JPH0477662A - 自動試料導入方法及び自動試料導入装置 - Google Patents

自動試料導入方法及び自動試料導入装置

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JPH0477662A
JPH0477662A JP19144490A JP19144490A JPH0477662A JP H0477662 A JPH0477662 A JP H0477662A JP 19144490 A JP19144490 A JP 19144490A JP 19144490 A JP19144490 A JP 19144490A JP H0477662 A JPH0477662 A JP H0477662A
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Tadafumi Kuroishi
黒石 忠文
Kisaburo Deguchi
喜三郎 出口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動試料導入方法及び自動試料導入装置に関し
、特に、液体クロマトグラフ等において2段希釈を必要
とする場合、極微量の試料サンプリングを特別な希釈槽
を使用することなく自動的に行い得る自動試料導入方法
及び自動試料導入装置に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば液体クロマトグラフの自動試料導入装置において
、分析に使用する試料の量が極めて微量である場合には
、微量の試料を直接サンプリングすることが困難である
。このような場合、前段階として試料を予め希釈した溶
液を作り、これをサンプリングしなければならなかった
。例えば、臨床検査などで行われるグリコヘモグロビン
の分析に必要な試料の量は0.05〜0.1μl程度で
あるのに対し、分注器で精度良く分注できる試料の量は
、3μm〜5μlが限度であるため、サンプリング前に
予め試料を100〜200倍にして希釈してサンプリン
グするという2段希釈の方法が採用されている。
従来、このような液体クロマトグラフにおける試料の前
希釈は手作業で行われていた。最近では、コンピュータ
制御による自動前処理機能付き自動試料導入装置が実用
化され、自動的に行う方法が普及してきている。
従来の自動前処理機能付き自動試料導入装置の代表的な
一例を、第8図を参照して説明する。第8図において、
自動試料導入装置1には、試料ステージ2、洗浄層3、
ドレインポート4、希釈槽5、注入ポート6が設けられ
ている。測定すべき液状試料は複数の試料容器7のそれ
ぞれに収容され、試料ラック8に配列されて試料ステー
ジ2に装備される。ノズル9は、細管10及び切換え弁
11を介してシリンジポンプ12と希釈液槽13のいず
れか一方に接続されるように構成され、更にX軸方向及
びY軸方向の駆動機構14により各試料容器や各処理ポ
ートの位置に移動して必要な作業を行う。
分析部15ではポンプ16により試薬槽17a。
17bの試薬が試料導入弁18を介して分離カラム19
に流れるように構成される。試料導入弁18には計量管
20が設けられ、注入ポート6から注入された試料は計
量管20に保持されて分析部15の流路に導入される。
分離カラム19によって分離された試料は検出器21に
送給され、この検出器21で試料成分の同定が行われる
。
前記構成を有する自動試料導入装置における試料のサン
プリングは次のように行われる。先ず予めシリンジポン
プ12に希釈液槽13から所定量の希釈液を吸入してお
き、次いでノズル9を分析しようとする試料容器7の位
置に移動し、ノズル9の先端に所定量の試料を吸引した
後、ノズル9を希釈槽5の位置に移動し試料を吐出し、
その後方から所定量の希釈液を吐出し、所定の希釈比の
試料溶液を作る。次に、この希釈した試料を、ノズル9
により吸引し、ノズル9を注入ポート6の位置に移動し
て吐出させることにより試料導入弁18に送り、所定量
の試料を計量管20で計量し、試料導入弁18を切り換
えて分析部の流路に導入する。
上記の従来のサンプリング方法においては注入ポート6
から試料導入弁18までの流路を形成する管の容積を極
力小さくし、注入する試料は管の容積に対し十分大きな
量を流し、管内に残留していた洗浄液によって希釈され
る先頭の試料区域を捨て、濃度の安定した試料区域を計
量管で切り取るのが、良好なサンプリング精度を得るた
めの原則的方法となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の自動試料導入装置による希釈サンプリング方法は
、従来では手作業で行っていた前希釈方法をそのまま自
動化した方法であり、希釈精度も高く液体クロマトグラ
フ以外のフロ一方式の自動分析にも広く使用できる一般
的な方法である。しかしながら、このサンプリング方法
は、(1)特別な希釈槽が必要であること、(2)前希
釈に時間がかかり、分析に要する時間が長くなること、 (3)連続して分析する試料の間のキャリーオーバーを
なくすため、希釈槽を一検体処理するごとに十分洗浄し
なければならず、多量の洗浄水が必要であること、 (4)希釈槽の経時的な汚れに対応して、適時希釈槽の
清掃や交換などを行う必要があること、などの問題点が
ある。
また、従来の液体クロマトグラフ用の自動試料導入装置
を記述する公知文献としては、特開昭63−71.65
0号公報がある。この従来技術においても、希釈槽とし
て機能する混合用容器を特別に必要とする構成を有する
ため、前述した問題点を含んでいる。
更に、最近、臨床検査において液体クロマトグラフによ
る分析の有用性が認められ、診断を目的とした専用機が
実用化されているが、このような特定の項目の分析を行
う装置では、必ずしも厳密なサンプリング精度を必要と
しない分析も多い。
たとえばグリコヘモグロビンの分析では、分離した成分
の比率により測定を行う。分析に必要な試料の量は極微
量であるが、必ずしも厳密なサンプリング精度を必要と
しない。また液体クロマトグラフにおいては分離カラム
の回収効率の問題などから、内部標準液を添加し、これ
を基準として測定を行う場合も多い。
本発明の目的は、特に上記のような特定の項目の分析を
行う専用機などに有用な自動希釈サンプリング手段を実
現するものであり、特別な希釈槽を用いないで、簡素な
構成を有し、短時間に簡単な操作で試料導入を行い得る
自動試料導入方法及び自動試料導入装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る自動試料導入方法は、上記目的を達成する
ため、導入する試料の量よりも十分大きい容量を有する
試料希釈用導入管に、その入口部から、一定量の試料を
送給し、その後希釈液を送給し、前記試料が前記導入管
の中を流れる間に前記希釈液中にて前記試料を分散させ
、前記導入管内の流れの中に形成される試料濃度勾配の
特定区域の試料部分を流路切換え弁を用いて取り出し、
分析のためのキャリアー溶液の流れる流路に送給すると
いう手順で構成される。
本発明に係る第1の自動試料導入装置は、上記目的を達
成するため、注入ポートと、試料容器内の試料を吸引し
て前記注入ポートに注入する分注ノズルと、この分注ノ
ズルに接続され後方から前記分注ノズルに対し希釈液を
送給するポンプと、前記注入ポートから注入された前記
試料を計量管で計量して分析部に導入する試料導入弁と
を備える自動試料導入装置において、前記注入ポートと
前記試料導入弁の間に、注入される試料の量より十分大
きい容量を有した試料希釈用導入管を設け、注入した前
記試料の後方から希釈液を送給し、前記導入管内の流れ
に伴って希釈液中に試料が分散することにより形成され
る試料濃度勾配の特、定置域の試料部分を、前記試料導
入弁により取り出して、分析部に導入するように構成さ
れる。
本発明に係る第2の自動試料導入装置は、上記目的を達
成するため、試料吸入ノズルと、吸入された試料を計量
管で計量して分析部に導入する試料導入弁と、前記試料
吸入ノズルで試料容器の試料を吸入し、前記試料導入弁
に送給する吸引ポンプとを備える自動試料導入装置にお
いて、前記試料吸入ノズルと前記試料導入弁の間に、吸
入する試料の量よりも十分大きい容量を有した試料希釈
用導入管を設けると共に前記試料吸入ノズルを挿入可能
な希釈液槽を設け、吸入した試料の後方から希釈液を吸
入して送給し、前記導入間内の流れに伴って希釈液中に
試料が分散することにより形成される試料濃度勾配の特
定区域の試料部分を、前記試料導入弁により取り出して
、分析部に導入するように構成される。
〔作用〕
本発明による自動試料導入方法では、特定の希釈槽を用
いない自動希釈サンプリング方法として構成され、注入
ポートと試料導入用切換え弁の間に所定の長さと容量を
有する試料導入管を設け、この試料導入管に試料を希釈
する機能を兼ねさせている。この試料導入管に、例えば
予め希釈液を満たした状態で、注入ポートから試料を注
入し、その後から続いて希釈液を注入して送給すると、
試料は前記導入管中を流れる間に希釈液中に分散し、流
れの中に濃度勾配をなして分布する。そこで、この濃度
勾配の特定区域を試料導入用切換え弁の計量管により計
量して分析部に導入し、所望の希釈比の微量サンプリン
グを行う。このように、試料の流路である細管の流れの
中で試料を希釈させ、極微量の試料のサンプリングを行
うものである。
本発明による第1の自動試料導入装置では、従来装置で
説明したものと同様の注入ポート、試料導入弁、自動試
料導入装置の試料容器と注入ポートの間を自在に移動し
、シリンジポンプにより試料の給排や希釈液の吐出を行
う分注ノズル、サンプリングを制御する制御系と、更に
本装置独自の構成として前記注入ポートと前記試料導入
弁との間に設けられた試料の希釈作用を発揮する試料希
釈用導入管とを含んで構成される。この試料希釈用導入
管は、分析目的に応じて、注入する試料のm及び導入管
内で希釈させる希釈比に基づき、予めその内径及び長さ
を決定して本発明に係る自動試料導入装置に組み込まれ
る。
本発明による第2の自動試料導入装置は、注入ポートを
なくすと共に、ポンプの位置を変更して吸引作用によっ
て試料と希釈液を導入管に流すように構成されている。
なお本発明による自動試料導入装置でのサンプリングは
次の手順で行われる。
(1)先ず分注ノズルにより試料容器から一定量の試料
を吸引する。
(2)次に分注ノズルを注入ポートに挿入し、シリンジ
ポンプにより一定量の試料を試料希釈導入管に注入し、
更にその後方から希釈液を送給すると、試料は導入管内
を流れながら希釈液中に分散する。
(3)分散しながら流れる試料の濃度分布の特定の区域
が、試料導入弁に到達した時点で、試料導入弁を切り換
え試料導入弁の計量管に導入する。
(4)所定の試料の区域が計量管に保持された時点で、
再び試料導入弁を切り換えて試料を分析部に導入する。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。
第1図に従って本発明に係る自動試料導入装置の第1実
施例を説明する。この実施例では、自動試料導入装置を
液体クロマトグラフに適用した例を示している。
先ず、装置の構成について説明する。第1図において第
8図で説明した同一要素には同一の符号を付している。
第1図において、自動試料導入装置1には試料ステージ
2、洗浄槽3、ドレインポート4、注入ポート6が設け
られている。測定すべき複数の試料は複数の試料容器7
のそれぞれに収容され、試料容器7は試料ラック8に配
列されて試料ステージ2に装備される。ノズル9は、細
管10と切換え弁11を介してポンプ12に接続されて
おり、ポンプ12は切換え弁11を切換えることにより
希釈液槽13とノズル9のいずれか一方に選択的に接続
されるように構成されている。
ノズル9はX軸方向及びY軸方向の駆動機構14により
各試料容器や処理ポートの位置に移動してポンプの作用
により吸引や吐出等の必要な作業を行う。
分析部15においては、ポンプ16により試薬槽1.7
a、17b、17cの各試薬のいずれがか選択的に試料
導入弁18を介して分離カラム19に流れるように構成
されている。電磁弁22a。
22b、22cは分析の進行に伴って分離カラム19に
流す試薬を選択するために設けられたものである。注入
ポート6と試料導入弁18の間には希釈作用を生じる試
料希釈用導入管23が設けられており、ここを通過する
間に希釈された試料は、試料導入弁18における接続を
切り換えることにより計量管20に送られ、再び試料導
入弁18を切り換えることにより分析部15の流路24
に導入され、分離カラム19に送られ、検出器21を経
由して排液槽25に排出される。導入管23は希釈器を
兼ねる。分離カラム19により分離された試料成分は、
検出器21を通過する間に測定され、測定結果はA/D
変換器26を介して制御部27に送られ、制御部27で
処理されて表示装置28に表示されると共にプリンタ2
9に出力される。
前記説明で明らかなように、本発明の自動試料導入装置
の構成では、特別な希釈槽を用いず、注入ポート6と試
料導入弁18の間に所定の長さと容量を有する試料希釈
の場を形成する試料希釈用導入管23を設けるようにし
た。この導入管23に、例えば予め希釈液を満たしてお
き、注入ポート6から試料を注入し、その後から続けて
希釈液を注入して送給すると、試料は前記導入管23中
を流れる間に希釈液中に分散し、流れの中に濃度勾配を
形成して分布する。この濃度勾配の特定区域を試料導入
弁18の計量管20により計量して分析部に導入する方
法により、所望の希釈比の微量サンプリングを行うもの
である。
次に、自動試料導入装置1によるサンプリング手順を詳
細に説明する前に、本発明による自動希釈サンプリング
手法の原理を第2A図〜第2C図を参照して説明する。
第2A図に示す如くキャリアー液40が矢印の如く流れ
ている細長い管41に試料液42(Aの位置)を注入す
ると、試料液は管41内に層流となって広がりながらキ
ャリアー液40中に分散する。この分散の状態を、横軸
を管の長さ(又は管内の試料液の体積)、縦軸を分散し
た試料の濃度として表すと、第2B図又は第2C図に示
すような曲線となる。第2A図〜第2C図においてA点
が注入位置、B点が管41で長さlたけ流れたときの試
料42′の分散の中心の位置を示す。分散は、流路系が
デッドスペースのない理想的な系にでは、第2B図に示
す如く正規分布になる。この分散状態を表す理論式とし
て、次式が知られている(JORNAL OF CII
ROMATOGRAPHIC5CIENCE VOL、
 9)。
ここで、rは管の内半径、lは管の長さで、それぞれの
単位はcm、 Qは液(試料液等)の流速で、単位は0
m3/sec、 DMは試料液の拡散係数で単位はcm
2/see、σ1とσT′は正規分布の標準誤差及び分
散として一般に定義されている定数で、単位はそれぞれ
Cl113、Cm6である。
上記式は幾つかの仮定と制限条件により導き出された理
論式であり、本発明で取り扱う流路系における実際の値
と必ずしも一致する訳ではない。
しかし、液体クロマトグラフやフローインジェクション
分析方法などにおいて、上記管の内半径r1長さ11試
料液の流量Qを変えることにより分散が変わり、従って
これらの値を適当に制御することにより所望の分散が得
られ、且つ精度良く再現できることは広く知られている
。
第2B図において分散曲線のピークの位置Bを原点とし
て、原点からX1〜x2の区分(図中斜線部分)に分散
した試料液の量は次式で表される。
ここで、■oは注入した試料の量であり、Xは分散曲線
の管の流れ方向の座標である。上式の不定積分によって
得られる関数は、原点からXの距離までの区域の試料液
の体積を表す。従って、区域X1〜x2におけるキャリ
アー液に対する試料の希釈比率Rは次式で表される。
R=VO/ (X2−XI )     (3)実際の
流路系においては分散の分布は必ずしも正確な正規分布
にならず、例えば測定を行うフローセルや、その他の流
路系のデッドスペースなどの影響で、第2C図のような
テーリング現象を示すことも多い。このような場合でも
σ、とσ7を計算により求めることができるが、複雑に
なるので、ここでの説明は省略する。
以上において細管内における分散の理論式について説明
したが、実際の装置では前記(1)式における仮定や制
限条件の相違や、試料液やキャリアー液の拡散計数の正
確な値が得難いこと、また流路系のデッドスペースなど
装置固有に問題から、実際の値は必ずしも前記理論式の
計算値に一致しないことが多い。従って実際の装置にお
いて試料液を流して分散希釈させる場合は、予め理論式
などから推定した条件に基づき装置を組んで実験を行い
、その装置における実際の分布曲線やσ1゜X、、X2
などの値を決定することが望ましい。
次に、本発明による自動試料導入方法におけるサンプリ
ング手順をステップに分けて説明する。
このサンプリングは前述した条件と同じであり、長さe
及び内容積Vpの試料希釈用導入管23を使用し、注入
ポート6から試料液を■。だけ注入し、希釈用のキャリ
アー液を流速Qで流し、第2B図又は第2C図の状態に
分散した試料の濃度分布におけるX、〜X2の部分を分
析部15でサンプリングする場合について説明する。ま
た、第3A図〜第3C図に示した試料導入弁切り換え時
における試料の流れる状態をを利用して説明を行う。
(1)先ず試料導入弁18を第3A図の如き接続状態に
し、ノズル9を注入ポート6の位置に移動し、ノズル9
の先端を注入ポート6内に挿入し、シリンジポンプ12
を動作させて、試料希釈用導入管23内を、前に流した
試料のキャリーオーバーが残らないよう十分洗浄した後
、導入管23内に希釈液を満たしておく。
(2)次にノズル9を分析しようとする試料容器7の位
置に移動し、ノズル9の先端に所定量V。
の試料液を吸引する。
(3)再びノズル9を注入ポート6の位置に移動し、注
入ポート6に挿入し、シリンジポンプ12を動作させて
試料を注入し、その後方から希釈液を流速Qで、流ff
1Vp+X、だけ送給する。
(4)試料は導入管23内を流れる間に希釈液中に第2
B図又は第2C図の状態で分散する。導入管23の内容
積がVpであるから、希釈液を流量Vp流した時点で、
分散【、た試料の中心は、試料希釈用導入管23と試料
導入弁18の接続点33に到達し、Vp+X、流した時
点ではXlの部分が接続点33に到達する。その状態を
第3A図に示す。第3A図中の塗りつぶした部分が分布
曲線X、〜X2の区域であり、先行する試料の部分は接
続通路34から排出通路35の部分を流れている。
(5)この状態で試料導入弁18を第3A図中の矢印方
向に切り換え、更にキャリアー液をX2X、だけ送給す
ると、分布曲線のX、〜X、の区域が第3B図に示す如
く接続通路36から計量管20に送られる。この区域に
は前述したように分析に必要な試料量VDが希釈された
状態で保持されている。
(6)再び試料導入弁18を第3C図に示す状態に切り
換えると、計量管20及び接続通路36に保持された試
料液が分析部の流路24に導入される。この間にノズル
9は、洗浄ポート3に移動してその外壁を洗浄し、シリ
ンジポンプ12は希釈液槽13から新しい希釈液を吸引
し、もって次の試料のサンプリングに対し待機する。
以上の手順(1)〜(6)により、注入ポート6から注
入された試料を所望の濃度に希釈させ、所望の量の試料
を分析部にサンプリングすることができる。
第4図は前記のサンプリング手順のプログラム例で、第
4図(A)は時間経過に伴う作業工程を棒グラフで示し
たものであり、第4図(B)は作業工程に伴って動作す
る試料導入弁18、ノズル9、シリンジポンプ12の各
機能の動作タイミングを示したものである。
本発明における装置上及び手法上の特徴は、試料液の注
入流路に試料希釈用導入管23を設けたこと、及びそれ
により流れの中で希釈液に試料液を分散すること、によ
り生じる試料濃度勾配の特定区域の試料部分をサンプリ
ングすることである。
すなわち、前述したように、従来法の試料導入装置では
試料の注入ポートから試料導入弁に至る流路は極力容量
を小さくし、流路内に残留する洗浄液と置換する十分な
量の試料を注入して、計量管に導入するのが基本的な手
法とされていた。これに対し本発明では、注入する試料
の量より十分に容量の大きい試料希釈用導入管23を設
け、積極的に試料を希釈させることが特徴である。
試料希釈用導入管23の管の内径や長さは、注入ポート
6に注入する試料の量や所望の希釈比から予め決定し、
装置に組み込まれる。その値は前記の計算式とは必ずし
も一致しないので、実験により実際の値を確認した上で
決定することが望ましい。希釈倍率を大きくするために
は導入管の内径と長さは大きいほど効果があるが、導入
管の内容積が大きくなると管の洗浄に時間がかかり、洗
浄液の使用量も多くなる。分散曲線の裾の部分(第2B
図及び第2C図におけるX1〜X2を参照)をサンプリ
ングすると希釈倍率は大きくなるが、分散曲線のピーク
の部分をサンプリングする場合に比較して、サンプリン
グ精度が低下する。
逆に、分散曲線のピークの部分をサンプリングするとサ
ンプリング精度は良くなるが希釈比率は小さくなり、比
率を上げるためには容量の大きな導入管が必要になる。
これらの関係を勘案して目的に適した流路系を決定する
必要がある。本実施例による実験からは、試料希釈用導
入管23の内径は0.5〜1ff+n+、長さは0.5
〜2n+、ポンプの流量は1〜3m l / min、
注入する試料量は3〜10μlが適当であり、この範囲
で流路条件を決定し且つ分散曲線のサンプリング区域を
適当に選ぶことにより数十倍〜数百倍の希釈倍率でサン
プリングが可能である。
次に本発明の変更実施例について説明する。
第5図は本発明の第2実施例を示し、要部のみを示す。
その他の構成は第1実施例と同じである。
この実施例では、試料導入弁18の計量管20を試料希
釈用導入管23に接続した状態で、注入ポート6から試
料を注入し、試料はそのまま計量管20に流れ、試料の
特定区域が計量管20に入った時点で送給を止め、試料
導入弁18を切り換えて分析部15に導入する方法であ
る。切り取る区域が計量管20の容積により限定される
が、サンプリング時間を短縮できるという利点がある。
第6図は本発明の第3実施例を示し、要部のみを示す。
その他の構成は第1実施例と同じである。
この実施例では、試料希釈用導入管23にマグネットス
ターラーの回転子を内蔵した小容積の撹拌器30を設け
たもので、流路洗浄に時間がかかるが、高い希釈比を得
ることができるという利点を有する。
第7図は本発明の第4実施例を示す。この実施例では、
第1実施例で必要とされた注入ポート6がなく、シリン
ジポンプ12も配設位置を試料導入弁18に関し反対側
に変更され、吸引作用によりサンプリングを行うように
構成されている。希釈液ポート31には希釈液槽13の
希釈液がしごきポンプ32により送給され、常に満たさ
れている。ノズル9の先端で試料を吸引し、その後にノ
ズル9を希釈液ポート31に挿入し、試料に続いて希釈
液を、シリンジポンプ12で吸引して試料希釈用導入管
23に流し、分散した試料の所望の濃度勾配の区域が計
量管20に到達した時点で、試料導入弁18を切り換え
て分析部に導入する。
この方法においても前記実施例の如く注入ポートから注
入する方法と同様の効果を得ることができる。
前記の各変更実施例はいずれも本発明の範囲に含まれる
ものである。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように本発明によれば、試料導入
流路で希釈を行い、従来方式のような特別な希釈槽を設
ける必要がなく、構造が簡単で保守が容易であるため、
簡便な前希釈機能により極微量の試料のサンプリングが
でき、臨床検査などルチーンワークの特定項目専用の液
体クロマトグラフ等の試料導入装置として適しているだ
けでなく、汎用の液体クロマトグラフのオプションとし
ても用途が広い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動試料導入装置の第1実施例の
全体構成図、第2A図〜第2C図は本発明における希釈
方法を原理的に説明するための図、第3A図〜第3C図
は試料導入弁の動作を説明するための図、第4図はサン
プリングの手順を示すタイムチャート、第5図は本発明
の第2実施例を示す要部構成図、第6図は本発明の第3
実施例を示す要部構成図、第7図は本発明の第4実施例
を示す全体構成図、第8図は従来の自動試料導入装置の
構成図である。 〔符号の説明〕 1・・・・・・自動試料導入装置 6 ・ ・ 7 ・ ・ 9 ・ ・ 12 ・ 13 ・ 16 ・ 18 ・ 19 ・ 20 ・ 21 ・ 23 φ 42′ ・注入ポート ・試料容器 ・ノズル ・シリンジポンプ ・希釈液槽 ・ポンプ ・試料導入弁 ・分離カラム ・計量管 ・検出器 ・試料希釈用導入管 ・注入された試料 ・特定区域の試料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導入する試料の量よりも十分大きい容量を有する
    試料希釈用導入管に、その入口部から、一定量の試料を
    送給し、その後希釈液を送給し、前記試料が前記導入管
    の中を流れる間に前記希釈液中にて前記試料を分散させ
    、前記導入管内の流れの中に形成される試料濃度勾配の
    特定区域の試料部分を流路切換え弁を用いて取り出し、
    分析のためのキャリアー溶液の流れる流路に送給するこ
    とを特徴とする自動試料導入方法。
  2. (2)注入ポートと、試料容器内の試料を吸引して前記
    注入ポートに注入する分注ノズルと、この分注ノズルに
    接続され後方から前記分注ノズルに対し希釈液を送給す
    るポンプと、前記注入ポートから注入された前記試料を
    計量管で計量して分析部に導入する試料導入弁とを備え
    る自動試料導入装置において、前記注入ポートと前記試
    料導入弁の間に、注入される試料の量より十分大きい容
    量を有した試料希釈用導入管を設け、注入した前記試料
    の後方から希釈液を送給し、前記導入管内の流れに伴っ
    て希釈液中に試料が分散することにより形成される試料
    濃度勾配の特定区域の試料部分を、前記試料導入弁によ
    り取り出して、分析部に導入することを特徴とする自動
    試料導入装置。
  3. (3)試料吸入ノズルと、吸入された試料を計量管で計
    量して分析部に導入する試料導入弁と、前記試料吸入ノ
    ズルで試料容器の試料を吸入し、前記試料導入弁に送給
    する吸引ポンプとを備える自動試料導入装置において、
    前記試料吸入ノズルと前記試料導入弁の間に、吸入する
    試料の量よりも十分大きい容量を有した試料希釈用導入
    管を設けると共に前記試料吸入ノズルを挿入可能な希釈
    液槽を設け、吸入した試料の後方から希釈液を吸入して
    送給し、前記導入間内の流れに伴って希釈液中に試料が
    分散することにより形成される試料濃度勾配の特定区域
    の試料部分を、前記試料導入弁により取り出して、分析
    部に導入することを特徴とする自動試料導入装置。
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