分布を示すクロマトグラム、第2図は
カラムクロマトグラフィーに供した後の高分子量ポリマ
ーの分子量分布を示すクロマトグラムであり、各クロマ
トグラム中の数値は、それぞれピークにおける分子量を
示す。
次いて、分取したポリマー4.54gに対して五塩化リ
ン1.7gを添加し、クロロベンゼン中で、少量のベン
ゾイルパーオキサイドを1時間毎に添加しながら、温度
100℃で3時間反応した。
冷却した後、クロロベンゼン層を、稀炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、水で順次洗浄した後、大容量のn−ヘキサン
に滴下し、有機強磁性前駆体を得た。
得られた有機強磁性前駆体1gを乾燥ベンゼンに溶解し
た後、350メツシユ以下に粉砕した銀粉5gを添加し
、還流下で3時間撹拌した後、銀粉を濾別した。濾液を
大容量のn−へキサンに注入し、沈澱物を濾取し減圧乾
燥することにより、有機強磁性体を得た。
有機強磁性体をシャーレの水面上に浮かべ、該シャーレ
を永久磁石上に載置したところ、約10分間で全ての浮
遊粒子が磁石の上に集合した。また有機強磁性体は、振
動試料型磁気測定装置(VSM)による測定の結果、当
初、0.1Gの飽和磁化を示し、空気中、1ケ月経過後
も略当初の磁性を保持していた。
実施例2 実施例1で得られた分取ポリマー4.54gを200 
mlのクロロホルムに溶解した後、温度40℃に加熱し
、塩化クロミル3.2mlを滴下しながら撹拌した。滴
下終了後、2時間撹拌し、6N塩酸300 mlを添加
し、さらに1時間撹拌した。
反応終了後、クロロホルム層を、IN塩酸、水で順次洗
浄し、塩化カルシウムで乾燥した後、大容量のn−ヘキ
サンに滴下し、沈澱物を回収した。
沈澱物1gを、乾燥ヘンセン50m1に溶解し、塩化ア
セチル1 mlを添加し、還流しながら、2時間撹拌し
た。
反応終了後、エバポレータにより、溶媒、反応副生成物
を除去し、乾燥ベンゼン50m1を添加し、さらに、3
50メツシユ以下に粉砕した銀粉5gを添加し、還流下
で3時間撹拌した後、銀粉を濾別した。濾液を大容量の
n−ヘキサンに注入し、沈澱物を濾取し減圧乾燥するこ
とにより、有機強磁性体を得た。
有機強磁性体をシャーレの水面上に浮かべ、該シャーレ
を永久磁石上に載置したところ、約15分間で全ての浮
遊粒子が磁石の上に集合した。
比較例1 実施例1の縮合反応で得られたトリアリールメタン型ポ
リマーを分取用カラムに供することなく、実施例1と同
様にしてハロゲン化した後、銀粉と反応させることによ
り有機強磁性体を得た。得られた有機強磁性体は、当初
、0.08Gの飽和磁化を示したものの、空気中、約1
ケ月経過後には、磁性が消失した。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラムクロマトグラフィーに供する前のポリマ
ーの分子量分布を示すクロマトグラム、第2図はカラム
クロマトグラフィーに供した後の高分子量ポリマーの分
子量分布を示すクロマトグラムである。 特許出願人  大阪瓦斯株式会社(ほか1名)代  理
  人   弁理士  鍬   1)  充   生保
待時間(分)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トリアリールメタン構造を有するポリマーのメチン
    炭素にハロゲン原子が結合していることを特徴とする有
    機強磁性前駆体。 2、置換基を有していてもよい芳香族化合物と、少なく
    とも1個のホルミル基を有する芳香族アルデヒド化合物
    とを、酸触媒の存在下で反応させ、 (A)生成物から、4量体以下の低分子化合物を除去し
    た後、メチン炭素に結合した水素原子をハロゲン原子で
    置換するか、または (B)生成物のメチン炭素に結合した水素原子をハロゲ
    ン原子で置換した後、4量体以下の低分子化合物を除去
    することを特徴とする有機強磁性前駆体の製造方法。 3、請求項2記載の方法により得られた有機強磁性前駆
    体を、金属と反応させ、メチン炭素部位にラジカルを生
    成させることを特徴とする有機強磁性体の製造方法。
JP11150790A 1990-04-25 1990-04-25 有機強磁性前駆体とその製造方法並びに有機強磁性体の製造方法 Pending JPH047316A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001508241A (ja) * 1997-11-06 2001-06-19 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ホールセンサ用の部品ホルダー及び部品ホルダーの製法
JP4750990B2 (ja) * 1999-09-16 2011-08-17 ジーエム・グローバル・テクノロジー・オペレーションズ・インコーポレーテッド モーター回転数測定用のタコメーター装置及び方法

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JP2001508241A (ja) * 1997-11-06 2001-06-19 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ホールセンサ用の部品ホルダー及び部品ホルダーの製法
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