JPH05112642A - ポリイミド前駆体、その硬化物及びそれらの製造法 - Google Patents

ポリイミド前駆体、その硬化物及びそれらの製造法

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JPH05112642A
JPH05112642A JP15056591A JP15056591A JPH05112642A JP H05112642 A JPH05112642 A JP H05112642A JP 15056591 A JP15056591 A JP 15056591A JP 15056591 A JP15056591 A JP 15056591A JP H05112642 A JPH05112642 A JP H05112642A
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JP15056591A
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English (en)
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Hideo Togawa
英男 外川
Fusaji Shoji
房次 庄子
Fumio Kataoka
文雄 片岡
Nintei Sato
任廷 佐藤
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Hitachi Ltd
Resonac Corp
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Hitachi Chemical Co Ltd
Hitachi Ltd
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】低誘電率、低熱膨張率、高耐熱性、高ガラス転
移温度、高機械的特性を兼備したポリイミド及びその前
駆体及びその製造法を提供する。 【構成】分子鎖が、下記一般式(化1)で表される繰り
返し単位と、下記一般式(化2)で表される繰り返し単
位とからなることを特徴とするポリイミド前駆体。 (式中、R1は、(化3)、 から選ばれる少なくとも一種の4価の有機基であり、R
2は(化4)、 から選ばれる少なくとも一種の直線構造の2価の有機基
であり、R3は、少なくとも2個以上の芳香族環を含み
屈曲構造を有する2価の有機基である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低誘電率、低熱膨張
率、耐熱性に優れたポリイミド前駆体及びポリイミド硬
化物及びこれらの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、耐熱性の優れた樹脂として、ポリ
イミドが知られている。ポリイミドは一般に、ジアミン
成分とテトラカルボン酸二無水物成分とを有機溶媒中で
重合させて、ポリアミド酸を生成し、これを脱水閉環さ
せる等の方法で得られている。これらの例として、例え
ば、 (イ)一般式(化13)または一般式(化14)
【0003】
【化13】
【0004】
【化14】
【0005】(式中R’は2価の炭化水素基を示す。)
で示される構造単位を含む新規ポリイミド及びそれらの
前駆体であるポリアミド酸もしくはポリアミド酸エステ
ルが知られている(特開昭62−265327号、特開
昭63−10629号)。
【0006】又、(ロ)一般式(化15)
【0007】
【化15】
【0008】(式中、R”は4価の脂肪族基又は芳香族
基、nは1又は2を示す)で繰り返し単位が表されるポ
リイミドが知られている(特開昭57−114258
号、特開昭57−188853号、特開昭60−250
031号、特開昭60−221426号)。
【0009】又、(ハ)一般式(化16)
【0010】
【化16】
【0011】(式中、Yは−C(CH3 )3−、−C( C
3)3 −、−SO2 −である。)で繰り返し単位が表さ
れるポリイミドが知られている(特開昭62−2319
35号、特開昭62−231936号、特開昭62−2
31937号)。
【0012】又、(ニ)低誘電率に優れたポリイミドと
して、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)
プロパン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)ヘキサフルオロプロパン酸二無水物と
4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、
4,4’−ビス(4−アミノ−2−トリフルオロメチル
フェノキシ)ビフェニル等の芳香族ジアミンとから得ら
れたポリイミドが知られている(特開平2−60934
号)。
【0013】又、(ホ)2,2−ビス(4−アミノフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパン及び2,2−ビス(3−
アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパンとピロメリッ
ト酸二無水物及びジアリ−ル核を有する酸二無水物から
なる混合酸二無水物から得られたポリイミド(特開平2
−67320)、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン酸二無水物と2,2
−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン
及び2,2−ビス(3−アミノフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパンから得られたポリイミド(特開平2−866
24)が知られている。
【0014】しかし、上記の(イ)、(ロ)、(ハ)、
(ニ)、(ホ)のポリイミドには、高耐熱性、低誘電
率、低熱膨張率、高機械的特性(特に可とう性)、高ガラ
ス転移温度等の諸特性が同時には考慮されておらず、ま
た上記の(ニ)、(ホ)のポリイミドはトリフルオロメ
チル基を有するため、アルカリ性液、例えば無電解めっ
き液に対し耐性が低い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)のポリイミドは、高耐
熱性、低誘電率、低熱膨張係数、高機械的特性(特に可
とう性)、高ガラス転移温度等の諸特性が同時には考慮
されていない。(イ)、(ロ)、(ハ)は、高耐熱性、
低熱膨張率、高ガラス転移温度では優れているが、誘電
率が高く、可とう性がない。それはポリマ−中に相対的
にイミド環が多く、且つ(化17)
【0016】
【化17】
【0017】で表される構造単位を含むために耐熱性、
ガラス転移温度が高く、熱膨張係数は低いが、誘電率が
高く、可とう性がないと考えられる。又(ニ)、(ホ)
は−CF3(トリフルオロメチル基)を含み、且つ−O
−結合を有するために、誘電率が低く可とう性に優れて
いるが、耐熱性やガラス転移温度が低く、熱膨張係数が
高く、更には−C(CF32−結合のためにアルカリ液
に対しC−F結合で加水分解しやすく、対アルカリ液耐
性が低いものと考えられる。
【0018】本発明者らは、これら従来の技術では成し
得なかった諸特性、即ち高耐熱性、低誘電率、低熱膨張
率、高機械的特性(特に可とう性)、高ガラス転移温
度、高耐アルカリ性等の諸特性を兼備するポリイミドを
見出すことを目的として鋭意検討を重ねた結果本発明に
至ったものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子鎖が、下
記一般式(化1)で表される繰り返し単位と、下記一般
式(化2)で表される繰り返し単位とからなることを特
徴とするポリイミド前駆体に関する。
【0020】一般式(化1)
【0021】
【化1】
【0022】一般式(化2)
【0023】
【化2】
【0024】(式中、R1は、(化3)、
【0025】
【化3】
【0026】から選ばれる少なくとも一種の4価の有機
基であり、R2は(化4)、
【0027】
【化4】
【0028】から選ばれる少なくとも一種の直線構造の
2価の有機基であり、R3は、少なくとも2個以上の芳
香族環を含み屈曲構造を有する2価の有機基である。)
上記のポリイミド前駆体においては、一般式(化1)中
の−R2−で表される直線構造の2価の有機基の数と一
般式(化2)中の−R3−で表される屈曲構造を有する
2価の有機基の数の合計を100とした場合に、−R2
−で表される有機基の数が30〜80、−R3−で表さ
れる有機基の数が70〜20の範囲の割合であることが
望ましい。−R2−で表される有機基の数の割合が80
以上、−R3−で表される有機基の数の割合が20以下
になると、このポリイミド前駆体から生成されたポリイ
ミド膜に可とう性が不足し、−R2−で表される有機基
の数の割合が30以下、−R3−で表される有機基の数
の割合が70以上ではガラス転移温度Tgが低く、熱膨
張係数が高くなる。更により低熱膨張率が要求される多
層配線構造体等に応用される場合には、−R2−で表さ
れる有機基の数の割合が80〜50、−R3−で表され
る有機基の割合が20〜50の範囲であることがより望
ましい。
【0029】また、本発明は、分子鎖が、下記一般式
(化1)で表される繰り返し単位、下記一般式(化2)
で表される繰り返し単位及び下記一般式(化5)で表さ
れる繰り返し単位とからなることを特徴とするポリイミ
ド前駆体に関する。
【0030】一般式(化1)
【0031】
【化1】
【0032】一般式(化1)
【0033】
【化2】
【0034】一般式(化5)
【0035】
【化5】
【0036】(式中、R1は、(化3)、
【0037】
【化3】
【0038】から選ばれる少なくとも一種の4価の有機
基であり、R2は(化4)、
【0039】
【化4】
【0040】から選ばれる少なくとも一種の直線構造の
2価の有機基であり、R3は、少なくとも2個以上の芳
香族環を含み屈曲構造を有する2価の有機基であり、R
4はその部分がポリマの末端である場合、あるいはポリ
マの主鎖である場合にそれぞれ一般式(化6)
【0041】
【化6】、
【0042】一般式(化7)
【0043】
【化7】
【0044】で表されるケイ素原子を含む炭化水素基
で、そのR5、R8は炭素数1から9の炭化水素基又はエ
−テル結合を含む炭素数1から7の飽和アルキル基、R
6は炭素数1から3の炭化水素基、R7は必要に応じてエ
−テル結合を含む炭素数1から5のアルキル基又はトリ
アルキルシリル基の中から選ばれた1種以上の基、
9、R10は炭素数1から3のアルキル基又は炭素数1
から9のアリール基の中から選ばれた1種以上の基、n
は0から3の整数、fは正の整数である。)上記のポリ
イミド前駆体において、一般式(化1)中の−R2−で
表される直線構造の2価の有機基の数、一般式(化2)
中の−R3−で表される屈曲構造を有する2価の有機基
の数及び−R4−で表されるケイ素を含む炭化水素基の
数の合計を100とした場合に、−R2−で表される有
機基の数が30〜80、−R3−で表される有機基の数
が70〜20、−R4−で表されるケイ素を含む炭化水
素基の数が0.1〜10の範囲であることが望ましい。
−R2−で表される有機基の数の割合と、−R3−で表さ
れる有機基の数の割合の望ましい範囲は前述のポリイミ
ド前駆体の場合と同様である。更に、−R4−で表され
るケイ素を含む炭化水素基の数の導入は、接着性を向上
させるためであり、0.1%以下では接着性の効果が小
さく、10%以上では、耐熱性や機械的特性に悪影響を
及ぼす。より好ましくは、0.5〜5%の範囲である。
【0045】上記ポリイミド前駆体は、次のようにして
製造することができる。
【0046】すなわち、テトラカルボン酸二無水物と2
種以上のジアミン成分とからポリイミド前駆体を製造す
る方法において、一般式(化10)
【0047】
【化10】
【0048】(式中、R1は(化3)、
【0049】
【化3】
【0050】から選ばれる少なくとも一種の4価の有機
基である。)で表されるテトラカルボン酸二無水物成分
と、使用する各ジアミン成分のモル比の合計を100と
した場合に、 1)一般式 H2N−R2−NH2(式中、R2は(化
4)、
【0051】
【化4】
【0052】から選ばれる少なくとも一種の直線構造の
2価の有機基である。)で表されるジアミン成分のモル
比が30〜80、及び 2)一般式 H2N−R3−NH2(式中、R3は、少な
くとも2個以上の芳香族環を含み屈曲構造を有する2価
の有機基である。)で表されるジアミン成分のモル比が
70〜20、及び 3)必要に応じて、一般式(化11)
【0053】
【化11】
【0054】又は(化12)
【0055】
【化12】
【0056】(式中、R5、R8は炭素数1から9の炭化
水素基、エ−テル結合を含む炭素数1から7の飽和アル
キル基、R6は炭素数1から3の炭化水素基、R7は必要
に応じてエ−テル結合を含む炭素数1から5のアルキル
基又はトリアルキルシリル基の中から選ばれた1種以上
の基、R9、R10は炭素数1から3のアルキル基、炭素
数1から9のアリール基の中から選ばれた1種以上の
基、nは0〜3の整数で、fは正の整数である。)で表
されるアミノシラン化合物又はシロキサンジアミンのモ
ル比が0.1〜10の範囲からなるジアミン成分とを非
プロトン極性溶剤中温度0〜30℃で重合させて、更に
かき混ぜながら50〜80℃で加熱することにより、ポ
リイミド前駆体が得られる。
【0057】上記のポリイミド前駆体を温度100℃以
上で加熱硬化させることにより、ポリイミド硬化物が得
られる。
【0058】本発明者の実験によれば、本発明により得
られるポリイミド硬化物をポリイミド硬化膜として形成
した際に、高耐熱性、低誘電率、低熱膨張率、高機械的
特性(特に可とう性)、高ガラス転移温度、等の諸特性
を兼備するを見出した。
【0059】以下、本発明について詳細に説明する。
【0060】本発明に用いられるテトラカルボン酸二無
水物としては、パラ−タ−フェニル−3,3”,4,
4”−テトラカルボン酸二無水物、メタ−タ−フェニル
−3,3”,4,4”−テトラカルボン酸二無水物を用
いることができる。
【0061】本発明に用いられる一般式 H2N−R2
NH2で表されるジアミン成分としては、4,4”−ジ
アミノ−パラ−タ−フェニル、4,4”−ジアミノ−パ
ラ−クォ−タ−フェニル、9,10−ビス(4−ジアミ
ノフェニル)アントラセンであり、又一般式 H2N−
3−NH2で表されるジアミン成分としては、例えば
(化8)、(化9)、(化18)
【0062】
【化8】
【0063】
【化9】
【0064】
【化18】
【0065】が挙げられ、これらの少なくとも1種以上
の化合物を用いることができる。
【0066】又他のジアミンを、耐熱性、誘電率、熱膨
張率、ガラス転移温度、機械的強度、可とう性を調整す
る場合に用いても良い。例えば、一般式 H2N−R11
−NH2で表されるジアミンの式中、R11が(化19)
【0067】
【化19】
【0068】等である化合物が挙げられる。
【0069】また、本発明で用いられるアミノシラン化
合物としては、一般式(化11)
【0070】
【化11】
【0071】(式中、R5、は炭素数1から9の炭化水
素基又はエ−テル結合を含む炭素数1から7の飽和アル
キル基、R6は炭素数1から3の炭化水素基、R7は必要
に応じてエ−テル結合を含む炭素数1から5のアルキル
基又はトリアルキルシリル基の中から選ばれた1種また
は2種以上の基、nは0〜3の整数である。)で表され
るモノアミノシラン化合物、例えば、3−アミノプロピ
ルトリメチルシラン、3−アミノプロピルジメチルメト
キシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミ
ノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、3−アミノプロピルジメチルプロポキシ
シラン、3−アミノプロピルメチルジプロポキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリプロポキシシラン、3−ア
ミノプロピルジメチルブトキシシラン、3−アミノプロ
ピルメチルジブトキシシラン、3−アミノプロピルトリ
ブトキシシラン等の3−アミノプロピルジアルキルアル
コキシシラン、3−アミノプロピルアルキルジアルコキ
シシラン、3−アミノプロピルトリアルコキシシラン、
3−(4−アミノフェノキシ)プロピルジアルキルアル
コキシシラン、3−(4−アミノフェノキシ)プロピル
アルキルジアルコキシシラン、3−(4−アミノフェノ
キシ)プロピルトリアルコキシシラン、3−(3−アミ
ノフェノキシ)プロピルジアルキルアルコキシシラン、
3−(3−アミノフェノキシ)プロピルアルキルジアル
コキシシラン、3−(3−アミノフェノキシ)プロピル
トリアルコキシシラン、4−アミノブチルジメチルエト
キシシラン、4−アミノブチルメチルジエトキシシラ
ン、4−アミノブチルトリエトキシシラン等の4−アミ
ノブチルジアルキルアルコキシシラン、4−アミノブチ
ルアルキルジアルコキシシラン、4−アミノブチルトリ
アルコキシシラン、3−アミノプロピルトリス(トリメ
チルシロキシ)シラン、メタ−アミノフェニルジメチル
メトキシシラン、メタ−アミノフェニルメチルジメトキ
シシラン、メタ−アミノフェニルトリメトキシシラン、
メタ−アミノフェニルジメチルエトキシシラン、メタ−
アミノフェニルメチルジエトキシシラン、メタ−アミノ
フェニルトリエトキシシラン、メタ−アミノフェニルジ
メチルプロポキシシラン、メタ−アミノフェニルメチル
ジプロポキシシラン、メタ−アミノフェニルトリプロポ
キシシラン等のメタ−アミノフェニルジアルキルアルコ
キシシラン、メタ−アミノフェニルアルキルジアルコキ
シシラン、メタ−アミノフェニルトリアルコキシシラ
ン、パラ−アミノフェニルジメチルメトキシシラン、パ
ラ−アミノフェニルメチルジメトキシシラン、パラ−ア
ミノフェニルトリメトキシシラン、パラ−アミノフェニ
ルジメチルエトキシシラン、パラ−アミノフェニルメチ
ルジエトキシシラン、パラ−アミノフェニルトリエトキ
シシラン、パラ−アミノフェニルジメチルプロポキシシ
ラン、パラ−アミノフェニルメチルジプロポキシシラ
ン、パラ−アミノフェニルトリプロポキシシラン等のパ
ラ−アミノフェニルジアルキルアルコキシシラン、パラ
−アミノフェニルアルキルジアルコキシシラン、パラ−
アミノフェニルトリアルコキシシラン、、メタ−アミノ
ベンジルジメチルエトキシシラン、メタ−アミノベンジ
ルメチルジエトキシシラン、メタ−アミノベンジルトリ
エトキシシシラン、メタ−アミノベンジルジメチルプロ
ポキシシラン、メタ−アミノベンジルメチルジプロポキ
シシラン、メタ−アミノベンジルトリプロポキシシラ
ン、メタ−アミノベンジルジメチルプロポキシシラン、
メタ−アミノベンジルメチルジプロポキシシラン、メタ
−アミノベンジルトリプロポキシシラン等のメタ−アミ
ノベンジルジアルキルアルコキシシラン、メタ−アミノ
ベンジルアルキルジアルコキシシラン、メタ−アミノベ
ンジルトリアルコキシシラン、パラ−アミノベンジルジ
メチルプロポキシシラン、パラ−アミノベンジルメチル
ジプロポキシシラン、パラ−アミノベンジルトリプロポ
キシシラン等のパラ−アミノベンジルジアルキルアルコ
キシシラン、パラ−アミノベンジルアルキルジアルコキ
シシラン、パラ−アミノベンジルトリアルコキシシラ
ン、パラ−アミノフェネチルジメチルメトキシシラン、
パラ−アミノフェネチルメチルジメトキシシラン、パラ
−アミノフェネチルトリメトキシシラン等のパラ−アミ
ノフェネチルジアルキルアルコキシシラン、パラ−アミ
ノフェネチルアルキルジアルコキシシラン、パラ−アミ
ノフェネチルトリアルコキシシラン、又は上記のメタ
−、パラ−体のベンジル、フェネチル系化合物の水添し
たものなどが挙げられる。
【0072】又本発明に用いられるシロキサンジアミン
成分として、一般式(化12)
【0073】
【化12】
【0074】(式中、R8は炭素数1から9の炭化水素
基、R9、R10は炭素数1から3のアルキル基又は炭素
数1から9のアリール基の中から選ばれた1種以上の
基、fは正の整数である。)で表されるジアミノシロキ
サン化合物、例えば(化20)
【0075】
【化20】
【0076】等が挙げられ、上記のアミノシラン化合物
又はジアミノシロキサン成分は、接着性を向上させる目
的で添加されるものであり、モノアミノシロキサン成分
又はジアミノシロキサン成分の使用範囲は、全ジアミン
成分を100とした場合、ジアミン成分全体量の0.1
〜10%、好ましく0.5〜5%である。0.1%以下
では接着性の効果が小さく、10%以上では、耐熱性や
機械的特性に悪影響を及ぼす。
【0077】又、本発明のポリイミド前駆体及びポリイ
ミドを製造するに当って用いられる溶剤は、例えば、N
−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトア
ミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、ヘキサメチルホスホルアミド、テトラメチレン
スルホン、パラ−クロロフェノ−ル、パラ−ブロモフェ
ノ−ル等があげられ、これらの少なくとも1種以上を用
いることができる。
【0078】本発明を実施するにあたっては、ポリイミ
ド前駆体の場合、まずジアミン成分を上記非プロトン極
性溶剤中に溶解した後、タ−フェニル−3,3”,4,
4”−テトラカルボン酸二無水物を加え、温度を0〜3
0℃に保ちながら約6時間攪拌する。これによって反応
は次第に進行し、ワニス粘度が上昇し、ポリイミド前駆
体が生成する。更に50〜80℃に保ちながら攪拌して
ワニス粘度を調整する。但し、更に、アミノシラン化合
物又はジアミノシロキサン成分を添加する場合には、温
度を0〜30℃に保ちながら約1時間攪拌した後に50
〜80℃に保ちながら攪拌してワニス粘度を調整する。
【0079】なお、ポリイミド前駆体の還元粘度は、例
えば溶媒N−メチル−2−ピロリドン、濃度0.1g/
100ml、温度25℃で、0.5dl/g以上とする
のが望ましい。
【0080】上記ポリイミド前駆体を経由するポリイミ
ド硬化物は、温度100℃以上で加熱硬化させると、分
子鎖が下記の一般式(化21)で表される繰り返し単位
と下記の一般式(化22)で表される繰り返し単位とか
らなるポリイミド硬化物、あるいは、更にアミノシラン
化合物又はジアミノシロキサン成分を添加した場合に
は、分子鎖が下記の一般式(化21)で表される繰り返
し単位、下記の一般式(化22)で表される繰り返し単
位及び下記の一般式(化23)で表される繰り返し単位
からなるポリイミド硬化物になる。
【0081】
【化21】
【0082】
【化22】
【0083】
【化23】
【0084】(化21)、(化22)、(化23)にお
いて、R1は、(化3)、
【0085】
【化3】
【0086】から選ばれる少なくとも一種の4価の有機
基であり、R2は(化4)、
【0087】
【化4】
【0088】から選ばれる少なくとも一種の直線構造の
2価の有機基であり、R3は、少なくとも2個以上の芳
香族環を含み屈曲構造を有する2価の有機基であり、R
4はその部分がポリマの末端である場合、あるいはポリ
マの主鎖である場合にそれぞれ一般式(化6)
【0089】
【化6】、
【0090】一般式(化7)
【0091】
【化7】
【0092】で表されるケイ素原子を含む炭化水素基
で、そのR5、R8は炭素数1から9の炭化水素基又はエ
−テル結合を含む炭素数1から7の飽和アルキル基、R
6は炭素数1から3の炭化水素基、R7は必要に応じてエ
−テル結合を含む炭素数1から5のアルキル基又はトリ
アルキルシリル基の中から選ばれた1種以上の基、
9、R10は炭素数1から3のアルキル基又は炭素数1
から9のアリール基の中から選ばれた1種以上の基、n
は0から3の整数、fは正の整数である。)上記ポリイ
ミド硬化物において、一般式(化21)中の−R2−で
表される直線構造の2価の有機基の数、一般式(化2
2)中の−R3−で表される屈曲構造を有する2価の有
機基の数及び一般式(化23)中の−R4−で表される
ケイ素原子を含む炭化水素基の数の構成割合は、その硬
化前のポリイミド前駆体における構成割合に対応したも
のとなる。即ち、ポリイミド前駆体が、−R2−で表さ
れる有機基の数と−R3−で表される有機基の数及び必
要に応じて導入される−R4−で表されるケイ素原子を
含む炭化水素基の数の合計を100とした場合に、−R
2−で表される有機基の数が30〜80、−R3−で表さ
れる有機基の数が70〜20及び−R4−で表されるケ
イ素原子を含む炭化水素基の数が0.1〜10の望まし
い構成割合で形成されている場合、その硬化物において
も同様となる。
【0093】
【作用】上記したように、本発明に依れば、パラ(又は
メタ)−タ−フェニルテトラカルボン酸二無水物と、ジ
アミン成分として、分子全体が剛直な(直線的な)構造
であるジアミンと分子内に柔軟な(屈曲)構造を有する
ジアミンを用いることにより、低誘電率、低熱膨張率、
高耐熱性、高ガラス転移温度、高機械的特性(可とう
性)を高度に兼備したポリイミド及びその前駆体を見い
だすことが出来た。これは、本発明に依るポリイミドに
は、直線的に結合した芳香環が多く含まれ、かつ誘電率
上昇の原因となるイミド環が相対的に少ないために、結
果として低誘電率、低熱膨張率、高耐熱性、高ガラス転
移温度を同時に備えたポリイミドが達成されたものと考
えられる。また、更にジアミン成分の一部に柔軟な(屈
曲)構造を有するジアミンを使用することによって、本
発明に依るポリイミドには高機械的特性(可とう性)を
も兼備させることができた。
【0094】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが、本発
明によるポリイミドは、諸特性のすべてにわたって優れ
ている。そこで、その総合的評価を比較例と比較するた
めに、ポリイミドが例えば多層配線構造体の絶縁膜とし
て用いられる場合に理想的な特性値の評価基準を、以下
に示す。
【0095】誘電率ε≦2.7、熱分解温度Td≧48
0℃、ガラス転移温度Tg≧350℃、熱膨張係数α≦
25ppm/℃、引張強度≧15Kg/mm2、ヤング
率≦700Kg/mm2、伸び≧10% 。
【0096】また、各実施例において、フィルムの諸特
性値を以下の試験方法により評価した。
【0097】(1)誘電率ε フィルム成形後24時間以内にYHP(横河ヒュウレッ
トパッカ−ド)社製LCZメ−タ−、4277Aにより
測定した。測定条件:測定室湿度60%以下、周波数1
0KHz、温度25℃、電極はAl−Al、またはCr
−Al。
【0098】(2)熱分解温度Td 上記フィルム50mgを用い、ULVAC社製高速示差
熱測定装置TGD−5000で窒素気流下、昇温速度5
℃/minで測定した。重量減少率3%時の温度を熱分
解温度Tdとした。
【0099】(3)ガラス転移温度Tg 上記フィルムを5mm×25mmの短冊状の試験片と
し、ULVAC社製熱機械測定装置TM−3000によ
り窒素気流下その伸び率を測定した。その伸び率が急激
に増加する時の温度をガラス転移温度Tgとした。
【0100】(4)熱膨張係数α 上記フィルムを5mm×25mmの短冊状の試験片と
し、ULVAC社製熱機械測定装置TM−3000によ
り窒素気流下その伸び率を測定し、これから熱膨張係数
αを求めた。
【0101】(5)引張り強度、ヤング率、および伸び 上記フィルムを5mm×45mmの短冊状の試験片(膜
厚8μm)とし、インストロン引張り試験機を用いて伸
びと応力から求めた。
【0102】(6)赤外吸収スペクトル シリコンウエハ上に膜厚1.2〜1.8μmのポリイミ
ドを実施例1と同様の方法で成膜し、そのまま室温にて
Nicolet 170SXフ−リエ変換赤外分光光度計にて
測定した。
【0103】実施例1 室温、窒素気流下、ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]エ−テル2.842g(7.393ミリ
モル、ジアミン成分中50%のモル比)と4,4”−ジ
アミノ−p−タ−フェニル1.924g(7.393ミ
リモル、ジアミン成分中50%のモル比)を、N,N−
ジメチルアセトアミド(DMAc)とN−メチル−2−
ピロリドン(NMP)の1:1の混合溶媒53.6g
(固形分濃度16%)に撹拌しつつ溶解した。次にp−
タ−フェニル−3,3”,4,4”−テトラカルボン酸
二無水物(TPDA)5.475g(14.78ミリモ
ル)を窒素気流下上記溶液に撹拌しつつ溶解した。この
時溶液の温度は30度前後まで上昇し、その粘度は15
0 poiseとなった。更にこの溶液に60〜70℃
で5時間程熱を加えてその粘度を56 poiseと
し、ポリアミド酸ワニスとした。このワニスをN−メチ
ル−2−ピロリドンに希釈し(濃度0.1g/100m
l)ウベロ−デ粘度計により25℃で粘度を測定し還元
粘度を求めところ、1.78dl/gであった。
【0104】上記ポリアミド酸ワニスをシリコンウエハ
上またはガラス基板上にスピン塗布し、窒素気流中20
0℃で30分間、350℃で30分間キュアし基板から
剥離したところ、可とう性の良好なフィルムが得られ
た。
【0105】ポリマ−の構成を表1に、評価結果を表2
に示す。またこのポリイミド膜の赤外吸収スペクトルを
図1に示した。図1から、1720cm~1及び1780
cm~1にイミド基の吸収が見られ、ポリイミドの生成が
確認された。
【0106】実施例2〜9 表1に示される成分を用いて実施例1と同様の方法でポ
リイミド膜を作成し、実施例1と同様の方法で諸特性を
評価した。その結果を表2に示した。尚、得られたポリ
イミド膜は可とう性に優れ、すべての特性にわたって良
好なフィルムであった。また実施例2及び実施例5のポ
リイミド膜の赤外吸収スペクトルを図2及び図3にそれ
ぞれ示した。図2、図3において1720cm~1及び1
780cm~1にイミド基の吸収が見られ、ポリイミドの
生成が確認された。
【0107】実施例10 室温、窒素気流下、ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]エ−テル1.661g(4.321ミリ
モル、ジアミン成分中40%のモル比)と4,4”−ジ
アミノ−p−タ−フェニル1.575g(6.048ミ
リモル、ジアミン成分中56%のモル比)及び3−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン0.165g(0.
864ミリモル、ジアミン比4%のモル比)を、N,N
−ジメチルアセトアミド(DMAc)とN−メチル−2
−ピロリドン(NMP)の1:1の混合溶媒36.2g
(固形分濃度17%)に撹拌しつつ溶解した。次にp−
タ−フェニル−3,3”,4,4”−テトラカルボン酸
二無水物(TPDA)4.0g(10.80ミリモル)
を窒素気流下上記溶液に撹拌しつつ溶解した。この時溶
液の温度は30度前後まで上昇し、その粘度は88 p
oiseとなった。更にこの溶液に60〜70℃で5時
間程熱を加えてその粘度を38 poiseとし、ポリ
アミド酸ワニスとした。
【0108】上記ポリアミド酸ワニスをシリコンウエハ
上にスピン塗布し、窒素気流下200℃で30分間、3
50℃で30分間キュアした。次にこのウエハからポリ
イミド膜を剥離しようとしたが容易にははがすことが困
難で、極めて接着性に優れることが分かった。また、実
施例1と同様の方法でポリイミド膜を作成し、実施例1
と同様の方法で諸特性値を評価した。その結果を表2に
示した。図4にこのポリイミド膜の赤外吸収スペクトル
を示した。図4から、1720cm~1及び1780cm
~1にイミド基の吸収が見られ、ポリイミドの生成が確認
された。
【0109】実施例11 実施例2の場合におけるp−タ−フェニル−3,3”,
4,4”−テトラカルボン酸二無水物(TPDA)の代
わりにm−タ−フェニル−3,3”,4,4”−テトラ
カルボン酸二無水物(m−TPDA)を用い、実施例1
と同様の方法でポリイミド膜を作成し、その諸特性評価
を行なった。その結果を表2に示した。得られたポリイ
ミド膜は諸特性の全てにわたって優れていた。
【0110】実施例12 実施例2の場合における4,4”−ジアミノ−p−タ−
フェニルの代わりに、9,10−ビス(4−アミノフェ
ニル)アントラセンを用い、実施例1と同様の方法でポ
リイミド膜を作成し、その諸特性評価を行なった。その
結果を表2に示した。得られたポリイミド膜は諸特性の
全てにわたって優れていた。
【0111】
【表1】
【0112】
【表1】
【0113】
【表2】
【0114】比較例1〜4 表3に示される成分を用いて実施例1と同様の方法でポ
リイミド膜を作成し、実施例1と同様の方法で諸特性を
評価した。その結果を表4に示した。得られたポリイミ
ド膜は可とう性に優れた良好なフィルムであっが、熱膨
張係数が大きくガラス転移温度が低かったので、多層配
線構造体等に用いた場合に信頼性の点で問題があると考
えられる。
【0115】比較例5 表3に示される成分を用いて実施例1と同様の方法でポ
リイミド膜を作成し、実施例1と同様の方法で諸特性を
評価した。その結果を表4に示した。得られたポリイミ
ド膜は可とう性に非常に乏しく、フィルムとして成膜す
ることが不可能であった。そのために熱膨張係数や引張
り強度、伸び等の諸特性値を測定することが出来なかっ
た。
【0116】比較例6 表3に示されるポリマーの構成、すなわち、酸二無水物
としてビフェニル−3,3’,4,4’−テトラカルボ
ン酸二無水物(BPDA)を、ジアミンとして4,4’
−ジアミノジフェニルエーテルを用いて、実施例1と同
様の方法でポリイミド膜を作成し、誘電率とガラス転移
温度を測定した。その結果、誘電率は3.0と高く、ガ
ラス転移温度は290℃と低かった。
【0117】比較例7 もう一つの比較例として、PIQ(日立化成工業(株)
登録商標)を取り上げた。PIQの諸特性値を実施例1
と同様の方法で評価し、表4に示した。PIQの諸特性
値のうち、ヤング率、伸び以外の諸特性値は上記の特性
値の評価基準を満たさなかった。
【0118】
【表3】
【0119】
【表4】
【0120】
【発明の効果】以上の実施例、比較例で説明したよう
に、本発明による新規なポリアミド酸もしくはポリイミ
ドは、従来公知のポリアミド酸もしくはポリイミドに比
較して、すべての特性、特に低誘電率、低熱膨張率、高
耐熱性において優れており高信頼性が期待されるので、
多層配線構造体をはじめとするあらゆる工業的用途にお
いて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の赤外吸収スペクトル図。
【図2】実施例2の赤外吸収スペクトル図。
【図3】実施例5の赤外吸収スペクトル図。
【図4】実施例10の赤外吸収スペクトル図。
フロントページの続き (72)発明者 片岡 文雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 佐藤 任廷 茨城県日立市東町4丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子鎖が、下記一般式(化1)で表される
    繰り返し単位と、下記一般式(化2)で表される繰り返
    し単位とからなることを特徴とするポリイミド前駆体。 一般式(化1) 【化1】 一般式(化2) 【化2】 (式中、R1は、(化3)、 【化3】 から選ばれる少なくとも一種の4価の有機基であり、R
    2は(化4)、 【化4】 から選ばれる少なくとも一種の直線構造の2価の有機基
    であり、R3は、少なくとも2個以上の芳香族環を含み
    屈曲構造を有する2価の有機基である。)
  2. 【請求項2】請求項1記載のポリイミド前駆体におい
    て、一般式(化1)中の−R2−で表される直線構造の
    2価の有機基の数と一般式(化2)中の−R3−で表さ
    れる屈曲構造を有する2価の有機基の数の合計を100
    とした場合に、−R2−で表される有機基の数が30〜
    80、−R3−で表される有機基の数が70〜20の範
    囲であることを特徴とするポリイミド前駆体。
  3. 【請求項3】分子鎖が、下記一般式(化1)で表される
    繰り返し単位、下記一般式(化2)で表される繰り返し
    単位及び下記一般式(化5)で表される繰り返し単位と
    からなることを特徴とするポリイミド前駆体。 一般式(化1) 【化1】 一般式(化1) 【化2】 一般式(化5) 【化5】 (式中、R1は、(化3)、 【化3】 から選ばれる少なくとも一種の4価の有機基であり、R
    2は(化4)、 【化4】 から選ばれる少なくとも一種の直線構造の2価の有機基
    であり、R3は、少なくとも2個以上の芳香族環を含み
    屈曲構造を有する2価の有機基であり、R4はその部分
    がポリマの末端である場合、あるいはポリマの主鎖であ
    る場合にそれぞれ一般式(化6) 【化6】、 一般式(化7) 【化7】 で表されるケイ素原子を含む炭化水素基で、そのR5
    8は炭素数1から9の炭化水素基又はエ−テル結合を
    含む炭素数1から7の飽和アルキル基、R6は炭素数1
    から3の炭化水素基、R7は必要に応じてエ−テル結合
    を含む炭素数1から5のアルキル基又はトリアルキルシ
    リル基の中から選ばれた1種以上の基、R9、R10は炭
    素数1から3のアルキル基又は炭素数1から9のアリー
    ル基の中から選ばれた1種以上の基、nは0から3の整
    数、fは正の整数である。)
  4. 【請求項4】請求項3記載のポリイミド前駆体におい
    て、一般式(化1)中の−R2−で表される直線構造の
    2価の有機基の数、一般式(化2)中の−R3−で表さ
    れる屈曲構造を有する2価の有機基の数及び−R4−で
    表されるケイ素を含む炭化水素基の数の合計を100と
    した場合に、−R2−で表される有機基の数が30〜8
    0、−R3−で表される有機基の数が70〜20、−R4
    −で表されるケイ素を含む炭化水素基の数が0.1〜1
    0の範囲であることを特徴とするポリイミド前駆体。
  5. 【請求項5】3個以上の芳香族環を含む直線的な構造か
    らなる構成単位と屈曲構造を有する構成単位を含むこと
    を特徴とするポリイミド前駆体。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4において、一般式(化2)中の−R3−で表される
    屈曲構造を有する2価の有機基が、(化8)(化9) 【化8】 【化9】 で表される構造式の中から選ばれる1種以上の2価の有
    機基であることを特徴とするポリイミド前駆体。
  7. 【請求項7】分子鎖が、下記一般式(化1)で表される
    繰り返し単位と、下記一般式(化2)で表される繰り返
    し単位とからなるポリイミド前駆体を温度100℃以上
    で加熱して熱硬化してなるポリイミド硬化物。 一般式(化1) 【化1】 一般式(化2) 【化2】 (式中、R1は、(化3)、 【化3】 から選ばれる少なくとも一種の4価の有機基であり、R
    2は(化4)、 【化4】 から選ばれる少なくとも一種の直線構造の2価の有機基
    であり、R3は、少なくとも2個以上の芳香族環を含み
    屈曲構造を有する2価の有機基である。)
  8. 【請求項8】請求項7記載のポリイミド硬化物におい
    て、一般式(化1)中の−R2−で表される直線構造の
    2価の有機基の数と一般式(化2)中の−R3−で表さ
    れる屈曲構造を有する2価の有機基の数の合計を100
    とした場合に、−R2−で表される有機基の数が30〜
    80、−R3−で表される有機基の数が70〜20の範
    囲であることを特徴とするポリイミド硬化物。
  9. 【請求項9】分子鎖が、下記一般式(化1)で表される
    繰り返し単位、下記一般式(化2)で表される繰り返し
    単位及び下記一般式(化5)で表される繰り返し単位と
    からなるポリイミド前駆体を温度100℃以上で加熱し
    て熱硬化してなるポリイミド硬化物。 一般式(化1) 【化1】 一般式(化2) 【化2】 一般式(化5) 【化5】 (式中、R1は、(化3)、 【化3】 から選ばれる少なくとも一種の4価の有機基であり、R
    2は(化4)、 【化4】 から選ばれる少なくとも一種の直線構造の2価の有機基
    であり、R3は、少なくとも2個以上の芳香族環を含み
    屈曲構造を有する2価の有機基であり、R4はその部分
    がポリマの末端である場合、あるいはポリマの主鎖であ
    る場合にそれぞれ一般式(化6) 【化6】、 一般式(化7) 【化7】 で表されるケイ素原子を含む炭化水素基で、そのR5
    8は炭素数1から9の炭化水素基又はエ−テル結合を
    含む炭素数1から7の飽和アルキル基、R6は炭素数1
    から3の炭化水素基、R7は必要に応じてエ−テル結合
    を含む炭素数1から5のアルキル基又はトリアルキルシ
    リル基の中から選ばれた1種以上の基、R9、R10は炭素
    数1から3のアルキル基又は炭素数1から9のアリール
    基の中から選ばれた1種以上の基、nは0から3の整
    数、fは正の整数である。)
  10. 【請求項10】請求項9記載のポリイミド硬化物におい
    て、一般式(化1)中の−R2−で表される直線構造の
    2価の有機基の数、一般式(化2)中の−R3−で表さ
    れる屈曲構造を有する2価の有機基の数及び−R4−で
    表されるケイ素を含む炭化水素基の数の合計を100と
    した場合に、−R2−で表される有機基の数が30〜8
    0、−R3−で表される有機基の数が70〜20、−R4
    −で表されるケイ素を含む炭化水素基の数が0.1〜1
    0の範囲であることを特徴とするポリイミド硬化物。
  11. 【請求項11】3個以上の芳香族環を含む直線的な構造
    からなる構成単位と屈曲構造を有する構成単位を含むこ
    とを特徴とするポリイミド硬化物。
  12. 【請求項12】請求項7、8、9または10記載のポリ
    イミド硬化物において、一般式(化2)中の−R3−で
    表される屈曲構造を有する2価の有機基が、(化8)
    (化9) 【化8】 【化9】 で表される構造式の中から選ばれる1種以上の2価の有
    機基であることを特徴とするポリイミド硬化物。
  13. 【請求項13】テトラカルボン酸二無水物と2種以上の
    ジアミン成分とからポリイミド前駆体を製造する方法に
    おいて、一般式(化10) 【化10】 (式中、R1は(化3)、 【化3】 から選ばれる少なくとも一種の4価の有機基である。)
    で表されるテトラカルボン酸二無水物成分と、使用する
    各ジアミン成分のモル比の合計を100とした場合に、 1)一般式 H2N−R2−NH2(式中、R2は(化
    4)、 【化4】 から選ばれる少なくとも一種の直線構造の2価の有機基
    である。)で表されるジアミン成分のモル比が30〜8
    0、及び 2)一般式 H2N−R3−NH2(式中、R3は、少な
    くとも2個以上の芳香族環を含み屈曲構造を有する2価
    の有機基である。)で表されるジアミン成分のモル比が
    70〜20の範囲からなるジアミン成分とを非プロトン
    極性溶剤中温度0〜30℃で重合させて、更にかき混ぜ
    ながら50〜80℃で加熱することを特徴とするポリイ
    ミド前駆体の製造法。
  14. 【請求項14】テトラカルボン酸二無水物と2種以上の
    ジアミン成分とからポリイミド前駆体を製造する方法に
    おいて、一般式(化10) 【化10】 (式中、R1は(化3)、 【化3】 から選ばれる少なくとも一種の4価の有機基である。)
    で表されるテトラカルボン酸二無水物成分と、使用する
    各ジアミン成分のモル比の合計を100とした場合に、 1)一般式 H2N−R2−NH2(式中、R2は(化
    4)、 【化4】 から選ばれる少なくとも一種の直線構造の2価の有機基
    である。)で表されるジアミン成分のモル比が30〜8
    0、 2)一般式 H2N−R3−NH2(式中、R3は、少な
    くとも2個以上の芳香族環を含み屈曲構造を有する2価
    の有機基である。)で表されるジアミン成分のモル比が
    70〜20、及び 3)一般式(化11) 【化11】 又は(化12) 【化12】 (式中、R5、R8は炭素数1から9の炭化水素基又はエ
    −テル結合を含む炭素数1から7の飽和アルキル基、R
    6は炭素数1から3の炭化水素基、R7は必要に応じてエ
    −テル結合を含む炭素数1から5のアルキル基又はトリ
    アルキルシリル基の中から選ばれた1種以上の基、
    9、R10は炭素数1から3のアルキル基又は炭素数1
    から9のアリール基の中から選ばれた1種以上の基、n
    は0〜3の整数で、fは正の整数である。)で表される
    アミノシラン化合物又はシロキサンジアミンのモル比が
    0.1〜10の範囲からなるジアミン成分とを非プロト
    ン極性溶剤中温度0〜30℃で重合させて、更にかき混
    ぜながら50〜80℃で加熱することを特徴とするポリ
    イミド前駆体の製造法。
  15. 【請求項15】請求項13又は請求項14記載のポリイ
    ミド前駆体の製造法において、一般式H2N−R3−NH
    2(式中、R3は、少なくとも2個以上の芳香族環を含み
    屈曲構造を有する2価の有機基である。)で表されるジ
    アミン成分中の−R3−で表される2価の有機基が、
    (化8)、(化9) 【化8】 【化9】 で表される構造式の中から選ばれる1種以上の2価の基
    であることを特徴とするポリイミド前駆体の製造法。
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