JPH0511091B2 - - Google Patents
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- JPH0511091B2 JPH0511091B2 JP60032330A JP3233085A JPH0511091B2 JP H0511091 B2 JPH0511091 B2 JP H0511091B2 JP 60032330 A JP60032330 A JP 60032330A JP 3233085 A JP3233085 A JP 3233085A JP H0511091 B2 JPH0511091 B2 JP H0511091B2
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- Japan
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- pva
- concentration
- gel
- aqueous solution
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Description
[産業上の利用分野]
本発明は薬理活性物質を高含水高強度のポリビ
ニルアルコール多孔質ゲル中に含む徐放性製剤に
関する。 [従来の技術] 近年、製薬分野において新しい薬剤投与系(ド
ラツグデリバリーシステム)に対する関心が非常
に高まつている。これは、既存の医薬の薬効を最
大限に高めると同時に、副作用を最小限に抑制す
ることを目的とするものである。そのために採用
されている手段の一つとして、高分子材料を用い
た医薬の徐放化があり、種々の高分子材料が用い
られる。ハイドロゲル材料もその一つである。 ハイドロゲルとは、水に溶けずに水を包含して
いるゲルのことである。そうしたハイドロゲルは
古くから知られているが、近年、機能性材料に対
する関心が高まるとともにその性質が注目される
ようになつてきている。たとえば、ソフトコンタ
クトレンズや医薬の徐放性担体のような医用材料
として、または酵素や菌体の固定化担体、保冷用
熱媒体、芳香剤の徐放性担体などとして用いられ
ている。 ハイドロゲル用の高分子材料としては、ゼラチ
ン、カラギーナン、アルギン酸、ポリメタクリル
酸2−ヒドロキシエチル、架橋カルボキシル化メ
チルデンプン、アクリロニトリル、グラフト化デ
ンプン加水分解物、ポリアクリロニトリル誘導
体、ポリアクリル酸塩、酢酸ビニル−アクリル酸
メチル共重合体ケン化物、ポリオキシエチレン、
ポリビニルピロリドン、ポリスチレンスルホン
酸、ポリビニルアルコールなどが知られている。 ポリビニルアルコール(以下、PVAと略す)
の濃厚水溶液を室温以下で放置すると粘度が次第
に増大し、ついにはゲル化することはよく知られ
ている。しかし、その結果えられるゲルは粘着性
を示すものであり、機械的強度に劣るものであ
る。 そこでPVAハイドロゲルの機械的強度を向上
させるため、ホルムアルデヒドやグルタルアルデ
ヒドなどの架橋剤を用いて化学的にPVAを架橋
させる方法や、ホウ酸、コンゴーレツド、グリセ
リンなどの増粘剤を添加してPVA水溶液をゲル
化させる方法、γ線、電子線、紫外線などを照射
してPVAを架橋する方法、チタン、銅、コバル
トなどの金属化合物を添加して配位結合化する方
法などが提案されている。しかしながら、これら
の方法でえられたPVAハイドロゲルは高含水性
と高強度とのバランスがよくない。すなわち、機
械的強度を高めようとすると含水率が低下し、ま
た含水率を高めようとすると機械的強度を犠牲に
せざるをえない。 添加剤を用いずに高含水率を保持したまま
PVAハイドロゲルの機械的強度を高める試みと
して、PVA濃厚水溶液に低温にて短時間で凍結
し、ついで室温にて短時間で解凍する方法が提案
されている(特開昭50−52296号公報)。しかし、
この方法でえられるPVAハイドロゲルの機械的
強度は満足のいくものではなく、しかも水中に浸
漬すると大きく膨潤してしまうという欠点を有し
ている。 また、凍結後凍結体を融解させることなく真空
乾燥させる方法も提案されている(特開昭57−
130543号公報)。この方法は、ケン化化度95モル
%以上、粘度平均重合度1500以下のPVAの水溶
液を注型したのち−6℃よりも低い温度で凍結成
形し、この凍結成形体を融解させることなく真空
乾燥をするものである。かかる方法によるとき、
真空乾燥という処理が必要である。 本発明者らは、従来のPVAハイドロゲルの欠
点を解消するべく鋭意研究を重ねた結果、PVA
水溶液を氷点以下の温度にて凍結させて氷層と高
分子相に分離したのち0〜10℃の低温にて高分子
相を結晶化させると、高含水率でかつ高強度性の
多孔質PVAハイドロゲルがえられ、さらにPVA
水溶液に薬理活性物質を加えておくとすぐれた徐
放性製剤となることを見出し、本発明を完成する
に至つた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は、高含水率でかつ高強度の多孔質
PVAハイドロゲルと薬理活性物質との複合体か
らなる徐々放性製剤を提供することを目的とす
る。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、薬理活性物質を含むPVA水溶液を
氷点以下の温度にて凍結させて氷相と高分子相に
分離して相分離微小構造体を形成したのち、0〜
10℃の低温にて10時間以上放置して高分子相を結
晶化させてえられる、薬理活性物質をPVAの多
孔質ハイドロゲル中に含む徐放性製剤に関する。 [作用] 本発明の徐放性製剤における多孔質のPVAハ
イドロゲルは含水性および機械的強度のいずれに
もすぐれたものである。かかるすぐれた多孔質ゲ
ルがえられる理由は、まず薬理活性物質を含む
PVA水溶液が氷点以下で凍結することにより、
PVAの高分子相と氷相とに分離して相分離微小
構造体が形成され、その結果PVA分子鎖の局所
濃度が高まると共にPVA分子鎖間で二次結合が
生じて結晶核が形成されるためと考えられる。つ
いでこの凍結体を0〜10℃にて10時間以上放置す
ると、氷相の解凍と同時にPVAの結晶化が進み、
その際形成される微結晶が架橋点となつてPVA
の強固な三次元網目構造(多孔質構造)が形成さ
れ、それらの間隙に薬理活性物質を含む水相が充
填しているものと考えられる。 [実施例] 本発明の徐放性製剤は、前記のごとく強固な三
次元網目構造を有する多孔質のPVAに薬理活性
物質および水が包含されたものである。 本発明に用いるPVAは、ケン化度95モル%以
上、好ましくは97モル%以上、とくに99モル%以
上のものが好ましい。これより低いケン化度、た
とえば85モル%以下では、軟弱なゲルがえられる
にすぎない。平均重合度は粘度平均で1000以上、
とくに、1700以上のものが好ましい。PVAの重
合度が低下すると共に、えられるゲルの強度も低
下するため、通常市販されている重合度1700〜
2000程度の高重合度品を用いるのがよい。 本発明においては、まず薬理活性物質を含む
PVAの濃厚水溶液が調製されるのであるが、濃
度としては10〜30重量%の範囲にするのがよい。
このような濃厚水溶液の調製は、PVAを加熱溶
解させることにより行なわれる。 PVA水溶液は室温まで冷却したのち、直ちに
氷点以下で凍結させる。凍結温度はPVA水溶液
が充分に凍結しさえすればよく、−5℃以下が好
ましいが、充分に凍結するのに要する時間の点か
ら、とくに−20℃で行なうのが好ましい。また凍
結時間は5時間以上、通常は10〜24時間である。
この凍結操作により水が氷結し、PVAの高分子
相が分離して相分離微小構造体がえられる。その
際、薬理活性物質は高分子相、氷相または高分子
相の表面に存在していると考えられる。 ついで凍結相分離微小構造体を0〜10℃に放置
し、PVAをさらに結晶化させて最終ゲルをする
のであるが、放置時間は10時間以上が好ましい。
放置時間が10時間より短すぎるばあいには結晶化
が不充分であり、高強度のゲルはえられない。 薬理活性物質としてはヒトまたは動物の治療ま
たは疾病の予防に用いられる化合物であればよ
く、とくに限定されない。また水溶性であつても
非水溶性であつてもよく、液状でも粉末状、粒状
でもよい。 薬理活性物質の配合量は任意に選択でき、投与
目的、剤形、徐放性などにより適宜選定すればよ
いが、通常PVA100部(重量部、以下同様)に対
して0.01〜500部、好ましくは10〜50部である。 本発明の製剤における徐放性は、PVAの濃度
や薬理活性物質の量などを調節することにより、
任意に制御できる。 本発明の徐放性製剤は、徐放性が要求される
種々の剤形にすることができ、たとえば坐剤、経
皮投与剤、舌下剤、経口投与剤などにすることが
できる。 つぎに参考例および実施例をあげて本発明の徐
放性製剤を説明するが、本発明はかかる実施例の
みに限定されるものではない。 参考例 (PVA多孔質ハイドロゲルの製造と分析) PVA((株)ユニチカ製、ケン化度99.5モル%、平
均重合度1700)に第1表の濃度となるように水を
加え、オートクレーブ中で110℃にて2時間加熱
して完全に溶解させたのち、室温にまで冷却し、
PVA水溶液を調製した。 ついで各PVA水溶液を−20℃のフリーザ中に
入れ、24時間かけて凍結させた。えられた凍結物
を第1表に示す条件にて解凍し、PVAハイドロ
ゲル1〜5をえた。
ニルアルコール多孔質ゲル中に含む徐放性製剤に
関する。 [従来の技術] 近年、製薬分野において新しい薬剤投与系(ド
ラツグデリバリーシステム)に対する関心が非常
に高まつている。これは、既存の医薬の薬効を最
大限に高めると同時に、副作用を最小限に抑制す
ることを目的とするものである。そのために採用
されている手段の一つとして、高分子材料を用い
た医薬の徐放化があり、種々の高分子材料が用い
られる。ハイドロゲル材料もその一つである。 ハイドロゲルとは、水に溶けずに水を包含して
いるゲルのことである。そうしたハイドロゲルは
古くから知られているが、近年、機能性材料に対
する関心が高まるとともにその性質が注目される
ようになつてきている。たとえば、ソフトコンタ
クトレンズや医薬の徐放性担体のような医用材料
として、または酵素や菌体の固定化担体、保冷用
熱媒体、芳香剤の徐放性担体などとして用いられ
ている。 ハイドロゲル用の高分子材料としては、ゼラチ
ン、カラギーナン、アルギン酸、ポリメタクリル
酸2−ヒドロキシエチル、架橋カルボキシル化メ
チルデンプン、アクリロニトリル、グラフト化デ
ンプン加水分解物、ポリアクリロニトリル誘導
体、ポリアクリル酸塩、酢酸ビニル−アクリル酸
メチル共重合体ケン化物、ポリオキシエチレン、
ポリビニルピロリドン、ポリスチレンスルホン
酸、ポリビニルアルコールなどが知られている。 ポリビニルアルコール(以下、PVAと略す)
の濃厚水溶液を室温以下で放置すると粘度が次第
に増大し、ついにはゲル化することはよく知られ
ている。しかし、その結果えられるゲルは粘着性
を示すものであり、機械的強度に劣るものであ
る。 そこでPVAハイドロゲルの機械的強度を向上
させるため、ホルムアルデヒドやグルタルアルデ
ヒドなどの架橋剤を用いて化学的にPVAを架橋
させる方法や、ホウ酸、コンゴーレツド、グリセ
リンなどの増粘剤を添加してPVA水溶液をゲル
化させる方法、γ線、電子線、紫外線などを照射
してPVAを架橋する方法、チタン、銅、コバル
トなどの金属化合物を添加して配位結合化する方
法などが提案されている。しかしながら、これら
の方法でえられたPVAハイドロゲルは高含水性
と高強度とのバランスがよくない。すなわち、機
械的強度を高めようとすると含水率が低下し、ま
た含水率を高めようとすると機械的強度を犠牲に
せざるをえない。 添加剤を用いずに高含水率を保持したまま
PVAハイドロゲルの機械的強度を高める試みと
して、PVA濃厚水溶液に低温にて短時間で凍結
し、ついで室温にて短時間で解凍する方法が提案
されている(特開昭50−52296号公報)。しかし、
この方法でえられるPVAハイドロゲルの機械的
強度は満足のいくものではなく、しかも水中に浸
漬すると大きく膨潤してしまうという欠点を有し
ている。 また、凍結後凍結体を融解させることなく真空
乾燥させる方法も提案されている(特開昭57−
130543号公報)。この方法は、ケン化化度95モル
%以上、粘度平均重合度1500以下のPVAの水溶
液を注型したのち−6℃よりも低い温度で凍結成
形し、この凍結成形体を融解させることなく真空
乾燥をするものである。かかる方法によるとき、
真空乾燥という処理が必要である。 本発明者らは、従来のPVAハイドロゲルの欠
点を解消するべく鋭意研究を重ねた結果、PVA
水溶液を氷点以下の温度にて凍結させて氷層と高
分子相に分離したのち0〜10℃の低温にて高分子
相を結晶化させると、高含水率でかつ高強度性の
多孔質PVAハイドロゲルがえられ、さらにPVA
水溶液に薬理活性物質を加えておくとすぐれた徐
放性製剤となることを見出し、本発明を完成する
に至つた。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は、高含水率でかつ高強度の多孔質
PVAハイドロゲルと薬理活性物質との複合体か
らなる徐々放性製剤を提供することを目的とす
る。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、薬理活性物質を含むPVA水溶液を
氷点以下の温度にて凍結させて氷相と高分子相に
分離して相分離微小構造体を形成したのち、0〜
10℃の低温にて10時間以上放置して高分子相を結
晶化させてえられる、薬理活性物質をPVAの多
孔質ハイドロゲル中に含む徐放性製剤に関する。 [作用] 本発明の徐放性製剤における多孔質のPVAハ
イドロゲルは含水性および機械的強度のいずれに
もすぐれたものである。かかるすぐれた多孔質ゲ
ルがえられる理由は、まず薬理活性物質を含む
PVA水溶液が氷点以下で凍結することにより、
PVAの高分子相と氷相とに分離して相分離微小
構造体が形成され、その結果PVA分子鎖の局所
濃度が高まると共にPVA分子鎖間で二次結合が
生じて結晶核が形成されるためと考えられる。つ
いでこの凍結体を0〜10℃にて10時間以上放置す
ると、氷相の解凍と同時にPVAの結晶化が進み、
その際形成される微結晶が架橋点となつてPVA
の強固な三次元網目構造(多孔質構造)が形成さ
れ、それらの間隙に薬理活性物質を含む水相が充
填しているものと考えられる。 [実施例] 本発明の徐放性製剤は、前記のごとく強固な三
次元網目構造を有する多孔質のPVAに薬理活性
物質および水が包含されたものである。 本発明に用いるPVAは、ケン化度95モル%以
上、好ましくは97モル%以上、とくに99モル%以
上のものが好ましい。これより低いケン化度、た
とえば85モル%以下では、軟弱なゲルがえられる
にすぎない。平均重合度は粘度平均で1000以上、
とくに、1700以上のものが好ましい。PVAの重
合度が低下すると共に、えられるゲルの強度も低
下するため、通常市販されている重合度1700〜
2000程度の高重合度品を用いるのがよい。 本発明においては、まず薬理活性物質を含む
PVAの濃厚水溶液が調製されるのであるが、濃
度としては10〜30重量%の範囲にするのがよい。
このような濃厚水溶液の調製は、PVAを加熱溶
解させることにより行なわれる。 PVA水溶液は室温まで冷却したのち、直ちに
氷点以下で凍結させる。凍結温度はPVA水溶液
が充分に凍結しさえすればよく、−5℃以下が好
ましいが、充分に凍結するのに要する時間の点か
ら、とくに−20℃で行なうのが好ましい。また凍
結時間は5時間以上、通常は10〜24時間である。
この凍結操作により水が氷結し、PVAの高分子
相が分離して相分離微小構造体がえられる。その
際、薬理活性物質は高分子相、氷相または高分子
相の表面に存在していると考えられる。 ついで凍結相分離微小構造体を0〜10℃に放置
し、PVAをさらに結晶化させて最終ゲルをする
のであるが、放置時間は10時間以上が好ましい。
放置時間が10時間より短すぎるばあいには結晶化
が不充分であり、高強度のゲルはえられない。 薬理活性物質としてはヒトまたは動物の治療ま
たは疾病の予防に用いられる化合物であればよ
く、とくに限定されない。また水溶性であつても
非水溶性であつてもよく、液状でも粉末状、粒状
でもよい。 薬理活性物質の配合量は任意に選択でき、投与
目的、剤形、徐放性などにより適宜選定すればよ
いが、通常PVA100部(重量部、以下同様)に対
して0.01〜500部、好ましくは10〜50部である。 本発明の製剤における徐放性は、PVAの濃度
や薬理活性物質の量などを調節することにより、
任意に制御できる。 本発明の徐放性製剤は、徐放性が要求される
種々の剤形にすることができ、たとえば坐剤、経
皮投与剤、舌下剤、経口投与剤などにすることが
できる。 つぎに参考例および実施例をあげて本発明の徐
放性製剤を説明するが、本発明はかかる実施例の
みに限定されるものではない。 参考例 (PVA多孔質ハイドロゲルの製造と分析) PVA((株)ユニチカ製、ケン化度99.5モル%、平
均重合度1700)に第1表の濃度となるように水を
加え、オートクレーブ中で110℃にて2時間加熱
して完全に溶解させたのち、室温にまで冷却し、
PVA水溶液を調製した。 ついで各PVA水溶液を−20℃のフリーザ中に
入れ、24時間かけて凍結させた。えられた凍結物
を第1表に示す条件にて解凍し、PVAハイドロ
ゲル1〜5をえた。
【表】
【表】
ゲル1および3ならびに比較ゲル1〜3の試料
約6gを蒸留水50ml中に浸漬し、37℃の恒温槽中
で1日毎にゲル試料の重量を秤量とすることによ
り膨潤度と収縮度を測定した。ここで膨潤度およ
び収縮度は37℃の水中における重量変化から次式
により求めた。 膨潤度(%)または収縮度(%)=W−W0/W0×100 W0=膨潤前のゲル重量 W=膨潤後のゲル重量 ゲル1および3の本発明の試料、比較ゲル1お
よび2の急速解凍試料および比較ゲル3の高温徐
解凍試料の37℃における水中膨潤度および収縮度
の経時変化を測定した結果を第1図に示す。 第1図から明らかなように、比較ゲル1および
2の急速解凍試料では各PVA濃度とも時間経過
と共に膨潤度が増大し、約4日後には一定値に達
する。また膨潤度はPVA濃度に依存しており、
濃度が高い程膨潤度は大きい。一方、比較ゲル3
の高温徐解凍試料では初期に若干膨潤し、4日後
には収縮減少を示す。これに反し、ゲル1および
3の本発明の試料では膨潤現像はまつたく認めら
れず、逆に収縮現像が認められる。このばあいも
4日程度までは徐々に収縮し、それ以降は一定値
に達する。また、膨潤度と同じく収縮変化にも
PVA濃度依存性が認められ、ゲル1の方がゲル
3に比べて収縮度は大きい。ゲル1および2の急
速解凍試料において認められる膨潤現像は、ゲル
が不安定で37℃において微結晶の部分溶解が起こ
るためであり、一方、ゲル1および3の本発明の
試料に認められる収縮現像は、アニーリング効果
によつて非晶部の一部がさらに結晶化するためと
考えられる。 これらの実験結果は、凍結後の解凍温度、換言
すれば、ゲルの結晶化条件が強固なゲルの生成に
大きく影響していることを示すものである。 (力学的性質) (株)東洋ボールドウイン製、Tensilon/UTM−
4−100を用いて引張速度100mm/min、温度20
℃、相対湿度65%でゲル1〜5および比較ゲル3
〜6の力学特性を測定した。なお、ゲル試料は2
mm厚でダンベル型引張試験片に打抜いて測定に供
し、破断引張強度と伸度を求めた。 ゲル1、3および5の本発明の試料の応力−ひ
ずみ曲線は第2図に示す通りであつた。この応力
−ひずみ曲線は一般のプラスチツク、繊維、エラ
ストマーなどの曲線とは異なり、むしろ生体組織
の力学特性に類似している。 ゲル1〜5の本発明の試料および比較ゲル3〜
6の高温徐解凍試料の引張強度と伸度を測定した
結果を第3図および第4図に示す。比較ゲル1お
よび2の急速解凍試料は軟弱なため測定は不可能
であつた。第3図および第4図には、明らかに、
凍結後の結晶化条件がゲルの機械的強度に大きく
影響していることが示されている。一般に、架橋
剤や放射線によつて架橋したばあい、架橋密度の
増大に伴つて強度は増大するが、逆に伸度は減少
する。しかしながら、本発明に用いるゲルは第2
〜4図からも明らかなように、強度が増大する
程、伸度も増大している。このことは、低温結晶
化によつてられるゲルの構造は、一般の化学的架
橋によつてえられるゲルとは本質的に異なること
を示唆している。 (電子顕微鏡観察) 二日−明石製MSM−9型走査型電子顕微鏡を
用い、臨界点乾燥したゲル試料の形態を観察し
た。 ゲル試料をそのまま凍結乾燥すると大きな体積
収縮が起こり、ゲルの構造が破壊されてしまうた
め、生体組織の電顕観察用の試料作製と同様に、
臨界点乾燥法により試料を作製した。ゲル1、3
および5の本発明の試料を操作型電顕観察した結
果、いずれの試料にも多孔質構造が認められ、そ
の孔径はゲル試料のPVA濃度に大きく依存して
いることがわかつた。ゲル1は平均約5μm、ゲ
ル3は平均約2〜3μm、ゲル5は平均約1μmの
孔径を有していた。 実施例 1〜7 PVA((株)ユニチカ製、ケン化度99.5モル%、平
均重合度1700)に第2表の濃度となるように水を
加え、オートクレーブ中で110℃にて2時間加熱
して完全に溶解させたのち、室温にまで冷却して
それぞれPVA水溶液を調製した。 ついで各PVA水溶液に、薬理活性物質として
抗悪性腫瘍剤である水溶性のアドリアマイシン
(協和発酵工業(株)製、以下ADMという)を第2
表に示す量加えて溶解させたのち、5mmφの試験
管に入れた。 各試験管を−20℃のフリーザ中に入れ、約10時
間かけて水溶液を凍結させた。ついでえられた凍
結体を5℃の恒温槽中で約10時間かけて解凍し、
長さ1cm、直径5mmのロツド状の本発明の徐放性
製剤をえた。
約6gを蒸留水50ml中に浸漬し、37℃の恒温槽中
で1日毎にゲル試料の重量を秤量とすることによ
り膨潤度と収縮度を測定した。ここで膨潤度およ
び収縮度は37℃の水中における重量変化から次式
により求めた。 膨潤度(%)または収縮度(%)=W−W0/W0×100 W0=膨潤前のゲル重量 W=膨潤後のゲル重量 ゲル1および3の本発明の試料、比較ゲル1お
よび2の急速解凍試料および比較ゲル3の高温徐
解凍試料の37℃における水中膨潤度および収縮度
の経時変化を測定した結果を第1図に示す。 第1図から明らかなように、比較ゲル1および
2の急速解凍試料では各PVA濃度とも時間経過
と共に膨潤度が増大し、約4日後には一定値に達
する。また膨潤度はPVA濃度に依存しており、
濃度が高い程膨潤度は大きい。一方、比較ゲル3
の高温徐解凍試料では初期に若干膨潤し、4日後
には収縮減少を示す。これに反し、ゲル1および
3の本発明の試料では膨潤現像はまつたく認めら
れず、逆に収縮現像が認められる。このばあいも
4日程度までは徐々に収縮し、それ以降は一定値
に達する。また、膨潤度と同じく収縮変化にも
PVA濃度依存性が認められ、ゲル1の方がゲル
3に比べて収縮度は大きい。ゲル1および2の急
速解凍試料において認められる膨潤現像は、ゲル
が不安定で37℃において微結晶の部分溶解が起こ
るためであり、一方、ゲル1および3の本発明の
試料に認められる収縮現像は、アニーリング効果
によつて非晶部の一部がさらに結晶化するためと
考えられる。 これらの実験結果は、凍結後の解凍温度、換言
すれば、ゲルの結晶化条件が強固なゲルの生成に
大きく影響していることを示すものである。 (力学的性質) (株)東洋ボールドウイン製、Tensilon/UTM−
4−100を用いて引張速度100mm/min、温度20
℃、相対湿度65%でゲル1〜5および比較ゲル3
〜6の力学特性を測定した。なお、ゲル試料は2
mm厚でダンベル型引張試験片に打抜いて測定に供
し、破断引張強度と伸度を求めた。 ゲル1、3および5の本発明の試料の応力−ひ
ずみ曲線は第2図に示す通りであつた。この応力
−ひずみ曲線は一般のプラスチツク、繊維、エラ
ストマーなどの曲線とは異なり、むしろ生体組織
の力学特性に類似している。 ゲル1〜5の本発明の試料および比較ゲル3〜
6の高温徐解凍試料の引張強度と伸度を測定した
結果を第3図および第4図に示す。比較ゲル1お
よび2の急速解凍試料は軟弱なため測定は不可能
であつた。第3図および第4図には、明らかに、
凍結後の結晶化条件がゲルの機械的強度に大きく
影響していることが示されている。一般に、架橋
剤や放射線によつて架橋したばあい、架橋密度の
増大に伴つて強度は増大するが、逆に伸度は減少
する。しかしながら、本発明に用いるゲルは第2
〜4図からも明らかなように、強度が増大する
程、伸度も増大している。このことは、低温結晶
化によつてられるゲルの構造は、一般の化学的架
橋によつてえられるゲルとは本質的に異なること
を示唆している。 (電子顕微鏡観察) 二日−明石製MSM−9型走査型電子顕微鏡を
用い、臨界点乾燥したゲル試料の形態を観察し
た。 ゲル試料をそのまま凍結乾燥すると大きな体積
収縮が起こり、ゲルの構造が破壊されてしまうた
め、生体組織の電顕観察用の試料作製と同様に、
臨界点乾燥法により試料を作製した。ゲル1、3
および5の本発明の試料を操作型電顕観察した結
果、いずれの試料にも多孔質構造が認められ、そ
の孔径はゲル試料のPVA濃度に大きく依存して
いることがわかつた。ゲル1は平均約5μm、ゲ
ル3は平均約2〜3μm、ゲル5は平均約1μmの
孔径を有していた。 実施例 1〜7 PVA((株)ユニチカ製、ケン化度99.5モル%、平
均重合度1700)に第2表の濃度となるように水を
加え、オートクレーブ中で110℃にて2時間加熱
して完全に溶解させたのち、室温にまで冷却して
それぞれPVA水溶液を調製した。 ついで各PVA水溶液に、薬理活性物質として
抗悪性腫瘍剤である水溶性のアドリアマイシン
(協和発酵工業(株)製、以下ADMという)を第2
表に示す量加えて溶解させたのち、5mmφの試験
管に入れた。 各試験管を−20℃のフリーザ中に入れ、約10時
間かけて水溶液を凍結させた。ついでえられた凍
結体を5℃の恒温槽中で約10時間かけて解凍し、
長さ1cm、直径5mmのロツド状の本発明の徐放性
製剤をえた。
【表】
日本薬局方の規格に準拠した溶出試験機
(NTR−VS3、富山産業(株)製)を用いて、所定時
間毎にサンプリングした。測定は482nmのUV吸
収により行なつた。結果を第5〜7図に示す。第
5図はADM濃度が1.25mg/mlPVA水溶液のばあ
いで、PVA濃度を変化させたときの放出率(重
量%)の経時変化を示すグラフ、第6図はADM
濃度が2.5mg/mlPVA水溶液のばあいで、PVA濃
度を変化させたときの放出率(重量%)の経時変
化を示すグラフ、第7図はPVA水溶液のPVA濃
度を一定(10%)とし、ADM濃度を変化させた
ときの放出率(重量%)の経時変化を示すグラフ
である。 第5図に示すごとく、各試料とも溶出初期の溶
出速度は大きいが、PVA濃度が高い程、溶出し
にくい傾向にある。10%濃度のゲル試料実施例1
は30分間ですでに約50%ものADMを放出し、約
4時間で放出が完結している。20%濃度のゲル試
料実施例4は、30分間で約40%の放出を示し、放
出完結は約8時間である。これらに対して30%濃
度のゲル試料実施例6は、初期の放出は約20%と
低く、6時間で約70%の放出を示すが、その後の
放出はきわめて遅く、13時間でも約75%しか放出
していない。このようにPVA濃度を変化させる
ことによりADMの放出時間を調節できる。
ADMの濃度を2.5mg/mlPVA水溶液としたばあ
いも、第6図に示すごとく第5図と同様の傾向が
認られ、しかも放出時間を大幅に延長することが
できる。 ADM濃度と放出速度との関係は、第7図に示
すごとく、ADM濃度の増大に伴つて放出速度が
低下する傾向にある。 実施例 8〜11 PVA((株)ユニチカ製、ケン化度99.5モル%、平
均重合度1700)に第3表の濃度となるように水を
加え、オートクレーブ中で110℃にて2時間加熱
してPVAを溶解させたのち、室温にまで冷却し
てPVA水溶液を調製した。 ついで各PVA水溶液に、血小板凝集抑制剤で
ある非水溶性のプロスタグランジンI2類似体(小
野薬品工業(株)、以下PGI2−Aという)を第3表
に示す量加えて分散させたのち、5mmφの試験管
に入れた。 各試験管を−20℃のフリーザ中に入れ、約10時
間かけて水溶液を凍結させた。ついでえられた凍
結体を5℃の恒温槽中で約10時間かけて解凍し、
長さ1cm、直径5mmのロボツト状の本発明の徐放
性製剤をえた。
(NTR−VS3、富山産業(株)製)を用いて、所定時
間毎にサンプリングした。測定は482nmのUV吸
収により行なつた。結果を第5〜7図に示す。第
5図はADM濃度が1.25mg/mlPVA水溶液のばあ
いで、PVA濃度を変化させたときの放出率(重
量%)の経時変化を示すグラフ、第6図はADM
濃度が2.5mg/mlPVA水溶液のばあいで、PVA濃
度を変化させたときの放出率(重量%)の経時変
化を示すグラフ、第7図はPVA水溶液のPVA濃
度を一定(10%)とし、ADM濃度を変化させた
ときの放出率(重量%)の経時変化を示すグラフ
である。 第5図に示すごとく、各試料とも溶出初期の溶
出速度は大きいが、PVA濃度が高い程、溶出し
にくい傾向にある。10%濃度のゲル試料実施例1
は30分間ですでに約50%ものADMを放出し、約
4時間で放出が完結している。20%濃度のゲル試
料実施例4は、30分間で約40%の放出を示し、放
出完結は約8時間である。これらに対して30%濃
度のゲル試料実施例6は、初期の放出は約20%と
低く、6時間で約70%の放出を示すが、その後の
放出はきわめて遅く、13時間でも約75%しか放出
していない。このようにPVA濃度を変化させる
ことによりADMの放出時間を調節できる。
ADMの濃度を2.5mg/mlPVA水溶液としたばあ
いも、第6図に示すごとく第5図と同様の傾向が
認られ、しかも放出時間を大幅に延長することが
できる。 ADM濃度と放出速度との関係は、第7図に示
すごとく、ADM濃度の増大に伴つて放出速度が
低下する傾向にある。 実施例 8〜11 PVA((株)ユニチカ製、ケン化度99.5モル%、平
均重合度1700)に第3表の濃度となるように水を
加え、オートクレーブ中で110℃にて2時間加熱
してPVAを溶解させたのち、室温にまで冷却し
てPVA水溶液を調製した。 ついで各PVA水溶液に、血小板凝集抑制剤で
ある非水溶性のプロスタグランジンI2類似体(小
野薬品工業(株)、以下PGI2−Aという)を第3表
に示す量加えて分散させたのち、5mmφの試験管
に入れた。 各試験管を−20℃のフリーザ中に入れ、約10時
間かけて水溶液を凍結させた。ついでえられた凍
結体を5℃の恒温槽中で約10時間かけて解凍し、
長さ1cm、直径5mmのロボツト状の本発明の徐放
性製剤をえた。
【表】
実施例1で使用した溶出試験機を用いて、所定
時間毎にサンプリングした。測定は高速液体クロ
マトグラフイー(カラム:ステンレス1.4×200
mm、波長:210nm)を用いて定量した。結果を
第8〜9図に示す。第8図および第9図は、それ
ぞれPVA水溶液のPVA濃度を10%および15%と
一定にし、PGI2−A濃度を変えたばあいの放出
率(重量%)の経時変化を示すグラフである。 第8図に示すごとく、PGI2−A濃度が0.5mg/
mlPVA水溶液のばあい実施例8、30分後に約40
%放出し、約4時間後には放出が停止する(約65
%)。しかしPGI2−A濃度が2.0mg/mlPVA水溶
液のばあい実施例9は約6時間後には100%放出
される。また、PVA濃度が15%のばあい(第9
図)でも同様の傾向があるが、PGI2−Aの放出
は遅延されている。 以上の実施例の結果から、本発明の徐放性製剤
は有効な徐放性を示し、かつPVA濃度および
(または)薬理活性物質の濃度を適当に組合せる
ことにより、徐放時間や傾向を制御することがで
きることが明らかである。 [発明の効果] 本発明の徐放性製剤は、PVAのゲル化に際し
て化学的架橋剤や触媒などは一切使用していない
うえ、加熱もしないので、薬理活性物質の活性の
低下や変性が生起することはない。したがつて、
きわめて安定に薬理活性物質をゲル内に包含させ
ることができると同時に、生体に対してまつたく
刺激を与えない。 さらに、薬理活性物質の性状や形状に無関係に
均一にPVAゲル内に薬理活性物質を包含させる
ことができるのみならず、PVA濃度や薬理活性
物質含有量を変化させるとにより、徐放性を制御
することもできる。
時間毎にサンプリングした。測定は高速液体クロ
マトグラフイー(カラム:ステンレス1.4×200
mm、波長:210nm)を用いて定量した。結果を
第8〜9図に示す。第8図および第9図は、それ
ぞれPVA水溶液のPVA濃度を10%および15%と
一定にし、PGI2−A濃度を変えたばあいの放出
率(重量%)の経時変化を示すグラフである。 第8図に示すごとく、PGI2−A濃度が0.5mg/
mlPVA水溶液のばあい実施例8、30分後に約40
%放出し、約4時間後には放出が停止する(約65
%)。しかしPGI2−A濃度が2.0mg/mlPVA水溶
液のばあい実施例9は約6時間後には100%放出
される。また、PVA濃度が15%のばあい(第9
図)でも同様の傾向があるが、PGI2−Aの放出
は遅延されている。 以上の実施例の結果から、本発明の徐放性製剤
は有効な徐放性を示し、かつPVA濃度および
(または)薬理活性物質の濃度を適当に組合せる
ことにより、徐放時間や傾向を制御することがで
きることが明らかである。 [発明の効果] 本発明の徐放性製剤は、PVAのゲル化に際し
て化学的架橋剤や触媒などは一切使用していない
うえ、加熱もしないので、薬理活性物質の活性の
低下や変性が生起することはない。したがつて、
きわめて安定に薬理活性物質をゲル内に包含させ
ることができると同時に、生体に対してまつたく
刺激を与えない。 さらに、薬理活性物質の性状や形状に無関係に
均一にPVAゲル内に薬理活性物質を包含させる
ことができるのみならず、PVA濃度や薬理活性
物質含有量を変化させるとにより、徐放性を制御
することもできる。
第1図は本発明に用いるPVAハイドロゲルお
よび比較用ゲルの水中膨潤度および収縮度の経時
変化を示すグラフ、第2図は本発明に用いる
PVAハイドロゲルの応力−ひずみ曲線を示すグ
ラフ、第3図は本発明に用いるPVAハイドロゲ
ルおよび比較用ゲルの引張強度とPVA濃度の関
係を示すグラフ、第4図は本発明に用いるPVA
ハイドロゲルおよび比較用ゲルの伸度とPVA濃
度の関係を示すグラフ、第5図はADM濃度1.25
mg/mlPVA水溶液の本発明の徐放性製剤のPVA
濃度を変えたばあいの放出率の経時変化を示すグ
ラフ、第6図はADM濃度2.5mg/mlPVA水溶液
の本発明の徐放性製剤のPVA濃度を変えたばあ
いの放出率の経時変化を示すグラフ、第7図は本
発明の徐放性製剤のPVA濃度を一定(10%)と
しADM濃度を変化させたときの放出率の経時変
化を示すグラフ、第8図および第9図はそれぞれ
本発明のPGI2−Aを含む徐放性製剤のPVA濃度
を10%および15%としてPGI2−A濃度を変えた
ばあいの放出率の経時変化を示すグラフである。
よび比較用ゲルの水中膨潤度および収縮度の経時
変化を示すグラフ、第2図は本発明に用いる
PVAハイドロゲルの応力−ひずみ曲線を示すグ
ラフ、第3図は本発明に用いるPVAハイドロゲ
ルおよび比較用ゲルの引張強度とPVA濃度の関
係を示すグラフ、第4図は本発明に用いるPVA
ハイドロゲルおよび比較用ゲルの伸度とPVA濃
度の関係を示すグラフ、第5図はADM濃度1.25
mg/mlPVA水溶液の本発明の徐放性製剤のPVA
濃度を変えたばあいの放出率の経時変化を示すグ
ラフ、第6図はADM濃度2.5mg/mlPVA水溶液
の本発明の徐放性製剤のPVA濃度を変えたばあ
いの放出率の経時変化を示すグラフ、第7図は本
発明の徐放性製剤のPVA濃度を一定(10%)と
しADM濃度を変化させたときの放出率の経時変
化を示すグラフ、第8図および第9図はそれぞれ
本発明のPGI2−Aを含む徐放性製剤のPVA濃度
を10%および15%としてPGI2−A濃度を変えた
ばあいの放出率の経時変化を示すグラフである。
Claims (1)
- 1 薬理活性物質を含むポリビニルアルコール水
溶液を氷点以下の温度にて凍結させて氷相と高分
子相に分離して相分離微小構造体を形勢したの
ち、0〜10℃の低温にて10時間以上放置して高分
子相を結晶化させてえられる多孔質徐放性製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3233085A JPS61191609A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 徐放性製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3233085A JPS61191609A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 徐放性製剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61191609A JPS61191609A (ja) | 1986-08-26 |
| JPH0511091B2 true JPH0511091B2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=12355928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3233085A Granted JPS61191609A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 徐放性製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61191609A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0516026A1 (en) * | 1991-05-28 | 1992-12-02 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Hydrogel and method of producing same |
| DE19751031A1 (de) | 1997-11-19 | 1999-06-24 | Ingo Dipl Ing Heschel | Verfahren zur Herstellung poröser Strukturen |
| CA2510320C (en) * | 2002-12-20 | 2012-10-09 | St. James Associates Llc/Faber Research Series | Coated particles for sustained-release pharmaceutical administration |
| CN115397469A (zh) * | 2020-04-10 | 2022-11-25 | 日本瓦姆&珀巴尔株式会社 | 粘合剂 |
| CN111606630B (zh) * | 2020-06-15 | 2021-12-17 | 陕西金磊混凝土有限公司 | 免蒸养高流动性混凝土及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5956446A (ja) * | 1982-09-24 | 1984-03-31 | Nippon Oil Co Ltd | ポリビニルアルコ−ル凍結ゲルの柔軟性低下法 |
-
1985
- 1985-02-20 JP JP3233085A patent/JPS61191609A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61191609A (ja) | 1986-08-26 |
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