JPH05117426A - 樹脂成形品の表面処理方法 - Google Patents
樹脂成形品の表面処理方法Info
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- JPH05117426A JPH05117426A JP3280029A JP28002991A JPH05117426A JP H05117426 A JPH05117426 A JP H05117426A JP 3280029 A JP3280029 A JP 3280029A JP 28002991 A JP28002991 A JP 28002991A JP H05117426 A JPH05117426 A JP H05117426A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基材としてのスチレン系エラストマーに対し
塗膜の十分な密着性を発揮できる樹脂成形品の表面処理
方法を提供することにある。 【構成】 樹脂成形品の表面をアルコール系溶剤等の溶
剤で洗浄する洗浄工程と、同洗浄工程で洗浄処理された
樹脂成形品の表面にプライマー処理を施すプライマー処
理工程と、同プライマー処理工程でプライマー処理され
た樹脂成形品の表面に塗料を施す塗装工程とからなる樹
脂成形品の表面処理方法において、前記樹脂成形品の基
材としてスチレン系エラストマーを用いるとともに、プ
ライマー処理工程におけるプライマーとしてエチレン及
びブテン単位を有するポリマーを用いることからなる。
塗膜の十分な密着性を発揮できる樹脂成形品の表面処理
方法を提供することにある。 【構成】 樹脂成形品の表面をアルコール系溶剤等の溶
剤で洗浄する洗浄工程と、同洗浄工程で洗浄処理された
樹脂成形品の表面にプライマー処理を施すプライマー処
理工程と、同プライマー処理工程でプライマー処理され
た樹脂成形品の表面に塗料を施す塗装工程とからなる樹
脂成形品の表面処理方法において、前記樹脂成形品の基
材としてスチレン系エラストマーを用いるとともに、プ
ライマー処理工程におけるプライマーとしてエチレン及
びブテン単位を有するポリマーを用いることからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品特に塗料の
密着性が劣るスチレン系エラストマー製の樹脂成形品の
表面処理方法に関するものである。
密着性が劣るスチレン系エラストマー製の樹脂成形品の
表面処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の両サイドに取付けられる
サイドモール等のポリプロピレン(以下PPという)製
の樹脂成形品に塗装を施す場合、次のようにして行われ
ている。即ち、まず樹脂成形品の表面を1,1,1−ト
リクロルエタンで洗浄し、その表面の脱脂処理を行う。
この脱脂処理によって、樹脂成形品はその表面に薄く付
着している離型剤、防錆剤等の油分が1,1,1−トリ
クロルエタンにて溶解され、表面から除去される。そし
て、この樹脂成形品を90℃で15分間乾燥する。
サイドモール等のポリプロピレン(以下PPという)製
の樹脂成形品に塗装を施す場合、次のようにして行われ
ている。即ち、まず樹脂成形品の表面を1,1,1−ト
リクロルエタンで洗浄し、その表面の脱脂処理を行う。
この脱脂処理によって、樹脂成形品はその表面に薄く付
着している離型剤、防錆剤等の油分が1,1,1−トリ
クロルエタンにて溶解され、表面から除去される。そし
て、この樹脂成形品を90℃で15分間乾燥する。
【0003】次に、脱脂処理された樹脂成形品はその表
面に、塗料の密着性を向上させるため塩素化PP等の塩
素系のプライマーが塗布されて乾燥される。前記ポリプ
ロピレン等のポリオレフィンからなる樹脂成形品の表面
には極性が少なく不活性であるため、樹脂成形品の表面
に塗料を施した場合に塗料の密着性が劣る。そのため、
前述のように樹脂成形品の表面を予め1,1,1−トリ
クロルエタンで洗浄し、樹脂成形品の表面に付着してい
る油分等を取り除く脱脂処理を行った後、プライマーを
塗布、乾燥する必要がある。
面に、塗料の密着性を向上させるため塩素化PP等の塩
素系のプライマーが塗布されて乾燥される。前記ポリプ
ロピレン等のポリオレフィンからなる樹脂成形品の表面
には極性が少なく不活性であるため、樹脂成形品の表面
に塗料を施した場合に塗料の密着性が劣る。そのため、
前述のように樹脂成形品の表面を予め1,1,1−トリ
クロルエタンで洗浄し、樹脂成形品の表面に付着してい
る油分等を取り除く脱脂処理を行った後、プライマーを
塗布、乾燥する必要がある。
【0004】続いて、樹脂成形品はその表面に二液型の
ウレタン系塗料をスプレーガンで吹付塗装する。そし
て、80℃で30分間乾燥する。このようにして、樹脂
成形品の表面に所定の色調を有する塗膜層が形成され
る。
ウレタン系塗料をスプレーガンで吹付塗装する。そし
て、80℃で30分間乾燥する。このようにして、樹脂
成形品の表面に所定の色調を有する塗膜層が形成され
る。
【0005】しかし、上記樹脂成形品の基材であるPP
は、従来サイドモールに用いられていた塩化ビニル樹脂
(以下PVCという)に比べて軽量化には優れているも
のの、軟質感が劣る。そのため、PPに代わって軟質感
に優れたスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重
合樹脂(以下SEBSという)等のスチレン系エラスト
マーが提案されている。
は、従来サイドモールに用いられていた塩化ビニル樹脂
(以下PVCという)に比べて軽量化には優れているも
のの、軟質感が劣る。そのため、PPに代わって軟質感
に優れたスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重
合樹脂(以下SEBSという)等のスチレン系エラスト
マーが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基材として
SEBSを用いた場合、従来用いられている塩素化PP
等の塩素系のプライマーを適用すると、プライマー層と
基材との間の密着性が不十分となり、ひいてはその上に
形成される塗膜層の基材に対する密着性を十分に確保で
きないという問題点があった。
SEBSを用いた場合、従来用いられている塩素化PP
等の塩素系のプライマーを適用すると、プライマー層と
基材との間の密着性が不十分となり、ひいてはその上に
形成される塗膜層の基材に対する密着性を十分に確保で
きないという問題点があった。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は基材としてのスチレン系
エラストマーに対し塗膜の十分な密着性を発揮できる樹
脂成形品の表面処理方法を提供することにある。
れたものであって、その目的は基材としてのスチレン系
エラストマーに対し塗膜の十分な密着性を発揮できる樹
脂成形品の表面処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では樹脂成形品の表面を溶剤で洗浄する洗浄
工程と、同洗浄工程で洗浄処理された樹脂成形品の表面
にプライマー処理を施すプライマー処理工程と、同プラ
イマー処理工程でプライマー処理された樹脂成形品の表
面に塗料を施す塗装工程とからなる樹脂成形品の表面処
理方法において、前記樹脂成形品の基材としてスチレン
系エラストマーを用いるとともに、プライマー処理工程
におけるプライマーとしてエチレン及びブテン単位を有
するポリマーを用いる樹脂成形品の表面処理方法をその
要旨としている。
に、本発明では樹脂成形品の表面を溶剤で洗浄する洗浄
工程と、同洗浄工程で洗浄処理された樹脂成形品の表面
にプライマー処理を施すプライマー処理工程と、同プラ
イマー処理工程でプライマー処理された樹脂成形品の表
面に塗料を施す塗装工程とからなる樹脂成形品の表面処
理方法において、前記樹脂成形品の基材としてスチレン
系エラストマーを用いるとともに、プライマー処理工程
におけるプライマーとしてエチレン及びブテン単位を有
するポリマーを用いる樹脂成形品の表面処理方法をその
要旨としている。
【0009】
【作用】洗浄工程においては、スチレン系エラストマー
からなる樹脂成形品の表面がアルコール系溶剤で洗浄さ
れる。このアルコール系溶剤は、樹脂成形品の表面の油
分等を溶解してその表面から十分に除去することができ
る。
からなる樹脂成形品の表面がアルコール系溶剤で洗浄さ
れる。このアルコール系溶剤は、樹脂成形品の表面の油
分等を溶解してその表面から十分に除去することができ
る。
【0010】プライマー処理工程においては、エチレン
及びブテン単位を有するポリマーからなるプライマーを
用いるので、基材であるスチレン系エラストマーとの親
和性が向上するとともに、その上に施される塗膜層との
密着性も確保される。
及びブテン単位を有するポリマーからなるプライマーを
用いるので、基材であるスチレン系エラストマーとの親
和性が向上するとともに、その上に施される塗膜層との
密着性も確保される。
【0011】塗装工程では、プライマー処理された樹脂
成形品の表面に塗料が施され、塗膜層が形成される。こ
の塗膜層は、前記プライマー処理工程におけるエチレン
及びブテン単位を有するポリマーによって、樹脂成形品
の表面が活性化され塗膜層の密着性が良好なものとな
る。
成形品の表面に塗料が施され、塗膜層が形成される。こ
の塗膜層は、前記プライマー処理工程におけるエチレン
及びブテン単位を有するポリマーによって、樹脂成形品
の表面が活性化され塗膜層の密着性が良好なものとな
る。
【0012】
【実施例】以下に本発明を具体化した実施例について説
明する。本発明で対象となる樹脂成形品を構成する材料
は、スチレン系エラストマーであり、例えば前述のSE
BS、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合樹脂
(以下SISという)、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン共重合樹脂(以下SBSという)等があげられる。こ
れらの材料を用いた樹脂成形品としては、自動車部品と
してのサイドモール、バンパ、マッドガード等があげら
れる。
明する。本発明で対象となる樹脂成形品を構成する材料
は、スチレン系エラストマーであり、例えば前述のSE
BS、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合樹脂
(以下SISという)、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン共重合樹脂(以下SBSという)等があげられる。こ
れらの材料を用いた樹脂成形品としては、自動車部品と
してのサイドモール、バンパ、マッドガード等があげら
れる。
【0013】さて、このような樹脂成形品の表面処理方
法のうち、まず洗浄工程について説明する。この工程で
は、アルコール系溶剤としてのイソプロピルアルコール
を用い、樹脂成形品の表面を拭くか又はイソプロピルア
ルコール中に樹脂成形品を浸漬あるいは蒸気洗浄するこ
とによって、樹脂成形品表面の油分や微細なゴミを除去
する。このアルコール系溶剤は洗浄効果に優れていると
ともに、従来から脱脂溶剤として使用されている1,
1,1−トリクロルエタン等に比べてオゾン層に与える
悪影響が少ない。アルコール系溶剤としては、イソプロ
ピルアルコール以外に、エタノールやメタノール等の低
級アルコールを用いてもよい。
法のうち、まず洗浄工程について説明する。この工程で
は、アルコール系溶剤としてのイソプロピルアルコール
を用い、樹脂成形品の表面を拭くか又はイソプロピルア
ルコール中に樹脂成形品を浸漬あるいは蒸気洗浄するこ
とによって、樹脂成形品表面の油分や微細なゴミを除去
する。このアルコール系溶剤は洗浄効果に優れていると
ともに、従来から脱脂溶剤として使用されている1,
1,1−トリクロルエタン等に比べてオゾン層に与える
悪影響が少ない。アルコール系溶剤としては、イソプロ
ピルアルコール以外に、エタノールやメタノール等の低
級アルコールを用いてもよい。
【0014】次に、プライマー処理工程について説明す
る。この工程で用いるプライマーはエチレン及びブテン
単位を有するポリマーからなっている。即ち、このプラ
イマーとしては、前記SEBS、EPB(エチレン−プ
ロピレン−ブテン共重合樹脂)等が使用できる。このポ
リマーは、前記樹脂成形品としてのスチレン系エラスト
マーとの親和性が高いので、プライマー層は樹脂成形品
に対して優れた密着性が発現される。また、プライマー
層は活性が高いので、その上に形成される塗膜層との密
着性も向上させる。
る。この工程で用いるプライマーはエチレン及びブテン
単位を有するポリマーからなっている。即ち、このプラ
イマーとしては、前記SEBS、EPB(エチレン−プ
ロピレン−ブテン共重合樹脂)等が使用できる。このポ
リマーは、前記樹脂成形品としてのスチレン系エラスト
マーとの親和性が高いので、プライマー層は樹脂成形品
に対して優れた密着性が発現される。また、プライマー
層は活性が高いので、その上に形成される塗膜層との密
着性も向上させる。
【0015】次に、塗装工程では、例えば二液型のウレ
タン系塗料が樹脂成形品の表面に施される。具体的に
は、ポリイソシアネート化合物及び所定の色調を有する
顔料等からなる溶液とポリオール化合物からなる溶液と
を混合し、スプレーガンで樹脂成形品に吹付塗装するこ
とによって行われる。そして、80℃で30分間乾燥す
る。
タン系塗料が樹脂成形品の表面に施される。具体的に
は、ポリイソシアネート化合物及び所定の色調を有する
顔料等からなる溶液とポリオール化合物からなる溶液と
を混合し、スプレーガンで樹脂成形品に吹付塗装するこ
とによって行われる。そして、80℃で30分間乾燥す
る。
【0016】このようにして、樹脂成形品の表面に所定
の色調を有する塗膜層を形成することができる。この塗
膜層は、前述のように、樹脂成形品の表面にプライマー
処理が施されているため、その表面が活性化され、その
結果樹脂成形品に対する塗膜層の密着性が向上する。
の色調を有する塗膜層を形成することができる。この塗
膜層は、前述のように、樹脂成形品の表面にプライマー
処理が施されているため、その表面が活性化され、その
結果樹脂成形品に対する塗膜層の密着性が向上する。
【0017】次に、上記樹脂成形品に対する塗膜層の密
着性を従来法と比較するために、塗膜層の180度剥離
強度を測定した。その結果を表1に示す。測定条件は次
の通りである。
着性を従来法と比較するために、塗膜層の180度剥離
強度を測定した。その結果を表1に示す。測定条件は次
の通りである。
【0018】(1)樹脂成形品の材料:PP、SEBS
を用いた。 (2)洗浄工程:TCEは1,1,1−トリクロルエタ
ンを用いて洗浄処理したものを表す。IPAはイソプロ
ピルアルコールで洗浄処理したものを表す。
を用いた。 (2)洗浄工程:TCEは1,1,1−トリクロルエタ
ンを用いて洗浄処理したものを表す。IPAはイソプロ
ピルアルコールで洗浄処理したものを表す。
【0019】(3)プライマー処理:塩素化PP、SE
BS−A、EPB−B、SEBS−Cを用いた。上記S
EBS−AはSEBSを主成分としトルエンとメチルエ
チルケトンの混合溶剤に溶解したものである。EPB−
BはEPBを主成分としトルエンとn−ヘキサンの混合
溶剤に溶解したものである。SEBS−CはSEBSを
主成分としトルエンとキシレンの混合溶剤に溶解したも
のである。なお、SEBS−Cは多少アミン臭がする
が、EPB−BとSEBS−Aは臭いがなく、作業性が
良い。また、製造コストは、EPB−BとSEBS−C
が同等であり、SEBS−Aがこれらの2倍である。
BS−A、EPB−B、SEBS−Cを用いた。上記S
EBS−AはSEBSを主成分としトルエンとメチルエ
チルケトンの混合溶剤に溶解したものである。EPB−
BはEPBを主成分としトルエンとn−ヘキサンの混合
溶剤に溶解したものである。SEBS−CはSEBSを
主成分としトルエンとキシレンの混合溶剤に溶解したも
のである。なお、SEBS−Cは多少アミン臭がする
が、EPB−BとSEBS−Aは臭いがなく、作業性が
良い。また、製造コストは、EPB−BとSEBS−C
が同等であり、SEBS−Aがこれらの2倍である。
【0020】(4)180 度剥離強度(N/m): JIS K6854
に準じて剥離強度を測定した。 (5)塗膜密着性:JIS K5400 に基づいた碁盤目試験に
よる。即ち、塗膜にナイフで碁盤目状の切り込みを入
れ、100個の塗膜片を作製し、この上に粘着テープを
貼着し、その後これを剥がしたとき(10回繰り返す)
の剥がれた塗膜片の数で表した。また、この密着性試験
を常温及び温水浸漬後(40℃、240時間後)につい
て測定した。なお、例えば 7/100-4は4回目に剥がれた
塗膜片の数が7個であったことを示し、 2/100-6は6回
目に剥がれた塗膜片の数が2個であったことを示す。
に準じて剥離強度を測定した。 (5)塗膜密着性:JIS K5400 に基づいた碁盤目試験に
よる。即ち、塗膜にナイフで碁盤目状の切り込みを入
れ、100個の塗膜片を作製し、この上に粘着テープを
貼着し、その後これを剥がしたとき(10回繰り返す)
の剥がれた塗膜片の数で表した。また、この密着性試験
を常温及び温水浸漬後(40℃、240時間後)につい
て測定した。なお、例えば 7/100-4は4回目に剥がれた
塗膜片の数が7個であったことを示し、 2/100-6は6回
目に剥がれた塗膜片の数が2個であったことを示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示したように、本発明の実施例1〜
3では、180 度剥離強度は良好な値を示し、塗膜密着性
も塗膜が剥がれるものはなく良好である。そのうち、実
施例1でプライマーとして用いたEPB−Bが作業性及
び製造コストの点で最も優れている。
3では、180 度剥離強度は良好な値を示し、塗膜密着性
も塗膜が剥がれるものはなく良好である。そのうち、実
施例1でプライマーとして用いたEPB−Bが作業性及
び製造コストの点で最も優れている。
【0023】一方、比較例1では剥離強度及び塗膜密着
性は良いものの、樹脂成形品の材料が不適当である上
に、洗浄工程の溶剤としてTCE を用いているので、環境
破壊の点から不適当である。比較例2では樹脂成形品の
材料が不適当である上に、剥離強度及び塗膜密着性が低
い。比較例3では溶剤としてTCE を用いているので不適
当である。比較例4ではプライマーが塩素化PPである
ため、剥離強度及び塗膜密着性が低い。
性は良いものの、樹脂成形品の材料が不適当である上
に、洗浄工程の溶剤としてTCE を用いているので、環境
破壊の点から不適当である。比較例2では樹脂成形品の
材料が不適当である上に、剥離強度及び塗膜密着性が低
い。比較例3では溶剤としてTCE を用いているので不適
当である。比較例4ではプライマーが塩素化PPである
ため、剥離強度及び塗膜密着性が低い。
【0024】上記のように、洗浄工程においてスチレン
系エラストマーからなる樹脂成形品の表面がアルコール
系溶剤で洗浄されて樹脂成形品の表面から油分が十分に
除かれるとともに、プライマー処理工程において樹脂成
形品の材料であるスチレン系エラストマーに対応した特
定のプライマーにより、樹脂成形品の表面が化学的に活
性化されるため、樹脂成形品に対する塗膜の密着性を向
上させることができる。
系エラストマーからなる樹脂成形品の表面がアルコール
系溶剤で洗浄されて樹脂成形品の表面から油分が十分に
除かれるとともに、プライマー処理工程において樹脂成
形品の材料であるスチレン系エラストマーに対応した特
定のプライマーにより、樹脂成形品の表面が化学的に活
性化されるため、樹脂成形品に対する塗膜の密着性を向
上させることができる。
【0025】従って、樹脂成形品として軟質感に優れた
スチレン系エラストマーを使用した場合、従来使用され
ていた塩素化PPのようなプライマーを用いたときに比
べて安定した密着力が得られ、その上アルコール系溶剤
による洗浄処理の状態に大きく影響されずその効果を発
揮できる。しかも、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール系溶剤は、従来の1,1,1−トリクロルエタンに
比べて環境に悪影響を与えるおそれが少ない。
スチレン系エラストマーを使用した場合、従来使用され
ていた塩素化PPのようなプライマーを用いたときに比
べて安定した密着力が得られ、その上アルコール系溶剤
による洗浄処理の状態に大きく影響されずその効果を発
揮できる。しかも、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール系溶剤は、従来の1,1,1−トリクロルエタンに
比べて環境に悪影響を与えるおそれが少ない。
【0026】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば塗装工程で使用する塗料としてアクリル系
塗料、エポキシ系塗料等を用いてもよい。
なく、例えば塗装工程で使用する塗料としてアクリル系
塗料、エポキシ系塗料等を用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
基材としてのスチレン系エラストマーに対し、塗膜の密
着性を十分に発揮できるという優れた効果を奏する。
基材としてのスチレン系エラストマーに対し、塗膜の密
着性を十分に発揮できるという優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 25:00 9166−4J
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂成形品の表面を溶剤で洗浄する洗浄
工程と、 同洗浄工程で洗浄処理された樹脂成形品の表面にプライ
マー処理を施すプライマー処理工程と、 同プライマー処理工程でプライマー処理された樹脂成形
品の表面に塗料を施す塗装工程とからなる樹脂成形品の
表面処理方法において、 前記樹脂成形品の基材としてスチレン系エラストマーを
用いるとともに、プライマー処理工程におけるプライマ
ーとしてエチレン及びブテン単位を有するポリマーを用
いることを特徴とする樹脂成形品の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3280029A JPH0798871B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 樹脂成形品の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3280029A JPH0798871B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 樹脂成形品の表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05117426A true JPH05117426A (ja) | 1993-05-14 |
| JPH0798871B2 JPH0798871B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=17619309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3280029A Expired - Fee Related JPH0798871B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 樹脂成形品の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798871B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1293138C (zh) * | 2002-12-16 | 2007-01-03 | 竹本油脂株式会社 | 合成高分子膜用表面处理剂及合成高分子膜的表面处理法 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3280029A patent/JPH0798871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1293138C (zh) * | 2002-12-16 | 2007-01-03 | 竹本油脂株式会社 | 合成高分子膜用表面处理剂及合成高分子膜的表面处理法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0798871B2 (ja) | 1995-10-25 |
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