JPH0473426B2 - - Google Patents
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- JPH0473426B2 JPH0473426B2 JP60209039A JP20903985A JPH0473426B2 JP H0473426 B2 JPH0473426 B2 JP H0473426B2 JP 60209039 A JP60209039 A JP 60209039A JP 20903985 A JP20903985 A JP 20903985A JP H0473426 B2 JPH0473426 B2 JP H0473426B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C319/00—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
- C07C319/14—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of sulfides
- C07C319/18—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of sulfides by addition of thiols to unsaturated compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C323/00—Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は新しいタイプのヒドロキシチアアルケ
ン、すなわち一つまたはそれ以上の二重結合を含
む鎖を有する脂肪族アルコール−チオエーテルの
製造方法に関する。 本発明方法により製造されるヒドロキシチアア
ルケン化合物は米国特許第4766195号および同第
4847420号明細書に記載されるように、不飽和チ
オエーテル単位を有するポリマー、特にマスチツ
ク、ジヨイント化合物等の製造に用いられるポリ
マー製造用原料として有用である。 すなわち本発明は 式 HO−A−SH (式中Aは1−12個の炭素原子を含有する直鎖ま
たは分枝状アルキレン基を表わす)を有するメル
カプトアルコールをフリーラジカル触媒の存在
下、式 (式中R1−R4は同一であるかまたは相異なつて
いて、それぞれ水素または1−4個の炭素原子を
有する脂肪族基を意味する)を有する脂肪族共役
ジエンと、ジエン/メルカプトアルコールモル比
1〜10の範囲で反応させることを特徴とする、式 (式中およびR1−R4は前記定義のとおりである)
を有するヒドロキシチアアルケンの製造方法に関
する。 一般式がHO−CH2−CH2−S−P−CH=
CH2で、Pが4〜6の炭素原子を含むアルキレン
基である、鎖末端に二重結合を有するアルコール
−チオエーテル、詳細には1−ヒドロキシ−3−
チア−ノネン−8、HO(CH2)2−S−(CH2)4−
CH2=CH2は既に知られており、用いられてい
る。 この化合物の製造には、ヘキサジエン−1.5お
よびメルカプトエタノールが用いられ、下記の反
応が進行する。 HO−C2H4−SH+CH2 =CH−CH2−CH2−CH=CH2 ――→HO−C2H4−S(CH2)4−CH=CH2 しかしながら、ヘキサジエン−1.5は比較的高
価な炭化水素であり、上記反応における目的とす
る不飽和生成物の収率は実際には80%を越えな
い。 本発明は、上記従来技術の実質的な改良を提供
するものである。 すなわち本発明は、新規な不飽和のアルコール
−チオエーテルとその製造方法に関するものであ
り、目的とする不飽和生成物の収率は著るしく改
善されて実質的に定量的であり、この結果、本発
明の化合物は従来技術におけるよりも出発原料と
して著るしく容易に入手可能である。 また本発明の改善された方法によれば、いくつ
かの二重結合を含む鎖を有する化合物を製造する
ことができる。 本発明は、共役ジエンがメルカプトアルコール
と反応して、非共役ジエンを用いる場合よりもよ
り高収率で不飽和生成物を与えると云う驚くべき
発見にもとづくものである。 すなわち、ヘキサジエン−2,4はメルカプト
エタノールと反応して95%を越える収率で不飽和
生成物を与えるが、ヘキサジエン−1.5の場合に
は収率が80%を越えることは困難であることが見
出されたのである。 本発明による製造方法は、メルカプトアルコー
ルとジエンをフリーラジカル触媒の存在下に反応
させることからなり、ジエンの二重結合が共役し
ていることを特徴とするものである。 すなわち本発明において用いられるジエンは、
下記の一般式で表わされ、ここでR1〜R4は同一
または異なる脂肪族基 および/または水素原子である。 最も単純で、かつ最も経済的なジエンはブタジ
エンであり、ここではR1〜R4のすべては水素原
子である。 他の極めて興味あるジエンはイソプレン、すな
わち2−メチル−ブタジエン−1,3であり、こ
こではR1,R2およびR4がHであり、一方、R3は
メチルである。この場合に形成される側鎖によつ
て、対応するアルコール−チオエーテルからなる
生成物の性質に有利な変更を与えることができ
る。 本発明の実施に好適な他のジエンの非限定的な
例としては、ピペリレンすなわちペンタジエン−
1,3、2−エチルブタジエン−1,3、ヘキサ
ジエン−1,3または2,4、オクタジエン−
1,3または3,5、リモネン等を挙げることが
できる。 本発明には、種々のメルカプトアルコールが好
適に用いられる。単純化のために、これらメルカ
プトアルコールは一般式HO−(CH2)n−SHで
表わされるが、脂肪族鎖または基(CH2)nは側
鎖および/または種々の置換基、特にCH3を有す
ることができることを理解すべきである。 多くの場合、nは1〜12の整数であり、この数
はメルカプトメタノールからメルカプトラウリル
アルコールの範囲の化合物に相当する。 しかしながら、実際上、一般的に十分なメルカ
プトアルコールとしては、n=2〜6、すなわち
メルカプトエチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、第3級ブチルアルコール等で
ある。 フリーラジカル触媒は良く知られており、ここ
ではそのいくつかの例のみを記すにとどめるが、
アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオ
キシド、t−ブチルペルベンゾエート、ラウロイ
ルペルオキシド、イソブチリルペルオキシド、t
−ブチルペルオキシアセテート、ジクミルペルオ
キシド、パラメタンヒドロキシペルオキシド等で
ある。 光化学的技術を用いることもできる。 ジエンが最も好適にメルカプトアルコールと反
応する温度は、これら反応剤の特性および使用す
る触媒の特性に依存するが、一般には0〜100℃
の範囲であり、好ましくは50〜90℃である。 この反応温度はペルオキシドの分解温度と関係
がある。 本発明の新規な製造方法における重要な要因
は、使用するジエンのメルカプトアルコールに対
するモル比である。 すなわちジエン/メルカプトアルコールのモル
比に、得られる不飽和アルコール−チオエーテル
の範囲が依存するようであり、アルコール−チオ
エーテルの鎖は、メルカプトアルコール分子あた
り一つ、またはいくつかのジエン分子残基からな
る。 このことは本発明の著るしい特徴の一つであ
り、極めて興味ある結果が得られ、出発原料から
不飽和化合物の有用な混合物を得ることができ
る。 すなわち、相異なる不飽和アルコール−チオエ
ーテルの組成の二官能性化合物を下記に示すよう
にして製造することができる。 本発明の方法によれば、メルカプトアルコール
1分子あたりジエン1〜10分子の比較で行なうこ
とができ、好ましい比較はメルカプトアルコール
1分子あたりジエン1.5〜6分子の範囲である。 本発明による新規な不飽和アルコール−チオエ
ーテルは下記の一般式(1)で図式的に示すことがで
きる。 この式(1)において、nは脂肪族鎖またはメルカ
プトアルコールの基を限定し、その値はすでに上
述したように1〜10であり、好ましくは2〜6で
ある。 また、(CH2)nには側鎖および/または置換
基を有することもできる。RはHまたはアルキル
側鎖であり、その炭素原子数は一般に5を越える
ことはない。 Rは使用するジエンの特性に依存する。 mもまた鎖の長さに依存し、一般に0〜6の範
囲で変化する。pは形成されたアルコール−チオ
エーテルにおけるジエンの重合度を示す。この係
数は上記したジエン/メルカプトアルコール比に
依存し、この比が高くなる程大きくなり、詳細に
は1〜10であり、好ましくは1〜3である。 上述した内容をブタジエンの場合に、例えばメ
ルカプトエタノールとの反応について下記に説明
する。 すなわち、ブタジエンの1分子がメルカプトエ
タノールの1分子と次式(2)のように反応する。 HSCH2CH2OH+CH2=CH−CH=CH2 ――→HOCH2CH2−S−CH2−CH=CH−CH3
(2) 1−ヒドロキシ−3−チア−ヘプテン−5
(HTH) この化合物を、以下“HTH”と略称する。 このHTHは式(1)において、n=2、R=H、
m=0、p=1に相当する。 上記反応の場合に形成される第2の化合物は、
メルカプトエタノール1分子あたりブタジエンの
モル数が2を越える場合であり、(3)式の化合物が
形成される。 HOCH2CH2−S−CH2−CH=CH−CH2−CH2−CH=CH−CH3(3
) 1−ヒドロキシ−3−チア−ウンデカジエン−
5,9(HTU) この化合物(3)は上記化合物HTHにブタジエン
1モルの付加によつて形成され、n、Rおよびm
は上記と同様であり、p=2である。 本発明による反応において形成される不飽和ア
ルコール−チオエーテルの第3の化合物は、詳細
にはメルカプトエタノールのモル当り3モル以上
のブタジエンが反応する場合である。これらは二
つの二重結合以上を含む化合物であり、詳細には
下記(4)式の化合物からなる。 HOCH2CH2S−CH2−CH=CH−CH2−CH2−CH=CH−CH2−CH2
−CH=CH−CH3(HTP)(4) 1−ヒドロキシ−3−チア−ペンタデカトリエ
ン−5,9,13 このトリエンまたはその異性体は、ブタジエ
ン/メルカプトエタノール比が増加すると、特に
3以上になると増大した比率で形成される。 この化合物(4)では、係数n、mおよびRは上記
同様であり、p=3である。 上記3種の化合物の異性体も存在するが、上記
生成物の構造がほとんど大部分を占めることが確
認された。すなわち、詳細には、NMR分析で確
認された、下記のようなビニル末端を有する異性
体が存在する。 HO−(CH2)2−S−CH2−CH2−CH=CH2 ……HTHに関して約5%。 HTH、HTUおよびHTPは、異性体との混合
物から蒸留によつて分離される。 この蒸留は、詳細には下記の条件によつて行な
われる。 温度℃ 真空度 HTH 70 1mmHg HTU 105 1mmHg HTP 175 0.7mmHg 本発明によつて得られるアルコール−チオエー
テルのこの変化によつて、これらの化合物を使用
する生成物の性質に変化を与えることができる。 上述のように本発明によれば、粗生成物の使用
は興味ある態様を与えるが、上記したように要求
によつてはジエン/メルカプトアルコールモル比
の変化によつて分離される生成物の変化がもたら
される。 ブタジエン以外のジエンの場合も、同様に反応
が進行するが、当然ながら可能な異性体数が増大
する。 たとえば、下記する第1の化合物、1−ヒドロ
キシ−3−チア−4−エチル−ノネン−5がオク
タジエン−3,5とメルカプトエタノールから得
られる。 前記式(1)に関して云えば、この化合物はn=
2,R=C2H5,m=2,p=1の場合を示す。 本発明を以下に述べる非限定的な実施例で説明
する。 実施例 1 メルカプトエタノールHO−CH2−CH2−
SH6458g,すなわち82.8モルと、ブタジエン
CH2=CH−CH=CH26707g,すなわち124.2モ
ルと、触媒としてのアゾビスイソブチロニトリル
150gを、撹拌機および温度計付きの20オート
クレーブ中に供給した。 すなわち、ブタジエン/メルカプトエタノール
モル比は1.5であつた。この混合物を80℃で10時
間加熱し、しかる後に残留するブタジエンを除去
した。 反応混合物12.744gは下記の組織であつた。 HTH(前述した略記号) 70%または67モル。 HTU 20.5%または13.8モル。 HTP 4%または2モル。 その他 5.5%。 メルカプトエタノールに関しては収率は実質的
に定量的であつた。 得られた反応混合物は、NMR分析および化学
分析により確認した結果によれば、生成物Kgあた
り約9の不飽和官能基と、6.6のアルコール官能
基を含む。 これらの不飽和官能基は、メルカプタン官能基
に相対する全体として活性な化合物である。 実施例 2 下記の反応剤量を用いた以外は、実施例1と同
様に操作した。 メルカプトプロパノール3300gまたは35.8モル。 ブタジエン 5730gまたは106モル。 アゾビスイソブチロニトリル 150g ブタジエン/メルカプトプロパノールモル比=
2.95。 得られた反応混合物は、生成物Kg当り約10.2の
不飽和官能基と、6.8のアルコール官能基を含む。 実施例 3 非共役ジエンによる比較試験 実施例1のブタジエンを同一モル数のヘキサジ
エン−1.5に代えて実施例1の操作を繰り返した。 この結果、1−ヒドロキシ−3−チア−ノネン
−8(以下の記述においてHTNのイニシヤルで
示す)が主として得られた。 しかしながら、メルカプトエタノールにもとづ
く収率は80%にすぎなかつた。 実施例4〜8 実施例の操作に従い、ブタジエン/メルカプト
エタノールモル比を増加させて一連の実験を行な
つた。メルカプトエタノールにもとづき転化率と
収率を計算した。この結果、転化率の範囲は93%
から98.5%であつた。 また、過剰のブタジエンの使用によつて重質の
生成物の含有量が増加する事実によつて本発明の
独創性が確認された。 下記表の実施例6〜8の比較から、過剰ブタジ
エンの変化によつて得られたアルコール−チオエ
ーテルの組成が著るしく変化することが明らかで
ある。
ン、すなわち一つまたはそれ以上の二重結合を含
む鎖を有する脂肪族アルコール−チオエーテルの
製造方法に関する。 本発明方法により製造されるヒドロキシチアア
ルケン化合物は米国特許第4766195号および同第
4847420号明細書に記載されるように、不飽和チ
オエーテル単位を有するポリマー、特にマスチツ
ク、ジヨイント化合物等の製造に用いられるポリ
マー製造用原料として有用である。 すなわち本発明は 式 HO−A−SH (式中Aは1−12個の炭素原子を含有する直鎖ま
たは分枝状アルキレン基を表わす)を有するメル
カプトアルコールをフリーラジカル触媒の存在
下、式 (式中R1−R4は同一であるかまたは相異なつて
いて、それぞれ水素または1−4個の炭素原子を
有する脂肪族基を意味する)を有する脂肪族共役
ジエンと、ジエン/メルカプトアルコールモル比
1〜10の範囲で反応させることを特徴とする、式 (式中およびR1−R4は前記定義のとおりである)
を有するヒドロキシチアアルケンの製造方法に関
する。 一般式がHO−CH2−CH2−S−P−CH=
CH2で、Pが4〜6の炭素原子を含むアルキレン
基である、鎖末端に二重結合を有するアルコール
−チオエーテル、詳細には1−ヒドロキシ−3−
チア−ノネン−8、HO(CH2)2−S−(CH2)4−
CH2=CH2は既に知られており、用いられてい
る。 この化合物の製造には、ヘキサジエン−1.5お
よびメルカプトエタノールが用いられ、下記の反
応が進行する。 HO−C2H4−SH+CH2 =CH−CH2−CH2−CH=CH2 ――→HO−C2H4−S(CH2)4−CH=CH2 しかしながら、ヘキサジエン−1.5は比較的高
価な炭化水素であり、上記反応における目的とす
る不飽和生成物の収率は実際には80%を越えな
い。 本発明は、上記従来技術の実質的な改良を提供
するものである。 すなわち本発明は、新規な不飽和のアルコール
−チオエーテルとその製造方法に関するものであ
り、目的とする不飽和生成物の収率は著るしく改
善されて実質的に定量的であり、この結果、本発
明の化合物は従来技術におけるよりも出発原料と
して著るしく容易に入手可能である。 また本発明の改善された方法によれば、いくつ
かの二重結合を含む鎖を有する化合物を製造する
ことができる。 本発明は、共役ジエンがメルカプトアルコール
と反応して、非共役ジエンを用いる場合よりもよ
り高収率で不飽和生成物を与えると云う驚くべき
発見にもとづくものである。 すなわち、ヘキサジエン−2,4はメルカプト
エタノールと反応して95%を越える収率で不飽和
生成物を与えるが、ヘキサジエン−1.5の場合に
は収率が80%を越えることは困難であることが見
出されたのである。 本発明による製造方法は、メルカプトアルコー
ルとジエンをフリーラジカル触媒の存在下に反応
させることからなり、ジエンの二重結合が共役し
ていることを特徴とするものである。 すなわち本発明において用いられるジエンは、
下記の一般式で表わされ、ここでR1〜R4は同一
または異なる脂肪族基 および/または水素原子である。 最も単純で、かつ最も経済的なジエンはブタジ
エンであり、ここではR1〜R4のすべては水素原
子である。 他の極めて興味あるジエンはイソプレン、すな
わち2−メチル−ブタジエン−1,3であり、こ
こではR1,R2およびR4がHであり、一方、R3は
メチルである。この場合に形成される側鎖によつ
て、対応するアルコール−チオエーテルからなる
生成物の性質に有利な変更を与えることができ
る。 本発明の実施に好適な他のジエンの非限定的な
例としては、ピペリレンすなわちペンタジエン−
1,3、2−エチルブタジエン−1,3、ヘキサ
ジエン−1,3または2,4、オクタジエン−
1,3または3,5、リモネン等を挙げることが
できる。 本発明には、種々のメルカプトアルコールが好
適に用いられる。単純化のために、これらメルカ
プトアルコールは一般式HO−(CH2)n−SHで
表わされるが、脂肪族鎖または基(CH2)nは側
鎖および/または種々の置換基、特にCH3を有す
ることができることを理解すべきである。 多くの場合、nは1〜12の整数であり、この数
はメルカプトメタノールからメルカプトラウリル
アルコールの範囲の化合物に相当する。 しかしながら、実際上、一般的に十分なメルカ
プトアルコールとしては、n=2〜6、すなわち
メルカプトエチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、第3級ブチルアルコール等で
ある。 フリーラジカル触媒は良く知られており、ここ
ではそのいくつかの例のみを記すにとどめるが、
アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオ
キシド、t−ブチルペルベンゾエート、ラウロイ
ルペルオキシド、イソブチリルペルオキシド、t
−ブチルペルオキシアセテート、ジクミルペルオ
キシド、パラメタンヒドロキシペルオキシド等で
ある。 光化学的技術を用いることもできる。 ジエンが最も好適にメルカプトアルコールと反
応する温度は、これら反応剤の特性および使用す
る触媒の特性に依存するが、一般には0〜100℃
の範囲であり、好ましくは50〜90℃である。 この反応温度はペルオキシドの分解温度と関係
がある。 本発明の新規な製造方法における重要な要因
は、使用するジエンのメルカプトアルコールに対
するモル比である。 すなわちジエン/メルカプトアルコールのモル
比に、得られる不飽和アルコール−チオエーテル
の範囲が依存するようであり、アルコール−チオ
エーテルの鎖は、メルカプトアルコール分子あた
り一つ、またはいくつかのジエン分子残基からな
る。 このことは本発明の著るしい特徴の一つであ
り、極めて興味ある結果が得られ、出発原料から
不飽和化合物の有用な混合物を得ることができ
る。 すなわち、相異なる不飽和アルコール−チオエ
ーテルの組成の二官能性化合物を下記に示すよう
にして製造することができる。 本発明の方法によれば、メルカプトアルコール
1分子あたりジエン1〜10分子の比較で行なうこ
とができ、好ましい比較はメルカプトアルコール
1分子あたりジエン1.5〜6分子の範囲である。 本発明による新規な不飽和アルコール−チオエ
ーテルは下記の一般式(1)で図式的に示すことがで
きる。 この式(1)において、nは脂肪族鎖またはメルカ
プトアルコールの基を限定し、その値はすでに上
述したように1〜10であり、好ましくは2〜6で
ある。 また、(CH2)nには側鎖および/または置換
基を有することもできる。RはHまたはアルキル
側鎖であり、その炭素原子数は一般に5を越える
ことはない。 Rは使用するジエンの特性に依存する。 mもまた鎖の長さに依存し、一般に0〜6の範
囲で変化する。pは形成されたアルコール−チオ
エーテルにおけるジエンの重合度を示す。この係
数は上記したジエン/メルカプトアルコール比に
依存し、この比が高くなる程大きくなり、詳細に
は1〜10であり、好ましくは1〜3である。 上述した内容をブタジエンの場合に、例えばメ
ルカプトエタノールとの反応について下記に説明
する。 すなわち、ブタジエンの1分子がメルカプトエ
タノールの1分子と次式(2)のように反応する。 HSCH2CH2OH+CH2=CH−CH=CH2 ――→HOCH2CH2−S−CH2−CH=CH−CH3
(2) 1−ヒドロキシ−3−チア−ヘプテン−5
(HTH) この化合物を、以下“HTH”と略称する。 このHTHは式(1)において、n=2、R=H、
m=0、p=1に相当する。 上記反応の場合に形成される第2の化合物は、
メルカプトエタノール1分子あたりブタジエンの
モル数が2を越える場合であり、(3)式の化合物が
形成される。 HOCH2CH2−S−CH2−CH=CH−CH2−CH2−CH=CH−CH3(3
) 1−ヒドロキシ−3−チア−ウンデカジエン−
5,9(HTU) この化合物(3)は上記化合物HTHにブタジエン
1モルの付加によつて形成され、n、Rおよびm
は上記と同様であり、p=2である。 本発明による反応において形成される不飽和ア
ルコール−チオエーテルの第3の化合物は、詳細
にはメルカプトエタノールのモル当り3モル以上
のブタジエンが反応する場合である。これらは二
つの二重結合以上を含む化合物であり、詳細には
下記(4)式の化合物からなる。 HOCH2CH2S−CH2−CH=CH−CH2−CH2−CH=CH−CH2−CH2
−CH=CH−CH3(HTP)(4) 1−ヒドロキシ−3−チア−ペンタデカトリエ
ン−5,9,13 このトリエンまたはその異性体は、ブタジエ
ン/メルカプトエタノール比が増加すると、特に
3以上になると増大した比率で形成される。 この化合物(4)では、係数n、mおよびRは上記
同様であり、p=3である。 上記3種の化合物の異性体も存在するが、上記
生成物の構造がほとんど大部分を占めることが確
認された。すなわち、詳細には、NMR分析で確
認された、下記のようなビニル末端を有する異性
体が存在する。 HO−(CH2)2−S−CH2−CH2−CH=CH2 ……HTHに関して約5%。 HTH、HTUおよびHTPは、異性体との混合
物から蒸留によつて分離される。 この蒸留は、詳細には下記の条件によつて行な
われる。 温度℃ 真空度 HTH 70 1mmHg HTU 105 1mmHg HTP 175 0.7mmHg 本発明によつて得られるアルコール−チオエー
テルのこの変化によつて、これらの化合物を使用
する生成物の性質に変化を与えることができる。 上述のように本発明によれば、粗生成物の使用
は興味ある態様を与えるが、上記したように要求
によつてはジエン/メルカプトアルコールモル比
の変化によつて分離される生成物の変化がもたら
される。 ブタジエン以外のジエンの場合も、同様に反応
が進行するが、当然ながら可能な異性体数が増大
する。 たとえば、下記する第1の化合物、1−ヒドロ
キシ−3−チア−4−エチル−ノネン−5がオク
タジエン−3,5とメルカプトエタノールから得
られる。 前記式(1)に関して云えば、この化合物はn=
2,R=C2H5,m=2,p=1の場合を示す。 本発明を以下に述べる非限定的な実施例で説明
する。 実施例 1 メルカプトエタノールHO−CH2−CH2−
SH6458g,すなわち82.8モルと、ブタジエン
CH2=CH−CH=CH26707g,すなわち124.2モ
ルと、触媒としてのアゾビスイソブチロニトリル
150gを、撹拌機および温度計付きの20オート
クレーブ中に供給した。 すなわち、ブタジエン/メルカプトエタノール
モル比は1.5であつた。この混合物を80℃で10時
間加熱し、しかる後に残留するブタジエンを除去
した。 反応混合物12.744gは下記の組織であつた。 HTH(前述した略記号) 70%または67モル。 HTU 20.5%または13.8モル。 HTP 4%または2モル。 その他 5.5%。 メルカプトエタノールに関しては収率は実質的
に定量的であつた。 得られた反応混合物は、NMR分析および化学
分析により確認した結果によれば、生成物Kgあた
り約9の不飽和官能基と、6.6のアルコール官能
基を含む。 これらの不飽和官能基は、メルカプタン官能基
に相対する全体として活性な化合物である。 実施例 2 下記の反応剤量を用いた以外は、実施例1と同
様に操作した。 メルカプトプロパノール3300gまたは35.8モル。 ブタジエン 5730gまたは106モル。 アゾビスイソブチロニトリル 150g ブタジエン/メルカプトプロパノールモル比=
2.95。 得られた反応混合物は、生成物Kg当り約10.2の
不飽和官能基と、6.8のアルコール官能基を含む。 実施例 3 非共役ジエンによる比較試験 実施例1のブタジエンを同一モル数のヘキサジ
エン−1.5に代えて実施例1の操作を繰り返した。 この結果、1−ヒドロキシ−3−チア−ノネン
−8(以下の記述においてHTNのイニシヤルで
示す)が主として得られた。 しかしながら、メルカプトエタノールにもとづ
く収率は80%にすぎなかつた。 実施例4〜8 実施例の操作に従い、ブタジエン/メルカプト
エタノールモル比を増加させて一連の実験を行な
つた。メルカプトエタノールにもとづき転化率と
収率を計算した。この結果、転化率の範囲は93%
から98.5%であつた。 また、過剰のブタジエンの使用によつて重質の
生成物の含有量が増加する事実によつて本発明の
独創性が確認された。 下記表の実施例6〜8の比較から、過剰ブタジ
エンの変化によつて得られたアルコール−チオエ
ーテルの組成が著るしく変化することが明らかで
ある。
【表】
実施例 9
撹拌器および温度計を備えた二重壁反応器中に
下記のものを導入した: メルカプトエタノール 157.55g イソプレン(CH2=C(CH3)CH=CH2)
145.40g アゾビスブチロニトリル 1.50g。 この混合物を撹拌下80℃で5時間加熱した。次
に放置して温度を周囲温度まで低下させた。 得られた物質を1mmHgの減圧下68℃で蒸留し
て生成物248.3gを集めた。生成物の内訳は 1−ヒドロキシ−3−チア−5−メチルヘプテ
ン−5(HO−CH2CH2−S−CH2−C(CH3)=
CH−CH3) 93% および 1−ヒドロキシ−3−チア−6−メチルヘプテ
ン−6(HO−CH2CH2−S−CH2CH2−C
(CH3)=CH2) 7% であつた。 生成物の赤外線スペクトルでは1665cm-1に不飽
和線が示される。 1H−NMR(CDCl3中)では下記化学シフトが
示される(ppm): OH……3,85(一重線) CH2(1位)3,65(三重線) CH2(2位)2,60(三重線) CH2(4位)3,05および3,15(二重線) CH=CH(5−6位)5,3〜5,6(多重線) CH3(7位)1,65(二重線)。
下記のものを導入した: メルカプトエタノール 157.55g イソプレン(CH2=C(CH3)CH=CH2)
145.40g アゾビスブチロニトリル 1.50g。 この混合物を撹拌下80℃で5時間加熱した。次
に放置して温度を周囲温度まで低下させた。 得られた物質を1mmHgの減圧下68℃で蒸留し
て生成物248.3gを集めた。生成物の内訳は 1−ヒドロキシ−3−チア−5−メチルヘプテ
ン−5(HO−CH2CH2−S−CH2−C(CH3)=
CH−CH3) 93% および 1−ヒドロキシ−3−チア−6−メチルヘプテ
ン−6(HO−CH2CH2−S−CH2CH2−C
(CH3)=CH2) 7% であつた。 生成物の赤外線スペクトルでは1665cm-1に不飽
和線が示される。 1H−NMR(CDCl3中)では下記化学シフトが
示される(ppm): OH……3,85(一重線) CH2(1位)3,65(三重線) CH2(2位)2,60(三重線) CH2(4位)3,05および3,15(二重線) CH=CH(5−6位)5,3〜5,6(多重線) CH3(7位)1,65(二重線)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 HO−A−SH (式中Aは1−12個の炭素原子を含有する直鎖ま
たは分枝状アルキレン基を表わす)を有するメル
カプトアルコールをフリーラジカル触媒の存在
下、式 (式中R1−R4は同一であるかまたは相異なつて
いて、それぞれ水素または1−4個の炭素原子を
有する脂肪族基を意味する)を有する脂肪族共役
ジエンと、ジエン/メルカプトアルコールモル比
1〜10の範囲で反応させることを特徴とする式 (式中AおよびR1−R4は前記定義のとおりであ
る)を有するヒドロキシチアアルケンの製造方
法。 2 前記メルカプトアルコールが2−6個の炭素
原子を含有するものである特許請求の範囲第1項
記載の方法。 3 前記ジエンがブタジエンである特許請求の範
囲第1項または第2項記載の方法。 4 前記ジエンがイソプレン、ペンタジエン−
1,3、2−エチル−ブタジエン−1,3、ヘキ
サジエン−1,3、ヘキサジエン−2,4、オク
タジエン−1,3またはオクタジエン−3,5で
ある特許請求の範囲第1項または第2項記載の方
法。 5 前記ジエン/メルカプトアルコールモル比が
1.5−6の範囲内である特許請求の範囲第1〜4
項のいずれか1項に記載の方法。 6 前記反応が50−90℃の温度で実施される特許
請求の範囲第1〜第5項のいずれか1項に記載の
方法。
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|---|---|---|---|
| FR8414665A FR2570697B1 (fr) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | Nouveaux hydroxy-thia alcenes, leur procede de preparation et applications |
| FR8414665 | 1984-09-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6185357A JPS6185357A (ja) | 1986-04-30 |
| JPH0473426B2 true JPH0473426B2 (ja) | 1992-11-20 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60209039A Granted JPS6185357A (ja) | 1984-09-25 | 1985-09-24 | ヒドロキシチアアルケン化合物の製造方法 |
Country Status (21)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4847420A (ja) |
| EP (1) | EP0176438B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6185357A (ja) |
| KR (1) | KR890005347B1 (ja) |
| AU (1) | AU584123B2 (ja) |
| BE (1) | BE903248A (ja) |
| BR (1) | BR8504677A (ja) |
| CA (1) | CA1250597A (ja) |
| DE (2) | DE3561058D1 (ja) |
| DK (1) | DK434685A (ja) |
| ES (1) | ES8604871A1 (ja) |
| FI (1) | FI853651L (ja) |
| FR (1) | FR2570697B1 (ja) |
| GR (1) | GR852340B (ja) |
| HU (1) | HU203871B (ja) |
| IT (1) | IT1201471B (ja) |
| LU (1) | LU86091A1 (ja) |
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| NZ (1) | NZ213608A (ja) |
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- 1984-09-25 FR FR8414665A patent/FR2570697B1/fr not_active Expired
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- 1985-09-24 LU LU86091A patent/LU86091A1/fr unknown
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- 1985-09-24 AU AU47828/85A patent/AU584123B2/en not_active Ceased
- 1985-09-24 HU HU853594A patent/HU203871B/hu not_active IP Right Cessation
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- 1985-09-25 PT PT81194A patent/PT81194B/pt not_active IP Right Cessation
- 1985-09-25 KR KR1019850007032A patent/KR890005347B1/ko not_active Expired
- 1985-09-25 GR GR852340A patent/GR852340B/el unknown
-
1987
- 1987-08-24 US US07/088,810 patent/US4847420A/en not_active Expired - Lifetime
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|---|---|---|---|
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