JPH05111902A - 板材の表面補修方法及び装置 - Google Patents

板材の表面補修方法及び装置

Info

Publication number
JPH05111902A
JPH05111902A JP27390691A JP27390691A JPH05111902A JP H05111902 A JPH05111902 A JP H05111902A JP 27390691 A JP27390691 A JP 27390691A JP 27390691 A JP27390691 A JP 27390691A JP H05111902 A JPH05111902 A JP H05111902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
knife coater
angle
plywood
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27390691A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Ueda
恭市 上田
Masaru Arimitsu
勝 有光
Hiroyoshi Nagai
廣義 長井
Koichi Tanaka
光一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP27390691A priority Critical patent/JPH05111902A/ja
Publication of JPH05111902A publication Critical patent/JPH05111902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 板材の表面全体の凹凸を人手によることなく
最少限のパテ剤で連続的且つ効率的に補修し得る方法及
び装置を提供する。 【構成】 補修すべき板材Pの表面に、刃厚 0.1〜3.0m
m のナイフコーターKを、その下端縁が板材の上面と接
し、その下面が板材の上面と20〜60°の角度(α)をな
すよう板材の移動方向上流側へ傾倒し、且つその長手方
向軸が板材の移動方向と直角な軸Rに対して2〜30°の
角度(β)をなすような状態にセットし、上記角度
(α)の内角領域にパテ剤Aを所定量づつ連続的に供給
しつつ、板材を一定方向に一定速度で移動させると共
に、ナイフコーターKの下端縁の刃圧を 0.1〜5kg/cm
2 にセットする。これを実施する装置は、板材移送面2
を有する機台1、板材送り装置3〜10、ナイフコータ
ーK、パテ剤供給装置17、ならびにナイフコーターK
の下端縁の刃圧を所望の値に設定し得る刃圧調整装置1
5とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材の表面の小さな凹
凸を均一な表面に補修する方法及び装置に関する。なお
本発明は、木板一般に適用可能であるが、特に、原木を
ロータリレースで特定の厚さに剥き、乾燥させて成る単
板を接着剤で複数枚貼り合わせて作製される合板の表面
の微小な凹凸を補修し、良好な二次加工用合板とする場
合に有用であるので、以下の説明は斯種合板に限定して
行なう。
【0002】
【従来の技術】従来、二次加工用に供する合板は、合板
表面(以下、甲板という)の欠陥部、例えば割れや虫食
いあと等に、市販のパテ剤をヘラ等を用いて手作業によ
り充填、補充を行なっている。
【0003】合板工場の規模にもよるが一工場当り5〜
20人の人手を要し、さらに年々低級化する原料原木に対
応すべく、この補修工程のウェイトが大きくなってい
る。この中で最も人的配置の大きな後工程における従来
の手作業による補修方法に対しては次のような問題が生
じている。 原料原木の品質が低級化している。 従って、表面の欠陥部の多い合板ができ、処理量が増
え生産性の低下をきたしている。 労働力の確保がますます困難となっている。 これらは国内合板工場が抱える共通の問題であり、その
解決を図るべく、パテ剤の機械塗布が試みられているが
数々の問題点があり解決が困難であった。。
【0004】本出願人は、これらの問題を解決するた
め、先に特願平3−184263号において、生産性を損なう
ことなく、人的省力化を達成し、表面性の良好な品質の
安定した二次加工用合板を供給し得る新たな板材の表面
補修方法及び装置を開示した。然しながら、その後の試
験結果に基づき、上記表面補修方法及び装置におけるナ
イフコーターの刃圧が製品の品質の良否に大きく影響す
ることが判明した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記知見に
基づきなされたものであり、その目的とするところは、
板材の表面全体の凹凸を最少限のパテ剤で連続的且つ効
率的に補修し得る方法及び装置を提供することにあり、
主に前記合板の補修処理において、人的省力化を達成
し、しかも生産性を損なうことなく、表面性良好な品質
の安定した二次加工用合板を供給し得る合板全面補修方
法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、先に開示
した特願平3−184263号に係る板材の表面補修方法及び
装置において、合板の全面にパテ剤を塗布する機械的手
段としてのナイフコーター( knife coater )の刃圧に
つき種々検討の結果、少量のパテ剤で均一塗布可能な刃
圧値を確立することにより、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】即ち本発明に係る板材の表面補修方法は、
下記 (a)項ないし (d)項に記載のステップ、即ち、(a)
補修すべき板材を、その補修すべき面を上にして一定方
向に移動させ得る状態にセットするステップと、(b) 刃
厚 0.1〜3.0mm のナイフコーターを、その下端縁が板材
の上面と接し、その下面が板材の上面と20〜60°の角度
をなすよう板材の移動方向上流側へ傾倒し、且つその長
手方向軸が板材の移動方向と直角な軸に対して2〜30°
の角度をなすような状態にセットするステップと、(c)
ナイフコーターの下面と板材の上面とによって形成され
る上記20〜60°の内角領域にパテ剤を所定量づつ連続的
に供給しつつ、板材を上記一定方向に一定速度で移動さ
せるステップと、(d) 板材を上記一定方向に一定速度で
移動させるに際し、ナイフコーターの下端縁の刃圧を
0.1〜5kg/cm2 にセットするステップと、を順次遂行
することを特徴とするものである。
【0008】また、上記方法を実施するために使用する
本発明に係る板材の表面補修装置は、下記 (e)項ないし
(i)項に記載の構成要素、即ち、(e) 補修すべき板材を
その補修すべき面を上にして一定方向に移動させ得る板
材移送面を有する機台と、(f) 板材を上記一定方向に一
定速度で移動させる板材送り装置と、(g) 上記機台の板
材移送面上に近接して設けられ、その下端縁が板材の上
面と接し、その下面が板材の上面と20〜60°の角度をな
すよう板材の移動方向上流側へ傾倒し、且つその長手方
向軸が板材の移動方向と直角な軸に対して2〜30°の角
度をなすような状態に取り付けられた刃厚 0.1〜3.0mm
のナイフコーターと、(h) ナイフコーターの下面と板材
の上面とによって形成される上記20〜60°の内角領域に
パテ剤を所定量づつ連続的に供給するパテ剤供給装置
と、(i) ナイフコーターの下端縁の刃圧を少なくとも
0.1〜5kg/cm2 の範囲内の所望の値に設定し得る刃圧
調整装置と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記の如き構成の本発明方法及び装置によると
きは、板材の表面に対して所定の位置関係に設定された
ナイフコーターによりパテ剤が板材表面のこまかい凹部
内にむらなく押込み充填され、ナイフコーターの刃圧を
上記範囲内の所定値に設定することにより最少限のパテ
剤で連続的且つ効率的に板材の均一で良好な表面補修が
なされ得るものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づき詳細
に説明する。本発明で使用する合板は、厚さ 2.5〜15mm
程度のものが使用される。合板は通常3〜7枚の奇数の
単板を接着剤で貼り合わせ、熱圧することにより作製さ
れている。ここで使用する単板とは、原木をロータリレ
ースで厚さ 0.5〜4.0 mm程度に剥き、乾燥したものであ
り、これらの単板の表面に接着剤を塗布し、複数枚重ね
合わせて熱板プレス又は冷圧プレスで合板とするが、単
板が近年の原木事情から良質なものが得られないことか
ら、当然ながら良質な合板も得られない。そのため、合
板の表層に用いる甲板と裏層に用いる乙板は、年々低級
化する原木事情を反映して甲板の取得率が落ちており、
甲板、乙板のバランスが悪くなっている。ここで用いる
原木は通常合板工場で使用するもので、広葉樹、針葉樹
を問わない。表面の欠点が比較的少ない甲板を用いた場
合でも、熱圧し、成板された合板はJAS規格にのっと
り選別され、そのうち欠陥部のあるB品と呼ばれる合板
は、手補修にてパテ剤で凹凸部を充填処理する必要があ
る。この補修を要するB品の比率は年々増加する傾向に
あり、生産性、品質面で大きな課題となっていることは
前述のとおりである。
【0011】これらを解決するために種々の塗布機械の
選定、検討を行なった結果、特にナイフコーターが好適
であることに着目し、その塗布条件の検討を行った。ナ
イフコーターは一定の塗布量を塗布するためにもっぱ
ら、塗装型枠合板用に多く使用されているが、我々が目
的とする合板表面は欠陥部にだけ塗布でき、不必要な部
分にはほとんど塗布しない条件が必要である。これらの
条件を満足するには、一般市販のナイフコーターでは満
足する結果が得られない。即ち、少量で連続的に均一に
塗布する条件については、ある限られた機械的特性を満
足することが必要である。特に合板表面の原料木材の導
管方向と直交する方向に表れる横ピンと呼ばれる虫食い
あとに充填させ、均一に少量塗布するためには、ナイフ
コーターの刃厚、ナイフコーター本体と処理用合板表面
の角度、合板の送り方向に対する角度、そしてナイフコ
ーターの刃先が合板表面と接触するときの刃圧が大きく
影響することが判った。これらの条件を適正に設定する
ことにより、本発明においては、甲板の欠陥部の補修の
みならず、甲板用として乙板を使用しても合板品質を落
とすことなく表面性の良好な合板を得ることができ、こ
れからの原木の厳しい供給事情に充分対応することが可
能になった。
【0012】図1には、本発明に係る表面補修方法にお
ける合板Pの表面に対するナイフコーターKの傾斜角度
(内角)αを示す模式図(側面図)が示されており、図
2には、合板Pの送り方向Dと直角な軸Rに対してナイ
フコーターKの長手方向軸がなす角度βを示す模式図
(上面図)が示されている。図1中、Aはナイフコータ
ーKの下面と合板Pの上面との間の上記内角αの領域に
供給されたパテ剤である。
【0013】而して、本発明に用いるナイフコーターK
の刃厚は0.1 〜3.0mm 、好ましくは0.2〜1.5 mm、更に
好ましくは 0.3〜1.0 mmが好適である。刃厚が 0.1mm未
満では、塗布量を絞ることが出来ず不経済である。ま
た、3.0mm を越えると木屑等で刃詰まりをおこし塗布む
らが発生し、連続的に均一な塗布ができなくなるので好
ましくない。
【0014】また、図1に示すように、ナイフコーター
Kの下面と合板Pの表面のなす角度αは20〜60°、好ま
しくは30〜50°とするのが好適である。角度αが20°未
満では、合板表面の欠陥部(凹凸部)へのパテ剤の充填
性は良いが、数枚の合板を通しただけで塗布むらが生
じ、均一な塗布ができなくなるので好ましくない。ま
た、角度αが60°を越えると欠陥部(凹凸部)への充填
性が不充分となるので好ましくない。
【0015】更に、図2に示すように、ナイフコーター
Kの長手方向軸が合板の移動方向Dに対して直角な軸R
に対してなす角度βは2〜30°、好ましくは2〜10°が
好適である。角度βが2〜30°の範囲を外れた場合は次
のような現象が多く発生するので好ましくない。即ち、 1) 合板の移動に方向性がなくなり、蛇行し、直線的に
進むことができない。 2) 塗布量を絞るうえで、パテ剤のキレが悪くなり、木
屑がたまりやすく刃詰まりの原因となる。 3) 合板の送り抵抗が大きくなる。 4) 合板上でパテ剤の流れが悪くなり、樹脂組成物が一
箇所へ滞留し、樹脂組成物の変化が大きくなる。 従って、上記角度βは2〜30°の範囲内とするのが好ま
しい。
【0016】ナイフコーターによるパテ剤の塗布量は、
合板の凹凸の大小、多少により適宜変化するが、要は凹
部内に過不足なく均一に充填されればよく、通常、3×
6尺の板1枚につき50〜100g程度が好ましい。また、塗
布量が正常か、または異常であるかは平均塗布量で観察
することができる。この場合の平均塗布量は、合板数10
〜数100 枚を連続して塗布したときのパテ剤の平均消費
量として把握できる。ナイフコーターでの塗布する際の
合板の送り速度は、特に制限はないが20〜60m/min が
好ましい。
【0017】而して、図3にはナイフコーターKの下端
縁(刃先)と合板Pの接触圧、即ち刃圧を調節、設定す
る機構の一例が描かれており、後述する押さえバー15の
先端をナイフコーターKの側面に押し当て、その押圧力
を調節することにより刃圧を所望の値に設定できるよう
になっている。
【0018】押さえバー15によるナイフコーターKの刃
圧は 0.1〜5kg/cm2 程度とするのが好ましく、更に好
ましくは、 0.3〜2kg/cm2 が好適である。刃圧が 0.1
kg/cm2 未満では、塗布量が過多になる。また、刃圧が
5kg/cm2 を超えると板材に対する抵抗が大きく、スム
ースに板材が送れない。また、ナイフコーターKの刃厚
にもよるが、合板Pの表面から押さえバー15とナイフコ
ーターKの接触点までの高さhは5〜50mm程度とするの
が好ましく、更に好ましくは10〜30mmが好適である。こ
の高さhが5mm未満では板材の抵抗が大きくなり、刃先
の動きがなくなり、凹部への充填性が悪くなる。また、
50mmを超えると押さえの効果がなくなり、均一な塗布が
出来ない。
【0019】図4及び図5は、本発明に係る板材の表面
補修方法を実施するための装置の一実施例を示してお
り、図4はその側面図、図5は上面図である。図中、1
は基台、2は基台の上面に形成された板材移送面、3及
び4は合板Pを板材移送面上で図中右側から左方向へ移
動させるための上側送りローラ、5及び6は下側送りロ
ーラ、7はベルト8を介して上側送りローラ3及び4を
回転駆動するモータ、9はベルト10を介して下側送りロ
ーラ5及び6を回転駆動するモータ、11はベルト8の張
力を調整するレバー、12及び13は板材移送面2上で合板
Pの送り方向を一定に保持するガイド板、14はナイフコ
ーターKを保持するためガイド板12及び13の左端に取り
付けられたホルダ、15はナイフコーターKの上面を所定
の圧力で押圧しナイフコーターの刃圧を所定の値に設定
する押さえバー、16は押さえバー15の角度を調節、固定
する押さえバー支持体、17はパテ剤供給ノズルである。
【0020】この装置において、表面補修すべき合板P
はその補修すべき面を上にして、送りローラ3,4及び
5,6により板材移送面2上を図中右側から左方向へ一
定速度で送られる。刃厚 0.1〜3.0mm のナイフコーター
Kはホルダ14により、その下端縁が合板Pの上面と接
し、その下面が合板の上面に対して前記角度αをなすよ
う合板の移動方向上流側へ傾倒し、且つその長手方向軸
が合板の移動方向と直角な軸に対して前記角度βをなす
ように取り付けられている。ホルダ14及びそのガイド板
12及び13への取付箇所には、上記角度αを20〜60°の範
囲内の所望の一定角度、角度βを2〜30°の範囲内の所
望の一定角度に調節、固定する調節機構が設けられてお
り、合板の種類、送り速度、パテ剤の種類、塗布量等に
応じて、これらの角度を適正に調節、固定することがで
きるようになっている。また、ナイフコーターKの刃圧
は、油圧ラム、押出しスプリング等を内蔵した押さえバ
ー15によって 0.1〜5kg/cm2 の範囲内の所望の一定圧
力に調節、設定される。
【0021】そこで、モータ7及び9を駆動して合板P
を図中右側から左方向へ一定速度で送りながら、ナイフ
コーターKの下面近くの合板P上にパテ剤供給ノズル17
から少量づつのパテ剤を連続的に供給すれば、パテ剤は
合板の送り力とナイフコーター3の刃先の押圧作用によ
り合板表面の細かな凹部内へ押し込み充填され、均一で
良質な表面補修が行なわれる。このような表面補修装置
を用いて、本発明の方法に従い合板の補修を行なった実
施例1〜6の結果と、比較例1〜8の結果を以下に示
す。
【0022】〔実施例1〕合板表面に原板(甲板)の繊
維方向に沿った割れや横ピンと称する虫食いあと等の欠
陥部(凹部)を有する厚さ 2.5mmのB品の合板に対し、
刃厚 0.5mmのハガネから成るナイフコーターKを上記角
度α=45°、β=4°に設定し、ナイフコーターの上面
を押さえバー15で押さえ、刃圧を 1.0kg/cm2 に設定し
た状態で、パテ剤を用いて合板 100枚を連続して塗布し
た結果、合板寸法巾 910mm、長さ1820mm当り、平均塗布
量51g/枚が均一に塗布され、欠陥部への充填性も全く
問題なく、表面性の良好な合板が得られた。
【0023】〔実施例2〜6〕合板表面に原板割れや虫
食いあとを有する種々の厚みの合板を供試し、実施例1
と同一のパテ剤を用い、ナイフコーターの刃厚や上記角
度α及びβ、並びに刃圧を適宜変更して均一塗布性、塗
布量、欠陥部への充填性について試験を行った結果、表
1の通りであった。これら例示の条件下においては、少
量のパテ剤で欠陥部の充分な充填がなされ、塗布むらの
ない連続した均一塗布ができ、何れの物性をも満足する
表面性良好な合板を得た。
【0024】
【表1】
【0025】〔比較例1〜8〕合板表面に原板(甲板)
の繊維方向に沿った割れや横ピンと称する虫食いあと等
の欠陥部(凹部)を有するB品の合板に対し、ナイフコ
ーターの機械的条件を表2の条件に設定し連続的に塗布
を行なった。比較例1〜4は10枚、比較例5〜8は50枚
の平均塗布量である。表2に示すように、本発明に係る
補修方法に掲げた設定条件を逸脱した場合には、合板を
上記枚数通しただけで塗布むらが生じ、連続的に多くの
枚数を均一塗布することは不可能となり、何れの物性を
も満足する結果は得られず、特に比較例7及び8に示す
ように刃圧を 6.0kg/cm2 以上にすると塗布が不可能に
なることが判明した。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明は、叙上の如く構成されるから、
本発明によるときは合板の表面の小さな凹凸や横ピンと
称する虫食いあと等の欠陥部を均一な表面に補修し、良
好な二次加工用合板を得ることの可能な表面補修方法及
び装置が提供されるものである。
【0028】これらの欠陥部にパテ剤を均一に埋め込む
のに必要な条件として、本発明以外のナイフコーター条
件を採用したのでは満足なものが得られない。即ち、パ
テ剤を少量で連続的に均一塗布する条件については、ナ
イフコーターのある限られた機械的特性を満足すること
が必要である。特に、横ピンと呼ばれる合板表板の繊維
方向若しくは導管方向に直行する虫食いあとに、パテ剤
を過不足なく均一に充填、塗布するためには、ナイフコ
ーターの刃厚、合板表面に対する角度α及びβ、並びに
刃圧を本発明に従って設定する必要があることが判明し
た。即ち、本発明の範囲外である比較例においては、表
面の小さな凹凸や横ピンと称する虫食いあとの欠陥部を
連続的に均一、良好な表面に補修することはできず、所
期の表面物性、塗布量及び充填性を得ることができな
い。これに対し、本発明の範囲内である実施例は、これ
らの性能が全て優れていることが明らかであり、本発明
の意義は大きい。
【0029】なお、本発明は叙上の実施例に限定される
ものでなく、前記貼り合わせ形式の合板以外にも、木材
チップを結合、成型して成るパーティクルボードや、そ
の他の集成材、場合によっては一般の木板等の表面補修
にも必要に応じて適用し得るものであり、また、図4及
び図5に示した実施例装置においても、板材の送り機構
やパテ剤の供給手段、ナイフコーターの取付手段、その
刃圧の調節、設定手段等々は本発明の目的の範囲内にお
いて適宜変更されるものであり、本発明はそれらすべて
の変更実施例を包摂するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面補修方法における合板Pの表
面に対するナイフコーターKの傾斜角度αを示す模式図
(側面図)である。
【図2】本発明に係る表面補修方法における合板Pの送
り方向Dと直角な軸Rに対してナイフコーターKの長手
方向軸がなす角度βを示す模式図(上面図)である。
【図3】ナイフコーターKの刃圧を調節、設定する機構
の一例を示す模式図である。
【図4】本発明に係る板材の表面補修装置の一実施例を
示す側面図である。
【図5】その上面図である。
【符号の説明】
A パテ剤 K ナイフコーター P 板材 1 機台 2 板材移送面 3,4 上側送りローラ 5,6 下側送りローラ 7 モータ 8 ベルト 9 モータ 10 ベルト 11 ベルト張力調節レバー 12,13 ガイド板 14 ホルダ 15 押さえバー 16 押さえバー支持体 17 パテ剤供給ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 光一 山口県下関市彦島迫町七丁目1番1号 三 井東圧化学株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の表面の微小な凹凸をパテ剤により
    補修する方法において、下記a)項ないしd)項に記載
    のステップを順次遂行することを特徴とする板材の表面
    補修方法。 a)補修すべき板材(P) を、その補修すべき面を上にし
    て一定方向に移動させ得る状態にセットするステップ。 b)刃厚 0.1〜3.0mm のナイフコーター(K) を、その下
    端縁が板材の上面と接し、その下面が板材の上面と20〜
    60°の角度(α)をなすよう板材の移動方向上流側へ傾
    倒し、且つその長手方向軸が板材の移動方向と直角な軸
    (R) に対して2〜30°の角度(β)をなすような状態に
    セットするステップ。 c)ナイフコーター(K) の下面と板材の上面とによって
    形成される上記20〜60°の内角領域にパテ剤(A) を所定
    量づつ連続的に供給しつつ、板材を上記一定方向に一定
    速度で移動させるステップ。 d)板材を上記一定方向に一定速度で移動させるに際
    し、ナイフコーター(K)の下端縁の刃圧を 0.1〜5kg/c
    m2 にセットするステップ。
  2. 【請求項2】 板材(P) が、原木をロータリレースで特
    定の厚さに剥き、乾燥させた単板を接着剤で複数枚貼り
    合わせて成る合板である請求項1に記載の板材の表面補
    修方法。
  3. 【請求項3】 ナイフコーター(K) の刃厚を 0.3〜1.0m
    m とする請求項1に記載の板材の表面補修方法。
  4. 【請求項4】 ナイフコーターの下面と板材の上面との
    なす角度(α)を30〜50°とする請求項1に記載の板材
    の表面補修方法。
  5. 【請求項5】 ナイフコーターの長手方向軸が板材の移
    動方向と直角な軸に対してなす角度(β)を2〜10°と
    する請求項1に記載の板材の表面補修方法。
  6. 【請求項6】 ナイフコーターの刃圧を 0.3〜2kg/cm
    2 とする請求項1に記載の板材の表面補修方法。
  7. 【請求項7】板材の表面の微小な凹凸をパテ剤により補
    修する装置において、下記e)項ないしi)項に記載の
    構成要素を具備したことを特徴とする板材の補修装置。 e)補修すべき板材(P) をその補修すべき面を上にして
    一定方向に移動させ得る板材移送面(2) を有する機台
    (1) 。 f)板材を上記一定方向に一定速度で移動させる板材送
    り装置(3〜10) 。 g)上記機台(1) の板材移送面(2) 上に近接して設けら
    れ、その下端縁が板材の上面と接し、その下面が板材の
    上面と20〜60°の角度(α)をなすよう板材の移動方向
    上流側へ傾倒し、且つその長手方向軸が板材の移動方向
    と直角な軸(R)に対して2〜30°の角度(β)をなすよ
    うな状態に取り付けられた刃厚 0.1〜3.0mm のナイフコ
    ーター(K) 。 h)ナイフコーター(K) の下面と板材(P) の上面とによ
    って形成される上記20〜60°の内角領域にパテ剤(A) を
    所定量づつ連続的に供給するパテ剤供給装置(17)。 i)ナイフコーター(K) の下端縁の刃圧を少なくとも
    0.1〜5kg/cm2 の範囲内の所望の値に設定し得る刃圧
    調整装置(15)。
  8. 【請求項8】ナイフコーターの下面と板材の上面とのな
    す角度(α)を30〜50°の範囲内の所望の角度に設定し
    得る調節機構を設けた請求項7に記載の板材の補修装
    置。
  9. 【請求項9】ナイフコーターの長手方向軸が板材の移動
    方向と直角な軸に対してなす角度(β)を2〜10°の範
    囲内の所望の角度に設定し得る調節機構を設けた請求項
    7に記載の板材の補修装置。
  10. 【請求項10】上記ナイフコーターの刃圧調整装置(15)
    が、ナイフコーターの側面を所望の圧力で押圧する押さ
    えバー(15)である請求項7に記載の板材の補修装置。
  11. 【請求項11】上記ナイフコーターの刃圧を 0.3〜2kg/
    cm2 の範囲内の所望の値に設定した請求項7に記載の板
    材の補修装置。
JP27390691A 1991-10-22 1991-10-22 板材の表面補修方法及び装置 Pending JPH05111902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27390691A JPH05111902A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 板材の表面補修方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27390691A JPH05111902A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 板材の表面補修方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05111902A true JPH05111902A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17534223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27390691A Pending JPH05111902A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 板材の表面補修方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05111902A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989001074A1 (en) * 1987-07-24 1989-02-09 Weyerhaeuser Company Nonwoven fabric-like product using a bacterial cellulose binder and method for its preparation
CN103465323A (zh) * 2013-09-30 2013-12-25 桂林美万家竹业有限公司 一种腻子填补机
CN104385412A (zh) * 2014-10-31 2015-03-04 合肥鼎雅家具有限责任公司 木板纹理填补机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989001074A1 (en) * 1987-07-24 1989-02-09 Weyerhaeuser Company Nonwoven fabric-like product using a bacterial cellulose binder and method for its preparation
CN103465323A (zh) * 2013-09-30 2013-12-25 桂林美万家竹业有限公司 一种腻子填补机
CN104385412A (zh) * 2014-10-31 2015-03-04 合肥鼎雅家具有限责任公司 木板纹理填补机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5372168A (en) Thin plate cutting/joining apparatus
CA2210284C (en) Veneer bonding apparatus, veneer bonding method, bonded veneers, and veneer transporting method
KR101390288B1 (ko) 목재판의 엣지시트 접착장치
US20040142099A1 (en) Electronic substrate printing
US6832879B2 (en) Machine tool for at least partial contour-dependent cutting or milling
AU729846B2 (en) System and method for two sided sheet treating
JPH05111902A (ja) 板材の表面補修方法及び装置
JPS63102924A (ja) シートに塗布し且つこれらシートを積層する方法及び装置
JPH0524003A (ja) 板材の表面補修方法及び装置
US20220219192A1 (en) Glue application device
CN216459725U (zh) 一种基于刮胶装置的涂布机
US4971537A (en) Apparatus for puttying elongated plywood boards
JP2602173B2 (ja) 板材のパテ補修機における塗布厚調整装置
US1122473A (en) Process and means for coating paper with carbon.
JP6995344B2 (ja) 昇降式糸糊バルブ装置及び横はぎ単板製造システム
JPH09216205A (ja) 板材のパテ補修機におけるパテ剤塗着装置
DE4400885A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Laminatplatten und danach sowie damit hergestelltes Laminatplatten-Formteil
CN224171865U (zh) 一种刨花板分拣机构
KR100598501B1 (ko) 보드용 장식시트 랩핑장치
CN219334741U (zh) 一种用于复合纸加工的上胶机
JP2782433B2 (ja) 台板合板への自動連続的な紙貼り付け方法とそのためのラミネーター
JPH09314010A (ja) 塗装方法及びロールコータ
JP2936462B2 (ja) むら取りかんな盤
CN220030528U (zh) 一种清边机的纠偏装置
JP2605902Y2 (ja) ベニヤ単板のスカーフ接合装置