JPH05112939A - 盛土形成方法及び枠付金網 - Google Patents
盛土形成方法及び枠付金網Info
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- JPH05112939A JPH05112939A JP30535391A JP30535391A JPH05112939A JP H05112939 A JPH05112939 A JP H05112939A JP 30535391 A JP30535391 A JP 30535391A JP 30535391 A JP30535391 A JP 30535391A JP H05112939 A JPH05112939 A JP H05112939A
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 盛土の法面近傍での剪断による崩壊を有効に
防止し、急勾配の法面を持った盛土を形成する。 【構成】 枠付金網1を縦横方向に多数連接して地盤上
に敷設し、且つその端部に連接した枠付金網2の列を引
き起こしてL型の法面形成部とする。その上に土砂等を
客土し転圧して客土層を形成する。この操作を繰り返え
して、金網を層状に埋設し且つ法面部分を金網で補強し
た所望高さの盛土を得る。
防止し、急勾配の法面を持った盛土を形成する。 【構成】 枠付金網1を縦横方向に多数連接して地盤上
に敷設し、且つその端部に連接した枠付金網2の列を引
き起こしてL型の法面形成部とする。その上に土砂等を
客土し転圧して客土層を形成する。この操作を繰り返え
して、金網を層状に埋設し且つ法面部分を金網で補強し
た所望高さの盛土を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盛土部分に網状体を層
状に埋設する盛土形成方法の改良に係り、特に枠付金網
を連接したものを用いる、施工が簡単で急勾配の法面を
形成することが可能な盛土形成方法、及び該方法に使用
する枠付金網に関する。
状に埋設する盛土形成方法の改良に係り、特に枠付金網
を連接したものを用いる、施工が簡単で急勾配の法面を
形成することが可能な盛土形成方法、及び該方法に使用
する枠付金網に関する。
【0002】
【従来の技術】盛土工法は、道路や軌道工事或いは宅地
造成等で一般に広く行われている。しかし、他所から運
んできた土を高く積み上げる(客土)ため、斜面勾配が
急であるとか、盛土材料の内部摩擦や粘着力の減少或い
は含水量の増加等によって盛土の破壊現象がまま生じ易
い。また、荷重が掛かった場合法肩部分から崩れやすい
欠点がある。
造成等で一般に広く行われている。しかし、他所から運
んできた土を高く積み上げる(客土)ため、斜面勾配が
急であるとか、盛土材料の内部摩擦や粘着力の減少或い
は含水量の増加等によって盛土の破壊現象がまま生じ易
い。また、荷重が掛かった場合法肩部分から崩れやすい
欠点がある。
【0003】この問題を解決する基本的な方法は2つあ
る。1つは、擁壁工や法枠工を採用することであり、他
の1つは法面の勾配を緩くとることである。しかし、前
者は膨大なコストと長い工期を要し、後者は広い面積を
必要とするためやはりコストが増大しまた立地的に不可
能な場合がある。
る。1つは、擁壁工や法枠工を採用することであり、他
の1つは法面の勾配を緩くとることである。しかし、前
者は膨大なコストと長い工期を要し、後者は広い面積を
必要とするためやはりコストが増大しまた立地的に不可
能な場合がある。
【0004】そこで、次善の策として、盛土工法では樹
脂製ネットや織りネット等の補強網を盛土部分に層状に
埋設してネットの引張抵抗により土の剪断を防ぎ盛土の
安定強化を図ることが広く行われている。これは、ネッ
トの網目内に拘束された土とネット上下の土との間に摩
擦力が働くために盛り土の横移動が抑止される結果土の
剪断が防止され、またネットの引張力,剪断抵抗力が働
いて盛土構造体を補強することに着目したものである。
尚、樹脂製ネットはポリエチレンやポリプロピレン樹脂
を用い押し出し成型した太いストランドの長尺ものであ
り、織りネットはナイロンやポリエステルの引き揃え糸
を経緯に用いた目の大きな搦み織物(織り網)に樹脂加
工したもので、何れも適宜長さに裁断して盛土部分の全
面或いは法肩部分に敷設しその上に数十cm〜1m前後の
均一な厚みで土を盛っていく。
脂製ネットや織りネット等の補強網を盛土部分に層状に
埋設してネットの引張抵抗により土の剪断を防ぎ盛土の
安定強化を図ることが広く行われている。これは、ネッ
トの網目内に拘束された土とネット上下の土との間に摩
擦力が働くために盛り土の横移動が抑止される結果土の
剪断が防止され、またネットの引張力,剪断抵抗力が働
いて盛土構造体を補強することに着目したものである。
尚、樹脂製ネットはポリエチレンやポリプロピレン樹脂
を用い押し出し成型した太いストランドの長尺ものであ
り、織りネットはナイロンやポリエステルの引き揃え糸
を経緯に用いた目の大きな搦み織物(織り網)に樹脂加
工したもので、何れも適宜長さに裁断して盛土部分の全
面或いは法肩部分に敷設しその上に数十cm〜1m前後の
均一な厚みで土を盛っていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらネット
はどちらかと言えば平面的であり、土との摩擦力も不十
分である。更に、樹脂製ネットは一般に引張強度が低い
し太いストランドで樹脂量の多いものはコスト高になり
使いづらい。また、織りネットはコストが高いうえ、経
緯糸を樹脂で固めただけなため亀裂等が生じると盛土の
崩壊圧力で亀裂箇所の縦緯糸にずれが生じ易く、十分な
補強効果が得られないでいる。
はどちらかと言えば平面的であり、土との摩擦力も不十
分である。更に、樹脂製ネットは一般に引張強度が低い
し太いストランドで樹脂量の多いものはコスト高になり
使いづらい。また、織りネットはコストが高いうえ、経
緯糸を樹脂で固めただけなため亀裂等が生じると盛土の
崩壊圧力で亀裂箇所の縦緯糸にずれが生じ易く、十分な
補強効果が得られないでいる。
【0006】これらの欠点を解消するために、法面部分
を特別な型枠等で保護する方法も提案されている。例え
ば、特開平3−51424号公報には、地盤上にプラス
チック網状物を敷設するとともにL字状枠間に格子状部
材を一体化した型枠を法面形成部に設置し、土を盛って
転圧後網状物の末端で該型枠を包み込んで補強する技術
が開示されている。この方法では確かに法面部分の補強
は増大する。しかし、法面の設計傾斜角は場所や土質等
により様々に変化するため、これに応じた角度のL字状
枠を準備しておくことは不可能である。また、L字状枠
は嵩張るので搬送にコストがかかる。また、法面部分に
土嚢を積み上げて補強することも行われている。しか
し、袋に土砂を詰め込んで土嚢を作ったり土嚢を積み上
げる作業は多くの人手を要し、工期が長引く。
を特別な型枠等で保護する方法も提案されている。例え
ば、特開平3−51424号公報には、地盤上にプラス
チック網状物を敷設するとともにL字状枠間に格子状部
材を一体化した型枠を法面形成部に設置し、土を盛って
転圧後網状物の末端で該型枠を包み込んで補強する技術
が開示されている。この方法では確かに法面部分の補強
は増大する。しかし、法面の設計傾斜角は場所や土質等
により様々に変化するため、これに応じた角度のL字状
枠を準備しておくことは不可能である。また、L字状枠
は嵩張るので搬送にコストがかかる。また、法面部分に
土嚢を積み上げて補強することも行われている。しか
し、袋に土砂を詰め込んで土嚢を作ったり土嚢を積み上
げる作業は多くの人手を要し、工期が長引く。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、ネッ
トに比べて立体的で土との摩擦力が大きく、且つ抗張力
が大きくコストも大幅に安い金網に着目し、これを使用
してみた。しかし、地盤上に金網を拡げたり固定するの
は、ネットの場合以上の技能を要するし、引張により金
網の目が大きくずれる等の難点がやはりある。この問題
を解決するために、金網を適宜寸法に裁断してその周囲
に枠を取り付けて枠付金網とし、この枠付金網を多数連
接するとともにその一部で法面形成部を形作るようにし
た。
トに比べて立体的で土との摩擦力が大きく、且つ抗張力
が大きくコストも大幅に安い金網に着目し、これを使用
してみた。しかし、地盤上に金網を拡げたり固定するの
は、ネットの場合以上の技能を要するし、引張により金
網の目が大きくずれる等の難点がやはりある。この問題
を解決するために、金網を適宜寸法に裁断してその周囲
に枠を取り付けて枠付金網とし、この枠付金網を多数連
接するとともにその一部で法面形成部を形作るようにし
た。
【0008】即ち、本発明の盛土形成方法は、矩形或い
は方形状の枠体内に金網を張設した枠付金網を、縦横方
向に多数連接して地盤上に敷設するとともにその端部の
1列を引き起こし所定の角度に固定してL型の法面形成
部とし、該連接した枠付金網上及び法面形成部の内側に
土砂類を客土して転圧し、1つの客土層を形成する。次
に、該転圧した客土層の面上に同様に枠付金網を多数連
接して敷設し、同様の操作を順次繰り返して所定高さの
盛土とするものである。かくすることにより、金網の取
り扱いが容易となりまた網目の変形も小さくできるとと
もに、土層内の枠付金網に連なる枠付金網で法面を補強
したものができる。尚、法面部分の枠付金網は、下の層
の枠付金網の上縁と上の層の枠付金網の下縁近傍を、同
様に連接しておくと、法面部分の保護がより強化され
る。
は方形状の枠体内に金網を張設した枠付金網を、縦横方
向に多数連接して地盤上に敷設するとともにその端部の
1列を引き起こし所定の角度に固定してL型の法面形成
部とし、該連接した枠付金網上及び法面形成部の内側に
土砂類を客土して転圧し、1つの客土層を形成する。次
に、該転圧した客土層の面上に同様に枠付金網を多数連
接して敷設し、同様の操作を順次繰り返して所定高さの
盛土とするものである。かくすることにより、金網の取
り扱いが容易となりまた網目の変形も小さくできるとと
もに、土層内の枠付金網に連なる枠付金網で法面を補強
したものができる。尚、法面部分の枠付金網は、下の層
の枠付金網の上縁と上の層の枠付金網の下縁近傍を、同
様に連接しておくと、法面部分の保護がより強化され
る。
【0009】本発明において、枠付金網とは、断面がL
型やコ型のアングル等を矩形或いは方形の枠体に組み、
その内側に金網を強固に張設固定したものである。枠付
金網の大きさは、大きい程敷設の手間がかからないが、
重くなるし車での搬送上の制限もあり、通常は幅は2m
前後、長さは3〜5m程度である。尚、法面形成用のも
のは、1つの客土層の厚みが数十cm程度であることか
ら、幅が数十乃至1m前後とする。枠体には、必要なら
ば補強用の桟を設けてもよいし、Znメッキ等の防錆処
理を施しておくことが望ましい。一方、金網は一般にフ
ェンス等に用いられる程度の太さ例えば1〜5mm、通
常は3mm前後の針金を用い、3〜10cm、より好ま
しくは4〜5cm程度の目に編んだものを用いる。針金
は、Znメッキやプラスチック被覆など、公知の防錆処
理を施したものを使用することが好ましい。また、金網
の側縁部は、ナックル仕上げ等の離脱防止仕上げをした
ものが好ましい。
型やコ型のアングル等を矩形或いは方形の枠体に組み、
その内側に金網を強固に張設固定したものである。枠付
金網の大きさは、大きい程敷設の手間がかからないが、
重くなるし車での搬送上の制限もあり、通常は幅は2m
前後、長さは3〜5m程度である。尚、法面形成用のも
のは、1つの客土層の厚みが数十cm程度であることか
ら、幅が数十乃至1m前後とする。枠体には、必要なら
ば補強用の桟を設けてもよいし、Znメッキ等の防錆処
理を施しておくことが望ましい。一方、金網は一般にフ
ェンス等に用いられる程度の太さ例えば1〜5mm、通
常は3mm前後の針金を用い、3〜10cm、より好ま
しくは4〜5cm程度の目に編んだものを用いる。針金
は、Znメッキやプラスチック被覆など、公知の防錆処
理を施したものを使用することが好ましい。また、金網
の側縁部は、ナックル仕上げ等の離脱防止仕上げをした
ものが好ましい。
【0010】尚、枠付金網には幅1m当たり数トンもの
引張荷重がかかる。そこで、枠体への金網の張設固定は
余程強固に行なう必要がある。例えば、金網の縁部を枠
体となるアングルと押し板の間に挟持してボルト締めを
するとか、金網縁部を板や棒に捲回し、これをコ型の枠
材に嵌め込んで締めつけ固定する等である。
引張荷重がかかる。そこで、枠体への金網の張設固定は
余程強固に行なう必要がある。例えば、金網の縁部を枠
体となるアングルと押し板の間に挟持してボルト締めを
するとか、金網縁部を板や棒に捲回し、これをコ型の枠
材に嵌め込んで締めつけ固定する等である。
【0011】この枠付金網は、地磐上或いは土を盛って
転圧した客土層の面上に敷設するが、この際相互に移動
しないように枠付金網同士を連接する。連接も上記同様
強固なものにする必要がある。例えば、ボルト締めやワ
イヤによる結束、各種の連接金具の使用により行なう。
施工効率の面からは、C型フックなどワンタッチで連接
できるものの使用が好ましい。また、連接した枠付金網
の全体の移動を防止するために、枠付金網をアンカー等
で固定するとよい。
転圧した客土層の面上に敷設するが、この際相互に移動
しないように枠付金網同士を連接する。連接も上記同様
強固なものにする必要がある。例えば、ボルト締めやワ
イヤによる結束、各種の連接金具の使用により行なう。
施工効率の面からは、C型フックなどワンタッチで連接
できるものの使用が好ましい。また、連接した枠付金網
の全体の移動を防止するために、枠付金網をアンカー等
で固定するとよい。
【0012】次に、一連に連接した枠付金網の端部の1
列を引き起こし、所定の角度に固定して法面形成部とす
る。この固定は、引き起こした枠付金網と水平状の枠付
金網の枠体同士を、土圧に耐えるようにアングルや鉄筋
等を用いて、上記同様ボルト締めやワイヤによる結束或
いは各種連結具の使用により行なう。鉄筋の両端にフッ
クを設けたものの使用も考えられる。そしてこの部分に
客土して転圧した後、該引き起こした枠付金網の上縁
と、上の層の法面形成部の枠付金網の下縁とを連接する
と、法面部分がより強固に形成される。これらの操作を
繰り返して、所定の高さまで複数層の客土層を重ねて盛
土を完成する。
列を引き起こし、所定の角度に固定して法面形成部とす
る。この固定は、引き起こした枠付金網と水平状の枠付
金網の枠体同士を、土圧に耐えるようにアングルや鉄筋
等を用いて、上記同様ボルト締めやワイヤによる結束或
いは各種連結具の使用により行なう。鉄筋の両端にフッ
クを設けたものの使用も考えられる。そしてこの部分に
客土して転圧した後、該引き起こした枠付金網の上縁
と、上の層の法面形成部の枠付金網の下縁とを連接する
と、法面部分がより強固に形成される。これらの操作を
繰り返して、所定の高さまで複数層の客土層を重ねて盛
土を完成する。
【0013】枠付金網の敷設は、地盤上等の全面に行っ
てもよいが、崩壊想定線よりある程度内側から路肩部分
にかけてのみ行うようにしてもよい。また、平地に高速
道路を建設する場合のように、盛土の両側が下り法面の
場合、両側部分のみに枠付金網を連接して敷設し、その
間をワイヤ等で連結するようにしてもよい。また、施工
に際して、法面形成部の内側に礫層や植生マット等を配
置することもできる。この植生マットは、法面部分にお
いて金網の目から土砂がこぼれ落ちるのを防止する働き
もする。植生マットに限らず、単なる不織布等でもよい
が何らかの面状の土留部材を、予め法面形成部となる枠
付金網の片面に取着しておくと、現場での植生マットな
ど土留部材の介装が不要になり、施工効率が向上する。
てもよいが、崩壊想定線よりある程度内側から路肩部分
にかけてのみ行うようにしてもよい。また、平地に高速
道路を建設する場合のように、盛土の両側が下り法面の
場合、両側部分のみに枠付金網を連接して敷設し、その
間をワイヤ等で連結するようにしてもよい。また、施工
に際して、法面形成部の内側に礫層や植生マット等を配
置することもできる。この植生マットは、法面部分にお
いて金網の目から土砂がこぼれ落ちるのを防止する働き
もする。植生マットに限らず、単なる不織布等でもよい
が何らかの面状の土留部材を、予め法面形成部となる枠
付金網の片面に取着しておくと、現場での植生マットな
ど土留部材の介装が不要になり、施工効率が向上する。
【0014】
【実施例】次に、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は、本発明に係る枠付金網の一例
を示す。この枠付金網1は、幅240cm、長さ5m程
度のもので、ZnメッキをしたL型アングルを組んだ枠
体11に、Znメッキと樹脂コートした3.2mmφの針金
を編んだ金網12の周囲を押え板13で挟んでビス14
で張設固定したものである。枠体11には、適宜間隔を
おいて連接用透孔15、アンカー用透孔16が穿設され
ている。この枠付金網1は、地盤Gや客土層Kの面上に
敷設されるものである。
詳細に説明する。図1は、本発明に係る枠付金網の一例
を示す。この枠付金網1は、幅240cm、長さ5m程
度のもので、ZnメッキをしたL型アングルを組んだ枠
体11に、Znメッキと樹脂コートした3.2mmφの針金
を編んだ金網12の周囲を押え板13で挟んでビス14
で張設固定したものである。枠体11には、適宜間隔を
おいて連接用透孔15、アンカー用透孔16が穿設され
ている。この枠付金網1は、地盤Gや客土層Kの面上に
敷設されるものである。
【0015】図2は、枠付金網1を多数縦横に多数連接
して地盤Gの上面に敷設した状態を示す。また、その端
部には、同じ構造で幅のみが約1mと短い法面形成用の
枠付金網2を連接している(図2鎖線の状態)。これら
枠付金網同士の連接は、本例では図3に示すC型の連接
金具3を用いて行なっている。これは、両端の曲がり部
分を、隣り合う枠体11の連接用透孔15に挿通し、あ
る程度の自由度をもって連接するものであるが、勿論図
示のものに限定されるものではない。連接金具3に代え
て、図示は省略するが、一方の枠体11の外側にフック
を多数突設し、このフックを連接用透孔15に挿通して
ワンタッチで連接するようにすると効率良く連接でき
る。また必要に応じて、アンカー17をアンカー用透孔
16に挿通して連接した枠付金網の全体を地盤Gに固定
する。
して地盤Gの上面に敷設した状態を示す。また、その端
部には、同じ構造で幅のみが約1mと短い法面形成用の
枠付金網2を連接している(図2鎖線の状態)。これら
枠付金網同士の連接は、本例では図3に示すC型の連接
金具3を用いて行なっている。これは、両端の曲がり部
分を、隣り合う枠体11の連接用透孔15に挿通し、あ
る程度の自由度をもって連接するものであるが、勿論図
示のものに限定されるものではない。連接金具3に代え
て、図示は省略するが、一方の枠体11の外側にフック
を多数突設し、このフックを連接用透孔15に挿通して
ワンタッチで連接するようにすると効率良く連接でき
る。また必要に応じて、アンカー17をアンカー用透孔
16に挿通して連接した枠付金網の全体を地盤Gに固定
する。
【0016】ある程度の範囲にわたって枠付金網1及び
枠付金網2の敷設が完了すれば、1列になった枠付金網
2を引き起こし(図2実線の状態)、必要とされる法面
勾配になる角度で、枠付金網2を隣接する枠付金網1に
固定して法面形成部とする。この固定は、本例では鉄筋
41の両端にフック42を設けた固定連結具4を用い、
該フック42を両枠体11の法部固定用透孔18に引っ
掛けてワンタッチで行なうようにしている。鉄筋41の
中間に、ターンパックル43を設けると、固定連結具4
の長さ、ひいては法面の角度θを調節することができ
る。この角度θは、土質等にもよるが70〜80度と大
きくすることができる。次いで、図4のように該敷設し
た枠付金網1の上及び法面形成部となる枠付金網2の内
側に土砂類を客土して転圧し、第一の客土層K1を形成
する。
枠付金網2の敷設が完了すれば、1列になった枠付金網
2を引き起こし(図2実線の状態)、必要とされる法面
勾配になる角度で、枠付金網2を隣接する枠付金網1に
固定して法面形成部とする。この固定は、本例では鉄筋
41の両端にフック42を設けた固定連結具4を用い、
該フック42を両枠体11の法部固定用透孔18に引っ
掛けてワンタッチで行なうようにしている。鉄筋41の
中間に、ターンパックル43を設けると、固定連結具4
の長さ、ひいては法面の角度θを調節することができ
る。この角度θは、土質等にもよるが70〜80度と大
きくすることができる。次いで、図4のように該敷設し
た枠付金網1の上及び法面形成部となる枠付金網2の内
側に土砂類を客土して転圧し、第一の客土層K1を形成
する。
【0017】この客土層K1の面上に、同様に枠付金網
1を縦横に多数連接し、枠付金網2を引き起こして次の
客土層K2の法面形成部とする。この際、下の客土層K
1の枠付金網2の上縁2aと、客土層K2の枠付金網の
下縁2bを、同様に連接金具3等で接合しておくと、法
面がより強固に保護される。かくして客土と転圧、及び
枠付金網の敷設・連接を繰り返し、所望高さの盛土5を
完成させる。この盛土5には、少なくとも崩壊想定線5
1の内側に及ぶ層状の枠付金網列が埋設されている。法
面部分には、必要に応じて水抜き52等を配置する。
1を縦横に多数連接し、枠付金網2を引き起こして次の
客土層K2の法面形成部とする。この際、下の客土層K
1の枠付金網2の上縁2aと、客土層K2の枠付金網の
下縁2bを、同様に連接金具3等で接合しておくと、法
面がより強固に保護される。かくして客土と転圧、及び
枠付金網の敷設・連接を繰り返し、所望高さの盛土5を
完成させる。この盛土5には、少なくとも崩壊想定線5
1の内側に及ぶ層状の枠付金網列が埋設されている。法
面部分には、必要に応じて水抜き52等を配置する。
【0018】図5は、盛土5の法面部分に、植生マット
6を配置した他の例を示す。このように植生マット6を
配置しておくと、盛土5の完成後に植生を行なう手間が
省けて大幅なコストダウンとなる。更にこの植生マット
6は、法面部分の土砂が金網の目からこぼれ落ちるのを
防止する土留の作用をも行なう。土留に関しては、植生
マット6に限らず、単なる不織布やムシロなど面状のも
のであればいずれも土留部材として用いられる。図6
は、この土留部材7を、あらかじめ法面形成用の枠付金
網2の片面に結束ワイヤ71等で取着したものを示す。
この枠付金網2を用いれば、植生マット6等の土留部材
7を別個に搬送したり、施工時に介装する手間が省けて
便利なものである。尚、盛土5の法面部分内側に植生マ
ットに代えて、礫層等を設けてもよい。
6を配置した他の例を示す。このように植生マット6を
配置しておくと、盛土5の完成後に植生を行なう手間が
省けて大幅なコストダウンとなる。更にこの植生マット
6は、法面部分の土砂が金網の目からこぼれ落ちるのを
防止する土留の作用をも行なう。土留に関しては、植生
マット6に限らず、単なる不織布やムシロなど面状のも
のであればいずれも土留部材として用いられる。図6
は、この土留部材7を、あらかじめ法面形成用の枠付金
網2の片面に結束ワイヤ71等で取着したものを示す。
この枠付金網2を用いれば、植生マット6等の土留部材
7を別個に搬送したり、施工時に介装する手間が省けて
便利なものである。尚、盛土5の法面部分内側に植生マ
ットに代えて、礫層等を設けてもよい。
【0019】図7は、枠体への金網の張設固定状態の変
形例を示す。まず、図7(a)は前記実施例において、
押え板13に突起19を設け、この突起で金網の目の縁
部を引っ掛けて抜け止め固定するものである。図7
(b)は、押え棒20に金網の縁部を捲回し、これをコ
型の枠体に嵌め込んでボルト21で固定するものであ
る。これらは、金網の固定がより強固に行えるものであ
が、金網の固定はこれら図示されたものに限定はされな
い。要は、金網にかかる剪断応力や引張力を全体に分散
し、応力集中をさけるような固定の仕方であればよい。
形例を示す。まず、図7(a)は前記実施例において、
押え板13に突起19を設け、この突起で金網の目の縁
部を引っ掛けて抜け止め固定するものである。図7
(b)は、押え棒20に金網の縁部を捲回し、これをコ
型の枠体に嵌め込んでボルト21で固定するものであ
る。これらは、金網の固定がより強固に行えるものであ
が、金網の固定はこれら図示されたものに限定はされな
い。要は、金網にかかる剪断応力や引張力を全体に分散
し、応力集中をさけるような固定の仕方であればよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の盛土形成
方法は、適宜寸法に作製した枠付金網を縦横方向に多数
連接して地盤上に敷設し、且つその端部の1列を引き起
こしてL型の法面形成部とし、ここに土砂類を客土し転
圧して客土層を形成し、この操作を繰り返して必要な高
さの盛土を形成するものである。
方法は、適宜寸法に作製した枠付金網を縦横方向に多数
連接して地盤上に敷設し、且つその端部の1列を引き起
こしてL型の法面形成部とし、ここに土砂類を客土し転
圧して客土層を形成し、この操作を繰り返して必要な高
さの盛土を形成するものである。
【0021】従って、枠付金網を並べて連接するだけで
盛土内に金網を層状に組み込むことができるため、金網
のまま敷設するのと比べて時間や手間が大幅に省けると
ともに、高度な技能がなくても均等な敷設ができる。ま
た、金網自体が従来のネットに比べて強度に優れ、且つ
凹凸が大きいため土との摩擦が大きくなるし、枠体自体
も土の移動に大きな抵抗を示すので、土層の剪断及びこ
れによる法面近傍の崩壊をより有効に防止する。これに
加えて、敷設した枠付金網の一端を引き起こしてこれを
法面形成部とするため、単なる網状体による補強以上の
効果を発揮する。しかも法面保護用のL型枠体等を必要
とせずに法面部分の補強ができるので、急角度の法面を
持った盛土を手軽に且つ低コストで形成できるし、法面
全体が金網に覆われているため、植生やモルタル等の吹
付け物の保持効果が大きい等、極めて優れた盛土工法と
言うことができる。更に、枠付金網の片面に植生マット
その他の土留部材を予め取着したものを法面形成部に使
用すると、植生マット等を別途搬送したり、客土前に植
生マット等を介装して取り付けるなどの手間が省けて便
利である。
盛土内に金網を層状に組み込むことができるため、金網
のまま敷設するのと比べて時間や手間が大幅に省けると
ともに、高度な技能がなくても均等な敷設ができる。ま
た、金網自体が従来のネットに比べて強度に優れ、且つ
凹凸が大きいため土との摩擦が大きくなるし、枠体自体
も土の移動に大きな抵抗を示すので、土層の剪断及びこ
れによる法面近傍の崩壊をより有効に防止する。これに
加えて、敷設した枠付金網の一端を引き起こしてこれを
法面形成部とするため、単なる網状体による補強以上の
効果を発揮する。しかも法面保護用のL型枠体等を必要
とせずに法面部分の補強ができるので、急角度の法面を
持った盛土を手軽に且つ低コストで形成できるし、法面
全体が金網に覆われているため、植生やモルタル等の吹
付け物の保持効果が大きい等、極めて優れた盛土工法と
言うことができる。更に、枠付金網の片面に植生マット
その他の土留部材を予め取着したものを法面形成部に使
用すると、植生マット等を別途搬送したり、客土前に植
生マット等を介装して取り付けるなどの手間が省けて便
利である。
【図1】本発明に係る枠付金網の一部を拡大した全体斜
視図である。
視図である。
【図2】枠付金網を連接して敷設し、法面形成部を立設
した状態の斜視図である
した状態の斜視図である
【図3】連結金具の一例を示す平面図である。
【図4】盛土の一例を示す断面図である。
【図5】盛土の他の例を示す断面図である。
【図6】枠付金網の他の例を示す断面図である。
【図7】(a)及び(b)は、枠体への金網の張設固定
状態を示すそれぞれ異なる部分拡大断面図である。
状態を示すそれぞれ異なる部分拡大断面図である。
1 枠付金網 11 枠体 12 金網 15 連接用透孔 2 法面形成用枠付金網 3 連接金具 4 固定連結具 5 盛土 51 崩壊想定線 6 植生マット 7 土留部材 G 地盤 K 客土層
Claims (2)
- 【請求項1】 矩形或いは方形状の枠体内に金網を張設
した枠付金網を、縦横方向に多数連接して地盤上に敷設
するとともにその端部の1列を引き起こし所定の角度に
固定してL型の法面形成部とし、該連接した枠付金網上
及び法面形成部の内側に土砂類を客土して転圧し、該転
圧した客土層の面上に同様に枠付金網を多数連接して敷
設し、同様の操作を順次繰り返して所定高さの盛土とす
ることを特徴とする盛土形成方法。 - 【請求項2】 矩形或いは方形状の枠体内に金網を張設
した枠付金網の金網部分に、土留部材を取着してなるこ
とを特徴とする枠付金網。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30535391A JPH05112939A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 盛土形成方法及び枠付金網 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30535391A JPH05112939A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 盛土形成方法及び枠付金網 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05112939A true JPH05112939A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17944095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30535391A Pending JPH05112939A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 盛土形成方法及び枠付金網 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05112939A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100843754B1 (ko) * | 2007-02-12 | 2008-07-04 | 주식회사 에이치에스지 | 보강토 옹벽 및 사면 시공을 위한 지지틀 |
| JP2016084641A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | 日本興業株式会社 | 張出歩道ブロック |
| JP2017043961A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 旭化成アドバンス株式会社 | 施工セル構造体及びその施工方法 |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP30535391A patent/JPH05112939A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100843754B1 (ko) * | 2007-02-12 | 2008-07-04 | 주식회사 에이치에스지 | 보강토 옹벽 및 사면 시공을 위한 지지틀 |
| JP2016084641A (ja) * | 2014-10-28 | 2016-05-19 | 日本興業株式会社 | 張出歩道ブロック |
| JP2017043961A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 旭化成アドバンス株式会社 | 施工セル構造体及びその施工方法 |
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