JPH0479360B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0479360B2 JPH0479360B2 JP58234856A JP23485683A JPH0479360B2 JP H0479360 B2 JPH0479360 B2 JP H0479360B2 JP 58234856 A JP58234856 A JP 58234856A JP 23485683 A JP23485683 A JP 23485683A JP H0479360 B2 JPH0479360 B2 JP H0479360B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colistin
- sodium
- methanesulfonate
- pyrogenic
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
〔利用分野〕
本発明はコリスチンメタンスルホン酸ナトリウ
ムを支持体に固定化した、発熱性物質吸着用不溶
性担体に関する。 〔従来技術〕 発熱性物質の本体はグラム陰性菌のリポポリサ
ツカライド中のリン脂質であるリピツドA部分で
あることが知られている。リピツトAによる発熱
の機構は、顆粒球中に存在する白血球由来発熱性
物質および組織細胞中の内因性発熱性物質がリピ
ツドAにより血中に放出され、これが視床下部な
どの温熱中枢に働いて発熱を起こすためと言われ
ている。このような重篤な有害作用のためにヒト
生体内の直接投与する注射用製剤に関しては、発
熱性物質が含まれることは本来許されない。従つ
て、注射剤から発熱性物質を除去する手段が必要
となる。 発熱性物質を除去する方法としては蒸溜水の場
合には酸またはアルカリを加えて再蒸溜する方
法、その他の注射剤の場合には活性アルミナ、活
性炭、カオリン、イオン交換樹脂による吸着法な
どが用いられている。しかしながら酵素や抗体を
含む製剤あるいは血液製剤から発熱性物質を除去
するには、多くの困難が伴い、簡易な方法が望ま
れていた。 本発明者らは、発熱性物質の簡便な除去方法に
ついて鋭意研究した結果、ポリミキシン系抗生物
質の中で価格的にも有利であり安全性にもすぐれ
たコリスチンメタンスルホン酸ナトリウムを用
い、そのγ−アミノ基と支持体を結合して固定化
させた不溶性担体が発熱性物質の除去に有用であ
ることを見出し本発明を完成した。 〔発明の開示〕 本発明で用いられるコリスチンメタンスルホン
酸ナトリウムは有芽胞細菌Bacillus polymyxaの
培養液中に産生されるポリペプチド系抗生物質コ
リスチンのメタンスルホン酸ナトリウムであり下
記のような構造式を有する。 式中R1,R2は下記の関係にある。
ムを支持体に固定化した、発熱性物質吸着用不溶
性担体に関する。 〔従来技術〕 発熱性物質の本体はグラム陰性菌のリポポリサ
ツカライド中のリン脂質であるリピツドA部分で
あることが知られている。リピツトAによる発熱
の機構は、顆粒球中に存在する白血球由来発熱性
物質および組織細胞中の内因性発熱性物質がリピ
ツドAにより血中に放出され、これが視床下部な
どの温熱中枢に働いて発熱を起こすためと言われ
ている。このような重篤な有害作用のためにヒト
生体内の直接投与する注射用製剤に関しては、発
熱性物質が含まれることは本来許されない。従つ
て、注射剤から発熱性物質を除去する手段が必要
となる。 発熱性物質を除去する方法としては蒸溜水の場
合には酸またはアルカリを加えて再蒸溜する方
法、その他の注射剤の場合には活性アルミナ、活
性炭、カオリン、イオン交換樹脂による吸着法な
どが用いられている。しかしながら酵素や抗体を
含む製剤あるいは血液製剤から発熱性物質を除去
するには、多くの困難が伴い、簡易な方法が望ま
れていた。 本発明者らは、発熱性物質の簡便な除去方法に
ついて鋭意研究した結果、ポリミキシン系抗生物
質の中で価格的にも有利であり安全性にもすぐれ
たコリスチンメタンスルホン酸ナトリウムを用
い、そのγ−アミノ基と支持体を結合して固定化
させた不溶性担体が発熱性物質の除去に有用であ
ることを見出し本発明を完成した。 〔発明の開示〕 本発明で用いられるコリスチンメタンスルホン
酸ナトリウムは有芽胞細菌Bacillus polymyxaの
培養液中に産生されるポリペプチド系抗生物質コ
リスチンのメタンスルホン酸ナトリウムであり下
記のような構造式を有する。 式中R1,R2は下記の関係にある。
【表】
これらはいずれも日本薬局方収載の医薬品であ
り、容易に入手可能である。 支持体としてはアガロース、セルロース、その
他の不溶性ポリサツカライドまたはポリアクリル
アミド、樹脂、ガラス等が挙げられる。これら支
持体への固定化の方法は特に限定されるものでは
なく、既知の方法で行うことができる。 (1) アミノ酸共重合体(J.Biol.Chem.,236,
1970(1961)) (2) セルロース(Nature,189,576(1961)) (3) アガロースまたはセフアデツクス(Nature,
215,1491(1967);Nature,245,3059(1970)) (4) ポリアクリルアミド(Biochem.,8,4074
(1966)) 具体的に例示すると、コリスチンメタンスルホ
ン酸ナトリウムを含む水溶液と活性化された支持
体を混合し、室温で1〜10時間振盪後、反応停止
剤を加えることによつてコリスチンメタンスルホ
ン酸ナトリウムを固定化する。こうして回収した
担体は洗浄することによつて、発熱性物質吸着用
不溶性担体が提供される。必要があれば凍結乾燥
することもできる。固定化のメカニズムとしては
コリスチンメタンスルホン酸ナトリウムのγ−
NH2基が支持体の反応基と共有結合しているも
のと考えられる。 こうして得られた不溶性担体中のコリスチンメ
タンスルホン酸ナトリウムの固定化量は担体1ml
当り5〜50mgであり、また発熱性物質の吸着能は
担体1ml当り0.1〜10mgであることが判明した。 この不溶性担体はバツチ法あるいはカラム法に
より発熱性物質の除去に用いることができる。 本発明により調製される不溶性担体は、発熱性
物質の除去に役立つだけでなく高濃度塩類による
溶出も可能であり、検体の生理活性を低下させる
こともなく、また溶液の澄明化などの効果を有
し、また担体の再生も容易である。しかも、本発
明で選択したコリスチンメタンスルホン酸ナトリ
ウムは、きわめて毒性が低い化合物でありしか
も、発熱性物質との親和性が高いため他のペプチ
ド系抗生物質を利用したのと違い、血液剤あるい
は生物学的製剤等の発熱性物質を確実に安全に吸
着除去でき、たとえコリスチンメタンスルホン酸
ナトリウムが溶出したとしてもより安全な注射用
製剤を供給ならしめることができる。 以下に、本発明を実施例および実験例により説
明するが、本発明はこれらによつて何ら限定され
るものではない。なお以下において、発熱性物質
試験は局方記載の方法に準拠した。 実施例 1 粒子径40〜190μのセフアロース4B(スウエーデ
ン、フアルマシア社製)約3に、臭化シアン
750gを投入してかきまぜながら、4N−NaOHで
PHを11に調整する。この間温度を10〜20℃に保つ
た。PHを11に保たせながら約10分間かきまぜを続
ける。次いでこの反応液を濾過して濾液を除き、
残渣を集めて0.1M炭酸水素ナトリウムで洗浄し、
活性化セフアロース4B約3を得た。 そして、1%(W/V)濃度のコリスチンメタ
ンスルホン酸ナトリウム含有水溶液1.0に上記
の活性化セフアロース4B約3を加え、室温で
4時間かきまぜを続け反応させた後、反応を止め
るために0.1M Tris−HC1緩衝液(PH8.0)10
を加え、撹拌した。 反応液中に残つた未反応の物質をPH7.4、0.1M
リン酸塩緩衝液(0.15M塩化ナトリウムを含む)
およびPH4.0、0.1M酢酸緩衝液(0.5M塩化ナトリ
ウムを含む)で洗浄して除いた後、乾燥処理を施
して不溶性コリスチンAメタンスルホン酸ナトリ
ウムを得た。このものは3mg/mlの発熱性物質結
合能を有していた。 実施例 2 CNBr活性化セフアロース4Bを0.1M炭酸水素
ナトリウム緩衝液(PH8.3、以下A液と記す)で
懸濁し調製した。一方、同様の緩衝液を用いてコ
リスチンBメタンスルホン酸ナトリウムの1%
(W/V)溶液を調製した。これらを1:2の容
量比で混合し、室温で約2時間撹拌した。その
後、0.1M Tris−HCl緩衝液(PH8.0)を十分量に
添加して反応を停止させた後、ゲル画分を分離し
た。ゲル画分をA液および0.5M塩化ナトリウム
含有0.1M酢酸緩衝液(PH4.0)で十分に洗浄し、
不溶性コリスチンBメタンスルホン酸ナトリウム
セフアロース4Bを得た。このものは2.5mg/mlの
発熱性物質吸着能を有していた。 実験例 1 コリスチンAメタンスルホン酸ナトリウム(70
mg)をCNBr活性化セフアロース4B(150ml)に
固定化して得られた不溶性担体をカラムに充填
し、0.3MNaCl溶液で調製した。マウス腹水から
接種したモノクローナル抗体溶液(100ml)をこ
のカラムにアプライし、流速100ml/hrで
0.3MNaCl溶液を用いて溶出し、モノクローナル
抗体画分を回収した。この結果、処理前の発熱性
物質濃度が10ng/mlであつたのに対して処理後
は検出できなかつた。 実験例 2 コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム、硫酸
コリスチンおよび硫酸ポリミキシンのマウスに対
する急性毒性LD50を調べ、本発明で選択した化
合物の安全性を確認した(表1)。
り、容易に入手可能である。 支持体としてはアガロース、セルロース、その
他の不溶性ポリサツカライドまたはポリアクリル
アミド、樹脂、ガラス等が挙げられる。これら支
持体への固定化の方法は特に限定されるものでは
なく、既知の方法で行うことができる。 (1) アミノ酸共重合体(J.Biol.Chem.,236,
1970(1961)) (2) セルロース(Nature,189,576(1961)) (3) アガロースまたはセフアデツクス(Nature,
215,1491(1967);Nature,245,3059(1970)) (4) ポリアクリルアミド(Biochem.,8,4074
(1966)) 具体的に例示すると、コリスチンメタンスルホ
ン酸ナトリウムを含む水溶液と活性化された支持
体を混合し、室温で1〜10時間振盪後、反応停止
剤を加えることによつてコリスチンメタンスルホ
ン酸ナトリウムを固定化する。こうして回収した
担体は洗浄することによつて、発熱性物質吸着用
不溶性担体が提供される。必要があれば凍結乾燥
することもできる。固定化のメカニズムとしては
コリスチンメタンスルホン酸ナトリウムのγ−
NH2基が支持体の反応基と共有結合しているも
のと考えられる。 こうして得られた不溶性担体中のコリスチンメ
タンスルホン酸ナトリウムの固定化量は担体1ml
当り5〜50mgであり、また発熱性物質の吸着能は
担体1ml当り0.1〜10mgであることが判明した。 この不溶性担体はバツチ法あるいはカラム法に
より発熱性物質の除去に用いることができる。 本発明により調製される不溶性担体は、発熱性
物質の除去に役立つだけでなく高濃度塩類による
溶出も可能であり、検体の生理活性を低下させる
こともなく、また溶液の澄明化などの効果を有
し、また担体の再生も容易である。しかも、本発
明で選択したコリスチンメタンスルホン酸ナトリ
ウムは、きわめて毒性が低い化合物でありしか
も、発熱性物質との親和性が高いため他のペプチ
ド系抗生物質を利用したのと違い、血液剤あるい
は生物学的製剤等の発熱性物質を確実に安全に吸
着除去でき、たとえコリスチンメタンスルホン酸
ナトリウムが溶出したとしてもより安全な注射用
製剤を供給ならしめることができる。 以下に、本発明を実施例および実験例により説
明するが、本発明はこれらによつて何ら限定され
るものではない。なお以下において、発熱性物質
試験は局方記載の方法に準拠した。 実施例 1 粒子径40〜190μのセフアロース4B(スウエーデ
ン、フアルマシア社製)約3に、臭化シアン
750gを投入してかきまぜながら、4N−NaOHで
PHを11に調整する。この間温度を10〜20℃に保つ
た。PHを11に保たせながら約10分間かきまぜを続
ける。次いでこの反応液を濾過して濾液を除き、
残渣を集めて0.1M炭酸水素ナトリウムで洗浄し、
活性化セフアロース4B約3を得た。 そして、1%(W/V)濃度のコリスチンメタ
ンスルホン酸ナトリウム含有水溶液1.0に上記
の活性化セフアロース4B約3を加え、室温で
4時間かきまぜを続け反応させた後、反応を止め
るために0.1M Tris−HC1緩衝液(PH8.0)10
を加え、撹拌した。 反応液中に残つた未反応の物質をPH7.4、0.1M
リン酸塩緩衝液(0.15M塩化ナトリウムを含む)
およびPH4.0、0.1M酢酸緩衝液(0.5M塩化ナトリ
ウムを含む)で洗浄して除いた後、乾燥処理を施
して不溶性コリスチンAメタンスルホン酸ナトリ
ウムを得た。このものは3mg/mlの発熱性物質結
合能を有していた。 実施例 2 CNBr活性化セフアロース4Bを0.1M炭酸水素
ナトリウム緩衝液(PH8.3、以下A液と記す)で
懸濁し調製した。一方、同様の緩衝液を用いてコ
リスチンBメタンスルホン酸ナトリウムの1%
(W/V)溶液を調製した。これらを1:2の容
量比で混合し、室温で約2時間撹拌した。その
後、0.1M Tris−HCl緩衝液(PH8.0)を十分量に
添加して反応を停止させた後、ゲル画分を分離し
た。ゲル画分をA液および0.5M塩化ナトリウム
含有0.1M酢酸緩衝液(PH4.0)で十分に洗浄し、
不溶性コリスチンBメタンスルホン酸ナトリウム
セフアロース4Bを得た。このものは2.5mg/mlの
発熱性物質吸着能を有していた。 実験例 1 コリスチンAメタンスルホン酸ナトリウム(70
mg)をCNBr活性化セフアロース4B(150ml)に
固定化して得られた不溶性担体をカラムに充填
し、0.3MNaCl溶液で調製した。マウス腹水から
接種したモノクローナル抗体溶液(100ml)をこ
のカラムにアプライし、流速100ml/hrで
0.3MNaCl溶液を用いて溶出し、モノクローナル
抗体画分を回収した。この結果、処理前の発熱性
物質濃度が10ng/mlであつたのに対して処理後
は検出できなかつた。 実験例 2 コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム、硫酸
コリスチンおよび硫酸ポリミキシンのマウスに対
する急性毒性LD50を調べ、本発明で選択した化
合物の安全性を確認した(表1)。
【表】
実験例 3
実施例1に準拠して、固定化コリスチンAを調
製し、その発熱性物質の吸着能をしらべた。値は
1.5〜2mg/mlであり、本発明化合物の吸着能の
すぐれていることを立証した。
製し、その発熱性物質の吸着能をしらべた。値は
1.5〜2mg/mlであり、本発明化合物の吸着能の
すぐれていることを立証した。
Claims (1)
- 1 コリスチンメタンスルホン酸ナトリウムを固
定化したことを特徴とする発熱性物質吸着用不溶
性担体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58234856A JPS60126227A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 発熱性物質吸着用不溶性担体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58234856A JPS60126227A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 発熱性物質吸着用不溶性担体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60126227A JPS60126227A (ja) | 1985-07-05 |
| JPH0479360B2 true JPH0479360B2 (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=16977418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58234856A Granted JPS60126227A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 発熱性物質吸着用不溶性担体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60126227A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5813519A (ja) * | 1981-07-16 | 1983-01-26 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | エンドトキシン吸着材及びそれを用いるエンドトキシンの除去方法 |
-
1983
- 1983-12-12 JP JP58234856A patent/JPS60126227A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60126227A (ja) | 1985-07-05 |
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