JPH05116149A - 樹脂成形用型の温水流路構造 - Google Patents

樹脂成形用型の温水流路構造

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JPH05116149A
JPH05116149A JP34385791A JP34385791A JPH05116149A JP H05116149 A JPH05116149 A JP H05116149A JP 34385791 A JP34385791 A JP 34385791A JP 34385791 A JP34385791 A JP 34385791A JP H05116149 A JPH05116149 A JP H05116149A
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JP
Japan
Prior art keywords
hot water
mold
ribs
chambers
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP34385791A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Sugioka
佳彦 杉岡
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形型の伝熱効率を高め、樹脂材料の硬
化に要する時間を短縮して生産効率を向上させる。 【構成】 成形型内を複数個の室に分割し、各室に補強
用及び整流用のリブを設け、該リブにより各室を温水が
万遍なく通る流路を形成する。 【作用】 リブで成形型の充分な補強が得られ、肉厚を
薄くすることができ、また温水による熱伝達であるた
め、成形面の全面に均一に熱を伝達することができる。
そのため、伝熱効率に優れ、樹脂材料の硬化時間の大幅
な短縮が得られ、結果的に生産効率の向上が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品を製造する
ための型に、温水の流路を設けて温水による加熱及び冷
却により、樹脂材料の硬化時間の短縮とクラックの発生
を防止するようにした樹脂成形用型の温水流路構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、浴槽等の樹脂成形品を製造する
場合は、図9に示すような要領で製造していた。先ず、
上型1の成形面に離型剤2を塗布し、これを50℃の温
度で予備加熱し、続いて上型1の表面にゲルコート剤3
を塗布している。そして、上型1を硬化炉の中へ入れて
50〜60℃で加熱し、その後、硬化炉から上型1を取
り出し、ガラスマット4をゲルコート層3上に配設し、
これをまた硬化炉の中へ入れて70℃程度の温度で加熱
硬化させている。一方、下型5にあっては、その成形面
に離型剤2を塗布し、続いてバックアップ材としてのガ
ラスマット6を配設し、更にレジンコンクリート7を凹
部8内へ充填している。然る後に、前記上型1と下型5
とを合わせて加圧し、レジンコンクリート7を展延さ
せ、全体を硬化炉の中へ入れて100℃程度の温度で加
熱し、硬化養生させて脱型し、製品としての浴槽9を得
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、前記従来の製
造方法にあっては、上型1と下型5との全体を硬化炉の
中へ入れてレジンコンクリート7を硬化させて形成して
いる。前記上型1と下型5とは、FRPで成形した樹脂
型である。そのため、前記硬化炉におけるレジンコンク
リート7の加熱硬化は、先ず硬化炉の輻射熱により上型
1と下型5とが加熱され、続いてこの上型1と下型5と
の熱伝導を利用してその内部のレジンコンクリート5が
加熱されて硬化するものである。このように、前記従来
の製造方法にあっては、硬化炉の輻射熱及びFRPで成
形された上型1と下型5との熱伝導を利用して行ってい
るため、極めて伝熱効率が悪く、レジンコンクリート7
の硬化に長時間を要し、一つの浴槽を製造するまでに5
時間もの時間が掛り、生産効率が悪いという欠点があっ
た。なお、上型1と下型5との厚みを薄くすれば、その
分だけ伝熱効率を上げることが可能ではある。然しなが
ら、この場合には、FRPで成形された上型1と下型5
との強度が加圧成形するためのものとしては充分ではな
く、製品の寸法精度も悪くなるので、型の薄肉化には自
ら限度があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、伝熱効率に
優れ、しかも充分な強度を発現することのできる樹脂成
形用型の温水流路構造を提供せんとするものである。
【0005】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した手段は、樹脂成形用型を複数個の室へ分割
し、各分割した室に整流作用及び補強作用を兼備するリ
ブを形成し、該リブによって流体が各室を万遍なく通る
流路を形成したことを特徴とする樹脂成形用型の温水流
路構造である。
【0006】
【作用】本発明の樹脂成形用型は、型内が複数個の室に
分割され、分割された室に整流作用及び補強を兼用する
リブを形成している。このリブは、各室を流れる温水が
各室を万遍なく通るような流路を形成するものである。
そのため、リブにより充分な強度が得られるので、樹脂
成形用型の成形面の厚みを薄くすることができ、樹脂材
料の加熱を効率良く行うことが可能である。しかも、温
水を利用しているので成形面へ均一に熱伝達を行うこと
ができる。従って、本発明の樹脂成形用型は、伝熱効率
に優れ、樹脂材料の硬化に要する時間を大幅に短縮する
ことができ、極めて生産能率に優れている。また樹脂材
料の硬化過程にあっては、自ら発熱を行い、クラックの
原因となるものもあるが、本発明の樹脂成形用型では前
記型内を流れる温水が前記樹脂材料を冷却する効果もあ
り、クラックの発生を防止することが可能である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の構成を図面に示す実施例に
基づいて説明すると次の通りである。なお、従来の場合
と同一符号は同一部材である。
【0008】図1乃至図3は、本発明の一実施例に係る
樹脂成形用の上型10を示すものであり、図1は上型1
0の横断面平面図、図2は上型10の縦断面正面図、図
3は上型10の縦断面右側面図である。同図に示すよう
に、この上型10は、型内部に温水の通る室を設け、全
体を8つの室A乃至Hに分割している。そして、各室A
乃至Hに、整流作用と補強作用とを兼備するリブ11を
設けている。そして、このリブ11により、各室A乃至
Hにおいて、温水が各室を万遍なく流れる流路12を形
成している。
【0009】この上型10の製作は、図4に示すよう
に、FRP基板13にリブ11を一体的に突設し、この
リブ11上にFRP板14を配設して流路12を形成
し、最後にFRP樹脂材料15をオーバーレイして行っ
ている。また上型10の別な製作方法としては、図5に
示すように、FRP基板16に断面H型のアルミフレー
ム等でリブ11を形成し、次に図4に示す場合と同様
に、リブ11上にFRP板14を配設して流路12を形
成し、最後にFRP樹脂材料15をオーバーレイして行
っている。一方、下型17は、図6及び図7に示すよう
に、上下方向において三つの室J,K,Lに分割し、各
分割された室において、それぞれ前述した上型10の場
合と同じように、リブ11を設け、温水が各室を万遍な
く流れるように流路12を形成している。
【0010】次に、上述の如く構成された上型10と下
型17とによる浴槽の製造方法を、図8を参照して説明
する。先ず、下型17の成形面に離型材2を塗布し、下
型17の全体を65℃の温度で予備加熱している。続い
て、ゲルコート材3を塗布している。一方、上型10に
あっては、その成形面に離型材2を塗布している。そし
て、本実施例にあっては、これらの上下型10及び17
を型合わせしてクランプし、上下型間に形成される成形
空間へレジンコンクリート7を注入している。この注入
は、極めて低圧で行うことが可能であり、従来の加圧成
形の場合に比べてそれ程型自体の強度を必要とするもの
ではない。そのため、上下型10及び17の肉厚を薄く
することが可能である。
【0011】レジンコンクリート7の注入の後は、上型
10及び下型17の各分割された室A乃至H又はJ乃至
Lへ85℃の温水を注入し、各室において循環させてい
る。各室A乃至H又はJ乃至Lへ注入された85℃の温
水は、補強作用をも兼備するリブ11によって各室を万
遍なく流れるように整流される。このとき、各室におい
ては、温水の流入側と流出側との間の温度差が、±5℃
の範囲内になるように、各室の分割と流路の形成とがな
されている。つまり、各室の流出側の温水の温度が80
℃以下にならないように配慮している。各室に供給され
た85℃の温水は、リブ11によって各室を万遍なく回
りながら、その成形面との間で熱交換が行われる。しか
も、この場合の熱交換は、上下型10及び17の各室内
における温水を利用して行われるものであるため、各室
の全面において、すなわち上下型10及び17の成形面
側の全面において均一な熱交換が行われるようになる。
この加熱により、成形空間内に注入されたレジンコンク
リート7が加熱され、硬化する。
【0012】而して、この温水との熱交換によるレジン
コンクリート7の加熱は、例えば図4及び図5に示す、
一枚の極めて肉厚の薄いFRP基板13を介して熱伝導
により行われるので、従来の輻射熱を利用して行う場合
に比較して熱交換効率に優れており、硬化時間を短縮す
ることが可能である。
【0013】ところで、レジンコンクリート7は、前記
加熱による硬化が始まると、自らも発熱作用を呈するよ
うになる。この場合に、例えば100℃を越える等の高
温になると、その熱膨脹収縮が大きくなり、クラックを
発生する製造上の問題がある。然しながら、前記85℃
の温水による加熱を行う本実施例の上下型10及び17
にあっては、逆にレジンコンクリート7が高温になり過
ぎるとこれを冷却する作用がある。そのため、本実施例
の上下型10及び17にあっては、レジンコンクリート
7の自らの発熱によるクラックの発生をも防止すること
が可能である。
【0014】温水による熱交換によりレジンコンクリー
ト7が硬化した後は、上下型10及び17を脱型し、成
形品を取り出す。そして、その裏面側にFRP等のバッ
クアップ材6をスプレー塗布等により設ける。次に、こ
れを硬化炉へ入れ、例えば40℃の加熱を行ってバック
アップ材6を硬化させればよい。
【0015】このように上下型10及び17を用い、型
内を流通する温水により、樹脂成形品のメインとなる樹
脂材料の加熱を行うことにより、従来では一つの浴槽9
を成形するのに5時間を要していたのに対し、1時間3
0分で浴槽18を成形することが可能となった。
【0016】ところで、本発明は上述した実施例に限定
されるものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、FRP等のバックアップ材6の形成は、上下型10
及び17から脱型して取り出した成形体の裏面側にスプ
レー塗布等で、レイアップする場合を説明したが、第9
図に示す従来の場合と同じように、予め上型10に形成
するようにすることも可能である。一方、下型17にあ
っては、ゲルコート材3の上にガラスマット4を配設
し、透明なFRP層を形成しておくようにすることも可
能である。尚、従来の場合は、上型1が本実施例の下型
17に相当し、下型5が本実施例の上型10に相当す
る。また本発明は、浴槽以外の洗面カウンターやキッチ
ンカウンター等のその他の樹脂成形品へ適用することも
可能である。その場合に、各成形型において、室の区画
数やリブの設置数及び設置パターン,流路パターン等
は、製品の形状や種類及び樹脂の性質等に応じて設定す
ればよい。更にまた、図6に示す下型17の上面側をア
ルミ材等の金属材料19とし、下面側を樹脂材料20で
形成する等の複合材料を用いることも可能である。この
事は、上型10の場合であっても同じことである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
樹脂成形用型の型内を複数個の室に分割し、該分割され
た室に整流作用及び補強を行うためのリブを形成し、こ
のリブにより温水が各室を万遍なく通る流路を形成して
いる。各室を流れる温水により成形面へ均一な熱伝達が
行えるので、樹脂材料を均一に加熱することができる。
しかも、リブを設けることで充分な補強が得られてお
り、成形型の厚みを薄くできることと、型内部からの温
水による加熱であるため、極めて熱伝導が良く、樹脂材
料の熱硬化に要する時間を大幅に短縮することが可能で
ある。そのため、優れた生産効率が得られる。また樹脂
材料の硬化過程にあっては、自ら発熱を行い、クラック
の原因となることもあるが、本発明の樹脂成形用型では
前記型内を流れる温水が前記樹脂材料を冷却する効果も
あり、クラックの発生を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る上型の横断面平面図である。
【図2】本発明に係る上型の縦断面正面図である。
【図3】本発明に係る上型の縦断面右側面図である。
【図4】本発明に係る上型の成形要領を示す縦断面図で
ある。
【図5】本発明に係る上型の別の成形要領を説明する縦
断面図である。
【図6】本発明に係る下型の縦断面図である。
【図7】本発明に係る下型の平面図である。
【図8】本発明に係る浴槽の製造工程を示す図面であ
る。
【図9】従来の浴槽の製造工程を示す図面である。
【符号の説明】
2…離型材 3…ゲルコート 7…レジンコンクリート 10…上型 11…リブ 12…流路 17…下型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形用型を複数個の室へ分割し、各
    分割した室に整流作用及び補強作用を兼備するリブを形
    成し、該リブによって流体が各室を万遍なく通る流路を
    形成したことを特徴とする樹脂成形用型の温水流路構
    造。
JP34385791A 1991-10-25 1991-10-25 樹脂成形用型の温水流路構造 Pending JPH05116149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34385791A JPH05116149A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 樹脂成形用型の温水流路構造

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JP34385791A JPH05116149A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 樹脂成形用型の温水流路構造

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JPH05116149A true JPH05116149A (ja) 1993-05-14

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ID=18364775

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34385791A Pending JPH05116149A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 樹脂成形用型の温水流路構造

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JP (1) JPH05116149A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004028462A1 (de) * 2004-06-11 2005-12-29 Continental Aktiengesellschaft Reifenvulkanisierform mit mehreren zu einer umfangsmäßig geschlossenen Form zusammenfügbaren Profilsegmenten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004028462A1 (de) * 2004-06-11 2005-12-29 Continental Aktiengesellschaft Reifenvulkanisierform mit mehreren zu einer umfangsmäßig geschlossenen Form zusammenfügbaren Profilsegmenten

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