JPH0473836B2 - - Google Patents

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JPH0473836B2
JPH0473836B2 JP16702385A JP16702385A JPH0473836B2 JP H0473836 B2 JPH0473836 B2 JP H0473836B2 JP 16702385 A JP16702385 A JP 16702385A JP 16702385 A JP16702385 A JP 16702385A JP H0473836 B2 JPH0473836 B2 JP H0473836B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の線陰極を電子ビーム源とした
画像表示装置に関するものである。
従来の技術 従来、カラーテレビジヨン画像表示用の表示素
子としては、ブラウン管が主として用いられてい
るが、従来のブラウン管では画面の大きさに比し
て奥行きが非常に長く、薄形のテレビジヨン受像
機を作成することは不可能であつた。また、平板
状の表示素子として最近EL表示素子、プラズマ
表示装置、液晶表示素子等が開発されているが、
いずれも輝度、コントラスト、カラー表示等の性
能の面で不充分である。
そこで、電子ビームを用いて平板状の表示装置
を達成するものとして、特開昭57−135590号公報
により、新規な表示装置が提案された。
これは、スクリーン上の画面を垂直方向に複数
の区分に区分したときのそれぞれの区分毎に電子
ビームを発生させ、各区分毎にそれぞれの電子ビ
ームを垂直方向に偏向して複数のラインを表示
し、全体としてテレビジヨン画像を表示するもの
である。
まず、ここで用いられる画像表示素子の基本的
な一構成例を第5図に示して説明する。
この表示素子は、後方から前方に向つて順に、
背面電極1、ビーム源としての線陰極2、垂直集
束電極3,3′、垂直偏向電極4、ビーム流制御
電極5、水平集束電極6、水平偏向電極7、ビー
ム加速電極8およびスクリーン板9が配置されて
構成されており、これらが扁平なガラスバルブ
(図示せず)の真空になされた内部に収納されて
いる。ビーム源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビームを発生するように水平方
向に張架されており、かかる線陰極2が適宜間隔
を介して垂直方向に複数本(ここでは2イ〜2ニ
の4本のみを示している)設けられている。この
実施例では15本設けられているものとする。それ
らを2イ〜2ヨとする。これらの線陰極2はたと
えば、10〜20μφのタングステン線の表面に熱電
子放出用の酸化物陰極材料が塗着されて構成され
ている。そして、これらの線陰極2イ〜2ヨは電
流が流されることにより熱電子ビームを発生しう
るように加熱されており、後述するように、上記
の線陰極2イから順に一定時間ずつ電子ビームを
放出するように制御される。背面電極1は、その
一定時間電子ビームを放出すべく制御される線陰
極2以外の他の線陰極2からの電子ビームの発生
を抑止し、かつ、発生された電子ビームを前方向
だけに向けて押し出す作用をする。この背面電極
1はガラスバルブの後壁の内面に付着された導電
材料の塗膜によつて形成されていてもよい。ま
た、これら背面電極1と線陰極2とのかわりに、
面状の電子ビーム放出陰極を用いてもよい。
垂直集束電極3は線陰極2イ〜2ヨのそれぞれ
と対向する水平方向に長いスリツト10を有する
導電板11であり、線陰極2から放出された電子
ビームをそのスリツト10を通して取り出し、か
つ、垂直方向に集束させる。水平方向1ライン分
(360絵素分)の電子ビームを同時に取り出す。図
では、そのうちの水平方向の1区分のもののみを
示している。スリツト10は途中に適宜の間隔で
桟が設けられていてもよく、あるいは、水平方向
に小さい間隔(ほとんど接する程度の間隔)で多
数個並べて設けられた貫通孔の列で実質的にスリ
ツトとして構成されていてもよい。垂直集束電極
3′も同様のものである。
垂直偏向電極4は上記スリツト10のそれぞれ
の中間の位置に水平方向にして複数個配置されて
おり、それぞれ、絶縁基板12の上面と下面とに
導電体13,13′が設けられたもので構成され
ている。そして、相対向する導電体13,13′
の間に垂直偏向用電圧が印加され、電子ビームを
垂直方向に偏向する。この実施例では、一対の導
電体13,13′によつて1本の線陰極2からの
電子ビームを垂直方向に16ライン分の位置に偏向
する。そして、16個の垂直偏向電極4によつて15
本の線陰極2のそれぞれに対応する15対の導電体
対が構成され、結局、スクリーン9上に240本の
水平ラインを描くように電子ビームを偏向する。
次に、制御電極5はそれぞれが垂直方向に長い
スリツト14を有する導電板15で構成されてお
り、所定間隔を介して水平方向に複数個並設され
ている。この実施例では180本の制御電極用導電
板15a〜15nが設けられている(図では9本
のみ示している)。この制御電極5は、それぞれ
が電子ビームを水平方向に2絵素分ずつに区分し
て取り出し、かつ、その通過量をそれぞれの絵素
を表示するための映像信号に従つて制御する。従
つて、制御電極5用導電板15a〜15nを180
本設ければ水平1ライン分当り360絵素を表示す
ることができる。また、映像をカラーで表示する
ために、各絵素はR,G,Bの3色の螢光体で表
示することとし、各制御電極5には2絵素分の
R,G,Bの各映像信号が順次加えられる。ま
た、180本の制御電極5用導電板15a〜15n
のそれぞれには1ライン分の180組(1組あたり
2絵素)の映像信号が同時に加えられ、1ライン
分の映像が一時に表示される。
水平集束電極6は制御電極5のスリツト14と
相対向する垂直方向に長い複数本(180本)のス
リツト16を有する導電板17で構成され、水平
方向に区分されたそれぞれの絵素毎の電子ビーム
をそれぞれ水平方向に集束して細い電子ビームに
する。
水平偏向電極7は上記スリツト16のそれぞれ
の両側の位置に垂直方向にして複数本配置された
導電板18,18′で構成されており、それぞれ
の電極18,18′に6段階の水平偏向用電圧が
印加されて、各絵素毎の電子ビームをそれぞれ水
平方向に偏向し、スクリーン9上で2組のR,
G,Bの各螢光体を順次照射して発光させるよう
にする。その偏向範囲は、この実施例では各電子
ビーム毎に2絵素分の幅である。
加速電極8は垂直偏向電極4と同様の位置に水
平方向にして設けられた複数個の導電板19で構
成されており、電子ビームを充分なエネルギーで
スクリーン9に衝突させるように加速する。
スクリーン9は電子ビームの照射によつて発光
される螢光体20がガラス板21の裏面に塗布さ
れ、また、メタルバツク層(図示せず)が付加さ
れて構成されている。螢光体20は制御電極5の
1つのスリツト14に対して、すなわち、水平方
向に区分された各1本の電子ビームに対して、
R,G,Bの3色の螢光体が2対ずつ設けられて
おり、垂直方向にストライブ状に塗布されてい
る。第1図中でスクリーン9に記入した破線は複
数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向での区分を示し、2点鎖線は複数本の制
御電極5のそれぞれに対応して表示される水平方
向での区分を示す。これら両者で仕切られた1つ
の区画には、第6図に拡大して示すように、水平
方向では2絵素分のR,G,Bの螢光体20があ
り、垂直方向では16ライン分の幅を有している。
1つの区画の大きさは、たとえば、水平方向が1
mm、垂直方向が10mmである。
なお、第5図においては、わかり易くするため
に水平方向の長さが垂直方向に対して非常に大き
く引き伸ばして描かれている点に注意されたい。
また、この実施例では1本の制御電極5すなわ
ち1本の電子ビームに対してR,G,Bの螢光体
20が2絵素分の1対のみ設けられているが、も
ちろん、1絵素あるいは3絵素以上設けられてい
てもよくその場合には制御電極5には1絵素ある
いは3絵素以上のためのR,G,B映像信号が順
次加えられ、それと同期して水平偏向がなされ
る。
次に、この表示素子にテレビジヨン映像を表示
するための駆動回路の基本構成を第7図に示して
説明する。最初に、電子ビームをスクリーン9に
照射してラスターを発光させるための駆動部分に
ついて説明する。
電源回路22は表示素子の各電極に所定のバイ
アス電圧(動作電圧)を印加するための回路で、
背面電極1には−V1、垂直集束電極3,3′には
V3,V3′、水平集束電極6にはV6、加速電極8に
はV8、スクリーン9にはV9の直流電圧を印加す
る。
次に、入力端子23にはテレビジヨン信号の複
合映像信号が加えられ、同期分離回路24で垂直
同期信号Vと水平同期信号Hとが分離抽出され
る。
垂直偏向駆動回路40は、垂直偏向用カウンタ
ー25、垂直偏向信号記憶用のメモリ27、デイ
ジタル−アナログ変換器39(以下D−A変換器
という)によつて構成される。垂直偏向駆動回路
40の入力パルスとしては、第8図に示す垂直同
期信号Vと水平同期信号Hを用いる。垂直偏向用
カウンター25(8ビツト)は、垂直同期信号V
によつてリセツトされて水平同期信号Hをカウン
トする。この垂直偏向用カウンター25は垂直周
期のうちの垂直帰線期間を除いた有効走査期間
(ここでは240H分の期間とする)をカウントし、
このカウント出力はメモリ27のアドレスへ供給
される。メモリ27からは各アドレスに応じた垂
直偏向信号のデータ(ここでは10ビツト)が出力
され、D−A変換器39で第8図に示すv,v′の
垂直偏向信号に変換される。この回路では240H
分のそれぞれのラインに対応する垂直偏向信号を
記憶するメモリアドレスがあり、16H分ごとに規
則性のあるデータをメモリに記憶させることによ
り、16段階の垂直偏向信号を得ることができる。
一方、線陰極駆動回路26は、垂直同期信号V
と垂直偏向用カウンター25の出力を用いて線陰
極駆動パルスイ〜ヨを作成する。第9図aは垂直
同期信号V、水平同期信号Hおよび垂直偏向用カ
ウンター25の下位5ビツトの関係を示す。第9
図bはこれら各信号を用いて16Hごとの線陰極
駆動パルスイ′〜ヨ′をつくる方法を示す。第9図
で、LSBは最低ビツトを示し、(LSB+1)は
LSBより1つ上位のビツトを意味する。
最初の線陰極駆動パルスイ′は、垂直同期信号
Vと垂直偏向用カウンター25の出力(LSB+
4)を用いてR−Sフリツプフロツプなどで作成
することができ、線陰極駆動パルスロ′〜ヨ′はシ
フトレジスタを用いて、線陰極駆動パルスイ′を
垂直偏向用カウンター25の出力(LSB+3)
の反転したものをクロツクとし転送することによ
り得ることができる。この駆動パルスイ′〜ヨ′は
反転されて各パルス期間のみ低電位にされ、それ
以外の期間には約20ボルトの高電位にされた線陰
極駆動パルスイ〜ヨに変換され、各線陰極2イ〜
2ヨに加えられる。
各線陰極2イ〜2ヨはその駆動パルスイ〜ヨの
高電位の間に電流が流されて加熱されており、駆
動パルスイ〜ヨの低電位期間に電子を放出しうる
ように加熱状態が保持される。これにより、15本
の線陰極2イ〜2ヨからはそれぞれに低電位の駆
動パルスイ〜ヨが加えられた16H期間にのみ電
子が放出される。高電位が加えられている期間に
は、背面電極1と垂直集束電極3とに加えられて
いるバイアス電圧によつて定められた線陰極2の
位置における電位よりも線陰極2イ〜2ヨに加え
られている高電位の方がプラスになるために、線
陰極2イ〜2ヨからは電子が放出されない。かく
して、線陰極2においては、有効垂直走査期間の
間に、上方の線陰極2イから下方の線陰極2ヨに
向つて順に16H期間ずつ電子が放出される。
放出された電子は背面電極1により前方の方へ
押し出され、垂直集束電極3のうち対向するスリ
ツト10を通過し、垂直方向に集束されて、平板
状の電子ビームとなる。
次に、線陰極駆動パルスイ〜ヨと垂直偏向信号
v,v′との関係について、第10図を用いて説明
する。垂直偏向信号v,v′は各線陰極パルスイ〜
ヨの16H期間の間に1H分ずつ変化して16段階に
変化する。垂直偏向信号vとv′とはともに中心電
圧がV4のもので、vは順次増加し、v′は順次減
少してゆくように、互いに逆方向に変化するよう
になされている。これら垂直偏向信号vとv′はそ
れぞれ垂直偏向電極4の電極13と13′に加え
られ、その結果、それぞれの線陰極2イ〜2ヨか
ら発生された電子ビームは垂直方向に16段階に偏
向され、先に述べたようにスクリーン9上では1
つの電子ビームで16ライン分のラスターを上から
順に順次1ライン分ずつ描くように偏向される。
以上の結果、15本の線陰極2イ〜2ヨの上方の
ものから順に16H期間ずつ電子ビームが放出さ
れ、かつ各電子ビームは垂直方向の15の区分内で
上方から下方に順次1ライン分ずつ偏向されるこ
とによつて、スクリーン9上では上端の第1ライ
ン目から下端の240ライン目まで順次1ライン分
ずつ電子ビームが垂直偏向され、合計240ライン
のラスターが描かれる。
このように垂直偏向された電子ビームは制御電
極5と水平集束電極6とによつて水平方向に180
の区分に分割されて取り出される。第5図ではそ
のうちの1区分のものを示している。この電子ビ
ームは各区分毎に、制御電極5によつて通過量が
制御され、水平集束電極6によつて水平方向に集
束されて1本の細い電子ビームとなり、次に述べ
る水平偏向手段によつて水平方向に6段階に偏向
されてスクリーン9上の2絵素分のR,G,B各
螢光体20に順次照射される。第6図に垂直方向
および水平方向の区分を示す。制御電極5のそれ
ぞれ15a〜15nに対向する螢光体は2絵素分
のR,G,Bとなるが説明の便宜上、1絵素を
R1,G1,B1とし他方をR2,G2,B2とする。
つぎに、水平偏向駆動回路41は、水平偏向用
カウンター(11ビツト)と、水平偏向信号を記憶
しているメモリ29と、D−A変換器38とから
構成されている。水平偏向駆動回路41の入力パ
ルスは第11図に示すように垂直同期信号Vと水
平同期信号Hに同期し、水平同期信号Hの6倍の
くり返し周波数のパルス5Hを用いる。
水平偏向用カウンター28は垂直同期信号Vに
よつてリセツトされて水平の6倍パルス6Hをカ
ウントする。この水平偏向用カウンター28は
1Hの間に6回、1Vの間に240H×6/H=1440
回カウントし、このカウント出力はメモリ29の
アドレスへ供給される。メモリ29からはアドレ
スに応じた水平偏向信号のデータ(ここでは8ビ
ツト)が出力され、D−A変換器38で、第11
図に示すh,h′のような水平偏向信号に変換され
る。この回路では6×240ライン分のそれぞれに
対応する水平偏向信号を記憶するメモリアドレス
があり、1ラインごとに規則性のある6個のデー
タをメモリに記憶させることにより、1H期間に
6段階波の水平偏向信号を得ることができる。
この水平偏向信号は第11図に示すように6段
階に変化する一対の水平偏向信号hとh′であり、
ともに中心電圧がV7のものでは、hは順次減少
し、h′は順次増加してゆくように、互いに逆方向
に変化する。これら水平偏向信号h,h′はそれぞ
れ水平偏向電極7の電極18と18′とに加えら
れる。その結果、水平方向に区分された各電子ビ
ームは各水平期間の間にスクリーン9のR,G,
B,R,G,B(R1,G1,B1,R2,G2,B2)の
螢光体に順次H/6ずつ照射されるように水平偏
向される。かくして、各ラインのラスターにおい
ては水平方向180個の各区分毎に電子ビームが
R1,G1,B1,R2,G2,B2の各螢光体20に順次
照射される。
そこで各ラインの各水平区分毎に電子ビームを
R1,G1,B1,R2,G2,B2の映像信号によつて変
調することにより、スクリーン9の上にカラーテ
レビジヨン画像を表示することができる。
次に、その電子ビームの変調制御部分について
説明する。
まず、テレビジヨン信号入力端子23に加えら
れた複合映像信号は色復調回路30に加えられ、
ここで、R−YとB−Yの色差信号が復調され、
G−Yの色差信号がマトリクス合成され、さら
に、それらが輝度信号Yと合成されて、R,G,
Bの各原色信号(以下R,G,B映像信号とい
う)が出力される。それらのR,G,B各映像信
号は180個のサンプルホールド回路組31a〜3
1nに加えられる。各サンプルホールド回路組3
1a〜31nはそれぞれR1用、G1用、B1用、R2
用、G2用、B2用の6個のサンプルホールド回路
を有している。それらのサンプルホールド出力は
各々保持用のメモリ組32a〜32nに加えられ
る。
一方、基準クロツク発振器33はPLL(フエー
ズロツクドループ)回路等により構成されてお
り、この実施例では色副搬送波fSCの6倍の基準
クロツク6fSCと2倍の基準クロツク2fSCを発生
する。その基準クロツクは水平同期信号Hに対し
て常に一定の位相を有するように制御されてい
る。基準クロツク2fSCは偏向用パルス発生回路
42に加えられ、水平同期信号Hの6倍の信号6
HとH/6ごとの信号切換パルスr1,g1,b1,r2, g2,b2のパルスを得ている。一方基準クロツク6
fSCはサンプリングパルス発生回路34に加えら
れ、ここでシフトレジスタにより、クロツク1周
期ずつ遅延される等して、水平周期(63.5μsec)
のうちの有効水平走査期間(約50μsec)の間に
1080個のサンプリングパルスRa1〜Bo2が順次発
生され、その後に1個の転送パルスtが発生され
る。このサンプリングパルスRa1〜Bo2は表示す
べき映像の1ライン分を水平方向360の絵素に
分割したときのそれぞれの絵素に対応し、その位
置は水平同期信号Hに対して常に一定になるよう
に制御される。
この1080個のサンプリングパルスRa1〜Bo2
それぞれ180組のサンプルホールド回路組31a
〜31nに6個ずつ加えられ、これによつて各サ
ンプルホールド回路組31a〜31nには1ライ
ンを180個に区分したときのそれぞれの2絵素分
のR1,G1,B1,R2,G2,B2の各映像信号が個別
にサンプリングされホールドされる。そのサンプ
ルホールドされた180組のR1,G1,B1,R2,G2
B2の映像信号は1ライン分のサンプルホールド
終了後に180組のメモリ32a〜32nに転送パ
ルスtによつて一斎に転送され、ここで次の一水
平期間の間保持される。この保持されたR1,G1
B1,R2,G2,B2の信号はスイツチング回路35
a〜35nに加えられる。スイツチング回路35
a〜35nはそれぞれR1,G1,B1,R2,G2,B2
の個別入力端子とそれらを順次切換えて出力する
共通出力端子とを有するトライステートあるいは
アナログゲートにより構成されたものである。
各スイツチング回路35a〜35nの出力は
180組のパルス幅変調(PWM)回路37a〜3
7nに加えられ、ここで、サンプルホールドされ
たR1,G1,B1,R2,G2,B2映像信号の大きさに
応じて基準パルス信号がパルス幅変調されて出力
される。その基準パルス信号のくり返し周期は上
記の信号切換パルスr1,g1,b1,r2,g2,b2のパ
ルス幅よりも充分小さいものであることが望まし
く、たとえば、1:10〜1:100程度のものが用
いられる。
このパルス幅変調回路37a〜37nの出力は
電子ビームを変調するための制御信号として表示
素子の制御電極5の180本の導電板15a〜15
nにそれぞれ個別に加えられる。各スイツチング
回路35a〜35nはスイツチングパルス発生回
路36から加えられるスイツチングパルスr1
g1,b1,r2,g2,b2によつて同時に切換制御され
る。スイツチングパルス発生回路36は先述の偏
向用パルス発生回路42からの信号切換パルス
r1,g1,b1,r2,g2,b2によつて制御されており、
各水平期間を6分割してH/6ずつスイツチング
回路35a〜35nを切換え、R1,G1,B1
R2,G2,B2の各映像信号を時分割して順次出力
し、パルス幅変調回路37a〜37nに供給する
ように切換信号r1,g1,b1,r2,b2,g2を発生す
る。
ここで注意すべきことは、スイツチング回路3
5a〜35nにおけるR1,G1,B1,R2,G2,B2
の映像信号の供給切換えと、水平偏向駆動回路4
1による電子ビームR1,G1,B1,R2,G2,B2
螢光体への照射切換え水平偏向とが、タイミング
においても順序においても完全に一致するように
同期制御されていることである。これにより、電
子ビームがR1螢光体に照射されているときには
その電子ビームの照射量がR1映像信号によつて
制御され、G1,B1,R2,G2,B2についても同様
に制御されて、各絵素のR1,G1,B1,R2,G2
B2各螢光体の発光がその絵素のR1,G1,B1
R2,G2,B2の映像信号によつてそれぞれ制御さ
れることになり、各絵素が入力の映像信号に従つ
て発光表示されるのである。かかる制御が1ライ
ン分の180組(各2絵素づつ)について同時に行
われて1ライン360絵素の映像が表示され、さら
に240分のラインについて上方のラインから順次
行われて、スクリーン9上に1つの映像が表示さ
れることになる。
そして、以上の如き諸動作が入力テレビジヨン
信号の1フイールド毎にくり返され、その結果、
通常のテレビジヨン受像機と同様にスクリーン9
上に動画のテレビジヨン映像が映出される。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成の画像表示装
置では、線陰極2の経時的劣化、背面電極1と垂
直集束電極3との位置関係を正確に保つためのス
ペーサへの帯電等によつて、線陰極からエミツシ
ヨンされる電子ビーム量が、線陰極によつてバラ
ツキを持ち、線陰極毎に輝度の異なつた画像とな
り、画質を非常に劣化させる。
このため、本発明者らは、特願昭58−76945号、
特願昭59−71526号、等でエミツシヨンされる電
子ビーム量のバラツキを補正する提案をしてきた
が、これは背面電極にフイード・バツクする方法
で、背面電極にフイード・バツクすると、背面電
極、線陰極、垂直集束電極の動作条件により、フ
イード・バツク動作をしない領域があり、線陰極
の性能を充分引出して使用することができないと
いう問題がある。すなわち、第4図のように、線
陰極直後の垂直集束電極(以後G1電極と称す
る。)の電圧が70Vの場合はBゾーンがフイー
ド・バツク可能領域で、Aゾーンは不可能領域、
Cゾーンは画面が暗くなつて使用が適さない領域
であるが、G1電圧、すなわちVG1=80Vの場合
は、Bゾーンの中にもフイード・バツク不可能領
域に含まれる領域が出てくる。このため、動作条
件設定に制約が生じると共に、輝度を明るくする
ため、AゾーンとBゾーンの境界付近を使用した
いという設計上の要請が充たせなくなる。
本発明は上記問題点に鑑み、電極の動作条件に
関係なく、線陰極ごとの輝度を均一にすると共
に、輝度とエミツシヨン検出値の誤差を容易に補
正できる輝度補償フイード・バツク回路を持つた
画像表示装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の画像表示装
置は、電子ビームをスクリーンに照射する量を制
御して発光強度を制御する制御電極の直前に位置
する垂直集束電極(以後G3電極と称する。)によ
り、垂直ブランキング期間内にエミツシヨンした
線陰極のエミツシヨン量を検出し、初期設定輝度
を記憶しているROMメモリ回路と比較し、その
差によつてG1電極を駆動してフイード・バツク
系を構成する回路装置、フイード・バツク時の
G3電極に流入する電流をA/D変換後、RAMメ
モリ回路に記憶し、画像表示タイミングで上記
RAMメモリ回路の記憶内容を読出してG1電極の
電圧を制御する回路装置をもつて構成する。
作 用 本発明の画像表示装置は、線陰極からの電子ビ
ームのエミツシヨン量を検出するため、垂直ブラ
ンキング期間内に、逐次1本づつのカソードをエ
ミツシヨンさせ、これをG3電極に流入する電流
で検出し、その検出値をROMメモリ回路の内容
と比較し、この差が零となるようにフイード・バ
ツクする。この時のIG3をA/D変換し、RAMメ
モリ回路に記憶させ、画像表示時間に、この
RAMメモリ回路の内容でG1電極を制御すること
により、全画面の表示にわたつて、ROMメモリ
回路に書き込まれた初期設定エミツシヨンを得る
ことができ、線陰極間の輝度のばらつきをなくす
ことができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照に
しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロツク図であ
り、入力端子23からの入力信号により従来構成
ブロツク図(第7図)の回路装置は従来の技術で
述べた通りに動作する。検出パルス挿入回路71
は、ビーム流制御電極5に信号がはいらない垂直
ブランキング期間に、カソードを逐次1本づつエ
ミツシヨンする検出パルスを挿入し、線陰極駆動
回路26に供給する。垂直ブランキング期間に検
出するのは、画像信号期間では、画像信号の内容
によりビーム流制御電極5で遮断された電子ビー
ムが、G3電極に逆流し、正確なエミツシヨン量
を検出できないからである。G3電極は第5図で
示す3′で、ビーム流制御電極5と同じ形状のも
のが1体化された形状をなしており、G1電極3
で垂直に集束され、垂直偏向電極4で、垂直に偏
向された電子ビームが水平に集束されない状態で
入射するため、エミツシヨン量を精度よく検出で
きる。このエミツシヨン量は、輝度との相関が非
常に高く、IG3を精度よく制御することでスクリ
ーン9上での輝度を均一にすることができる。
基準クロツク発振器33は従来の機能の他に次
のような本発明の動作を行なうべき制御パルスを
出力する。ブランキング期間にエミツシヨンされ
たカソードの電子ビームは、G3電極3′に流入
し、G3電源端子62にはいる。この時ビーム電
流の大小により、抵抗59のG3電極側62′に IG3×R59 の電圧が発生する。これをコンデンサ60で直流
レベルをシフトし、クランプ回路50でクランプ
し、一方、低域通過アンプ51で増幅する。さら
にスイツチ61をaの側に倒し、初期設定された
ROMメモリ回路55の内容をD/A変換器56
でD/Aしたものと上記低域通過アンプ51の出
力との差を検出する。この差の検出を差動アンプ
57で実施し、ドライブ回路58を通してG1
極3を駆動する。G1電極電圧と輝度の関係は第
3図のようになつており、フイード・バツク・ル
ープはROMメモリ回路55に記憶されている輝
度に収束するようなG1電極電圧を、すなわち低
域通過アンプ51の出力電圧64を制御する。こ
の時の電圧64をA/D変換器52でサンプル・
ホールド後A/D変換し、RAMメモリ回路53
に記憶する。画像表示期間はスイツチ61をbの
側に倒し、RAMメモリ回路53の内容を読出し
D/A変換器54でアナログ化したものと、初期
データ内容を記憶するROMメモリ回路55の内
容をD/Aしたもので差動アンプ57を働かせ、
フイード・バツクがかかつているのと同等のG1
電極電圧を発生してG1電極3に加え、画像を全
領域にわたつて均一化する。
次にその動作についてさらに述べる。
基本的な動作については実施例の構成で述べた
が、ここでは、それを補足しながら全体を通して
の動作を述べる。
ROMメモリ回路55の記憶内容は本発明の輝
度補償フイード・バツク回路を動作させた状態で
調整用に別のRAMを接続し、画面の輝度を測定
しながらメモリ内容を変化させて、輝度が均一に
なつた時点のRAMの内容を固定し、ROMに書
込む。このように最初にROMの内容を固定する
のは、IG3と輝度の相関が完全には一致しないた
め、数%の精度で輝度を均一にするため必要なも
のである。次に第2図により動作を説明する。線
陰極駆動パルスは、従来の線陰極駆動パルスに、
垂直ブランキング期間で検出パルスを挿入し、毎
フイールドごとに1本のカソードのエミツシヨン
量を検出していく。線陰極2イの輝度を均一にす
るIG3のレベルは、aのタイミングでフイード・
バツクして検出され、RAMの決められた場所に
記憶される。次のタイミングイ2ではこのRAMの
内容によつてG1電極3が制御され、次のタイミ
ングロ2では前の2口の線陰極が垂直ブランキン
グ期間にエミツシヨンされた時(タイミングb)
に記憶したRAMの内容で制御される。第7図で
述べたような15本の線陰極を持つこの画像表示装
置では15フイールド、1/4秒でRAMの内容を更
新することができる。
第3図にG1電極電圧と、輝度の関係を示す。
G1電極電圧を上昇させると輝度は上昇し続け、
線陰極が持つエミツシヨン能力の最大値まで輝度
は上がる。さらにG1電極電圧を上昇させると、
G1電極に吸収される電子ビームが増加し、輝度
が低下する。このため、G1電極電圧を変化させ
る場合は、第4図のように制御ができなくなる領
域はなく、ピーク値より左側で使用すれば、カソ
ード能力の範囲で最大限制御できる。
以上のように本実施例によれば、線陰極2のエ
ミツシヨン能力を最大限利用できるように制御で
き、背面電極1、線陰極2の駆動条件により制限
を受けない。また従来例では、実時間で動作する
フイード・バツク・ループのみによつて動作して
いたため、検出したエミツシヨン電流と輝度の相
関を完全に補正することができず、輝度均一化の
精度が不充分であつたが、本実施例ではROMメ
モリ回路の内容を初期設定する時にこの相関を補
正できるため、精度の高い輝度画面が得られる。
発明の効果 以上のように本発明は、垂直ブランキング期間
に線陰極を1本づつ逐次エミツシヨンさせ、その
エミツシヨン量を、上記発光強度を制御する制御
電極の直前に位置する垂直集束電極(G3電極)
で検出し、初期設定輝度データであるROMメモ
リ回路の記憶内容と比較して、線陰極の直後に位
置する垂直集束電極(G3電極)にフイード・バ
ツクすると共に、検出したエミツシヨン量を
RAMメモリ回路に記憶し、画像表示期間に
RAMメモリ回路の記憶内容により線陰極の直後
に位置する垂直集束電極(G1電極)を制御する
ことにより、線陰極、背面電極の動作条件によつ
て制限されることなく、線陰極の最大エミツシヨ
ン能力まで輝度がフイード・バツクできるだけで
なく、ROMの初期設定を行なうことにより、容
易にエミツシヨン検出値と輝度の相関を補正でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における画像表示装
置の輝度均一化補償回路のブロツク図、第2図は
本発明の第1図の動作を示すタイミングチヤー
ト、第3図は本発明の第1図の動作特性を示す特
性図、第4図は従来例の動作特性を示す特性図、
第5図は従来の画像表示装置に用いられる画像表
示素子の分解斜視図、第6図は同画像表示素子の
螢光体面の拡大図、第7図は同画像表示素子の駆
動回路の基本構成を示すブロツク図、第8図は垂
直偏向駆動の動作説明のための波形図、第9図は
線陰極駆動回路の動作説明のための波形図、第1
0図は各駆動信号の波形図、第11図は水平偏向
駆動回路の動作説明のための波形図である。 1…背面電極、2,2イ〜2ヨ…線陰極、3,
3′…垂直集束電極、4…垂直偏向電極、5…ビ
ーム流制御電極、7…水平偏向電極、9…スクリ
ーン、10…スリツト、20…螢光体、23…入
力端子、50…クランプ回路、51…低域通過ア
ンプ、52…A/D変換器、53…RAMメモリ
回路、54,56…D/A変換器、55…ROM
メモリ回路、57…差動アンプ、58…ドライブ
回路、59…抵抗、60…コンデンサ、61…ス
イツチ、62…G3電源端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の線陰極電子ビーム発生源と、上記電子
    ビームが照射されることにより発光する螢光体を
    有するスクリーンと、上記電子ビーム発生源で発
    生された電子ビームを集束する複数の垂直、水平
    集束電極と、上記電子ビームを上記スクリーンに
    至るまでの間で偏向する静電形の偏向電極と、上
    記電子ビームを上記スクリーンに照射する量を制
    御して発光強度を制御する制御電極とを有する表
    示素子を備え、テレビジヨン信号の垂直ブランキ
    ング期間に上記線陰極を1本づつ逐次エミツシヨ
    ンさせ、そのエミツシヨン量を、上記発光強度を
    制御する制御電極の直前に位置する垂直集束電極
    で検出し、ROMメモリ回路の記憶内容と比較し
    てその比較結果を線陰極の直後に位置する垂直集
    束電極にフイードバツクすると共に、検出したエ
    ミツシヨン量をRAMメモリ回路に記憶し、画像
    表示期間に上記RAMメモリ回路の記憶内容によ
    り上記線陰極の直後に位置する垂直集束電極の電
    圧を制御することを特徴とする画像表示装置。
JP60167023A 1985-07-29 1985-07-29 画像表示装置 Granted JPS6229281A (ja)

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