JPH0486311A - 4サイクルエンジンの動弁装置 - Google Patents

4サイクルエンジンの動弁装置

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JPH0486311A
JPH0486311A JP20154790A JP20154790A JPH0486311A JP H0486311 A JPH0486311 A JP H0486311A JP 20154790 A JP20154790 A JP 20154790A JP 20154790 A JP20154790 A JP 20154790A JP H0486311 A JPH0486311 A JP H0486311A
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JP
Japan
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cam
rocker
rocker arm
medium
high speed
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JP20154790A
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Inventor
Chiaki Hirata
千秋 平田
Tatsuya Shinkai
達也 新海
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、運転状況に応じて吸・排気バルブのリフト
量や開弁時期等を変化させることができる4サイクルエ
ンジンの動弁装置に係り、特にカムにより駆動されず浮
動状態にあるロッカアームとカムとの間に生ずるおそれ
のある打音の発生を防止した4サイクルエンジンの動弁
装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車および自動二輪車等の車両に搭載される
4サイクルエンジンでは、燃焼室」三方に吸・排気バル
ブが配設されており、これらのバルブは動弁装置によっ
て駆動される。すなわち、上記動弁装置は、エンジンの
クランクシャフトに連動するカムシャフトを備え、この
カムシャフトに形成されたカムによって上記吸・排気バ
ルブを所定のタイミングで上下動させている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記4サイクルエンジンは、低回転数域から
中・高回転数域にかけての広い回転数域内で高い出力が
得られること、つまりパワーバンドが広帯域であること
が望ましい。
しかし、従来の動弁装置では、バルブの開閉タイミング
およびリフト量が固定されているため、特定のエンジン
回転数域でピーク値を有する出力特性しか得られず、し
たがって低回転数域の出力特性に重点を置くか、もしく
は中・高回転数域の出力特性に重点を置くかの選択を余
儀なくされる。
この発明は、上述の事情を考慮してなされたものであり
、広い回転数域内で出力を向上させることができると共
に、ロッカアームを駆動しないカムと、カムにより駆動
されず浮動状態にあるロッカアームとの間に生ずるおそ
れのある打音の発生を防止できる4サイクルエンジンの
動弁装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明は、回動可能に支持されるとともにエキセント
リック大径部が形成されたロッカシャフトと、このロッ
カシャフトに直接嵌挿されて分岐先端部が形成された第
1のロッカアームと、この第1のロッカアームの両側に
配置されて上記エキセントリック大径部に嵌挿された第
2および第3のロッカアームと、上記第1、第2および
第3のロッカアームをそれぞれ駆動する第1、第2およ
び第3のカムと、を有し、これら第2および第3のカム
が同じカムプロフィールに形成され、上記第1のカムの
カムプロフィールが上記カムプロフィールと異なって形
成され、また、上記第2および第3のロッカアームのい
ずれか一方の先端部が上記第1のロッカアームの分岐先
端部のいずれか一方の上に重なり、上記第2および第3
のロッカアームのいずれか他方の先端部が上記分岐先端
部のいずれか他方の下に重なり、さらに、上記分岐先端
部上に重なる第2または第3のロッカアームの支持部と
上記第1のロッカアームの支持部との一方に遊び調整用
スクリューが設けられ、他方にスクリュー受け部が形成
され、上記遊び調整用スクリューの先端と上記スクリュ
ー受け部とのクリアランスが調整可能に構成されたこと
を特徴とするものである。
(作用) したがって、この発明に係る4サイクルエンジンの動弁
装置によれば、ロッカシャフトを所定角度回転させてエ
キセントリック大径部を回転させることにより、上記第
2および第30ツカアームのカムフロア面を第10ツカ
アームのカムフロア面に対し上下方向に相対的に位置変
化できる。
この際、第2および第30ツカアームのカムフロア面を
第10ツカアームのカムフロア面に対し下方へ位置変化
させたときには、第2および第30ツカアームと第2お
よび第3カムとの当接が解除され、第10ツカアームと
第1カムとが当接して、4サイクルエンジンのバルブは
この第1カムにより駆動する。
また、第2および第30ツカアームのカムフロア面を第
1−ロッカアームのカムフロア面に対しほぼ」三方へま
たは同一位置に位置変化させたときには、第10ツカア
ームと第1カムとの当接が解除され、第2および第30
ツカアームと第2および第3カムとがそれぞれ当接して
、4サイクルエンジンのバルブはこの第2および第3の
カムにより作動する。このようにロッカシャフトを回動
させることによるカムの選択によって、広い回転数域に
亘りエンジン出力を向」ニさせることができる。
また、第10ツカアームの分岐先端部の下に重なった第
2または第30ツカアームは、この第1ロッカアームに
よって浮動状態か防止される。さらに、第10ツカアー
ムの分岐先端部の上に重なった第2または第30ツカア
ームは、遊び調整用スクリューおよびスクリュー受け部
の当接により浮動状態が防止される。これらのことから
、ロッカアームを駆動していないカムと、カムにより駆
動されず浮動状態にあるロッカアームとの間に生ずるお
それのある打音の発生を防止することができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明に係る4サイクルエンジンの動弁装
置の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の動弁装置
の平面図である。
この動弁装置は、エンジンの1−っのシリンダにおける
吸気側と排気側にそれぞれ配設される。したがって、第
1図および第2図に示すバルブ1゜2は吸気または排気
を行なうために配置されている。
この一実施例は、第1カムとしての低速用カム3、並び
にこの低速用カム3の一側方および他側方にそれぞれ配
置された第2カムとしての中高速用カム4および第3カ
ムとしての同じく中高速用カム5を有したカムシャフト
6(第3図〜第6図)と、カム3,4および5のそれぞ
れの下方に位置された第10ツカアームとしての低速用
ロッカアーム7、第20ツカアームとしての中高速用ロ
ッカアーム8および第30ツカアームとしての同じく中
高速用ロッカアーム9と、これらのロッカアーム7.8
および9の支持部7a、  8aおよび9aが嵌挿され
、かつ図示しない軸受部によって回動自在に支承された
ロッカシャフト11と、を備えて構成される。
低速用ロッカアーム7の先端は2方に分岐し、これらの
分岐先端部の一方7b’か中高速用ロッカアーム8の先
端部8b上に重ね合され、分岐先端部の他方7bがバル
ブ2のステム頭部に当接している。また、低速用ロッカ
アーム7の支持部7aは、ロッカシャフト11−に直接
嵌挿されて、回動可能に設けられる。
中高速用ロッカアーム8の支持部8aは、ロッカシャフ
ト11よりも大径の偏心ブツシュ12を介して、ロッカ
シャフトIJ−に対し回動可能に嵌挿される。この偏心
ブツシュ12は、第3図および第4図に示す如く、軸心
P、  P’がロッカシャフト11の中心0から偏心し
ており、抜止めピン10によってロッカシャフト11に
着脱自在に固定される。したがって、この偏心ブツシュ
12は、ロッカシャフト11におけるエキセントリック
大径部として機能する。
ここで、偏心ブツシュ12の軸心Pは、厚肉頂部12a
が斜め前方へ位置(第3図)したエンジン低回転数域に
おける軸心であり、軸心P′は、厚肉頂部12aが斜め
後方に位置(第4図)したエンジン中・高速回転数域に
おける軸心である。
また、第5図および第6図に示す如く、中高速用ロッカ
シャフト9の支持部9aも、上記偏心ブツシュ12と同
一の形状を有しかつ同一方向に偏心する偏心ブツシュ1
3を介して、ロッカシャツト11−に対し回動可能に嵌
挿される。この偏心ブツシュ13も抜止めピン10によ
りロッカシャフト11に着脱自在に固定され、エキセン
トリック大径部さして機能する。
さらに、中高速用ロッカアーム9の先端部9aの下面は
、低速用ロッカアーム7の一方の分岐先端部7bに、シ
ム1.4aを介して当接される。また、低速用ロッカア
ーム7の他方の分岐先端部76′の下面は、中高速用ロ
ッカアーム8の先端部8bに、シム14aを介して当接
される。これらの低速用ロッカアーム7の分岐部7bお
よび7b’ と中高速用ロッカアーム8および9の先端
部8bおよび9bとの接触点は、バルブ1および2の略
軸線上に設定される。
したがって、第3図および第5図に示すように、低速用
カム3が低速用ロッカアーム7のカムフロア而7cを押
下して、その各分岐先端部7bおよび7b’を下降させ
た場合、ロッカアーム9の先端部9bは、重力により分
岐先端部7bに追従して下降し、ロッカアーム8の先端
部8bは、分岐先端部7b’ に押し下げられで、強制
的に下降される。一方、第4図および第6図に示すよう
に中高速用カム4および5が中高速用ロッカアーム8お
よび9のカムフロア面8Cおよび9Cをそれぞれ押下し
た場合には、ロッカアーム9の先端部9bが低速用ロッ
カアーム7の分岐先端部7bを押下するので、この分岐
先端部7bが強制的に下降され、分岐先端部7b’  
も強制下降される。
なお、」二記シム’J−4aは、縦断面丁字形状のシム
であり、低速用ロッカアーム7の分岐先端部7b、およ
び中高速用ロッカアーム8の先端部81〕に上方から嵌
装される。また、バルブ1および2のバルブステム頭部
に有蓋円筒形状のシム]、4bが被冠され、このシム1
4bに、低速用ロッカアーム7の分岐先端部7b、およ
び中高速用ロッカアーム8の先端部8b下面が当接する
。これらのシム14aおよび14. bは、バルブ1お
よび2のタペットクリアランス調整用に用いられる。
また、前記カム3,4および5のうち、中高速用カム4
および5は同一のカムプロフィールを有し、また低速用
カム3はこれらの中高速用カム4および5のカムプロフ
ィールとは異なるカムプロフィールを有する。つまり、
低速用カム3は、エンジンが低回転数域で運転されてい
るときに適したバルブリフト量および開閉弁時期が得ら
れるようにそのカムプロフィールが設定される。また、
中高速用カム4および5は、エンジンが中・高回転数域
で運転されているときに適したバルブリフト量および開
閉弁時期が得られるようにそのカムプロフィールが設定
される。
上記バルブリフト敏は、バルブ1および2のストローク
長であり、カムリフト量に対応する。第7図には、低速
用カム3のカムプロフィールを実線A(カムリフト量、
ffa)で示し、また中高速用カム4および5のカムプ
ロフィールを破線B(カムリフトffl i b )で
示している。この第7図から明らかなように、中高速用
カム4および5は、低速用カム3よりも大きなバルブリ
フト量が得られるようにそのカムプロフィールが設定さ
れている。
なお、第7図の二点鎖線Cは、ロッカシャフト11を回
動して偏心ブツシュ12および]3の厚肉頂部12aお
よび1.3 aを斜め前方へ位置させたとき(第3図お
よび第5図)の中高速用カム4および5におけるカムプ
ロフィールを示す。
ところで、第1図に示すように、ロッカシャフト]−1
の回動は、エンジンからの油圧によって作動する油圧シ
リンダ1−5によってなされる。この油圧シリンダ15
のピストン(図示せず)にラック16が連結され、この
ラック16が、ロッカシャフト1−1の一端部に形成さ
れたピニオン17に噛み合される。また、油圧シリンダ
1−5には、低速用油圧ポート18および中高速用油圧
ポート1−9がそれぞれ設けられ、それぞれのポート1
8゜]−9に選択的にエンジンからの油圧が導かれる。
エンジン回転数が低回転数域にあるときには、低速用油
圧ポート18へ油圧が供給され、ラック16は引き戻さ
れ、ピニオン17は矢印M方向に回転されて、偏心ブツ
シュ1−2および13は第3図および第5図に示すよう
に、その厚肉頂部12aおよび13aが斜め前方へ位置
するよう回動する。また、エンジン回転数が中・高回転
域にあるときには、中高速用油圧ポート19へ油圧が供
給されて、ラック16は押し出され、ピニオン17は矢
印N方向へ回動されて、偏心ブツシュ12および13は
第4図および第6図に示すように、その厚肉頂部1.2
 aおよび]−3aが斜め後方へ位置するよう回動する
このように、ロッカシャフト11は、油圧シリンダ等1
.5. 16. 1.7の作動により、偏心ブツシュ1
.2.13の厚肉頂部12aおよび13aか常時ロッカ
シャフト11の」二手側で斜め前方から斜め後方の範囲
を回動するように構成される。
さて、特に第2図に示すように、前述の低速用ロッカア
ーム7の支持部7aには、スクリュー受け部20が一体
に成形される。このスクリュー受け部20は、支持部7
aに対し分岐先端部7bと反対方向へ延び、その幅は支
持部7aと路間−である。
一方、先端部9bが低速用ロッカアーム7の一方の分岐
先端部7b上に重なる中高速用ロツカア−ム9には、そ
の支持部9aにアジャストアーム21が一体に成形され
る。これらのアジャストアーム21.は、支持部9aに
対し先端部9bと反対方向で、スクリュー受け部20の
方向へ延在して形成される。このアジャストアーム21
の先端部に、遊び調整用スクリューとしてのアジャスト
スクリュー22が螺装され、このアジャストスクリュー
22にロックナツト23が螺合される。ロックナラI・
23を緩め、アジャストスクリュー22を進退させるこ
とにより、ロックナツト23の先端部とスクリュー受け
部20とのクリアランスが調整可能に設けられる。
エンジン低回転数域にあるとき、中高速用ロッカアーム
9が中高速用カム4に当接せず浮動状態となるが、低速
用ロッカアーム7のスクリュー受け部20の上面がアジ
ャストスクリュー22の先端下部に当接することにより
、中高速用ロッカアーム9の先端部9bが低速用ロッカ
アーム7の分岐先端部7b側へ回動して、中高速用ロッ
カアーム9は低速用ロッカアーム7の運動と同調する。
なお、エンジン低回転時に中高速用ロッカアーム8は、
その先端部8bが低速用ロッカアーム7の分岐先端部7
b’ により強制回動されるので、浮動状態にならない
。このようにして、中高速用ロッカアーム8および9と
中高速用カム4および5との間の打音の発生が防止され
る。
上記アジャストスクリュー22とスクリュー受け部20
とのクリアランスは、偏心ブツシュ12および13の厚
肉頂部12aおよび13aが斜め前方にあるとき(エン
ジン低回転数域)には、打音の許容量によっても異なる
が略タペットクリアランス程度である。また、厚肉頂部
1.2 aおよび13aが斜め後方にあるとき(エンジ
ン中・高回転数域)、あるいは厚肉頂部1.2 aおよ
び13aが斜め前方から後方へ変化するときには、上記
タペットクリアランス程度のクリアランス以」二のクリ
アランスが確保されるよう、アジャストスクリュー22
の設置位置、アジャストスクリュー22のロッカシャフ
ト11からの距離、あるいはアジャストアーム21の取
付角度等が設計される。このような設計により、厚肉頂
部12aおよび13aが斜め後方にあるときあるいは斜
め前方から後方へ変化したときに、アジャストスクリュ
ー22およびスクリュー受け部20によって、その状態
あるいはその変化が阻害されることがない。
次に、作用を説明する。
エンジンが低回転数域にあるときに、油圧シリンダ15
の作動によってロッカシャフト11.が矢El]M方向
に回動すると、偏心ブツシュ1−2および13のそれぞ
れの厚肉頂部12aおよび13aが斜め前方に位置する
(第3図および第5図)。これにより、中高速用ロッカ
アーム8および9のカムフロア面8cおよび9cが低速
用ロッカアーム7のカムフロア面7cに対し相対的に下
方へ移動する。したがって、中高速用カム4および5の
周面と中高速用ロッカアーム8および9のカムフロア面
8cおよび9cとの間に隙間が形成されることになり、
その結果、中高速用カム4および5は空転する。
また、このとき、低速用ロッカアーム7は、バルブスプ
リング27の付勢力によってロッカシャフト11の軸心
を中心として常時上方へ押し上げられているので、その
カムフロア面7Cが低速用カム3の周面と当接する。し
たがって、カムシャフト6が回転すると、バルブ1およ
び2は第7図に示した低速用カム3のリフト特性Aに基
づいて上下動する。つまり、バルブ1および2は、低エ
ンジン回転数域に適したバルブのリフl−量を確保しつ
つ、燃焼室を開閉する。
一方、エンジンが中・高回転域にあるときに、油圧シリ
ンダ15の作動によってロッカシャフト11が矢印N方
向に回転すると、偏心ブツシュ12および1−3のそれ
ぞれ厚肉頂部1−2aおよび1゜3aが斜め後方に位置
する(第4図および第6図)。これにより、中高速用ロ
ッカアーム8および9のカムフロア面8Cおよび9Cが
低速用ロッカアーム7のカムフロア面7Cに対して相対
的に路上力または同一位置まで移動し、このカムフロア
面8cおよび9cがそれぞれ中高速用カム4および5の
周面に当接する。
ここで、第7図に示したように、中高速用カム4および
5は低速用カム3よりもカムリフト量が大きく形成され
ているので、第4図および第6図に示す状態下でカムシ
ャフト6が回転された場合、低速用カム3は空転し、一
方、中高速用カム4および5がそれぞれ中高速用ロッカ
アーム8および9を介して、第7図のリフト特性Bに基
づきバルブ1および2を駆動する。この結果、バルブ1
−および2は、エンジンの中・高回転数域に適したバル
ブリフト量を確保しつつ、燃焼室を開閉する。
上記実施例によれば、低速用カム3にエンジンの低回転
数域に適したカムプロフィールが形成され、中高速用カ
ム4および5にエンジンの中・高回転数域に適したカム
プロフィールが形成され、さらにロッカシャフト11の
偏心ブツシュ12および1−3に中高速用ロッカアーム
8および9をそれぞれ回動自在に嵌挿し、ロッカシャフ
ト11に直接低速用ロッカアーム7を嵌挿して、ロッカ
シャフト11の回動により、低速用カム3と低速用ロッ
カアーム7との当接、中高速用カム4および5と中高速
用ロッカアーム8および9とのそれぞれの当接を選択で
きるので、バルブ1および2を低速用カム3あるいは中
高速用カム4,5にて選択的に駆動させることができる
。したがって、エンジンの低回転数域から中・高回転数
域にかけての広い回転数域で、4ザイクルエンジンの出
力を向上させることができる。
また、低速用カム3、中高速用カム4および5の選択を
偏心ブツシュ12および13の回動によって行なってい
るので、カム3,4.5の選択時に各部に大きなストレ
スが生ずることがない。このため、カム3. 4. 5
をスムーズに選択することができる。
さらに、エンジンの低回転数域では、低速用ロッカアー
ム7のカムフロア面7Cが低速用カム3に押されて作動
状態にあるが、中高速用ロッカアーム8および9は非作
動状態となっている。しかし、このうち中高速用ロッカ
アーム8は、低速用ロッカアーム7の分岐先端部7b’
 に押されて強制回動し、この低速用カム7と同期運動
するのて浮動状態にない。一方、このとき中高速用カム
9は、アジャストスクリュー22およびスクリュー受け
部20の当接により、低速用ロッカアーム7と同期運動
する。これらのことから、エンジン低速回転域で中高速
用ロッカアーム8および9が浮動状態とならず、中高速
用ロッカアーム8および9と、中高速用カム4および5
との打音の発生を防止できる。
また、エンジンの高回転数域では、中高速用ロッカアー
ム8のカムフロア面8Cおよび中高速用カム9のカムフ
ロア面9Cがそれぞれ中高速用カム4および5に押され
て作動状態にあるが、低速用ロッカアーム7は非作動状
態となっている。しかし、このとき、中高速用ロッカア
ーム9の先端部9bが低速用ロッカアーム7の分岐先端
部7bを押圧して、低速用ロッカアーム7が中高速用ロ
ッカアーム9と同期運動し、したがって、中高速用ロッ
カアーム8とも同期動するので、低速用ロッカアーム7
と低速用カム3との打音の発生を防止できる。
また、中高速用ロッカアーム8および9と中高速用カム
4および5との打音、並びに低速用ロッカアーム7と低
速用カム3との打音が防止されることから、これら中高
速用ロッカアーム7.8および9並びにカム3.4およ
び5への衝撃も低減して、これら低速用ロッカアーム7
、中高速用ロッカアーム8および9と低速用カム3、中
高速用カム4および5との耐久性を向上させることもで
きる。
なお、上記両実施例では、中高速用カム4および5のカ
プロフィールが第7図の破線Bに示すものである場合に
つき述べたが、この中高速用カム4および5のカムプロ
フィールを第8図の破線B′あるいは第9図の破線B’
に示すものとして、エンジンの中・高回転時におけるバ
ルブ1および2のリフトを変更してもよい。
また、上記実施例では、ロッカシャフト11の回転駆動
源として油圧シリンダ15を用いる場合につき説明した
が、この回転駆動源としてモータを用い、プーリおよび
ベルト等の動力伝達手段によってロッカシャフト]−1
を回転駆動させるようにしてもよい。
さらに、上記両実施例では、低速用ロッカアーム7の支
持部7aにスクリュー受け部20が形成され、中高速用
ロッカアーム9の支持部9aにアジャストアーム21が
形成される場合につき述べたが、低速用ロッカアーム7
の支持部7aにアジャストアーム21が形成され、中高
速用ロッカアーム9の支持部9aにスクリュー受け部2
0がそれぞれ形成されて、アジャストスクリュー22の
先端上部がスクリュー受け部20の下面に当接するよう
に構成されてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る4サイクルエンジンの動
弁装置によれば、回動可能に支持されたロッカシャフト
にエキセントリック大径部が形成され、第2および第3
0ツカアームがこのエキセントリック大径部に嵌挿され
ると共に、第10ツカアームが第2および第30ツカア
ームの間に配置されて直接ロッカシャフトに嵌挿された
ことから、ロッカシャフトの回動による上記カムの選択
によって、広い回転数域に亘りエンジン出力を向上させ
ることができる。
また、第1のロッカアームの分岐先端部の下に重なった
第2または第30ツカアームは、この第10ツカアーム
によって浮動状態が防止される。
さらに、第1のロッカアームの分岐先端部の上に重なっ
た第2または第3のロッカアームは、遊び調整用スクリ
ューおよびスクリュー受け部の当接により浮動状態が防
止される。このようにして、カムに駆動されず浮動状態
にあるロッカアームをカムに駆動されているロッカアー
ムの運動に同調させることができるので、この浮動状態
にあるロッカアームと、ロッカアームを駆動しないカム
との間に生ずるおそれのある打音の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る4サイクルエンジンの動弁装置
の一実施例を示す斜視図、第2図は第1−図の動弁装置
の平面図、第3図および第4図は第2図の矢印■および
■方向から見た動弁装置の作用を示す動作状態図、第5
図および第6図は第2図の矢印Vおよび■方向から見た
動弁装置の作用を示す動作状態図、第7図は第1−図の
カムのカムプロフィールを示す図、第8図および第9図
は第7図に示すカムプロフィールのそれぞれの変形例を
示す図である。 1.2・・・バルブ、3・・・低速用カム、4,5・・
・中高速用カム、7・・・低速用ロッカアーム、7a・
・・低速用ロッカアームの支持部、7b、7b’・・・
低速用ロッカアームの分岐先端部、8,9・・・中高速
用ロッカアーム、8a、9a・・・中高速用ロッカアー
ムの支持部、8b、9b・・・中高速用ロッカアームの
先端部、11・・・ロッカシャフト、12.13・・・
偏心ブツシュ、20・・・スクリュー受け部、22・・
・アジャストスクリュー、A・・・低速用カムのカムプ
ロフィール、B・・・中高速用カムのカムプロフィール
。 手続補正書 (自発) 平成 3年 月14 日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  回動可能に支持されるとともにエキセントリック大径
    部が形成されたロッカシャフトと、このロッカシャフト
    に直接嵌挿されて分岐先端部が形成された第1のロッカ
    アームと、この第1のロッカアームの両側に配置されて
    上記エキセントリック大径部に嵌挿された第2および第
    3のロッカアームと、上記第1、第2および第3のロッ
    カアームをそれぞれ駆動する第1、第2および第3のカ
    ムと、を有し、これら第2および第3のカムが同じカム
    プロフィールに形成され、上記第1のカムのカムプロフ
    ィールが上記カムプロフィールと異なって形成され、ま
    た、上記第2および第3のロッカアームのいずれか一方
    の先端部が上記第1のロッカアームの分岐先端部のいず
    れか一方の上に重なり、上記第2および第3のロッカア
    ームのいずれか他方の先端部が上記分岐先端部のいずれ
    か他方の下に重なり、さらに、上記分岐先端部上に重な
    る第2または第3のロッカアームの支持部と上記第1の
    ロッカアームの支持部との一方に遊び調整用スクリュー
    が設けられ、他方にスクリュー受け部が形成され、上記
    遊び調整用スクリューの先端と上記スクリュー受け部と
    のクリアランスが調整可能に構成されたことを特徴とす
    る4サイクルエンジンの動弁装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190676A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 株式会社オティックス 内燃機関の可変動弁機構

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