JPH0473864B2 - - Google Patents
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- JPH0473864B2 JPH0473864B2 JP59197824A JP19782484A JPH0473864B2 JP H0473864 B2 JPH0473864 B2 JP H0473864B2 JP 59197824 A JP59197824 A JP 59197824A JP 19782484 A JP19782484 A JP 19782484A JP H0473864 B2 JPH0473864 B2 JP H0473864B2
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C8/00—Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
- G03C8/02—Photosensitive materials characterised by the image-forming section
- G03C8/04—Photosensitive materials characterised by the image-forming section the substances transferred by diffusion consisting of inorganic or organo-metallic compounds derived from photosensitive noble metals
- G03C8/06—Silver salt diffusion transfer
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Description
(A) 産業上の利用分野
本発明は、銀錯塩拡散転写用処理液を用いる処
理方法、特にランニング処理方法に関するもので
ある。 (B) 従来技術及びその問題点 銀錯塩拡散転写法(以後、DTR法という)の
原理は、米国特許第2352014号明細書に記載され
ており、その他にも多くの特許、文献があり、よ
く知られている。すなわち、DTR法に於いては、
銀酸塩は拡散によつてハロゲン化銀乳剤層から受
像層へ像に従つて転写され、それらは多くの場合
に物理現像核の存在下に銀像に変換される。この
目的のため、像に従つて露光されたハロゲン化銀
乳剤層は、現像主薬およびハロゲン化銀溶剤の存
在下に受像層と接触配置するか、接触するように
もたらされ、未露光ハロゲン化銀を可溶性銀錯塩
に変換される。ハロゲン化銀乳剤層の露光された
部分に於いて、ハロゲン化銀は銀に現像され、従
つてそれはそれ以上溶解できず、従つて拡散でき
ない。ハロゲン化銀乳剤層の未露光部分に於い
て、ハロゲン化銀は、可溶性銀錯塩に変換され、
それが受像層へ転写され、そこでそれらが通常は
現像核の存在下に銀像を形成する。 DTR法は、書類の再生、平版印刷版の作製、
版下材料の作製およびインスタント写真などの広
範囲の応用が可能である。 特に、書類の再生あるいは版下材料の作製に於
いては、ハロゲン化銀乳剤層を有するネガ材料と
物理現像核を含む受像層を有するポジ材料とを、
通常は銀錯塩形成剤を含むDTR処理液中で密着
せしめ、ポジ材料の受像層に銀像を形成させる。 その銀像は、純黒色ないしは青味を有する黒色
が要求され、さらに濃度が十分に高い必要があ
る。 さらには、コントラストや鮮鋭度が高くかつ画
像の再現性が良好であることが重要であり、また
転写速度が速いものが望ましい。 しかも、ポジ材料の良好な品質が処理条件(た
とえば時間、温度)に大きく依存したり、ランニ
ング処理(処理液を長期に亘り使用し続けるこ
と)によつて品質低下したりしないことが必要で
ある。 前記のDTR法の原理からして、その画像形成
のプロセスが処理の条件、特に、処理温度、処理
速度、等に大きな影響を受けるだろうことは容易
に推察されるところであり、又当業界に於ても周
知である。 DTR法に於ける処理環境の変化、特に処理温
度の変化及び搬送条件の変化によつて生じる特性
変化の一般的な具体例を列記すると、 (1) 感度、調子、色調、濃度(反射濃度、透過濃
度)の変化 (2) 低温処理では、受像シート上に汚染(微粒子
銀コロイドの形成による)が発生し易いこと (3) 微小画像、例えば、細線もしくは微小点の形
成能が、処理温度の上昇又は搬送速度の低下と
ともに低下すること などがあげられる。 今日まで、上述した問題を解決する手段とし
て、例えば特開昭48−93338、同昭55−79445、同
昭55−157738、同昭57−176036、同昭58−72143
等に示される如き処理液が数多く提案されてきた
にも拘らず、総合的に満足される手段となり得て
いない背景には、DTR法が化学現象と溶解、拡
散、物理現象との微妙なバランスの上に成り立つ
ており、コントロールが困難であると考えられて
いたことにあろう。 また、上述した特性変化は、ランニング処理に
よつて顕著になり、更に新たに発生することもあ
る。 一般に、DTR法による画像形成システムは、
非常に簡便なプロセスが採用されている。例え
ば、プロセサーは転写現像液を保持する為のトレ
イとネガシートとポジシートを密着させる為のス
クイーズローラー及び、そのスクイーズローラー
を回転させる為のモーターとから形成されてい
る。 例えば、第1図に示されるようなものである。 このようなプロセサーで処理液を1程度使用
してランニング処理した場合、シート材料の処理
能力(処理できる量)と処理液の寿命(処理でき
る期間)に自ずと限界があり、未処理の状態の処
理液(すなわち新液)を放置するだけでも精々数
日間程度であつた。従つて、そのように疲労した
処理液は新液に交換するか、さらにランニング処
理を続ける場合には、新液または新液の濃厚液を
補充することが行われているのが実情である。 一般的にDTR処理液をランニング処理するこ
とによつて諸特性を変動する要因としては、次の
ようなものが考えられる。即ち、DTR現像に主
要な役割を果す処理剤、例えばチオ硫酸塩の如き
ハロゲン化銀溶剤、亜硫酸塩の如き保恒剤、水酸
化ナトリウム、燐酸ナトリウムの如きアルカリ剤
の消費による減少および組成変化、プロセサーか
らの水に蒸発による処理剤の濃縮化、空気中の炭
酸ガスの吸収によるPHの低下、さらには現像主薬
を含む場合にはその酸化などがあり、これらの要
因が複雑に絡み合つてランニング処理特性を変動
しているものと考えられる。 本発明者は、このような背景の下にランニング
処理性の改良研究を続けた結果、従来のような補
充液を用いることなく、従来のランニング寿命に
比べてはるかに長期間のランニング性が確保でき
る処理方法を見出した。 (C) 発明の目的 本発明の目的は、銀錯塩拡散転写用処理液によ
るランニング性を飛躍的に改良した処理方法を提
供することにある。 本発明の別の目的は、処理条件の変化に対する
依存性が小さく良好な写真特性を得ることができ
るランニング処理性が飛躍的に改良された銀錯塩
拡散転写用処理液による処理方法を提供すること
にある。 (D) 発明の構成 本発明の上記目的は、銀錯塩拡散転写用処理液
を用いてランニング処理する方法において、該処
理液は少なくとも1つのアミノアルコールを含む
ものであり、ランニング処理によつて濃縮した無
機塩類の濃度を水で希釈することを特徴とする処
理方法によつて達成された。 以下、本発明を更に詳しく説明する。 DTR処理液にアミノアルコールを用いること
は前記の特許明細書あるいはその他の特許明細書
にも記載されており公知である。 本発明のランニング処理方法は以下に述べるよ
うな作用に基づいているものと考えられる。即
ち、一般的なDTR処理液には、亜硫酸塩、チオ
硫酸塩、さらに現像主薬を実質的に含まない所謂
アルカリ活性化液の場合には燐酸ナトリウム
(Na3PO4)などの無機塩類を比較的多量に含んで
いる。 これらの無機塩類は、DTR現像に重要な役割
を果すものであるが、ネガ材料および(または)
ポジ材料のゼラチン層の膨潤を抑制する、すなわ
ち処理液の吸液量を抑制する性質をもつている。 従つて、ランニング処理によつて水が蒸発した
分だけ、これらの無機塩類の濃度が高くなり、現
像が阻害されることになる。また、ランニング処
理によつて空気中の炭酸ガスを吸収した処理液は
PHが低下すると同時に、炭酸塩が次第に増加する
ことも加わつて無機塩類の濃度は更に高くなる。 さらにまた、ランニング処理によつて、処理剤
が消費される結果、処理剤の濃度、特に量的バラ
ンスが変化することになる。これらランニング処
理における変動要因の中で、無機塩類濃度の上昇
に対しては、蒸発した水に相当する量の水を補給
してやり、初期、即ち新液の無機塩類濃度に調整
するのである。しかし、第1図に示したようなプ
ロセサーでは、その塩類濃度の管理が困難であ
り、特にランニング処理においてはネガ材料とポ
ジ材料により持ち出される処理液があるので、蒸
発した水の量と圧別し難い面がある。従つて、水
の補給に過不足があり、塩類濃度が低くなつたり
高くなつたり、所望の結果が得られなくなること
が多い。しかるに、本発明者は、アミノアルコー
ルを含む処理液でランニング処理しながら水の補
給を行なえば、かゝる難点が解消され、しかも初
期の写真特性と変らない結果が極めて長期間、例
えば1ケ月以上も得られることを見出した。この
理由は定かでないが次のように考えられる。即
ち、アミノアルコールの作用は、アルカリ剤とし
ては勿論、ハロゲン化銀溶剤として、更に保恒剤
として作用することが知られている。また、本発
明者は、無機塩類の膨潤抑制を阻止する作用、す
なわちゼラチン層の膨潤剤として作用しているこ
とを発見した。このことは、アミノアルコールを
含まない処理液でランニング処理すると、処理液
からの水の蒸発により無機塩類の濃度が高くな
り、その処理液で現像したネガ材料とポジ材料の
剥離が新液に比べて困難になつてくるのに対し
て、アミノアルコールを含む処理液においては上
記した剥離の困難性が緩和されるという事実によ
り知ることができる。 従つて、アミノアルコールは、比較的高濃度の
無機塩類を含む新液だけでなく、ランニング処理
により濃縮された無機塩類に対してもゼラチン層
の膨潤抑制を緩和するように働き、またその限界
濃度(塩類及びアミノアルコールの種類、量など
で異なる)を越えた無機塩類を希釈した際、初期
の無機塩類濃度より高い(即ち希釈が不足)とき
には上記と同様に働くのである。さらに、アルカ
リ剤、ハロゲン化銀溶剤および保恒剤としての性
質は、希釈し過ぎたとき及びランニングによる組
成変化、PH低下に対して、その影響が実質的にな
いように補助的(場合により主体的)に作用して
いるものと思われる。 以上述べたことから、本発明の処理方法におい
ては、ランニング処理の変動要因に対してアミノ
アルコールの性質が望ましい作用をするために、
水の補給と相まつて飛躍的なランニング処理が可
能になつたことが理解されよう。 従つて、本発明においては、ネガ材料及びポジ
材料の処理液持ち出し量は、予め、概略知ること
ができるから、ランニング処理して濃縮した処理
液の残量により蒸発した水の量も概略知ることが
でき、その水の量を目安にして適当に希釈すれば
よいのである。希釈は、ランニング処理中の任意
の時期、塩類の種類、量により異なるが、一般に
約10%以上の水が蒸発した時に行ない、この操作
を繰返すとよい。プロセサーを工夫して、例えば
水補給容器を取付けて定期的あるいは自動的に希
釈するようにしてもよい。 本発明に用いられる希釈のための「水」は、処
理剤を本質的に含まないものである。但し、
DTR現像による品質特性に実質上影響を与えな
い化合物であるとか、上記影響を与える化合物で
あつてもその影響が無視しうる量であるような場
合には、それらの化合物を含む水溶液も本発明で
いう「水」に包含されるものと理解すべきであ
る。 新液の無機塩類濃度が高い程、ランニングの早
い時期に、また頻繁に希釈する必要がある。 従つて、本発明に用いられるDTR処理液は、
可能な範囲において無機塩類の量が少ない方が良
い。特にアルカリ活性化液のアルカリ剤として周
知の燐酸塩(例えばNa3PO4)は、従来、処理液
1当り0.15〜0.25モルの量が使用されていた
が、前述した膨潤抑制の作用が強いので約0.1モ
ル以下の量か、含まないことが好ましい。亜硫酸
塩は、約0.2〜約0.5モル/、チオ硫酸塩は、約
0.02〜約0.15モル/の範囲が好ましく、無機塩
類の総量は、約0.3〜約0.7モル/の範囲が好ま
しい。 本発明に用いられるDTR処理液は、さらに例
えばMOH(Mはアルカリ金属)0〜0.4モル/、
P−ジヒドロキシベンゼン現像主薬0〜0.25モ
ル/とすることができる。さらにまた所望によ
り粘稠剤、例えばカルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルロース、カブリ防止剤、例えば
臭化カリウム、ベンゾトリアゾール、色調剤、例
えば1−フエニル−5−メルカプト−テトラゾー
ル、現像変性剤、例えばポリオキシアルキレン化
合物、四級アンモニウム塩、現像核、例えば英国
特許第1001558号明細書に記載されているもの及
び必要ならば1−フエニル−3−ピラゾリドン類
などDTR処理液に用いられる各種化合物を含有
できる。 本発明に用いられるDTR処理液に含まれるア
ミノアルコールは、ヒドロキシアルキル基を少な
くとも1つ有する第1、2及び3級アミン化合物
である、好ましくは第2及び3級アミノアルコー
ルを用いる。アミノアルコールは、下記一般式(A)
で表わされる化合物を包含する。 一般式(A) (X及びX′は水素原子、ヒドロキシル基または
アミノ基を表わす。l及びmは0または1以上の
整数、nは1以上の整数を表わす。) 具体的には、エタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノ
ールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−
アミノエチルエタノールアミン、N,N−ジメチ
ルエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノー
ルアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−
エチルジエタノールアミン、3−アミノプロパノ
ール、1−アミノ−プロパン−2−オール、4−
アミノブタノール、5−アミノ−ペンタン−1−
オール、3,3′−イミノジプロパノール、N−エ
チル−2,2′−イミノジエタノールなどを挙げる
ことができる。 また、前記した2−アミノ−2−(ヒドロキシ
メチル)プロパン−1,3−ジオールや2−アミ
ノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオールなど
も用いることができる。 アミノアルコールは、50重量%のエタノール含
有水溶液(25℃)中でのPKa値が9未満のアミノ
アルコールと9以上のアミノアルコールをそれぞ
れ少なくとも1種含むことが特に好ましい。 アミノアルコールのPKa値は、例えば
「STABILITY CONSTANTS OF METAL−
IONCOMPLEXES」(special publicationNo.17
(1964年)及びNo.25(1971年)、THE
CHEMICAL SOCIETY,LONDON発行)、「化
学便覧基礎編」(改訂第3版、昭和59年6月25
日丸善株式会社発行)などに記載されており、ま
た容易に測定することが出来る。 本発明におけるpKa値は、重量比50:50のエタ
ノールと水との混合用倍中、25℃で測定したもの
と定義される。 pKa値9未満のアミノアルコールと9以上のア
ミノアルコールは、ランニング処理によつて炭酸
ガスを吸収した処理液、即ち炭酸(H2CO3)の
pKa値に対して、それぞれ低いpKa値と高いpKa
値を示し、そして9未満のアミノアルコールによ
り処理液の現像能力が確保され、また9以上のア
ミノアルコールは、低温処理時の写真特性やラン
ニング処理時の汚染(ポジ材料)防止を図ること
ができることが判明した。 一般にヒドロキシアルキル基を1個有するアミ
ノアルコールはpKa9以上であり、2または3個
有するアミノアルコールはpKa未満であると言え
る。これらのアミノアルコールは、モル比で2:
8〜8:2の範囲で組み合わすことが好ましい。
アミノアルコールの使用量は、単独または併用い
ずれの場合も処理液1当り0.2〜2.0モル好まし
くは0.3〜1.5モルの範囲である。 処理液のPHは、現像主薬を賦活するPH、通常
約10〜14、好ましくは約11〜14である。 ある特定のDTR法での最適PHは、使用する写
真要素、所望の像、処理液組成物中に用いられる
各種化合物の種類および量、処理条件等により異
なる。 DTR法を実施するに当つては、例えば英国特
許第1000115号、第1012476号、第1093177号等の
明細書に記載されている如く、感光性ハロゲン化
銀乳剤層および/または受像層、またはそれに隣
接する他の水透過性コロイド層中に現像主薬を混
入することが通常行われている。従つて、現像段
階で使用される処理液は、現像主薬を含まぬ、所
謂アルカリ性活性化液にすることができる。 一般的なDTR法用のネガ材料は、支持体上に
設けられた少なくとも1つのハロゲン化銀乳剤層
から構成され、一般に硫酸銀に換算したハロゲン
化銀は0.5g〜3.5g/m2の範囲で塗布される。 このハロゲン化銀乳剤層以外に必要により下塗
層、中間層、保護層、剥離層などの補助層が設け
られる。例えば、本発明に使用されるネガ材料
は、特公昭38−18134、同昭38−18135等に記載の
ような水透過性結合剤、例えばメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースのナトリウム
塩、アルギン酸ナトリウム等をハロゲン化銀乳剤
層の被覆層とし、転写の均一化を計ることがで
き、この層は拡散を実質的に阻止または抑制しな
いように薄層とする。ネガ材料におけるハロゲン
化銀乳剤層、及びポジ材料の受像層などには、い
ずれも親水性コロイド物質、例えばゼラチン、フ
タル化ゼラチンの如きゼラチン誘導体、カルボキ
シメチルセルローズ、ヒドロキシメチルセルロー
ズの如きセルローズ誘導体、デキストリン、可溶
性澱粉、ポリビニルアルコール、ポリスチレンス
ルホン酸等の親水性高分子コロイド物質を一種以
上含んでいる。 ハロゲン化銀乳剤は、上記の親水性コロイド中
に分散されたハロゲン化銀、例えば塩化銀、臭化
銀、塩臭化銀及びこれらに沃化物を含んだものか
らなる。ハロゲン化銀乳剤はそれが製造されると
き又は塗布されるときに種々な方法で増感される
ことができる。例えばチオ硫酸ナトリウム、アル
キルチオ尿素によつて、または金化合物、例えば
ロダン金、塩化金によつて、またはこれらの両者
の併用など当該技術分野においてよく知られた方
法で化学的に増感されていてもよい。 乳剤は更に約530〜約560nmの範囲に対して通
常は増感されるが、パンクロ増感もされ得る。 直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤も用いうる。 ハロゲン化銀乳剤層および/または受像層など
には銀錯塩拡散転写法を実施するために通常使用
されている任意の化合物を含有しうる。これら化
合物には例えばテトラザインデンやメルカプトテ
トラゾール類などのカブリ抑制剤、サポニンやポ
リアルキレンオキサイド類などの塗布助剤、ホル
マリンやクロム明ばんなどの硬膜剤、可塑剤など
を含むことができる。 ネガ材料あるいはポジ材料に使用する支持体は
通常使用される任意の支持体である。それには
紙、ガラス、フイルム例えばセルロースアセテー
トフイルム、ポリビニルアセターフイルム、ポリ
スチレンフイルム、ポリエチレンテレフタレート
フイルム等、紙で両側を被覆した金属支持体、片
側または両側をa−オレフイン重合体、例えばポ
リエチレンで被覆した紙支持体も使用できる。 ポジ材料は物理現像核、例えば重金属あるいは
その硫化物などを含みうる。ポジ材料の一種以上
の層中に、拡散転写像の形成に顕著な役割を果た
す物質、例えば英国特許第561875号およびベルギ
ー特許第502525号明細書に記載されている如き黒
色調色剤、例えば1−フエニル−5−メルカプト
テトラブールを含んでいてもよい。 ポジ材料はまた約0.1〜約4g/m2の量でチオ
硫酸ソーダの如き定着剤も含有しうる。 (E) 実施例及び比較例 以下実施例により更に詳細に説明するが、勿論
これらに限定されるものではない。 実施例 1 ポリエチレンで両側を被覆した110g/m2の紙
支持体の片側に硫化ニツケル核を含むゼラチンと
カルボキシメチルセルロース(4:1)からなる
受像層を親水性コロイドが乾燥重量3g/m2にな
るように設けねポジ材料を作製した。 一方、ポジ材料と同じ紙支持体上に、ハレーシ
ヨン防止用としてのカーボンブラツクおよび1
g/m2のハイドロキノンと0.3g/m2の1−フエ
ニル−4−メチル−3−ピラゾリドンを含むゼラ
チン下塗層(ゼラチン3.5g/m2)を設け、その
上に0.3μの平均粒径の塩臭化銀(臭化銀5モル
%)を硝酸銀に換算して1.5g/m2で含むオルト
増感され、さらに0.2g/m2のハイドロキノン等
を含むゼラチンハロゲン化銀乳剤層(ゼラチン
1.5g/m2)を設けてネガ材料を作製した。 下記の処理液〔A〕及び〔B〕を調整した。 〔A〕 〔B〕 Na3PO4・12H2O Na2SO3 Na2S2O3・5H2O KBr 1−フエニル−5−メルカ プトテトラゾール N−メチルエタノールアミン ジエタノールアミン 水で1とする 75 60 20 1 0.1 − − 75g 60g 20g 1g 0.1g 0.3モル 0.1モル 処理液〔A〕及び〔B〕それぞれ1を第1図
に示すような市販のプロセサー(例えばワンステ
ツプSプロセサー、三菱製紙商品名)に入れて
ネガ材料とポジ材料(いずれもA4判)を30セツ
ト処理した。 1セツト当りの処理液持ち出し量は約3mlであ
つた。ネガ材料は連続調原稿を133線/インチの
コンタクトスクリーンを介して通常の製版カメラ
で露光した。処理液温度は20℃であり、転写時間
60秒で剥離した。 ランニング処理試験 前述のように処理した各処理液(残量約900ml)
について、プロセサーのフタをはずした開口状態
で23℃65%RHの環境下で10日間放置した。残量
はいずれも約710mlであつた。 この処理液のそれぞれに水を100mlずつ加えて
いき、加えたときにネガ材料とポジ材料1セツト
を同様に処理した。 第1表に最高反射濃度値ならびに網点の良否、
剥離性および転写ムラを○(良好)、△(悪い)、
×(非常に悪い)で評価した結果を示している。
理方法、特にランニング処理方法に関するもので
ある。 (B) 従来技術及びその問題点 銀錯塩拡散転写法(以後、DTR法という)の
原理は、米国特許第2352014号明細書に記載され
ており、その他にも多くの特許、文献があり、よ
く知られている。すなわち、DTR法に於いては、
銀酸塩は拡散によつてハロゲン化銀乳剤層から受
像層へ像に従つて転写され、それらは多くの場合
に物理現像核の存在下に銀像に変換される。この
目的のため、像に従つて露光されたハロゲン化銀
乳剤層は、現像主薬およびハロゲン化銀溶剤の存
在下に受像層と接触配置するか、接触するように
もたらされ、未露光ハロゲン化銀を可溶性銀錯塩
に変換される。ハロゲン化銀乳剤層の露光された
部分に於いて、ハロゲン化銀は銀に現像され、従
つてそれはそれ以上溶解できず、従つて拡散でき
ない。ハロゲン化銀乳剤層の未露光部分に於い
て、ハロゲン化銀は、可溶性銀錯塩に変換され、
それが受像層へ転写され、そこでそれらが通常は
現像核の存在下に銀像を形成する。 DTR法は、書類の再生、平版印刷版の作製、
版下材料の作製およびインスタント写真などの広
範囲の応用が可能である。 特に、書類の再生あるいは版下材料の作製に於
いては、ハロゲン化銀乳剤層を有するネガ材料と
物理現像核を含む受像層を有するポジ材料とを、
通常は銀錯塩形成剤を含むDTR処理液中で密着
せしめ、ポジ材料の受像層に銀像を形成させる。 その銀像は、純黒色ないしは青味を有する黒色
が要求され、さらに濃度が十分に高い必要があ
る。 さらには、コントラストや鮮鋭度が高くかつ画
像の再現性が良好であることが重要であり、また
転写速度が速いものが望ましい。 しかも、ポジ材料の良好な品質が処理条件(た
とえば時間、温度)に大きく依存したり、ランニ
ング処理(処理液を長期に亘り使用し続けるこ
と)によつて品質低下したりしないことが必要で
ある。 前記のDTR法の原理からして、その画像形成
のプロセスが処理の条件、特に、処理温度、処理
速度、等に大きな影響を受けるだろうことは容易
に推察されるところであり、又当業界に於ても周
知である。 DTR法に於ける処理環境の変化、特に処理温
度の変化及び搬送条件の変化によつて生じる特性
変化の一般的な具体例を列記すると、 (1) 感度、調子、色調、濃度(反射濃度、透過濃
度)の変化 (2) 低温処理では、受像シート上に汚染(微粒子
銀コロイドの形成による)が発生し易いこと (3) 微小画像、例えば、細線もしくは微小点の形
成能が、処理温度の上昇又は搬送速度の低下と
ともに低下すること などがあげられる。 今日まで、上述した問題を解決する手段とし
て、例えば特開昭48−93338、同昭55−79445、同
昭55−157738、同昭57−176036、同昭58−72143
等に示される如き処理液が数多く提案されてきた
にも拘らず、総合的に満足される手段となり得て
いない背景には、DTR法が化学現象と溶解、拡
散、物理現象との微妙なバランスの上に成り立つ
ており、コントロールが困難であると考えられて
いたことにあろう。 また、上述した特性変化は、ランニング処理に
よつて顕著になり、更に新たに発生することもあ
る。 一般に、DTR法による画像形成システムは、
非常に簡便なプロセスが採用されている。例え
ば、プロセサーは転写現像液を保持する為のトレ
イとネガシートとポジシートを密着させる為のス
クイーズローラー及び、そのスクイーズローラー
を回転させる為のモーターとから形成されてい
る。 例えば、第1図に示されるようなものである。 このようなプロセサーで処理液を1程度使用
してランニング処理した場合、シート材料の処理
能力(処理できる量)と処理液の寿命(処理でき
る期間)に自ずと限界があり、未処理の状態の処
理液(すなわち新液)を放置するだけでも精々数
日間程度であつた。従つて、そのように疲労した
処理液は新液に交換するか、さらにランニング処
理を続ける場合には、新液または新液の濃厚液を
補充することが行われているのが実情である。 一般的にDTR処理液をランニング処理するこ
とによつて諸特性を変動する要因としては、次の
ようなものが考えられる。即ち、DTR現像に主
要な役割を果す処理剤、例えばチオ硫酸塩の如き
ハロゲン化銀溶剤、亜硫酸塩の如き保恒剤、水酸
化ナトリウム、燐酸ナトリウムの如きアルカリ剤
の消費による減少および組成変化、プロセサーか
らの水に蒸発による処理剤の濃縮化、空気中の炭
酸ガスの吸収によるPHの低下、さらには現像主薬
を含む場合にはその酸化などがあり、これらの要
因が複雑に絡み合つてランニング処理特性を変動
しているものと考えられる。 本発明者は、このような背景の下にランニング
処理性の改良研究を続けた結果、従来のような補
充液を用いることなく、従来のランニング寿命に
比べてはるかに長期間のランニング性が確保でき
る処理方法を見出した。 (C) 発明の目的 本発明の目的は、銀錯塩拡散転写用処理液によ
るランニング性を飛躍的に改良した処理方法を提
供することにある。 本発明の別の目的は、処理条件の変化に対する
依存性が小さく良好な写真特性を得ることができ
るランニング処理性が飛躍的に改良された銀錯塩
拡散転写用処理液による処理方法を提供すること
にある。 (D) 発明の構成 本発明の上記目的は、銀錯塩拡散転写用処理液
を用いてランニング処理する方法において、該処
理液は少なくとも1つのアミノアルコールを含む
ものであり、ランニング処理によつて濃縮した無
機塩類の濃度を水で希釈することを特徴とする処
理方法によつて達成された。 以下、本発明を更に詳しく説明する。 DTR処理液にアミノアルコールを用いること
は前記の特許明細書あるいはその他の特許明細書
にも記載されており公知である。 本発明のランニング処理方法は以下に述べるよ
うな作用に基づいているものと考えられる。即
ち、一般的なDTR処理液には、亜硫酸塩、チオ
硫酸塩、さらに現像主薬を実質的に含まない所謂
アルカリ活性化液の場合には燐酸ナトリウム
(Na3PO4)などの無機塩類を比較的多量に含んで
いる。 これらの無機塩類は、DTR現像に重要な役割
を果すものであるが、ネガ材料および(または)
ポジ材料のゼラチン層の膨潤を抑制する、すなわ
ち処理液の吸液量を抑制する性質をもつている。 従つて、ランニング処理によつて水が蒸発した
分だけ、これらの無機塩類の濃度が高くなり、現
像が阻害されることになる。また、ランニング処
理によつて空気中の炭酸ガスを吸収した処理液は
PHが低下すると同時に、炭酸塩が次第に増加する
ことも加わつて無機塩類の濃度は更に高くなる。 さらにまた、ランニング処理によつて、処理剤
が消費される結果、処理剤の濃度、特に量的バラ
ンスが変化することになる。これらランニング処
理における変動要因の中で、無機塩類濃度の上昇
に対しては、蒸発した水に相当する量の水を補給
してやり、初期、即ち新液の無機塩類濃度に調整
するのである。しかし、第1図に示したようなプ
ロセサーでは、その塩類濃度の管理が困難であ
り、特にランニング処理においてはネガ材料とポ
ジ材料により持ち出される処理液があるので、蒸
発した水の量と圧別し難い面がある。従つて、水
の補給に過不足があり、塩類濃度が低くなつたり
高くなつたり、所望の結果が得られなくなること
が多い。しかるに、本発明者は、アミノアルコー
ルを含む処理液でランニング処理しながら水の補
給を行なえば、かゝる難点が解消され、しかも初
期の写真特性と変らない結果が極めて長期間、例
えば1ケ月以上も得られることを見出した。この
理由は定かでないが次のように考えられる。即
ち、アミノアルコールの作用は、アルカリ剤とし
ては勿論、ハロゲン化銀溶剤として、更に保恒剤
として作用することが知られている。また、本発
明者は、無機塩類の膨潤抑制を阻止する作用、す
なわちゼラチン層の膨潤剤として作用しているこ
とを発見した。このことは、アミノアルコールを
含まない処理液でランニング処理すると、処理液
からの水の蒸発により無機塩類の濃度が高くな
り、その処理液で現像したネガ材料とポジ材料の
剥離が新液に比べて困難になつてくるのに対し
て、アミノアルコールを含む処理液においては上
記した剥離の困難性が緩和されるという事実によ
り知ることができる。 従つて、アミノアルコールは、比較的高濃度の
無機塩類を含む新液だけでなく、ランニング処理
により濃縮された無機塩類に対してもゼラチン層
の膨潤抑制を緩和するように働き、またその限界
濃度(塩類及びアミノアルコールの種類、量など
で異なる)を越えた無機塩類を希釈した際、初期
の無機塩類濃度より高い(即ち希釈が不足)とき
には上記と同様に働くのである。さらに、アルカ
リ剤、ハロゲン化銀溶剤および保恒剤としての性
質は、希釈し過ぎたとき及びランニングによる組
成変化、PH低下に対して、その影響が実質的にな
いように補助的(場合により主体的)に作用して
いるものと思われる。 以上述べたことから、本発明の処理方法におい
ては、ランニング処理の変動要因に対してアミノ
アルコールの性質が望ましい作用をするために、
水の補給と相まつて飛躍的なランニング処理が可
能になつたことが理解されよう。 従つて、本発明においては、ネガ材料及びポジ
材料の処理液持ち出し量は、予め、概略知ること
ができるから、ランニング処理して濃縮した処理
液の残量により蒸発した水の量も概略知ることが
でき、その水の量を目安にして適当に希釈すれば
よいのである。希釈は、ランニング処理中の任意
の時期、塩類の種類、量により異なるが、一般に
約10%以上の水が蒸発した時に行ない、この操作
を繰返すとよい。プロセサーを工夫して、例えば
水補給容器を取付けて定期的あるいは自動的に希
釈するようにしてもよい。 本発明に用いられる希釈のための「水」は、処
理剤を本質的に含まないものである。但し、
DTR現像による品質特性に実質上影響を与えな
い化合物であるとか、上記影響を与える化合物で
あつてもその影響が無視しうる量であるような場
合には、それらの化合物を含む水溶液も本発明で
いう「水」に包含されるものと理解すべきであ
る。 新液の無機塩類濃度が高い程、ランニングの早
い時期に、また頻繁に希釈する必要がある。 従つて、本発明に用いられるDTR処理液は、
可能な範囲において無機塩類の量が少ない方が良
い。特にアルカリ活性化液のアルカリ剤として周
知の燐酸塩(例えばNa3PO4)は、従来、処理液
1当り0.15〜0.25モルの量が使用されていた
が、前述した膨潤抑制の作用が強いので約0.1モ
ル以下の量か、含まないことが好ましい。亜硫酸
塩は、約0.2〜約0.5モル/、チオ硫酸塩は、約
0.02〜約0.15モル/の範囲が好ましく、無機塩
類の総量は、約0.3〜約0.7モル/の範囲が好ま
しい。 本発明に用いられるDTR処理液は、さらに例
えばMOH(Mはアルカリ金属)0〜0.4モル/、
P−ジヒドロキシベンゼン現像主薬0〜0.25モ
ル/とすることができる。さらにまた所望によ
り粘稠剤、例えばカルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルロース、カブリ防止剤、例えば
臭化カリウム、ベンゾトリアゾール、色調剤、例
えば1−フエニル−5−メルカプト−テトラゾー
ル、現像変性剤、例えばポリオキシアルキレン化
合物、四級アンモニウム塩、現像核、例えば英国
特許第1001558号明細書に記載されているもの及
び必要ならば1−フエニル−3−ピラゾリドン類
などDTR処理液に用いられる各種化合物を含有
できる。 本発明に用いられるDTR処理液に含まれるア
ミノアルコールは、ヒドロキシアルキル基を少な
くとも1つ有する第1、2及び3級アミン化合物
である、好ましくは第2及び3級アミノアルコー
ルを用いる。アミノアルコールは、下記一般式(A)
で表わされる化合物を包含する。 一般式(A) (X及びX′は水素原子、ヒドロキシル基または
アミノ基を表わす。l及びmは0または1以上の
整数、nは1以上の整数を表わす。) 具体的には、エタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノ
ールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−
アミノエチルエタノールアミン、N,N−ジメチ
ルエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノー
ルアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−
エチルジエタノールアミン、3−アミノプロパノ
ール、1−アミノ−プロパン−2−オール、4−
アミノブタノール、5−アミノ−ペンタン−1−
オール、3,3′−イミノジプロパノール、N−エ
チル−2,2′−イミノジエタノールなどを挙げる
ことができる。 また、前記した2−アミノ−2−(ヒドロキシ
メチル)プロパン−1,3−ジオールや2−アミ
ノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオールなど
も用いることができる。 アミノアルコールは、50重量%のエタノール含
有水溶液(25℃)中でのPKa値が9未満のアミノ
アルコールと9以上のアミノアルコールをそれぞ
れ少なくとも1種含むことが特に好ましい。 アミノアルコールのPKa値は、例えば
「STABILITY CONSTANTS OF METAL−
IONCOMPLEXES」(special publicationNo.17
(1964年)及びNo.25(1971年)、THE
CHEMICAL SOCIETY,LONDON発行)、「化
学便覧基礎編」(改訂第3版、昭和59年6月25
日丸善株式会社発行)などに記載されており、ま
た容易に測定することが出来る。 本発明におけるpKa値は、重量比50:50のエタ
ノールと水との混合用倍中、25℃で測定したもの
と定義される。 pKa値9未満のアミノアルコールと9以上のア
ミノアルコールは、ランニング処理によつて炭酸
ガスを吸収した処理液、即ち炭酸(H2CO3)の
pKa値に対して、それぞれ低いpKa値と高いpKa
値を示し、そして9未満のアミノアルコールによ
り処理液の現像能力が確保され、また9以上のア
ミノアルコールは、低温処理時の写真特性やラン
ニング処理時の汚染(ポジ材料)防止を図ること
ができることが判明した。 一般にヒドロキシアルキル基を1個有するアミ
ノアルコールはpKa9以上であり、2または3個
有するアミノアルコールはpKa未満であると言え
る。これらのアミノアルコールは、モル比で2:
8〜8:2の範囲で組み合わすことが好ましい。
アミノアルコールの使用量は、単独または併用い
ずれの場合も処理液1当り0.2〜2.0モル好まし
くは0.3〜1.5モルの範囲である。 処理液のPHは、現像主薬を賦活するPH、通常
約10〜14、好ましくは約11〜14である。 ある特定のDTR法での最適PHは、使用する写
真要素、所望の像、処理液組成物中に用いられる
各種化合物の種類および量、処理条件等により異
なる。 DTR法を実施するに当つては、例えば英国特
許第1000115号、第1012476号、第1093177号等の
明細書に記載されている如く、感光性ハロゲン化
銀乳剤層および/または受像層、またはそれに隣
接する他の水透過性コロイド層中に現像主薬を混
入することが通常行われている。従つて、現像段
階で使用される処理液は、現像主薬を含まぬ、所
謂アルカリ性活性化液にすることができる。 一般的なDTR法用のネガ材料は、支持体上に
設けられた少なくとも1つのハロゲン化銀乳剤層
から構成され、一般に硫酸銀に換算したハロゲン
化銀は0.5g〜3.5g/m2の範囲で塗布される。 このハロゲン化銀乳剤層以外に必要により下塗
層、中間層、保護層、剥離層などの補助層が設け
られる。例えば、本発明に使用されるネガ材料
は、特公昭38−18134、同昭38−18135等に記載の
ような水透過性結合剤、例えばメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースのナトリウム
塩、アルギン酸ナトリウム等をハロゲン化銀乳剤
層の被覆層とし、転写の均一化を計ることがで
き、この層は拡散を実質的に阻止または抑制しな
いように薄層とする。ネガ材料におけるハロゲン
化銀乳剤層、及びポジ材料の受像層などには、い
ずれも親水性コロイド物質、例えばゼラチン、フ
タル化ゼラチンの如きゼラチン誘導体、カルボキ
シメチルセルローズ、ヒドロキシメチルセルロー
ズの如きセルローズ誘導体、デキストリン、可溶
性澱粉、ポリビニルアルコール、ポリスチレンス
ルホン酸等の親水性高分子コロイド物質を一種以
上含んでいる。 ハロゲン化銀乳剤は、上記の親水性コロイド中
に分散されたハロゲン化銀、例えば塩化銀、臭化
銀、塩臭化銀及びこれらに沃化物を含んだものか
らなる。ハロゲン化銀乳剤はそれが製造されると
き又は塗布されるときに種々な方法で増感される
ことができる。例えばチオ硫酸ナトリウム、アル
キルチオ尿素によつて、または金化合物、例えば
ロダン金、塩化金によつて、またはこれらの両者
の併用など当該技術分野においてよく知られた方
法で化学的に増感されていてもよい。 乳剤は更に約530〜約560nmの範囲に対して通
常は増感されるが、パンクロ増感もされ得る。 直接ポジ用ハロゲン化銀乳剤も用いうる。 ハロゲン化銀乳剤層および/または受像層など
には銀錯塩拡散転写法を実施するために通常使用
されている任意の化合物を含有しうる。これら化
合物には例えばテトラザインデンやメルカプトテ
トラゾール類などのカブリ抑制剤、サポニンやポ
リアルキレンオキサイド類などの塗布助剤、ホル
マリンやクロム明ばんなどの硬膜剤、可塑剤など
を含むことができる。 ネガ材料あるいはポジ材料に使用する支持体は
通常使用される任意の支持体である。それには
紙、ガラス、フイルム例えばセルロースアセテー
トフイルム、ポリビニルアセターフイルム、ポリ
スチレンフイルム、ポリエチレンテレフタレート
フイルム等、紙で両側を被覆した金属支持体、片
側または両側をa−オレフイン重合体、例えばポ
リエチレンで被覆した紙支持体も使用できる。 ポジ材料は物理現像核、例えば重金属あるいは
その硫化物などを含みうる。ポジ材料の一種以上
の層中に、拡散転写像の形成に顕著な役割を果た
す物質、例えば英国特許第561875号およびベルギ
ー特許第502525号明細書に記載されている如き黒
色調色剤、例えば1−フエニル−5−メルカプト
テトラブールを含んでいてもよい。 ポジ材料はまた約0.1〜約4g/m2の量でチオ
硫酸ソーダの如き定着剤も含有しうる。 (E) 実施例及び比較例 以下実施例により更に詳細に説明するが、勿論
これらに限定されるものではない。 実施例 1 ポリエチレンで両側を被覆した110g/m2の紙
支持体の片側に硫化ニツケル核を含むゼラチンと
カルボキシメチルセルロース(4:1)からなる
受像層を親水性コロイドが乾燥重量3g/m2にな
るように設けねポジ材料を作製した。 一方、ポジ材料と同じ紙支持体上に、ハレーシ
ヨン防止用としてのカーボンブラツクおよび1
g/m2のハイドロキノンと0.3g/m2の1−フエ
ニル−4−メチル−3−ピラゾリドンを含むゼラ
チン下塗層(ゼラチン3.5g/m2)を設け、その
上に0.3μの平均粒径の塩臭化銀(臭化銀5モル
%)を硝酸銀に換算して1.5g/m2で含むオルト
増感され、さらに0.2g/m2のハイドロキノン等
を含むゼラチンハロゲン化銀乳剤層(ゼラチン
1.5g/m2)を設けてネガ材料を作製した。 下記の処理液〔A〕及び〔B〕を調整した。 〔A〕 〔B〕 Na3PO4・12H2O Na2SO3 Na2S2O3・5H2O KBr 1−フエニル−5−メルカ プトテトラゾール N−メチルエタノールアミン ジエタノールアミン 水で1とする 75 60 20 1 0.1 − − 75g 60g 20g 1g 0.1g 0.3モル 0.1モル 処理液〔A〕及び〔B〕それぞれ1を第1図
に示すような市販のプロセサー(例えばワンステ
ツプSプロセサー、三菱製紙商品名)に入れて
ネガ材料とポジ材料(いずれもA4判)を30セツ
ト処理した。 1セツト当りの処理液持ち出し量は約3mlであ
つた。ネガ材料は連続調原稿を133線/インチの
コンタクトスクリーンを介して通常の製版カメラ
で露光した。処理液温度は20℃であり、転写時間
60秒で剥離した。 ランニング処理試験 前述のように処理した各処理液(残量約900ml)
について、プロセサーのフタをはずした開口状態
で23℃65%RHの環境下で10日間放置した。残量
はいずれも約710mlであつた。 この処理液のそれぞれに水を100mlずつ加えて
いき、加えたときにネガ材料とポジ材料1セツト
を同様に処理した。 第1表に最高反射濃度値ならびに網点の良否、
剥離性および転写ムラを○(良好)、△(悪い)、
×(非常に悪い)で評価した結果を示している。
【表】
第1表の結果は、処理液〔B〕でランニング処
理して水を補給すれば、各評価特性が回復し、し
かも希釈する水の量に寛容性のあることが判る。 実施例 2 下記の処理液〔C〕について実施例1の方法に
従つた。但し、ランニング後は、10日毎に水200
mlを補給してからネガ材料、ポジ材料30セツトを
処理しながらランニングを続けたときの評価を第
2表に示している。開口経時は23℃65%RHの条
件であつた。 〔C〕 Na2SO3 45g NaS2O3・5H2O 16g ヒドロキシエチルセルロース 3g KBr 1g 1−フエニル−5−メルカプト テトラゾール 0.05g N−メチルエタノールアミン 0.4モル N−メチルジエタノールアミン 0.4モル 水で1とする
理して水を補給すれば、各評価特性が回復し、し
かも希釈する水の量に寛容性のあることが判る。 実施例 2 下記の処理液〔C〕について実施例1の方法に
従つた。但し、ランニング後は、10日毎に水200
mlを補給してからネガ材料、ポジ材料30セツトを
処理しながらランニングを続けたときの評価を第
2表に示している。開口経時は23℃65%RHの条
件であつた。 〔C〕 Na2SO3 45g NaS2O3・5H2O 16g ヒドロキシエチルセルロース 3g KBr 1g 1−フエニル−5−メルカプト テトラゾール 0.05g N−メチルエタノールアミン 0.4モル N−メチルジエタノールアミン 0.4モル 水で1とする
【表】
本発明の処理方法によれば、濃度、コントラス
ト、剥離性、転写ムラ等の諸特性が新液と殆んど
変わることなく、従来よりはるかに(実質的には
処理剤が無くなるまで可能であろう)長期間のラ
ンニング処理が可能であることが理解される。 実施例 3 ネガ材料として特開昭59−45441号明細書の実
施例4に記載の直接ポジ用ハロゲン化銀感光材料
を用い、ポジ材料として硫化パラジウム核を含む
ゼラチン受像層(3g/m2)をポリエステルフイ
ルム上に設けたものを用いた。 処理液として下記〔D〕〜〔F〕を処理温度15
℃で処理する以外は実施例2に準じた。結果を第
3表に示している。 〔D〕 〔E〕 〔F〕 NaOH 10 5 5g NaSO3 60 60 60g NaS2O3・5H2O 20 20 20g ハイドロキノン 12 12 12g 1−フエニル−3−ピラゾリドン
1 1 1g 1−フエニル−5−メリカプトテトラゾール
0.1 0.1 0.1g KI 0.1 0.1 0.1g ヒドロキシエチルセルロース
2 2 2g N,N−ジエチルエタノールアミン
− − 0.3モル N−エチルジエタノールアミン
−0.6 0.3モル 水で1とする
ト、剥離性、転写ムラ等の諸特性が新液と殆んど
変わることなく、従来よりはるかに(実質的には
処理剤が無くなるまで可能であろう)長期間のラ
ンニング処理が可能であることが理解される。 実施例 3 ネガ材料として特開昭59−45441号明細書の実
施例4に記載の直接ポジ用ハロゲン化銀感光材料
を用い、ポジ材料として硫化パラジウム核を含む
ゼラチン受像層(3g/m2)をポリエステルフイ
ルム上に設けたものを用いた。 処理液として下記〔D〕〜〔F〕を処理温度15
℃で処理する以外は実施例2に準じた。結果を第
3表に示している。 〔D〕 〔E〕 〔F〕 NaOH 10 5 5g NaSO3 60 60 60g NaS2O3・5H2O 20 20 20g ハイドロキノン 12 12 12g 1−フエニル−3−ピラゾリドン
1 1 1g 1−フエニル−5−メリカプトテトラゾール
0.1 0.1 0.1g KI 0.1 0.1 0.1g ヒドロキシエチルセルロース
2 2 2g N,N−ジエチルエタノールアミン
− − 0.3モル N−エチルジエタノールアミン
−0.6 0.3モル 水で1とする
【表】
尚、新液でのネガ及びポジ材料30セツト処理に
より液残量は約870mlであり、その液を2週間放
置した時に液残量は約620mlであつた。従つて、
水の補給は250mlを加えたものである。 (F) 発明の効果 本発明のランニング処理方法によれば、従来よ
り飛躍的に長期間のランニング処理が新液時の良
好な諸特性を維持したまま可能となつた。
より液残量は約870mlであり、その液を2週間放
置した時に液残量は約620mlであつた。従つて、
水の補給は250mlを加えたものである。 (F) 発明の効果 本発明のランニング処理方法によれば、従来よ
り飛躍的に長期間のランニング処理が新液時の良
好な諸特性を維持したまま可能となつた。
第1図は、本発明に用いることができる代表的
なプロセサーの断面略図である。 1……スクイージーローラ、2……仕切板、3
……フタ、4……処理液。
なプロセサーの断面略図である。 1……スクイージーローラ、2……仕切板、3
……フタ、4……処理液。
Claims (1)
- 1 銀錯塩拡散転写用処理液を用いてランニング
処理する方法において、該処理液は50重量%のエ
タノール含有水溶液(25℃)中でのpka値が9未
満のアミノアルコールと9以上のアミノアルコー
ルをそれぞれ少なくとも1種含むものであり、ラ
ンニング処理によつて濃縮した無機塩類の濃度を
水で希釈することを特徴とする処理方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19782484A JPS6173954A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | 銀錯塩拡散転写処理方法 |
| US06/774,521 US4632896A (en) | 1984-09-20 | 1985-09-10 | Processing solution for silver complex diffusion transfer process comprising amino alcohols |
| DE3533449A DE3533449C3 (de) | 1984-09-20 | 1985-09-19 | Verarbeitungslösung für ein Silberkomplex-Diffusionsübertragungsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19782484A JPS6173954A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | 銀錯塩拡散転写処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6173954A JPS6173954A (ja) | 1986-04-16 |
| JPH0473864B2 true JPH0473864B2 (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=16380946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19782484A Granted JPS6173954A (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | 銀錯塩拡散転写処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6173954A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5851257B2 (ja) * | 1978-12-11 | 1983-11-15 | 三菱製紙株式会社 | 銀錯塩拡散転写用処理液組成物 |
| JPS5674247A (en) * | 1979-11-22 | 1981-06-19 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Method for continuously processing silver halide photographic material |
-
1984
- 1984-09-20 JP JP19782484A patent/JPS6173954A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6173954A (ja) | 1986-04-16 |
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