JPH0473980B2 - - Google Patents

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JPH0473980B2
JPH0473980B2 JP2065250A JP6525090A JPH0473980B2 JP H0473980 B2 JPH0473980 B2 JP H0473980B2 JP 2065250 A JP2065250 A JP 2065250A JP 6525090 A JP6525090 A JP 6525090A JP H0473980 B2 JPH0473980 B2 JP H0473980B2
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container
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cooked rice
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check valve
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主として家庭内において、炊飯直後の
米飯を2週間程度冷蔵することにより完全に保存
し、必要に応じて電子レンジによつて加熱し殆ん
ど炊飯直後同様の食味を得ることができる保存法
に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 家庭内において、米飯を保存する場合、タツパ
ーウエア(商品名)に入れて冷蔵するか、ラツプ
に包んで冷凍している。冷凍する場合は解凍に手
間を要し食味が落ちる場合が多い。またタツパー
式の容器は外界との遮断ができないし、またその
他の容器でも炊飯直後の米飯を熱間充填して完全
密閉できるものは現在市場には存在しない。何れ
にしても外界と完全に遮断できる容器がないた
め、冷蔵保存中に乾燥してパサパサとなり米飯の
αデンプンがβ化して老化するし、冷蔵庫内の臭
気を吸収して食味が落ちる。
本発明は上記の欠点を解決し、2週間程度低温
保存しても、粘り、香味、色沢等の米飯の食味の
要素を殆んど失わずに保存できると共に、電子レ
ンジで再加熱すれば炊飯直後の食味を得ることが
できる米飯の保存法を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは、耐熱、耐冷、バ
リヤー性及びマイクロ波透過性にして可撓性を有
する合成樹脂製容器本体3と通気孔5を穿設した
蓋1とからなり該蓋1は通気孔5を閉塞する耐
熱、耐冷、バリヤー性のゴム状弾性体で傘状に構
成された逆止弁4と、該蓋1の周縁に連設された
パツキンケース2とを備え、該パツキンケース2
内には耐熱、耐冷、バリヤー性のゴム状弾性を有
するパツキン6を装着してなり、パツキンケース
2の基部2aに形成された二条の凹溝2b,2
b′にチヤンネル型のパツキン6の両脚部6a,6
a′を嵌入させて前記パツキンケース2の基部2a
とパツキン6とにより擬似中空部8が構成される
如くし、かつパツキンケース2内の一方の凹溝2
b′には該中空部8から容器内部に通ずる通気小孔
7を周縁に亘り1ケ所以上設けた容器に、炊飯直
後の米飯を熱間充填し、蓋1に押圧を加えて容器
内の膨張した気体の大部分を逆止弁4を押し上げ
て外部に排出し、内部を負圧にして密閉し、冷却
することによりさらに高真空として外界と完全に
遮断した後、低温保存することを特徴とする炊飯
直後の米飯の保存法にある。
先ず本発明に用いる容器について図面を示す実
施例に基づいて説明する。
第1図は本発明に用いる真空密閉保存容器の断
面を示す説明図、第2図は逆止弁の説明図、第3
図はパツキンをパツキンケースの基部の二条の凹
溝に装着した状態を示す図である。
図において1は容器の蓋で、3は容器本体であ
る。6は蓋の周縁部のパツキンケース2の基部2
aに設けられた二条の凹溝にその脚部を気密に嵌
入させたパツキンであり、容器本体3の上端面に
均一に当接するようにかつエンドレスに構成され
る。
パツキン6は耐熱、耐冷、バリヤー性のゴム、
軟質樹脂などの弾性体でつくられ、第3図に示す
如く脚部6a,6a′を有するチヤンネル状に形成
され、両脚部はパツキンケース2の基部2aに設
けられた二条の凹溝2b,2b′内に気密に嵌入さ
れて擬似中空部8が形成されるようになつてい
る。さらに二条の凹溝2b,2b′の2b′側の周縁
の数ケ所に擬似中空部8から容器内に通ずる幅1
mm位の通気小孔7を設ける。
第1図において4は耐熱、耐冷、バリヤー性の
ゴム、軟質樹脂のゴム状弾性材料によつて形成さ
れた逆止弁である。
逆止弁4の詳細を第2図に示す。逆止弁4は図
示の実施例では傘状に形成されており、下部中央
部には突起4aを備え、蓋1の開口9内に表側か
ら挿入され、この突起4aにより逆止弁4自体は
開口9から外れないようになつている。しかし逆
止弁4の軸4dの径は開口9の径より小さくなつ
ており、従つてこの軸自体は開口9内で遊動自在
である。その際、傘の周縁先端面4cは蓋1の面
に気密に接触する。5は切欠部4bに対向して蓋
1に設けられた通気孔である。
なお逆止弁の構造は本実施例に限定されるもの
でなく他の構造を採り得ることは勿論である。
本発明において用いる保存用容器は以上の如く
構造されているから、第1図の状態で蓋1をPの
力で押圧するとパツキン6は擬似中空部8がある
ため容器本体3の先端面3aによつてかるく押し
込むことができるし、容器内の体積の圧縮量を多
くすることも可能となり、擬似中空部8の空気は
通気小孔7を通じて容器内に流出し、さらに容器
もその変形態に応じて圧縮されて容器内の空気は
通気孔5を通じて外部に排出される。押圧を解除
すればパツキン6及び蓋1、容器本体3が復元す
る際に逆止弁4が働いて外部よりの外気の流入を
閉塞し、またパツキン脚部6aは凹溝2bの外部
2cに押しつけられて外気の流入を遮断し、容器
内は負圧となつて密閉される。更に押圧を2〜3
回繰り返せば逆止弁4との関連で恰もポンプの如
く作用して容器内の負圧を一層高めることができ
る。
次に本発明を詳細に説明する。
一般に微生物による食品の変敗を防止するに
は、殺菌、除菌、静菌(抑制)、遮断の方法があ
る。
そこで1種の防止法を適用して、その目的を達
成することができる場合があり、2種以上の方法
を併用しなければならない場合もある。
家庭内において、炊飯直後の米飯を保存する方
法としては、(1)遮断−殺菌、(2)遮断−静菌(抑
制)の方法が考えられる。即ち (1)は米飯を容器に熱間充填して脱気密閉後、缶
詰法のように熱伝導加熱によるか、またマイクロ
波加熱によつて容器内に保存する微生物を殺菌す
ることである。
(2)は米飯を容器に熱間充填後、密閉して容器内
の米飯中またはその周囲の微生物が繁殖し難い環
境をつくることである。
そこで(1)の加熱殺菌による米飯の保存につい
て、文献によればバイヤー性のあるトレー容器に
詰めたパツクライスの保存性について次のような
結果が得られたことが報告されている。米飯(白
飯)では122℃、30分の加熱で細菌数は10/g以
下となり細菌は死滅している。30℃、30日後も菌
数は増えず、味の変化も見られなかつたが、外観
的にやゝ褐変が見られたことと、容器に対して御
飯が付着することや、飯粒の個々が離れにくい点
も見受けられた(幸書房刊:清水潮他1名:レト
ルト食品の理論と実際、P−194)。
次にマイクロ波殺菌については、本発明者が実
験した結果、300gの米飯を密閉容器に入れて家
庭用電子レンジには7分間加熱した後、25℃の温
度下で、10日経過後も全く変敗は認められなかつ
たが、マイクロ波加熱の欠点である硬化現象が見
られ、ダンゴ状となつて固く食味は良くなかつ
た。
さらに文献によると、米飯はデンプン質を主成
分とし水分量が多いので変敗を生じ易く、炊飯直
後の米飯の1g中のBacillus芽胞菌は102〜103
とみなされるが、夏期には、10数時間内に107
108個/gに達し可食性を失うといわれている。
なお、米飯に発育する細菌は好気性有胞子細菌−
Bacillusに限られている(前記:レトルト食品の
理論と実際P−193)。
また文献によれば、耐熱性菌(Bacillus属な
ど)は低温保存下で、その増殖をストツプさせる
ことができる(静菌化)(日本工業新聞社刊:肥
後温子:電子レンジ、マイクロ波利用ハンドブツ
クP−180)。
以上述べた如く前記(1)の方法によつて米飯の保
存を考えることは現状では困難で、微生物の殺菌
によつて、変敗を防ぐことができても食味が悪く
ては良好の保存法とは云えない。特に日本人の米
飯の食味に対する感覚は微妙であり鋭敏である。
従つて(2)の方法によつて米飯を保存しようと考え
た。
そこでもう一度米飯に発育する微生物について
整理すると、下記のとおりの結論が得られる。
(イ) 米飯に発育する細菌は好気性有胞子細菌
Bacillusに限られている。
(ロ) Bacillus芽胞菌の胞子は耐熱性が著しく強
く、加熱によつて菌を死滅させようとすれば、
米飯の品質低下が著しい。
(ハ) Bacillus芽胞菌は低温(0℃〜5℃)保存下
で増殖をストツプさせることができるし、好気
性菌であるから真空密閉すれば静菌化するし、
米飯のαデンプンは老化しないと考えられる。
そこで炊飯直後の米飯は殆ど微生物に汚染さ
れておらず、これを容器に熱間充填し密封し
て、冷蔵保存すれば前記(2)遮断−静菌化の保存
法によつて良好なる状態で保存することができ
る。
従来の蓋と容器本体をパツキンを介して当接
し、掛けがねを係合する容器に入れて密封すれ
ば、米飯を外界と遮断することができるが、炊
飯直後の熱い状態で充填すれば、その温度降下
と共に内が減圧されて蓋があけられなくなる
し、内部の空気はそのまま残存する。
そこで炊飯直後の米飯を本発明に従つて構成
された容器に熱間充填し、蓋を2〜3度繰り返
し押圧すれば、米飯により熱せられて膨張した
内部の気体(空気及び水蒸気など)の大部分が
逆止弁を押し上げて排出され、押圧を止めれば
内部が負圧となつて蓋と本体がパツキンを介し
て密着し、容器は密封されて、その温度降下と
共に内部は高真空となつて完全に外界と遮断さ
れる。
これを冷蔵保存(5℃)すれば、内部の空気
は大部分排出され、希薄な状態となつているか
ら、米飯は酸化されることもなく低温保持によ
り微生物は静菌化されて良好な状態で保存され
る。
内容米飯を取り出すときは、逆止弁のつまみ
を持ち上げて外気を流入させて負圧を解除すれ
ば蓋を解放することができ再加熱するときは真
空密閉のまま電子レンジで加熱すれば温度上昇
に従つて真空は自然に解除されるから安全であ
る。また真空密閉のままの再加熱に際しては、
内部の飽和蒸気によつて均一にしかも急速に加
熱できるため、保存容器として機能すると同時
に電子レンジ食器としても有効に機能する。従
つて、毎回電子レンジによつて再加熱されるも
ので容器は洗えば殆ど無菌状態と考えられ清潔
である。
次に本発明の理解を容易にするため実施例をあ
げて説明する。
本発明に従つて構成された内容積500mlの容器
に炊飯直後の米飯(82℃)を熱間充填し、蓋に3
度の押圧を加えると−70mmHgだけ減圧され、容
器内圧力は690mmHg(真空計の読み)となる。こ
れを常温(約30℃)迄冷却すると容器内圧力は
500mmHgとなり、さらにこれを冷蔵(5℃)すれ
ば2時間後に容器内圧力は410mmHgとなり、7日
後迄そのまゝの容器内圧力が保持された。これを
真空密閉のまゝ電子レンジによつて3分間再加熱
して試食したが炊飯直後の食味と殆ど変わらずに
保存されていた。また褐変などの外観上の変化も
見られなかつた。実際に家庭においては2〜3日
の保存でよいから、常に美味な御飯を食べること
ができる。
(発明の効果) 本発明は、前述の如く簡単な操作によつて容器
内の負圧をつくり出し容器を密閉して真空と低温
による細菌の発育阻害の環境をつくり米飯を殆ど
完全に保存する機能と電子レンジ加熱容器として
の機能を併せ持つ米飯の優れた保存法であるから
家庭生活上は勿論のこと、業務上でも極めて有用
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の真空密閉保存容器の断面を示
す説明図、第2図は逆止弁の説明図、第3図は本
発明に従いパツキンをパツキンケースの基部の二
条の凹溝に装着した状態を示す図である。 1……蓋、2……パツキンケース、2a……パ
ツキンケース基部、2b,2b′……凹溝、2c…
…凹溝の側面、3……容器本体、3a……容器本
体先端面、4……逆止弁、5……通気孔、6……
パツキン、6a,6a′……脚部、7……通気小
孔、8……中空部、9……開口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 耐熱、耐冷、バリヤー性及びマイクロ波透過
    性にして可撓性を有する合成樹脂製容器本体3と
    通気孔5を穿設した蓋1とからなり、該蓋1は通
    気孔5を閉塞する耐熱、耐冷、バリヤー性のゴム
    状弾性体で傘状に構成された逆止弁4と、該蓋1
    の周縁に連設されたパツキンケース2とを備え、
    該パツキンケース2内には、耐熱、耐冷、バリヤ
    ー性のゴム状弾性を有するパツキン6を装着して
    なり、パツキンケース2の基部2aに形成された
    二条の凹溝2b,2b′にチヤンネル型のパツキン
    6の両脚部6a,6a′を嵌入させて前記パツキン
    ケース2の基部2aとパツキン6とにより擬似中
    空部8が構成される如くし、かつパツキンケース
    2内の一方の凹溝2b′には該中空部8から容器内
    部に通ずる通気小孔7を周縁に亘り1ケ所以上設
    けた容器に、炊飯直後の米飯を熱間充填し、蓋1
    に押圧を加えて容器内の膨張した気体の大部分を
    逆止弁4を押し上げて外部に排出し内部を負圧に
    して密閉し、冷却することによりさらに高真空と
    して外界と完全に遮断した後、低温保存すること
    を特徴とする炊飯直後の米飯の保存法。
JP2065250A 1990-03-15 1990-03-15 炊飯直後の米飯の保存法 Granted JPH03266950A (ja)

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