JPH05111246A - 力率改善回路および力率改善回路を用いたスイツチング電源回路 - Google Patents

力率改善回路および力率改善回路を用いたスイツチング電源回路

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JPH05111246A
JPH05111246A JP29242391A JP29242391A JPH05111246A JP H05111246 A JPH05111246 A JP H05111246A JP 29242391 A JP29242391 A JP 29242391A JP 29242391 A JP29242391 A JP 29242391A JP H05111246 A JPH05111246 A JP H05111246A
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春雄 熊田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング電源回路などに使用される力率
改善回路において、制御が簡素化され、かつ、安価な制
御回路を得ることを目的とする。 【構成】 昇圧チョッパ回路24を有する回路におい
て、力率改善用としてPWM制御用IC40を用い、そ
の非反転誤差増幅器41の−入力端子〔2〕に、基準電
圧Vrefを印加し、+入力端子〔1〕に、出力電圧信
号を加える。これらの信号の位相を合わせるため、コン
デンサ55を結合して電圧の変化を遅らせて、同じ位相
にする。また、入力電流を入力電圧波形に相似した波形
にするため、非反転誤差増幅器41の−入力端子〔2〕
に、入力電圧に対して反転している微小信号を注入す
る。非反転誤差増幅器41の信号と、発振器47の3角
波信号とが、コンパレータ43で比較され、パルス出力
が得られ、そのままスイッチング素子16のゲート信号
となり、昇圧チョッパ回路24が動作する。このように
して、PWM制御用IC40を用いて入力電流波形と出
力電圧だけで制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング電源回路
に使用されるコンデンサ・インプット型整流回路などの
力率改善回路およびこの力率改善回路を用いたスイッチ
ング電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、昇圧チョッパ回路は、図5に示
すように、交流電源10をブリッジ型全波整流器11で
全波整流し、さらにコンデンサ12で平滑化して、例え
ば、スイッチング電源のコンバータなどの負荷13に供
給する。この回路において、ブリッジ型全波整流器11
の直後のコンデンサ12への入力電圧は、図6に示すよ
うに、正弦波で、これが平滑化されてコンデンサ12の
直後はリップル電圧となる。ところが、コンデンサ12
への入力電流は、コンデンサ12の電圧が低下したとき
だけしか流れず、入力電圧が正弦波であるのに、電流波
形としては、導通角の狭い、ピークの大きな波形とな
り、波高値が高くなる。したがって、力率が0.5程度
と極めて悪くなる。
【0003】そこで、従来より力率改善回路が使用され
ている。従来の力率改善回路は、図7に示すように、昇
圧チョッパと呼ばれるブースト回路が使用され、制御I
Cは、図8に示すような力率改善専用のIC21が使用
されている。これをさらに詳しく説明すると、図7にお
いて、交流電源10をブリッジ型全波整流器11の入力
側に結合し、このブリッジ型全波整流器11の出力側
に、基本的昇圧チョッパ回路24となるインダクタ1
4、ダイオード15およびMOS−FETなどのスイッ
チング素子16が結合されている。さらにコンデンサ1
2、負荷13が結合されている。前記ブリッジ型全波整
流器11の出力側には、電圧波形を電流波形として検出
するための抵抗18を介して力率改善専用IC21の
〔6〕ピンに結合され、また、抵抗19とコンデンサ2
0の積分回路を介して〔8〕ピンに結合されている。前
記インダクタ14の電流検出用の抵抗17を介して
〔5〕ピンに結合され、出力電圧検出端子が〔11〕ピ
ンに結合され、PWM出力用の〔16〕ピンが前記スイ
ッチング素子16のゲートに結合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
図7においては、出力電圧を一定にし、かつ、入力電流
を入力電圧に相似した波形にするために、力率改善専用
IC21の入力信号としては、入力電圧波形、実効入力
電圧、入力電流波形および出力電圧を、それぞれ適当な
検出手段にて検出し、4つの個別の入力端子である
〔6〕ピン、〔8〕ピン、〔5〕ピンおよび〔11〕ピ
ンへの入力を同時に制御することによって達成されるも
のである。前記力率改善専用IC21は、制御が複雑で
あるばかりか、力率改善専用IC21の周辺の回路部品
が多くなるため、複雑で高価な制御回路になるという問
題があった。
【0005】本発明は、スイッチング電源回路に使用さ
れるコンデンサ・インプット型整流回路などの力率改善
回路において、制御が簡素化され、かつ、安価な制御回
路を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、全波整流した
電圧を昇圧チョッパ回路24でスイッチングして一定の
出力電圧を負荷に供給する回路において、力率改善用と
してPWM制御用IC40を用い、このPWM制御用I
C40の非反転誤差増幅器41の+入力端子〔1〕に、
入力電流を全波整流した入力電圧に相似した波形にする
ための回路を結合し、前記非反転誤差増幅器41の−入
力端子〔2〕に、前記+入力端子〔1〕の信号と位相を
合わせて出力するための位相調整回路を結合し、前記P
WM制御用IC40の出力側に、3角波とのコンパレー
タ43を介して前記昇圧チョッパ回路24に結合してな
ることを特徴とする力率改善回路である。
【0007】
【作用】出力電圧を一定にし、かつ、入力電流を入力電
圧と相似形にするには、非反転誤差増幅器41の−入力
端子〔2〕に、基準電圧Vrefを印加する。また、+
入力端子〔1〕には、出力電圧信号を加える。これらの
信号の位相を合わせるため、また、入力電流を入力波形
に相似した波形にするために、非反転誤差増幅器41の
−入力端子〔2〕に、入力電圧に対して反転している微
小信号を注入する。また、非反転誤差増幅器41の+入
力端子〔1〕の入力電圧V(+)は、出力電圧を抵抗で
分圧した信号が入力される。
【0008】このままの信号では、非反転誤差増幅器4
1の+入力端子〔1〕と−入力端子〔2〕の電圧の位相
が一致していないので、コンデンサ55を結合して、抵
抗53とコンデンサ55の充電時定数により、電圧の変
化を遅らせて、これを非反転誤差増幅器41の+入力端
子〔1〕の入力電圧とし、−入力端子〔2〕の入力電圧
と同じ位相にする。非反転誤差増幅器41の信号と、発
振器47の3角波信号とが、コンパレータ43で比較さ
れ、出力が得られる。この信号は、そのままMOS−F
ETなどのスイッチング素子16のゲート信号となり、
昇圧チョッパ回路24が動作する。このように、PWM
制御用IC40を用いて入力電流波形と出力電圧だけで
制御することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。図1における昇圧チョッパ回路は、
基本的には、図7と同様、交流電源10をブリッジ型全
波整流器11の入力側に結合し、このブリッジ型全波整
流器11の出力側に、基本的昇圧チョッパ回路24とな
るインダクタ14、ダイオード15およびMOS−FE
Tなどのスイッチング素子16を結合し、さらにコンデ
ンサ12、負荷13を結合してなるものである。
【0010】このような昇圧チョッパ回路24におい
て、本発明では、IC力率改善専用IC21に代えて汎
用のPWM制御用IC40を用い、入力電圧波形、実効
入力電圧、入力電流波形および出力電圧の4つの個別の
入力のうち、入力電圧波形と実効入力電圧とを使用しな
いで、入力電流波形と出力電圧だけで制御するものであ
る。
【0011】前記PWM制御用IC40は、図2に示す
ように、第1の非反転誤差増幅器41、第2の非反転誤
差増幅器42、コンパレータ43、アンド回路44、イ
ンバータ回路45、フリップ・フロップ回路46、発振
器47、基準電圧調整器48、ナンド回路49、ナンド
回路50、トランジスタ51、トランジスタ52からな
る。また、+入力端子〔1〕ピンから〔16〕ピンは、
入出力端子である。
【0012】前記コンデンサ12の両端間には、分圧用
の抵抗53、54が結合され、また、抵抗54と並列に
位相を揃えるためのコンデンサ55が挿入されている。
前記ブリッジ型全波整流器11と負荷13とのグランド
側のライン間には、入力電流検出用抵抗60が挿入さ
れ、この抵抗60の全波整流器11側が抵抗59を介し
て−入力端子としての〔2〕ピンに結合されている。
〔14〕ピンの基準電圧Vrefは、抵抗57を介して
前記〔2〕ピンに結合され、さらに抵抗58を介して
〔3〕ピンに結合されている。その他、61ないし67
は抵抗を示し、68はコンデンサを示している。
【0013】以上のような構成における作用を説明す
る。交流電源10がブリッジ型全波整流器11で全波整
流され、図3のaに示すような全波整流電圧が得られ
る。これがインダクタ14、ダイオード15、MOS−
FET16からなる昇圧チョッパ回路24によって昇圧
チョッピングされてコンデンサ12の両端に図3のbの
ようなリップル電圧が発生し、負荷13に供給される。
【0014】つぎに、力率改善作用を説明する。出力電
圧を一定にし、かつ、入力電流を入力電圧と相似形にす
るには、第1の非反転誤差増幅器41の−入力端子の
〔2〕ピンの入力を、出力電圧検出用の基準として使用
するため、抵抗57を介して基準電圧Vrefを印加す
る。また、+入力端子の〔1〕ピンには、出力電圧信号
を加える。これらの信号を第1の非反転誤差増幅器41
で誤差増幅するに先立ち、互いに位相を一致させなけれ
ばならない。そうしないと、出力電圧が一定になっても
力率改善回路の入力電流は入力電圧に相似した波形にな
らないからである。
【0015】そこで、第1の非反転誤差増幅器41の+
入力端子の〔1〕ピンと−入力端子の〔2〕ピンの入力
信号の位相を合わせるため、また、入力電流を入力波形
に相似した波形にするため、第1の非反転誤差増幅器4
1の−入力端子の〔2〕ピンに、入力電圧に対して反転
している微小信号を注入する。具体的には、出力電流検
出用抵抗60に流れる図3のhに示すような電流によっ
て生ずる電圧Ro・iで代用して注入すると、第1の非
反転誤差増幅器41の−入力端子の〔2〕ピンの入力電
圧V(−)は、図3のdに示すように、基準電圧Vre
fと、入力電圧に対して反転している微小信号とが加算
された波形となる。 また、第1の非反転誤差増幅器41の+入力端子の
〔1〕ピンの入力電圧V(+)は、出力電圧を抵抗で分
圧したつぎのような信号が入力される。
【0016】このままの信号では、第1の非反転誤差増
幅器41の+入力端子の〔1〕ピンと−入力端子の
〔2〕ピンの電圧の位相が一致していないので、位相を
合わせなければならない。そこで、抵抗54と並列にコ
ンデンサ55を結合して、抵抗53とコンデンサ55の
充電時定数により、図3のcのように電圧の変化を遅ら
せて、これを第1の非反転誤差増幅器41の+入力端子
〔1〕の入力電圧とし、−入力端子〔2〕の入力電圧と
同じ位相にする。具体的には、第1の非反転誤差増幅器
41の−入力端子の〔2〕ピンの入力電圧は、3×π/
4だけ位相が遅れるようにコンデンサ55の容量を調整
する。
【0017】この状態で第1の非反転誤差増幅器41に
より誤差増幅すると、増幅度が高すぎるので、抵抗58
を調整することによって、第1の非反転誤差増幅器41
の出力を図3のeのように設定する。この第1の非反転
誤差増幅器41の図3のeの信号と、発振器47の図3
のfの3角波信号とが、コンパレータ43で比較され、
図3のgのような出力が得られる。この信号は、そのま
まMOS−FETなどのスイッチング素子16のゲート
信号となり、昇圧チョッパ回路24が動作する。このよ
うに、PWM制御用IC40を用いて入力電流波形と出
力電圧だけで制御することができる。
【0018】つぎに、本発明の力率改善回路の過電流保
護回路は、第2の非反転誤差増幅器42の端子の〔1
6〕ピンに、基準電圧を抵抗63を介して入力し、端子
の〔15〕ピンは、インダクタ14の電流を検出して入
力し、基準電圧を越える電流に対してパルス幅を制御
し、MOS−FETなどのスイッチング素子16のオン
時間を制限することでなし得るものである。過電流動作
点Iocpは、つぎのようになる。 となる。
【0019】つぎに、本発明の力率改善回路をスイッチ
ング電源回路に応用した例を説明する。図4において、
70は付加されたスイッチング電源で、このスイッチン
グ電源70の+側には、トランス71の1次巻線72が
結合され、この1次巻線72に、MOS−FETからな
るスイッチング素子73を結合する。このスイッチング
素子73のゲートには、スイッチングレギュレータ用の
制御IC74が結合されている。前記トランス71の2
次巻線75には、整流器76、転流器77、リアクタ7
8、コンデンサ79を介して直流出力端子80、81が
結合されている。また、出力端子80、81間には、誤
差検出用のフィードバック回路82が結合されている。
さらに、フォトインタラプタなどの絶縁手段83を介し
て前記制御IC74に結合されている。
【0020】前記トランス71の補助巻線84には、整
流器85、コンデンサ86からなる力率改善回路用の電
源が結合されているとともに、整流器88、コンデンサ
89、抵抗90からなる前記制御IC用の電源が結合さ
れている。
【0021】以上のような構成において、力率改善回路
で力率改善された直流出力がトランス71、スイッチン
グ素子73に供給され、ここで、チョッピングされてト
ランス71の2次巻線75に交流出力を得て、これを整
流、平滑化して出力端子80、81に直流電力を得る。
ここで、出力電圧に変動が生ずると、フィードバック回
路82、絶縁手段83を介して制御IC74に信号を送
り、パルス幅制御、周波数制御などにより一定電圧を得
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述のように、スイッチング
電源に使用される汎用のPWM制御ICを用いたので、
極めて簡単な回路構成で、力率改善回路が得られる。し
たがって、価格の低減と部品点数の削減による信頼性の
向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による力率改善回路の一実施例を示す電
気回路図である。
【図2】汎用のPWM制御ICの説明図である。
【図3】各部の波形図である。
【図4】本発明による力率改善回路を用いたスイッチン
グ電源回路の一実施例を示す電気回路図である。
【図5】昇圧チョッパのない整流回路図である。
【図6】電流、電圧波形図である。
【図7】従来の力率改善回路図である。
【図8】力率改善専用ICの説明図である。
【符号の説明】
10…交流電源、11…ブリッジ型全波整流器、12…
コンデンサ、13…負荷、14…リアクタ、15…ダイ
オード、16…MOS−FETなどのスイッチング素
子、17…抵抗、18…抵抗、19…抵抗、20…コン
デンサ、21…力率改善専用IC、24…昇圧チョッパ
回路、40…PWM制御用IC、41…第1の非反転誤
差増幅器、42…第2の非反転誤差増幅器、43…コン
パレータ、44…アンド回路、45…インバータ、46
…フリップ・フロップ回路、47…発振器、48…基準
電圧調整器、49…ナンド回路、50…ナンド回路、5
1…トランジスタ、52…トランジスタ、53…抵抗、
54…抵抗、55…コンデンサ、56…基準電圧Vre
f、57…抵抗、58…抵抗、59…抵抗、60…入力
電流検出用抵抗、61…抵抗、62…抵抗、63…抵
抗、64…抵抗、67…抵抗、68…コンデンサ、70
…スイッチング電源、71…トランス、72…1次巻
線、73…スイッチング素子、74…制御IC、75…
2次巻線、76…整流器、77…転流器、78…リアク
タ、79…コンデンサ、80…出力端子、81…出力端
子、82…フィードバック回路、83…絶縁手段、84
…補助巻線、85…整流器、86…コンデンサ、88…
整流器、89…コンデンサ、90…抵抗。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全波整流した電圧を昇圧チョッパ回路2
    4でスイッチングして一定の出力電圧を負荷に供給する
    回路において、力率改善用としてPWM制御用IC40
    を用い、このPWM制御用IC40の非反転誤差増幅器
    41の+入力端子〔1〕に、入力電流を全波整流した入
    力電圧に相似した波形にするための回路を結合し、前記
    非反転誤差増幅器41の−入力端子〔2〕に、前記+入
    力端子〔1〕の信号と位相を合わせて出力するための位
    相調整回路を結合し、前記PWM制御用IC40の出力
    側に、3角波とのコンパレータ43を介して前記昇圧チ
    ョッパ回路24に結合してなることを特徴とする力率改
    善回路。
  2. 【請求項2】 負荷としてスイッチング電源のコンバー
    タ回路を結合してなる請求項1記載の力率改善回路を用
    いたスイッチング電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200103665A (ko) 2018-01-04 2020-09-02 에누티에누 가부시키가이샤 절연형 스위칭 전원 공급 장치

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