JPH05121749A - 電気的に書込みおよび消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
電気的に書込みおよび消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法Info
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- JPH05121749A JPH05121749A JP28008991A JP28008991A JPH05121749A JP H05121749 A JPH05121749 A JP H05121749A JP 28008991 A JP28008991 A JP 28008991A JP 28008991 A JP28008991 A JP 28008991A JP H05121749 A JPH05121749 A JP H05121749A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 選択したメモリセルに書込みを行なう際に非
選択のメモリセルに蓄えられたデータが破壊されること
を防止する。 【構成】 第1導電型の半導体基板1の主表面には、第
1と第2の第2導電型不純物領域8a、10aが形成さ
れ、これらの間にはチャネル領域が形成されている。チ
ャネル領域上には第1の誘電体膜3が形成されており、
この第1の誘電体膜3上には電荷蓄積電極4が形成され
ている。この電荷蓄積電極4上には、第2の誘電体膜5
を介して制御電極6が形成されている。そして、電荷蓄
積電極4の端縁直下における第1の誘電体膜3の膜厚
は、第1の不純物領域8a側よりも第2の不純物領域1
0a側で厚くなっている。
選択のメモリセルに蓄えられたデータが破壊されること
を防止する。 【構成】 第1導電型の半導体基板1の主表面には、第
1と第2の第2導電型不純物領域8a、10aが形成さ
れ、これらの間にはチャネル領域が形成されている。チ
ャネル領域上には第1の誘電体膜3が形成されており、
この第1の誘電体膜3上には電荷蓄積電極4が形成され
ている。この電荷蓄積電極4上には、第2の誘電体膜5
を介して制御電極6が形成されている。そして、電荷蓄
積電極4の端縁直下における第1の誘電体膜3の膜厚
は、第1の不純物領域8a側よりも第2の不純物領域1
0a側で厚くなっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には電気的に
書込みおよび消去を行なうことが可能な不揮発性半導体
記憶装置およびその製造方法に関し、特に書込まれた情
報電荷を電気的に一括消去することが可能なEEPRO
M(Electrically Erasable and Programmable Read On
ly Memory )いわゆる、フラッシュEEPROMの構造
およびその製造方法に関するものである。
書込みおよび消去を行なうことが可能な不揮発性半導体
記憶装置およびその製造方法に関し、特に書込まれた情
報電荷を電気的に一括消去することが可能なEEPRO
M(Electrically Erasable and Programmable Read On
ly Memory )いわゆる、フラッシュEEPROMの構造
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データを自由にプログラムすることがで
き、しかも電気的に書込みおよび消去可能な構造のメモ
リデバイスとしてEEPROMが知られている。以下
に、図18ないし図21を用いて、1つのトランジスタ
で構成され、書込まれた情報電荷を電気的に一括して消
去可能なEEPROM、いわゆるフラッシュEEPRO
Mについて説明する。
き、しかも電気的に書込みおよび消去可能な構造のメモ
リデバイスとしてEEPROMが知られている。以下
に、図18ないし図21を用いて、1つのトランジスタ
で構成され、書込まれた情報電荷を電気的に一括して消
去可能なEEPROM、いわゆるフラッシュEEPRO
Mについて説明する。
【0003】図18は、フラッシュEEPROMの一般
的な構成を示すブロック図である。図18に示すよう
に、このフラッシュEEPROMは、行列上に配置され
たメモリセルマトリックス100と、Xアドレスデコー
ダ200と、Yゲートセンスアンプ300と、Yアドレ
スデコーダ400と、アドレスバッファ500と、入出
力バッファ600と、コントロールロジック700とを
含んでいる。
的な構成を示すブロック図である。図18に示すよう
に、このフラッシュEEPROMは、行列上に配置され
たメモリセルマトリックス100と、Xアドレスデコー
ダ200と、Yゲートセンスアンプ300と、Yアドレ
スデコーダ400と、アドレスバッファ500と、入出
力バッファ600と、コントロールロジック700とを
含んでいる。
【0004】メモリセルマトリックス100は、内部に
行列状に配置された複数個のメモリトランジスタを有し
ている。メモリセルマトリックス100の行および列を
選択するために、Xアドレスデコーダ200とYゲート
センスアンプ300とが接続されている。Yゲートセン
スアンプ300には、列の選択情報を与えるYアドレス
デコーダ400が接続されている。Xアドレスデコーダ
200とYアドレスデコーダ400には、それぞれアド
レス情報が一時格納されるアドレスバッファ500が接
続されている。
行列状に配置された複数個のメモリトランジスタを有し
ている。メモリセルマトリックス100の行および列を
選択するために、Xアドレスデコーダ200とYゲート
センスアンプ300とが接続されている。Yゲートセン
スアンプ300には、列の選択情報を与えるYアドレス
デコーダ400が接続されている。Xアドレスデコーダ
200とYアドレスデコーダ400には、それぞれアド
レス情報が一時格納されるアドレスバッファ500が接
続されている。
【0005】Yゲートセンスアンプ300には、入出力
データを一時格納する入出力バッファ600が接続され
ている。アドレスバッファ500と入出力バッファ60
0には、フラッシュEEPROMの動作を制御するため
のコントロールロジック700が接続されている。コン
トロールロジック700は、チップイネーブル信号、ア
ウトプットイネーブル信号およびプログラム信号に基づ
いた制御を行なう。
データを一時格納する入出力バッファ600が接続され
ている。アドレスバッファ500と入出力バッファ60
0には、フラッシュEEPROMの動作を制御するため
のコントロールロジック700が接続されている。コン
トロールロジック700は、チップイネーブル信号、ア
ウトプットイネーブル信号およびプログラム信号に基づ
いた制御を行なう。
【0006】図19は、図18に示したメモリセルマト
リックス100の概略構成を示す等価回路図である。図
19に示すように、行方向に延びる複数本のワード線W
L1 、WL2 、…WLi と、列方向に延びる複数本のビ
ット線BL1 、BL2 、…BLi とが互いに直交するよ
うに配置され、それによりマトリックスを構成してい
る。各ワード線と各ビット線の交点には、それぞれフロ
ーティングゲート電極を有するメモリトランジスタ
Q11、Q12…Qiiが配設されている。
リックス100の概略構成を示す等価回路図である。図
19に示すように、行方向に延びる複数本のワード線W
L1 、WL2 、…WLi と、列方向に延びる複数本のビ
ット線BL1 、BL2 、…BLi とが互いに直交するよ
うに配置され、それによりマトリックスを構成してい
る。各ワード線と各ビット線の交点には、それぞれフロ
ーティングゲート電極を有するメモリトランジスタ
Q11、Q12…Qiiが配設されている。
【0007】各メモリトランジスタのドレイン拡散領域
は各ビット線に接続されており、メモリトランジスタの
コントロールゲート電極は各ワード線に接続されてい
る。メモリトランジスタのソース拡散領域は、各ソース
線S1 、S2 、…に接続されている。同一の行に属する
メモリトランジスタのソース拡散領域は、図に示すよう
に相互に接続され、両側に配置されたソース線S1 、S
2 、…に接続されている。
は各ビット線に接続されており、メモリトランジスタの
コントロールゲート電極は各ワード線に接続されてい
る。メモリトランジスタのソース拡散領域は、各ソース
線S1 、S2 、…に接続されている。同一の行に属する
メモリトランジスタのソース拡散領域は、図に示すよう
に相互に接続され、両側に配置されたソース線S1 、S
2 、…に接続されている。
【0008】図20は、従来のスタックゲート型フラッ
シュEEPROMと呼ばれるフラッシュEEPROMを
示す平面概略図である。図21は、図20のA−A線に
沿って見た断面図である。これらの図を参照して、従来
のフラッシュEEPROMの構造について説明する。
シュEEPROMと呼ばれるフラッシュEEPROMを
示す平面概略図である。図21は、図20のA−A線に
沿って見た断面図である。これらの図を参照して、従来
のフラッシュEEPROMの構造について説明する。
【0009】図20を参照して、コントロールゲート電
極37は相互に接続されて横方向(行方向)に伸びるよ
うにワード線として形成されている。ビット線39はワ
ード線37と直交するように配置され、縦方向(列方
向)に並ぶドレイン拡散領域32を相互に接続してい
る。ビット線39は、ドレインコンタクト40によって
各ドレイン拡散領域32に電気的に接続されている。図
21を参照して、ビット線39は、スムースコート膜4
1の上に形成されている。図20を参照して、ソース拡
散領域33は、ワード線37が延びる方向に沿って延在
し、ワード線37と素子分離酸化膜30とに囲まれた領
域に形成されている。各ドレイン拡散領域32は、ワー
ド線37と素子分離酸化膜30とによって囲まれた領域
に形成されている。
極37は相互に接続されて横方向(行方向)に伸びるよ
うにワード線として形成されている。ビット線39はワ
ード線37と直交するように配置され、縦方向(列方
向)に並ぶドレイン拡散領域32を相互に接続してい
る。ビット線39は、ドレインコンタクト40によって
各ドレイン拡散領域32に電気的に接続されている。図
21を参照して、ビット線39は、スムースコート膜4
1の上に形成されている。図20を参照して、ソース拡
散領域33は、ワード線37が延びる方向に沿って延在
し、ワード線37と素子分離酸化膜30とに囲まれた領
域に形成されている。各ドレイン拡散領域32は、ワー
ド線37と素子分離酸化膜30とによって囲まれた領域
に形成されている。
【0010】次に図21を参照して、p型シリコン基板
31の主表面には、ドレイン拡散領域32とソース拡散
領域33とが間隔を隔てて形成されている。これらのド
レイン拡散領域32とソース拡散領域33との間に挟ま
れた領域には、チャネル領域が形成されるようにコント
ロールゲート電極37とフローティングゲート電極35
とが形成されている。フローティングゲート電極35
は、p型シリコン基板31の上に膜厚100Å程度の薄
い酸化膜34を介して形成されている。コントロールゲ
ート電極37は、フローティングゲート電極35から電
気的に分離されるように、フローティングゲート電極3
5上に層間絶縁層36を介して形成されている。フロー
ティングゲート電極35とコントロールゲート電極37
は、多結晶シリコン層により形成されている。熱酸化膜
38は、p型シリコン基板31と、フローティングゲー
ト電極35やコントロールゲート電極37を構成する多
結晶シリコン層の表面を熱酸化することによって形成さ
れている。フローティングゲート電極35やコントロー
ルゲート電極37を被覆するように、酸化膜等からなる
スムースコート膜41が形成されている。
31の主表面には、ドレイン拡散領域32とソース拡散
領域33とが間隔を隔てて形成されている。これらのド
レイン拡散領域32とソース拡散領域33との間に挟ま
れた領域には、チャネル領域が形成されるようにコント
ロールゲート電極37とフローティングゲート電極35
とが形成されている。フローティングゲート電極35
は、p型シリコン基板31の上に膜厚100Å程度の薄
い酸化膜34を介して形成されている。コントロールゲ
ート電極37は、フローティングゲート電極35から電
気的に分離されるように、フローティングゲート電極3
5上に層間絶縁層36を介して形成されている。フロー
ティングゲート電極35とコントロールゲート電極37
は、多結晶シリコン層により形成されている。熱酸化膜
38は、p型シリコン基板31と、フローティングゲー
ト電極35やコントロールゲート電極37を構成する多
結晶シリコン層の表面を熱酸化することによって形成さ
れている。フローティングゲート電極35やコントロー
ルゲート電極37を被覆するように、酸化膜等からなる
スムースコート膜41が形成されている。
【0011】上記のような構造を有するフラッシュEE
PROMの動作について、以下に説明する。
PROMの動作について、以下に説明する。
【0012】まず、書込み動作においては、ドレイン拡
散領域32に6〜8V程度の電圧V D 、コントロールゲ
ート電極37に10〜15V程度の電圧VG が印加され
る。この電圧VD 、VG の印加により、ドレイン拡散領
域32と酸化膜34の近傍でアバランシェ降伏現象が引
起こされる。それにより、この近傍で高いエネルギを有
する電子が発生する。この電子の一部は、コントロール
ゲート電極37に印加された電圧VG による電界によ
り、フローティングゲート電極35に引寄せられる。こ
のようにして、フローティングゲート電極35に電子の
蓄積が行なわれると、コントロールゲートトランジスタ
のしきい値電圧Vthが高くなる。このしきい値Vthが所
定の値よりも高くなった状態が書込まれた状態、“0”
と呼ばれる。
散領域32に6〜8V程度の電圧V D 、コントロールゲ
ート電極37に10〜15V程度の電圧VG が印加され
る。この電圧VD 、VG の印加により、ドレイン拡散領
域32と酸化膜34の近傍でアバランシェ降伏現象が引
起こされる。それにより、この近傍で高いエネルギを有
する電子が発生する。この電子の一部は、コントロール
ゲート電極37に印加された電圧VG による電界によ
り、フローティングゲート電極35に引寄せられる。こ
のようにして、フローティングゲート電極35に電子の
蓄積が行なわれると、コントロールゲートトランジスタ
のしきい値電圧Vthが高くなる。このしきい値Vthが所
定の値よりも高くなった状態が書込まれた状態、“0”
と呼ばれる。
【0013】次に、消去動作においては、ソース拡散領
域33に10〜12V程度の電圧V S が印加され、コン
トロールゲート電極37は接地電位、ドレイン拡散領域
33はフローティングに保持される。ソース拡散領域3
3に印加された電圧VS による電界により、フローティ
ングゲート電極35中の電子は、薄い酸化膜34をF−
N(Fowler-Nordheim )トンネル現象によって通過す
る。このようにして、フローティングゲート電極35中
の電子が引抜かれることにより、コントロールゲートト
ランジスタのしきい値電圧Vthが低くなる。このしきい
値電圧Vthが所定の値よりも低い状態が、消去された状
態、“1”と呼ばれる。各メモリトランジスタのソース
は、図20に示すように、相互に接続されているので、
この消去動作によってすべてのメモリセルの一括消去が
行なわれ得る。
域33に10〜12V程度の電圧V S が印加され、コン
トロールゲート電極37は接地電位、ドレイン拡散領域
33はフローティングに保持される。ソース拡散領域3
3に印加された電圧VS による電界により、フローティ
ングゲート電極35中の電子は、薄い酸化膜34をF−
N(Fowler-Nordheim )トンネル現象によって通過す
る。このようにして、フローティングゲート電極35中
の電子が引抜かれることにより、コントロールゲートト
ランジスタのしきい値電圧Vthが低くなる。このしきい
値電圧Vthが所定の値よりも低い状態が、消去された状
態、“1”と呼ばれる。各メモリトランジスタのソース
は、図20に示すように、相互に接続されているので、
この消去動作によってすべてのメモリセルの一括消去が
行なわれ得る。
【0014】さらに、読出し動作においては、コントロ
ールゲート電極37に5V程度の電圧VG ′ドレイン拡
散領域32に1〜2V程度の電圧VD ′が印加される。
そのとき、コントロールゲートトランジスタのチャネル
領域に電流が流れるかどうか、すなわちコントロールゲ
ートトランジスタがオン状態かオフ状態かによって上記
の“1”、“0”の判定が行なわれる。
ールゲート電極37に5V程度の電圧VG ′ドレイン拡
散領域32に1〜2V程度の電圧VD ′が印加される。
そのとき、コントロールゲートトランジスタのチャネル
領域に電流が流れるかどうか、すなわちコントロールゲ
ートトランジスタがオン状態かオフ状態かによって上記
の“1”、“0”の判定が行なわれる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のフラッシュEE
PROMにおいて、図21を参照して、たとえばメモリ
セル(1)を選択して書込む際には、ドレイン拡散領域
32に6〜8V、コントロールゲート電極37に10〜
15V程度の電圧を印加することによって、メモリセル
(1)のフローティングゲート電極35に書込みが行な
われる。その後、メモリセル(2)を選択して書込む際
にも、メモリセル(2)におけるドレイン拡散領域32
およびコントロールゲート電極37に前述と同様の電圧
が印加される。このとき、メモリセル(1)とメモリセ
ル(2)とは、ドレイン拡散領域32を共有しており、
メモリセル(2)に書込みを行なう際には、ドレイン拡
散領域32に6〜8Vの電圧が印加される。一方、メモ
リセル(1)のフローティングゲート電極35には電荷
が蓄積されているため、たとえば約−3V程度に帯電し
ている。
PROMにおいて、図21を参照して、たとえばメモリ
セル(1)を選択して書込む際には、ドレイン拡散領域
32に6〜8V、コントロールゲート電極37に10〜
15V程度の電圧を印加することによって、メモリセル
(1)のフローティングゲート電極35に書込みが行な
われる。その後、メモリセル(2)を選択して書込む際
にも、メモリセル(2)におけるドレイン拡散領域32
およびコントロールゲート電極37に前述と同様の電圧
が印加される。このとき、メモリセル(1)とメモリセ
ル(2)とは、ドレイン拡散領域32を共有しており、
メモリセル(2)に書込みを行なう際には、ドレイン拡
散領域32に6〜8Vの電圧が印加される。一方、メモ
リセル(1)のフローティングゲート電極35には電荷
が蓄積されているため、たとえば約−3V程度に帯電し
ている。
【0016】それにより、メモリセル(1)のフローテ
ィングゲート電極35とドレイン拡散領域32との間に
は、高電界が生じることになる。そして、書込みのため
の電荷の印加時間がたとえば約10μ秒とすると、メモ
リセル(1)における酸化膜34には、メモリセル
(2)に書込みを行なう際に約10μ秒の時間高電界が
かかることになる。これと同様に、メモリセル(3)、
メモリセル(4)に書込を行なう際にも、非選択のメモ
リセルたとえばメモリセル(1)における酸化膜34に
は、高電界がかかることになる。
ィングゲート電極35とドレイン拡散領域32との間に
は、高電界が生じることになる。そして、書込みのため
の電荷の印加時間がたとえば約10μ秒とすると、メモ
リセル(1)における酸化膜34には、メモリセル
(2)に書込みを行なう際に約10μ秒の時間高電界が
かかることになる。これと同様に、メモリセル(3)、
メモリセル(4)に書込を行なう際にも、非選択のメモ
リセルたとえばメモリセル(1)における酸化膜34に
は、高電界がかかることになる。
【0017】一方、フローティングゲート電極35の下
端コーナー部は尖った形状となっている。このような場
合には、図21に示すように、その下端コーナー部分で
電界集中が起こりやすい。そのため、上記のように非選
択のフローティングゲート電極35に蓄えられた電子
が、F−N(Fowler-Nordheim )トンネリングによりド
レイン拡散領域32に引抜かれるといった事態が起こり
得る。また、上記の高電界のため、ドレイン拡散領域3
2近傍で、バンド間トンネリングにより発生したホール
がフローティングゲート電極35に注入される等の事態
も起こりやすくなる。その結果、非選択のセルにおける
フローティングゲート電極35に蓄えられた電子が減少
し、ある確率で、書込まれたデータが破壊されるといっ
た問題が生じる。このような現象を「ドレイン・ディス
ターブ現象」という。
端コーナー部は尖った形状となっている。このような場
合には、図21に示すように、その下端コーナー部分で
電界集中が起こりやすい。そのため、上記のように非選
択のフローティングゲート電極35に蓄えられた電子
が、F−N(Fowler-Nordheim )トンネリングによりド
レイン拡散領域32に引抜かれるといった事態が起こり
得る。また、上記の高電界のため、ドレイン拡散領域3
2近傍で、バンド間トンネリングにより発生したホール
がフローティングゲート電極35に注入される等の事態
も起こりやすくなる。その結果、非選択のセルにおける
フローティングゲート電極35に蓄えられた電子が減少
し、ある確率で、書込まれたデータが破壊されるといっ
た問題が生じる。このような現象を「ドレイン・ディス
ターブ現象」という。
【0018】一方、特開平2−284473には、フラ
ッシュEEPROMにおけるフローティングゲート電極
下端コーナー部を丸めることによって、電界集中を緩和
し、それにより消去特性のばらつきの防止および書換え
回数の増加を図っている旨が記載されているが、前述の
「ドレイン・ディスターブ現象」防止に関する記載はな
い。また、この場合は、図22に示すように、フローテ
ィングゲート電極57における下端コーナー部57E
は、左右対称に丸められている。なお、図22に示すよ
うに、このフラッシュEEPROMは、p型半導体基板
51と、n型半導体領域52と、p型ウェル領域53
と、n+ 型半導体領域54と、p型半導体領域55と、
n+ 半導体領域56と、フローティングゲート電極57
と、第2ゲート酸化膜58と、コントロールゲート電極
59と、サイドウォール60とを備えている。
ッシュEEPROMにおけるフローティングゲート電極
下端コーナー部を丸めることによって、電界集中を緩和
し、それにより消去特性のばらつきの防止および書換え
回数の増加を図っている旨が記載されているが、前述の
「ドレイン・ディスターブ現象」防止に関する記載はな
い。また、この場合は、図22に示すように、フローテ
ィングゲート電極57における下端コーナー部57E
は、左右対称に丸められている。なお、図22に示すよ
うに、このフラッシュEEPROMは、p型半導体基板
51と、n型半導体領域52と、p型ウェル領域53
と、n+ 型半導体領域54と、p型半導体領域55と、
n+ 半導体領域56と、フローティングゲート電極57
と、第2ゲート酸化膜58と、コントロールゲート電極
59と、サイドウォール60とを備えている。
【0019】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたものであり、上記の「ドレイン・ディスターブ
現象」を効果的に阻止し得る、電気的に書込みおよび消
去可能な半導体記憶装置およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
なされたものであり、上記の「ドレイン・ディスターブ
現象」を効果的に阻止し得る、電気的に書込みおよび消
去可能な半導体記憶装置およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に基づく半導体
記憶装置は、主表面を有する第1導電型の半導体基板を
有しており、この半導体基板の主表面に所定のチャネル
領域を形成するように間隔を隔てて第1と第2の第2導
電型の不純物領域が形成されている。そして、チャネル
領域の上には第1の誘電体膜が形成されており、この第
1の誘電体膜の上には電荷蓄積電極層が形成されてい
る。この電荷蓄積電極層の上には第2の誘電体膜を介在
して制御電極層が形成されている。そして、電荷蓄積電
極層の端縁直下における第1の誘電体膜の膜厚は、第1
の不純物領域側よりも第2の不純物領域側で厚くなって
いる。
記憶装置は、主表面を有する第1導電型の半導体基板を
有しており、この半導体基板の主表面に所定のチャネル
領域を形成するように間隔を隔てて第1と第2の第2導
電型の不純物領域が形成されている。そして、チャネル
領域の上には第1の誘電体膜が形成されており、この第
1の誘電体膜の上には電荷蓄積電極層が形成されてい
る。この電荷蓄積電極層の上には第2の誘電体膜を介在
して制御電極層が形成されている。そして、電荷蓄積電
極層の端縁直下における第1の誘電体膜の膜厚は、第1
の不純物領域側よりも第2の不純物領域側で厚くなって
いる。
【0021】この発明に基づく半導体記憶装置の製造方
法は、第1導電型の半導体基板の主表面の上に第1の誘
電体膜を形成する工程と、第1の誘電体膜の上に電荷蓄
積電極層を形成する工程と、この電荷蓄積電極層の上に
第2の誘電体膜を介在して制御電極層を形成する工程
と、この制御電極層をマスクとして用いて第1と第2の
第2導電型の不純物領域を間隔を隔てて半導体基板の主
表面に形成する工程と、電荷蓄積電極層の端縁直下であ
って第1の不純物領域側で第1の膜厚を有するように第
1の誘電体膜の膜厚を増加させる工程と、電荷蓄積電極
層の端縁直下であって、第2の不純物領域側で第1の膜
厚よりも厚い第2の膜厚を有するように第1の誘電体膜
の膜厚を増加させる工程とを備えている。
法は、第1導電型の半導体基板の主表面の上に第1の誘
電体膜を形成する工程と、第1の誘電体膜の上に電荷蓄
積電極層を形成する工程と、この電荷蓄積電極層の上に
第2の誘電体膜を介在して制御電極層を形成する工程
と、この制御電極層をマスクとして用いて第1と第2の
第2導電型の不純物領域を間隔を隔てて半導体基板の主
表面に形成する工程と、電荷蓄積電極層の端縁直下であ
って第1の不純物領域側で第1の膜厚を有するように第
1の誘電体膜の膜厚を増加させる工程と、電荷蓄積電極
層の端縁直下であって、第2の不純物領域側で第1の膜
厚よりも厚い第2の膜厚を有するように第1の誘電体膜
の膜厚を増加させる工程とを備えている。
【0022】
【作用】この発明に基づく半導体記憶装置によれば、電
荷蓄積電極下に形成されている第1の誘電体膜の膜厚
は、第1および第2の不純物領域側で異なっている。そ
のため、それぞれの不純物領域に要求される機能に応じ
て、第1の誘電体膜の膜厚を異ならせることができる。
これにより、その一方の不純物領域に高電界が印加さ
れ、隣接する電荷蓄積電極の一方に書込みを行なう際
に、その他方が非選択の状態にあっても、その非選択の
電荷蓄積電極に蓄えられた電子に悪影響を及ぼさないよ
うに、第1の誘電体膜の膜厚を設定することができる。
したがって、非選択のメモリセルにおける「ドレイン・
ディスターブ現象」が効果的に阻止される。
荷蓄積電極下に形成されている第1の誘電体膜の膜厚
は、第1および第2の不純物領域側で異なっている。そ
のため、それぞれの不純物領域に要求される機能に応じ
て、第1の誘電体膜の膜厚を異ならせることができる。
これにより、その一方の不純物領域に高電界が印加さ
れ、隣接する電荷蓄積電極の一方に書込みを行なう際
に、その他方が非選択の状態にあっても、その非選択の
電荷蓄積電極に蓄えられた電子に悪影響を及ぼさないよ
うに、第1の誘電体膜の膜厚を設定することができる。
したがって、非選択のメモリセルにおける「ドレイン・
ディスターブ現象」が効果的に阻止される。
【0023】
【実施例】以下に、この発明に基づく一実施例につい
て、図1ないし図17を用いて説明する。図1は、この
発明に基づく一実施例の半導体記憶装置におけるメモリ
セルの断面図である。図1に示すように、p型シリコン
基板1の主表面には、チャネル領域を挟んでドレイン拡
散領域10およびソース拡散領域8が形成されている。
そして、チャネル領域上には、酸化膜3が形成されてお
り、酸化膜3上にはフローティングゲート電極4が形成
されている。
て、図1ないし図17を用いて説明する。図1は、この
発明に基づく一実施例の半導体記憶装置におけるメモリ
セルの断面図である。図1に示すように、p型シリコン
基板1の主表面には、チャネル領域を挟んでドレイン拡
散領域10およびソース拡散領域8が形成されている。
そして、チャネル領域上には、酸化膜3が形成されてお
り、酸化膜3上にはフローティングゲート電極4が形成
されている。
【0024】この酸化膜3の膜厚は、ソース拡散領域8
側とドレイン拡散領域10側とで異なっているため、フ
ローティングゲート電極4の下端コーナー部の形状は、
ソース拡散領域8側とドレイン拡散領域10側とで異な
った非対称形状となっている。フローティングゲート電
極4の上には、層間絶縁層5を介してコントロールゲー
ト電極6が形成されている。また、コントロールゲート
電極6およびフローティングゲート電極4の側部には、
周辺回路形成時に形成される側壁酸化膜11が形成され
ている。
側とドレイン拡散領域10側とで異なっているため、フ
ローティングゲート電極4の下端コーナー部の形状は、
ソース拡散領域8側とドレイン拡散領域10側とで異な
った非対称形状となっている。フローティングゲート電
極4の上には、層間絶縁層5を介してコントロールゲー
ト電極6が形成されている。また、コントロールゲート
電極6およびフローティングゲート電極4の側部には、
周辺回路形成時に形成される側壁酸化膜11が形成され
ている。
【0025】ドレイン拡散領域10上における所定領域
を除き、コントロールゲート電極6、側壁酸化膜11お
よびソース拡散領域8上には、酸化膜12が形成されて
おり、その上には窒化膜13が形成されている。窒化膜
13上には、層間平坦化膜14が形成されている。この
層間平坦化膜14およびドレイン拡散領域10上には、
チタン膜18が形成されている。このチタン膜18上に
は、アルミニウム配線層19が形成されている。このチ
タン膜18とアルミニウム配線層19とでビット線が形
成されている。
を除き、コントロールゲート電極6、側壁酸化膜11お
よびソース拡散領域8上には、酸化膜12が形成されて
おり、その上には窒化膜13が形成されている。窒化膜
13上には、層間平坦化膜14が形成されている。この
層間平坦化膜14およびドレイン拡散領域10上には、
チタン膜18が形成されている。このチタン膜18上に
は、アルミニウム配線層19が形成されている。このチ
タン膜18とアルミニウム配線層19とでビット線が形
成されている。
【0026】次に、図2ないし図15を用いて、上記の
実施例の製造工程の第1〜第14工程について説明す
る。
実施例の製造工程の第1〜第14工程について説明す
る。
【0027】まず、図2に示すように、p型シリコン基
板1に、ボロン(B)を100KeV、1.0×1013
/cm2 の条件で注入する。そして、1180℃で6時
間不純物ドライブすることによりウェル(図示せず)を
形成する。その後、活性領域を分離する領域に、分離特
性を確保するためのボロン(B)を80KeV、2.5
×1013/cm2 の条件で注入し、この領域を選択酸化
することによって、厚さ7500Å程度の素子分離酸化
膜(図示せず)を形成する。
板1に、ボロン(B)を100KeV、1.0×1013
/cm2 の条件で注入する。そして、1180℃で6時
間不純物ドライブすることによりウェル(図示せず)を
形成する。その後、活性領域を分離する領域に、分離特
性を確保するためのボロン(B)を80KeV、2.5
×1013/cm2 の条件で注入し、この領域を選択酸化
することによって、厚さ7500Å程度の素子分離酸化
膜(図示せず)を形成する。
【0028】次に、図3に示すように、p型シリコン基
板1上全面に100Å程度の酸化膜3を形成し、メモリ
セルのしきい値電圧Vthを制御するために、チャネル領
域にチャネルドーピングを行なう。そして、酸化膜3上
に、厚さ1000Å程度の第1のポリシリコン層4を形
成し、その上にレジスト7aを堆積する。そして、この
レジスト7aを用いて、フォトリソグラフィと異方性エ
ッチングによって、第1のポリシリコン層4を一定のピ
ッチでビット線方向にパターニングする。その後、レジ
スト7aを除去する。
板1上全面に100Å程度の酸化膜3を形成し、メモリ
セルのしきい値電圧Vthを制御するために、チャネル領
域にチャネルドーピングを行なう。そして、酸化膜3上
に、厚さ1000Å程度の第1のポリシリコン層4を形
成し、その上にレジスト7aを堆積する。そして、この
レジスト7aを用いて、フォトリソグラフィと異方性エ
ッチングによって、第1のポリシリコン層4を一定のピ
ッチでビット線方向にパターニングする。その後、レジ
スト7aを除去する。
【0029】次に、図4を参照して、第1のポリシリコ
ン層4上に、CVD法を用いて膜厚100Å程度の酸化
膜を形成し、その上にCVD法を用いて膜厚100Å程
度の窒化膜を形成し、さらにその上にCVD法を用いて
膜厚100Å程度の酸化膜をを形成する。これらにより
層間絶縁層5は構成されている。そして、この層間絶縁
層5上に厚さ2500Å程度の第2のポリシリコン層6
を形成し、この第2のポリシリコン層6上にレジスト7
bを堆積する。
ン層4上に、CVD法を用いて膜厚100Å程度の酸化
膜を形成し、その上にCVD法を用いて膜厚100Å程
度の窒化膜を形成し、さらにその上にCVD法を用いて
膜厚100Å程度の酸化膜をを形成する。これらにより
層間絶縁層5は構成されている。そして、この層間絶縁
層5上に厚さ2500Å程度の第2のポリシリコン層6
を形成し、この第2のポリシリコン層6上にレジスト7
bを堆積する。
【0030】そして、図5に示すように、フォトリソグ
ラフィを用いて、横方向に一定のピッチで線状にレジス
ト7bをパターニングする。このレジスト7bをマスク
として、第2のポリシリコン層6、その下の層間絶縁層
5および第1のポリシリコン層4を異方性エッチングす
る。これにより、第1のポリシリコン層4によりフロー
ティングゲート電極4が形成され、第2のポリシリコン
層6によりコントロールゲート電極6が形成される。
ラフィを用いて、横方向に一定のピッチで線状にレジス
ト7bをパターニングする。このレジスト7bをマスク
として、第2のポリシリコン層6、その下の層間絶縁層
5および第1のポリシリコン層4を異方性エッチングす
る。これにより、第1のポリシリコン層4によりフロー
ティングゲート電極4が形成され、第2のポリシリコン
層6によりコントロールゲート電極6が形成される。
【0031】その後、図6に示すように、レジスト7b
を除去した後、CVD法により酸化膜20を全面に形成
し、この上にCVD法により窒化膜21を形成する。そ
して、フォトリソグラフィおよび異方性エッチングを用
いてパターニングすることにより、図7に示すように、
ドレイン拡散領域10となる領域上における窒化膜21
を除去する。
を除去した後、CVD法により酸化膜20を全面に形成
し、この上にCVD法により窒化膜21を形成する。そ
して、フォトリソグラフィおよび異方性エッチングを用
いてパターニングすることにより、図7に示すように、
ドレイン拡散領域10となる領域上における窒化膜21
を除去する。
【0032】そして、ドレイン拡散領域10となる領域
に、砒素(As)を35KeV、5.0×1014/cm
2 の条件で注入し、さらに書込み特性改善のための埋込
みP + 拡散層形成のためのボロン(B)を、45度の斜
め回転イオン注入法を用いて、50KeV、3.0×1
013/cm2 の条件で注入する。それにより、ドレイン
拡散領域10を形成する。したがって、ドレイン拡散領
域10は、砒素(As)注入によるn+ 不純物拡散領域
(図示せず)とボロン(B)注入によるp+ 拡散層(図
示せず)とで構成されている。
に、砒素(As)を35KeV、5.0×1014/cm
2 の条件で注入し、さらに書込み特性改善のための埋込
みP + 拡散層形成のためのボロン(B)を、45度の斜
め回転イオン注入法を用いて、50KeV、3.0×1
013/cm2 の条件で注入する。それにより、ドレイン
拡散領域10を形成する。したがって、ドレイン拡散領
域10は、砒素(As)注入によるn+ 不純物拡散領域
(図示せず)とボロン(B)注入によるp+ 拡散層(図
示せず)とで構成されている。
【0033】その後、図8に示すように、熱酸化処理を
行なうことにより、フローティングゲート電極4、コン
トロールゲート電極6、層間絶縁層5および酸化膜3に
おけるドレイン拡散領域10側は酸化される。それによ
り、層間絶縁層5および酸化膜3は成長し、その厚みは
増加する。そして、図9に示すように、窒化膜21を除
去する。
行なうことにより、フローティングゲート電極4、コン
トロールゲート電極6、層間絶縁層5および酸化膜3に
おけるドレイン拡散領域10側は酸化される。それによ
り、層間絶縁層5および酸化膜3は成長し、その厚みは
増加する。そして、図9に示すように、窒化膜21を除
去する。
【0034】次に、図10に示すように、メモリセルに
おけるドレイン拡散領域となる領域をレジスト7cで覆
う。そして、このレジスト7cをマスクとして、ソース
拡散領域となる領域に、砒素(As)を35KeV、
1.0×1016/cm2 の条件で注入し、さらにリン
(P)を50KeV、5.0×1014/cm2 の条件で
注入する。それにより、ソース拡散領域8を形成する。
したがって、ソース拡散領域は、砒素(As)の注入に
よるn+ 不純物拡散領域(図示せず)とリン(P)の注
入によるn- 不純物拡散領域(図示せず)とで構成され
ていることになる。
おけるドレイン拡散領域となる領域をレジスト7cで覆
う。そして、このレジスト7cをマスクとして、ソース
拡散領域となる領域に、砒素(As)を35KeV、
1.0×1016/cm2 の条件で注入し、さらにリン
(P)を50KeV、5.0×1014/cm2 の条件で
注入する。それにより、ソース拡散領域8を形成する。
したがって、ソース拡散領域は、砒素(As)の注入に
よるn+ 不純物拡散領域(図示せず)とリン(P)の注
入によるn- 不純物拡散領域(図示せず)とで構成され
ていることになる。
【0035】次に、図11に示すように、上記の酸化膜
20および窒化膜21を除去した後に、全面に熱酸化処
理を施す。それにより、ソース拡散領域8側における酸
化膜3および層間絶縁層5も成長し、その厚みは増加す
る。このとき、熱酸化処理の条件やソース拡散領域8お
よびドレイン拡散領域10の濃度等の条件により、酸化
膜3の酸化のされ方が異なる。すなわち、前記の条件の
いかんによっては、酸化膜3の膜厚は、ソース拡散領域
8側が厚くなる場合も考えられ、ドレイン拡散領域10
側が厚くなる場合も考えられる。
20および窒化膜21を除去した後に、全面に熱酸化処
理を施す。それにより、ソース拡散領域8側における酸
化膜3および層間絶縁層5も成長し、その厚みは増加す
る。このとき、熱酸化処理の条件やソース拡散領域8お
よびドレイン拡散領域10の濃度等の条件により、酸化
膜3の酸化のされ方が異なる。すなわち、前記の条件の
いかんによっては、酸化膜3の膜厚は、ソース拡散領域
8側が厚くなる場合も考えられ、ドレイン拡散領域10
側が厚くなる場合も考えられる。
【0036】ここで、図16および図17を用いて、熱
酸化処理後のフローティングゲート電極4の形状および
酸化膜3の膜厚等についてより詳細に説明する。図16
および図17は、メモリセルを模式的に示した断面拡大
図である。なお、便宜上、酸化膜3および層間絶縁層5
のフローティングゲート電極4近傍の境界線は省略して
いる。また、ドレイン拡散領域10は、n+ 不純物拡散
領域10aとp+ 拡散領域10bとで構成され、ソース
拡散領域8は、n+ 不純物拡散領域8aとn- 不純物拡
散領域8bとで構成されている。
酸化処理後のフローティングゲート電極4の形状および
酸化膜3の膜厚等についてより詳細に説明する。図16
および図17は、メモリセルを模式的に示した断面拡大
図である。なお、便宜上、酸化膜3および層間絶縁層5
のフローティングゲート電極4近傍の境界線は省略して
いる。また、ドレイン拡散領域10は、n+ 不純物拡散
領域10aとp+ 拡散領域10bとで構成され、ソース
拡散領域8は、n+ 不純物拡散領域8aとn- 不純物拡
散領域8bとで構成されている。
【0037】図16は、フローティングゲート電極4の
ドレイン拡散領域10側の端縁直下における酸化膜3の
膜厚t1 が、ソース拡散領域側の端縁直下における酸化
膜3の膜厚t2 よりも大きい場合を示している。この場
合、図18に示すように、ドレイン拡散領域10側のn
+ 不純物拡散領域10aとp+ 拡散層10bとの界面に
おいて、フローティングゲート電極4に最も近い部分に
おける酸化膜3の膜厚t3 は、ソース拡散領域8側のn
+ 不純物拡散領域8aとフローティングゲート電極4が
最も近い部分における酸化膜3の膜厚t4 よりも大きく
なるように、酸化量が設定される。
ドレイン拡散領域10側の端縁直下における酸化膜3の
膜厚t1 が、ソース拡散領域側の端縁直下における酸化
膜3の膜厚t2 よりも大きい場合を示している。この場
合、図18に示すように、ドレイン拡散領域10側のn
+ 不純物拡散領域10aとp+ 拡散層10bとの界面に
おいて、フローティングゲート電極4に最も近い部分に
おける酸化膜3の膜厚t3 は、ソース拡散領域8側のn
+ 不純物拡散領域8aとフローティングゲート電極4が
最も近い部分における酸化膜3の膜厚t4 よりも大きく
なるように、酸化量が設定される。
【0038】このとき、消去はF−Nトンネリングによ
り行なうので、t4はあまり厚くすることができない
が、書込みはアバランシェ降伏現象により行なうのでt
3 はt 4 よりも厚くすることができる。また、図17
は、上記のt2 がt1 よりも大きい場合を想定している
が、この場合においても、不純物拡散領域が形成される
位置の関係上、t3 の方がt4 よりも大きくなってい
る。以上より、熱酸化処理等の条件によっては、t1 と
t2 の大小関係が逆になる場合も考えられないではない
が、t1 とt2 の大きさは基本的には違っている。すな
わち、フローティングゲート電極4の下端コーナー部の
形状は非対称形状となっている。
り行なうので、t4はあまり厚くすることができない
が、書込みはアバランシェ降伏現象により行なうのでt
3 はt 4 よりも厚くすることができる。また、図17
は、上記のt2 がt1 よりも大きい場合を想定している
が、この場合においても、不純物拡散領域が形成される
位置の関係上、t3 の方がt4 よりも大きくなってい
る。以上より、熱酸化処理等の条件によっては、t1 と
t2 の大小関係が逆になる場合も考えられないではない
が、t1 とt2 の大きさは基本的には違っている。すな
わち、フローティングゲート電極4の下端コーナー部の
形状は非対称形状となっている。
【0039】この場合、本件発明において重要なのは、
n+ 不純物拡散領域10aとフローティングゲート電極
4との重なりの部分における酸化膜3の膜厚と、フロー
ティングゲート電極4の下端コーナー部の形状である。
酸化膜3の膜厚は、熱酸化処理による酸化膜3の成長に
より厚くなり、同時にフローティングゲート電極4の下
端コーナー部の形状は丸みを帯びた形状となる。それに
より電界集中は防止でき、かつ酸化膜3の膜厚の増加に
より、その部分の電界も弱められるので、酸化量を適度
に調節することによって、前述の「ドレイン・ディスタ
ーブ現象」を防止することが可能となる。
n+ 不純物拡散領域10aとフローティングゲート電極
4との重なりの部分における酸化膜3の膜厚と、フロー
ティングゲート電極4の下端コーナー部の形状である。
酸化膜3の膜厚は、熱酸化処理による酸化膜3の成長に
より厚くなり、同時にフローティングゲート電極4の下
端コーナー部の形状は丸みを帯びた形状となる。それに
より電界集中は防止でき、かつ酸化膜3の膜厚の増加に
より、その部分の電界も弱められるので、酸化量を適度
に調節することによって、前述の「ドレイン・ディスタ
ーブ現象」を防止することが可能となる。
【0040】その後、図12に示すように、CVD法を
用いて膜厚1500Å程度の酸化膜を形成し、異方性エ
ッチングを行なうことにより、フローティングゲート電
極4およびコントロールゲート電極6の側面に側壁酸化
膜11を形成する。その後、図13に示すように、膜厚
1500Å程度の酸化膜12を全面に形成し、さらに膜
厚500Å程度の窒化膜13を形成する。
用いて膜厚1500Å程度の酸化膜を形成し、異方性エ
ッチングを行なうことにより、フローティングゲート電
極4およびコントロールゲート電極6の側面に側壁酸化
膜11を形成する。その後、図13に示すように、膜厚
1500Å程度の酸化膜12を全面に形成し、さらに膜
厚500Å程度の窒化膜13を形成する。
【0041】次に、図14に示すように、窒化膜13上
に層間平坦化膜14を形成し、その上にレジスト15を
堆積する。このレジスト15をパターニングすることに
よって、開口部16を形成する。そして、パターニング
されたレジスト15をマスクとして等方性エッチングを
行なうことにより、テーパ形状の凹部17を有する層間
平坦化膜14を形成する。その後、図15に示すよう
に、レジスト15をマスクとして異方性エッチングを行
なうことにより、ドレイン拡散領域10上に開口部を形
成する。
に層間平坦化膜14を形成し、その上にレジスト15を
堆積する。このレジスト15をパターニングすることに
よって、開口部16を形成する。そして、パターニング
されたレジスト15をマスクとして等方性エッチングを
行なうことにより、テーパ形状の凹部17を有する層間
平坦化膜14を形成する。その後、図15に示すよう
に、レジスト15をマスクとして異方性エッチングを行
なうことにより、ドレイン拡散領域10上に開口部を形
成する。
【0042】次に、図1を参照して、上記開口したドレ
イン拡散領域10上に、膜厚500Å程度のチタン膜1
8を形成し、その上に膜厚5000Å程度のアルミニウ
ム合金膜19をスパッタリング法を用いて形成する。そ
して、フォトリソグラフィと化学処理とを用いて、チタ
ン膜18およびアルミニウム合金膜19をパターニング
することにより、ドレイン拡散領域10と電気的に接続
されたビット線が形成される。
イン拡散領域10上に、膜厚500Å程度のチタン膜1
8を形成し、その上に膜厚5000Å程度のアルミニウ
ム合金膜19をスパッタリング法を用いて形成する。そ
して、フォトリソグラフィと化学処理とを用いて、チタ
ン膜18およびアルミニウム合金膜19をパターニング
することにより、ドレイン拡散領域10と電気的に接続
されたビット線が形成される。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、電荷蓄積電極端縁直
下における第1の誘電体膜の膜厚を、それぞれの不純物
領域に要求される機能に応じて異ならせることができ
る。その結果、選択されたメモリセルへのデータの書込
み時に非選択のセルに蓄積されたデータが破壊されると
いった現象を防止でき、半導体記憶装置の信頼性を向上
させることが可能となる。
下における第1の誘電体膜の膜厚を、それぞれの不純物
領域に要求される機能に応じて異ならせることができ
る。その結果、選択されたメモリセルへのデータの書込
み時に非選択のセルに蓄積されたデータが破壊されると
いった現象を防止でき、半導体記憶装置の信頼性を向上
させることが可能となる。
【図1】この発明に基づく実施例におけるメモリセルを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】この発明に基づく実施例の製造工程の第1工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】この発明に基づく実施例の製造工程の第2工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】この発明に基づく実施例の製造工程の第3工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】この発明に基づく実施例の製造工程の第4工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】この発明に基づく実施例の製造工程の第5工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】この発明に基づく実施例の製造工程の第6工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】この発明に基づく実施例の製造工程の第7工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図9】この発明に基づく実施例の製造工程の第8工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図10】この発明に基づく実施例の製造工程の第9工
程を示す断面図である。
程を示す断面図である。
【図11】この発明に基づく実施例の製造工程の第10
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図12】この発明に基づく実施例の製造工程の第11
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図13】この発明に基づく実施例の製造工程の第12
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図14】この発明に基づく実施例の製造工程の第13
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図15】この発明に基づく実施例の製造工程の第14
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図16】この発明に基づく実施例を模式的に示す断面
概略図である。
概略図である。
【図17】この発明に基づく実施例を模式的に示す断面
概略図である。
概略図である。
【図18】従来のフラッシュEEPROMの一般的な構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図19】図18に示すメモリセルマトリックス100
の概略構成を示す等価回路図である。
の概略構成を示す等価回路図である。
【図20】従来のフラッシュEEPROMを示す平面概
略図である。
略図である。
【図21】図20におけるA−A線に沿って見た断面図
である。
である。
【図22】従来例の一例として挙げたフラッシュEEP
ROMを示す断面図である。
ROMを示す断面図である。
【符号の説明】 1、31、51 p型シリコン基板 3、20、34、38 酸化膜 4、35、57 フローティングゲート電極 5、36 層間絶縁層 6、37、59 コントロールゲート電極 8、33 ソース拡散領域 10、32 ドレイン拡散領域 13、21 窒化膜
Claims (2)
- 【請求項1】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
と、 前記半導体基板の主表面に所定のチャネル領域を規定す
るように間隔を隔てて形成された第1と第2の第2導電
型の不純物領域と、 前記チャネル領域の上に形成された第1の誘電体膜と、 前記チャネル領域の上に前記第1の誘電体膜を介在して
形成された電荷蓄積電極層と、 前記電荷蓄積電極層の上に第2の誘電体膜を介在して形
成された制御電極層とを備え、 前記電荷蓄積電極層の端縁直下における前記第1の誘電
体膜の膜厚は、前記第1の不純物領域側よりも前記第2
の不純物領域側で厚くなっている、電気的に書込みおよ
び消去可能な半導体記憶装置。 - 【請求項2】 第1導電型の半導体基板の主表面の上に
第1の誘電体膜を形成する工程と、 前記第1の誘電体膜の上に電荷蓄積電極層を形成する工
程と、 前記電荷蓄積電極層の上に第2の誘電体膜を介在して制
御電極層を形成する工程と、 前記制御電極層をマスクとして用いて第1と第2の第2
導電型の不純物領域を間隔を隔てて前記半導体基板の主
表面に形成する工程と、 前記電荷蓄積電極層の端縁直下であって前記第1の不純
物領域側で第1の膜厚を有するように前記第1の誘電体
膜の膜厚を増加させる工程と、 前記電荷蓄積電極層の端縁直下であって前記第2の不純
物領域側で前記第1の膜厚よりも厚い第2の膜厚を有す
るように前記第1の誘電体膜の膜厚を増加させる工程と
を備えた、 電気的に書込みおよび消去可能な半導体記憶装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28008991A JPH05121749A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 電気的に書込みおよび消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28008991A JPH05121749A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 電気的に書込みおよび消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05121749A true JPH05121749A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=17620164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28008991A Withdrawn JPH05121749A (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 電気的に書込みおよび消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05121749A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989009457A1 (fr) * | 1988-03-25 | 1989-10-05 | Hitachi, Ltd. | Traitement d'informations a haut niveau par un reseau neuronal et procede de recherche de valeurs minimales et maximales s'y rapportant |
| WO1990002381A1 (fr) * | 1988-08-31 | 1990-03-08 | Fujitsu Limited | Ordinateur neuronal |
| JPH11163305A (ja) * | 1997-11-04 | 1999-06-18 | Oko Denshi Kofun Yugenkoshi | 不揮発性半導体メモリデバイス |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP28008991A patent/JPH05121749A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989009457A1 (fr) * | 1988-03-25 | 1989-10-05 | Hitachi, Ltd. | Traitement d'informations a haut niveau par un reseau neuronal et procede de recherche de valeurs minimales et maximales s'y rapportant |
| WO1990002381A1 (fr) * | 1988-08-31 | 1990-03-08 | Fujitsu Limited | Ordinateur neuronal |
| JPH11163305A (ja) * | 1997-11-04 | 1999-06-18 | Oko Denshi Kofun Yugenkoshi | 不揮発性半導体メモリデバイス |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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