JPH05113633A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH05113633A
JPH05113633A JP8952292A JP8952292A JPH05113633A JP H05113633 A JPH05113633 A JP H05113633A JP 8952292 A JP8952292 A JP 8952292A JP 8952292 A JP8952292 A JP 8952292A JP H05113633 A JPH05113633 A JP H05113633A
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color
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halide emulsion
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剛 池田
Shigeo Tanaka
重雄 田中
Mitsuhiro Okumura
光広 奥村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光により、優れた色再現性、階調再現性を
もつカラー画像を形成するカラー画像方法を提供するこ
と。 【構成】 反射支持体上にイエローカプラー、マゼンタ
カプラー、シアンカプラーをそれぞれ含んでなるハロゲ
ン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を露光
した後、現像処理するデジタル・カラー画像形成方法に
おいて、該カラー画像形成方法によって得られるイエロ
ーカラーパッチの画像濃度が2.0となるときの色度が
CIE 1976 L***色空間でメトリック色相
角が86度以上90度以下でメトリック・クロマが85
以上となるようにし、かつ、マゼンタカラーパッチの画
像濃度が2.0となるときの色度がCIE 1976
***色空間でメトリック色相角が340度以上3
55度以下でメトリック・クロマが70以上となるよう
にしたことを特徴とするカラー画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射支持体を有するハ
ロゲン化銀写真感光材料に、磁気媒体などに記録された
ソフト情報等から優れた色再現性、階調再現性をもつカ
ラー画像を形成する画像形成方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】今日、エレクトロニクスの分野では、C
CD等の撮像素子及び磁気記録媒体の著しい進歩によ
り、これまでのハロゲン化銀を使った写真と同じ手軽さ
で写真撮影を行い、直ちにテレビに写しだしてこれを楽
しむことを可能としてきた。また、印刷・製版の分野で
はスキャナーおよび画像処理機器の進歩により原画をス
キャナーで読み取った後、カラーディスプレイを見なが
ら編集、修正などの作業や、コントラストの変化、拡大
縮小などを自在に、手軽に行うことが出来るようになっ
た。このように、画像を電気信号として記録、加工する
ことが産業の分野はもとより一般社会においても浸透し
て来つつある。
【0003】しかし、テレビ画面に画像を映し出すとい
うだけではやはり満足されておらず、紙の上に記録され
た画像が求められており、感熱転写方式、インクジェッ
ト方式、電子写真方式などの種々の方式が実用化されて
いる。こうした分野でもハロゲン化銀写真感光材料のも
つ豊かな色再現性は他の方式に比べ群を抜いたものであ
って、ヘリウム・ネオン、アルゴンイオン、ヘリウム・
カドミウム等のガスレーザーを光源としてハロゲン化銀
写真感光材料へ走査露光することにより、優れた色再現
性を有したカラー画像を形成することができる。しかし
ながら、従来知られているハロゲン化銀写真感光材料を
そのまま走査露光用の感光材料として使用し形成した画
像は、高照度相反則不軌の問題から色濁り(特に黄色色
画像)を生じるという欠点を有していることが例えば特
開昭62−35352号に記載されている。また、該特
開昭62−35352号にはハロゲン化銀乳剤層のハロ
ゲン化銀の臭化銀含有率を0〜65モル%にすることで
色濁りの少ない画像を形成することができることが開示
されている。この技術により色濁りが防止され色純度は
向上され、形成された画像の色再現性は改良される。
【0004】カラーネガフィルムから露光により形成さ
れる画像の色再現性には、カラーネガフィルムの分光感
度、重層効果、色素の分光吸収等多くの因子が影響す
る。従って、カラーネガフィルムから色再現性の良い画
像を形成することを要求されているカラー印画紙はカラ
ーネガフィルムの諸特性に合わせた特性となっている。
このため、デジタル・カラー画像形成方法で、これら従
来のカラー印画紙を用いた場合には、高彩度の色、特に
高彩度の赤色が十分再現できないという問題をもってい
た。さらに、これら従来の印画紙では、高彩度の赤色の
階調が消失してしまうという問題を持っていることが、
例えば特開昭61−91657号、同62−67537
号、同62−258453号、同63−236034号
に記載されている。例えば、特開昭62−258453
号には、マゼンタ画像形成色素の不要吸収を減らすと高
彩度の赤色の階調が消失するという問題が起こることが
示されている。また、前記の、特開昭61−91657
号、同62−67537号、同62−258453号、
同63−236034号には高彩度の赤色の階調消失の
防止の方法が具体的に記載されているが、それらの方法
では赤色の階調再現の良化は見られるものの、高彩度の
赤色自体の色相が変わり、また明度も低下するという欠
点を有している。
【0005】
【発明の目的】本発明は、優れた色再現性、階調再現性
をもつカラー画像を形成するデジタル・カラー画像形成
方法を提供することにある。
【0006】
【発明の構成】上記目的は、反射支持体上にイエローカ
プラー、マゼンタカプラー、シアンカプラーをそれぞれ
含んでなるハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写
真感光材料を露光した後、現像処理するデジタル・カラ
ー画像形成方法において、該カラー画像形成方法によっ
て得られるイエローカラーパッチの画像濃度が2.0と
なるときの色度がCIE 1976 L***色空間
でメトリック色相角が86度以上90度以下でメトリッ
ク・クロマが85以上となるようにし、かつ、マゼンタ
カラーパッチの画像濃度が2.0となるときの色度がC
IE 1976L***色空間でメトリック色相角が
340度以上355度以下でメトリック・クロマが70
以上となるようにしたことを特徴とするカラー画像形成
方法によって達成することができる。
【0007】一画素当りの露光量が10-4秒以下である
走査露光によるデジタル・カラー画像形成方法の場合、
上記目的の達成は周期律表第VIII族金属、第II族金属、
鉛、レニウム、モリブデン、タングステン、クロムを有
する化合物の少なくとも一種を含有する、少なくとも一
種のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光
材料を用いることでより優れたものとなる。
【0008】さらに、上記目的の達成は、イエローカプ
ラー含有ハロゲン化銀乳剤層に対する露光量及びマゼン
タカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に対する露光量が共
に高濃度の画像を与える露光量であり、かつ、シアンカ
プラー含有ハロゲン化銀乳剤層に対する露光量が濃度
0.5以下のシアン画像を与える露光量であるという条
件を満たすとき、シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳剤
層に対する露光を、上記条件を満たさないときにシアン
カプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に形成される画像より
も高コントラストの画像を形成するように演算した露光
量で行うことことにより優れたものとなる。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明において、メトリック色相角とは、
平滑な面を有する反射支持体上にカプラーを含有するハ
ロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を塗設した後、適当
な分光組成を有する光によりこれを露光し、現像するこ
とによってカラーパッチを得、その分光吸収を測定する
ことによって得ることが出来る。分光吸収の測定はJI
S Z−8722(1982)の、照明及び受光の幾何
学的条件の条件cによって測定し、同じくJIS Z−
8722(1982)に記載の方法により三刺激値X、
Y、Zを求め、JIS Z−8729(1980)に記
載の方法によって各々のL***の値を求める。メト
リック色相角はCIE 1976 L***色空間で
のa**平面内でa*軸のa*が正の軸部分を0度として
定義してあり、その軸からの角度をいう。その際、a*
>0、b*>0の場合、メトリック色相角は0〜90度
の範囲内にあり、a*<0、b*>0の場合は90〜18
0度、a*<0、b*<0の場合は180〜270度、a
*>0、b*<0の場合は270〜360度の範囲にあ
る。メトリック・クロマとは、CIE1976L**
*色空間でのL*軸との距離で定義されている。これらの
詳細については、例えば、納谷嘉信:産業色彩学、10
6頁〜107頁、朝倉書店(1989)等に記載されて
いる。また、画像濃度は、JIS K 7653−19
88に規定されたステータスAの分光条件をもち、JI
S K 7654−1990に規定された幾何条件を満
たす濃度計を用いてカラーパッチの濃度を測定すること
により得られたものである。
【0011】本発明においては、イエローカラーパッチ
の画像濃度が2.0となるときの色度がCIE 197
6 L***色空間でメトリック色相角が86度以上
90度以下でメトリック・クロマが85以上で、かつ、
マゼンタカラーパッチの画像濃度が2.0となるときの
色度がCIE 1976 L***色空間でメトリッ
ク色相角が340度以上355度以下でメトリック・ク
ロマが70以上であることが要件である。
【0012】イエロー画像およびマゼンタ画像のメトリ
ック色相角及びメトリック・クロマは、主としてイエロ
ー画像色素およびマゼンタ画像色素の構造によって決ま
る。従って、上記メトリック色相角及びメトリック・ク
ロマがえられるかどうかは、イエローカプラー、マゼン
タカプラーおよび発色現像主薬の構造、特にイエローカ
プラー、マゼンタカプラーの構造が最も大きな影響を持
っている。しかし、それ以外にも、影響は比較的小さい
が、分子間水素結合の形成などにより画像色素の分光吸
収を長波長側や短波長側にシフトさせる能力を有する添
加剤、カプラーの分散に用いられる高沸点有機溶媒やポ
リマーの種類や量、カプラーと高沸点有機溶媒の量比、
カプラーの分散液の塗布量等が影響する。
【0013】本発明においては、イエローカラーパッチ
の画像濃度が2.0となるときの色度がCIE 197
6 L***色空間でメトリック色相角が86度以上
90度以下でメトリック・クロマが85以上という要件
(以下、本発明の要件Yという。)が必要であるが、イ
エローカラーパッチの画像濃度が2.0となるときの色
度がCIE 1976 L***色空間でメトリック
色相角が87度以上89度以下でメトリック・クロマが
85以上という要件を満たすことが更に好ましい。本発
明の要件Yを満たすイエロー画像を形成できる好ましい
イエローカプラーとしては、下記一般式(Y)で示され
る化合物を挙げることができる。 一般式(Y)
【0014】
【化1】 式中、RY1はアルコキシ基を表し、RY2は−NHCOR
Y3SO2Y4、COORY4、−NHCORY4、−COO
Y3COORY4、−N(RY5)SO2Y4または−SO2
N(RY5)RY4を表す。RY3はアルキレン基を表し、R
Y4は耐拡散性基を表し、RY5は水素原子、アルキル基ま
たはアラルキル基を表し、ZYはカップリング離脱基を
表す。
【0015】本発明に用いてその効果を発揮しうる好ま
しいイエローカプラーとしては、下記YC−1〜YC−
9を挙げることができるが、これらに限定されるもので
はない。
【0016】
【化2】
【0017】
【化3】
【0018】単独では本発明の要件Yを満たすイエロー
画像を形成することが出来ないイエローカプラーであっ
ても、他のカプラーと併用することにより、本発明の要
件Yを満たすことができれば、本発明に係るハロゲン化
銀写真感光材料に用いることができる。
【0019】本発明においては、マゼンタカラーパッチ
の画像濃度が2.0となるときの色度がCIE 197
6 L***色空間でメトリック色相角が340度以
上355度以下でメトリック・クロマが70以上という
要件(以下、本発明の要件Mという。)が必要である
が、マゼンタカラーパッチの画像濃度が2.0となると
きの色度がCIE 1976 L***色空間でメト
リック色相角が345度以上350度以下でメトリック
・クロマが70以上という要件を満たすことが更に好ま
しい。
【0020】以下に、本発明の要件Mを満たすマゼンタ
画像を形成できるマゼンタカプラーの具体例を挙げる
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】
【化4】
【0022】単独では本発明の要件Mを満たすマゼンタ
画像を形成することが出来ないマゼンタカプラーであっ
ても、他のカプラーと併用することにより、本発明の要
件Mを満たすことができれば、本発明に係るハロゲン化
銀写真感光材料に用いることができる。
【0023】本発明に係るカプラーをハロゲン化銀写真
感光材料に添加するのに水中油滴形乳化分散法を用いる
場合には、通常、沸点150℃以上の水不溶性高沸点有
機溶媒に、必要に応じて低沸点及び/または水溶性有機
溶媒を併用して溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性バ
インダー中に界面活性剤を用いて乳化分散する。分散手
段としては、撹拌機、ホモジナイザー、コロイドミル、
フロージェットミキサー、超音波分散機等を用いること
ができる。分散後、または、分散と同時に低沸点有機溶
媒を除去する工程を入れてもよい。カプラーを溶解して
分散するために用いることの出来る高沸点有機溶媒とし
ては、 (1)ジオクチルフタレート (2)ジノニルフタレート (3)ジイソドデシルフタレート (4)ジシクロヘキシルフタレート (5)トリクレジルホスフェート (6)トリヘキシルホスフェート (7)トリ(2−エチルヘキシル)ホスフェート (8)ジエチルラウラミド (9)ジノニルフェノール (10)デカリン (11)1,4−ビス(2−エチルヘキシルカルボニル
オキシメチル)シクロヘキサン 等をあげることが出来る。
【0024】カプラーと高沸点有機溶媒の重量比として
は、カプラー1に対して、高沸点有機溶媒を0.1〜2
の比率で用いるのが好ましく、0.2〜1の比率で用い
るのがより好ましい。高沸点有機溶媒の比率が高い方が
好ましい分光吸収が得やすいが、ハロゲン化銀感光材料
の安定性、物理的な損傷に対する耐性の観点からは不利
であり、両者を勘案して決められるべきものである。
【0025】また、高沸点有機溶媒を用いる方法に代え
て、カプラーと水不溶性かつ有機溶媒可溶性のポリマー
化合物を、必要に応じて低沸点及び/または水溶性有機
溶媒に溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性バインダー
中に界面活性剤を用いて種々の分散手段により乳化分散
する方法をとることもできる。この時用いられる水不溶
性で有機溶媒可溶性のポリマーとしては、 〔PO−1〕ポリ(N−t−ブチルアクリルアミド) 〔PO−2〕N−t−ブチルアクリルアミド−メチルメ
タクリレート共重合体(60:40) 〔PO−3〕ポリブチルメタクリレート 〔PO−4〕メチルメタクリレート−スチレン共重合体
(90:10) 〔PO−5〕N−t−ブチルアクリルアミド−2−メト
キシエチルアクリレート共重合体(55:45) 〔PO−6〕ω−メトキシポリエチレングリコールアク
リレート(付加モル数n=9)−N−t−ブチルアクリ
ルアミド共重合体(25:75) 〔PO−7〕1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリ
エステル 〔PO−8〕ポリプロピオラクタム 等を挙げることが出来る。共重合体のカッコ内の数値は
モノマーの重量比を表す。
【0026】発色色素の吸収波長をシフトさせる目的
で、下記の如き化合物を用いることが出来る。
【0027】
【化5】 また、これ以外にも米国特許4,774,187号に記
載の蛍光色素放出化合物を用いることも出来る。
【0028】カプラーの塗布量としては、十分に高い濃
度を得ることが出来れば、特に制限はないが、好ましく
は、ハロゲン化銀1モル当り1×10-3〜5モル、更に
好ましくは、1×10-2〜1モルの範囲で用いられる。
【0029】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
用いられるシアンカプラーとしては、従来から公知の種
々のカプラーを用いることができるが、シアンカプラー
を適切に選択することによって色再現性の優れた画像を
得ることがでる。本発明に係るハロゲン化銀写真感光材
料に用いるシアンカプラーの具体例として下記のCC−
1〜CC−12を挙げることができる。
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
用いられるハロゲン化銀乳剤は、塩化銀、臭化銀、沃化
銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀のいずれでもよ
い。
【0034】本発明に係るイエローおよびマゼンタカプ
ラーと組み合わせて用いられるハロゲン化銀乳剤として
は、十分な感度と十分な最高濃度をもつことがもとめら
れている。この点から本発明に係るハロゲン化銀乳剤に
は、鉄、イリジウム、白金、パラジウム、ニッケル、ロ
ジウム、オスミウム、ルテニウム、コバルト等の第VIII
族金属や、カドミウム、亜鉛、水銀などの第II族遷移金
属や鉛、レニウム、モリブテン、タングステン、クロム
等の重金属化合物を含有させることが好ましい。中でも
鉄、イリジウム、白金、ルテニウム、オスミウムの遷移
金属化合物が好ましい。
【0035】特に、走査露光によるデジタル・カラー画
像形成方法の場合、鉄、イリジウム、白金、ルテニウ
ム、オスミウムの遷移金属化合物を含有させることが好
ましく、本発明の効果が高い。
【0036】これらの重金属化合物は、例えば塩や、錯
体の形でハロゲン化銀乳剤に添加することが出来る。中
でも錯体の形で乳剤に添加する方が、ハロゲン化銀乳剤
中に組み込まれ易く、さらに本発明の効果が大きくなり
好ましい。
【0037】重金属が錯体を形成する場合には、その配
位子としてはスズ酸イオン、シアン化物イオン、チオシ
アン酸イオン、シアン酸イオン、塩化物イオン、臭化物
イオン、沃化物イオン、カルボニル、アンモニア等を挙
げることができる。中でも、スズ酸イオン、チオシアン
酸イオン、シアン酸イオン、ハロゲン化スズ酸イオン等
が好ましい。
【0038】以下に本発明に係るハロゲン化銀乳剤に用
いられる重金属化合物を示す。
【0039】(1)FeCl2 ,(2)FeCl3
(3)(NH4)Fe(SO42 ,(4)K3[Fe
(CN)6 ],(5)K4[Fe(CN)6 ],(6)
2 [IrCl6 ],(7)K3[IrCl6 ],
(8)K2 [PtCl6 ],(9)K2 [Pt(SC
N)4 ],(10)K2 [NiCl4 ],(11)K2
[PdCl6 ],(12)K3 [RhCl6 ],(1
3)CdCl2 ,(14)ZnCl2 ,(15)K
4 [IrBr(SnBr3 ],(16)K2 [M
o(CO)4 (CNO)2 ],(17)K3 [Re(C
NO)6 ],(18)K3 [Mo(OCN)6 ],(1
9)K4 [Fe(CNO)6 ],(20)K2[W(C
O)4 (CNO)2 ],(21)K2 [Cr(CO)4
(CNO)2 ],(22)K4 [Ru(CNO)6 ],
(23)K2 [Ni(CN)4 ],(24)PbC
2 ,(25)K3 [Co(NH3 6 ],(26)K
5 [Co2 (CNO)11],(27)K3 [Re(CN
O)6 ],(28)K4 [Os(SnCl3 6 ],
(29)K4 [Ru(SnCl3 6 ],(30)K4
[Os(CNO)6 ],(31)K2 [Cd(CNO)
4 ],(32)K2 [Pt(CNO)4 ],(33)K
3 [IrBr6
【0040】本発明に係るハロゲン化銀乳剤に前記重金
属化合物を含有させるためには、本発明の重金属化合物
をハロゲン化銀粒子の形成前、ハロゲン化銀粒子の形成
中、ハロゲン化銀粒子の形成後の物理熟成中の各工程の
任意の場所で添加すればよい。このためには、例えばこ
の重金属化合物を水溶液としておいて所望のタイミング
で添加すればよい。あるいは、ハロゲン化物塩と一緒に
溶解して粒子形成工程の間にわたって連続的に添加して
もよい。
【0041】本発明の重金属化合物をハロゲン化銀乳剤
中に添加するときの量はハロゲン化銀1モル当り10-9
モル以上が好ましく、10-9モル以上10-2モル以下が
より好ましく、特に10-8モル以上10-3モル以下が好
ましい。
【0042】本発明に用いられるハロゲン化乳剤は常法
により化学増感される。
【0043】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料
は、イエローカプラー、マゼンタカプラー、シアンカプ
ラーに組み合わせて400〜900nmの波長域の特定領
域に分光増感されたハロゲン化銀乳剤を含む層を有す
る。そのうち少なくとも1層に含まれるハロゲン化乳剤
は720nmよりも長波長側に分光感度の極大値を有する
ものも好ましく用いることができる。該ハロゲン化銀乳
剤は一種または、二種以上の増感色素を組み合わせて含
有する。本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料におい
ては、各ハロゲン化銀乳剤とカプラーの組合せに特に限
定はない。
【0044】本発明に用いられる赤外増感色素の好まし
い具体的化合物を以下に示す。
【0045】
【化9】
【0046】
【化10】
【0047】
【化11】 本発明に用いられる赤感光性及び赤外感光性増感色素
は、強色増感剤として下記化合物を組み合わせて用いる
ことが出来る。
【0048】
【化12】
【0049】
【化13】
【0050】本発明のデジタル・カラー画像形成方法に
おける露光方法は、レーザー、発光ダイオード等による
走査露光による方法、CRT(陰極線管)による露光方
法、液晶による露光方法等を用いることができる。
【0051】本発明のデジタル・カラー画像形成方法の
露光装置において、レーザーを用いて走査露光する装置
は、イエローカプラー、マゼンタカプラー、シアンカプ
ラーに組み合わせられた3つの乳剤の感光域にあわせた
3つの光源を有する。この光源はその波長に応じて選択
することが可能であり、ヘリウム・カドミウム、アルゴ
ンイオン、ヘリウム・ネオン等のガスレーザーや半導体
レーザーを組み合わせて用いることが出来る。
【0052】中でも装置の小型化や低価格化を考慮する
と半導体レーザーを用いることが好ましい。半導体レー
ザーとしては、720nm以上の波長に十分な強度を持っ
ていればどのようなものであってもよく、ガリウム・ヒ
素・リン、アルミニウム・ガリウム・ヒ素、インジウム
・ガリウム・ヒ素・リン、アルミニウム・ガリウム・ヒ
素・アンチモン等をあげることができる。中でも、75
0、780、810、830、880nmの半導体レーザ
ーが光強度、ハロゲン化銀感光材料の取扱などの点から
有利に用いられる。
【0053】露光に用いるレーザー光のビームの形状に
は特に制限はなく、円形であっても楕円形であってもよ
い。また、ビームの大きさにも特に制限はないが、ビー
ムの大きさが絞られているほど高い画質が得られ好まし
い。こうしたシステムに適用可能と考えられるレーザー
プリンター装置としては、例えば、特開昭55−407
1号、特開昭59−11062号、特開昭63−197
947号、特開平2−74942号、特開平2−236
538号、特公昭56−14963号、特公昭56−4
0822号、欧州広域特許77410号、電子通信学会
技術研究報告80巻244号、及び映画テレビ技術誌1
984/6(382)、34〜36ページなどに記載さ
れているものがある。
【0054】本発明のデジタル・カラー画像形成方法の
露光方法において、CRTによる露光の場合、イエロー
カプラー、マゼンタカプラー、シアンカプラーに組み合
わせられた3つの乳剤の感光域にあわせた3つの発光蛍
光体をもつCRTを用いることができる。この発光蛍光
体は、通常の製造方法を用いて製造することができ、例
えば特開昭61−296647号公報に記載されている
製造方法を用いて製造することができる。この発光蛍光
体は青色、緑色、赤色、黄色、橙色、紫色あるいは赤外
領域に発光するものを用いる事ができる。
【0055】イエローカプラー含有ハロゲン化銀乳剤
層、マゼンタカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層及びシア
ンカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に対する露光は、磁
気記録媒体等に記録された各層の露光量を制御するデー
タに基づいて出力された信号によって制御された露光量
によって行われる。この場合、データに基づいて出力さ
れた信号を加工することによって出力される画像を希望
するものに変えることができる。
【0056】イエローカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層
に与える露光量及びマゼンタカプラー含有ハロゲン化銀
乳剤層に与える露光量を制御する信号が共に高濃度のイ
エロー画像及び高濃度のマゼンタ画像を与える信号とな
り、かつ、シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に与
える露光量を制御する信号が濃度0.5以下のシアン画
像を与える信号となるという条件を満たすとき、シアン
カプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に与える露光量を制御
する信号を演算加工して、上記条件を満たさないときに
シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に形成されるシ
アン画像のコントラストよりも高いコントラストを与え
る露光量に制御することによってさらに高彩度の赤色の
諧調再現性を良好にすることができる。
【0057】シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に
与える露光量を制御する信号を演算加工を開始するイエ
ロー画像及びマゼンタ画像の濃度は、どのような画像を
出力するかによって異なるが、例えば1.0以上とする
こともできるし、また1.5以上とすることもできる。
【0058】シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳剤層に
与える露光量を制御する信号の演算はアナログあるいは
デジタルとして行うことができる。
【0059】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
は、イラジエーション防止やハレーション防止の目的で
種々の波長域に吸収を有する染料を用いることができ
る。この目的で、公知の化合物をいずれも用いることが
出来る。
【0060】本発明に係る反射支持体としては、どのよ
うな材質を用いてもよく、白色顔料含有ポリエチレン被
覆紙、バライタ紙、塩化ビニルシート、白色顔料を含有
したポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート支持
体などを用いることができる。中でも白色顔料を含有す
るポリオレフィン樹脂層を表面に有する支持体が好まし
い。
【0061】本発明に係る反射支持体に用いられる白色
顔料としては、無機及び/または有機の白色顔料を用い
ることができ、好ましくは無機の白色顔料が用いられ
る。例えば硫酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸
塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微
粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウ
ム、アルミナ、アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜
鉛、タルク、クレイ等があげられる。白色顔料は好まし
くは硫酸バリウム、酸化チタンである。
【0062】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料
は、必要に応じて支持体表面にコロナ放電、紫外線照
射、火炎処理等を施した後、直接または下塗層(支持体
表面の接着性、帯電防止性、寸度安定性、耐摩擦性、硬
さ、ハレーション防止性、摩擦特性及び/またはその他
の特性を向上するための1または2以上の下塗層)を介
して塗布されていてもよい。
【0063】ハロゲン化銀乳剤を用いた写真感光材料の
塗布に際して、塗布性を向上させるために増粘剤を用い
てもよい。塗布法としては2種以上の層を同時に塗布す
ることの出来るエクストルージョンコーティング及びカ
ーテンコーティングが特に有用である。
【0064】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
現像処理に於て発色現像液に使用される発色現像主薬
は、種々のカラー写真プロセスにおいて広範囲に使用さ
れているアミノフェノール及びp−フェニレンジアミン
系化合物が用いられる。特に、芳香族第一級アミン系発
色現像主薬が好ましく用いられる。発色現像液には、前
記の発色現像主薬に加えて、既知の現像液成分化合物を
添加することが出来る。
【0065】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料
は、発色現像後、漂白処理及び定着処理を施される。漂
白処理は定着処理と同時に行なってもよい。定着処理の
後は、通常は水洗処理が行なわれる。また、水洗処理の
代替として、安定化処理を行なってもよく、水洗と安定
化処理を併用してもよい。本発明に係るハロゲン化銀写
真感光材料の現像処理に用いる現像処理装置としては、
処理槽に配置されたローラーに感光材料をはさんで搬送
するローラートランスポートタイプであっても、ベルト
に感光材料を固定して搬送するエンドレスベルト方式で
あってもよいが、特に処理槽をスリット状に形成して、
この処理槽に処理液を供給するとともに感光材料を搬送
する方式でもよい。
【0066】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されない。 (実施例1)ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持
体の上に以下に示す層構成を有する多層ハロゲン化銀写
真感光材料101を作製した。塗布液は下記のようにし
て調整した。イエローカプラー(Y−1)26.7g、
色素画像安定化剤(ST−1)10.0g、色素画像安
定化剤(ST−2)6.67g、添加剤(HQ−1)
0.67gおよび高沸点有機溶媒(DNP)6.67g
に酢酸エチル60mlを加え溶解し、この溶液を界面活性
剤(SU−1)の15%水溶液9.5mlを含有する10
%ゼラチン水溶液220mlに超音波ホモジナイザーを用
いて乳化分散させてイエローカプラー分散液を作製し
た。この分散液を下記条件にて作製した青感性ハロゲン
化銀乳剤(Em−B)(銀8.68g含有)と混合し、
更にイラジェーション防止染料AI−3 5%水溶液を
6.7ml加え、第1層塗布液を調製した。第2層〜第7
層塗布液も上記第1層塗布液と同様に調製した。また、
硬膜剤として第2層及び第4層に(H−1)を、第7層
に(H−2)を添加した。塗布助剤としては、界面活性
剤(SU−2)、(SU−3)を添加し、表面張力を調
整した。
【0067】なお、層構成は、表1、表2の如くであ
る。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【化14】
【0071】
【化15】
【0072】
【化16】
【0073】
【化17】
【0074】
【化18】
【0075】(青感性ハロゲン化銀乳剤調整)40℃に
保温した2%ゼラチン水溶液1000ml中に下記(A
液)及び(B液)をpAg=6.5、pH=3.0に制御し
つつ30分かけて同時添加し、更に下記(C液)及び
(D液)をpAg=7.3、pH=5.5に制御しつつ18
0分かけて同時添加した。この時、pAgの制御は特開昭
59−45437号記載の方法により行い、pHの制御は
硫酸又は水酸化ナトリウムの水溶液を用いて行った。
【0076】 (A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml (C液) 塩化ナトリウム 102.7g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml
【0077】添加終了後、花王アトラス社製デモールN
の5%水溶液と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用い
て脱塩を行った後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径
0.85μm、変動係数(S/R)=0.07、塩化銀
含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤(EMP−
1)を得た。ここでSは粒径の標準偏差を、Rは平均粒
径を表す。
【0078】上記乳剤(EMP−1)に対し、下記化合
物を用い50℃にて90分化学熟成を行い、青感性ハロ
ゲン化銀乳剤(Em−B)を得た。
【0079】 チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤STAB−1 6×10-4モル/モルAgX 増感色素BS−1 4×10-4モル/モルAgX 増感色素BS−2 1×10-4モル/モルAgX
【0080】(緑感性ハロゲン化銀乳剤の調整)(A
液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添
加時間を変更する以外は(EMP−1)と同様にして、
平均粒径0.43μm、変動係数(S/R)=0.0
8、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤
(EMP−2)を得た。(EMP−2)に対し、緑感性
増感色素(GS−1)に変え、更に各成分の使用量を最
適に増感できるように変え、また、化学熟成を55℃で
120分行った以外は上記Em−Bと同様にして化学熟
成を行い緑感性ハロゲン化銀乳剤(Em−G)を得た。
【0081】(赤感性ハロゲン化銀乳剤の調整)(A
液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D液)の添
加時間を変更する以外は(EMP−1)と同様にして、
平均粒径0.50μm、変動係数(S/R)=0.0
8、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤
(EMP−3)を得た。(EMP−3)に対し、赤感性
増感色素(RS−1)に変え、更に各成分の使用量を最
適に増感できるように変え、また、化学熟成を60℃で
90分行った以外は上記Em−Bと同様にして化学熟成
を行い赤感性ハロゲン化銀乳剤(Em−R)を得た。
【0082】
【化19】
【0083】上記のハロゲン化銀写真感光材料を後記走
査露光装置を用いて色分解走査露光し、次いで、下記の
現像処理を行い、濃度2.0のイエローカラーパッチと
マゼンタカラーパッチを得た。これらのカラーパッチの
メトリック色相角とメトリック・クロマを前記方法にし
たがって計算した。結果を表3に示す。
【0084】 [発色現像液] 純 水 800ml トリエタノールアミン 10g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン 5g 臭化カリウム 0.02g 塩化カリウム 2g 亜硫酸カリウム 0.3g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 1.0g エチレンジアミンテトラ酢酸 1.0g カテコール−3,5−ジスルホン酸二ナトリウム 1.0g N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチル−3− メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 4.5g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンスルホン 酸誘導体) 1.0g 炭酸カリウム 27g 水を加えて全量を1リットルとし、pHを10.10に調整する。
【0085】 [漂白定着液] エチレンジアミンテトラ酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミンテトラ酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1リットルとし、炭酸カリウム又は氷酢酸でpHを5.7に 調整する。
【0086】 [安定化液] 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 1.0g エチレングリコール 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0g エチレンジアミンテトラ酢酸 1.0g 水酸化アンモニウム(20%水溶液) 3.0g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノスチルベンスルホン 酸誘導体) 1.5g 水を加えて全量を1リットルとし、硫酸又は水酸化カリウムでpHを7.0に調 整する。
【0087】次に試料101の作製においてイエローカ
プラー(Y−1)とマゼンタカプラー(M−1)を表3
示すように変化させ、試料102〜114を作製した。
【0088】
【化20】
【0089】
【化21】
【0090】
【化22】
【0091】
【表3】
【0092】試料101〜114に、4×5インチサイ
ズのカラースライドの画像をスキャナーにより一画素当
り、50×50μmの大きさでデジタル数値化したデー
タを用い、青の光源としてヘリウム・カドミウムレーザ
ー(約442nm)、緑の光源としてヘリウム・ネオンレ
ーザー(約544nm)、赤の光源としてヘリウム・ネオ
ンレーザー(約633nm)を用い光学系を組み立てた走
査露光装置により、ビーム径 約80μm、主走査速度
1.6m/秒で露光した。画像データに対する露光量
は、画像データの青、緑、赤のデータから独立に決定し
ている。次いで前記処理工程で現像処理した。
【0093】カラースライド画像作成時に同時に撮影し
たカラーネガフイルムから試料101、102の感光材
料に通常の方法でプリント画像を得て、それぞれ試料1
15、116として。こうして得られた出力画像を10
人の被験者に提示し、画像の色再現性の観点から感覚的
に評価してもらい、劣るものには1点、普通のものには
3点、優れているものには5点として5段階評価を行な
った。この得点の平均値を求めプリント画像の評価を行
った。結果を表4に示す。
【0094】評価には下記の4シーンを用いた。 (1)女性のポートレート (2)集合写真 (3)山の風景写真 (4)遊園地の風景写真
【0095】
【表4】
【0096】このように、全てのシーンで本発明の組合
せのものが色再現性の改良の度合が大きい。特にシーン
(4)で色再現性の改良の効果が著しいのは、シーン
(4)には高彩度な色が多く含まれており、それらを本
発明の組合せのものが忠実な色相で、高彩度に再現して
いるためであるとの結論を得た。また、本発明の試料1
02のものは特に色再現改良の効果が高い。 (実施例2)実施例1で用いた試料101〜114をド
ラムに張りつけ、高彩度な青色、赤色、緑色、黄色、マ
ゼンタ色、シアン色およびグレーを含む色票をビデオカ
メラで撮影、記録した画像を露光し、実施例1と同様に
現像処理を行った。露光の光源は、青の光源としてはヘ
リウム・カドミウムレーザー(約442nm)、緑の光源
としてはヘリウム・ネオンレーザー(約544nm)、赤
の光源としてはヘリウム・ネオンレーザー(約633n
m)、を用意し、光学系を組み立てた。ビーム径は約8
0μmで1.6m/秒の主走査速度で露光した。画像デ
ータに対する露光量は、画像データの青、緑、赤のデー
タから独立に決定している。結果を表5に示す。
【0097】
【表5】
【0098】上記の結果から分かるように、本発明の方
法により出力した試料では、赤色、黄色の色票ともに忠
実な色相で高彩度な再現色となっていることがわかる。
さらに、試料202では特に高彩度で忠実な色相の色再
現となっていて発明の効果が高いことがわかる。 (実施例3)実施例1において、露光方法を青色発光蛍
光体、緑色発光蛍光体、赤色発光蛍光体をもつCRTに
変えて同様にプリント画像の評価を行ったところ、本発
明の画像形成方法によって得られた画像は色再現改良の
効果が高いことが確認された。 (実施例4)実施例1の青感性ハロゲン化銀乳剤の調整
において、(C液)に最終のハロゲン化銀1モル当り1
-7モルになるように前記例示重金属化合物(5)及び
(6)を添加した以外同様にして青感性ハロゲン化銀乳
剤を調整した。同様に前記例示重金属化合物(5)及び
(6)を含有する緑感性ハロゲン化銀乳剤及び赤感性ハ
ロゲン化銀乳剤を調整した。これらのハロゲン化銀乳剤
を使用して実施例1と同様に走査露光により画像を形成
し、評価したところ特に色再現改良の効果が高いことが
確認された。 (実施例5)実施例1で用いた試料101、102の作
製において青感性乳剤(Em−B)を下記の赤外感光性
乳剤1(Em−IR1)に置き換え、緑感性乳剤(Em
−G)を下記の赤外感光性乳剤2(Em−IR2)に置
き換え、染料AI−3、AI−1を当モルの染料AI−
4、AI−5にそれぞれ置き換えた以外同様にして試料
301、302を作製した。
【0099】
【化23】
【0100】(赤外感光性ハロゲン化銀乳剤1の調製)
試料101の(EMP−2)に対し下記の化合物を用い
て55℃で化学熟成を行い、赤外感光性乳剤1(Em−
IR1)を得た。
【0101】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/ モルAgX 塩化金酸 1.0mg/ モルAgX 安定剤 STAB−1 0.6×10-4モル/モルAgX 最適なセンシトメトリー性能が得られる時間でSTAB
−1を添加し、温度を低下させて化学熟成を停止させた
が、STAB−1の添加の3分前に赤外増感色素IRS
−7を添加し、分光増感を行った。 (赤外感光性ハロゲン化銀乳剤2の調製)試料101の
(EMP−2)に対し下記の化合物を用いて55℃で化
学熟成を行い、赤外感光性乳剤2(Em−IR2)を得
た。
【0102】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/ モルAgX 塩化金酸 1.0mg/ モルAgX 安定剤 STAB−1 0.6×10-4モル/モルAgX 最適なセンシトメトリー性能が得られる時間でSTAB
−1を添加し、温度を低下させて化学熟成を停止させた
が、STAB−1の添加の3分前に赤外増感色素IRS
−11を添加し、分光増感を行った。
【0103】露光装置は、赤の光源としては、ヘリウム
・ネオンレーザー(約633nm)、赤外の光源としては
ガリウム・アルミニウム・ヒ素半導体レーザー(約78
0、830nm) を用意し、光学系を組み立て、試料30
1、302用に使用した。ビーム径は約80μmで16
0m/秒の光走査速度で露光した。この装置を用いて実
施例2と同様に走査露光後現像処理を行い、実施例2と
同様に4シーンについて評価を行った。結果を表6に示
す。
【0104】
【表6】
【0105】上記のように、赤外線を走査露光に用いて
も、緑、赤の可視光で走査露光して画像を形成した場合
と同様、優れた色再現性をもつ画像が形成されているこ
とがわかる。 (実施例6)実施例2において、青及び緑の可視光での
露光がイエロー画像濃度が1.6以上でかつマゼンタ画
像濃度が1.6以上となる露光量で行われたとき、赤の
可視光での露光を、露光量がシアン画像の最低濃度〜濃
度0.4の間のコントラストが他のときの1.5倍とな
るように演算して与えた。実施例1の試料101〜11
4を露光現像したものをそれぞれ試料401〜414と
した。実施例1の試料101作製方法において第3層マ
ゼンタカプラーに対して5モル%のシアンカプラーC−
3を添加し、この分のシアンカプラーを第5層のシアン
カプラーから減らして試料415を実施例2の露光方法
で露光し作製した。これらの試料について、実施例2の
シーン(1)について高彩度の赤色の識別性を見るため
に、セーターの編目の識別性が優れている(3点)、普
通(2点)、劣っている(1点)の3段階評価を行っ
た。さらに、得られた画像の色再現性を実施例1と同様
に5段階評価を行った。結果を表7に示す。
【0106】
【表7】 上記のように赤色光での露光を行うと、色再現性をそこ
なわずに、特に高い識別性を得ていることがわかる、ま
た、本発明が高彩度な赤色の階調消失の有効な解決手段
となっていることがわかる。
【0107】
【発明の効果】本発明のデジタル・カラー画像形成方法
は、ハロゲン化銀写真感光材料に露光することで、磁気
記録材料などに記録された情報から色再現性、階調再現
性に優れた画像を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射支持体上にイエローカプラー、マゼ
    ンタカプラー、シアンカプラーをそれぞれ含んでなるハ
    ロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を
    露光した後、現像処理するデジタル・カラー画像形成方
    法において、該カラー画像形成方法によって得られるイ
    エローカラーパッチの画像濃度が2.0となるときの色
    度がCIE 1976 L***色空間でメトリック
    色相角が86度以上90度以下でメトリック・クロマが
    85以上となるようにし、かつ、マゼンタカラーパッチ
    の画像濃度が2.0となるときの色度がCIE 197
    6 L***色空間でメトリック色相角が340度以
    上355度以下でメトリック・クロマが70以上となる
    ようにしたことを特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層が
    周期律表第VIII族金属、第II族金属、鉛、レニウム、モ
    リブデン、タングステン、クロムを有する化合物の少な
    くとも一種を含有するハロゲン化銀乳剤層であり、かつ
    露光方法が一画素当りの露光量が10-4秒以下である走
    査露光であることを特徴とする請求項1に記載のカラー
    画像形成方法。
  3. 【請求項3】 イエローカプラー含有ハロゲン化銀乳剤
    層に対する露光量及びマゼンタカプラー含有ハロゲン化
    銀乳剤層に対する露光量が共に高濃度の画像を与える露
    光量であり、かつ、シアンカプラー含有ハロゲン化銀乳
    剤層に対する露光量が濃度0.5以下のシアン画像を与
    える露光量であるという条件を満たすとき、シアンカプ
    ラー含有ハロゲン化銀乳剤層に対する露光を、上記条件
    を満たさないときにシアンカプラー含有ハロゲン化銀乳
    剤層に形成される画像よりも高コントラストの画像を形
    成するように演算した露光量で行うことを特徴とする請
    求項1又は2に記載のカラー画像形成方法。
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