JPH0510937B2 - - Google Patents
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- JPH0510937B2 JPH0510937B2 JP62312830A JP31283087A JPH0510937B2 JP H0510937 B2 JPH0510937 B2 JP H0510937B2 JP 62312830 A JP62312830 A JP 62312830A JP 31283087 A JP31283087 A JP 31283087A JP H0510937 B2 JPH0510937 B2 JP H0510937B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- separation member
- collection tube
- blood collection
- blood separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、血液を血清と血球成分とに分離する
ための血液分離用部材を有する採血管に関する。
ための血液分離用部材を有する採血管に関する。
〔従来の技術〕
従来より、臨床検査、例えば生化学検査、血清
検査の際に種々の採血器具が用いられており、例
えば内部が減圧された採血管と、この採血管を収
納可能であり、先端に穿刺針を備えた採血管ホル
ダーとからなる採血器具が多く使用されている。
検査の際に種々の採血器具が用いられており、例
えば内部が減圧された採血管と、この採血管を収
納可能であり、先端に穿刺針を備えた採血管ホル
ダーとからなる採血器具が多く使用されている。
そして、採血管により採取される血液の分離方
法としては、有底管と有底管の開口を密封する栓
体とからなる採血管の内部に、血清分離剤を収納
したものを用て、血液採取を行ない、血液が凝固
した後、遠心分離操作を行うことにより、血清分
離剤を、血清と血球成分との中間に位置させ、血
清と血球成分とを分離する方法、また、血清分離
剤を用いずに遠心を行い血清と血球に分離する昔
ながらの方法も、依然として行われている。
法としては、有底管と有底管の開口を密封する栓
体とからなる採血管の内部に、血清分離剤を収納
したものを用て、血液採取を行ない、血液が凝固
した後、遠心分離操作を行うことにより、血清分
離剤を、血清と血球成分との中間に位置させ、血
清と血球成分とを分離する方法、また、血清分離
剤を用いずに遠心を行い血清と血球に分離する昔
ながらの方法も、依然として行われている。
さらに、他の方法として、血液分離用のスチレ
ンビーズなどの血液分離用部材を用いる方法があ
つた。
ンビーズなどの血液分離用部材を用いる方法があ
つた。
上記の採血管において、血清分離剤を用いる方
法においては、血清分離剤表面、特に、分離後に
おける血清側の面に血球が付着してしまい、血清
が、分離剤表面に付着した血球の影響を受けると
いう問題があつた。
法においては、血清分離剤表面、特に、分離後に
おける血清側の面に血球が付着してしまい、血清
が、分離剤表面に付着した血球の影響を受けると
いう問題があつた。
また、スチレンビーズなどの血液分離用部材を
用いる方法では、特にあらかじめ採血管の中に血
液分離用部材を収納し、採血を行つた後、遠心分
離操作を行うと、遠心分離操作時において、血球
と血液分離用部材との入れ換わりが完全に行われ
ず、血清、血液分離用部材、血球の順にならない
ことがあつた。また、この問題点を解決するため
に、スチレンビーズなどの血液分離用部材を、採
血後、採血管の栓体を取り外して入れるという方
法も考えられるが、挿入作業がめんどうであると
ともに、栓体を取り外し、血液分離用部材を入れ
るときに血液汚染が起こるという問題があつた。
用いる方法では、特にあらかじめ採血管の中に血
液分離用部材を収納し、採血を行つた後、遠心分
離操作を行うと、遠心分離操作時において、血球
と血液分離用部材との入れ換わりが完全に行われ
ず、血清、血液分離用部材、血球の順にならない
ことがあつた。また、この問題点を解決するため
に、スチレンビーズなどの血液分離用部材を、採
血後、採血管の栓体を取り外して入れるという方
法も考えられるが、挿入作業がめんどうであると
ともに、栓体を取り外し、血液分離用部材を入れ
るときに血液汚染が起こるという問題があつた。
そこで、本発明の目的は、前もつて採血管内に
収納されていても、採血後、遠心分離操作を行う
ことにより、確実に血球成分と血清との間に位置
し、血球成分と血清とを確実に分離することがで
き、さらに採血管の栓体を取り外して入れるとい
う作業の必要がない血液分離用部材を備えた採血
管を提供することにある。
収納されていても、採血後、遠心分離操作を行う
ことにより、確実に血球成分と血清との間に位置
し、血球成分と血清とを確実に分離することがで
き、さらに採血管の栓体を取り外して入れるとい
う作業の必要がない血液分離用部材を備えた採血
管を提供することにある。
上記の問題点を解決するものは、一端が開口し
他端が閉塞した有底管と、該有底管内に収納され
た比重の異なる血液成分の中間比重を有する血液
分離用部材とを有する採血管であつて、該血液分
離用部材は、実質的に凹部のない曲面の上部と、
遠心分離操作が開始されるまでの間、空気を捕捉
しておくための空気捕捉部を有する底部とを有
し、さらに、該血液分離用部材は、該血液分離用
部材の外周と前記有底管の内壁との間に間〓を有
し、かつ、遠心分離操作前では、前記空気補足部
に補足された空気を含む全体の見かけの比重が全
血より小さく、有底管内に採取される全血の上部
に浮上し、かつ遠心分離操作時には、前記空気捕
捉部の空気が離脱するよう構成されている採血管
である。
他端が閉塞した有底管と、該有底管内に収納され
た比重の異なる血液成分の中間比重を有する血液
分離用部材とを有する採血管であつて、該血液分
離用部材は、実質的に凹部のない曲面の上部と、
遠心分離操作が開始されるまでの間、空気を捕捉
しておくための空気捕捉部を有する底部とを有
し、さらに、該血液分離用部材は、該血液分離用
部材の外周と前記有底管の内壁との間に間〓を有
し、かつ、遠心分離操作前では、前記空気補足部
に補足された空気を含む全体の見かけの比重が全
血より小さく、有底管内に採取される全血の上部
に浮上し、かつ遠心分離操作時には、前記空気捕
捉部の空気が離脱するよう構成されている採血管
である。
そして、前記血液分離用部材の表面が親水性表
面からなるものであることが好ましい。また、前
記親水性表面は、例えば、前記血液分離用部材の
表面にコーテイングされた親水性物質により形成
されているものである。さらに、前記親水性物質
は、水溶性物質であることが好ましい。さらに、
前記水溶性物質は、水溶性高分子であることが好
ましい。さらに、前記空気捕捉部は、例えば、前
記血液分離用部材の底部に設けられた凹部であ
る。さらに、前記の深さは、1〜3mmであること
が好ましい。さらに、前記空気捕捉部は、例え
ば、前記血液分離用部材の底部が有する疎水性表
面である。そして、前記有底管は、内部に血清分
離剤が収納されているものであつてもよい。ま
た、有底管は、開口が密封部材にて密封されてお
り、かつ採血管内部が減圧されているものである
ことが好ましい。
面からなるものであることが好ましい。また、前
記親水性表面は、例えば、前記血液分離用部材の
表面にコーテイングされた親水性物質により形成
されているものである。さらに、前記親水性物質
は、水溶性物質であることが好ましい。さらに、
前記水溶性物質は、水溶性高分子であることが好
ましい。さらに、前記空気捕捉部は、例えば、前
記血液分離用部材の底部に設けられた凹部であ
る。さらに、前記の深さは、1〜3mmであること
が好ましい。さらに、前記空気捕捉部は、例え
ば、前記血液分離用部材の底部が有する疎水性表
面である。そして、前記有底管は、内部に血清分
離剤が収納されているものであつてもよい。ま
た、有底管は、開口が密封部材にて密封されてお
り、かつ採血管内部が減圧されているものである
ことが好ましい。
本発明の血液分離用部材を図面に示す実施例を
用いて説明する。
用いて説明する。
本発明の採血管3は、一端が開口し他端が閉塞
した有底管2と、有底管内に収納された比重の異
なる血液成分の中間比重を有する血液分離用部材
1とを有する採血管であつて、血液分離用部材1
は、実質的に凹部のない曲面の上部と、遠心分離
操作が開始されるまでの間、空気を捕捉しておく
ための空気捕捉部を有する底部11とを有し、さ
らに、血液分離用部材1は、血液分離用部材1の
外周と有底管2の内壁との間に間〓を有し、か
つ、遠心分離操作前では、空気補足部に補足され
た空気を含む全体の見かけの比重が全血より小さ
く、有底管2内に採取される全血の上部に浮上
し、かつ遠心分離操作時には、空気捕捉部の空気
が離脱するよう構成されている。
した有底管2と、有底管内に収納された比重の異
なる血液成分の中間比重を有する血液分離用部材
1とを有する採血管であつて、血液分離用部材1
は、実質的に凹部のない曲面の上部と、遠心分離
操作が開始されるまでの間、空気を捕捉しておく
ための空気捕捉部を有する底部11とを有し、さ
らに、血液分離用部材1は、血液分離用部材1の
外周と有底管2の内壁との間に間〓を有し、か
つ、遠心分離操作前では、空気補足部に補足され
た空気を含む全体の見かけの比重が全血より小さ
く、有底管2内に採取される全血の上部に浮上
し、かつ遠心分離操作時には、空気捕捉部の空気
が離脱するよう構成されている。
本発明の採血管3は、図3に示すように、有底
管2と、有底管2の開口部を封止する栓体4と、
有底管2の内部に収納された血液分離用部材1と
により構成されている。
管2と、有底管2の開口部を封止する栓体4と、
有底管2の内部に収納された血液分離用部材1と
により構成されている。
具体的に説明すると、血液分離用部材1は、第
1図に示すように、一端側の表面10が、つまり
血液分離用部材の上部は、実質的に凹部のない曲
面とつており、実質的に凹部のない曲面とは、血
球が付着しにくい形状であるとともに、血球が残
留する窪みを有していないことを示している。血
液分離用部材1の上部の形状としては、第1図に
示す半球状に限らず、釣鐘状、弾丸状、頂上が丸
みを帯びた円錐状など種々の形状が考えられる。
1図に示すように、一端側の表面10が、つまり
血液分離用部材の上部は、実質的に凹部のない曲
面とつており、実質的に凹部のない曲面とは、血
球が付着しにくい形状であるとともに、血球が残
留する窪みを有していないことを示している。血
液分離用部材1の上部の形状としては、第1図に
示す半球状に限らず、釣鐘状、弾丸状、頂上が丸
みを帯びた円錐状など種々の形状が考えられる。
また、血液分離用部材1の底部11に設けられ
た空気捕捉部は、遠心分離前における分離用部材
の表面に付着した気泡などを捕捉し、実際の血液
分離用部材の比重にかかわらず全血より見かけの
比重を小さくし、遠心分離前の血液(全血)中に
分離用部材が存在するとき、その血液中を自然に
上昇するような機能を有することを示している。
た空気捕捉部は、遠心分離前における分離用部材
の表面に付着した気泡などを捕捉し、実際の血液
分離用部材の比重にかかわらず全血より見かけの
比重を小さくし、遠心分離前の血液(全血)中に
分離用部材が存在するとき、その血液中を自然に
上昇するような機能を有することを示している。
実際の比重が血液成分と血清との中間かつ全血
より小さいものであつても、その程度の比重差で
は全血中を上昇しにくいが、本発明の血液分離用
部材では、空気捕捉部により捕捉された空気によ
り、血液分離用部材が、全血より仮に比重が大き
くても全血中を自然に上昇する。
より小さいものであつても、その程度の比重差で
は全血中を上昇しにくいが、本発明の血液分離用
部材では、空気捕捉部により捕捉された空気によ
り、血液分離用部材が、全血より仮に比重が大き
くても全血中を自然に上昇する。
そして、他端側である底部11に設けられる空
気捕捉部の具体例としては、底部11を気泡が貯
留しやすい形状とすることであり、第1図に示す
ように、血液分離用部材1の底部11に凹部11
aを設けることである。このような凹部11aを
設けることにより、凹部に空気を捕捉することが
可能となる。凹部11aの深さとしては、1〜3
mmが好ましく、この深さであれば、確実に空気を
捕捉できるとともに、この血液分離用部材を用い
たときに、凹部11aに捕捉された空気が、遠心
分離操作時に、容易に凹部11aより移動できる
からである。
気捕捉部の具体例としては、底部11を気泡が貯
留しやすい形状とすることであり、第1図に示す
ように、血液分離用部材1の底部11に凹部11
aを設けることである。このような凹部11aを
設けることにより、凹部に空気を捕捉することが
可能となる。凹部11aの深さとしては、1〜3
mmが好ましく、この深さであれば、確実に空気を
捕捉できるとともに、この血液分離用部材を用い
たときに、凹部11aに捕捉された空気が、遠心
分離操作時に、容易に凹部11aより移動できる
からである。
また、凹部に限らず、小さな複数の窪みを多数
設けたもの、また小さな凹凸を多数設けたものな
どでもよい。
設けたもの、また小さな凹凸を多数設けたものな
どでもよい。
また、底部11は、凹部や凹凸のない水平面と
し、気泡が付着しやすいように、疎水性面とする
ことにより、気泡捕捉部を形成させてもよい。よ
り好ましくは、第1図に示すような、凹部11a
を有するとともに、底部11が、疎水性面となつ
ていることである。
し、気泡が付着しやすいように、疎水性面とする
ことにより、気泡捕捉部を形成させてもよい。よ
り好ましくは、第1図に示すような、凹部11a
を有するとともに、底部11が、疎水性面となつ
ていることである。
そして、血液分離用部材1の成形材料として
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−
プロピレン共重合体、ポリブタジエンなどのポリ
オレフイン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリアミド、ポリウレタン、スチレ
ン系樹脂(例えば、ポリスチレン、耐衝撃性ポリ
スチレン、スチレン・ブタジエンコポリマーな
ど)等種々の合成樹脂、シリコーンゴム、天然ゴ
ム、フツ素ゴム、熱可塑性ゴム等のゴム材などを
用いることができ、好ましくは、スチレン系樹
脂、ポリプロピレンである。
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−
プロピレン共重合体、ポリブタジエンなどのポリ
オレフイン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリアミド、ポリウレタン、スチレ
ン系樹脂(例えば、ポリスチレン、耐衝撃性ポリ
スチレン、スチレン・ブタジエンコポリマーな
ど)等種々の合成樹脂、シリコーンゴム、天然ゴ
ム、フツ素ゴム、熱可塑性ゴム等のゴム材などを
用いることができ、好ましくは、スチレン系樹
脂、ポリプロピレンである。
さらに、血液分離用部材1は、血清と血球成分
との中間比重を有しており、比重としては、
1.030〜1.070、好ましくは1.035〜1.055である。
との中間比重を有しており、比重としては、
1.030〜1.070、好ましくは1.035〜1.055である。
上記比重を有する血液分離用部材1の成形は、
上記の比重を有する材料を選択することにより容
易に行うことができ、そのような材料として、ポ
リスチレン系樹脂がある。また上記の比重を有し
ていない材料を用いる場合は、材料中に、比重調
整剤を含有または混合させることにより容易に形
成することができる。比重調整剤としては、マイ
カ、タルク、炭酸カルシウム、アエロジル、アル
ミナ、クレー、ガラス粉末、ガラスビーズ、無機
焼結体など通常のプラスチツクに使われている充
填剤を用いることができ、2種類以上混合して用
いてもよい。また、前述の成形材料としては、比
重の調節のために異比重の成形材料を2種類以
上、組み合わせて、目的とする比重を有する血液
分離用部材を形成してもよい。さらに2種類以上
の比重の異なる成形材料と比重調整剤を1種類以
上を組み合わせて用いてもよい。
上記の比重を有する材料を選択することにより容
易に行うことができ、そのような材料として、ポ
リスチレン系樹脂がある。また上記の比重を有し
ていない材料を用いる場合は、材料中に、比重調
整剤を含有または混合させることにより容易に形
成することができる。比重調整剤としては、マイ
カ、タルク、炭酸カルシウム、アエロジル、アル
ミナ、クレー、ガラス粉末、ガラスビーズ、無機
焼結体など通常のプラスチツクに使われている充
填剤を用いることができ、2種類以上混合して用
いてもよい。また、前述の成形材料としては、比
重の調節のために異比重の成形材料を2種類以
上、組み合わせて、目的とする比重を有する血液
分離用部材を形成してもよい。さらに2種類以上
の比重の異なる成形材料と比重調整剤を1種類以
上を組み合わせて用いてもよい。
上記の成形材料中に、比重調整剤を含有または
混合させて血液分離用部材1を形成する方法とし
ては、成形材料に比重調整剤(例えば、タルク、
ガラス粉末)を混合して形成する方法、比重調整
剤(例えば、ガラスビース、無機焼結体)を成形
材料にて被包する方法、また第2図に示すよう
に、比重調整剤(例えば、アクリルニトリル系樹
脂)にて成形された比重調整剤部30を他の成形
材料32にて被包するようにした2重構造を形成
する方法などが考えられる。この2重構造物は、
2色射出成形などにより行うことができる。
混合させて血液分離用部材1を形成する方法とし
ては、成形材料に比重調整剤(例えば、タルク、
ガラス粉末)を混合して形成する方法、比重調整
剤(例えば、ガラスビース、無機焼結体)を成形
材料にて被包する方法、また第2図に示すよう
に、比重調整剤(例えば、アクリルニトリル系樹
脂)にて成形された比重調整剤部30を他の成形
材料32にて被包するようにした2重構造を形成
する方法などが考えられる。この2重構造物は、
2色射出成形などにより行うことができる。
さらに、血液分離用部材1は、一端側の表面1
0は親水性表面となつていることが好ましい。親
水性表面とすることにより、血球の付着防止効果
をより優れたものとすることができる。一端側の
表面10を親水性表面とする方法としては、例え
ば少なくとも血液分離用部材の一端側の表面部分
を、親水性材料にて形成することにより行うこと
ができる。
0は親水性表面となつていることが好ましい。親
水性表面とすることにより、血球の付着防止効果
をより優れたものとすることができる。一端側の
表面10を親水性表面とする方法としては、例え
ば少なくとも血液分離用部材の一端側の表面部分
を、親水性材料にて形成することにより行うこと
ができる。
また、上記のような種々の材料にて成形される
血液分離用部材1の一端側の表面10に、親水性
物質をコーテイグすることにより親水性表面とす
ることができる。親水性物質としては、例えば、
親水性ポリマーであり、具体的には、水溶性シリ
コーン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアル
コール、ポリエチレングリコール、ポリHEMA,
HEMA−スチレン−HEMAのブロツク共重合
体、HEMA−MMAのブロツク共重合体、
HEMA−LMAのブロツク共重合体、ビニルピロ
リドン−MMAのブロツク共重合体、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ポリアクリルアミドなどが
使用でき、また、グリセリン、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコールなども使用できる。
血液分離用部材1の一端側の表面10に、親水性
物質をコーテイグすることにより親水性表面とす
ることができる。親水性物質としては、例えば、
親水性ポリマーであり、具体的には、水溶性シリ
コーン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアル
コール、ポリエチレングリコール、ポリHEMA,
HEMA−スチレン−HEMAのブロツク共重合
体、HEMA−MMAのブロツク共重合体、
HEMA−LMAのブロツク共重合体、ビニルピロ
リドン−MMAのブロツク共重合体、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ポリアクリルアミドなどが
使用でき、また、グリセリン、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコールなども使用できる。
より好ましくは、水溶性高分子であり、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、水溶性シリコーンである。水
溶性シリコーンとは、水に溶解可能なシリコーン
であり、具体的には、アルコール変成シリコー
ン、ポリエーテル変成シリコーン、エポキシ・ポ
リエーテル変成シリコーンなどがある。
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、水溶性シリコーンである。水
溶性シリコーンとは、水に溶解可能なシリコーン
であり、具体的には、アルコール変成シリコー
ン、ポリエーテル変成シリコーン、エポキシ・ポ
リエーテル変成シリコーンなどがある。
そして、上記の親水性物質のコーテイング方法
としては、上記親水性物質を溶解可能な溶媒であ
つて血液分離用部材を形成する材料を溶解しない
溶媒に、上記親水性物質を溶解し、その溶液に、
血液分離用部材1の表面10を接触させることに
より、コーテイグすることができる。
としては、上記親水性物質を溶解可能な溶媒であ
つて血液分離用部材を形成する材料を溶解しない
溶媒に、上記親水性物質を溶解し、その溶液に、
血液分離用部材1の表面10を接触させることに
より、コーテイグすることができる。
また、血液分離用部材1の全体にコーテイグし
てもよい。
てもよい。
さらに、水溶性物質内には、血液の凝固促進剤
を混合してもよい。凝固促進剤としては、例え
ば、大きさ0.4〜20ミクロンの珪砂の他、大きさ
5ミクロン以下で平均粒径1.1ミクロンの結晶シ
リカ(例えばペンシルバニア・グラス・サンド社
製、商品名Min−U−Sil)、珪藻土ガラス微粉
末、カオリン、ベントナイト、硫酸プロタミンお
よびトロンビンなどである。
を混合してもよい。凝固促進剤としては、例え
ば、大きさ0.4〜20ミクロンの珪砂の他、大きさ
5ミクロン以下で平均粒径1.1ミクロンの結晶シ
リカ(例えばペンシルバニア・グラス・サンド社
製、商品名Min−U−Sil)、珪藻土ガラス微粉
末、カオリン、ベントナイト、硫酸プロタミンお
よびトロンビンなどである。
また、血液分離用部材1の底部11を疎水性表
面とする方法は、血液分離用部材1を形成する材
料に、疎水性のものを選択し、その材料の表面を
露出させること(この場合、上記の親水性物質
を、底部11には付着させない)により行うこと
ができ、また、血液分離用部材1を形成する材料
が、親水性である場合また十分な疎水性を有しな
い場合には、底部11に疎水性物質をコーテイグ
して、疎水性表面としてもよい。
面とする方法は、血液分離用部材1を形成する材
料に、疎水性のものを選択し、その材料の表面を
露出させること(この場合、上記の親水性物質
を、底部11には付着させない)により行うこと
ができ、また、血液分離用部材1を形成する材料
が、親水性である場合また十分な疎水性を有しな
い場合には、底部11に疎水性物質をコーテイグ
して、疎水性表面としてもよい。
疎水性物質としては、パラフイン、ワツクス、
疎水性シリコーンなどが使用でき、疎水性シリコ
ーンとしては、例えば、ポリジメチルシロキサ
ン、メチルフエニルシロキサン、メチルハイドロ
ジエンシロキサンなどであり、特に好ましくは、
ポリジメチルシロキサン、メチルフエニルシロキ
サンである。
疎水性シリコーンなどが使用でき、疎水性シリコ
ーンとしては、例えば、ポリジメチルシロキサ
ン、メチルフエニルシロキサン、メチルハイドロ
ジエンシロキサンなどであり、特に好ましくは、
ポリジメチルシロキサン、メチルフエニルシロキ
サンである。
そして、上記の疎水性物質のコーテイグ方法と
しては、上記疎水性物質を溶解可能な溶媒であつ
て血液分離用部材を形成する材料を溶解しない溶
媒に、上記疎水性物質を溶解し、その溶液に、血
液分離用部材1の底部11を接触させることによ
り、コーテイグすることができる。
しては、上記疎水性物質を溶解可能な溶媒であつ
て血液分離用部材を形成する材料を溶解しない溶
媒に、上記疎水性物質を溶解し、その溶液に、血
液分離用部材1の底部11を接触させることによ
り、コーテイグすることができる。
採血管3は、一端が開口し他端が閉塞した有底
管2内に収納された血液分離用部材1と、有底管
2の開口を気密に密封する密封部材4とからな
り、採血管3の内部は減圧状態となつている。
管2内に収納された血液分離用部材1と、有底管
2の開口を気密に密封する密封部材4とからな
り、採血管3の内部は減圧状態となつている。
また、分離用部材1は、上述したように血球成
分と血清との中間比重を有し、さらに採血管3の
開口端側の分離用部材の形状は、実質的に凹部の
ない曲面10となつており、かつ底部11に空気
捕捉部を有し、さらに、有底管2内に、表面10
が、有底管2の開口端側となるように収納されて
いる。
分と血清との中間比重を有し、さらに採血管3の
開口端側の分離用部材の形状は、実質的に凹部の
ない曲面10となつており、かつ底部11に空気
捕捉部を有し、さらに、有底管2内に、表面10
が、有底管2の開口端側となるように収納されて
いる。
有底管2は、血液分離用部材1を収納可能なも
のであり、血液分離用部材1の外部形状(血液分
離用部材の横断面形状)より若干大きい有底管2
の内面が形成する形状(有底管2の長軸方向に直
行する断面形状)を有している。具体的に述べる
と、有底管2内に血液分離用部材1を収納した状
態において、有底管2の内壁と血液分離用部材1
の外周との間に狭小な間〓を有するように血液分
離用部材1は形成されている。
のであり、血液分離用部材1の外部形状(血液分
離用部材の横断面形状)より若干大きい有底管2
の内面が形成する形状(有底管2の長軸方向に直
行する断面形状)を有している。具体的に述べる
と、有底管2内に血液分離用部材1を収納した状
態において、有底管2の内壁と血液分離用部材1
の外周との間に狭小な間〓を有するように血液分
離用部材1は形成されている。
つまり、第3図に示すように、血液分離用部材
1の有底管2の内壁と向かい合う部分の形状は円
柱状であり、かつ、この円柱状部分全体において
有底管2の内壁と血液分離用部材1の外周との間
に狭小な間隙を有しており、血液分離用部材1の
外周面には、分離用部材1の上方への移動の支障
となる突起などは有していない。
1の有底管2の内壁と向かい合う部分の形状は円
柱状であり、かつ、この円柱状部分全体において
有底管2の内壁と血液分離用部材1の外周との間
に狭小な間隙を有しており、血液分離用部材1の
外周面には、分離用部材1の上方への移動の支障
となる突起などは有していない。
上記間〓は、1.0〜4.0mm好ましくは1.2〜3.0mm
である。また、血液分離用部材1の長さとして
は、5.0〜20.0mm、好ましくは9.0〜14.0mmである。
である。また、血液分離用部材1の長さとして
は、5.0〜20.0mm、好ましくは9.0〜14.0mmである。
例えば、有底管2が底部を除き円筒状である場
合においては、血液分離用部材1の基本的形状は
円柱状であり、この場合、血液分離用部材1の外
径は、有底管2の内径より1.2〜2.0mm小さいこと
が好ましい。分離用部材1の外径と有底管2の内
径との差が1.0mm以上のものであれば、分離用部
材1の側面に位置する血球が確実に下方に移動す
ることができ好ましく、また、分離用部材1の外
径と有底管2の内径との差が3.0mm以下であれば、
分離後血球が舞い上がることを確実に防止でき好
ましい。より好ましくは、血液分離用部材1の外
径は、有底管2の内径より1.2〜2.0mm小さいこと
である。
合においては、血液分離用部材1の基本的形状は
円柱状であり、この場合、血液分離用部材1の外
径は、有底管2の内径より1.2〜2.0mm小さいこと
が好ましい。分離用部材1の外径と有底管2の内
径との差が1.0mm以上のものであれば、分離用部
材1の側面に位置する血球が確実に下方に移動す
ることができ好ましく、また、分離用部材1の外
径と有底管2の内径との差が3.0mm以下であれば、
分離後血球が舞い上がることを確実に防止でき好
ましい。より好ましくは、血液分離用部材1の外
径は、有底管2の内径より1.2〜2.0mm小さいこと
である。
さらに、血液分離用部材1は、底部11に設け
られた空気捕捉部により捕捉された空気により見
かけの比重が、全血より小さいため、採血管3に
血液を採取し、採血管3を立てると、分離用部材
1は、血液の上方に自然に上昇し、血液の上部に
浮上する。そして、血液が、凝固した後、遠心分
離操作を行うと、血液分離用部材1は、血球成分
と血清との間に位置する。血液分離用部材1が、
遠心分離操作中に有底管2内を移動する際、血液
分離用部材1と有底管2の内壁間を、血液分離用
部材の上方に多くの血清が移動し、逆に血液分離
用部材1の下方に少量の血球が移動する。凝固し
た血球は、他の血球成分とともに血餅と呼ばれる
塊状となり、血液分離用部材1と有底管2との内
壁間のような狭い〓間を通過することが通常の遠
心条件(1500G、10分間)では、困難な場合があ
るが、本発明の採血管3に収納されている血液分
離用部材1は、遠心分離操作前の見かけの比重
が、全血より小さいため、分離用部材1は、遠心
分離操作前に、血液の上部に浮上しているため、
血液分離用部材と有底管の内壁との狭い〓間を通
過しなければならない血餅の量を少なくすること
ができ、通常の遠心分離条件にて確実に血液を分
離することができる。さらに、血液分離用部材と
有底管との内壁間の〓間をさらに狭くすることが
でき、遠心分離操作後、血球成分が舞い上がるこ
とをより確実に防止することができる。
られた空気捕捉部により捕捉された空気により見
かけの比重が、全血より小さいため、採血管3に
血液を採取し、採血管3を立てると、分離用部材
1は、血液の上方に自然に上昇し、血液の上部に
浮上する。そして、血液が、凝固した後、遠心分
離操作を行うと、血液分離用部材1は、血球成分
と血清との間に位置する。血液分離用部材1が、
遠心分離操作中に有底管2内を移動する際、血液
分離用部材1と有底管2の内壁間を、血液分離用
部材の上方に多くの血清が移動し、逆に血液分離
用部材1の下方に少量の血球が移動する。凝固し
た血球は、他の血球成分とともに血餅と呼ばれる
塊状となり、血液分離用部材1と有底管2との内
壁間のような狭い〓間を通過することが通常の遠
心条件(1500G、10分間)では、困難な場合があ
るが、本発明の採血管3に収納されている血液分
離用部材1は、遠心分離操作前の見かけの比重
が、全血より小さいため、分離用部材1は、遠心
分離操作前に、血液の上部に浮上しているため、
血液分離用部材と有底管の内壁との狭い〓間を通
過しなければならない血餅の量を少なくすること
ができ、通常の遠心分離条件にて確実に血液を分
離することができる。さらに、血液分離用部材と
有底管との内壁間の〓間をさらに狭くすることが
でき、遠心分離操作後、血球成分が舞い上がるこ
とをより確実に防止することができる。
さらに、血液分離用部材1は、その最大直線距
離、すなわち第1図を用いて言い換えると、血液
分離用部材1の左上角(または、右上角)より、
右下角(または、左下角)までの距離が、有底管
2の内径より、大きいことが好ましい。そのよう
な、有底管の内径より大きい最大直線距離を有す
れば、有底管2内部で、血液分離用部材1が、反
転することがなく、表面10を常に有底管2の開
口端側とすることができる。
離、すなわち第1図を用いて言い換えると、血液
分離用部材1の左上角(または、右上角)より、
右下角(または、左下角)までの距離が、有底管
2の内径より、大きいことが好ましい。そのよう
な、有底管の内径より大きい最大直線距離を有す
れば、有底管2内部で、血液分離用部材1が、反
転することがなく、表面10を常に有底管2の開
口端側とすることができる。
有底管2の材質としては、ガスバリヤー性の高
いものが好ましく、例えば、ガラス、アクリルニ
トリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート等を用いることが好ましい。また、
有底管2をガスバリヤー性の低い材質で形成した
場合は、有底管2の表面(例えば、外面)にポリ
ビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール
共重合体等のガスバリヤー性を有する被膜をコー
テイングすることが好ましい。また、ポリ塩化ビ
ニルで有底管2を形成した場合は、塩化ビニル中
に含まれる安定剤が、採取された血液中に溶出す
るのを防止するために、有底管2の内面に溶出防
止剤をコーテイングすることが好ましい。
いものが好ましく、例えば、ガラス、アクリルニ
トリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート等を用いることが好ましい。また、
有底管2をガスバリヤー性の低い材質で形成した
場合は、有底管2の表面(例えば、外面)にポリ
ビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール
共重合体等のガスバリヤー性を有する被膜をコー
テイングすることが好ましい。また、ポリ塩化ビ
ニルで有底管2を形成した場合は、塩化ビニル中
に含まれる安定剤が、採取された血液中に溶出す
るのを防止するために、有底管2の内面に溶出防
止剤をコーテイングすることが好ましい。
さらに、有底管2には、ヘパリン粉末、
EDTA−2K等の抗凝固剤が内面に付着あるいは
収納してもよく、また、凝固促進剤を内面に付着
あるいは収納、さらには、ろ紙、不織布に付着あ
るいは含浸させたものを有底管2内に封入しても
よい。凝固促進剤としては、上述のものが使用で
きる。上記のように抗凝固剤を用いた場合には、
本発の採血管は、血漿と血球の分離用の採血管と
して用いられる。
EDTA−2K等の抗凝固剤が内面に付着あるいは
収納してもよく、また、凝固促進剤を内面に付着
あるいは収納、さらには、ろ紙、不織布に付着あ
るいは含浸させたものを有底管2内に封入しても
よい。凝固促進剤としては、上述のものが使用で
きる。上記のように抗凝固剤を用いた場合には、
本発の採血管は、血漿と血球の分離用の採血管と
して用いられる。
密封部材4としては、ゴム栓(例えば、加硫ブ
チルゴム)などが用いられる。また、有底管を、
上記のような熱可塑性樹脂にて形成した場合は、
下方に気密性の高いガスバリヤー性部材を、上方
にシール性部材を設け両者を層状に結合してな
り、さらにガスバリヤー性部材の下方に接着フイ
ルムを結合した密封部材を、有底管2の開口部の
周縁に接着性フイルムを熱、超音波、高周波など
を用いた融着、接着剤、溶剤などを用いた接着に
より、気密に被着することにより取り付けられ
る。また、ガスバリヤー性部材とシール性部材の
位置は逆であつてもよく、さらに、シール性部材
は、層状とせずガスバリヤー性部材の中心部分の
表面(または裏面)に固着したものでもよい。ガ
スバリヤー性部材は、管体4内部の減圧状態を保
持できる材質であることが必要であり、例えば、
アルミ箔等の金属箔、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂フイル
ム材等が使用できる。シール性部材としては、例
えば天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴ
ム、シリコーンゴム等のゴム材質、またはスチレ
ン−ブタジエン−スチレン(SBS)ブロツク共重
合体等の熱可塑性エラストマーなどの樹脂が使用
できる。
チルゴム)などが用いられる。また、有底管を、
上記のような熱可塑性樹脂にて形成した場合は、
下方に気密性の高いガスバリヤー性部材を、上方
にシール性部材を設け両者を層状に結合してな
り、さらにガスバリヤー性部材の下方に接着フイ
ルムを結合した密封部材を、有底管2の開口部の
周縁に接着性フイルムを熱、超音波、高周波など
を用いた融着、接着剤、溶剤などを用いた接着に
より、気密に被着することにより取り付けられ
る。また、ガスバリヤー性部材とシール性部材の
位置は逆であつてもよく、さらに、シール性部材
は、層状とせずガスバリヤー性部材の中心部分の
表面(または裏面)に固着したものでもよい。ガ
スバリヤー性部材は、管体4内部の減圧状態を保
持できる材質であることが必要であり、例えば、
アルミ箔等の金属箔、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等の樹脂フイル
ム材等が使用できる。シール性部材としては、例
えば天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴ
ム、シリコーンゴム等のゴム材質、またはスチレ
ン−ブタジエン−スチレン(SBS)ブロツク共重
合体等の熱可塑性エラストマーなどの樹脂が使用
できる。
次に、第4図に示す本発明の採血管の他の実施
例のものを収納した採血管3について説明する。
例のものを収納した採血管3について説明する。
尚、同一の部分については第3図と同一の番号
を付してある。
を付してある。
この実施例の採血管3と、第3図に示すものと
の相違は、血清分離剤6が収納されているととも
に、有底管2の内壁に血液分離用部材1の係止部
20が設けられている。
の相違は、血清分離剤6が収納されているととも
に、有底管2の内壁に血液分離用部材1の係止部
20が設けられている。
血清分離剤は、血清と血球成分との中間比重を
有するチキソトロピー性を有するゲル状物質であ
り、例えばα−オレフイン・マレイン酸ジエステ
ル共重合体を主成分とし、これに粘度、比重調整
剤を添加したものが好適に使用できる。血液分離
用部材および血清分離剤はいずれも血清と血球成
分の中間比重を有しているが、両者では、血液分
離用部材の方が若干比重が大きい方が好ましい。
なぜならば、このようにすることにより血液分離
用部材と管部材の壁面の間の〓に血清分離剤が入
り込みより完全な分離が行われるとともに、血清
の有効利用を図ることができるからである。
有するチキソトロピー性を有するゲル状物質であ
り、例えばα−オレフイン・マレイン酸ジエステ
ル共重合体を主成分とし、これに粘度、比重調整
剤を添加したものが好適に使用できる。血液分離
用部材および血清分離剤はいずれも血清と血球成
分の中間比重を有しているが、両者では、血液分
離用部材の方が若干比重が大きい方が好ましい。
なぜならば、このようにすることにより血液分離
用部材と管部材の壁面の間の〓に血清分離剤が入
り込みより完全な分離が行われるとともに、血清
の有効利用を図ることができるからである。
また、有底管2の内壁に血液分離用部材1の係
止部20を設けるのは、血液分離用部材1が血清
分離剤6と接触するのを防止するためである。血
液分離用部材1が、血清分離剤6と接触している
と、血清分離剤の持つ粘着性により、血液分離用
部材1が、血清分離剤6により、固定され、遠心
分離前に血液の上方に血液分離用部材1が、浮上
するのを阻害する虞れがあるためである。よつ
て、血清分離剤6が血液分離用部材1に対して粘
着性のないものであれば、この係止部20は必ず
しも設けなくてもよい。
止部20を設けるのは、血液分離用部材1が血清
分離剤6と接触するのを防止するためである。血
液分離用部材1が、血清分離剤6と接触している
と、血清分離剤の持つ粘着性により、血液分離用
部材1が、血清分離剤6により、固定され、遠心
分離前に血液の上方に血液分離用部材1が、浮上
するのを阻害する虞れがあるためである。よつ
て、血清分離剤6が血液分離用部材1に対して粘
着性のないものであれば、この係止部20は必ず
しも設けなくてもよい。
係止部20の形態としては、血液分離用部材1
の係止が行えるものであればどのようなものでも
よく、例えば、第4図に示すように、有底管2の
底部より少し上方に設けられた環状の突起にて形
成してもよく、また、環状でなく部分的に突出す
る複数の突起を設けたものでもよく、さらに、第
5図に示すように、有底管2の内径がその下部部
部分において減径となつているような有底管を形
成して、減径部分が係止部となるものでもよい。
さらに、第6図に示すように有底管の全体または
中間部分より下部側が縮径する有底管を形成し、
縮径部分の内壁にて血液分離用部材を係止するも
のでもよい。
の係止が行えるものであればどのようなものでも
よく、例えば、第4図に示すように、有底管2の
底部より少し上方に設けられた環状の突起にて形
成してもよく、また、環状でなく部分的に突出す
る複数の突起を設けたものでもよく、さらに、第
5図に示すように、有底管2の内径がその下部部
部分において減径となつているような有底管を形
成して、減径部分が係止部となるものでもよい。
さらに、第6図に示すように有底管の全体または
中間部分より下部側が縮径する有底管を形成し、
縮径部分の内壁にて血液分離用部材を係止するも
のでもよい。
また、第4図に示すものでは、密封部材4は、
下方に気密性の高いガスバリヤー性部材24を、
上方にシール性部材22を設け両者を層状に結合
してなり、さらにガスバリヤー性部材24の下方
に接着フイルム26を結合したものである。この
密封部材は、有底管2の開口部の周縁に接着性フ
イルムを気密に被着することにより取り付けられ
ている。また、ガスバリヤー性部材とシール性部
材の位置は逆であつてもよく、さらに、シール性
部材は、層状とせずガスバリヤー性部材の中心部
分の表面(または裏面)に固着したものでもよ
い。ガスバリヤー性部材24は、有底管2内部の
減圧状態を保持できる材質であることが必要であ
り、例えば、アルミ箔等の金属箔、エチレン−ビ
ニールアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン
等の樹脂フイルム材等が使用できる。シール性部
材22としては、例えば天然ゴム、イソプレンゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等のゴム
材質、またはスチレン−ブタジエン−スチレン
(SBS)ブロツク共重合体等の熱可塑性エラスト
マー等の樹脂が使用できる。接着フイルム26と
しては、熱可塑性を有する合成樹脂、例えば有底
管2の形成において述べたもののうち熱可塑性を
有する樹脂が好適に使用できる。
下方に気密性の高いガスバリヤー性部材24を、
上方にシール性部材22を設け両者を層状に結合
してなり、さらにガスバリヤー性部材24の下方
に接着フイルム26を結合したものである。この
密封部材は、有底管2の開口部の周縁に接着性フ
イルムを気密に被着することにより取り付けられ
ている。また、ガスバリヤー性部材とシール性部
材の位置は逆であつてもよく、さらに、シール性
部材は、層状とせずガスバリヤー性部材の中心部
分の表面(または裏面)に固着したものでもよ
い。ガスバリヤー性部材24は、有底管2内部の
減圧状態を保持できる材質であることが必要であ
り、例えば、アルミ箔等の金属箔、エチレン−ビ
ニールアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン
等の樹脂フイルム材等が使用できる。シール性部
材22としては、例えば天然ゴム、イソプレンゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム等のゴム
材質、またはスチレン−ブタジエン−スチレン
(SBS)ブロツク共重合体等の熱可塑性エラスト
マー等の樹脂が使用できる。接着フイルム26と
しては、熱可塑性を有する合成樹脂、例えば有底
管2の形成において述べたもののうち熱可塑性を
有する樹脂が好適に使用できる。
次に、本発明の採血管の実施例について説明す
る。
る。
実施例 1
有底管としては、第3図に示すような形状のも
のをガラス管にて成型し、内容量13c.c.、採血管の
開口部の内径13.4mmのものを作成した。採血管内
部に、凝固促進剤として、Min−U−Sil(ペンシ
ルバニア・グラスザンド社製)を.0mgを管底に
入れた。
のをガラス管にて成型し、内容量13c.c.、採血管の
開口部の内径13.4mmのものを作成した。採血管内
部に、凝固促進剤として、Min−U−Sil(ペンシ
ルバニア・グラスザンド社製)を.0mgを管底に
入れた。
血液分離用部材としては、直径11.0mm、長さ
14.0mmで第1図に示すように上面が半球状で、下
面が凹部となつているものをブタジエン・スチレ
ン系樹脂、商品名KレジンKR−03(フイリツプ
スペトローリアムインターナシヨナル社製)とポ
リスチレン、商品名エスチレンG−14(新日本製
鉄化学工業社製)の1:1(重量比)混合物にて
形成し、上面には、水溶性シリコーン〔エポキ
シ・ポリエーテル変成シリコーン、トーレシリコ
ーン社製SF−8421〕の1重量%エチルアルコー
ル溶液をコーテイングし、下面には、コーテイグ
しなかつた。そして、上記血液分離用部材を、凸
部が有底管の開口端側となるように入れ、有底管
の開口を、加硫ブチルゴムにて成形した密封部材
により、減圧下(0.237パスカル=175トール)に
て密封して、本発明の採血管を作成した。そこ
で、この採血管100本を用いて常法により、採血
を行なつたところ、3分以内に総ての採血管にお
いて、血液分離用部材が血液の上方に浮上し、採
血管内の、血液の高さの上端1/4以内に位置し
た。そして、採血後12時間放置し十分凝固した血
液を、遠心分離(1500G,10分間)を行い、血清
と血球成分の分離を行つた。
14.0mmで第1図に示すように上面が半球状で、下
面が凹部となつているものをブタジエン・スチレ
ン系樹脂、商品名KレジンKR−03(フイリツプ
スペトローリアムインターナシヨナル社製)とポ
リスチレン、商品名エスチレンG−14(新日本製
鉄化学工業社製)の1:1(重量比)混合物にて
形成し、上面には、水溶性シリコーン〔エポキ
シ・ポリエーテル変成シリコーン、トーレシリコ
ーン社製SF−8421〕の1重量%エチルアルコー
ル溶液をコーテイングし、下面には、コーテイグ
しなかつた。そして、上記血液分離用部材を、凸
部が有底管の開口端側となるように入れ、有底管
の開口を、加硫ブチルゴムにて成形した密封部材
により、減圧下(0.237パスカル=175トール)に
て密封して、本発明の採血管を作成した。そこ
で、この採血管100本を用いて常法により、採血
を行なつたところ、3分以内に総ての採血管にお
いて、血液分離用部材が血液の上方に浮上し、採
血管内の、血液の高さの上端1/4以内に位置し
た。そして、採血後12時間放置し十分凝固した血
液を、遠心分離(1500G,10分間)を行い、血清
と血球成分の分離を行つた。
その結果、全ての採血管内は、上から血清、血
液分離用部材、血球成分の順に分離され、血液分
離用部材の上面には血球は付着していなかつた。
また、全ての採血管において血液分離用部材の下
面には気泡など付着していなかつた。
液分離用部材、血球成分の順に分離され、血液分
離用部材の上面には血球は付着していなかつた。
また、全ての採血管において血液分離用部材の下
面には気泡など付着していなかつた。
実施例 2
有底管としては、第4図に示すような形状のも
のをアクリルニトリル系樹脂(商品名 バレツク
ス210、三井東圧化学社製)にて成形し、内容量
13.2ml、採血管の開口部の内径13.4mm、底部から
約20mmの位置に約3mm突出するリブを有するもの
を作成した。
のをアクリルニトリル系樹脂(商品名 バレツク
ス210、三井東圧化学社製)にて成形し、内容量
13.2ml、採血管の開口部の内径13.4mm、底部から
約20mmの位置に約3mm突出するリブを有するもの
を作成した。
有底管部に、α−オレフイン−マレイン酸ジエ
ステル系血清分離剤を管底に0.5ml入れた。
ステル系血清分離剤を管底に0.5ml入れた。
血液分離用部材としては、第1図に示すような
形状で、直径11.0mm、長さ14.0mmで上面が半球状
で、下面が凹部となつているのものををブタジエ
ン・スチレン系樹脂、商品名K−レジン KR−
03(フイリツプスペトローリアムインターナシヨ
ナル社製)とポリスチレン、商品名エスチレンG
−14(新日本製鉄化学工業社製)との1:1(重量
比)混合物にて形成し、水溶性シリコーン〔エポ
キシ・ポリエーテル変成シリコーン、トーレシリ
コーン社製SF−8421〕の1重量%エタノール溶
液に、凝固促進剤としてMin−U−Sil(ペンシル
バニア・グラスザンド社製)を、1.6mg/100mlエ
タノールとなるように混合した溶液を上面にコー
テイングし、下面には、コーテイグしなかつた。
形状で、直径11.0mm、長さ14.0mmで上面が半球状
で、下面が凹部となつているのものををブタジエ
ン・スチレン系樹脂、商品名K−レジン KR−
03(フイリツプスペトローリアムインターナシヨ
ナル社製)とポリスチレン、商品名エスチレンG
−14(新日本製鉄化学工業社製)との1:1(重量
比)混合物にて形成し、水溶性シリコーン〔エポ
キシ・ポリエーテル変成シリコーン、トーレシリ
コーン社製SF−8421〕の1重量%エタノール溶
液に、凝固促進剤としてMin−U−Sil(ペンシル
バニア・グラスザンド社製)を、1.6mg/100mlエ
タノールとなるように混合した溶液を上面にコー
テイングし、下面には、コーテイグしなかつた。
そして、減圧状態(0.237パスカル=175トー
ル)にて、第4図に示すように、上部に天然ゴム
(厚さ1.2mm)その下層にアルミ蒸着ナイロンフイ
ルム(厚さ15μm)さらにその下層に有底管との
接着層としてアクリルニトリル系樹脂(商品名
バレツクス210、三井東圧化学社製、厚さ30μm)
の3層からなる密封部材を有底管の開口端部に熱
融着して、採血管を作成した。
ル)にて、第4図に示すように、上部に天然ゴム
(厚さ1.2mm)その下層にアルミ蒸着ナイロンフイ
ルム(厚さ15μm)さらにその下層に有底管との
接着層としてアクリルニトリル系樹脂(商品名
バレツクス210、三井東圧化学社製、厚さ30μm)
の3層からなる密封部材を有底管の開口端部に熱
融着して、採血管を作成した。
そこで、この採血管100本を用いて常法により、
採血を行なつたところ、3分以内に総ての採血管
において、血液分離用部材が血液の上方に浮上
し、採血管内の、血液の高さの上端1/4以内に
位置した。そして、採血後12時間放置し十分凝固
した血液を、遠心分離操作(1500G,10分間)を
行ない、血清と血球成分の分離を行なつた。
採血を行なつたところ、3分以内に総ての採血管
において、血液分離用部材が血液の上方に浮上
し、採血管内の、血液の高さの上端1/4以内に
位置した。そして、採血後12時間放置し十分凝固
した血液を、遠心分離操作(1500G,10分間)を
行ない、血清と血球成分の分離を行なつた。
その結果、全ての採血管内は、上から血清、血
液分離用部材、血球成分の順に分離され、血液分
離剤は血液分離用部材の中間部分に位置してい
た。血液分離用部材の上端面における血球の付着
はみられなかつた。また、全ての採血管において
血液分離用部材の下面には気泡など付着していな
かつた。
液分離用部材、血球成分の順に分離され、血液分
離剤は血液分離用部材の中間部分に位置してい
た。血液分離用部材の上端面における血球の付着
はみられなかつた。また、全ての採血管において
血液分離用部材の下面には気泡など付着していな
かつた。
比較例 1
有底管としては、第3図に示すような形状のも
のをガラス管にて成型し、内容量13c.c.、採血管の
開口部の内径13.4mmのものを作成した。採血管内
部に、凝固促進剤として、Min−U−Sil(ペンシ
ルバニア・グラスザンド社製)を2.0mgを管底に
入れた。
のをガラス管にて成型し、内容量13c.c.、採血管の
開口部の内径13.4mmのものを作成した。採血管内
部に、凝固促進剤として、Min−U−Sil(ペンシ
ルバニア・グラスザンド社製)を2.0mgを管底に
入れた。
血液分離用部材としては、第7図に示すような
形状であり、直径10.4mm、長さ16.0mmで上面およ
び下面が半球状となつているのものをブタジエ
ン・スチレン系樹脂、商品名Kレジン KR−03
(フイリツプスペトローリアムインターナシヨナ
ル社製)とポリスチレン、商品名エスチレンG−
14(新日本製鉄化学工業社製)の1:1(重量比)
混合物にて形成し、上面には、水溶性シリコーン
〔エポキシ・ポリエーテル変成シリコーン、トー
レシリコーン社製SF−8421〕の1重量%エチル
アルコール溶液をコーテイングし、下面には、コ
ーテイグしなかつた。そして、上記血液分離用部
材を、有底管に入れ、有底管の開口を、加硫ブチ
ルゴムにて成形した密封部材により、減圧下
(0.237パスカル=175トール)にて密封して、比
較例の採血管を作成した。
形状であり、直径10.4mm、長さ16.0mmで上面およ
び下面が半球状となつているのものをブタジエ
ン・スチレン系樹脂、商品名Kレジン KR−03
(フイリツプスペトローリアムインターナシヨナ
ル社製)とポリスチレン、商品名エスチレンG−
14(新日本製鉄化学工業社製)の1:1(重量比)
混合物にて形成し、上面には、水溶性シリコーン
〔エポキシ・ポリエーテル変成シリコーン、トー
レシリコーン社製SF−8421〕の1重量%エチル
アルコール溶液をコーテイングし、下面には、コ
ーテイグしなかつた。そして、上記血液分離用部
材を、有底管に入れ、有底管の開口を、加硫ブチ
ルゴムにて成形した密封部材により、減圧下
(0.237パスカル=175トール)にて密封して、比
較例の採血管を作成した。
そこで、この採血管100本を用いて常法により、
採血を行なつたところ、90本は、3分以内に、血
液分離用部材が血液の上方に浮上し、採血管内
の、血液の高さの上端1/4以内に位置した。残
り、10本は、採血管内の血液の高さの上端から
1/4から1/2の間に位置した。
採血を行なつたところ、90本は、3分以内に、血
液分離用部材が血液の上方に浮上し、採血管内
の、血液の高さの上端1/4以内に位置した。残
り、10本は、採血管内の血液の高さの上端から
1/4から1/2の間に位置した。
そして、採血後12時間放置し十分凝固した血液
を、遠心分離操作(1500G,10分間)を行い、血
清と血球成分の分離を行つた。
を、遠心分離操作(1500G,10分間)を行い、血
清と血球成分の分離を行つた。
その結果、3分以内に、血液分離用部材が血液
の上方に浮上した90本の採血管は、採血管内が、
上から血清、血液分離用部材、血球成分の順に分
離された。採血管内の血液の高さの上端から1/
4から1/2の間に位置した10本の採血管のう
ち、8本は、採血管内が、上から血清、血液分離
用部材、血球成分の順に分離された。2本につい
ては、血液分離用部材の上面に血球成分が若干残
り、上から血清、若干の血球成分、血清分離用部
材、血球成分の順になつた。
の上方に浮上した90本の採血管は、採血管内が、
上から血清、血液分離用部材、血球成分の順に分
離された。採血管内の血液の高さの上端から1/
4から1/2の間に位置した10本の採血管のう
ち、8本は、採血管内が、上から血清、血液分離
用部材、血球成分の順に分離された。2本につい
ては、血液分離用部材の上面に血球成分が若干残
り、上から血清、若干の血球成分、血清分離用部
材、血球成分の順になつた。
本発明の血液分離用部材を有する採血管の作用
を説明する。
を説明する。
そこで、採血管3として、第3図に示した開口
密封部材4にて密封されかつ内部が減圧されたも
のを用いて具体的に説明する。
密封部材4にて密封されかつ内部が減圧されたも
のを用いて具体的に説明する。
本発明の採血管を用いて、血液採取を行なう場
合、採血管ホルダー(図示しない)に取り付けら
れた穿刺針の先端である採血針部を、血管に穿刺
する。次に、採血管を、穿刺針の後端部である中
空針部の先端が、採血管3の密封部材4を刺通
し、採血管内部に達するまで採血管ホルダーに挿
入すると、採血管3内には血液が流入する。採血
が完了したのち、採血管ホルダーより採血管3を
抜去する。
合、採血管ホルダー(図示しない)に取り付けら
れた穿刺針の先端である採血針部を、血管に穿刺
する。次に、採血管を、穿刺針の後端部である中
空針部の先端が、採血管3の密封部材4を刺通
し、採血管内部に達するまで採血管ホルダーに挿
入すると、採血管3内には血液が流入する。採血
が完了したのち、採血管ホルダーより採血管3を
抜去する。
採血が完了した採血管3は、試験管立て等に立
てられ、血液が完全に凝固するまで、静置され
る。この間に、本発明の採血管3では、収納され
ている血液分離用部材1が、見かけの比重が全血
より小さいものとされているので、血液中を浮上
し、遠心分離操作時には、血液の上方に位置す
る。その後、血液が採取された採血管3を、遠心
分離器に入れ、1500Gの遠心力により約10分間遠
心分離を行なう。この遠心分離により、血液は、
上層の血清と下層の血球とに分離され、血液分離
用部材1は、血清と血球との中間に位置する。そ
して、血液分離用部材に付着していた気泡など
は、この遠心分離時に除去される。本発明の血液
分離用部材は、血球と血清との中間比重を有し、
さらに採血管3の開口端側の形状は、凹部のない
曲面となつているので、血餅の付着が少なく、血
球成分の混合がない血清を得ることができる。
てられ、血液が完全に凝固するまで、静置され
る。この間に、本発明の採血管3では、収納され
ている血液分離用部材1が、見かけの比重が全血
より小さいものとされているので、血液中を浮上
し、遠心分離操作時には、血液の上方に位置す
る。その後、血液が採取された採血管3を、遠心
分離器に入れ、1500Gの遠心力により約10分間遠
心分離を行なう。この遠心分離により、血液は、
上層の血清と下層の血球とに分離され、血液分離
用部材1は、血清と血球との中間に位置する。そ
して、血液分離用部材に付着していた気泡など
は、この遠心分離時に除去される。本発明の血液
分離用部材は、血球と血清との中間比重を有し、
さらに採血管3の開口端側の形状は、凹部のない
曲面となつているので、血餅の付着が少なく、血
球成分の混合がない血清を得ることができる。
本発明の採血管は、一端が開口し他端が閉塞し
た有底管と、該有底管内に収納された比重の異な
る血液成分の中間比重を有する血液分離用部材と
を有する採血管であつて、該血液分離用部材は、
実質的に凹部のない曲面の上部と、遠心分離操作
が開始されるまでの間、空気を捕捉しておくため
の空気捕捉部を有する底部とを有し、さらに、該
血液分離用部材は、該血液分離用部材の外周と前
記有底管の内壁との間に間〓を有し、かつ、遠心
分離操作前では、前記空気補足部に補足された空
気を含む全体の見かけの比重が全血より小さく、
有底管内に採取される全血の上部に浮上し、かつ
遠心分離操作時には、前記空気捕捉部の空気が離
脱するよう構成されているので、血餅の付着が少
ない血液分離用部材が、前もつて有底管内に収納
されているので、採血後、採血管の栓体を取り外
して分離用部材を入れるという作業の必要がな
く、容易に血液を分離することができる。さら
に、収納されている血清分離用部材は、空気捕捉
部を有し、かつ実質的に凹部のない曲面に形成さ
れた上部を有するため、採血管に血液を採取し採
血管を立てると、血清分離用部材は血液の上方に
自然に上昇する。よつて、成分分離のために、遠
心分離操作に先立ち、血液分離用部材を血液の上
部に位置させることができる。さらに、遠心分離
操作時において、血液分離用部材が採血管内を移
動する際、血液分離用部材と有底管の内壁との間
の狭い空間を移動する固化した血球成分の量を少
なくすることができ、通常の遠心条件において、
確実に血球成分と血清との間に血液分離用部材を
位置させることができ、血液を確実に血球成分と
血清とに分離することができる。
た有底管と、該有底管内に収納された比重の異な
る血液成分の中間比重を有する血液分離用部材と
を有する採血管であつて、該血液分離用部材は、
実質的に凹部のない曲面の上部と、遠心分離操作
が開始されるまでの間、空気を捕捉しておくため
の空気捕捉部を有する底部とを有し、さらに、該
血液分離用部材は、該血液分離用部材の外周と前
記有底管の内壁との間に間〓を有し、かつ、遠心
分離操作前では、前記空気補足部に補足された空
気を含む全体の見かけの比重が全血より小さく、
有底管内に採取される全血の上部に浮上し、かつ
遠心分離操作時には、前記空気捕捉部の空気が離
脱するよう構成されているので、血餅の付着が少
ない血液分離用部材が、前もつて有底管内に収納
されているので、採血後、採血管の栓体を取り外
して分離用部材を入れるという作業の必要がな
く、容易に血液を分離することができる。さら
に、収納されている血清分離用部材は、空気捕捉
部を有し、かつ実質的に凹部のない曲面に形成さ
れた上部を有するため、採血管に血液を採取し採
血管を立てると、血清分離用部材は血液の上方に
自然に上昇する。よつて、成分分離のために、遠
心分離操作に先立ち、血液分離用部材を血液の上
部に位置させることができる。さらに、遠心分離
操作時において、血液分離用部材が採血管内を移
動する際、血液分離用部材と有底管の内壁との間
の狭い空間を移動する固化した血球成分の量を少
なくすることができ、通常の遠心条件において、
確実に血球成分と血清との間に血液分離用部材を
位置させることができ、血液を確実に血球成分と
血清とに分離することができる。
第1図は、本発明の採血管に使用される血液分
離用部材の一例を示す断面図、第2図は、本発明
の採血管に使用される血液分離用部材の他の例を
示す断面図、第3図は、第1図に示した分離用部
材を収納した本発明の採血管の断面図、第4図
は、本発明の採血管の他の実施例を示す断面図、
第5図は、本発明の採血管の他の実施例を示す断
面図、第6図は、本発明の採血管の他の実施例を
示す断面図、第7図は、比較例の血液分離用部材
を示す断面図である。 1……血液分離用部材、2……有底管、3……
採血管、4……密封部材、6……血清分離剤、1
0……表面、11……底部、20……係止部、1
1a……凹部。
離用部材の一例を示す断面図、第2図は、本発明
の採血管に使用される血液分離用部材の他の例を
示す断面図、第3図は、第1図に示した分離用部
材を収納した本発明の採血管の断面図、第4図
は、本発明の採血管の他の実施例を示す断面図、
第5図は、本発明の採血管の他の実施例を示す断
面図、第6図は、本発明の採血管の他の実施例を
示す断面図、第7図は、比較例の血液分離用部材
を示す断面図である。 1……血液分離用部材、2……有底管、3……
採血管、4……密封部材、6……血清分離剤、1
0……表面、11……底部、20……係止部、1
1a……凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一端が開口し他端が閉塞した有底管と、該有
底管内に収納された比重の異なる血液成分の中間
比重を有する血液分離用部材とを有する採血管で
あつて、該血液分離用部材は、実質的に凹部のな
い曲面の上部と、遠心分離操作が開始されるまで
の間、空気を捕捉しておくための空気捕捉部を有
する底部とを有し、さらに、該血液分離用部材
は、該血液分離用部材の外周と前記有底管の内壁
との間に間〓を有し、かつ、遠心分離操作前で
は、前記空気補足捉部に補足された空気を含む全
体の見かけの比重が全血より小さく、有底管内に
採取される全血の上部に浮上し、かつ遠心分離操
作時には、前記空気捕捉部の空気が離脱するよう
構成されていることを特徴とする採血管。 2 前記有底管は、内部に血清分離剤が収納され
ているものである特許請求の範囲第1項に記載の
採血管。 3 前記有底管は、開口が密封部材にて密封され
ており、かつ採血管内部が減圧されているもので
ある特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
採血管。 4 前記血液分離用部材の上面が、親水性表面か
らなる特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
れかに記載の採血管。 5 前記親水性表面は、前記血液分離用部材の表
面にコーテイングされた親水性物質により形成さ
れているものである特許請求の範囲第4項に記載
の採血管。 6 前記親水性物質は、水溶性物質である特許請
求の範囲第5項に記載の採血管。 7 前記水溶性物質は、水溶性高分子である特許
請求の範囲第6項に記載の採血管。 8 前記空気捕捉部は、前記血液分離用部材の底
部に設けられた凹部である特許請求の範囲第1項
ないし第7項のいずれかに記載の採血管。 9 前記空気捕捉部は、前記血液分離用部材の底
部が有する疎水性表面である特許請求の範囲第1
項ないし第8項のいずれかに記載の採血管。 10 前記凹部の深さは、1〜3mmである特許請
求の範囲第8項に記載の採血管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62312830A JPH01151440A (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | 採血管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62312830A JPH01151440A (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | 採血管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01151440A JPH01151440A (ja) | 1989-06-14 |
| JPH0510937B2 true JPH0510937B2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=18033937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62312830A Granted JPH01151440A (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | 採血管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01151440A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4853295B2 (ja) * | 2007-01-11 | 2012-01-11 | 株式会社島津製作所 | 遠心分離機の遠沈管 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754861A (en) * | 1980-09-19 | 1982-04-01 | Terumo Corp | Blood serum separating member |
-
1987
- 1987-12-10 JP JP62312830A patent/JPH01151440A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01151440A (ja) | 1989-06-14 |
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