JPH0490145A - 光磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
光磁気記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH0490145A JPH0490145A JP2203862A JP20386290A JPH0490145A JP H0490145 A JPH0490145 A JP H0490145A JP 2203862 A JP2203862 A JP 2203862A JP 20386290 A JP20386290 A JP 20386290A JP H0490145 A JPH0490145 A JP H0490145A
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- Japan
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- layer
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、新規な光磁気記録媒体及びその製造方法に関
するものである。さらに詳しくいえば、本発明は、高温
、高湿の苛酷な環境下での使用においても高い機械的強
度を有し、かつ剥離やタラッりが発生しにくい上、経時
的な磁気特性の劣化が抑制された光磁気記録媒体及びこ
のものを生産性よく製造する方法に関するものである。
するものである。さらに詳しくいえば、本発明は、高温
、高湿の苛酷な環境下での使用においても高い機械的強
度を有し、かつ剥離やタラッりが発生しにくい上、経時
的な磁気特性の劣化が抑制された光磁気記録媒体及びこ
のものを生産性よく製造する方法に関するものである。
従来の技術
近年、レーザーなどの光ビームを利用して記録消去を行
い、磁気光学効果により再生を行う光磁気記録媒体は、
高速・非接触・大容量・高速アクセス可能で、かつ書き
換え可能な情報記録媒体として積極的に研究・開発が進
められている。
い、磁気光学効果により再生を行う光磁気記録媒体は、
高速・非接触・大容量・高速アクセス可能で、かつ書き
換え可能な情報記録媒体として積極的に研究・開発が進
められている。
この光磁気記録媒体においては、基板上に適当な磁気特
性と磁気光学効果を有する記録層が設けられている。該
記録層に使用される代表的な材料としては希土類と遷移
金属との合金がよく知られており、これを使用した光磁
気ディスクはすでに実用化されている。
性と磁気光学効果を有する記録層が設けられている。該
記録層に使用される代表的な材料としては希土類と遷移
金属との合金がよく知られており、これを使用した光磁
気ディスクはすでに実用化されている。
ところで、これらの記録層に用いられる材料は、化学的
に不安定なものが多い上、薄膜で使用されるため、空気
中の酸素や水による酸化を受けやすく、記録や再生の経
時的な信頼性の低下を免れない。
に不安定なものが多い上、薄膜で使用されるため、空気
中の酸素や水による酸化を受けやすく、記録や再生の経
時的な信頼性の低下を免れない。
この問題を解決するために、通常光磁気記録媒体におけ
る記録層の上又は下若しくはその両方に保護層を設ける
ことが行われている。この保護層には、一般に、酸素や
水の侵入を効果的に防止しうるバリア性に優れ、かつ自
身も化学的に安定な誘電体薄膜を用いることが有利であ
ることが知られており、その材料としては、例えばマグ
ネシウム、ケイ素、アルミニウムなどの酸化物、窒化物
、酸窒化物やこれらの複合体、亜鉛などの金属の硫化物
やセレン化物、さらにはこれらの混合物などの使用が試
みられている。
る記録層の上又は下若しくはその両方に保護層を設ける
ことが行われている。この保護層には、一般に、酸素や
水の侵入を効果的に防止しうるバリア性に優れ、かつ自
身も化学的に安定な誘電体薄膜を用いることが有利であ
ることが知られており、その材料としては、例えばマグ
ネシウム、ケイ素、アルミニウムなどの酸化物、窒化物
、酸窒化物やこれらの複合体、亜鉛などの金属の硫化物
やセレン化物、さらにはこれらの混合物などの使用が試
みられている。
しかしながら、これらの材料から成る保護膜においては
、基板との密着性が低くて剥離が生じやすい上、脆くて
クラックを生じやすいなどの欠点がある。このような剥
離やクラックを生じると、その部分の反射率が低下して
エラーをひき起こすとともに、酸素や水が記録層に侵入
して腐食の原因となる。特に光磁気記録媒体を高温、高
湿環境下で使用する場合、媒体の構成要素である基板、
保護層、記録層などの膨張率の差や残留応力にょる歪み
が保護層と基板との間の剥離や保護層のクラックを誘発
しやすいなどの問題を生じ、光磁気記録媒体の利用範囲
が制限されるのを免れない。
、基板との密着性が低くて剥離が生じやすい上、脆くて
クラックを生じやすいなどの欠点がある。このような剥
離やクラックを生じると、その部分の反射率が低下して
エラーをひき起こすとともに、酸素や水が記録層に侵入
して腐食の原因となる。特に光磁気記録媒体を高温、高
湿環境下で使用する場合、媒体の構成要素である基板、
保護層、記録層などの膨張率の差や残留応力にょる歪み
が保護層と基板との間の剥離や保護層のクラックを誘発
しやすいなどの問題を生じ、光磁気記録媒体の利用範囲
が制限されるのを免れない。
また、近年実用化されている光磁気ディスクなどでは、
量産性に優れたプラスチック基板を使用することが多い
が、プラスチック基板はガラス基板などと比較して温湿
度の変化に対する伸縮が大きい上、透水性が高く、保護
層には機械強度とバリア性の両方が要求される。透明性
や耐熱性の点で優れたプラスチック基板材料として近年
量も多く使用されているポリカーボネートは、アクリル
樹脂などと比較して透水性が高いため、前記の保護層の
性能が特に問題となる。
量産性に優れたプラスチック基板を使用することが多い
が、プラスチック基板はガラス基板などと比較して温湿
度の変化に対する伸縮が大きい上、透水性が高く、保護
層には機械強度とバリア性の両方が要求される。透明性
や耐熱性の点で優れたプラスチック基板材料として近年
量も多く使用されているポリカーボネートは、アクリル
樹脂などと比較して透水性が高いため、前記の保護層の
性能が特に問題となる。
さらに、先に上げた材料のうち、酸化物系の材料はそれ
自身が酸素を含むため、製造時に記録層が酸化されない
よう、特別の注意を払う必要がある。例えば酸化ケイ素
を保護層として採用する場合、スパッタターゲットとし
て酸化ケイ素自体を使用すれば記録層が成膜中に酸化さ
れる危険性は軽減されるが、この場合成膜速度が極端に
低下し、生産性の低下を免れない。シリコンターゲット
と酸素を用いた反応性スパッタ法では、保護層形成時に
反応ガスによって記録層が酸化されるおそれがあるため
、酸素の導入方法や導入量に制約がある。
自身が酸素を含むため、製造時に記録層が酸化されない
よう、特別の注意を払う必要がある。例えば酸化ケイ素
を保護層として採用する場合、スパッタターゲットとし
て酸化ケイ素自体を使用すれば記録層が成膜中に酸化さ
れる危険性は軽減されるが、この場合成膜速度が極端に
低下し、生産性の低下を免れない。シリコンターゲット
と酸素を用いた反応性スパッタ法では、保護層形成時に
反応ガスによって記録層が酸化されるおそれがあるため
、酸素の導入方法や導入量に制約がある。
このような問題を解決するために、これまで種々の試み
がなされており、例えば組成を窒素リッチに制限した良
好の保護特性を有する酸窒化ケイ素から成る光磁気記録
媒体の保護層が提案されている(特開昭63−1660
46号公報)。しかしながら、この窒素リッチな酸窒化
ケイ素がら成る保護層においては、該保護層と基板との
密着刃が不足するため、酸化ケイ素から成る接合層を保
護層と基板との間に設ける必要があって、製造プロセス
が1工程増え、生産性の上で不利となるのを免れない。
がなされており、例えば組成を窒素リッチに制限した良
好の保護特性を有する酸窒化ケイ素から成る光磁気記録
媒体の保護層が提案されている(特開昭63−1660
46号公報)。しかしながら、この窒素リッチな酸窒化
ケイ素がら成る保護層においては、該保護層と基板との
密着刃が不足するため、酸化ケイ素から成る接合層を保
護層と基板との間に設ける必要があって、製造プロセス
が1工程増え、生産性の上で不利となるのを免れない。
また、前記のものよりやや酸素リッチな酸窒化ケイ素か
ら成る保護層の使用が試みられている(特開平1−91
337号公報)。しかしながら、この場合、該保護層を
単独で相変化方式の記録層に適用した場合の効果につい
ては説明されているが、より酸化されやすい光磁気記録
材料に、該保護層を適用した場合の効果についてはなん
ら説明されておらず、また、前記構成をアクリル樹脂基
板上に設けた例についてのみ効果が説明されており、ア
クリル樹脂基板より透水性の高いポリカーボネート基板
を使用した場合の効果については説明されていない。
ら成る保護層の使用が試みられている(特開平1−91
337号公報)。しかしながら、この場合、該保護層を
単独で相変化方式の記録層に適用した場合の効果につい
ては説明されているが、より酸化されやすい光磁気記録
材料に、該保護層を適用した場合の効果についてはなん
ら説明されておらず、また、前記構成をアクリル樹脂基
板上に設けた例についてのみ効果が説明されており、ア
クリル樹脂基板より透水性の高いポリカーボネート基板
を使用した場合の効果については説明されていない。
発明が解決しようとする課題
本発明は、このような事情のもとで、高温、高湿の苛酷
な環境下での使用においても高い機械的強度を有し、か
つ剥離やクラックが発生しにくい上、経時的な磁気特性
の劣化が抑制され、しかも生産性に優れた光磁気記録媒
体を提供することを目的としてなされtこものである。
な環境下での使用においても高い機械的強度を有し、か
つ剥離やクラックが発生しにくい上、経時的な磁気特性
の劣化が抑制され、しかも生産性に優れた光磁気記録媒
体を提供することを目的としてなされtこものである。
課題を解決するための手段
本発明者らは、前記の好ましい性質を有する光磁気記録
媒体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、基板としてポ
リカーボネート基板を、記録層として特定の比率で不動
態形成元素を含有するものを、また記録層の上下に形成
される保護層としてケイ素の酸窒化物から成るものであ
って、少なくとも記録層の下側に形成される保護層にお
いては、その中のケイ素、窒素及び酸素の原子数比が特
定の範囲にあり、かつ特定の微視的な膜組織を有するも
のを採用し、さらに前記保護層のうち少なくとも一方を
反応性スパッタ法で形成することによりその目的を達成
しうろことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
媒体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、基板としてポ
リカーボネート基板を、記録層として特定の比率で不動
態形成元素を含有するものを、また記録層の上下に形成
される保護層としてケイ素の酸窒化物から成るものであ
って、少なくとも記録層の下側に形成される保護層にお
いては、その中のケイ素、窒素及び酸素の原子数比が特
定の範囲にあり、かつ特定の微視的な膜組織を有するも
のを採用し、さらに前記保護層のうち少なくとも一方を
反応性スパッタ法で形成することによりその目的を達成
しうろことを見出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は、ポリカーボネート基板上に、希土
類と遷移金属との合金から成る記録層と、その上下に設
けられたケイ素の酸窒化物から成る保護層とを有する光
磁気記録媒体において、該保護層のうち少なくとも記録
層の下側に設けられた保護層が、 (イ)原子数比で表わされる組成が(S11゜。N、O
,)、(SioN+ooOo)及び(Si@NoO+o
o)を頂点とする三角座標において化学量論化合物Si
3N4と5i02とを結ぶ線分よりSi側の領域にあり
、かつSi3N4とSiOとを結ぶ線分よりN側の領域
にあること、(ロ)各構成元素の原子数が、式 %式% を満t;す関係にあること、 及び (ハ)微視的な膜組織において、粒界で囲まれた粒組織
の密度がlμDI2当り10個以下であること、 さらに、前記記録層が (ニ) ji[子数比で2%以上lO%未満の不動態
形成元素を含有していること を特徴とする光磁気記録媒体及びその製造方法として、
該記録層の上下に設けられるケイ素の酸窒化物から成る
保護層の少なくとも一方を、酸素と窒素とシリコンター
ゲットとを用いて、反応性スパッタリングにより形成さ
せる方法を提供するものである。
類と遷移金属との合金から成る記録層と、その上下に設
けられたケイ素の酸窒化物から成る保護層とを有する光
磁気記録媒体において、該保護層のうち少なくとも記録
層の下側に設けられた保護層が、 (イ)原子数比で表わされる組成が(S11゜。N、O
,)、(SioN+ooOo)及び(Si@NoO+o
o)を頂点とする三角座標において化学量論化合物Si
3N4と5i02とを結ぶ線分よりSi側の領域にあり
、かつSi3N4とSiOとを結ぶ線分よりN側の領域
にあること、(ロ)各構成元素の原子数が、式 %式% を満t;す関係にあること、 及び (ハ)微視的な膜組織において、粒界で囲まれた粒組織
の密度がlμDI2当り10個以下であること、 さらに、前記記録層が (ニ) ji[子数比で2%以上lO%未満の不動態
形成元素を含有していること を特徴とする光磁気記録媒体及びその製造方法として、
該記録層の上下に設けられるケイ素の酸窒化物から成る
保護層の少なくとも一方を、酸素と窒素とシリコンター
ゲットとを用いて、反応性スパッタリングにより形成さ
せる方法を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の光磁気記録媒体に使用される保護層はケイ素の
酸窒化物から成り、その中のケイ素、窒素及び酸素の原
子数比が前記条件を満たすことが必要である。
酸窒化物から成り、その中のケイ素、窒素及び酸素の原
子数比が前記条件を満たすことが必要である。
ケイ素の酸窒化物は広い組成範囲内で、ある程度水や酸
素に対するバリア性に優れる、化学的に安定である、高
温、高湿環境下に放置しても残留応力が小さい、苛酷な
使用環境下でも機械的強度が高いなどの特徴を有してい
るが、本発明においては、その原子数比で表わされる組
成が、前記三角座標において2つの化学量論化合物であ
るSi 31’itと5i02とを結ぶ線分よりSt側
領領域あり、かつSi 3N4とSiOとを結ぶ線分よ
りN側の領域にあることが必要である。5iJaとS1
0.とを結ぶ線分よりSi側でないと、膜中に過剰の酸
素や窒素が存在することになり、これらが徐々に記録層
に拡散していき、むしろ記録層の安定性をそこなうおそ
れがあるし、Si3N4とSiOを結ぶ線分よりN側で
ないと膜の屈折率が高くなりすぎ、光磁気記録媒体の記
録再生特性上好ましくない。
素に対するバリア性に優れる、化学的に安定である、高
温、高湿環境下に放置しても残留応力が小さい、苛酷な
使用環境下でも機械的強度が高いなどの特徴を有してい
るが、本発明においては、その原子数比で表わされる組
成が、前記三角座標において2つの化学量論化合物であ
るSi 31’itと5i02とを結ぶ線分よりSt側
領領域あり、かつSi 3N4とSiOとを結ぶ線分よ
りN側の領域にあることが必要である。5iJaとS1
0.とを結ぶ線分よりSi側でないと、膜中に過剰の酸
素や窒素が存在することになり、これらが徐々に記録層
に拡散していき、むしろ記録層の安定性をそこなうおそ
れがあるし、Si3N4とSiOを結ぶ線分よりN側で
ないと膜の屈折率が高くなりすぎ、光磁気記録媒体の記
録再生特性上好ましくない。
まt;、酸素とケイ素の原子数比は、Si/ (Si
+ O)の形で表わしたとき、0.55以下であること
が必要である。この値が155を超えると基板との密着
力が低下するばかりか、相対的に酸素が欠損した酸窒化
物となり、このような組成では未反応のケイ素が経時的
に酸素と結合して体積を増やすため、圧縮応力が生じて
保護膜の剥離をひき起こすおそれがある。
+ O)の形で表わしたとき、0.55以下であること
が必要である。この値が155を超えると基板との密着
力が低下するばかりか、相対的に酸素が欠損した酸窒化
物となり、このような組成では未反応のケイ素が経時的
に酸素と結合して体積を増やすため、圧縮応力が生じて
保護膜の剥離をひき起こすおそれがある。
さらに、酸素と窒素の原子数比は、O/ (N + O
)の形で表わしたとき0.90以下であることが必要で
ある。後述するように、本発明の光磁気記録媒体に使用
する保護層は反応性スパッタ法で形成するのが有利であ
るが、この値が0.90を超えると、スパッタに使用す
るターゲットの表面がケイ素の酸化物で覆われるため、
成膜速度が極端に低下するという不都合を生じる。
)の形で表わしたとき0.90以下であることが必要で
ある。後述するように、本発明の光磁気記録媒体に使用
する保護層は反応性スパッタ法で形成するのが有利であ
るが、この値が0.90を超えると、スパッタに使用す
るターゲットの表面がケイ素の酸化物で覆われるため、
成膜速度が極端に低下するという不都合を生じる。
したがって、本発明においては、該ケイ素の酸窒化物の
組成は、ケイ素と窒素と酸素との原子数比が第1図のS
i、 N、0を頂点とする三角座標において、化学量論
化合物SiJ+とSiO□を結ぶ線分よりSi側かつ5
iiN+とSiOを結ぶ線分よりN側の領域にあり、か
つ各構成元素の原子数が、式5式% を満たす関係にあることが必要である。
組成は、ケイ素と窒素と酸素との原子数比が第1図のS
i、 N、0を頂点とする三角座標において、化学量論
化合物SiJ+とSiO□を結ぶ線分よりSi側かつ5
iiN+とSiOを結ぶ線分よりN側の領域にあり、か
つ各構成元素の原子数が、式5式% を満たす関係にあることが必要である。
さらに、前記保護層は、それを構成するケイ素の酸窒化
物の組成が前記条件を満たすとともに、その微視的な膜
組織において粒界で囲まれた粒組織の密度が1μIn2
当り10個以下であることが必要である。ここでいう粒
組織とは、粒界で完全に囲まれた膜の構造単位を示す。
物の組成が前記条件を満たすとともに、その微視的な膜
組織において粒界で囲まれた粒組織の密度が1μIn2
当り10個以下であることが必要である。ここでいう粒
組織とは、粒界で完全に囲まれた膜の構造単位を示す。
膜の作成方法が不適切であると、膜はこのような多数の
構造単位の集まりとなり、単位体積当りに多数の粒界を
含むことになる。膜の作成方法を改善することにより、
前記の粒組織を仕切っている粒界は次第に不連続になり
、別々であった粒組織同士がつながって、その総数は減
少する。これがさらに進むと、もはや1つの粒組織を完
全に囲むような連続した粒界は存在しなくなり、あたが
も膜全体が1つの粒組織であるかのような構造を呈する
。理想的には、膜組織内に粒組織を形成するような連続
した粒界が1つも存在せず、全体が均一な膜構造になっ
ているのが望ましいが、本発明の目的を達成するには、
保護層の粒組織の密度が1μm2当り10個以下であれ
ばよい。通常の薄膜形成法では保護層における微視的な
膜組織が島状になりやすく、クラ7りはこの組織と組織
の粒界から生じると考えられる。したがって、前記のよ
うに粒組織の密度がlpm”当り10個以下とすること
により、保護層にクラックが発生しにくくなり、かつ機
械的強度の高いものとなる。
構造単位の集まりとなり、単位体積当りに多数の粒界を
含むことになる。膜の作成方法を改善することにより、
前記の粒組織を仕切っている粒界は次第に不連続になり
、別々であった粒組織同士がつながって、その総数は減
少する。これがさらに進むと、もはや1つの粒組織を完
全に囲むような連続した粒界は存在しなくなり、あたが
も膜全体が1つの粒組織であるかのような構造を呈する
。理想的には、膜組織内に粒組織を形成するような連続
した粒界が1つも存在せず、全体が均一な膜構造になっ
ているのが望ましいが、本発明の目的を達成するには、
保護層の粒組織の密度が1μm2当り10個以下であれ
ばよい。通常の薄膜形成法では保護層における微視的な
膜組織が島状になりやすく、クラ7りはこの組織と組織
の粒界から生じると考えられる。したがって、前記のよ
うに粒組織の密度がlpm”当り10個以下とすること
により、保護層にクラックが発生しにくくなり、かつ機
械的強度の高いものとなる。
本発明の光磁気記録媒体において用いられる記録層は、
希土類と遷移金属との合金から成るものであって、不動
態形成元素を所定の比率で含有することが必要である。
希土類と遷移金属との合金から成るものであって、不動
態形成元素を所定の比率で含有することが必要である。
これは前記の好ましい性質を有する保護層を形成する際
に記録層が酸化されるのを防止するためのものである。
に記録層が酸化されるのを防止するためのものである。
この不動態形成元素の含有量が少なすぎると酸化を防止
する効果が不足して、所望の効果を得られないし、その
量が多すぎると垂直磁気異方性の低下など、記録特性に
悪影響を及ぼす現象を招来するおそれがある。このため
不動態元素の含有量は原子数比で2%以上lO%未満の
範囲で選ぶ必要がある。光磁気記録媒体の耐環境性をさ
らに高める意味では、不動態形成元素の含有量を4%以
上とするのがより好ましい。また、不動態形成元素の添
加による磁気光学効果の低下を避けるという意味では、
含有量を9%以下とするのがより好ましい。この不動態
形成元素としては、例えばkQ、 Ti、 V、 Cr
、 Zr、Nb、 Taなどを用いることができるが、
酸化防止の目的で特に有効なのはTi、 Cr、 Nb
%Taである。
する効果が不足して、所望の効果を得られないし、その
量が多すぎると垂直磁気異方性の低下など、記録特性に
悪影響を及ぼす現象を招来するおそれがある。このため
不動態元素の含有量は原子数比で2%以上lO%未満の
範囲で選ぶ必要がある。光磁気記録媒体の耐環境性をさ
らに高める意味では、不動態形成元素の含有量を4%以
上とするのがより好ましい。また、不動態形成元素の添
加による磁気光学効果の低下を避けるという意味では、
含有量を9%以下とするのがより好ましい。この不動態
形成元素としては、例えばkQ、 Ti、 V、 Cr
、 Zr、Nb、 Taなどを用いることができるが、
酸化防止の目的で特に有効なのはTi、 Cr、 Nb
%Taである。
本発明の光磁気記録媒体の保護層を生産性よく形成する
には反応性スパッタ法が最も優れている。
には反応性スパッタ法が最も優れている。
一般に反応性スパッタ法は、成膜速度が速く生産性に優
れるだけでなく、組成のコントロールが可能である上、
気相から複数の成分が導入可能であるなどの利点を有し
ており、酸窒化ケイ素の形成には好適な方法である。こ
の方法自体は公知の成膜方法の1つであるが、光磁気記
録媒体の保護層の成膜に適用しようとすると、成膜時に
導入する酸素により記録層が酸化されるという問題があ
るため、前記のような利点があるにもかかわらず容易に
適用することができなかった。これに対し、本発明の光
磁気記録媒体においては記録層の酸化が不動態形成元素
によって抑制されているので、記録層の酸化のような問
題はなんら発生ぜす、反応性スパッタ法本来の利点を十
分に活かすことが可能となる。
れるだけでなく、組成のコントロールが可能である上、
気相から複数の成分が導入可能であるなどの利点を有し
ており、酸窒化ケイ素の形成には好適な方法である。こ
の方法自体は公知の成膜方法の1つであるが、光磁気記
録媒体の保護層の成膜に適用しようとすると、成膜時に
導入する酸素により記録層が酸化されるという問題があ
るため、前記のような利点があるにもかかわらず容易に
適用することができなかった。これに対し、本発明の光
磁気記録媒体においては記録層の酸化が不動態形成元素
によって抑制されているので、記録層の酸化のような問
題はなんら発生ぜす、反応性スパッタ法本来の利点を十
分に活かすことが可能となる。
このようなスパッタ法で形成された薄膜の粒組織の大き
さは、主にガス圧とパワーに左右され、また、薄膜形成
時の組織の成長速度が核生成速度に比べて遅いと粒組織
は小さくなり、所望の保護膜が得られない。したがって
、スバ・ツタのパワーを上げるか圧力を下げてレートを
上げるのが効果的であるが、一般にパワーによる粒組織
の制御法は、基板温度の上昇をもたらすなどの好ましく
ない事態を招来するおそれがあるので、ガス圧コントロ
ールによる制御法が有利である。ガス圧の具体的な値に
ついては、スパッタ装置により異なり、−概に定めるこ
とはできないが、通常0.8Pa以下、好ましくは0.
5Pa以下で所望の膜組織を得ることができる。
さは、主にガス圧とパワーに左右され、また、薄膜形成
時の組織の成長速度が核生成速度に比べて遅いと粒組織
は小さくなり、所望の保護膜が得られない。したがって
、スバ・ツタのパワーを上げるか圧力を下げてレートを
上げるのが効果的であるが、一般にパワーによる粒組織
の制御法は、基板温度の上昇をもたらすなどの好ましく
ない事態を招来するおそれがあるので、ガス圧コントロ
ールによる制御法が有利である。ガス圧の具体的な値に
ついては、スパッタ装置により異なり、−概に定めるこ
とはできないが、通常0.8Pa以下、好ましくは0.
5Pa以下で所望の膜組織を得ることができる。
このようにして成膜した保護層が、所望の粒組織の大き
さを有しているかどうかを確認するには、サブミクロン
オーダーの分解能を有する透過型電子顕微鏡を用いて観
察するのがよい。この方法によると、通常1nm程度の
分解能若しくはそれ以上の分解能が得られる。本発明で
いう粒組織はコントラストのはっきりした粒界で区切ら
れているので、容易にその数を求めることができる。ス
パッタ法で形成される保護層において、形成時のガス圧
を下げていくと、粒界のコントラストが次第に小さくな
り、粒組織と粒組織とが連続的につながっていく様子が
はっきり認められる。
さを有しているかどうかを確認するには、サブミクロン
オーダーの分解能を有する透過型電子顕微鏡を用いて観
察するのがよい。この方法によると、通常1nm程度の
分解能若しくはそれ以上の分解能が得られる。本発明で
いう粒組織はコントラストのはっきりした粒界で区切ら
れているので、容易にその数を求めることができる。ス
パッタ法で形成される保護層において、形成時のガス圧
を下げていくと、粒界のコントラストが次第に小さくな
り、粒組織と粒組織とが連続的につながっていく様子が
はっきり認められる。
本発明の目的である剥離やクランクを防止するには、光
磁気記録媒体の最上層に紫外線硬化樹脂から成る保護層
を形成するとさらに有効である。
磁気記録媒体の最上層に紫外線硬化樹脂から成る保護層
を形成するとさらに有効である。
ここでいう最上層とは、記録層の上側に設けられる保護
層に直接液して設けられるものであってもよいし、記録
層の上側に設けられる保護層の上に反射層、放熱層など
、種々の機能を果す層を介して設けられたものであって
もよい。該紫外線硬化樹脂から成る保護膜は、その硬化
収縮率が5%以以上l筒以下であることが必要である。
層に直接液して設けられるものであってもよいし、記録
層の上側に設けられる保護層の上に反射層、放熱層など
、種々の機能を果す層を介して設けられたものであって
もよい。該紫外線硬化樹脂から成る保護膜は、その硬化
収縮率が5%以以上l筒以下であることが必要である。
該紫外線硬化樹脂の硬化収縮率が前記範囲を逸脱すると
その効果を十分に発揮することができない。これは剥離
やクラックを抑制するのに必要な応力の値が不適切にな
るためである。すなわち、該紫外線硬化樹脂の硬化収縮
率が5%未満では剥離やクラックを抑制するだけの応力
が得られないし、10%を超える場合は応力が高くなり
すぎ、かえって剥離やクラックを誘発するおそれがある
。
その効果を十分に発揮することができない。これは剥離
やクラックを抑制するのに必要な応力の値が不適切にな
るためである。すなわち、該紫外線硬化樹脂の硬化収縮
率が5%未満では剥離やクラックを抑制するだけの応力
が得られないし、10%を超える場合は応力が高くなり
すぎ、かえって剥離やクラックを誘発するおそれがある
。
該紫外線硬化樹脂層の膜厚は、15〜30μmの範囲で
選ぶのが好ましい。この膜厚が15μm未満では薄すぎ
て、該紫外線硬化樹脂の硬化収縮率による応力の調節が
困難であるし、30μmを超えると光重合反応が不十分
となるおそれがある。
選ぶのが好ましい。この膜厚が15μm未満では薄すぎ
て、該紫外線硬化樹脂の硬化収縮率による応力の調節が
困難であるし、30μmを超えると光重合反応が不十分
となるおそれがある。
本発明に用いるのに好適な紫外線硬化樹脂のモノマーと
しては、例えばスチレン、エチJレアクリレート、エチ
レングリコールジアクリレート、エチレングリコールメ
タクリレート、ペンタエリスリトールアクリレート、ペ
ンタエリスリトールメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ト
リメチロールプロパンジアクリレート、トリメチロール
プロパンジメタクリレート、するいはそれらの誘導体な
どが挙げられ、これらは2種以上を組み合わせて用いて
もよい。紫外線硬化性樹脂組成物を塗布する方法として
は、公知の方法、例えばスピンコード、グラビア塗布、
スプレーコート、ディッピングなどの方法を用いること
ができるが、生産性の点でスピンコード法が特に好まし
い。
しては、例えばスチレン、エチJレアクリレート、エチ
レングリコールジアクリレート、エチレングリコールメ
タクリレート、ペンタエリスリトールアクリレート、ペ
ンタエリスリトールメタクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ト
リメチロールプロパンジアクリレート、トリメチロール
プロパンジメタクリレート、するいはそれらの誘導体な
どが挙げられ、これらは2種以上を組み合わせて用いて
もよい。紫外線硬化性樹脂組成物を塗布する方法として
は、公知の方法、例えばスピンコード、グラビア塗布、
スプレーコート、ディッピングなどの方法を用いること
ができるが、生産性の点でスピンコード法が特に好まし
い。
本発明の効果は、このようにして形成された保護層の特
性向上と記録層”の耐酸化性向上によるものであって、
記録層に使用される希土類や遷移金属の種類については
特に制限はなく、種々のものを使用することができる。
性向上と記録層”の耐酸化性向上によるものであって、
記録層に使用される希土類や遷移金属の種類については
特に制限はなく、種々のものを使用することができる。
例えば希土類元素としては、Nd、 5m%Eu、 G
d、 Tb、 Dy、 Ho、E「などを、遷移金属と
してはFe、 Co、Niなどを用いることができる。
d、 Tb、 Dy、 Ho、E「などを、遷移金属と
してはFe、 Co、Niなどを用いることができる。
これらの代表的な組合せ例としては、NdTbFeCo
、NdDyFeCo、SmTbFeCo%GdTbFe
1TbFeCo、GdDyFeCo、TbFeNiなど
がある。
、NdDyFeCo、SmTbFeCo%GdTbFe
1TbFeCo、GdDyFeCo、TbFeNiなど
がある。
本発明の光磁気記録媒体においては、基板としてポリカ
ーボネート基板が用いられる。このポリカーボネート基
板には、アドレス情報その他を含む凹凸が形成されてい
てもよい。
ーボネート基板が用いられる。このポリカーボネート基
板には、アドレス情報その他を含む凹凸が形成されてい
てもよい。
発明の効果
本発明によると、保護層としてケイ素の酸窒化物から成
るものであって、特定の組成及び微視的な膜組成を有す
るものを記録層の少なくとも片側に設け、かつ記録層と
して特定の比率の不動態形成元素を含有するものを用い
ることにより、水や酸素に対するバリア性に優れ、化学
的に安定で、高温、高湿の苛酷な環境下での使用におい
ても機械的強度が高く、かつ剥離やクラックが発生しに
くい上、経時的な磁気特性の劣化が抑制された光磁気記
録媒体が得られる。
るものであって、特定の組成及び微視的な膜組成を有す
るものを記録層の少なくとも片側に設け、かつ記録層と
して特定の比率の不動態形成元素を含有するものを用い
ることにより、水や酸素に対するバリア性に優れ、化学
的に安定で、高温、高湿の苛酷な環境下での使用におい
ても機械的強度が高く、かつ剥離やクラックが発生しに
くい上、経時的な磁気特性の劣化が抑制された光磁気記
録媒体が得られる。
また、このような光磁気記録媒体は、成膜速度の速い反
応性スパッタ法で製造することができるので、該光磁気
記録媒体の好ましい耐環境性をそこなうことなく、高い
生産性を実現することができる。
応性スパッタ法で製造することができるので、該光磁気
記録媒体の好ましい耐環境性をそこなうことなく、高い
生産性を実現することができる。
実施例
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
実施例1
直径13011+Imの案内溝付きポリカーボネート基
板(厚さ1.2m+*)l上に、膜厚110nmの5i
NxOyから成る下層保護層2、膜厚25nmのTb+
s、 oFesa、 @Cog、 6Cr6゜から成る
記録層3、膜厚35nmのS 1Nxoyから成る上層
保護層4、膜厚60nmのA12から成る反射層5を順
次設けることにより、第2図に示す構造の光磁気ディス
ク媒体を作成した。前記記録層は合金ターゲットによる
DCマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー
200W)、上層保護層はSiターゲットによる反応性
RFマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー
400WSN!分圧0.04Pa、O,分正伝05Pa
)、反射層はAQケタ−ットによるRFマグネトロンス
パッタ(ガス正伝4Pasパワー200W)により形成
した。また、下層保護層は反応性マグネトロンスパッタ
により種々のガス圧及びパワーで形成したが、その組成
はすべて5i4eN2aO*oとなるように反応ガス(
NX、O□)及びスパッタガス(Ar)の流量を調節し
た。
板(厚さ1.2m+*)l上に、膜厚110nmの5i
NxOyから成る下層保護層2、膜厚25nmのTb+
s、 oFesa、 @Cog、 6Cr6゜から成る
記録層3、膜厚35nmのS 1Nxoyから成る上層
保護層4、膜厚60nmのA12から成る反射層5を順
次設けることにより、第2図に示す構造の光磁気ディス
ク媒体を作成した。前記記録層は合金ターゲットによる
DCマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー
200W)、上層保護層はSiターゲットによる反応性
RFマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー
400WSN!分圧0.04Pa、O,分正伝05Pa
)、反射層はAQケタ−ットによるRFマグネトロンス
パッタ(ガス正伝4Pasパワー200W)により形成
した。また、下層保護層は反応性マグネトロンスパッタ
により種々のガス圧及びパワーで形成したが、その組成
はすべて5i4eN2aO*oとなるように反応ガス(
NX、O□)及びスパッタガス(Ar)の流量を調節し
た。
次に、ディスクの耐環境性を評価するため、ホットメル
ト系接着剤により、このディスクを2枚貼り合わせたの
ち、これを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に
300時間放置した。
ト系接着剤により、このディスクを2枚貼り合わせたの
ち、これを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に
300時間放置した。
また、これとは別に、下層保護層の膜構造を観察するた
め、前記と同一の基板上に下層保護層のみを形成したも
のを用意し、分解能0.6nmの透過型電子顕微鏡(以
下TEMと略す)により粒組織を観察した。使用した機
器は日立製作新製H−500である。第1表に加速寿命
試験後のディスクを光学顕微鏡で観察した結果を示す。
め、前記と同一の基板上に下層保護層のみを形成したも
のを用意し、分解能0.6nmの透過型電子顕微鏡(以
下TEMと略す)により粒組織を観察した。使用した機
器は日立製作新製H−500である。第1表に加速寿命
試験後のディスクを光学顕微鏡で観察した結果を示す。
第 1 表
ガス圧の高い条件は(No、 l)では、媒体にクラッ
クが多数発生した。これらのディスクの信頼性をさらに
詳しく調べるため、加速寿命試験におけるピットエラー
レート(BER)の増加を測定した結果を第3図に示す
。この結果でもガス圧の高い条件(No、l)では試験
時間100時間からBEHの増加がみられた。
クが多数発生した。これらのディスクの信頼性をさらに
詳しく調べるため、加速寿命試験におけるピットエラー
レート(BER)の増加を測定した結果を第3図に示す
。この結果でもガス圧の高い条件(No、l)では試験
時間100時間からBEHの増加がみられた。
第4図に前記の試料を電子顕微鏡で観察して得られl;
膜組織の模式図を示す。試料No、lでは多数の粒界が
はっきり認められるのに対し、試料No。
膜組織の模式図を示す。試料No、lでは多数の粒界が
はっきり認められるのに対し、試料No。
5では、lμ肩:の断面内に粒組織が1個しかなく、粒
界のない均一なものになっている。さらに試料N003
では試料No、1と類似した粒界が認められるが、連続
した粒界が組織を囲むには至っておらず、1ptn”断
面内の粒組織の数は数個である。
界のない均一なものになっている。さらに試料N003
では試料No、1と類似した粒界が認められるが、連続
した粒界が組織を囲むには至っておらず、1ptn”断
面内の粒組織の数は数個である。
以上の検討結果より、クラックの発生は粒界で完全に囲
まれた粒組織を断面1μが当り数個以内にすることによ
り防止できること、このような粒界の少ない膜を形成す
るにはガス圧を下げるのが有効(本実施例の条件では0
.45Pa以下)であることが分かる。
まれた粒組織を断面1μが当り数個以内にすることによ
り防止できること、このような粒界の少ない膜を形成す
るにはガス圧を下げるのが有効(本実施例の条件では0
.45Pa以下)であることが分かる。
実施例2
直径130II+I++の案内溝付きポリカーボネート
基板(厚さ1.2111+I+)1上に、膜厚110n
mのS i Nx0Yから成る下層保護層2、膜厚25
nmのTb+s、 oFesa、 sco*、 6Cr
s。
基板(厚さ1.2111+I+)1上に、膜厚110n
mのS i Nx0Yから成る下層保護層2、膜厚25
nmのTb+s、 oFesa、 sco*、 6Cr
s。
から成る記録層3、膜厚35nmの5iNxOyから成
る上層保護層4、膜厚60nmのAQから成る反射層5
を順次設けることにより、第2図に示す構造の光磁気デ
ィスク媒体を作成した。前記記録層は合金ターゲットに
よるDCマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa1パ
ワー200W)、上層保護層はSiターゲットによる反
応性RFマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パ
ワー400W、N2分圧0.04Pa、Ox分圧0.0
5Pa)、反射層はAQツタ−ットによるRFマグネト
ロンスパンタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)に
より形成した。また、下層保護層は反応性マグネトロン
スパッタ(ガス圧0.4Pa1パワー400W)により
形成し、反応ガス(N3.0.)の流量を調節して種々
の組成のものを作成した。
る上層保護層4、膜厚60nmのAQから成る反射層5
を順次設けることにより、第2図に示す構造の光磁気デ
ィスク媒体を作成した。前記記録層は合金ターゲットに
よるDCマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa1パ
ワー200W)、上層保護層はSiターゲットによる反
応性RFマグネトロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パ
ワー400W、N2分圧0.04Pa、Ox分圧0.0
5Pa)、反射層はAQツタ−ットによるRFマグネト
ロンスパンタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)に
より形成した。また、下層保護層は反応性マグネトロン
スパッタ(ガス圧0.4Pa1パワー400W)により
形成し、反応ガス(N3.0.)の流量を調節して種々
の組成のものを作成した。
次に、ディスクの耐環境性を評価するため、ホットメル
ト系接着剤により、このディスクを2枚貼り合わせたの
ち、これを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に
700時間放置しt;。また、これとは別に、下層保護
層の膜構造を観察するt;め、前記と同一の基板上に下
層保護層のみを形成したものを用意し、TEMにより粒
組織を観察した。
ト系接着剤により、このディスクを2枚貼り合わせたの
ち、これを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に
700時間放置しt;。また、これとは別に、下層保護
層の膜構造を観察するt;め、前記と同一の基板上に下
層保護層のみを形成したものを用意し、TEMにより粒
組織を観察した。
第2表に膜組成とクラック及び剥離発生の有無の関係を
示す。
示す。
第
表
本実施例においては、すべてのディスクについて700
時間経過してもクラックは発生しなかった。
時間経過してもクラックは発生しなかった。
しかし、酸素に対するケイ素の原子数比がSi/(Si
十〇)の形で0,55を超えるものは、200時間経過
後より、基板と下層保護層との間に剥離が発生し、記録
・再生に障害を発生した。
十〇)の形で0,55を超えるものは、200時間経過
後より、基板と下層保護層との間に剥離が発生し、記録
・再生に障害を発生した。
これらのディスクの信頼性をさらに詳しく調べるため、
加速寿命試験におけるBERの増加を測定しt;結果を
第5図に示す。この結果でも前記の組成を逸脱した組成
(No、 9、No、 11)では試験時間200時間
前後からBERの増加がみられた。
加速寿命試験におけるBERの増加を測定しt;結果を
第5図に示す。この結果でも前記の組成を逸脱した組成
(No、 9、No、 11)では試験時間200時間
前後からBERの増加がみられた。
第6図に前記の試料を電子顕微鏡で観察して得られl;
膜組織の模式図を示す。本実施例ではいずれの組成にお
いてもlμragの断面内に粒組織が1個しかなく、粒
界のない均一なものになっていることが分かる。
膜組織の模式図を示す。本実施例ではいずれの組成にお
いてもlμragの断面内に粒組織が1個しかなく、粒
界のない均一なものになっていることが分かる。
以上の結果より、本実施例では下層保護層がいずれの組
成であっても粒界を減少させることによりクラックを防
ぐことはできるが、その組成が所定の範囲を逸脱すると
剥離が発生してしまい、記録・再生に支障をきたすこと
が分かる。剥離が発生しない組成範囲を三角座標上で表
わすと第1図のようになる。
成であっても粒界を減少させることによりクラックを防
ぐことはできるが、その組成が所定の範囲を逸脱すると
剥離が発生してしまい、記録・再生に支障をきたすこと
が分かる。剥離が発生しない組成範囲を三角座標上で表
わすと第1図のようになる。
実施例3
直径130+wmの案内溝付きポリカーボネート基板(
厚さ1.2mm) l上に、膜厚110nn+のS
i Nx0yから成る下層保護層2、膜厚25nmのT
bFeCoCrから成る記録層3、膜厚35nmの5i
NxOyから成る上層保護層4、膜厚60nmのAll
から成る反射層5を順次設けることにより、第2図に示
す構造の光磁気ディスク媒体を作成した。前記記録層の
組成は化学式(丁bffia、 nFeyn、 acO
+o、 o) 、oo−xcrxで表わし!こときx−
1,0,2,0,5,0,8,0,1O90の5種類と
し、それぞれ合金ターゲットによるDCマグネトロンス
パッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)で形成し
た。
厚さ1.2mm) l上に、膜厚110nn+のS
i Nx0yから成る下層保護層2、膜厚25nmのT
bFeCoCrから成る記録層3、膜厚35nmの5i
NxOyから成る上層保護層4、膜厚60nmのAll
から成る反射層5を順次設けることにより、第2図に示
す構造の光磁気ディスク媒体を作成した。前記記録層の
組成は化学式(丁bffia、 nFeyn、 acO
+o、 o) 、oo−xcrxで表わし!こときx−
1,0,2,0,5,0,8,0,1O90の5種類と
し、それぞれ合金ターゲットによるDCマグネトロンス
パッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)で形成し
た。
上層保護層はSiターゲットによる反応性RFマグネト
ロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー400W。
ロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー400W。
N2分圧0.04Pa、 O,分圧0.05Pa) 、
反射層はAllターゲットによるRFマグネトロンスパ
ッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)により形成
した。また下層保護層は反応性マグネトロンスパッタ(
ガス圧0.4Pa。
反射層はAllターゲットによるRFマグネトロンスパ
ッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)により形成
した。また下層保護層は反応性マグネトロンスパッタ(
ガス圧0.4Pa。
パワー400W)により形成し、その組成はSi、。N
2゜0.。
2゜0.。
となるように反応ガス(Nl、Oり及びスパッタガス(
A「)の流量を調節した。
A「)の流量を調節した。
次にディスクの耐環境性を評価するため、ホットメルト
系接着剤により、このディスクを2枚貼り合わせたのち
、これを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に1
oooa9間放置した。
系接着剤により、このディスクを2枚貼り合わせたのち
、これを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に1
oooa9間放置した。
以上のように作成したディスクの信頼性をBERにより
測定した結果を第7図に示す。x = 1.0のディス
クでは試験時間600時間で若干BERの増加が認めら
れるが、その他のディスクではなんら変化は認められな
かった。この結果より不動態形成元素であるCrを2%
以上添加することにより、BERの増加を抑制できるこ
とが分かる。
測定した結果を第7図に示す。x = 1.0のディス
クでは試験時間600時間で若干BERの増加が認めら
れるが、その他のディスクではなんら変化は認められな
かった。この結果より不動態形成元素であるCrを2%
以上添加することにより、BERの増加を抑制できるこ
とが分かる。
なお、本実施例で作成したディスクではいずれも剥離・
クラックの発生は認められなかった。
クラックの発生は認められなかった。
次にこれらのディスクの磁気光学効果を測定するため、
波長830nmの半導体レーザーをポリカーボネート基
板側から入射させt:ときの各ディスクのカー回転角θ
3を測定した。第8図にその結果を示す。x −1,0
〜9.0のディスクではいずれもθ3≧1.00°の値
を示すが、x−9,0前後からθ、が低下し始め、x−
11,0ではθア=0.89°まで低下する。
波長830nmの半導体レーザーをポリカーボネート基
板側から入射させt:ときの各ディスクのカー回転角θ
3を測定した。第8図にその結果を示す。x −1,0
〜9.0のディスクではいずれもθ3≧1.00°の値
を示すが、x−9,0前後からθ、が低下し始め、x−
11,0ではθア=0.89°まで低下する。
以上より明らかなように、不動態形成元素を記録層に2
.0%以上添加することでBERの増加を抑制すること
ができるが、添加量が1O80%以上になると磁気光学
効果の低下が著しくなる。この結果より不動態元素の添
加量は2.0%以上1O90%未満が好ましい。
.0%以上添加することでBERの増加を抑制すること
ができるが、添加量が1O80%以上になると磁気光学
効果の低下が著しくなる。この結果より不動態元素の添
加量は2.0%以上1O90%未満が好ましい。
実施例4
直径861mの案内溝付きポリカーボネート基板(厚さ
1.2+m+*) 1上に、膜厚110nmの5iNx
Oyから成る下層保護層2、膜厚25nmのTb+s、
!Fe@?、 2Co*、 5Cr4゜から成る記録
層3、膜厚35r+Wlの5iNxOyから成る上層保
護層4、膜厚60nmのAQから成る反射N5、膜厚2
0μ嘗の紫外線硬化樹脂層6を順次設けることにより、
第9図に示す構造の光磁気ディスク媒体を作成した。前
記記録層は合金ターゲットによるDCマグネトロンスパ
ッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W) 、上層保
護層はSiターゲットによる反応性RFマグネトロンス
パッタ(ガス圧0.4Pa、パワー400W、 N、分
圧0.04Pa、 O,分正伝05Pa) 、反射層は
AQジターットによるRFマグネトロンスパッタ(ガス
圧0.4Pa、パワー200W)により形成した。
1.2+m+*) 1上に、膜厚110nmの5iNx
Oyから成る下層保護層2、膜厚25nmのTb+s、
!Fe@?、 2Co*、 5Cr4゜から成る記録
層3、膜厚35r+Wlの5iNxOyから成る上層保
護層4、膜厚60nmのAQから成る反射N5、膜厚2
0μ嘗の紫外線硬化樹脂層6を順次設けることにより、
第9図に示す構造の光磁気ディスク媒体を作成した。前
記記録層は合金ターゲットによるDCマグネトロンスパ
ッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W) 、上層保
護層はSiターゲットによる反応性RFマグネトロンス
パッタ(ガス圧0.4Pa、パワー400W、 N、分
圧0.04Pa、 O,分正伝05Pa) 、反射層は
AQジターットによるRFマグネトロンスパッタ(ガス
圧0.4Pa、パワー200W)により形成した。
また下層保護層は反応性マグネトロンスパッタ(ガス圧
0.4Pa、パワー40011’)により形成し、その
組成はSi4゜N、。04゜となるように反応ガス(N
□、0.)及びスパッタガス(Ar)の流量を調節した
。また、紫外線硬化樹脂層はペンタエリスリトールトリ
メタクリレートのインプロパツール溶液をスピンコード
し、紫外線硬化させて形成した。その際紫外線の照射強
度と照射時間を変化させて、種々の硬化収縮率のものを
作成した。
0.4Pa、パワー40011’)により形成し、その
組成はSi4゜N、。04゜となるように反応ガス(N
□、0.)及びスパッタガス(Ar)の流量を調節した
。また、紫外線硬化樹脂層はペンタエリスリトールトリ
メタクリレートのインプロパツール溶液をスピンコード
し、紫外線硬化させて形成した。その際紫外線の照射強
度と照射時間を変化させて、種々の硬化収縮率のものを
作成した。
次にディスクの耐環境性を評価するため、これらのディ
スクを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に30
00時間放置した。第3表に試鹸時間が3000時間の
時点での紫外線硬化樹脂層の硬化収縮率と剥離・クラッ
クの発生の関係を示す。
スクを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に30
00時間放置した。第3表に試鹸時間が3000時間の
時点での紫外線硬化樹脂層の硬化収縮率と剥離・クラッ
クの発生の関係を示す。
第 3 表
本実施例で明らかなように、ディスクの最上層に紫外線
硬化樹脂から成る保護層を形成することによって、単板
構造でも試験時間3000時間まで剥離・クラックの発
生が抑制されるが、紫外線硬化樹脂の硬化収縮率が5.
0%より低い場合はクラックが、10,0%より高い場
合は剥離が発生することが分かる。
硬化樹脂から成る保護層を形成することによって、単板
構造でも試験時間3000時間まで剥離・クラックの発
生が抑制されるが、紫外線硬化樹脂の硬化収縮率が5.
0%より低い場合はクラックが、10,0%より高い場
合は剥離が発生することが分かる。
これらのディスクの信頼性をさらに詳しく調べるため、
加速寿命試験におけるBERの増加を測定した結果を第
1O図に示す。なお、No、12とNo。
加速寿命試験におけるBERの増加を測定した結果を第
1O図に示す。なお、No、12とNo。
16のディスクについてはクラック及び剥離の発生が激
しく、試験終了時の測定を行う際に障害を発生した。
しく、試験終了時の測定を行う際に障害を発生した。
本結果より紫外線硬化樹脂の硬化収縮率が5.0%以上
1O20%以下のディスクではいずれも試験時間300
0時間までBEHの顕著な増加を示さないことが分かる
。
1O20%以下のディスクではいずれも試験時間300
0時間までBEHの顕著な増加を示さないことが分かる
。
実施例5
直径86mrAの案内溝付きポリカーボネート基板(厚
さ1.2+mm) 1上に、膜厚110nmの5iNx
Oyから成る下層保護層2、膜厚25nmのTb+s、
zFeay、 tcos、 5Cra。
さ1.2+mm) 1上に、膜厚110nmの5iNx
Oyから成る下層保護層2、膜厚25nmのTb+s、
zFeay、 tcos、 5Cra。
から成る記録層3、膜厚35nmの5iNxOyから成
る上層保護層4、膜厚60nmのAl11から成る反射
層5、膜厚20μmの紫外線硬化樹脂層6を順次設ける
ことにより、第9図に示す構造の光磁気ディスク媒体を
作成した。前記記録層は合金ターゲットによるDCマグ
ネトロンスパッタ(ガス圧0−4Pas パワ−200
W) 、上層保護層はSiターゲットによる反応14R
Fマグネトロンスパツタ(ガス圧0.4Pa、 パワー
400W、 N2分圧0.04Pa、 0.分圧0.0
5Pa) 、反射層はAQケタ−ットによるRFマグネ
トロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)
により形成した。
る上層保護層4、膜厚60nmのAl11から成る反射
層5、膜厚20μmの紫外線硬化樹脂層6を順次設ける
ことにより、第9図に示す構造の光磁気ディスク媒体を
作成した。前記記録層は合金ターゲットによるDCマグ
ネトロンスパッタ(ガス圧0−4Pas パワ−200
W) 、上層保護層はSiターゲットによる反応14R
Fマグネトロンスパツタ(ガス圧0.4Pa、 パワー
400W、 N2分圧0.04Pa、 0.分圧0.0
5Pa) 、反射層はAQケタ−ットによるRFマグネ
トロンスパッタ(ガス圧0.4Pa、パワー200W)
により形成した。
また下層保護層は次の3つの方法により形成した。
1つはS1ターゲツトを用い、酸素と窒素を反応ガスと
して使用する反応性マグネトロンスパッタによる方法(
No、17とする)、1つは窒化ケイ素ターゲットを使
用し、同じく酸素と窒素を反応ガスとして使用する反応
性マグネトロンスパッタによる方法(No、I8とする
)、1つは窒化ケイ素と二酸化ケイ素の混合焼結ターゲ
ットを使用し、同じく酸素と窒素を反応ガスとして使用
する反応性マグネトロンスパッタによる方法(No、
19とする)である。
して使用する反応性マグネトロンスパッタによる方法(
No、17とする)、1つは窒化ケイ素ターゲットを使
用し、同じく酸素と窒素を反応ガスとして使用する反応
性マグネトロンスパッタによる方法(No、I8とする
)、1つは窒化ケイ素と二酸化ケイ素の混合焼結ターゲ
ットを使用し、同じく酸素と窒素を反応ガスとして使用
する反応性マグネトロンスパッタによる方法(No、
19とする)である。
いずれの場合もガス圧は0.4Pa、パワーは400W
とし、酸窒化ケイ素の組成はすべてSl、。N2゜04
゜となるように反応ガス(N2.02)及びスパッタガ
ス(Ar)の流量を調節しI;。また紫外線硬化樹脂層
はペンタエリスリトールトリメタクリレートのインプロ
パツール溶液をスピンコードし、紫外線硬化させて形成
した。実施例4の知見に基づき、紫外線硬化樹脂の硬化
収縮率は5.2%となるように紫外線の照射強度と照射
時間を調節した。
とし、酸窒化ケイ素の組成はすべてSl、。N2゜04
゜となるように反応ガス(N2.02)及びスパッタガ
ス(Ar)の流量を調節しI;。また紫外線硬化樹脂層
はペンタエリスリトールトリメタクリレートのインプロ
パツール溶液をスピンコードし、紫外線硬化させて形成
した。実施例4の知見に基づき、紫外線硬化樹脂の硬化
収縮率は5.2%となるように紫外線の照射強度と照射
時間を調節した。
第4表に形成方法を変えたときの下層保護層の成膜速度
を示す。
を示す。
第 4 表
この結果が示すようにSiターゲットと酸素、窒素を用
いた反応性スパッタによる酸窒化ケイ素の形成方法では
、他の2つの方法で形成する場合より2倍ないし3倍の
成膜速度を得ることができ、高い生産性を実現できる。
いた反応性スパッタによる酸窒化ケイ素の形成方法では
、他の2つの方法で形成する場合より2倍ないし3倍の
成膜速度を得ることができ、高い生産性を実現できる。
次にディスクの耐環境性を評価するため、これらのディ
スクを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に30
00時間放置した。第5表に試験時間が3000時間の
時点での紫外線硬化樹脂層の硬化収縮率と剥離・クラッ
クの発生の関係を、第11図にBER変化の測定結果を
示す。
スクを80℃、90%RHの加速寿命試験環境下に30
00時間放置した。第5表に試験時間が3000時間の
時点での紫外線硬化樹脂層の硬化収縮率と剥離・クラッ
クの発生の関係を、第11図にBER変化の測定結果を
示す。
第 5 表
本結果が示す通り、下層保護層をいずれの方法で形成し
ても剥離・クラックの発生は抑制されており、BERの
顕著な増加も認められないことが分かる。
ても剥離・クラックの発生は抑制されており、BERの
顕著な増加も認められないことが分かる。
以上より、酸窒化ケイ素から構成される保護層を酸素、
窒素、Siターゲットを用いた反応性スパッタで形成す
ることにより、その保護性能を少しもそこなうことなく
生産性を2倍ないし3倍に向上させうろことが分かる。
窒素、Siターゲットを用いた反応性スパッタで形成す
ることにより、その保護性能を少しもそこなうことなく
生産性を2倍ないし3倍に向上させうろことが分かる。
第1図は本発明の光磁気記録媒体で使用される保護層を
構成する酸窒化ケイ素の組成を示す三角座標図である。 第2図、第9図は本発明の光磁気記録媒体の構成例を示
す断面図で、図中1は基板、2は下層保護層、3は記録
層、4は上層保護層、5は反射層、6は紫外線硬化樹脂
層である。第3.5.7.1O111図は本発明の光磁
気記録媒体の耐環境性試験の結果を示すグラフ、第4.
6図は本発明の光磁気記録媒体で使用される保護層の微
視的な構造を示す模式図、第8図は本発明の光磁気記録
媒体の磁気光学効果を示すグラフである。 なお、各模式図は1辺1μ謂である。 特許出願人 旭化成工業株式会社 代 理 人 阿 形 明 (ほか1名) 第1 図 t 第6 第2 第4 第7図 試験時間 (hr) 第8図 クロム含有量 (%)
構成する酸窒化ケイ素の組成を示す三角座標図である。 第2図、第9図は本発明の光磁気記録媒体の構成例を示
す断面図で、図中1は基板、2は下層保護層、3は記録
層、4は上層保護層、5は反射層、6は紫外線硬化樹脂
層である。第3.5.7.1O111図は本発明の光磁
気記録媒体の耐環境性試験の結果を示すグラフ、第4.
6図は本発明の光磁気記録媒体で使用される保護層の微
視的な構造を示す模式図、第8図は本発明の光磁気記録
媒体の磁気光学効果を示すグラフである。 なお、各模式図は1辺1μ謂である。 特許出願人 旭化成工業株式会社 代 理 人 阿 形 明 (ほか1名) 第1 図 t 第6 第2 第4 第7図 試験時間 (hr) 第8図 クロム含有量 (%)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリカーボネート基板上に、希土類と遷移金属との
合金から成る記録層と、その上下に設けられたケイ素の
酸窒化物から成る保護層とを有する光磁気記録媒体にお
いて、該保護層のうち少なくとも記録層の下側に設けら
れた保護層が、 (イ)原子数比で表わされる組成が(Si_1_0_0
N_0O_0)、(Si_0N_1_0_0O_0)及
び(Si_0N_0O_1_0_0)を頂点とする三角
座標において化学量論化合物Si_3N_4とSiO_
2とを結ぶ線分よりSi側の領域にあり、かつSi_3
N_4とSiOとを結ぶ線分よりN側の領域にあること
、(ロ)各構成元素の原子数が、式 Si/(Si+0)≦0.55及び O/(N+0)≦0.90 を満たす関係にあること、 及び (ハ)微視的な膜組織において、粒界で囲まれた粒組織
の密度が1μm^2当り10個以下であること、 さらに、前記記録層が (ニ)原子数比で2%以上10%未満の不動態形成元素
を含有していること を特徴とする光磁気記録媒体。 2 硬化収縮率が5〜10%の範囲にある紫外線硬化樹
脂で最上層を被覆して成る請求項1記載の光磁気記録媒
体。 3 記録層の上下に設けられるケイ素の酸窒化物から成
る保護層の少なくとも一方を酸素と窒素とシリコンター
ゲットを用いて、反応性スパッタリングにより形成させ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の光磁気記録媒
体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2203862A JPH0490145A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 光磁気記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2203862A JPH0490145A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 光磁気記録媒体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0490145A true JPH0490145A (ja) | 1992-03-24 |
Family
ID=16480934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2203862A Pending JPH0490145A (ja) | 1990-08-02 | 1990-08-02 | 光磁気記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0490145A (ja) |
-
1990
- 1990-08-02 JP JP2203862A patent/JPH0490145A/ja active Pending
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