JPH05117611A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH05117611A
JPH05117611A JP28648391A JP28648391A JPH05117611A JP H05117611 A JPH05117611 A JP H05117611A JP 28648391 A JP28648391 A JP 28648391A JP 28648391 A JP28648391 A JP 28648391A JP H05117611 A JPH05117611 A JP H05117611A
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JP
Japan
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acrylic
resin emulsion
emulsion
adhesive composition
weight
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JP28648391A
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English (en)
Inventor
Yukikazu Yamaguchi
幸和 山口
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Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Chuo Rika Kogyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業効率にすぐれた一液性であるにもかかわ
らず、耐熱クリープ性、耐水性、耐熱性、低温接着性、
耐寒性および機械的強度にすぐれた接着剤組成物を提供
すること。 【構成】 エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン20〜
80重量%、保護コロイドとしてアクリル系共重合体の存
在下でアクリル系モノマーを乳化重合してなるガラス転
移点が-20 ℃〜+20 ℃のアクリル系樹脂エマルジョン10
〜80重量%およびウレタン樹脂エマルジョン5〜50重量
%からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接着剤組成物に関する。
さらに詳しくは、一液性であるにもかかわらず、すぐれ
た耐熱クリープ性を有し、かつ耐水性、耐熱性、低温接
着性および機械的安定性にすぐれた接着剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、塩化ビニル樹脂製シートのオーバ
ーレイ用接着剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジョンが広く用いられているが、該エチレン−
酢酸ビニル共重合体エマルジョンには、一般にその接着
性が温度により大きく変化するという欠点がある。そこ
で、該エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンを用
いる際には、接着性を向上せしめるために、低温時には
溶剤が、また高温時には硬度が高い樹脂などが配合され
ているが、濃度が5%以上の有機溶剤を配合したばあい
には、労働安全衛生法による局所排気設備が必要となる
などの問題があり、また硬度が高い樹脂などを配合した
ばあいには、低温時での接着性が充分でなくなるという
問題があるため、幅広い温度範囲で接着性にすぐれた接
着剤の開発が待ち望まれている。
【0003】幅広い温度範囲で比較的接着性にすぐれた
接着剤組成物としては、ポリエステル型水溶性または水
分散性ウレタン樹脂、アジリジン環化合物および水性ラ
テックスからなる接着剤組成物が知られているが(特公
昭63-33518号公報)、かかる接着剤組成物は、ウレタン
樹脂および水性ラテックスとアジリジン環化合物との二
液性であり、両者を混合すると同時に常温で架橋反応が
速やかに進行するため可使時間が短く、また両者を混合
するのに煩雑な手続を要し、しかも該混合物を保管する
ことができず、さらには連続的に使用するばあいの作業
性がわるいという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
前記接着剤組成物の幅広い温度範囲での接着性および耐
熱性を改善し、作業性にすぐれた一液性の接着剤組成物
を開発するべく鋭意研究を重ねた結果、前記物性をいず
れも満足する接着剤組成物をようやく見出し、本発明を
完成するにいたった。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は(A)
エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン20〜80重量%、
(B) 保護コロイドとしてアクリル系共重合体の水溶液ま
たはエマルジョンの存在下でアクリル系モノマーを乳化
重合してなるガラス転移点が-20 〜+20 ℃のアクリル系
樹脂エマルジョン10〜80重量%および(C) ウレタン樹脂
エマルジョン5〜50重量%からなる接着剤組成物に関す
る。
【0006】
【作用および実施例】本発明の接着剤組成物は、前記し
たように、(A) エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン
20〜80重量%、(B) 保護コロイドとしてアクリル系共重
合体の水溶液またはエマルジョンの存在下でアクリル系
モノマーを乳化重合してなるガラス転移点が-20 〜+20
℃のアクリル系樹脂エマルジョン10〜80重量%および
(C) ウレタン樹脂エマルジョン5〜50重量%から構成さ
れる。
【0007】前記(A) エチレン−酢酸ビニル樹脂エマル
ジョンは、本発明の接着剤組成物の主成分として用いら
れる。
【0008】前記(A) エチレン−酢酸ビニル樹脂エマル
ジョンに含まれるエチレン−酢酸ビニル樹脂のエチレン
含量は、あまりにも高いばあいには、樹脂が柔かくな
り、耐熱性がわるくなり、またあまりにも低いばあいに
は、樹脂が硬くなり、耐寒性がわるくなる傾向があるた
め、5〜40重量%、なかんづく15〜30重量%であること
が好ましい。また、該エチレン−酢酸ビニル樹脂の重量
平均分子量には、とくに限定はないが、その該重量平均
分子量が大きくなるにしたがってその製造が困難とな
り、また該重量平均分子量が小さくなるにしたがって熱
による塑性変形がおこりやすくなり、耐熱性がわるくな
る傾向があるため、50000 〜1000000 、なかんづく2000
00〜800000であることが好ましい。
【0009】また、前記(A) エチレン−酢酸ビニル樹脂
エマルジョン中には、エチレン−酢酸ビニル樹脂が40〜
65重量%、なかんづく55〜60重量%の範囲内で含まれて
いることが好ましい。かかるエチレン−酢酸ビニル樹脂
の含有量が前記範囲よりも小さいばあいには、水分量が
相対的に多くなってえられる接着剤組成物の乾燥時間が
長くなり、また前記範囲よりも大きいばあいには、樹脂
エマルジョンの製造が困難となる傾向がある。
【0010】前記(A) エチレン−酢酸ビニル樹脂エマル
ジョンの配合量は、えられる接着剤組成物中に20〜80重
量%、なかんづく40〜70重量%含有されるように調整さ
れる。かかる配合量は、前記範囲よりも小さいばあいに
は、木質系被着体への接着力が小さくなり、また前記範
囲よりも大きいばあいには、塩化ビニル系樹脂シートと
の密着性および耐熱クリープ性がわるくなる傾向があ
る。
【0011】本発明においては、前記(B) アクリル系樹
脂エマルジョンを用いたことに1つの大きな特徴があ
り、かかるアクリル系樹脂エマルジョンを用いたばあい
には、えられる接着剤組成物の幅広い温度範囲でのとく
に塩化ビニル系樹脂シートに対する接着性が従来のエチ
レン−酢酸ビニル系樹脂エマルジョンからなる接着剤と
比較して格段に向上する。
【0012】前記(B) アクリル樹脂エマルジョンに用い
られるアクリル系共重合体の保護コロイドとは、該アク
リル系共重合体が水中で溶解またはエマルジョンとして
分散した状態でアクリル系モノマーを乳化共重合しうる
能力を有するものをいう。
【0013】前記アクリル系共重合体とは、(メタ)ア
クリル酸などの不飽和カルボン酸と、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メ
タ)アクリル酸ジエチレングリコール、(メタ)アクリ
ロニトリル、(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)ア
クリル酸エステルとの共重合体をいい、前記アクリル系
共重合体の水溶液またはエマルジョンとは、該アクリル
系共重合体をアンモニア、有機アミンなどのアルカリで
中和することにより、水溶性または水分散性としたもの
をいう。前記アクリル系共重合体中における(メタ)ア
クリル酸含量は、あまりにも小さいばあいには、アルカ
リ水溶液に対する溶解性がわるくなり、保護コロイドと
しての効果が充分でなくなり、またあまりにも大きいば
あいには、保護コロイドとしての性質を有するが、塩化
ビニル系樹脂シートへの密着性がわるくなる傾向がある
ので、2〜50重量%、なかんづく5〜20重量%であるこ
とが好ましい。
【0014】また、前記アクリル系共重合体の重量平均
分子量は、あまりにも大きいばあいには、保護コロイド
としての効果が小さくなりすぎるようになり、またあま
りにも小さいばあいには、乳化剤を用いるばあいと同様
に耐熱性がわるくなる傾向があるので、1000〜200000、
好ましくは2000〜150000、さらに好ましくは10000 〜10
0000程度であることが好ましい。
【0015】前記アクリル系共重合体の保護コロイド
は、たとえばアクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル
などのモノマーと、アゾビスイソブチロニトリルなどの
重合開始剤およびイソプロピルアルコールなどの溶媒を
混合し、70〜80℃程度に加熱しながら攪拌し、反応終了
後に溶媒を除去し、水およびアンモニア水などの中和剤
を前記アクリル系共重合体の濃度が10〜40重量%程度と
なるように添加することによりえられる。
【0016】前記(B) アクリル樹脂エマルジョンは、前
記アクリル系共重合体の保護コロイドの存在下でアクリ
ル系モノマーを乳化重合することによりえられる。
【0017】前記アクリル系モノマーとしては、たとえ
ば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2-
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、
(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル
酸エトキシジエチレングリコールなどがあげられ、これ
らは単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0018】なお、本発明においては、本発明の目的が
阻害されない範囲内で、たとえばアクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、スチレン、アクリルアミド、メタク
リルアミド、酢酸ビニル、イタコン酸、マレイン酸、ク
ロトン酸などの前記アクリル系モノマーと共重合可能な
モノマーを配合してもよい。
【0019】前記アクリル系共重合体を含有した保護コ
ロイドと、前記アクリル系モノマーとを混合し、該アク
リル系モノマーを共重合することにより、前記(B) アク
リル系樹脂エマルジョンがえられるが、該アクリル系共
重合体とアクリル系モノマーとの配合割合は、通常前記
アクリル系モノマー100 部(重量部、以下同様)に対し
て前記保護コロイドに含まれるアクリル系共重合体5〜
20部、好ましくは10〜15部となるように調整されること
が望ましい。前記アクリル系共重合体の割合が前記範囲
よりも小さいばあいには、樹脂エマルジョンの調製が困
難となり、また前記範囲よりも大きいばあいには、塩化
ビニル系樹脂シートとの密着性がわるくなる傾向があ
る。
【0020】なお、前記アクリル系共重合体を含有した
保護コロイド中で前記アクリル系モノマーを共重合する
際には、徐々に該アクリル系モノマーを添加し、たとえ
ば過硫酸アンモニウムなどの重合開始剤を添加し、攪拌
しながら60〜80℃程度に加熱することが好ましい。
【0021】かくして前記(B) アクリル系樹脂エマルジ
ョンがえられるが、該アクリル系樹脂エマルジョンに含
まれる前記アクリル系モノマーの乳化重合物であるアク
リル系樹脂のガラス転移点は、-20 〜+20 ℃、なかんづ
く-10 〜+10 ℃となるようにアクリル系モノマーの種類
を適宜選択して調整する。かかるガラス転移点が前記範
囲よりも低いばあいには、えられる接着剤組成物の耐熱
性が低下するようになり、また前記範囲よりも高いばあ
いには、えられる接着剤組成物の接着性が劣るようにな
る傾向がある。
【0022】なお、前記(B) アクリル系樹脂エマルジョ
ンに含まれる樹脂成分量は、前記したように、保護コロ
イドの調製時に配合される水分量とアクリル系モノマー
量によって決定される。
【0023】前記(B) アクリル系樹脂エマルジョンの配
合量は、えられる接着剤組成物中に10〜80重量%、なか
んづく50〜70重量%含有されるように調整される。かか
る配合量は、前記範囲よりも小さいばあいには、えられ
る接着剤組成物の塩化ビニル系樹脂シートに対する密着
性が不充分となり、また前記範囲よりも大きいばあいに
は、えられる接着剤組成物の塗工性がわるくなるなどの
機械的適性に劣る傾向がある。
【0024】前記(C) ウレタン樹脂エマルジョンは、耐
熱性を付与し、塩化ビニル系樹脂製シートとの密着性の
向上を図るための成分である。
【0025】前記(C) ウレタン樹脂エマルジョンに含ま
れるウレタン樹脂としては、たとえば軟化点が40〜120
℃程度のものが用いられる。
【0026】前記ウレタン樹脂の含有量は、あまりにも
多いばあいには、木質系被着体に対する接着力が小さく
なり、またあまりにも少ないばあいには、耐熱性がわる
くなる傾向があるので、5〜60重量%、なかんづく20〜
50重量%程度であることが好ましい。
【0027】前記(C) ウレタン樹脂エマルジョンの代表
例としては、たとえば脂肪族イソシアネート系ポリエス
テル型ウレタンエマルジョンであるデスモコールVPKA-8
481(住友バイエルウレタン(株)製、商品名、軟化点7
5℃)、芳香族イソシアネート系ポリエステル型ウレタ
ンエマルジョンであるUXA-3005(三洋化成工業(株)
製、商品名、軟化点50℃)などがあげられる。
【0028】前記(C) ウレタン樹脂エマルジョンの配合
量は、えられる接着剤組成物中に5〜50重量%、なかん
づく20〜40重量%含有されるように調整される。かかる
配合量は、前記範囲よりも小さいばあいには、耐熱性が
わるくなり、また前記範囲よりも大きいばあいには、木
質系被着体に対する接着力が小さくなる傾向がある。
【0029】前記(A) エチレン- 酢酸ビニル樹脂エマル
ジョン、(B) アクリル系樹脂エマルジョンおよび(C) ウ
レタン樹脂エマルジョンを混合することにより、本発明
の接着剤組成物がえられるが、さらに低温接着性を向上
させるために、溶剤や可塑剤などを適宜配合してもよ
い。
【0030】前記溶剤の具体例としては、たとえばトル
エン、キシレンなどの芳香族系溶剤;エチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエ
ーテルなどのエーテル系溶剤;シクロヘキサノン、イソ
ホロンなどのケトン系溶剤;酢酸ブチル、ジ酢酸エチレ
ングリコールなどのエステル系溶剤などがあげられる。
【0031】前記可塑剤の具体例としては、たとえばジ
ブチルフタレート、コハク酸ジメチルなどがあげられ
る。
【0032】また、本発明の接着剤組成物には、さらに
必要に応じて、たとえばケイ酸塩微粉末、炭酸カルシウ
ム、小麦粉、コーンスターチなどの充填剤;ジアルキル
スルホコハク酸ナトリウムなどの撥水防止剤;メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースなどの増粘剤などを添加してもよい。
【0033】本発明の接着剤組成物は、前記したよう
に、(A) エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン、(B)
アクリル系樹脂エマルジョンおよび(C) ウレタン樹脂エ
マルジョンからなり、前記(B) アクリル系樹脂エマルジ
ョンが含まれていることにより、たとえば塩化ビニル系
樹脂シートとの密着性にすぐれ、広範囲の温度領域にお
いてすぐれた接着性を呈するものである。
【0034】したがって、本発明の接着剤組成物は、た
とえば塩化ビニル系樹脂シートのオーバーレイ用接着剤
として好適に使用しうるものである。
【0035】つぎに本発明の接着剤組成物を製造例およ
び実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明
はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0036】製造例1 温度計、攪拌棒および還流装置を有する500ml 容の4つ
口フラスコに、アクリル酸エチル16g、アクリル酸4
g、イソプロピルアルコール80gおよびアゾビスイソブ
チロニトリル0.2 gを入れ、ウォータバスで内部の温度
が80℃となるように調節しながら4時間攪拌した。
【0037】つぎに、内部の温度を90℃に調節し、イソ
プロピルアルコールを減圧除去したのち、イオン交換水
86.2gと25%アンモニア水3.8 gを添加してアクリル系
共重合体の保護コロイドをえた。
【0038】つぎにフラスコ内の保護コロイドの温度を
75℃に調節し、攪拌しながら過硫酸アンモニウム0.1 g
を添加したのち、アクリル酸ブチル30g、アクリル酸2-
エチルヘキシル30g、スチレン20gおよびアクリロニト
リル20gの混合物を2時間かけて滴下し、さらに75℃で
2時間反応をつづけたのち、キシレン10gを添加し、30
分間攪拌し、ついで室温まで放冷してアクリル系樹脂エ
マルジョンをえた。
【0039】えられたアクリル系樹脂エマルジョンに含
まれる樹脂成分のガラス転移点を示差走査熱量計(セイ
コー電子工業(株)製、DSC-20)を用いて測定したとこ
ろ、-12 ℃であった。
【0040】製造例2および比較製造例1〜2 製造例1において、アクリル酸ブチル30g、アクリル酸
2-エチルヘキシル30g、スチレン20gおよびアクリロニ
トリル20gの混合物のかわりに、表1に示す混合物を用
いたほかは製造例1と同様にしてアクリル系樹脂エマル
ジョンをえた。
【0041】えられたアクリル系樹脂エマルジョンに含
まれる樹脂成分のガラス転移点を製造例1と同様にして
調べた。その結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】比較製造例3 温度計、攪拌棒および還流装置を有する500ml 容の4つ
口フラスコに、ポリエチレンアルキルフェニルエーテル
(花王(株)製、エマルゲン)5g、ラウリル硫酸ナト
リウム(花王(株)製、エマールO)5gおよびイオン
交換水90gを入れ、ウォーターバスで内部の温度が75℃
となるように調節しながら過硫酸アンモニウム0.1 gを
添加し、ついでアクリル酸ブチル20g、アクリル酸2-エ
チルヘキシル20g、スチレン30gおよびアクリロニトリ
ル30gを2時間かけて滴下した。
【0044】滴下終了後、内容物を75℃で2時間熟成
し、キシレン10gを添加し、30分間攪拌したのち室温ま
で放冷してアクリル系樹脂エマルジョンをえた。
【0045】えられたアクリル系樹脂エマルジョンに含
まれる樹脂成分のガラス転移点を製造例1と同様にして
調べたところ、+10 ℃であった。
【0046】実施例1〜5および比較例1〜5 エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョンとしてスミカフ
レックス#401 (住友化学(株)製、商品名、エチレン
含量30重量%、樹脂含量55重量%)、ウレタン樹脂エマ
ルジョンとしてデスモコール VPKA-8481(住友バイエル
ウレタン(株)製、商品名)、またアクリル系樹脂エマ
ルジョンとして製造例1〜2および比較製造例1〜3で
えられたものを用い、これらを表2に示す配合割合で混
合して接着剤組成物をえた。
【0047】えられた接着剤組成物の物性として常態剥
離強度、耐水剥離強度、耐熱クリープ性、耐寒性、低温
接着性および局部荷重強度を以下の方法にしたがって調
べた。その結果を表2に示す。
【0048】(イ)常態剥離強度 基材としてJAS I 類合板を用い、該合板上に接着剤組成
物を塗膜の厚さが 0.1mmとなるようにロールコート法に
より塗布したのち、硬質塩化ビニル樹脂シート(可塑剤
含量:10重量%、厚さ:0.2mm )を重ね合わせて積層体
をえた。
【0049】つぎに、えられた積層体を圧力0.5kg/cm2
で24時間圧締したのち、解圧し、20℃で3日間養生し、
ついで50℃で1日間養生して試験体を作製した。
【0050】試験体の幅を2.5cm に調節し、室温25℃、
湿度60%の恒温恒湿室内でショッパー型抗張力試験機で
引張速度120mm/min にて180 °の角度で硬質塩化ビニル
樹脂シートを剥離したときの剥離強度を測定した。評価
基準は以下のとおりである。
【0051】(評価基準) ○:剥離強度が1.5kg/cm以上 ×:剥離強度が1.5kg/cm未満 (ロ)耐水剥離強度 前記(イ)常態剥離強度でえられた試験体の幅を2.5cm
に調節し、室温中で水中に24時間浸漬したのち、濡れた
状態で前記(イ)と同様にして恒温恒湿室内で剥離強度
を測定した。評価基準は以下のとおりである。
【0052】(評価基準) ○:剥離強度が0.5kg/cm以上 ×:剥離強度が0.5kg/cm未満 (ハ)耐熱クリープ性 前記(イ)常態剥離強度でえられた試験体の幅を2.5cm
に調節したのち、硬質塩化ビニル樹脂シートの一端を剥
離し、その端部に500gの負荷を取付けたのち、試験体が
水平となるように持ち上げ、負荷が垂直方向にかかるよ
うな状態で24時間熱風循環式乾燥機(60℃)中で放置し
た。そののち、試験体を乾燥機から取り出し、以下の評
価基準にもとづいて評価した。
【0053】(評価基準) ○:剥離の長さが5mm未満 ×:剥離の長さが5mm以上 (ニ)耐寒性 前記(イ)常態剥離強度でえられた試験体を-20 ℃の恒
温室中に24時間放置したのち、強制的に硬質塩化ビニル
樹脂シートの一端を瞬間的に合板から剥離したときの試
験体の状態を目視により観察した。評価基準は以下のと
おりである。
【0054】(評価基準) ○:硬質塩化ビニル樹脂シートに破れが発生 ×:硬質塩化ビニル樹脂シートおよび合板に異常が認め
られず、両者が剥離 (ホ)低温接着性 あらかじめ5℃に冷却したパーティクルボード上に接着
剤組成物を厚さが0.1mmとなるように塗布したのち、前
記(イ)で用いたのと同じ硬質塩化ビニル樹脂シートを
貼付し、再び5℃の恒温室内で5日間養生したのち、強
制的に硬質塩化ビニル樹脂シートの一端を瞬間的に合板
から剥離したときの試験体の状態を目視により観察し
た。
【0055】(評価基準) ○:硬質塩化ビニル樹脂シートに破れが発生 ×:硬質塩化ビニル樹脂シートおよび合板に異常が認め
られず、両者が剥離 (ヘ)局部荷重強度 前記(イ)常態剥離強度でえられた試験体を2枚のアク
リル板のあいだに挟み、ボルトおよびナットを用いて締
めつけ、 10kg/cm2 の負荷がかかるようにし、これを-2
0 ℃の雰囲気中で3時間放置したのち+60 ℃の雰囲気中
で2時間放置する操作を1サイクルとして試験を繰り返
し、以下の評価基準にもとづいて評価した。
【0056】(評価基準) ○:5サイクル後でも硬質塩化ビニル樹脂フィルムにフ
クレなどの異常の発生がない。 △:3〜4サイクルで硬質塩化ビニル樹脂フィルムにフ
クレなどの異常の発生が認められる。 ×:2サイクル以下で硬質塩化ビニル樹脂フィルムにフ
クレなどの異常の発生が認められる。
【0057】
【表2】
【0058】表2に示した結果から、実施例1〜5でえ
られた接着剤組成物は、耐熱クリープ性、耐水性、耐熱
性、低温接着性、耐寒性および機械的強度にすぐれたも
のであることがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、一液性である
にもかかわらず、耐熱クリープ性、耐水性、耐熱性、低
温接着性、耐寒性および機械的強度のいずれにも同時に
すぐれたものであるので、幅広い温度範囲でたとえば塩
化ビニル樹脂製シートのオーバレイ用接着剤などとして
好適に使用しうるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジ
    ョン20〜80重量%、(B) 保護コロイドとしてアクリル系
    共重合体の水溶液またはエマルジョンの存在下でアクリ
    ル系モノマーを乳化重合してなるガラス転移点が-20 〜
    +20 ℃のアクリル系樹脂エマルジョン10〜80重量%およ
    び(C) ウレタン樹脂エマルジョン5〜50重量%からなる
    接着剤組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995019231A1 (en) * 1994-01-12 1995-07-20 Ashland Oil, Inc. Heat reactivatable adhesive
JP2007023236A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 水系接着剤組成物
JP2007023235A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Yokohama Rubber Co Ltd:The 水系接着剤組成物
JP2022064226A (ja) * 2020-10-13 2022-04-25 コニシ株式会社 1液型水性接着剤組成物

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