JPH047339B2 - - Google Patents
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- JPH047339B2 JPH047339B2 JP58197344A JP19734483A JPH047339B2 JP H047339 B2 JPH047339 B2 JP H047339B2 JP 58197344 A JP58197344 A JP 58197344A JP 19734483 A JP19734483 A JP 19734483A JP H047339 B2 JPH047339 B2 JP H047339B2
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- Japan
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- reaction
- bhet
- reaction tank
- terephthalic acid
- esterification
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はテレフタル酸(TPA)とエチレング
リコール(EG)とを反応させてテレフタル酸グ
リコールエステル、すなわちビス(β−ヒドロキ
シエチル)テレフタレート及び/又はその低重合
体(BHET)を連続的に製造する方法に関する
ものであり、ジエチレングリコール(DEG)濃
度が低く、耐熱性のよいポリエステルを形成し得
るBHETを含む性状の異なるBHETを同時に効
率よく製造する方法を提供するものである。
リコール(EG)とを反応させてテレフタル酸グ
リコールエステル、すなわちビス(β−ヒドロキ
シエチル)テレフタレート及び/又はその低重合
体(BHET)を連続的に製造する方法に関する
ものであり、ジエチレングリコール(DEG)濃
度が低く、耐熱性のよいポリエステルを形成し得
るBHETを含む性状の異なるBHETを同時に効
率よく製造する方法を提供するものである。
今日、工業的に使用されているポリエステル、
特にポリエチレンテレフタレートは高度の結晶
性、高軟化点を有し、強度・耐薬品性・耐熱性・
耐候性・電気絶縁性等の点で優れた性質を有して
いるため、繊維をはじめ、フイルムその他の成形
品として産業上広く利用されている。
特にポリエチレンテレフタレートは高度の結晶
性、高軟化点を有し、強度・耐薬品性・耐熱性・
耐候性・電気絶縁性等の点で優れた性質を有して
いるため、繊維をはじめ、フイルムその他の成形
品として産業上広く利用されている。
一般にポリエステルが各工業分野で用いられる
際、通常は、溶融押し出し、引き取り・延伸・熱
処理等の成形工程での耐熱性あるいは、フイルム
の場合には磁性層の塗布や金属蒸着の際の耐熱性
あるいは成形品とした場合の2次加工工程での耐
熱性さらには最終製品となつた場合の耐熱性が要
求されている。
際、通常は、溶融押し出し、引き取り・延伸・熱
処理等の成形工程での耐熱性あるいは、フイルム
の場合には磁性層の塗布や金属蒸着の際の耐熱性
あるいは成形品とした場合の2次加工工程での耐
熱性さらには最終製品となつた場合の耐熱性が要
求されている。
このためには、副反応の結果生じるポリエステ
ル中のDEG濃度を低減させることが、一つの重
要な課題とされている。ポリエステルは通常エス
テル化工程とそれに引き続く重縮合工程により製
造されているが、従来より、DEG濃度を低減さ
せる目的でその影響力の大きいエステル化工程に
おいて、それぞれ触媒や添加剤の開発や改良ある
いはDEG濃度を低減できるプロセスの開発が行
われてきたが、それらは同時に何らかの欠点も有
していた。
ル中のDEG濃度を低減させることが、一つの重
要な課題とされている。ポリエステルは通常エス
テル化工程とそれに引き続く重縮合工程により製
造されているが、従来より、DEG濃度を低減さ
せる目的でその影響力の大きいエステル化工程に
おいて、それぞれ触媒や添加剤の開発や改良ある
いはDEG濃度を低減できるプロセスの開発が行
われてきたが、それらは同時に何らかの欠点も有
していた。
たとえば、特公昭34−2594号公報をはじめと
し、数多く提案されているアルカリ金属化合物等
を触媒や添加剤として添加することは、それ自体
DEG濃度の低減には寄与するものの、同時に色
調・粘度・強度あるいは他の物理的性質を損ねた
り、重縮合速度の遅延を引き起こしたりするとい
う欠点があつた。
し、数多く提案されているアルカリ金属化合物等
を触媒や添加剤として添加することは、それ自体
DEG濃度の低減には寄与するものの、同時に色
調・粘度・強度あるいは他の物理的性質を損ねた
り、重縮合速度の遅延を引き起こしたりするとい
う欠点があつた。
一方、DEG濃度を低減させるプロセスとして
は従来より、ジメチルテレフタレートとEGとを
エステル交換反応させてBHETを製造するエス
テル交換法があつたが、連続操作に不向きなこと
やジメチルテレフタレートがTPAに比べて高価
格であり、かつエステル交換法に比べてTPAと
EGとを直接エステル化する、いわゆる直接エス
テル化法の方が工程が簡略化できる等のメリツト
を有するため、次第に直接エステル化法へと移行
して現在に至つている。従つて、現在は多少コス
トアツプになつても特に低DEG濃度を必要とす
る品種に対してのみ、エステル交換法が用いられ
ているのが一般的である。
は従来より、ジメチルテレフタレートとEGとを
エステル交換反応させてBHETを製造するエス
テル交換法があつたが、連続操作に不向きなこと
やジメチルテレフタレートがTPAに比べて高価
格であり、かつエステル交換法に比べてTPAと
EGとを直接エステル化する、いわゆる直接エス
テル化法の方が工程が簡略化できる等のメリツト
を有するため、次第に直接エステル化法へと移行
して現在に至つている。従つて、現在は多少コス
トアツプになつても特に低DEG濃度を必要とす
る品種に対してのみ、エステル交換法が用いられ
ているのが一般的である。
さて、前記直接エステル化法を採用したときに
おいても、エステル交換法に優れるとも劣らない
低DEG濃度の高品質のBHETを製造する方法も
提案されている。
おいても、エステル交換法に優れるとも劣らない
低DEG濃度の高品質のBHETを製造する方法も
提案されている。
たとえば、特公昭46−22463号公報に開示され
ているようにTPAをBHETに懸濁させ、EGの沸
点以上の温度で気状のEGを反応させる方法や特
開昭50−24236号公報に開示されているように、
未反応TPA粒子が懸濁している状態のエステル
化反応物から未反応のTPA粒子を分離すること
により、反応率一定で、かつDEG濃度の低い
BHETを得る方法等が提案されている。
ているようにTPAをBHETに懸濁させ、EGの沸
点以上の温度で気状のEGを反応させる方法や特
開昭50−24236号公報に開示されているように、
未反応TPA粒子が懸濁している状態のエステル
化反応物から未反応のTPA粒子を分離すること
により、反応率一定で、かつDEG濃度の低い
BHETを得る方法等が提案されている。
しかし、これらの方法を採用した場合において
も、前者の場合は、反応率やDEG濃度にバラツ
キが生じて問題となつており、後者の場合には、
反応温度を低くすれば、DEG濃度は低下するが、
生産性が悪く、また外乱により反応率が変動した
ときに系が極めて不安定になるという問題点を有
していた。
も、前者の場合は、反応率やDEG濃度にバラツ
キが生じて問題となつており、後者の場合には、
反応温度を低くすれば、DEG濃度は低下するが、
生産性が悪く、また外乱により反応率が変動した
ときに系が極めて不安定になるという問題点を有
していた。
このように、低DEG濃度の高品質のBHETを
直接エステル化法で連続的に効率よく製造する方
法は、いまだ十分工業的に完成したものとは言え
なかつた。
直接エステル化法で連続的に効率よく製造する方
法は、いまだ十分工業的に完成したものとは言え
なかつた。
本発明者らは、かかる問題点を解消するため鋭
意研究を重ねた結果、連続する複数の反応槽を用
いて反応させ、最終反応槽からの反応物を生成物
として取り出すだけでなく、第1反応槽からの反
応物の一部を、反応物を濾過し、未反応のTPA
粒子を除去して生成物として取り出すことによつ
て、低DEG濃度のBHETを含む性状の異なつた
BHETを効率よく得ることができることを見出
し本発明を完成した。
意研究を重ねた結果、連続する複数の反応槽を用
いて反応させ、最終反応槽からの反応物を生成物
として取り出すだけでなく、第1反応槽からの反
応物の一部を、反応物を濾過し、未反応のTPA
粒子を除去して生成物として取り出すことによつ
て、低DEG濃度のBHETを含む性状の異なつた
BHETを効率よく得ることができることを見出
し本発明を完成した。
すなわち、本発明はTPAとEGとを反応させて
BHETを連続的に製造するに際し、反応を連続
した2槽以上の反応槽を用いて行い、第1反応槽
にTPAとEGとからなる原料を供給し、第2反応
槽以降には不足するEGのみを供給し、第1反応
槽からの未反応TPA粒子が懸濁している状態の
エステル化反応物の一部を、反応物を濾過して未
反応TPA粒子を除去して生成物として取り出し、
残部を第2反応槽に移送することを特徴とするも
のである。
BHETを連続的に製造するに際し、反応を連続
した2槽以上の反応槽を用いて行い、第1反応槽
にTPAとEGとからなる原料を供給し、第2反応
槽以降には不足するEGのみを供給し、第1反応
槽からの未反応TPA粒子が懸濁している状態の
エステル化反応物の一部を、反応物を濾過して未
反応TPA粒子を除去して生成物として取り出し、
残部を第2反応槽に移送することを特徴とするも
のである。
本発明におけるエステル化の方法としては、通
常BHETの存在する反応槽にTPAとEGとからな
る原料を連続的に供給してエステル化させる方法
が用いられる。このBHETには、一部TPAやEG
の残基以外の成分を含有していてもよく、また、
BHETは公知の任意の方法によつて得られたも
のでよいが、前記方法によつて得られたものをそ
のまま用いることが好ましい。通常TPAとEGと
からなる原料は通常スラリーとして供給されるが
スラリーのEG/TPAのモル比は通常1.2〜2.0、
好ましくは1.4〜1.8、最適には1.5〜1.7とするの
が好ましい。このスラリーにはもちろん一部に他
の酸成分、たとえばイソフタル酸、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフエニルスルホ
ンジカルボン酸等又は他のグリコール成分、たと
えばテトラメチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール
等が30モル%を越えない程度含まれていてもよ
い。
常BHETの存在する反応槽にTPAとEGとからな
る原料を連続的に供給してエステル化させる方法
が用いられる。このBHETには、一部TPAやEG
の残基以外の成分を含有していてもよく、また、
BHETは公知の任意の方法によつて得られたも
のでよいが、前記方法によつて得られたものをそ
のまま用いることが好ましい。通常TPAとEGと
からなる原料は通常スラリーとして供給されるが
スラリーのEG/TPAのモル比は通常1.2〜2.0、
好ましくは1.4〜1.8、最適には1.5〜1.7とするの
が好ましい。このスラリーにはもちろん一部に他
の酸成分、たとえばイソフタル酸、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、アジピン酸、セバシン
酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフエニルスルホ
ンジカルボン酸等又は他のグリコール成分、たと
えばテトラメチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール
等が30モル%を越えない程度含まれていてもよ
い。
また、エステル化反応は、常圧、加圧のいずれ
でもよいが、DEG濃度を抑制するためには、通
常ゲージ圧0.5Kg/cm2以下、好ましくは0.15Kg/
cm2以下、最適には0.05Kg/cm2以下とするのが好適
である。
でもよいが、DEG濃度を抑制するためには、通
常ゲージ圧0.5Kg/cm2以下、好ましくは0.15Kg/
cm2以下、最適には0.05Kg/cm2以下とするのが好適
である。
一方、エステル化反応の温度は通常220〜270
℃、好ましくは240〜270℃、最適には250〜260℃
である。220℃未満では実質的に、エステル化反
応が進行せず、一方、270℃を越えるとDEG濃度
が増大してともに好ましくない。
℃、好ましくは240〜270℃、最適には250〜260℃
である。220℃未満では実質的に、エステル化反
応が進行せず、一方、270℃を越えるとDEG濃度
が増大してともに好ましくない。
通常のやり方でエステル化させると、エステル
化反応率が90%程度となつた時点で未反応の
TPA粒子の懸濁は見られなくなり、反応物は透
明となる。ところがこのままポリエステル製造の
第2の工程である重縮合工程に供給すると反応速
度が低下し、重縮合時間の遅延を引き起こした
り、低重合度のBHETの飛散量が多くなるので
原料原単位を悪化させたり、重縮合工程における
留出蒸気の抽気系統に閉塞を起こしたりして好ま
しくないため、通常はこのエステル化反応率を90
〜98%、好ましくは93〜98%、最適には94〜96%
という比較的高反応率のBHETが生成するまで
反応させることが必要となり、その結果、生産性
の低下やDEG濃度の増大を招くことになる。
化反応率が90%程度となつた時点で未反応の
TPA粒子の懸濁は見られなくなり、反応物は透
明となる。ところがこのままポリエステル製造の
第2の工程である重縮合工程に供給すると反応速
度が低下し、重縮合時間の遅延を引き起こした
り、低重合度のBHETの飛散量が多くなるので
原料原単位を悪化させたり、重縮合工程における
留出蒸気の抽気系統に閉塞を起こしたりして好ま
しくないため、通常はこのエステル化反応率を90
〜98%、好ましくは93〜98%、最適には94〜96%
という比較的高反応率のBHETが生成するまで
反応させることが必要となり、その結果、生産性
の低下やDEG濃度の増大を招くことになる。
従来より、エステル化反応を数段の連続槽を用
いて行うことにより反応効率をあげ、DEG濃度
の増大を抑制することが公知であるが、むやみに
槽数を増加することは経済的でないばかりか、自
ずからDEG濃度の抑制にも限界がある。
いて行うことにより反応効率をあげ、DEG濃度
の増大を抑制することが公知であるが、むやみに
槽数を増加することは経済的でないばかりか、自
ずからDEG濃度の抑制にも限界がある。
ところが、本発明の方法によれば、通常用いら
れる程度の数の複数の槽、好ましくは2〜3槽、
最適には2槽の連続槽を用いてBHETを連続的
に製造する際、第1反応槽の総括エステル化反応
率を未反応TPA粒子が懸濁している状態とし、
第1反応槽からの反応物の一部を、反応物を濾過
して未反応TPA粒子を除去して生成物(BHET)
として取り出し、最終反応槽からのBHETとと
もに最終ポリマー用途に合わせた次工程の重縮合
反応工程へ供給することによつて本発明の目的が
達成されるのである。
れる程度の数の複数の槽、好ましくは2〜3槽、
最適には2槽の連続槽を用いてBHETを連続的
に製造する際、第1反応槽の総括エステル化反応
率を未反応TPA粒子が懸濁している状態とし、
第1反応槽からの反応物の一部を、反応物を濾過
して未反応TPA粒子を除去して生成物(BHET)
として取り出し、最終反応槽からのBHETとと
もに最終ポリマー用途に合わせた次工程の重縮合
反応工程へ供給することによつて本発明の目的が
達成されるのである。
反応槽の温度、圧力を一定にしてやれば濾過後
のBHETはエステル化反応率、数平均重合度等
の特性値が一定値を示すことは、前記特開昭50−
24236号公報等に開示されているとおりであるが、
具体的に示せば第1〜3図のようになる。第1図
は反応温度と濾過後のBHETの反応率との関係、
第2図は総括エステル化反応率と濾過後の
BHET中のDEG濃度との関係、第3図は総括エ
ステル化反応率と濾過後のBHETの反応率との
関係(反応温度250℃及び260℃の場合)をそれぞ
れ示している。
のBHETはエステル化反応率、数平均重合度等
の特性値が一定値を示すことは、前記特開昭50−
24236号公報等に開示されているとおりであるが、
具体的に示せば第1〜3図のようになる。第1図
は反応温度と濾過後のBHETの反応率との関係、
第2図は総括エステル化反応率と濾過後の
BHET中のDEG濃度との関係、第3図は総括エ
ステル化反応率と濾過後のBHETの反応率との
関係(反応温度250℃及び260℃の場合)をそれぞ
れ示している。
1槽のみを用いて反応させた場合、安定した特
性のBHETを得るためには温度や圧力を一定に
保たねばならず、しかも第1図に示すごとく重縮
合工程に最も適したエステル化反応率94〜96%の
BHETを得ようとすれば250℃以下の一定温度に
保つことが必要となり、このため反応速度が小さ
くなつて生産性が上がらないという欠点がある。
性のBHETを得るためには温度や圧力を一定に
保たねばならず、しかも第1図に示すごとく重縮
合工程に最も適したエステル化反応率94〜96%の
BHETを得ようとすれば250℃以下の一定温度に
保つことが必要となり、このため反応速度が小さ
くなつて生産性が上がらないという欠点がある。
また未反応TPA粒子も含めた総括エステル化
反応率は85%程度なければ実質的な反応容量が減
少し、反応効率も悪くなる。
反応率は85%程度なければ実質的な反応容量が減
少し、反応効率も悪くなる。
ところで、現在のように少量多品種のポリエス
テルの望まれる時代においては中間製品である
BHETも多品種必要であることはいうまでもな
い。
テルの望まれる時代においては中間製品である
BHETも多品種必要であることはいうまでもな
い。
本発明の方法によれば第1反応槽の温度、圧力
や原料供給速度を変えて総括エステル化反応率を
変化させることにより、現在の要望に応えられる
ような異なつた品質のBHETを同時に得ること
が可能となるのである。
や原料供給速度を変えて総括エステル化反応率を
変化させることにより、現在の要望に応えられる
ような異なつた品質のBHETを同時に得ること
が可能となるのである。
本発明において、反応物の濾過には公知の任意
の濾過装置を用いることができるが、通常10〜
100μ、好ましくは20〜60μ、最適には30〜50μの
網目のフイルターを用いるのが効果的である。こ
の網目サイズの範囲より細かくても濾過効果が飽
和状態となつてしまうだけでなく、かえつて圧力
損失を必要以上に大としたり、フイルター寿命を
縮めたりして好ましくなく、一方、この網目サイ
ズの範囲より粗いと未反応のTPA粒子が十分濾
過されずにフイルターの目を通つて出てしまうた
め、ともに好ましくない。
の濾過装置を用いることができるが、通常10〜
100μ、好ましくは20〜60μ、最適には30〜50μの
網目のフイルターを用いるのが効果的である。こ
の網目サイズの範囲より細かくても濾過効果が飽
和状態となつてしまうだけでなく、かえつて圧力
損失を必要以上に大としたり、フイルター寿命を
縮めたりして好ましくなく、一方、この網目サイ
ズの範囲より粗いと未反応のTPA粒子が十分濾
過されずにフイルターの目を通つて出てしまうた
め、ともに好ましくない。
また、このフイルターを反応槽下部にとりつけ
て、未反応TPA粒子を含まないBHETのみを取
り出す方法でもよいが、外部に濾過装置を独立に
設置し、しかも入口1箇所、出口2箇所を有する
濾過装置を用いるのが、好ましい。すなわち、未
反応TPA粒子の懸濁した実際の生産量より過剰
の、好ましくは生産量の数倍の量の反応物を導入
する入口と濾過層を通過した未反応TPA粒子が
除去された重縮合反応工程に供給するBHET(実
際の生産量に相当する)を送り出す出口と残りの
未反応TPA粒子の増加した反応物をリサイクル
又は次の反応槽に移送させるための出口を有する
濾過装置が好適であり、このような濾過装置を用
いることによつて、濾過プロセスが円滑にしかも
長寿命で運転可能となるのである。
て、未反応TPA粒子を含まないBHETのみを取
り出す方法でもよいが、外部に濾過装置を独立に
設置し、しかも入口1箇所、出口2箇所を有する
濾過装置を用いるのが、好ましい。すなわち、未
反応TPA粒子の懸濁した実際の生産量より過剰
の、好ましくは生産量の数倍の量の反応物を導入
する入口と濾過層を通過した未反応TPA粒子が
除去された重縮合反応工程に供給するBHET(実
際の生産量に相当する)を送り出す出口と残りの
未反応TPA粒子の増加した反応物をリサイクル
又は次の反応槽に移送させるための出口を有する
濾過装置が好適であり、このような濾過装置を用
いることによつて、濾過プロセスが円滑にしかも
長寿命で運転可能となるのである。
第4図は本発明の一実施態様を示すフローシー
トであり、1は第1反応槽、2は第2(最終)反
応槽、3はTPAとEGとのスラリーを供給する原
料供給ライン、4はEG供給ライン、5は第1反
応槽から第2反応槽への送液ライン、6は反応物
払い出しポンプ、7は濾過装置を示し、濾過装置
で未反応TPA粒子が除去されたBHETは送液ラ
イン8を経て重縮合工程に送られ、濾過により未
反応TPA粒子の増加した残りの反応物はリサイ
クルライン9により第1反応槽にリサイクルされ
るようになつている。また、第2反応槽からの
BHETは送液ライン10を経て重縮合工程に送
られる。
トであり、1は第1反応槽、2は第2(最終)反
応槽、3はTPAとEGとのスラリーを供給する原
料供給ライン、4はEG供給ライン、5は第1反
応槽から第2反応槽への送液ライン、6は反応物
払い出しポンプ、7は濾過装置を示し、濾過装置
で未反応TPA粒子が除去されたBHETは送液ラ
イン8を経て重縮合工程に送られ、濾過により未
反応TPA粒子の増加した残りの反応物はリサイ
クルライン9により第1反応槽にリサイクルされ
るようになつている。また、第2反応槽からの
BHETは送液ライン10を経て重縮合工程に送
られる。
第5図は本発明の他の実施態様を示すフローシ
ートであり、第1反応槽からの反応物を全量濾過
装置に供給し、濾過により未反応TPA粒子の増
加した残りの反応物を送液ライン11により、第
2反応槽へ移送するようにしたものである。
ートであり、第1反応槽からの反応物を全量濾過
装置に供給し、濾過により未反応TPA粒子の増
加した残りの反応物を送液ライン11により、第
2反応槽へ移送するようにしたものである。
なお、実施態様例にも示したように、濾過装置
は第1反応槽のみにつけ、他の反応層にはつけな
い方が制御が容易で、好ましい。
は第1反応槽のみにつけ、他の反応層にはつけな
い方が制御が容易で、好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例中、「部」は重量部を示し、特性値は次
の方法により測定したものである。
の方法により測定したものである。
(1) DEG濃度(モル%)
メタノール還流下で2時間アルコリシスし、
生成したEGとDEGとをガスクロマトグラフイ
ーで分析定量した。
生成したEGとDEGとをガスクロマトグラフイ
ーで分析定量した。
(2) 反応率 f (%)
後述の方法で求めた酸価(AV)とケン化価
(SN)とから次式で算出した。
(SN)とから次式で算出した。
f%=SN−AV/SN×100
Γ酸価(AV) (当量/トン)
約3gのサンプルを精秤し、ジメチルホルム
アミド40mlに還流下で溶解させ、冷却後1/10規
定のメタノール性水酸化カリウム溶液で電位差
滴定して求めた。
アミド40mlに還流下で溶解させ、冷却後1/10規
定のメタノール性水酸化カリウム溶液で電位差
滴定して求めた。
Γケン化価(SN) (当量/トン)
サンプル約0.5gを精秤し、過剰の1/2規定エ
タノール性水酸化カリウム溶液で20℃で1時間
アルカリ加水分解し、過剰の水酸化カリウムを
1/2規定の塩酸で逆滴定して求めた。
タノール性水酸化カリウム溶液で20℃で1時間
アルカリ加水分解し、過剰の水酸化カリウムを
1/2規定の塩酸で逆滴定して求めた。
実施例 1
第4図に示した装置を用いて、BHETの存在
する第1反応槽1にEG/TPAモル比が約1.6の
スラリーを102部/Hr、第2反応槽2にEGを5
部/Hrの割合で供給し、第1反応槽は温度255
℃、圧力0.05Kg/cm2G、平均滞留時間6時間、第
2反応槽は温度255℃、圧力0.05Kg/cm2G、平均
滞留時間3.5時間で反応させたところ、第1反応
槽の総括エステル化反応率は80%、第2反応槽の
総括エステル化反応率は94%、第1反応槽からの
反応物を濾過後のBHETのエステル化反応率は
94%、第1及び第2反応槽からのBHETのDEG
濃度は0.80モル%及び1.12モル%であつた。
する第1反応槽1にEG/TPAモル比が約1.6の
スラリーを102部/Hr、第2反応槽2にEGを5
部/Hrの割合で供給し、第1反応槽は温度255
℃、圧力0.05Kg/cm2G、平均滞留時間6時間、第
2反応槽は温度255℃、圧力0.05Kg/cm2G、平均
滞留時間3.5時間で反応させたところ、第1反応
槽の総括エステル化反応率は80%、第2反応槽の
総括エステル化反応率は94%、第1反応槽からの
反応物を濾過後のBHETのエステル化反応率は
94%、第1及び第2反応槽からのBHETのDEG
濃度は0.80モル%及び1.12モル%であつた。
なお、第1反応槽から第2反応槽への移送量は
52部/Hrとした。またフイルターとしては網目
サイズ40μのステンレス製平織金網を用い、濾過
装置への供給量を125部/Hrとし、BHETを第1
反応槽から25部/Hr、第2反応槽から52部/Hr
の割合で重縮合工程に送つた。
52部/Hrとした。またフイルターとしては網目
サイズ40μのステンレス製平織金網を用い、濾過
装置への供給量を125部/Hrとし、BHETを第1
反応槽から25部/Hr、第2反応槽から52部/Hr
の割合で重縮合工程に送つた。
実施例 2
第5図の装置を用いて、第1反応槽へのスラリ
ー供給量を110部/Hr、第2反応槽へのEG供給
量を6部/Hrとし、実施例1と同一条件で反応
させた。
ー供給量を110部/Hr、第2反応槽へのEG供給
量を6部/Hrとし、実施例1と同一条件で反応
させた。
エステル化反応物及びBHETの性状は実施例
1とほぼ同じであり、BHETの生産量は第1反
応槽から20部/Hr、第2反応槽から63部/Hrで
あつた。
1とほぼ同じであり、BHETの生産量は第1反
応槽から20部/Hr、第2反応槽から63部/Hrで
あつた。
比較例
実施例1において、第1反応槽に濾過装置をつ
けないで、第1反応槽からの反応物を全量そのま
ま第2反応槽に移送するようにし、第1反応槽へ
のスラリー供給量を110部/Hr、第2反応槽への
EG供給量を8部/Hrとし、実施例1と同一条件
で反応させた。
けないで、第1反応槽からの反応物を全量そのま
ま第2反応槽に移送するようにし、第1反応槽へ
のスラリー供給量を110部/Hr、第2反応槽への
EG供給量を8部/Hrとし、実施例1と同一条件
で反応させた。
得られたBHETはエステル化反応率94%、
DEG濃度1.10%で、生産量は83部/Hrであつた。
DEG濃度1.10%で、生産量は83部/Hrであつた。
このように、本発明の方法によれば、低DEG
濃度のBHETと通常のDEG濃度のBHETとを同
時に効率よく製造することができる。
濃度のBHETと通常のDEG濃度のBHETとを同
時に効率よく製造することができる。
第1図は反応温度と濾過後のBHETの反応率
との関係、第2図は総括エステル化反応率と濾過
後のBHET中のDEG濃度との関係、第3図は総
括エステル化反応率と濾過後のBHETの反応率
との関係をそれぞれ示すグラフ、第4図及び第5
図は本発明の実施態様を示すフローシートであ
る。 1……第1反応槽、2……第2反応槽、3……
原料供給ライン、7……濾過装置。
との関係、第2図は総括エステル化反応率と濾過
後のBHET中のDEG濃度との関係、第3図は総
括エステル化反応率と濾過後のBHETの反応率
との関係をそれぞれ示すグラフ、第4図及び第5
図は本発明の実施態様を示すフローシートであ
る。 1……第1反応槽、2……第2反応槽、3……
原料供給ライン、7……濾過装置。
Claims (1)
- 1 テレフタル酸とエチレングリコールとを反応
させてテレフタル酸グリコールエステルを連続的
に製造するに際し、反応を連続した2槽以上の反
応槽を用いて行い、第1反応槽にテレフタル酸と
エチレングリコールとからなる原料を供給し、第
2反応槽以降には不足するエチレングリコールの
みを供給し、第1反応槽からの未反応テレフタル
酸粒子が懸濁している状態のエステル化反応物の
一部を、反応物を濾過して未反応テレフタル酸粒
子を除去して生成物として取り出し、残部を第2
反応槽に移送することを特徴とするテレフタル酸
グリコールエステルの連続製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19734483A JPS6089448A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | テレフタル酸グリコ−ルエステルの連続製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19734483A JPS6089448A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | テレフタル酸グリコ−ルエステルの連続製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6089448A JPS6089448A (ja) | 1985-05-20 |
| JPH047339B2 true JPH047339B2 (ja) | 1992-02-10 |
Family
ID=16372910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19734483A Granted JPS6089448A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | テレフタル酸グリコ−ルエステルの連続製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6089448A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1073549C (zh) * | 1998-03-10 | 2001-10-24 | 辽阳市石油化工研究所 | 对苯二甲酸混合酯的制备方法 |
| EP3165318B1 (en) | 2015-11-06 | 2018-10-03 | Elco Enterprises, Inc. | Module for a flexible wire guide system with limiting bending angle ; flexible modular wire guide system and method of assembling such wire guide system |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6078944A (ja) * | 1983-10-06 | 1985-05-04 | Nippon Ester Co Ltd | テレフタル酸グリコ−ルエステルの連続製造法 |
-
1983
- 1983-10-21 JP JP19734483A patent/JPS6089448A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6089448A (ja) | 1985-05-20 |
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