JPH05115846A - 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置 - Google Patents

超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置

Info

Publication number
JPH05115846A
JPH05115846A JP3101772A JP10177291A JPH05115846A JP H05115846 A JPH05115846 A JP H05115846A JP 3101772 A JP3101772 A JP 3101772A JP 10177291 A JP10177291 A JP 10177291A JP H05115846 A JPH05115846 A JP H05115846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
ultrasonic
ultrasonic vibrator
bending
vibrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3101772A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Funakubo
朋樹 舟窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3101772A priority Critical patent/JPH05115846A/ja
Priority to US07/865,345 priority patent/US5345137A/en
Publication of JPH05115846A publication Critical patent/JPH05115846A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】設計、製作が容易で、コンパクトな超音波振動
子およびこの振動子を有する駆動装置を提供することを
目的とする。 【構成】屈曲振動を果たす屈曲振動積層体29と、縦振
動を果たす縦振動積層体25とを、それぞれ円柱状に形
成し、これらを接合して超音波振動子20を構成し、前
記屈曲振動および縦振動を合成することにより、突起体
35a〜35eに超音波楕円運動を発生させる超音波振
動子。および、この突起体35a〜35eにより、可動
部材を駆動する駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子等の電気・機
械変換素子を振動源として用いた超音波振動子およびこ
の振動子を有する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電磁型モータに代わる新しいモー
タとして超音波モータが脚光を浴びている。この超音波
モータは原理的に新しいというだけでなく、従来のモー
タに比べて次のような利点を有している。 (1)薄型、軽量、コンパクトである。 (2)ギヤなしで低速・高トルクが得られる。 (3)部品構成が単純で信頼性が高い。 (4)磁気的影響の授受がない。 (5)バックラッシュがなく位置決めが容易である。 かくしてこれらの利点を生かすべく、種々の応用技術の
研究が進められている。
【0003】超音波モータは大きく回転型とリニア型に
分けられる。図10〜図13はリニア型の超音波モータ
の従来例を示す図である。
【0004】図10は第1の従来例を示す図である。図
中左側のランジュバン型圧電振動子1を振動させて、ホ
ーン2の先端を弾性体からなる伝搬棒3につきあてる
と、伝搬棒3には屈曲進行波が発生する。この屈曲進行
波は実線矢印Dで示すように伝搬棒3を右方向に伝搬し
て行く。そしてこの進行波は伝搬棒3の右端につきあて
られている同様なホーン4を介してランジュバン型圧電
振動子5を励振させる。この時、図のLとRとを適当に
選択してインピーダンスマッチングさせ、上記進行波の
エネルギーをすべて吸収させる。こうすると上記進行波
は常に定常的に左方から右方に進むことになる。
【0005】さてこのような屈曲進行波の生じている伝
搬棒3の表面にスライダ6をある一定の押圧力で圧接保
持させると、スライダ6は実線矢印Hで示すように図中
左方向へと移動していく。
【0006】図11は上記伝搬棒3の屈曲進行波とスラ
イダ6との関係を模式的に示す斜視図である。なお、図
中3Aは伝搬棒3に相当する弾性体、6Aはスライダ6
に相当する移動体である。図11に示すように弾性体3
Aの質点Pは楕円軌跡を描いている。従ってこの図中左
回りの楕円軌道を描いている弾性体3Aの上に移動体6
Aを所定圧力で圧接させると、移動体6Aはその進行波
の進行方向Dとは逆方向すなわち図中左方向に駆動され
る。なお進行波の伝搬方向を逆にすれば、移動体6Aは
図中右方向へ駆動される。
【0007】図12は他の従来例の構成を示す図であ
る。ランジュバン型振動子7の先端には振動片8が取付
けられている。そして、上記振動体8の先端がスライダ
6Bに対し、このスライダ6Bの面の法線に対して所定
の角度θだけ傾斜した状態で、一定の押圧力で接触して
いる。このランジュバン型振動子7に対して交流電源9
からランジュバン型振動子の固有振動数と同一の周波数
の交流電圧を印加すると、ランジュバン型振動子7は縦
振動を行う。このとき振動片8の先端がスライダ6Bに
所定角度θで当接していることから、横振動をも行う。
これらの振動の合成により振動片8の先端は楕円軌跡を
描く。かくしてスライダ6Bは図中矢印で示すように左
の方向に移動する。
【0008】図13はさらに別の従来例を示す図で、特
開昭62−134278号により開示された振動子の構
成を示している。矩形状をなす導電性の振動子10の両
面には圧電素子11,12が接着されている。この圧電
素子11,12からは電圧印加用のリード端子A,Bが
引き出されており、振動子10からは、接地端子Eが引
き出されている。振動子10の形状は、この振動子10
の縦振動の共振周波数とたわみ振動の共振周波数とが一
致するような形状となっている。かくして上記リード端
子A,Bに上記共振周波数を有する交流電圧を一定の位
相差をもって印加すると、振動子10の端面Sの質点が
楕円運動を行う。そこでスライダ6Cを上記端面Sに対
して一定の圧力で押圧すると、このスライダ6Cは図中
矢印HHの方向に移動する。この移動方向は端子Aと端
子Bとに印加する電圧の位相差により決定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10〜図13に示し
た超音波モータは、振動子の質点における楕円軌跡運動
のエネルギーを移動体(スライダ)へ摩擦により伝達す
ることを基本原理としている。
【0010】図10に示した第1の従来例では、伝搬棒
3の全体に進行波を発生させなければならないため、効
率が悪い上、装置全体が大型化してしまうという問題が
あった。
【0011】また、図12に示した第2の従来例では、
スライダ6Bの進行方向が一方向に限定される上、第1
の従来例と同様に装置全体が大型化してしまうという問
題があった。
【0012】さらに、図13に示す第3の従来例では振
動子10の両面に接着した圧電素子11と12とで振動
出力を得るものであるため、スライダ6Cを移動するた
めの大きな力を確保することが困難である。より大きな
振動出力を得るべく上記振動子10の側面に接着する圧
電素子11,12の枚数を増やすと、その分だけ装置が
大型化してしまうという欠点があった。また、この従来
例は振動子10の縦振動とたわみ振動とを合成して楕円
振動を発生させようとするものであるが、両振動がいず
れも共振状態でないと大きな出力が得られない。よって
縦振動の共振周波数とたわみ振動の共振周波数を一致さ
せる必要がある。このために、トライアンドエラーで振
動子10の形状を決めていかねばならず、大きな労力を
要し、製作が容易でないという問題があった。
【0013】本発明の目的は、コンパクトでエネルギー
変換効率が良く、しかも大きな振動出力を取出すことが
でき、製作容易な超音波振動子およびこの振動子を有す
る駆動装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の超音波振動子は、円柱状に形成された超音波
振動子であって、この超音波振動子は、屈曲振動を果た
す屈曲振動部材と縦振動を果たす縦振動部材とを有して
おり、前記屈曲振動および縦振動を合成することによ
り、超音波楕円振動を得ることを特徴としている。
【0015】また、前記課題を解決するために本発明の
駆動装置は、前記超音波振動子と、この超音波振動子に
接触する可動部材と、を有し、この可動部材を任意の平
面方向に移動させるようにしたことを特徴としている。
【0016】さらに、前記課題を解決するために本発明
の駆動装置は、前記超音波振動子を含む移動子と、この
移動子に接触するように配置され、前記移動子をガイド
するガイド手段と、を有し、前記超音波振動子の超音波
楕円振動により、前記移動子をガイド手段に沿って直線
往復運動可能にしたことを特徴としている。
【0017】
【作用】円柱状または円環状に形成した屈曲振動部材
を、円柱状に形成された縦振動部材に接合することによ
り、全体的に円柱状となった超音波振動子を構成し、前
記それぞれの部材に、屈曲振動および縦振動を与えるこ
とにより、超音波楕円振動を得るようにしている。ま
た、この超音波振動子に可動部材を接触させることによ
って可動部材を駆動し、あるいは、この超音波振動子を
有する移動子を駆動するようにしている。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に沿って具
体的に説明する。
【0019】(第1実施例)図1(a)は超音波振動子
20の第1実施例の構成を示す斜視図、(b)はその平
面図である。符号21は円柱状に形成された下弾性体で
あり、この下弾性体21はステンレス鋼、アルミニウ
ム、ジュラルミン等の金属材料によって形成されてい
る。この下弾性体21の上面には、薄い円板状のPZT
等の圧電素子23がエポキシ系の接着剤により、数枚〜
数十枚積層、接着されている。図(a)において、圧電
素子23を代表的に2枚取り出してある。この圧電素子
23の夫々は、面に垂直となるように均一に分極されて
おり、その両面は焼き付け銀等の電極処理が施されてい
る。そして、分極の向きが1枚ごとに逆になるように積
層されている。以下、このようにして積層された積層体
を縦振動積層体25と呼ぶ。各圧電素子23は、1枚と
ばしで各電極が結線されており、一方は接地端子(G端
子)、他方は電圧入力端子(C端子)を構成している。
【0020】縦振動積層体25の上面には、円板状でア
ルミナ等の絶縁セラミックス材から形成された下絶縁体
27が接着、固定されている。この下絶縁体27の上面
には圧電素子29−1,29−2が積層されている。図
では分かりやすいように、この2枚を取り出してある。
これらの圧電素子29−1,29−2は、それぞれ、面
に垂直の向きで、かつ面の半分づつで逆になるように分
極されている。また、それぞれの圧電素子の両面は、焼
き付け銀等の電極処理が全面に施されている。以下、こ
の2枚の層を屈曲振動積層体29と呼ぶ。圧電素子29
−1,29−2は、点線で示したそれぞれの分極の境界
線が、互いに直交するように積層されている。この場
合、圧電素子29−2の分極境界方向をx軸方向、圧電
素子29−1の分極境界方向をy軸方向、またこれらの
軸と直角に交わる方向をz軸方向とする。この屈曲振動
積層体29の上面、接着面、下面からは、それぞれ電気
端子A,G,Bが取出されている(ただし、G端子は、
接地端子である)。
【0021】この屈曲振動積層体29の上面には、円板
状でアルミナ等の絶縁セラミックス材から形成された上
絶縁体31が接着、固定されている。そして、上絶縁体
31の上面には、円柱状でステンレス鋼、アルミニウ
ム、ジュラルミン等の金属材料によって形成された上弾
性体33が接着、固定されている。図1(a),(b)
から分かるように、この上弾性体33の上面中央部、側
面のx軸方向に2ヶ、y軸方向に2ヶ、半球状の突起体
35a〜35eが形成されている。なお、以上の説明に
おいて、各部材の接着は、エポキシ等の接着剤によって
成されている。あるいは、図4に示すように、超音波振
動子20の中心部に、貫通孔を設けると共に上弾性体3
3にねじ孔45を形成する。そして、下弾性体21の底
面からビス46を嵌入して、各部材を圧着固定しても良
い。
【0022】次に、この実施例の作用について図1およ
び図2を用いて説明する。なお図2において、図1の超
音波振動子20の縦振動積層体25、屈曲振動積層体2
9等は省略されており、また突起体は35aのみを図示
した。
【0023】1例として、下弾性体21の下面が図示し
ない基台に固定された場合について説明する。図1の端
子Aに1次の屈曲共振振動に対応する周波数の交番電圧
を図示しない電源により印加する。すると、上記超音波
振動子20は、x−z面内において図2(a)のような
屈曲振動を行う。このため、上面に形成された突起体3
5aは図2(c)のようにx軸方向の振動を行う。一
方、端子Cに同一周波数の交番電圧を図示しない電源に
より印加すると、超音波振動子20は図2(b)に示す
ような非共振の縦振動を行う。これらの振動を位相が+
90°または、−90°ずらして行わせると、突起体3
5a,35b,35cはx−z面内において、時計回
り、または半時計回りの超音波楕円運動を行う。かくし
て、これらの突起体35a,35b,35cに対して、
それぞれ、図示していないスライダを摺動可能に接触さ
せると、突起体の超音波楕円運動によりスライダを摺動
させることができる。
【0024】次に、図1の端子Bに、1次の屈曲共振振
動に対応する周波数の交番電圧を図示しない電源により
印加する。すると、上記超音波振動子20は、y−z平
面において、図2(a)のような屈曲振動を行う。この
ため、上面に形成された突起体35aは図2(d)のよ
うにy軸方向の振動を行う。一方、端子Cに同一周波数
の交番電圧を図示しない電源により印加すると、超音波
振動子20は図2(b)に示すような非共振の縦振動を
行う。これらの振動を位相が+90°または、−90°
ずらして行わせると、突起体35a,35d,35eは
y−z面内において、時計回り、または半時計回りの超
音波楕円運動を行う。かくして、これらの突起体35
a,35d,35eに対して、それぞれ、図示していな
いスライダを摺動可能に接触させると、突起体の超音波
楕円運動によりスライダを摺動させることができる。
【0025】次に、2次元駆動についてついて説明す
る。端子Aおよび端子Bに、同一の屈曲共振周波数を同
位相にし、または180°位相をずらしたような交番電
圧を同時に印加する。この場合、振動振幅の大きさを適
当に調節することで、突起体35aにx−y面内で任意
の方向で、任意の大きさの直線往復運動を行わせること
が可能になる。一方、これと同時に、端子Cに同一周波
数の交番電圧を印加し、縦振動を一定の位相差(+90
°または、−90°)をもって発生させる。すると、突
起体35aにz軸を含む任意の面内で超音波楕円振動を
発生させることができる。この時、平板状のスライダを
突起体35aに摺動可能に接触させると、このスライダ
はx−y面内の任意の方向に移動が可能となる。
【0026】この原理を用いたx−yステージの例を図
3に示す。(a)はその側面図であり、(b)は平面図
である。ステンレス鋼等からなる基台40の上面中央部
には、前述した超音波振動子20が接着剤等を用いて固
着されている。また、基台40の上面には、中央部から
等距離になる4カ所に4本のばね42a〜42dが立設
されている。これらのばね42a〜42dには、基台4
0と対向し、かつ超音波振動子20の突起体35aと接
触するようにステージ41が固定されている。このステ
ージ41は、ステンレス鋼、アルミニウムまたは表面を
酸化処理したアルミニウム等から形成されており、図3
(b)に示すように、4スミでばね42a〜42dに支
持されている。これらのばねの付勢力により、ステージ
41は突起体35aと、ある一定の押圧力をもって接触
している。
【0027】このように構成されたものにおいて、図示
していない電源によって、この振動子20に超音波楕円
振動を発生させると、突起体35aは超音波楕円運動を
行い、これによりステージ41は、x−y面内において
任意の方向に移動することが可能になる。
【0028】同様な考え方に基づき、屈曲振動積層体2
9による屈曲共振振動、および縦振動積層体25による
非共振縦振動を合成することで、他の突起体35b〜3
5eのいずれにも同様の超音波楕円運動を発生させるこ
とが可能であり、どの突起体を用いても前述したような
スライダの2次元駆動は可能である。この様に、振動源
の主体として積層型の圧電素子を用いているので、本質
的に大きな機械的出力を取出せる上、駆動電源の周波数
を従来のように弾性体の固有振動数に合わせなくても大
きな機械的出力が取出せる。従って、非共振で駆動しな
くても良く、設計上の制約が少なく、制作しやすいもの
となる。
【0029】(第2実施例)図5および図6は第2実施
例を説明するための図である。なお、以下の実施例にお
いて、第1の実施例と同一の部分については同一の参照
符号を付し、その説明を省略、または簡略化する。この
実施例では、第1の実施例で説明した超音波振動子20
を2つ(超音波振動子20a,20b)用いて直列に接
続している。ただし、各超音波振動子20a,20bに
おける縦振動積層体と屈曲振動積層体の配置関係は、第
1の実施例と異なり逆にして構成されている。超音波振
動子20aと20bは、中央弾性体22を挟んで、例え
ばエポキシ等の接着剤によって接着されている。また、
図5において縦振動積層体25a,25bから引出され
る端子については省略してある。
【0030】この様な超音波振動子を利用して、例えば
図6に示すような自走式のリニアモ−タを構成すること
ができる。超音波振動子の上方には、両端に形成された
突起体35c,36cが接触可能なようにレール50が
配置されている。前記中央弾性体22には、ステンレス
鋼等によって形成され上方に延出する支持部材51が設
けられている。レール50には基台54がベアリング5
5を介して係合しており、基台54はレールに対して移
動自在になっている。この基台54の中央部は前記支持
部材51が貫通しており、支持部材51は、ばね53を
介してビス52によって締め付けられている。かくし
て、超音波振動子は一定の押圧力をもって突起体35
c,36cを介してレール50の下面に接している。な
お、この図では、他の突起体、あるいは端子等について
は省略してある。
【0031】前述した実施例同様に、それぞれの超音波
振動子20a,20bに、共振屈曲振動、非共振縦振動
を行うように交番電圧を印加する。これらの振動を合
成、制御することにより、両端の突起体35c,36c
に同じ向きの超音波楕円運動を発生させる。この結果、
基台54はレール50に対して移動するので、自走式で
非常にコンパクトなリニアモ−タを構成することができ
る。
【0032】(第3実施例)図7は第3実施例を説明す
るための図である。本実施例の超音波振動子は基本的に
第2の実施例と構成がほぼ同一となっている。図(b)
に示すように、棒の自由端−自由端での一次対称屈曲振
動は、その振動姿態を2か所に節を有している。これ
は、端からほぼ全長の0.244倍の位置である。超音
波振動子は、この両位置におい支持部材51により支持
されている。前記一次対称屈曲振動を共振励振させるた
めに、図(a)に示すように、実施例1で述べた屈曲振
動積層体29が、両超音波振動子20a,20bのそれ
ぞれの弾性体21a,21b間に接着固定されている。
この屈曲振動積層体29は第1の実施例と同様に2枚の
圧電素子によって構成されており、それぞれの圧電素子
の分極の向きは、図に示すようになっている。この超音
波振動子を用いても、第2の実施例と同一な効果を得る
ことができる。
【0033】(第4実施例)図8は第4実施例を説明す
るための図である。図(c)に示すように、棒の自由端
−自由端での一次逆対称屈曲振動は、その振動姿態を3
か所に節を有している。本実施例の超音波振動子は、そ
の内の中央の節の位置で支持部材51によって支持され
ている。前記一次逆対称屈曲振動を発生させるために、
その歪みが最大となる位置に屈曲振動積層体29a,2
9bを配置し、図(b)に示すように結線する。また、
これらの屈曲振動積層体29a,29bを構成している
圧電素子の分極の向きは、図に示すようになっている。
そして、縦振動積層体25a,25bおよび屈曲振動積
層体29a,29bに印加される電圧位相を調整するこ
とにより、両端に形成された突起体35c,36cに超
音波楕円運動を与える。この様な超音波振動子を用いて
も第2の実施例と同一な効果を得ることができる。ま
た、もちろん図(a)に示すように、支持部材51の部
分に縦振動積層体25を配置するように構成しても良
い。
【0034】(第5実施例)図9は第5実施例を説明す
るための図である。図(a)は斜視図を示しており、図
(b)は屈曲振動を果たす部分を取り出した斜視図であ
り、図(c)は屈曲振動を果たす部分の平面図である。
この実施例と第1の実施例と異なる点は、図(b)から
明らかなように、屈曲振動を果たす部分が円筒型に構成
されていることである(この部分を、屈曲用圧電体59
とする)。従って、この部分を詳細に説明しその他の部
分については省略する。
【0035】屈曲用圧電体59はPZT等の圧電素子で
あって、円筒型に構成されており、図のような矢印の向
きに4分割に分極されている。屈曲用圧電体59の内周
面には、焼き付け銀電極により、全面に電極61が貼付
されている。屈曲用圧電体59の外周面には、焼き付け
銀電極により、前記4分割の分極に対応した4枚の電極
60a〜60dが貼付されている。そして、同方向に分
極された電極60a,60cおよび60b,60d同志
を結線し、それぞれA端子、B端子を構成している。ま
た、内周面の電極は接地されている(図(c)参照)。
この屈曲用圧電体59は、第1の実施例で説明した縦振
動積層体25に直列に接着されている。また、屈曲用圧
電体59の上面には、ステンレス鋼等の金属材から形成
され、中心部に突起体35を有する円板状の弾性体33
が接着されている。
【0036】このように構成された超音波振動子のA端
子、B端子に、それぞれ直交する屈曲振動の共振振動に
対応する周波数の交番電圧を印加する。また、それと同
一の周波数に対応する周波数の交番電圧を、縦振動積層
体25に印加する。これらの位相を適当に調整すること
により、突起体35に超音波楕円運動を発生させること
ができる。もちろん、この超音波振動子を用いても前記
した実施例のような駆動装置を構成することができる。
【0037】前述した実施例において、円柱状の棒の屈
曲振動は共振で用い、縦振動は非共振によって励起して
いる。しかし、形状、寸法を適切にとれば、縦振動も共
振で駆動することは可能である。又、さらに、屈曲振
動、縦振動共に非共振で駆動することも可能である。さ
らに、積層枚数も実施例に述べたかぎりでなく、その振
動子出力、モータ出力に対応して、適宜選択されるべき
ものである。
【0038】以上、本発明を様々な実施例を用いて説明
したが、本発明は上述した各実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、屈曲振動を果たす部材
および縦振動を果たす部材を円柱状に一体化しているた
め、作製が容易かつコンパクトでエネルギー変換効率の
良い超音波振動子を提供することができる。また、この
超音波振動子を用いることにより、コンパクトなリニア
モータ、2次元移動ステージ等の駆動装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る超音波振動子の第1の実
施例を示す図であり、(b)はその平面図である。
【図2】(a)は図1の超音波振動子が屈曲振動をして
いる状態を示す側面図であり、(c)はその平面図であ
る。また、(b)は図1の超音波振動子が縦振動をして
いる状態を示す側面図であり、(d)はその平面図であ
る。
【図3】(a)は図1の超音波振動子を用いてx−yス
テージを駆動する駆動装置の側面図であり、(b)はそ
の平面図である。
【図4】図1の超音波振動子の変形例を示す側面図であ
る。
【図5】本発明に係る超音波振動子の第2の実施例を示
す側面図である。
【図6】図5の超音波振動子を用いて、自走式のリニア
アクチュエータを構成した状態を示す側面図である。
【図7】(a)は本発明に係る超音波振動子の第3の実
施例を示す図であり、(b)はその一次対称屈曲振動の
振動姿態を示す図である。
【図8】(a)は本発明に係る超音波振動子の第4の実
施例を示す図であり、(b)はその変形例を示す図、そ
して(c)は、その一次逆対称屈曲振動の振動姿態を示
す図である。
【図9】(a)は本発明に係る超音波振動子の第5の実
施例を示す図であり、(b)はその超音波振動子の屈曲
振動を果たす部分を拡大した斜視図、そして(c)は図
(b)における平面図である。
【図10】従来の超音波リニアモータの構成を示す図で
ある。
【図11】同従来例の弾性体に生じる進行波を示す図で
ある。
【図12】他の従来例の構成を示す図である。
【図13】さらに別の従来例の構成を示す図である。
【符号の説明】
20…超音波振動子、25…縦振動積層体、29…屈曲
振動積層体、35a〜35e…突起体、41…ステージ
(可動部材)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状に形成された超音波振動子であっ
    て、この超音波振動子は、屈曲振動を果たす屈曲振動部
    材と縦振動を果たす縦振動部材とを有しており、前記屈
    曲振動および縦振動を合成することにより、超音波楕円
    振動を得ることを特徴とする超音波振動子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波振動子と、この
    超音波振動子に接触する可動部材と、を有し、この可動
    部材を任意の平面方向に移動させるようにしたことを特
    徴とする駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の超音波振動子を含む移
    動子と、この移動子に接触するように配置され、前記移
    動子をガイドするガイド手段と、を有し、前記超音波振
    動子の超音波楕円振動により、前記移動子をガイド手段
    に沿って直線往復運動可能にする駆動装置。
JP3101772A 1991-04-08 1991-04-08 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置 Withdrawn JPH05115846A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3101772A JPH05115846A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置
US07/865,345 US5345137A (en) 1991-04-08 1992-04-08 Two-dimensionally driving ultrasonic motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3101772A JPH05115846A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05115846A true JPH05115846A (ja) 1993-05-14

Family

ID=14309510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3101772A Withdrawn JPH05115846A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05115846A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215395A (ja) * 2006-01-13 2007-08-23 Taiyo Yuden Co Ltd 圧電駆動装置及び圧電駆動素子
WO2017168793A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 住友理工株式会社 振動提示装置
KR20210134998A (ko) * 2019-04-02 2021-11-11 더 코카콜라 컴파니 볼록 초음파 전달부를 갖는 무수 얼음 결정 핵생성기
CN115800808A (zh) * 2022-09-20 2023-03-14 山东大学 一种基于行波驱动的仿生超声致动器及方法
US11690388B2 (en) 2017-02-28 2023-07-04 The Coca-Cola Company Waterless ice crystal nucleator for supercooled beverages

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007215395A (ja) * 2006-01-13 2007-08-23 Taiyo Yuden Co Ltd 圧電駆動装置及び圧電駆動素子
WO2017168793A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 住友理工株式会社 振動提示装置
JPWO2017168793A1 (ja) * 2016-03-28 2019-02-07 住友理工株式会社 振動提示装置
US11690388B2 (en) 2017-02-28 2023-07-04 The Coca-Cola Company Waterless ice crystal nucleator for supercooled beverages
KR20210134998A (ko) * 2019-04-02 2021-11-11 더 코카콜라 컴파니 볼록 초음파 전달부를 갖는 무수 얼음 결정 핵생성기
JP2022532025A (ja) * 2019-04-02 2022-07-13 ザ コカ・コーラ カンパニー 凸状超音波発信機を有する水無し氷結晶核生成器
US12538936B2 (en) 2019-04-02 2026-02-03 The Coca-Cola Company Waterless ice crystal nucleator with convex ultrasonic transmitter
CN115800808A (zh) * 2022-09-20 2023-03-14 山东大学 一种基于行波驱动的仿生超声致动器及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04190684A (ja) 超音波駆動装置及びその方法
JP2004304887A (ja) 振動型駆動装置
JPH0458273B2 (ja)
JPH05146171A (ja) 超音波振動子
JPH05115846A (ja) 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置
JP4563490B2 (ja) 超音波モータ及び超音波モータ付電子機器
JPH0732613B2 (ja) 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置
JPH01264582A (ja) 超音波リニアモータ
JPH05137359A (ja) 超音波振動子および超音波駆動装置
JPH05316756A (ja) 超音波振動子およびこの振動子を有する駆動装置
JPH05175567A (ja) 積層型アクチュエータ
JP2004304963A (ja) 圧電アクチュエータ
JPH02188169A (ja) 超音波モータ
JP2005295656A (ja) 超音波モータおよび超音波モータ付き電子機器
JPH0470876B2 (ja)
JPH066989A (ja) 超音波リニアモータ
JPS62277079A (ja) 圧電駆動装置
JP3200315B2 (ja) 振動アクチュエータ
JPH07337046A (ja) 超音波モータ駆動装置
JPS63110973A (ja) 圧電駆動装置
JPS60162487A (ja) 圧電駆動装置
JP2008067539A (ja) 超音波アクチュエータ、及びその振動体の製造方法
JP3192023B2 (ja) 超音波振動子
JPH07110143B2 (ja) 平面型超音波アクチュエータ
JPH01177880A (ja) 超音波リニアモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980711