JPH0486792A - 波形生成装置 - Google Patents

波形生成装置

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JPH0486792A
JPH0486792A JP2201358A JP20135890A JPH0486792A JP H0486792 A JPH0486792 A JP H0486792A JP 2201358 A JP2201358 A JP 2201358A JP 20135890 A JP20135890 A JP 20135890A JP H0486792 A JPH0486792 A JP H0486792A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は電子楽器等で使用される波形生成装置に関し
、特に、圧縮された波形情報のメモリを使用して波形を
生成する波形生成装置に関する。
F発明の背景] PCM方式の音源は楽音を波形データ(PCMデータ)
の列として記憶する波形メモリを内蔵している。動作の
際、PCM音源は要求されるピッチに対応した速度で波
形メモリから波形データを読み出すことにより、所望の
ピッチの楽音信号を生成する。
PCM方式の音源の欠点は波形メモリとして大きな記憶
容量のメモリが必要となることである。
この欠点を回避するために、差分PCM方式がある。差
分PCM方式は、波形データを表現するのに必要なビッ
ト数より、隣り合う波形データの差分値を表現するのに
必要なビット数の方が小さくなることを期待して、波形
データ列の代りに差分値のデータ列(差分データ列)を
記録する。再生の際、差分PCM音源は差分データ列の
メモリから読み出した差分データを累算することによっ
て波形データを再生する。
残念ながら、従来の差分PCM方式には原音の音色等に
依存して再生の精度がばらつくという問題がある。
従来の差分PCMの記録方式では、あるビット数(例え
ば16ビツト)の波形データの列(X(n))をそれよ
り小さいビット数(例えば8ビツト)の差分データの列
(d(n))に変換する。変換の基本原理は以下の通り
である。まず、隣り合う波形データx (k) 、 x
 (k−1)の差を算出する。
x (k) 7X (k −1) =Dx    (式
l)ここに差Dxは16ビツトで表現される差データで
ある。この差データDxの大きさが8ビツトで表現可能
な大きさ(128〜127)の場合16ビツト差データ
Dxの下位8ビツトをに番目の8ビツト差データd (
k)とする。
例えば、Dkが、 のとき、d (k)は oiooooo。
となる(なお、ここでは2の補数を想定しである)。
しかし、Dxの大きさが8ビツトで表現できない範囲の
値を示す場合には、d (k)を8ビー、トで表現rJ
T能な最大値にクリップする。
例えば、Dxが ooootoooooooooo。
(10進の2048) のときd (k)は8ビツトの正の最大値(10進の1
27) にクリップされる。
なお、このクリップによる誤差の累積を軽減するため、
実際には(式l)の代りに を計算し、16ビツト表現の差データdxを上述したよ
うにして8ビツトの差データd (k)に変換している
上述したクリップにより、差分データの列(d(n))
から再生される波形に歪みが生じる。
更に都合のわるいことに、SN比の劣化要因であるクリ
ップの発生頻度が波形データの列(X(n))、したが
って記録しようとする原音のスペクトルないし音色に左
右される。結果として、従来の差分PCM方式は原音の
種類によってSN比がばらつき所望の再生精度を保証す
ることができなかった。
したがって、原音の種類によらず、比較的小さい記憶容
量のメモリから、所望の波形再生を実現できるような波
形再生技術が望まれる。
更に、波形データ列や差分データ列のような波形情報メ
モリを使用する音源では、再生した波形データ列をその
まま出力するのではなく、音色加工等のために、再生処
理の後で更にデジタル的なフィルタリング処理を波形デ
ータ列に施して加工された波形データ列を生成すること
がしばしば行われる。この種の音源(波形生成装置)は
一般に高速処理が要求される。したがって、所望の再現
精度を確保できるような波形再生技術をこの種の波形生
成装置に適用する場合に、その適用のために波形生成装
置の構成が複雑になったり、処理速度が低下したりしな
いようにすることが望まれる。
[発明の目的] したがって、この発明の目的は、構成が簡単で、比較的
少ないビー2ト数のデータ列から波形の種類によらず高
品位の波形データ列を再生できかつ所望の加工を波形デ
ータ列に施すことができる波形生成装置を提供すること
である。
[発明の構成、作用] この発明によれば、オーディオ信号を表わす波形データ
列の変動の大きさに依存する圧縮率で圧縮された圧縮差
分データ列を記憶する圧縮差分データ列記憶手段と、前
記圧縮差分データ列記憶手段から圧縮差分データを読み
出して波形データを再生する波形再生手段と、前記波形
再生手段からの波形データをデジタル的にフィルタリン
グ処理するデジタルフィルタ手段と、前記圧縮率に関連
する伸張率であって前記波形再生手段から再生される波
形データの範囲を規格化するための伸張率に、前記デジ
タルフィルタ手段の前記フィルタリング処理に係る利得
係数を乗じたスケールファクタを記憶するスケールファ
クタ記憶手段とを備え、前記デジタルフィルタ手段は前
記波形再生手段が再生した波形データに前記スケールフ
ァクタ記憶手段からの前記スケールファクタを乗算する
乗算手段を含むことを特徴とする波形生成装置が提供さ
れる。
この発明の第1の特徴は、波形情報メモリとしての記憶
手段に記憶される波形情報が、オーディオ信号を表わす
波形データ列の変動の大きさに債存する圧縮率で圧縮さ
れた圧縮差分データ列によって表現されていることであ
る。これにより、波形情報メモリ(圧縮差分データ列記
憶手段)の記憶容量は小さくなる。このような圧縮差分
データ列から元の波形データ列を再生するには、圧縮差
分データを累算し、累算出力(圧縮された再生波形デー
タ)に圧縮率に関連する伸張率(圧縮率の逆数またはそ
れに近い値)を乗算すればよく、これにより、波形の種
類によらず、高品位の波形データ列を再生できる。
このような圧縮率と伸張率の概念は従来の差分PCM技
術にはないものである。従来の差分PCM技術は、基本
的には記録の際に隣り合う波形データの差をとって、そ
の差の下位Nビットを差分データとして記録し、再生の
際に巾に差分データを累算して波形データを再生する方
式である。このために、隣り合う波形データの差が大き
な部分(即ち、その差が差分データに反映されない部分
)で致命的な歪みやノイズが発生する。
これに対し、この発明では元の波形データ列の変動が大
きければ、それに応じた圧縮率で圧縮した圧縮差分デー
タ列が圧縮差分データ列記憶手段に記録されているので
、波形データ列の変動ができるだけ忠実に圧縮差分デー
タ列に反映されることになり、波形の種類によらない高
品位の波形再生が可能となる。
一方、この発明では従来にはなかった伸張率の導入に伴
い、元の波形データの再生のために、伸張率をデータに
乗算する必要がある。したがって、このような波形再生
技術を音色の加工等のデジタルフィルタ機能をもつ波形
生成装置にそのまま適用したとすると、1つの波形デー
タの生成のために、波形再生(規格化)のための伸張率
の乗算とデジタルフィルタリングのためのフィルタ利得
係数の乗算とを別々に実行しなければならず。
波形生成装置の処理負担が増大する。
そこで、この発明はその第2の特徴に従い、スケールフ
ァクタ記憶手段に伸張率とフィルタ利得係数とを乗じた
値に相当するスケールファクタを記憶させ、デジタルフ
ィルタ手段において、フィルタ利得係数の代わりにスケ
ールファクタを波形データに乗算する乗算手段を設ける
ことにより。
波形の生成に必要な乗算回数を減らしている。
更に、この発明によれば、オーディオ信号を表わす波形
データ列の変動の大きさに依存する圧縮率で圧縮された
圧縮差分データ列を記憶する圧縮差分データ列記憶手段
と、前記圧縮率に関連する伸張率であって波形データ列
を再生する際に波形データ列の範囲を規格化するための
伸張率に、波形データ列の音色加工のためになされるべ
きデジタル的なフィルタリング処理に係るフィルタ利得
係数を乗じた値をもつスケールファクタを記憶するスケ
ールファクタ記憶手段と、前記圧縮差分データ列と前記
伸張率とに基づいて波形データ列の再生が達成され、か
つ波形データ列に対し前記フィルタ利得係数をもつデジ
タル的なフィルタリング処理が達成ぎれるように、前記
圧縮差分データ列記憶手段からの前記圧縮差分データ列
を信号処理して音色加工された波形データ列を生成する
波形生成手段とを備え、前記波形生成手段が、前記スケ
ールファクタ記憶手段からの前記スケールファクタを乗
数として使用する1回の乗算によって、波形データ列の
範囲を規格化するための前記伸張率の乗算とデジタル的
なフィルタリング処理に係る前記フィルタ利得係数の乗
算とを同時に達成する乗算手段を有することを特徴とす
る波形生成装置が提供される。
ここにおいて、上記乗算手段は波形生成手段の信号処理
の適当な処理段階で乗算を行うものであればよく、特定
の処理段階には限定されない、また、波形生成手段が実
行する信号処理は、所望の波形データの再生と加工(デ
ジタルフィルタリング)の機能とが達成される限りにお
いて任意の適当な処理の順序をとり得る。
[実施例] 以下図面を参照してこの発明の詳細な説明する。最初に
、波形記録装置について説明し、その後で、記録結果を
この発明に従って利用して波形を生成する波形生成装置
について説明する。
第1図に波形記録装置の全体構成を示す、デジタルオー
ディオテープlは自然楽器音等が録音されたマスターテ
ープでその録音情報がDATil12により波形データ
列として再生され、デジタルオーディオインタフェース
3を介してコンピュータ4に転送される。コンピュータ
4では転送された波形データ列に後述する処理を施して
圧縮差分データ列、各種パラメータを生成する。圧縮差
分データ列はFROMライター5によりFROM6に書
き込まれる。書ご込まれたFROM6は波形生成装置(
第4図)の差分波形メモリ11となる。また、各種パラ
メータ(伸張率、エンベロープパラメータ)は波形生成
装置の制御情報として使われる。
第2図はコンピュータ4での圧縮差分データ列生成のフ
ローチャートである。まず、Slでパラメータaをセッ
トし、波形データ列を配列(X(n))にロードする。
ここにパラメータaは後述する圧縮率(圧縮のスケール
ファクタ)の生成に使用される係数であり、a≧1.0
の値をとる。
次のステップS2で波形データ列(x (n)l即チx
 (0) 、  x (1)・・・・・・x (n)・
・・・・・からエンベロープ(e (n)lを抽出する
。エンベロープ抽出の方法はいくつかの方法が可能であ
る(例えば、特願昭61−264205号、特願昭61
−264206号、特願昭62−264207号参照)
例えば、波形データ列の所定の区間ごとに波形データの
大きさを示す情報、例えば、波形データの絶対値1x(
n)lの最大値、波形データのビークララピークの大き
さ、あるいは波形データのパワー(例えば波形データの
自乗和の平方根)をエンベロープとして求める。所定の
区間としては例えば、波形データ列の基本周期が選ばれ
る。第3図では、波形データ列の所定区間XごとにIX
(n)1の最大値を抽出し、それをエンベロープレベル
ELkとして求め、所定区間Xでのエンベロープレート
ERkをERk= (ELb −ELb−+)/Xによ
って求め、これらのパラメータに基づいて、各波形デー
タd (n)に対応するエンベロープ値e(n)を求め
ている。抽出したエンベロープ(e (n) )は次の
S3で波形7’ −タ列(x (n) )を正規化する
のに使用する。
即ち各波形データx (n)をエンベロープ値e(n)
で除算する。これにより、エンベロープの除去された(
正規化された)波形データ列(XO(n))が得られる
。エンベロープを除去することにより、音量の小さい部
分での再現性が改善される。
次に54で、 x+(n)4−   (A/xo  max)  m 
xo(n)に従って、波形データ列(x+ (n))を
規格化する。ここに、XOmaXは波形データ列(x。
(n))のなかの最大の波形データの絶対値である0例
えばAとしてA = 32767.0を選ぶと、波形デ
ータ列tx+(n)>は±15ビットに規格化される。
即ち、波形データ列(x+(n))のなかの最大値が+
32787または−32787を示す2進数で表現され
る。規格化の理由は再生装置において種々の波形につい
て波形データ列(x+(n))を再生したときの再生レ
ベルを揃えるためである。
次に35で波形データ列(x+(n))の各隣り合う波
形データの差を算出して差分データ列(d+(n))を
形成し、S6で差分データ列(d+(n))のなかの(
d+(n))の最大値dmaXを抽出する。ここに差分
データd+(n)のビット数は波形データx+(n)の
ビット数と等しいか、あるいは、x+(n)とXI (
n−1)の差の最大値を正確に表現し得るビー7ト数と
する(即ちd。
(n)のビット数は配列(d+(n)’tから元の配列
(Xt(n)lを完全に再生できるようなビット数であ
る。) 次に37で、圧縮率ae (B 7 a m a x 
)を用いて X2 ”  (n)a ・ (B/dmax)  −x
+(n)により、データ圧縮を行う、ここに58で生成
する圧縮差分データd2(n)のビット数を8ビツトと
するとB = 127.0である。ここでa21.0 
とおくと、波形データX2(n)から算出される圧縮差
分値データの最大f−の絶対値は127.0となり、す
べての圧縮差分データをクリップなしに8ビツトで表現
することができる。即ち、B / d m a xはク
リップなしの圧縮率を表わす、この場合、波形の再現性
は波形の変動が急峻な部分で良くなり、波形の変動が小
さい部分で悪くなる。パラメータaはこの点を補償する
ための変数であり、経験によればa = 1.0〜2.
0程度の範囲内で聴感上最も音質のよい再生音が得られ
る。注目すべき点は、圧縮率a・(B/dmax)が波
形データ列の変動の大きさに依存することである。なお
、圧縮波形データ列(x2(n))のデータのビットa
は波形データX+(n)のビット数と同じとし、かつ圧
縮波形データx2(n)の下位で小数部を表現する(例
えば圧縮率a−B/maX)が1/8のときにデータx
+(n)の上位13ビツトを!Ii数部とし、下位3ビ
ツトを小数部とみたものをデータ×2(n)とする)よ
うにしてもよい。
次にS8で次式に従って圧縮波形データ列(x2(n)
)から圧縮差分データ列(d2(n))を形成する。
ここにd2(n)は−B−1≦d2  (n)≦Bであ
り、上式の右辺の値が−B−1より小さければc12(
n) =−B−1にクリップされ、右辺の値がBより大
息ければd2(n)=Hにクリップされる。d2(n)
は値Bで定められるビット数で表現され、B = 12
7.0であれば8ビツトである。
なお、37.S8の代りに、直接、差分データ列(d+
(n)’tから圧縮率(a*B/dmax)を用いて、
圧縮差分データ列(d2(n))を求めてもよい。
= a−B/dmax(d+ (n)+ 1!(II−
1))=  e(n−2)+  (dzn−n    
(dmax/a−8)・d?(n−+) ) (d2(n)は上述したように右辺の値が−B−1より
小さければd2(n)=B−1、右辺がBより大きけれ
ばd2(n)=Bにクリップされる)。
また、a=1(クリップなし)のときは(式る。このよ
うな場合、S7とS8の代りに、d2(n)=a・ (
B/dmax) ・d+(n)によって、圧縮差分デー
タ列(d2(n))を求めることができる。
次にS9で圧縮率の逆@ d m a x / a−B
を波形データ再生系における伸張率normとして記憶
する0以上の記録系の説明から想像されるように、再生
系で圧縮差分データを累算して得られる波形データにn
ormの値を乗算すれば、これにより、波形データは波
形データの種類にかかわらず一定の数値範囲(例えば−
32767〜32767)に規格化される。normの
値の例を示すと32KH2のサンプリング周波数でサン
プリングしたピアノ波形データに対し5〜15の値とな
る。
最後の510では算出した圧縮差分データ列(d2(n
))奢ファイルにセーブする。
以上の処理により、圧縮差分データ列(d2(n))、
伸張率norm、エンベロープデータ列(e (n) 
)が得られた。
いくつかのパラメータaの値について上述の処理(第2
図)を行い、再生を行って聴覚実験により最も再現性の
よかったデータ(伸張率、圧縮差分データ列、エンベロ
ープデータ列)を保存し、その圧縮差分データ列をFR
OM6に書き込んで差分波形メモリ11をつくる。
次に波形生成装置を説明する。第4図は波形生成装置を
内蔵する電子楽器のブロック図である。
マイクロコンピュータ8は周知の仕方でスイッチ9を走
査して選択された音色に対応するデータをトーンジェネ
レータ10に転送し、また鍵盤7を走査して押圧された
鍵の情報をトーンジェネレータlOに転送する。トーン
ジェネレータ10はこの発明に従って、差分波形メモリ
11の圧縮差分データを演算して楽音波形Wを生成し、
DAC12、アンプ13、スピーカ14を介して発音す
る。
第5図にトーンジェネレータ10の構成を示す。インタ
ーフェース24は第4図のマイクロコンピュータ8から
のデータをトーンジェネレータ10に書き込むもので、
エンベロープデータメモリ25にはエンベロープレベル
データELkとエンベロープレートデータERkを、ス
ケールファクタメモリ27には波形発生器29で使用す
るスケールファクタにとBを63込む、ここに、スケー
ルファクタには上述した伸張率normにフィルタ利得
係数を乗じた値をもつ、またスケールファクタBは波形
発生器29でのデジタルフィルタリング処理に使用され
るフィルタ利得係数以外の1以七のフィルタ係数を表わ
す、波形発生=29内に後述する第7図のような一次の
IIR型デジタルフィルタを用いる場合、スケールファ
クタBは1つのパラメータであり、フィードバック係数
を表わす、更に、マイクロコンピュータ8はインタフ・
エース24を介してピッチに応じた周波数データをアド
レス発生器28に書き込む、エンベロープ発生器26は
エンベロープデータメモリ25からエンベロープレベル
データELkとエンベロープレートデータERkとを受
けてエンベロープEを発生する。アドレス発生器28は
周波数データに対応する速度で変化するアドレスAを発
生するとともに、アドレスAが変化する毎にインクリメ
ント信号iを波形発生器29へ送る。波形発生器29は
この発明に従って波形を生成する波形生成手段であり、
アドレス発生回路28からのインクリメント信号iに応
答し、差分波形メモリ11からの圧縮差分データD、ス
ケールファクタメモリ27からのスケールファクタに、
B、エンベロープ発生器26からのエンベロープEを使
って楽音波形Wを生成する。
第6図に波形発生器29の機能を示す、ゲート30は圧
縮差分データD(例えば8ビツトで表現される)をイン
クリメント信号iが与えられたとき、即ち、アドレスA
が変化して差分波形メモリ11からの圧縮差分データが
更新されたときに通し、加算器31とFF32とで構成
される累算器に入力する。累算器は圧縮差分データDを
累算して8〜16ビツトの波形データ(累算出力)を生
成する。この累算出力WOは圧縮差分データの累算値、
即ち、圧縮された再生波形データを表わす。
したがって、この累算出力に伸張率normを乗算すれ
ば、その範囲が±15ビットに規格化された再生波形デ
ータが得られる。更に、規格化された再生波形データを
フィルタ利得係数等のフィルタ係数でデジタル的にフィ
ルタリング処理すれば音色等が加工された波形データが
生成されることになる。しかし、この方法だと規格化の
ための伸張率の乗算とフィルタリング処理のためのフィ
ルタ利得係数の乗算とを別々に行うことになるため、波
形発生器29の処理負担が増大する0例えば、波形発生
器29のポリフォニック数をNとすると、この種の乗算
を1サンプリング周期ごとに2N回実行しなければなら
ない。
そこで、実施例では、波形発生器29において、規格化
とデジタルフィルタリング処理とを兼ねるデジタルフィ
ルタ33を使用する。
第7図にデジタルフィルタ33の機能を例示する。ここ
ではデジタルフィルタとして一次のIIRフィルタを使
用しているが、次数の数や、フィルタ特性は本発明にお
いて制限されるものではない、第7図の(a)が−次の
場合のLPFの論理構成を示し、(b)がHPFの論理
構成を示す。
両方とも、入力乗算器35、加算器36、遅延器37、
フィードバック乗X塁38、加算器40から成る。
注目すへ5点は、入力乗算器35は、入力データWOに
スケールファクタK、即ち、伸張in。
rmにフィルタ利得係数(K′と害くことにする)を乗
じた値に相当するスケールファクタKを乗算することで
ある。これは、2つの乗算、即ち、WQXnormと、
K′X(WoXnorm)が個別または共用されるハー
ドウェア乗算回路により一回の乗算KXWoで実現され
ることを表わしている。
ここで、説明の便宜上、規格化処理と、デジタルフィル
タリング処理とを分けてみると、規格化処理はW@Xn
ormを演算する処理であり、デジタルフィルタリング
処理はフィルタ利得係数に′とフィードバック係数Bと
を用いる処理である。デジタルフィルタリング処理の伝
達関数は、LPFに対して となる。また、/<タワース特性を選ぶと、B=(α−
1)/(α+1) K ′= (1+g) /2 ct= L an (wf c/f s)(ここにfc
はカットオフ周波数、fsはサンプリング周波数を表わ
す)の関係がある。
電子楽器においては、カットオフ周波数fcを演奏操作
子からの操作入力によって変調することがしばしば望ま
れる。このような環境の場合、第4図のマイクロコンピ
ュータ8は、操作入力からカットオフ周波数情報を得、
それを基に、変換テーブル等を用いて、フィードバック
係数Bとフィルタ利得係数に′を求める。マイクロコン
ピュータ8には伸張率normのデータが記憶されてお
り、マイクロコンピュータ8はフィルタ利得係数に′に
伸張率normを乗じてスケールフィルタKを算出する
。こうして得られたKとBがトーンジェネレータlOの
スケールファクタメモリ27HPFに対して にセットされ、波形発生器29の規格化兼用デジタルフ
ィルタ33で使用される。
したがって、第7図に示すような処理を実行することに
より、伸張率normによる再生波形データの規格化と
フィルタ利得係数に′とフィードバック係数Bによるデ
ジタルフィルタリング処理とがまとめて達成されること
になる。特に、伸張率normの乗算とフィルタ利得係
数に′の乗算とが35に示す1回の乗算で同時に達成さ
れることになり、所要の乗算回数を減らすことができる
第6図に戻って、デジタルフィルタ33から出力される
音色加工された波形データWノは乗算器34でエンベロ
ープ発生器26からのエフ ヘロープEに乗算され、最
終的な楽音波形出力Wとなる。
なお、エンベロープデータメモリ25に設定するエンベ
ロープレベル、レートデータは波形記録装置の32(第
2図)で抽出したエンベロープに基づいて定めることが
できる。一般にエンベロープ発生器26で発生するエン
ベロープのセグメント(アタックセグメント等)の数は
限られているので、抽出したエンベロープを限られた数
のセグメントのエンベロープ(セグメントごとのエンベ
ロープレベルとレート)で近似することになる。
このようなエンベロープ近似のために、例えば特願昭6
1−264205号に示される技術を使用できる。基本
的には適当なセグメント数を設定し、そのセグメント数
での折線状エンベロープ(例えば特性の切換点即ち折点
が抽出エンベロープの点となるように選ばれる)と抽出
エンベロープとの誤差を評価し、誤差を最小にする折線
状エンベロープを選択することで最適近似が可能である
。この結果(選択した折線状エンベロープを定義するセ
グメントごとのエンベロープレベルとレートの情報)を
電子楽器のマイクロコンピュータ8内に基準のエンベロ
ープパラメータとして記憶させる。動作の際、マイクロ
コンピュータ8はキータッチ等に依存して基準のエンベ
ロープパラメータを変更し、その結果をエンベロープデ
ータメモリ25に書き込むことになる。
もっとも、所望であれば、抽出したエンベロープとは無
関係にエンベロープを生成するようにしてもよい。
f変形例] 以上で実施例の説明を終えるがこの発明の範囲内で種々
の変形、変更が可能である。
例えば、波形発生器29における処理の順序は第6図、
第7図に示される順序には限ずしも限定されない、した
がって、スケールファクタKを乗算する処理も、適当な
段階で実行できる。所望であれば、例えばエンベロープ
発生器26から、(E X K)に相当するエンベロー
プを発生させ、このエンベロープを適当な段階でデータ
に乗算することにより、34によるエンベロープ乗算と
36によるスケールファクタ乗算を1回の乗算操作で同
時に達成することが可能である。
また、上記実施例では低い音量レベルでの再現性をよく
するために記録系で波形からエンベロープを除去してお
り、また再生系で波形にエンベロープを付加しているが
、所望であれば、これらの処理は省略できる。また記録
系ではエンベロープ除去はしないが再生系ではエンベロ
ープを付加するようにしてもよい。
また、伸張率normは必ずしも圧縮率の逆数でなくて
もよく、逆数に近い値をとってもよい。
[発明の効果〕 以上詳細に説明したように、この発明では波形情報メモ
リに波形データ列の変動の大きさに依存する圧縮率で圧
縮された圧縮差分データ列を記憶し、この圧縮差分デー
タ列から、波形データ列を再生し、かつ加工された波形
データ列を生成する際に、波形データの範囲を規格化す
るための伸張率(圧縮率に関連する値をもつ)の乗算と
、波形データを加工するためのデジタル的なフィルタリ
ング処理におけるフィルタ利得係数の乗算とが1回の乗
算操作で同時に達成されるようにしているので、波形の
種類にかかわらず、また波形生成処理の負担を少なくし
つつ、高品位の波形を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は波形記録装置の全体構成図、 第2図は第1図のコンピュータが実行する圧縮差分デー
タ列生成処理のフローチャート、第3図は第2図の処理
のなかで行われるエンベロープ抽出の一例を説明する図
、 第4図はこの発明による波形生成装置を組み込んだ電子
楽器の全体構成図、 第5図は第4図のトーンジェネレータの構成例を示すブ
ロック図、 第6図は第5図の波形発生器29のブロック図、 第7図は第6図のデータ規格化を兼ねたデジタルフィル
タを例示するブロック図である。 27・・・・・・スケールファクタメモリ29・・・・
・・波形発生器 33・・・・・・規格化兼用デジタルフィルタ35・・
・・・・乗算器 D・・・・・・圧縮差分データ norm・・・・・・伸張率 K・・・・・・スケールファクタ 特 許 出 願 人 カシオ計′X檄株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オーディオ信号を表わす波形データ列の変動の大
    きさに依存する圧縮率で圧縮された圧縮差分データ列を
    記憶する圧縮差分データ列記憶手段と、 前記圧縮差分データ列記憶手段から圧縮差分データを読
    み出して波形データを再生する波形再生手段と、 前記波形再生手段からの波形データをデジタル的にフィ
    ルタリング処理するデジタルフィルタ手段と、 前記圧縮率に関連する伸張率であって前記波形再生手段
    から再生される波形データの範囲を規格化するための伸
    張率に、前記デジタルフィルタ手段の前記フィルタリン
    グ処理に係る利得係数を乗じたスケールファクタを記憶
    するスケールファクタ記憶手段と、 を備え、 前記デジタルフィルタ手段は前記波形再生手段が再生し
    た波形データに前記スケールファクタ記憶手段からの前
    記スケールファクタを乗算する乗算手段を含むことを特
    徴とする波形生成装置。
  2. (2)オーディオ信号を表わす波形データ列の変動の大
    きさに依存する圧縮率で圧縮された圧縮差分データ列を
    記憶する圧縮差分データ列記憶手段と、 前記圧縮率に関連する伸張率であって波形データ列を再
    生する際に波形データ列の範囲を規格化するための伸張
    率に、波形データ列の音色加工のためになされるべきデ
    ジタル的なフィルタリング処理に係るフィルタ利得係数
    を乗じた値をもつスケールファクタを記憶するスケール
    ファクタ記憶手段と、 前記圧縮差分データ列と前記伸張率とに基づいて波形デ
    ータ列の再生が達成され、かつ波形データ列に対し前記
    フィルタ利得係数をもつデジタル的なフィルタリング処
    理が達成されるように、前記圧縮差分データ列記憶手段
    からの前記圧縮差分データ列を信号処理して音色加工さ
    れた波形データ列を生成する波形生成手段と、 を備え、 前記波形生成手段が、前記スケールファクタ記憶手段か
    らの前記スケールファクタを乗数として使用する1回の
    乗算によって、波形データ列の範囲を規格化するための
    前記伸張率の乗算とデジタル的なフィルタリング処理に
    係る前記フィルタ利得係数の乗算とを同時に達成する乗
    算手段を有することを特徴とする波形生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04361296A (ja) * 1991-06-09 1992-12-14 Yamaha Corp 波形データ圧縮方法及び装置ならびに再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04361296A (ja) * 1991-06-09 1992-12-14 Yamaha Corp 波形データ圧縮方法及び装置ならびに再生装置

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