JPH05123461A - 寝具、家具類のクツシヨン材 - Google Patents
寝具、家具類のクツシヨン材Info
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- JPH05123461A JPH05123461A JP31156591A JP31156591A JPH05123461A JP H05123461 A JPH05123461 A JP H05123461A JP 31156591 A JP31156591 A JP 31156591A JP 31156591 A JP31156591 A JP 31156591A JP H05123461 A JPH05123461 A JP H05123461A
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Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 クッション材をポリエステル系化繊綿からな
る綿帯の繊維が互いに縦向き並列状に配列された平板状
の主体部によって形成し、このクッション材主体部を層
圧方向に沿って加圧圧縮して、前記縦向き配列の綿帯繊
維が配列方向に相互に絡合結束された寝具、家具類のク
ッション材の提供を目的とする。 〔構成〕 ポリエステル系化繊綿からなる綿帯を複数枚
積層して加熱圧縮することにより、各綿帯の繊維が横向
きに配列された所定の層圧高さを有する綿帯基材を形成
し、前記綿帯基材を層圧高さ方向に沿って目的とするク
ッション材の厚さと略同じ切断幅に切断して、各綿帯の
繊維が互いに縦向き並列状に配列されるような平板状の
クッション基板を形成し、前記クッション基板を上下方
向から加圧圧縮して、前記縦向き配列の綿帯繊維が縦方
向からの圧縮力により相互に接着絡合して結束されたク
ッション材主体部を形成して、この主体部の表面に、ク
ッション材の水平方向に連続する繊維素材からなる表面
補強層を付着形成したことを特徴とする。
る綿帯の繊維が互いに縦向き並列状に配列された平板状
の主体部によって形成し、このクッション材主体部を層
圧方向に沿って加圧圧縮して、前記縦向き配列の綿帯繊
維が配列方向に相互に絡合結束された寝具、家具類のク
ッション材の提供を目的とする。 〔構成〕 ポリエステル系化繊綿からなる綿帯を複数枚
積層して加熱圧縮することにより、各綿帯の繊維が横向
きに配列された所定の層圧高さを有する綿帯基材を形成
し、前記綿帯基材を層圧高さ方向に沿って目的とするク
ッション材の厚さと略同じ切断幅に切断して、各綿帯の
繊維が互いに縦向き並列状に配列されるような平板状の
クッション基板を形成し、前記クッション基板を上下方
向から加圧圧縮して、前記縦向き配列の綿帯繊維が縦方
向からの圧縮力により相互に接着絡合して結束されたク
ッション材主体部を形成して、この主体部の表面に、ク
ッション材の水平方向に連続する繊維素材からなる表面
補強層を付着形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル系化繊綿
の短繊維からなる綿帯を素材とする寝具、家具類のクッ
ション材に関するものであり、詳細には、クッション材
の主体部を形成する綿帯の繊維が、クッション材の水平
方向に対して互いに縦向きに並列して配列されているク
ッション材の構成に関するものである。
の短繊維からなる綿帯を素材とする寝具、家具類のクッ
ション材に関するものであり、詳細には、クッション材
の主体部を形成する綿帯の繊維が、クッション材の水平
方向に対して互いに縦向きに並列して配列されているク
ッション材の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる
綿帯を素材とする寝具、家具類のクッション材は、所定
の層圧に積層された綿帯層の圧縮力を調整することによ
り製品の用途に応じた硬さ、柔らかさを得ることができ
るという利点、更にまた、素材が難燃性であることと燃
焼時に有毒ガスを生じないという利点を有するため、最
近では特に多く使用されるようになっている。これらク
ッション材は、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる
綿帯を、多数層に積層した状態で加熱することにより、
綿帯中の低融点短繊維を溶融して未溶融の高融点短繊維
に絡合し易い状態とし、次にこれらの綿帯層に圧縮を加
えながら負圧条件下において冷却することにより、各層
間における綿帯層中の溶融した短繊維の絡合関係を強化
し、これにより各層を構成する綿帯が相互に一体的に接
着されて所定の層圧をもつたクッション材として形成さ
れる。
綿帯を素材とする寝具、家具類のクッション材は、所定
の層圧に積層された綿帯層の圧縮力を調整することによ
り製品の用途に応じた硬さ、柔らかさを得ることができ
るという利点、更にまた、素材が難燃性であることと燃
焼時に有毒ガスを生じないという利点を有するため、最
近では特に多く使用されるようになっている。これらク
ッション材は、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる
綿帯を、多数層に積層した状態で加熱することにより、
綿帯中の低融点短繊維を溶融して未溶融の高融点短繊維
に絡合し易い状態とし、次にこれらの綿帯層に圧縮を加
えながら負圧条件下において冷却することにより、各層
間における綿帯層中の溶融した短繊維の絡合関係を強化
し、これにより各層を構成する綿帯が相互に一体的に接
着されて所定の層圧をもつたクッション材として形成さ
れる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】上記のように、従来における
この種のクッション材は、例えば布団、マットレスなど
のような寝具に使用する場合には、綿帯の積層枚数を所
定の高さに設定したり綿帯の圧縮力を調整することによ
り、綿帯繊維の絡合密度を適宜可変して目的とする製品
に応じたクッション性を得ることができる。しかし、こ
の種のクッション材は、図6に示すように、多数枚の積
層された綿帯21が互いに水平な積層状態で加圧圧縮処
理されるため、綿帯中の繊維22が層の厚さ方向hと直
交する横向き方向に互いに一体的に絡合接着して固定化
され、従って層の厚さ方向hに対する圧縮力には良好な
クッション性が得られるとしても、従来の普通綿のよう
な繊維が独立している綿帯に比較して、綿帯繊維22の
横向きに連続する長さ方向Lに対しては伸縮性に難点が
ある。そのため従来におけるこの種のクッション材20
は、クッション材20自体を折り曲げようとすると、折
り曲げ部の外側における綿帯21Aは内側の綿帯21B
に比較して著しく大きな引っ張りを受けることになり、
クッション材が折り曲げにくいという問題点を有してい
る。
この種のクッション材は、例えば布団、マットレスなど
のような寝具に使用する場合には、綿帯の積層枚数を所
定の高さに設定したり綿帯の圧縮力を調整することによ
り、綿帯繊維の絡合密度を適宜可変して目的とする製品
に応じたクッション性を得ることができる。しかし、こ
の種のクッション材は、図6に示すように、多数枚の積
層された綿帯21が互いに水平な積層状態で加圧圧縮処
理されるため、綿帯中の繊維22が層の厚さ方向hと直
交する横向き方向に互いに一体的に絡合接着して固定化
され、従って層の厚さ方向hに対する圧縮力には良好な
クッション性が得られるとしても、従来の普通綿のよう
な繊維が独立している綿帯に比較して、綿帯繊維22の
横向きに連続する長さ方向Lに対しては伸縮性に難点が
ある。そのため従来におけるこの種のクッション材20
は、クッション材20自体を折り曲げようとすると、折
り曲げ部の外側における綿帯21Aは内側の綿帯21B
に比較して著しく大きな引っ張りを受けることになり、
クッション材が折り曲げにくいという問題点を有してい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来における
上記のようなポリエステル系化繊綿の綿帯を素材とした
寝具、家具類のクッション材の問題点を解消し、この種
の化繊綿のもつ素材としての適性を有効に活用し、従来
のクッション材と同等な層圧により同等なクッション性
を得ることができると共に、クッション材自体を折り曲
げた場合にも、綿帯層の外側が抵抗なく伸長して比較的
容易に折り曲げることができ、製品として取扱易い寝具
類を製造することのできるクッション材の提供を目的と
したものである。
上記のようなポリエステル系化繊綿の綿帯を素材とした
寝具、家具類のクッション材の問題点を解消し、この種
の化繊綿のもつ素材としての適性を有効に活用し、従来
のクッション材と同等な層圧により同等なクッション性
を得ることができると共に、クッション材自体を折り曲
げた場合にも、綿帯層の外側が抵抗なく伸長して比較的
容易に折り曲げることができ、製品として取扱易い寝具
類を製造することのできるクッション材の提供を目的と
したものである。
【0005】本発明における請求項1の発明は、そのた
めの具体的手段として、低融点短繊維と高融点短繊維と
を含むポリエステル系化繊綿からなる綿帯を複数枚積層
して加熱圧縮することにより、各綿帯の繊維が横向きに
配列された所定の層圧高さを有する綿帯基材を形成し、
前記綿帯基材を層圧高さ方向に沿って目的とするクッシ
ョン材の厚さと略同じ切断幅に切断してクッション基板
を形成し、前記クッション基板を前記各綿帯の繊維が互
いに縦向き並列状に配列されるような平板状に配置して
上下方向から加圧圧縮することにより、前記縦向き配列
の綿帯繊維が相互に配列方向に接着絡合して結束された
クッション材主体部を形成し、前記主体部の表面にクッ
ション材の水平方向に連続する繊維素材からなる表面補
強層を一体的に付着形成したことを特徴とするものであ
る。
めの具体的手段として、低融点短繊維と高融点短繊維と
を含むポリエステル系化繊綿からなる綿帯を複数枚積層
して加熱圧縮することにより、各綿帯の繊維が横向きに
配列された所定の層圧高さを有する綿帯基材を形成し、
前記綿帯基材を層圧高さ方向に沿って目的とするクッシ
ョン材の厚さと略同じ切断幅に切断してクッション基板
を形成し、前記クッション基板を前記各綿帯の繊維が互
いに縦向き並列状に配列されるような平板状に配置して
上下方向から加圧圧縮することにより、前記縦向き配列
の綿帯繊維が相互に配列方向に接着絡合して結束された
クッション材主体部を形成し、前記主体部の表面にクッ
ション材の水平方向に連続する繊維素材からなる表面補
強層を一体的に付着形成したことを特徴とするものであ
る。
【0006】請求項2の発明は、前記のクッション材に
おける主体部の表面に付着形成される表面補強層とし
て、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯を使用
したことを特徴とするものである。
おける主体部の表面に付着形成される表面補強層とし
て、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯を使用
したことを特徴とするものである。
【0007】請求項3の発明は、前記のクッション材に
おける主体部の表面に付着形成される表面補強層とし
て、織布を使用したことを特徴とするものである。
おける主体部の表面に付着形成される表面補強層とし
て、織布を使用したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明に係るクッション材の主体部は、各綿帯
の繊維が横向きに配列された所定層圧の綿帯基材を、そ
の層圧高さ方向に沿って切断することによりクッション
基板を形成し、このクッション基板を前記各綿帯の繊維
が互いに縦向き並列状に配列されるような平板状に配置
して上下方向から加熱圧縮し、前記縦向き配列の綿帯繊
維に縦方向からの圧縮力による結束力を与えるように構
成したので、このクッション材では、主体部の綿帯繊維
が全て縦向き方向に配列された状態で相互に絡合結束さ
れる。その結果、製品化されたクッション材の一端を例
えば上方に折り曲げた場合に、主体部を構成する層の上
層部では圧縮、下層部では引っ張りが生ずるが、縦向き
繊維の上層部では相互に絡合した繊維間が更に緊密に収
縮すると共に、該繊維の下層部では相互に絡合した繊維
間がきわめて容易に引き離されて拡開伸長するので、折
り曲げによる下層部の引っ張り現象に円滑に追従するこ
とができ、クッション材に著しく自由な屈曲性を与えて
折り曲げ易い構成とすることができる。
の繊維が横向きに配列された所定層圧の綿帯基材を、そ
の層圧高さ方向に沿って切断することによりクッション
基板を形成し、このクッション基板を前記各綿帯の繊維
が互いに縦向き並列状に配列されるような平板状に配置
して上下方向から加熱圧縮し、前記縦向き配列の綿帯繊
維に縦方向からの圧縮力による結束力を与えるように構
成したので、このクッション材では、主体部の綿帯繊維
が全て縦向き方向に配列された状態で相互に絡合結束さ
れる。その結果、製品化されたクッション材の一端を例
えば上方に折り曲げた場合に、主体部を構成する層の上
層部では圧縮、下層部では引っ張りが生ずるが、縦向き
繊維の上層部では相互に絡合した繊維間が更に緊密に収
縮すると共に、該繊維の下層部では相互に絡合した繊維
間がきわめて容易に引き離されて拡開伸長するので、折
り曲げによる下層部の引っ張り現象に円滑に追従するこ
とができ、クッション材に著しく自由な屈曲性を与えて
折り曲げ易い構成とすることができる。
【0009】また、クッション材の主体部を綿帯の繊維
が縦向きに配列した構成において、単に夫々の綿帯の繊
維を縦方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分
でなく、適切な剛性とクッション性とを得らるとは言え
ないが、この発明では、綿帯の繊維が縦向きに配列され
たクッション基板を平板状に配置して上下方向から加熱
圧縮し、前記縦向き配列の綿帯繊維に縦方向からの圧縮
力を与えるので、縦向き配列の各綿帯繊維を互いに蛇行
状に屈曲した状態で接触絡合させて、繊維間に緊密な結
束力を与えることができ、これによりクッション材の上
下両面方向からの圧縮力に対して著しい強力な剛性とク
ッション性とを発揮することができる。更にこのクッシ
ョン材のように、綿帯の繊維が縦向きに配列される構成
においては、人体から発散される水分を綿帯の縦向き配
列方向に沿って通過させるので、通気性の良好なクッシ
ョン材を得ることができる。
が縦向きに配列した構成において、単に夫々の綿帯の繊
維を縦方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分
でなく、適切な剛性とクッション性とを得らるとは言え
ないが、この発明では、綿帯の繊維が縦向きに配列され
たクッション基板を平板状に配置して上下方向から加熱
圧縮し、前記縦向き配列の綿帯繊維に縦方向からの圧縮
力を与えるので、縦向き配列の各綿帯繊維を互いに蛇行
状に屈曲した状態で接触絡合させて、繊維間に緊密な結
束力を与えることができ、これによりクッション材の上
下両面方向からの圧縮力に対して著しい強力な剛性とク
ッション性とを発揮することができる。更にこのクッシ
ョン材のように、綿帯の繊維が縦向きに配列される構成
においては、人体から発散される水分を綿帯の縦向き配
列方向に沿って通過させるので、通気性の良好なクッシ
ョン材を得ることができる。
【0010】
【実施例】本発明に係るクッション材の構成を、図示の
実施例により説明すると、図1はこのクッション材の断
面図を示している。このクッション材は、ポリエステル
系化繊綿の短繊維からなる綿帯1を素材とする主体部2
と、この主体部2の表面に一体的に付着形成された繊維
素材からなる表面補強層3とから構成されている。前記
主体部1は、クッション材の厚さCH方向に沿って所定
の長さに切り揃えられた前記短繊維からなる前記綿帯1
が、クッション材の水平方向Lに対して互いに縦向きに
並列して配列されることにより形成され、前記縦向き配
列の綿帯1からなる主体部2の表裏両面に、クッション
材の水平方向Lに連続する前記表面補強層3が設けられ
ている。
実施例により説明すると、図1はこのクッション材の断
面図を示している。このクッション材は、ポリエステル
系化繊綿の短繊維からなる綿帯1を素材とする主体部2
と、この主体部2の表面に一体的に付着形成された繊維
素材からなる表面補強層3とから構成されている。前記
主体部1は、クッション材の厚さCH方向に沿って所定
の長さに切り揃えられた前記短繊維からなる前記綿帯1
が、クッション材の水平方向Lに対して互いに縦向きに
並列して配列されることにより形成され、前記縦向き配
列の綿帯1からなる主体部2の表裏両面に、クッション
材の水平方向Lに連続する前記表面補強層3が設けられ
ている。
【0011】前記クッション材は、例えば図2以下に述
べるような方法により形成される。原料としての綿帯1
を形成するポリエステル系化繊綿は、融点約110°C
程度の低融点短繊維30乃至40%と、融点約160°
C程度の高融点短繊維60乃至70%とからなってお
り、カーディングマシンより得られた前記綿帯1が、例
えば45cm程度の高さとなるように所定枚数積層されて
積層綿帯4とされた後、加熱室5内において150°C
程度の蒸気により加熱されて前記低融点短繊維が溶融さ
れる。
べるような方法により形成される。原料としての綿帯1
を形成するポリエステル系化繊綿は、融点約110°C
程度の低融点短繊維30乃至40%と、融点約160°
C程度の高融点短繊維60乃至70%とからなってお
り、カーディングマシンより得られた前記綿帯1が、例
えば45cm程度の高さとなるように所定枚数積層されて
積層綿帯4とされた後、加熱室5内において150°C
程度の蒸気により加熱されて前記低融点短繊維が溶融さ
れる。
【0012】前記の積層綿帯4における低融点短繊維が
溶融しはじめた時点で、この積層綿帯4を次の加圧装置
6の方向へ送り、下面に吸気装置7を備えたローラ形加
圧装置6により、下面から空気を吸入しながら全体的に
加圧して、積層綿帯4における溶融した低融点短繊維を
未溶融の高融点短繊維と相互に絡合させると共に、積層
綿帯4を形成する各綿帯1も各層毎に相互に接着される
状態とし、各層全体における綿帯1中の短繊維の絡合関
係を均一化して、例えば35cm程度に圧縮された層圧高
さhを有する綿帯基材8を得る。なお、前記のローラ形
加圧装置6によって積層綿帯4が加圧されることによ
り、前記綿帯基材8における絡合繊維9の大半が綿帯基
材8の平面方向に沿った横向きに配列されることにな
る。
溶融しはじめた時点で、この積層綿帯4を次の加圧装置
6の方向へ送り、下面に吸気装置7を備えたローラ形加
圧装置6により、下面から空気を吸入しながら全体的に
加圧して、積層綿帯4における溶融した低融点短繊維を
未溶融の高融点短繊維と相互に絡合させると共に、積層
綿帯4を形成する各綿帯1も各層毎に相互に接着される
状態とし、各層全体における綿帯1中の短繊維の絡合関
係を均一化して、例えば35cm程度に圧縮された層圧高
さhを有する綿帯基材8を得る。なお、前記のローラ形
加圧装置6によって積層綿帯4が加圧されることによ
り、前記綿帯基材8における絡合繊維9の大半が綿帯基
材8の平面方向に沿った横向きに配列されることにな
る。
【0013】前記の綿帯基材8が得られたのち、この綿
帯基材8を前記主体部1を形成するクッション材の厚さ
CH方向と略同じ幅Hに切断して、多数のクッション基
板10を夫々形成する。これらの切断された夫々のクッ
ション基板10は、図3に示すように、切断される前に
おける綿帯1の幅Wと、積層状態で加圧圧縮された前記
綿帯基材8の層圧高さhと、前記の切断された幅Hとを
有し、前記の積層された全綿帯1の繊維9が、この切断
幅Hの長さに切り揃えられた状態で互いに並列状に配列
された細長い板の形となっている。しかし、これらの切
断された各クッション基板10は、幅Wは充分な大きさ
であるとしても、層圧高さhが小さいので、そのままで
は目的とするクッション材の素材として使用できない。
帯基材8を前記主体部1を形成するクッション材の厚さ
CH方向と略同じ幅Hに切断して、多数のクッション基
板10を夫々形成する。これらの切断された夫々のクッ
ション基板10は、図3に示すように、切断される前に
おける綿帯1の幅Wと、積層状態で加圧圧縮された前記
綿帯基材8の層圧高さhと、前記の切断された幅Hとを
有し、前記の積層された全綿帯1の繊維9が、この切断
幅Hの長さに切り揃えられた状態で互いに並列状に配列
された細長い板の形となっている。しかし、これらの切
断された各クッション基板10は、幅Wは充分な大きさ
であるとしても、層圧高さhが小さいので、そのままで
は目的とするクッション材の素材として使用できない。
【0014】そこで、次に図4に示すような、前記クッ
ション基板10の切断幅Hよりも若干大きな深さを有す
る箱形の加熱装置11内に、複数個の前記クッション基
板10を、いずれも前記切断幅Hの長さに切り揃えられ
た前記綿帯1の繊維9が縦向きに配列されるような方向
に収納して、夫々のクッション基板10の相接する辺1
0a,10bが互いに密着するようにして、上下の加熱
板12により150°C程度の熱により加圧する。
ション基板10の切断幅Hよりも若干大きな深さを有す
る箱形の加熱装置11内に、複数個の前記クッション基
板10を、いずれも前記切断幅Hの長さに切り揃えられ
た前記綿帯1の繊維9が縦向きに配列されるような方向
に収納して、夫々のクッション基板10の相接する辺1
0a,10bが互いに密着するようにして、上下の加熱
板12により150°C程度の熱により加圧する。
【0015】前記の箱形加熱装置11内においてのクッ
ション基板10を上下両面から加圧すると、該基板10
を形成する綿帯1の繊維9は、夫々縦向きに並列して配
列されているので、綿帯自体が上下両端方向からの圧縮
力を受けて互いに直線状態からやや蛇行状に屈曲した状
態となり、その屈曲状態により隣接する綿帯繊維9間が
互いに配列方向に沿って緊密に接触し合うことになる。
その時同時に加熱温度によって再び各綿帯繊維9中にお
ける低融点短繊維が溶融するので、前記のように縦向き
に配列された綿帯繊維9間の融着絡合が行われて、一層
緊密な結束状態となる。なお、この箱形加熱装置11内
における加熱圧縮処理によって、同装置内に収納された
複数個のクッション基板10における隣接辺10a,1
0bも相互に融着することになり、これにより所定の大
きさをもつた前記クッション材の主体部2が得られる。
ション基板10を上下両面から加圧すると、該基板10
を形成する綿帯1の繊維9は、夫々縦向きに並列して配
列されているので、綿帯自体が上下両端方向からの圧縮
力を受けて互いに直線状態からやや蛇行状に屈曲した状
態となり、その屈曲状態により隣接する綿帯繊維9間が
互いに配列方向に沿って緊密に接触し合うことになる。
その時同時に加熱温度によって再び各綿帯繊維9中にお
ける低融点短繊維が溶融するので、前記のように縦向き
に配列された綿帯繊維9間の融着絡合が行われて、一層
緊密な結束状態となる。なお、この箱形加熱装置11内
における加熱圧縮処理によって、同装置内に収納された
複数個のクッション基板10における隣接辺10a,1
0bも相互に融着することになり、これにより所定の大
きさをもつた前記クッション材の主体部2が得られる。
【0016】なお、前記の箱形加熱装置11内によるク
ッション基板10の加圧処理を行う際には、予め前記ク
ッション基板10の表裏両面に、前記のような積層に使
用した綿帯1と同質のポリエステル系化繊綿の綿帯等か
らなる前記表面補強層3を水平方向に配置しておき、こ
れらの表面補強層3を介して前記主体部2の両面に加圧
力が加えられるようにする。このように主体部2の表面
に表面補強層3を配置した状態で加熱圧縮力を加える
と、縦向きに並列して配列された綿帯繊維9の切り口が
露呈したままの主体部2の表裏両面に、繊維13が横向
きに配列されている表面補強層3が一体的に熱融着され
ることとなり、外観的にみて従来のポリエステル系化繊
綿によるクッション材と変わらないクッション材を得る
ことができる。
ッション基板10の加圧処理を行う際には、予め前記ク
ッション基板10の表裏両面に、前記のような積層に使
用した綿帯1と同質のポリエステル系化繊綿の綿帯等か
らなる前記表面補強層3を水平方向に配置しておき、こ
れらの表面補強層3を介して前記主体部2の両面に加圧
力が加えられるようにする。このように主体部2の表面
に表面補強層3を配置した状態で加熱圧縮力を加える
と、縦向きに並列して配列された綿帯繊維9の切り口が
露呈したままの主体部2の表裏両面に、繊維13が横向
きに配列されている表面補強層3が一体的に熱融着され
ることとなり、外観的にみて従来のポリエステル系化繊
綿によるクッション材と変わらないクッション材を得る
ことができる。
【0017】前記の実施例においては、主体部2の表面
に付着する表面補強層3として、主体部2を形成する綿
帯1と同質なポリエステル系化繊綿の綿帯を使用した
が、この表面補強層3としては必ずしも綿帯である必要
はなく、一枚の織布であってもよい。
に付着する表面補強層3として、主体部2を形成する綿
帯1と同質なポリエステル系化繊綿の綿帯を使用した
が、この表面補強層3としては必ずしも綿帯である必要
はなく、一枚の織布であってもよい。
【0018】また、前記実施例では、積層綿帯2の積層
高さを例えば45cm程度として、この積層綿帯2をロー
ラ形加圧装置6により圧縮して層圧高さhが例えば35
cm程度の綿帯基板8を形成し、更に、この綿帯基材8を
切断することによりクッション基板10を得るようにし
たので、この場合には、各クッション基板10の層圧高
さhが小さくなり、そのため次の箱形加熱装置11で
は、複数個のクッション基板10を該装置内に収納して
加圧処理するように述べた。しかし、前記積層綿帯2の
積層高さを最初から1m程度のものとした場合には、層
圧高さhが70cm程度の綿帯基材8を得られるので、こ
の基材8から切断された一枚のクッション基板10を箱
形加熱装置11により加圧処理することによりクッショ
ン主体部2を得るようにしてもよい。
高さを例えば45cm程度として、この積層綿帯2をロー
ラ形加圧装置6により圧縮して層圧高さhが例えば35
cm程度の綿帯基板8を形成し、更に、この綿帯基材8を
切断することによりクッション基板10を得るようにし
たので、この場合には、各クッション基板10の層圧高
さhが小さくなり、そのため次の箱形加熱装置11で
は、複数個のクッション基板10を該装置内に収納して
加圧処理するように述べた。しかし、前記積層綿帯2の
積層高さを最初から1m程度のものとした場合には、層
圧高さhが70cm程度の綿帯基材8を得られるので、こ
の基材8から切断された一枚のクッション基板10を箱
形加熱装置11により加圧処理することによりクッショ
ン主体部2を得るようにしてもよい。
【0019】
【効果】本発明に係るクッション材は、主体部2の綿帯
繊維9が縦向きに配列されるように構成したので、全て
の荷重を強靱な縦軸方向に沿った綿帯繊維9が支えるこ
とになり、しかもこれらの綿帯繊維9が縦向きに配列さ
れていることは、荷重に対して強靱な復元力を与えるの
で、従来のような綿帯繊維が横方向に配列されたクッシ
ョン材に比較して、はるかに優れた剛性とクッション性
を与えることができる。
繊維9が縦向きに配列されるように構成したので、全て
の荷重を強靱な縦軸方向に沿った綿帯繊維9が支えるこ
とになり、しかもこれらの綿帯繊維9が縦向きに配列さ
れていることは、荷重に対して強靱な復元力を与えるの
で、従来のような綿帯繊維が横方向に配列されたクッシ
ョン材に比較して、はるかに優れた剛性とクッション性
を与えることができる。
【0020】この場合、主体部2の綿帯繊維9を単に縦
方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分でな
く、適切な剛性とクッション性とを得られるとは言えな
いが、この発明では、綿帯の繊維9が互いに縦向き並列
状に配列されたクッション基板10を平板状に配置して
上下方向から加熱圧縮し、この縦向き配列の綿帯繊維9
に縦方向からの圧縮力を与えるので、縦向き配列の各綿
帯繊維9を図1に示すような互いに蛇行状に屈曲した状
態で接触絡合させて、繊維間に緊密な結束力を与えるこ
とができ、これによりクッション材の上下両面方向から
の圧縮力に対して前記のような強靱な剛性とクッション
性を与えることができる。
方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分でな
く、適切な剛性とクッション性とを得られるとは言えな
いが、この発明では、綿帯の繊維9が互いに縦向き並列
状に配列されたクッション基板10を平板状に配置して
上下方向から加熱圧縮し、この縦向き配列の綿帯繊維9
に縦方向からの圧縮力を与えるので、縦向き配列の各綿
帯繊維9を図1に示すような互いに蛇行状に屈曲した状
態で接触絡合させて、繊維間に緊密な結束力を与えるこ
とができ、これによりクッション材の上下両面方向から
の圧縮力に対して前記のような強靱な剛性とクッション
性を与えることができる。
【0021】また、クッション材主体部2は縦方向に配
列された綿帯繊維9によって構成されるが、この主体部
2の表面には平坦な綿帯もしくは織布からなる表面補強
層3が一体的に付着されるので、例えば図5に示すよう
に、クッション材の表面に矢印Aのような荷重が作用し
た場合に、単に縦方向に配列された綿帯繊維9の切り口
が露呈したままでは、縦方向からの力に対して容易に分
割され易い主体部2の表面を、該表面補強層3が平面的
に被覆して主体部2に作用する力を分散し、主体部2に
おける縦向き繊維9の配列内部に食い込もうとする局部
的力を表面補強層3が適切に阻止して、荷重を常に平均
的に支えることができる。
列された綿帯繊維9によって構成されるが、この主体部
2の表面には平坦な綿帯もしくは織布からなる表面補強
層3が一体的に付着されるので、例えば図5に示すよう
に、クッション材の表面に矢印Aのような荷重が作用し
た場合に、単に縦方向に配列された綿帯繊維9の切り口
が露呈したままでは、縦方向からの力に対して容易に分
割され易い主体部2の表面を、該表面補強層3が平面的
に被覆して主体部2に作用する力を分散し、主体部2に
おける縦向き繊維9の配列内部に食い込もうとする局部
的力を表面補強層3が適切に阻止して、荷重を常に平均
的に支えることができる。
【0022】更に、本発明では、クッション材主体部2
が縦方向に配列された綿帯繊維9によって構成されるの
で、図5のように、クッション材の一部が折り曲げられ
たときに、引っ張りを受ける側の繊維9aが容易に引き
離されて拡開伸長することができ、著しく屈曲性の自由
なクッション材を得られると共に、綿帯繊維9が縦向き
に配列されているので、人体から発散される水分を綿帯
繊維9の縦向き配列方向に沿って通過させることがで
き、著しく通気性の良好なクッション材を得ることがで
きる。
が縦方向に配列された綿帯繊維9によって構成されるの
で、図5のように、クッション材の一部が折り曲げられ
たときに、引っ張りを受ける側の繊維9aが容易に引き
離されて拡開伸長することができ、著しく屈曲性の自由
なクッション材を得られると共に、綿帯繊維9が縦向き
に配列されているので、人体から発散される水分を綿帯
繊維9の縦向き配列方向に沿って通過させることがで
き、著しく通気性の良好なクッション材を得ることがで
きる。
【図1】本発明に係るクッション材の構成を示す断面
図。
図。
【図2】本発明に係るクッション材の製造行程図。
【図3】クッション材の製造過程における素材としての
綿帯基材の斜視図。
綿帯基材の斜視図。
【図4】本発明に係るクッション材の使用状態における
作用を示す部分断面図。
作用を示す部分断面図。
【図5】同じく本発明に係るクッション材の使用状態に
おける作用を示す部分断面図。
おける作用を示す部分断面図。
【図6】従来のクッション材の構成と使用状態における
作用を示す部分断面図。
作用を示す部分断面図。
1 綿帯 2 主体部 3 表面補強層 4 積層綿帯 5 加熱室 6 加圧装置 7 吸気装置 8 綿帯基材 9 綿帯繊維 10 クッション基板 11 箱形加熱装置
Claims (3)
- 【請求項1】 低融点短繊維と高融点短繊維とを含むポ
リエステル系化繊綿からなる綿帯を複数枚積層して加熱
圧縮することにより、各綿帯の繊維が横向きに配列され
た所定の層圧高さを有する綿帯基材を形成し、前記綿帯
基材を層圧高さ方向に沿って目的とするクッション材の
厚さと略同じ切断幅に切断してクッション基板を形成
し、前記クッション基板を前記各綿帯の繊維が互いに縦
向き並列状に配列されるような平板状に配置して上下方
向から加圧圧縮することにより、前記縦向き配列の綿帯
繊維が相互に配列方向に接着絡合して結束されたクッシ
ョン材主体部を形成し、前記主体部の表面にクッション
材の水平方向に連続する繊維素材からなる表面補強層を
一体的に付着形成したことを特徴とする寝具、家具類の
クッション材。 - 【請求項2】 前記主体部の表面に付着形成される表面
補強層が、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯
である請求項1に記載の寝具、家具類のクッション材。 - 【請求項3】 前記主体部の表面に付着形成される表面
補強層が、織布である請求項1に記載の寝具、家具類の
クッション材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31156591A JPH07114861B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 寝具、家具類のクッション材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31156591A JPH07114861B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 寝具、家具類のクッション材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123461A true JPH05123461A (ja) | 1993-05-21 |
| JPH07114861B2 JPH07114861B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=18018767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31156591A Expired - Lifetime JPH07114861B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 寝具、家具類のクッション材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07114861B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101434371B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2014-08-27 | 도레이케미칼 주식회사 | 복합 구조를 갖는 쿠션재 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31156591A patent/JPH07114861B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101434371B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2014-08-27 | 도레이케미칼 주식회사 | 복합 구조를 갖는 쿠션재 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07114861B2 (ja) | 1995-12-13 |
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