JPH049879B2 - - Google Patents

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JPH049879B2
JPH049879B2 JP3373288A JP3373288A JPH049879B2 JP H049879 B2 JPH049879 B2 JP H049879B2 JP 3373288 A JP3373288 A JP 3373288A JP 3373288 A JP3373288 A JP 3373288A JP H049879 B2 JPH049879 B2 JP H049879B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電着塗装方法に関する。
(従来の技術) 従来の電着塗装方法は、バツチ式のものとスリ
ツパーデイツプ式のものとに大別される。
バツチ式の塗装方法は、被塗装品を電着塗料槽
の上方まで運び、続いて静止させ、次にこれを下
降させ塗料槽の中に浸漬させ、通電して電着塗装
した後、被塗装品を上昇させて塗料槽の上方に引
き上げ、続いて静止させた後、運び去る方法より
なる。
一方、スリツパーデイツプ式の塗装方法は、槽
内側方及び槽底に電極を設けた、長さ10数mの電
着塗料槽内に被塗装品を入れ、全没の状態で槽内
を長手方向に沿つて移動させる間に電着塗装を行
う方法である。
上記の方法のうち、バツチ式の塗装方法は、塗
料槽が被処理品が入るだけの大きさでよいという
点で有利であるが、タクトタイムが全没通電時間
と水平走行及び昇降等の作動時間との合計になる
ため、非常に長くなるという問題がある。また、
スリツパーデイツプ式の塗装方法は、被塗装品を
順次塗料槽内に侵入させ、連続的に処理を行うこ
とができるため、タクトタイムは短いが、塗膜を
形成させるために、被塗装品を一定距離移送しな
ければならないため、塗料槽が大型になるという
問題がある。
本発明者は、これらの問題が解消された電着塗
装装置として、塗料槽が入槽域、全没通電域及び
出槽域の三区域よりなり、各区域の槽内部に設け
られた電極と、各区域の槽上方に設けられた給電
器に接触させて移動する被塗槽品との間に通電す
ることにより電着塗装を行うように構成された電
着塗装装置を発明している。該装置において、被
塗装品は、まず槽外より塗料槽の入槽域に侵入
し、ここで通電を開始し、続いて全没通電域に運
ばれ、ここで一定時間停止することにより塗装さ
れ、続いて出槽域に移送した後、槽外へ出されて
いた。該方法においては、被塗装品が全没通電域
に移送されると、次の被塗装品を入槽域に侵入さ
せ得るため、タクトタイムが短く、しかも通電は
停止した状態で行われるため、大型の塗料槽を必
要とすることもない。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記の電着塗装装置による電着塗装方
法においては、塗膜の厚さが同じである製品を順
次塗装していく場合、及び同じ大きさの製品を塗
装していく場合には、塗膜が所望の厚さで形成さ
れるように、電圧及び塗料濃度を調整すれば良い
が、塗膜の厚さが異なる製品を連続して塗装して
いく場合、また被塗装品の大きさがそれぞれ異な
る場合には、全没通電域での通電時間により塗膜
の厚さを調整せざるを得なかつた。しかしなが
ら、厚い塗膜を得るために通電時間を延長する
と、入槽域及び出槽域にある被塗装品もその間待
機していなければならず、タクトタイムが長くな
るという問題があつた。従つて、本発明は、塗膜
の厚さがそれぞれ異なる製品、並びに大きさがそ
れぞれ異なる製品を、同一の塗装ラインにより、
一定のタクトタイムで、連続して塗装することの
できる電着塗装方法を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の電着塗
装方法は、 塗料槽が入槽域、全没通電域及び出槽域の三区
域より構成される電着塗装装置により、各区域の
槽内部に設けられた電極と、各区域の槽上方に設
けられた給電器に接触させて移動する被塗装品と
の間に通電することにより電着塗装を行う電着塗
装方法において、 被塗装品を槽外より入槽域に侵入させ、ここで
通電を開始し、 次に全没のまま入槽域より全没通電域に移送
し、ここで停止させて一定時間通電して塗膜を形
成させ、 次に被塗装品を全没のまま出槽域に移送し、被
塗装品が小さいか又は薄い塗膜を形成する場合に
は出槽域の被塗装品と電極との間の通電は行わ
ず、被塗装品が大きいか又は厚い塗膜を形成する
場合には該区域内の通電を行いながら、一定時間
停止させ、その後、槽外に引き上げ、前の被塗装
品が塗料槽内にある間に、順次被塗装品を塗料中
に侵入させ、連続して処理を行うことを特徴とす
る。
塗装は、例えは、被塗装品が、入槽域から全没
通電域に移動すると、次の被塗装品が入槽域に入
り、その後、先の被塗装品が全没通電域から出槽
域に移動する際に、入槽域の被塗装品も全没通電
域に移動し、その後、入槽域にさらに次の被塗装
品が入るというように、各区域内に常時被塗装品
が存在するように行われる。
各区域の給電器は二つの電源に接続されるが、
給電器間及び給電器と電源の間に直流断続器を設
けることにより、各給電器への通電が他の給電器
と独立に行うことができるような構成とする。こ
れにより、入槽域での通電のソフトスタート、出
槽域で通電するか否かの選択、並びに被塗装品移
動の際に火花発生の防止が可能になる。
(作用) 本発明の電着塗装方法においては、全没通電域
及び出槽域で通電を行うことができ、出槽域での
通電は随意に行うことができる。これにより、出
槽域で通電を行うと厚い塗膜の塗装品が得られ、
出槽域で通電しないと通常の膜厚の塗膜が得られ
る。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。
本実施例において、電着塗装装置は、第1図に
示されるように、5〜7mの全長を有し入槽域、
全没通電域および出槽域の三区域から構成される
電着塗料槽1を備え、塗料槽1の各区域について
槽内両側方(片側は図示せず)に電極2,2…
を、そして槽底に電極2′,2′…をそれぞれ設
け、また給電器(給電レール)3,3,3を塗料
槽1の各区域について槽上方にそれぞれ取付けて
なる。そして、入槽域の電極2,2′は第一の電
源4の正極と接続され、全没通電域及び出槽域の
電極2,2′は第二の電源5の正極とそれぞれ接
続され、また入槽域の給電器3と全没通電域の給
電器3、及び全没通電域の給電器3と出槽域の給
電器3とは、それぞれ直流断続器8a,8bを介
して接続されており、それぞれ第一の電源4と第
二の電源5の両方と通電可能になつている。ま
た、出槽域の給電器と第二の電源5との間には、
さらに直流断続器8cが介在する。直流断続器8
a,8b及び8cは、各被塗装品10が入槽域か
ら全没通電域、全没通電域から出槽域へと移動す
る場合に、同一の集電子が2つの給電器3,3に
同時に接触したとき、電圧に差があつて火花が発
生しない様に給電器を同一電圧にしておくための
ものである。さらに、これらの直流断続器8a,
8b及び8cにより、入槽域、全没通電域及び出
槽域の給電器には、それぞれ他の区域とは独立に
通電を行うことができる。
また、実施例の電着塗装装置は、第4図及び第
5図に示すように、被塗装品10を支持しながら
水平走行または昇降するリフタ9を塗料槽1の上
方に備えてなる。リフタ9は、架台12を昇降可
能に備え、この架台12より絶縁器13を介して
被塗装品10の載つた支持フレーム14を揺動自
在に吊持する。15は、支持フレーム14を約±
20度の角度で揺動させるための揺動シリンダであ
る。また、16は保護ネツト、17は撹拌ライ
ザ、そして7は保護フレームを示す。
さらに実施例の装置は、各支持フレーム14に
つき二個の集電子11を、絶縁器13の近くに、
かつ被塗装品がある区域から次の区域(例えば入
槽域から全没通電域)に映るとき、一時的ながら
もとの区域の給電器と同時に接続されるように配
置してなる。
各電源4,5はメイン電源(図示せず)からの
交流電器を電圧350V、電流350Aの直流電気に変
換する。
しかして、本装置を用いての電着塗装処理は、
例えば次のような手順でなされる。第2図に示す
ように、リフタ9を含む移送機構の運転により、
まず最初の被塗装品10を前工程のところから電
着塗料槽1の入槽域上方まで運び(位置a)、次
いでこれを下降させ、塗料槽1の中に浸漬させ
(位置b)、そして第一の電源4を介して通電を開
始する。次に、第1図中、左側の直流断続器8a
を作動させて入槽域の給電器3と全没通電域の給
電器3を接続して同電圧にした後、被塗装品10
を全没通電のまま入槽域より全没通電域に移送し
(位置c)、移送し終わつたら直流断続器8aを作
動停止させ給電器3,3同志の接続を遮断する。
なお、直流断続器8bは予めONにされており、
全没通電域の給電器3には第二の電源5を介して
荷電圧300Vで通電されている。従つて、全没通
電域において、電着塗装が行われる。この間に、
次の被塗装品10を塗料槽1の入槽域上方まで運
び(位置a)続いて塗料槽1内に侵入させ(位置
b)そして第一の電源4を介して通電を開始す
る。その後、直流断続器8a,8b,8を通電状
態にして各領域の全ての給電器3を接続して同電
圧にして、入槽域の被塗装品10を全没通電域
に、全没通電域の被塗装品10を出槽域に移動さ
せる。ここで、被塗装品が小さいか又は薄い塗膜
を形成する場合には、全没通電域と出槽域との間
の直流断続器8cを切つて、出槽域の給電器3に
は通電しないが、被塗装品が大きいか又は厚い塗
膜を形成する場合には、該直流断続器8cを通電
状態にして出槽域の給電器3に通電してここでも
塗膜を形成する。しかる後、直流断続器8cが通
電状態になつている場合には、これを切つてか
ら、被塗装品10を出槽域より槽外に引き上げ
(位置e)、そして次工程を運び去る。この方法に
より、必要とする塗膜の厚さに応じて、直流断続
器8cを通電状態とするかまたは切つて、上述の
手順を繰り返すことにより、塗膜の異なる被塗装
品も、また大きさのそれぞれ異なる被塗装も、連
続的に電着塗装することができる。
上記の手順により実施例の装置を用いた場合、
第3図に示すようなタイムチヤートに従つて電着
塗装処理を行うことができ、よつて約200秒のタ
クトタイムが達成される。
(発明の効果) 本発明の電着塗装方法においては、塗膜の厚さ
の調整を出槽域における通電の有無により随意に
行うことができるため、タクトタイムは一定のま
まで、塗膜の厚さの異なる被塗装品をそれぞれ正
確な塗膜厚で、並びに大きさの異なる被塗装品を
それぞれ所望の塗膜厚で、同一の塗装ラインで連
続して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に使用する電着塗
装装置を示す図、第2図は第1図の電着塗装装置
における被塗装品の移送プロセスを示す図、第3
図は第1図の電着塗装装置における電着塗装タイ
ムチヤートを示す図、第4図は第1図の電着塗装
装置を示す断面図、第5図は第1図の電着塗装装
置における被塗装品の移送機構を示す側面図であ
る。 図中、1……電着塗料槽、2,2′……電極、
3……給電器、4……第一の電源、5……第二の
電源、9……リフタ、10……被塗装品、11…
…集電子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塗料槽が入槽域、全没通電域及び出槽域の三
    区域より構成される電着塗装装置により、各区域
    の槽内部に設けられた電極と、各区域の槽上方に
    設けられた給電器に接触させて移動する被塗装品
    との間に通電することにより電着塗装を行う電着
    塗装方法において、 被塗装品を槽外より入槽域に侵入させ、ここで
    通電を開始し、 次に全没のまま入槽域より全没通電域に移送
    し、ここで停止させて一定時間通電して塗膜を形
    成させ、 次に被塗装品を全没のまま出槽域に移送し、被
    塗装品が小さいか又は薄い塗膜を形成する場合に
    は出槽域の被塗装品と電極との間の通電は行わ
    ず、被塗装品が大きいか又は厚い塗膜を形成する
    場合には該区域内の通電を行いながら、一定時間
    停止させ、その後、槽外に引き上げ、前の被塗装
    品が塗料槽内にある間に、順次被塗装品を塗料中
    に侵入させ、連続して処理を行うことを特徴とす
    る電着塗装方法。
JP3373288A 1988-02-16 1988-02-16 電着塗装方法 Granted JPH01208495A (ja)

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