JPH07114861B2 - 寝具、家具類のクッション材の製造法 - Google Patents
寝具、家具類のクッション材の製造法Info
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- JPH07114861B2 JPH07114861B2 JP31156591A JP31156591A JPH07114861B2 JP H07114861 B2 JPH07114861 B2 JP H07114861B2 JP 31156591 A JP31156591 A JP 31156591A JP 31156591 A JP31156591 A JP 31156591A JP H07114861 B2 JPH07114861 B2 JP H07114861B2
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエステル系化繊綿
の短繊維からなる綿帯を素材とする寝具、家具類のクッ
ション材の製造法に関するものであり、詳細には、クッ
ション材の主体部を形成する綿帯の繊維が、クッション
材の水平方向に対して互いに縦向きに並列して配列され
ているクッション材の製造法に関するものである。
の短繊維からなる綿帯を素材とする寝具、家具類のクッ
ション材の製造法に関するものであり、詳細には、クッ
ション材の主体部を形成する綿帯の繊維が、クッション
材の水平方向に対して互いに縦向きに並列して配列され
ているクッション材の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる
綿帯を素材とする寝具、家具類のクッション材は、所定
の層圧に積層された綿帯層の圧縮力を調整することによ
り製品の用途に応じた硬さ、柔らかさを得ることができ
るという利点、更にまた、素材が難燃性であることと燃
焼時に有毒ガスを生じないという利点を有するため、最
近では特に多く使用されるようになっている。
綿帯を素材とする寝具、家具類のクッション材は、所定
の層圧に積層された綿帯層の圧縮力を調整することによ
り製品の用途に応じた硬さ、柔らかさを得ることができ
るという利点、更にまた、素材が難燃性であることと燃
焼時に有毒ガスを生じないという利点を有するため、最
近では特に多く使用されるようになっている。
【0003】従来より、この種のクッション材の製造法
としては、ボリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯
を、多数層に積層した状態で加熱することにより、綿帯
中の低融点短繊維を溶融して未溶融の高融点短繊維に絡
合し易い状態とし、次にこれらの綿帯層に圧縮を加えな
がら負圧条件下において冷却することで、各層間におけ
る綿帯層中の溶融した短繊維の絡合関係を強化し、これ
により各層を構成する綿帯が相互に一体的に接着された
所定の層圧をもつたクッション材を形成するという方法
が知られている。
としては、ボリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯
を、多数層に積層した状態で加熱することにより、綿帯
中の低融点短繊維を溶融して未溶融の高融点短繊維に絡
合し易い状態とし、次にこれらの綿帯層に圧縮を加えな
がら負圧条件下において冷却することで、各層間におけ
る綿帯層中の溶融した短繊維の絡合関係を強化し、これ
により各層を構成する綿帯が相互に一体的に接着された
所定の層圧をもつたクッション材を形成するという方法
が知られている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】上記のような製法により得ら
れた、従来のこの種のクッション材は、例えば布団、マ
ットレスなどのような寝具に使用する場合には、綿帯の
積層枚数を所定の高さに設定したり綿帯の圧縮力を調整
することにより、綿帯繊維の絡合密度を適宜可変して目
的とする製品に応じたクッション性を得ることができ
る。
れた、従来のこの種のクッション材は、例えば布団、マ
ットレスなどのような寝具に使用する場合には、綿帯の
積層枚数を所定の高さに設定したり綿帯の圧縮力を調整
することにより、綿帯繊維の絡合密度を適宜可変して目
的とする製品に応じたクッション性を得ることができ
る。
【0005】しかし、この種のクッション材は、図6に
示すように、多数枚の積層された綿帯21が互いに水平
な積層状態で加圧圧縮処理されるため、綿帯中の繊維2
2が層の厚さ方向hと直交する横向き方向に互いに一体
的に絡合接着して固定化され、従って、層の厚さ方向h
に対する圧縮力には良好なクッション性が得られるとし
ても、従来の普通綿のような繊維が独立している綿帯に
比較して、綿帯繊維22の横向きに連続する図1に示す
ような長さ方向Lに対しては伸縮性に難点がある。
示すように、多数枚の積層された綿帯21が互いに水平
な積層状態で加圧圧縮処理されるため、綿帯中の繊維2
2が層の厚さ方向hと直交する横向き方向に互いに一体
的に絡合接着して固定化され、従って、層の厚さ方向h
に対する圧縮力には良好なクッション性が得られるとし
ても、従来の普通綿のような繊維が独立している綿帯に
比較して、綿帯繊維22の横向きに連続する図1に示す
ような長さ方向Lに対しては伸縮性に難点がある。
【0006】そのため従来におけるこの種のクッション
材20は、クッション材20自体を折り曲げようとする
と、折り曲げ部の外側における綿帯21Aは内側の綿帯
21Bに比較して著しく大きな引っ張りを受けることに
なり、クッション材が折り曲げにくいという問題点を有
している。
材20は、クッション材20自体を折り曲げようとする
と、折り曲げ部の外側における綿帯21Aは内側の綿帯
21Bに比較して著しく大きな引っ張りを受けることに
なり、クッション材が折り曲げにくいという問題点を有
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来における
上記のようなポリエステル系化繊綿の綿帯を素材とした
寝具、家具類のクッション材の問題点を解消し、この種
の化繊綿のもつ素材としての適性を有効に活用し、従来
のクッション材と同等な層圧により同等なクッション性
を得ることができると共に、クッション材自体を折り曲
げた場合にも、綿帯層の外側が抵抗なく伸長して比較的
容易に折り曲げることができ、製品として取扱易い寝具
類を製造することのできるクッション材の製造法を目的
としたものであり、以下、本発明の概要を実施例に対応
する符号を用いて説明する。
上記のようなポリエステル系化繊綿の綿帯を素材とした
寝具、家具類のクッション材の問題点を解消し、この種
の化繊綿のもつ素材としての適性を有効に活用し、従来
のクッション材と同等な層圧により同等なクッション性
を得ることができると共に、クッション材自体を折り曲
げた場合にも、綿帯層の外側が抵抗なく伸長して比較的
容易に折り曲げることができ、製品として取扱易い寝具
類を製造することのできるクッション材の製造法を目的
としたものであり、以下、本発明の概要を実施例に対応
する符号を用いて説明する。
【0008】本発明における請求項1の発明は、そのた
めの具体的手段として、低融点短繊維と高融点短繊維と
を含むポリエステル系化繊綿からなる綿帯1を複数枚積
層して加熱圧縮することにより、各綿帯1の繊維が横向
きに配列された所定の層圧高さを有する綿帯基材8を形
成し、前記綿帯基材8を層圧高さh方向に沿って目的と
するクッション材の厚さと略同じ切断幅Hに切断してク
ッション基板10を形成したのち、前記クッション基板
10を前記各綿帯1の繊維が互いに縦向き並列状に配列
されるような平板状に配置すると共に、表面にクッショ
ン材の水平方向に連続する繊維素材からなる表面補強層
3を被覆して、上下方向から加熱圧縮することにより、
前記縦向き配列の綿帯繊維9が相互に配列方向に接着絡
合して結束されたクッション材主体部2を形成すること
を特徴とするものである。
めの具体的手段として、低融点短繊維と高融点短繊維と
を含むポリエステル系化繊綿からなる綿帯1を複数枚積
層して加熱圧縮することにより、各綿帯1の繊維が横向
きに配列された所定の層圧高さを有する綿帯基材8を形
成し、前記綿帯基材8を層圧高さh方向に沿って目的と
するクッション材の厚さと略同じ切断幅Hに切断してク
ッション基板10を形成したのち、前記クッション基板
10を前記各綿帯1の繊維が互いに縦向き並列状に配列
されるような平板状に配置すると共に、表面にクッショ
ン材の水平方向に連続する繊維素材からなる表面補強層
3を被覆して、上下方向から加熱圧縮することにより、
前記縦向き配列の綿帯繊維9が相互に配列方向に接着絡
合して結束されたクッション材主体部2を形成すること
を特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明は、前記のクッション材に
おける主体部2の表面に設けられる表面補強層3とし
て、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯を使用
したことを特徴とするものである。
おける主体部2の表面に設けられる表面補強層3とし
て、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯を使用
したことを特徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、前記のクッション材に
おける主体部2の表面に設けられる表面補強層3とし
て、織布を使用したことを特徴とするものである。
おける主体部2の表面に設けられる表面補強層3とし
て、織布を使用したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明に係るクッション材の製造法では、各綿
帯1の繊維が横向きに配列された所定層圧の綿帯基材8
を、その層圧高さ方向hに沿って目的とするクッション
材の厚さと略同じ切断幅Hに切断してクッション基板1
0を形成し、このクッション基板10を前記各綿帯の繊
維が互いに縦向き並列状に配列されるような平板状に配
置して上下方向から加熱圧縮することにより、前記縦向
き配列の綿帯繊維9に縦方向からの圧縮力による結束力
を与えるようにしたので、主体部2の綿帯繊維9が全て
縦向き方向に配列された状態で相互に絡合結束されてい
るクッション材を得ることができる。
帯1の繊維が横向きに配列された所定層圧の綿帯基材8
を、その層圧高さ方向hに沿って目的とするクッション
材の厚さと略同じ切断幅Hに切断してクッション基板1
0を形成し、このクッション基板10を前記各綿帯の繊
維が互いに縦向き並列状に配列されるような平板状に配
置して上下方向から加熱圧縮することにより、前記縦向
き配列の綿帯繊維9に縦方向からの圧縮力による結束力
を与えるようにしたので、主体部2の綿帯繊維9が全て
縦向き方向に配列された状態で相互に絡合結束されてい
るクッション材を得ることができる。
【0012】その結果、製造されたクッション材は、そ
の一端を例えば上方に折り曲げた場合に、主体部2を構
成する層の上層部では圧縮、下層部では引っ張りが生ず
るが、縦向き繊維の上層部では相互に絡合した繊維間が
更に緊密に収縮すると共に、該繊維の下層部では相互に
絡合した繊維間がきわめて容易に引き離されて拡開伸長
するので、折り曲げによる下層部の引っ張り現象に円滑
に追従することができ、自由な屈曲性が与えされた折り
曲げ易いクッション材とすることができる。
の一端を例えば上方に折り曲げた場合に、主体部2を構
成する層の上層部では圧縮、下層部では引っ張りが生ず
るが、縦向き繊維の上層部では相互に絡合した繊維間が
更に緊密に収縮すると共に、該繊維の下層部では相互に
絡合した繊維間がきわめて容易に引き離されて拡開伸長
するので、折り曲げによる下層部の引っ張り現象に円滑
に追従することができ、自由な屈曲性が与えされた折り
曲げ易いクッション材とすることができる。
【0013】また、クッション材の主体部2の綿帯の繊
維9を縦向きに配列する場合に、単に夫々の綿帯繊維9
を縦方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分で
なく、適切な剛性とクッション性とを得らるとは言えな
いが、この発明の製造法では、綿帯の繊維9が縦向きに
配列されたクッション基板10を平板状に配置して上下
方向から加熱圧縮し、前記縦向き配列の綿帯繊維9に縦
方向からの圧縮力を与えるので、縦向き配列の各綿帯繊
維9を互いに蛇行状に屈曲した状態で接触絡合させて、
繊維間に緊密な結束力を与えることができ、これにより
クッション材の上下両面方向からの圧縮力に対して著し
い強力な剛性とクッション性とを与えることができる。
維9を縦向きに配列する場合に、単に夫々の綿帯繊維9
を縦方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分で
なく、適切な剛性とクッション性とを得らるとは言えな
いが、この発明の製造法では、綿帯の繊維9が縦向きに
配列されたクッション基板10を平板状に配置して上下
方向から加熱圧縮し、前記縦向き配列の綿帯繊維9に縦
方向からの圧縮力を与えるので、縦向き配列の各綿帯繊
維9を互いに蛇行状に屈曲した状態で接触絡合させて、
繊維間に緊密な結束力を与えることができ、これにより
クッション材の上下両面方向からの圧縮力に対して著し
い強力な剛性とクッション性とを与えることができる。
【0014】更に、このクッション材のように、綿帯の
繊維9が縦向きに配列される構成においては、人体から
発散される水分を綿帯の縦向き配列方向に沿って通過さ
せるので、通気性の良好なクッション材を得ることがで
きる。
繊維9が縦向きに配列される構成においては、人体から
発散される水分を綿帯の縦向き配列方向に沿って通過さ
せるので、通気性の良好なクッション材を得ることがで
きる。
【0015】
【実施例】本発明に係るクッション材の製造法を、図示
の実施例により説明すると、図1はこの方法により得ら
れたクッション材の断面図を示している。このクッショ
ン材は、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯1
を素材とする主体部2と、この主体部2の表面に一体的
に付着形成された繊維素材からなる表面補強層3とから
構成されている。
の実施例により説明すると、図1はこの方法により得ら
れたクッション材の断面図を示している。このクッショ
ン材は、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯1
を素材とする主体部2と、この主体部2の表面に一体的
に付着形成された繊維素材からなる表面補強層3とから
構成されている。
【0016】前記主体部2は、クッション材の厚さCH
方向に沿って所定の長さに切り揃えられた前記短繊維か
らなる前記綿帯1が、クッション材の水平方向Lに対し
て互いに縦向きに並列して配列されることにより形成さ
れ、前記縦向き配列の綿帯1からなる主体部2の表裏両
面に、クッション材の水平方向Lに連続する前記表面補
強層3が設けられている。
方向に沿って所定の長さに切り揃えられた前記短繊維か
らなる前記綿帯1が、クッション材の水平方向Lに対し
て互いに縦向きに並列して配列されることにより形成さ
れ、前記縦向き配列の綿帯1からなる主体部2の表裏両
面に、クッション材の水平方向Lに連続する前記表面補
強層3が設けられている。
【0017】前記クッション材は、例えば図2以下に述
べるような方法により製造される。原料としての綿帯1
を形成するポリエステル系化繊綿は、融点約110゜C
程度の低融点短繊維30乃至40%と、融点約160°
C程度の高融点短繊維60乃至70%とからなってお
り、カーディングマシンより得られた前記綿帯1が、例
えば45cm程度の高さとなるように所定枚数積層され
て積層綿帯4とされた後、加熱室5内において150°
C程度の蒸気により加熱されて前記低融点短繊維が溶融
される。
べるような方法により製造される。原料としての綿帯1
を形成するポリエステル系化繊綿は、融点約110゜C
程度の低融点短繊維30乃至40%と、融点約160°
C程度の高融点短繊維60乃至70%とからなってお
り、カーディングマシンより得られた前記綿帯1が、例
えば45cm程度の高さとなるように所定枚数積層され
て積層綿帯4とされた後、加熱室5内において150°
C程度の蒸気により加熱されて前記低融点短繊維が溶融
される。
【0018】前記の積層綿帯4における低融点短繊維が
溶融しはじめた時点で、この積層綿帯4を次の加圧装置
6の方向へ送り、下面に吸気装置7を備えたローラ形加
圧装置6により、下面から空気を吸入しながら全体的に
加圧して、積層綿帯4における溶融した低融点短繊維を
未溶融の高融点短繊維と相互に絡合させると共に、積層
綿帯4を形成する各綿帯1も各層毎に相互に接着される
状態とし、各層全体における綿帯1中の短繊維の絡合関
係を均一化して、例えば35cm程度に圧縮された層圧
高さhを有する綿帯基材8を得る。なお、前記のローラ
形加圧装置6によって積層綿帯4が加圧されることによ
り、前記綿帯基材8における絡合繊維9の大半が綿帯基
材8の平面方向に沿った横向きに配列されることにな
る。
溶融しはじめた時点で、この積層綿帯4を次の加圧装置
6の方向へ送り、下面に吸気装置7を備えたローラ形加
圧装置6により、下面から空気を吸入しながら全体的に
加圧して、積層綿帯4における溶融した低融点短繊維を
未溶融の高融点短繊維と相互に絡合させると共に、積層
綿帯4を形成する各綿帯1も各層毎に相互に接着される
状態とし、各層全体における綿帯1中の短繊維の絡合関
係を均一化して、例えば35cm程度に圧縮された層圧
高さhを有する綿帯基材8を得る。なお、前記のローラ
形加圧装置6によって積層綿帯4が加圧されることによ
り、前記綿帯基材8における絡合繊維9の大半が綿帯基
材8の平面方向に沿った横向きに配列されることにな
る。
【0019】前記の綿帯基材8が得られたのち、この綿
帯基材8を前記主体部2を形成するクッション材の厚さ
CH方向と略同じ幅Hに切断して、多数のクッション基
板10を夫々形成する。これらの切断された夫々のクッ
ション基板10は、図3に示すように、切断される前に
おける綿帯1の幅Wと、積層状態で加圧圧縮された前記
綿帯基材8の層圧高さhと、前記の切断された幅Hとを
有し、前記の積層された全綿帯1の繊維9が、この切断
幅Hの長さに切り揃えられた状態で互いに並列状に配列
された細長い板の形となっている。しかし、これらの切
断された各クッション基板10は、幅Wは充分な大きさ
であるとしても、層圧高さhが小さいので、そのままで
は目的とするクッション材の素材として使用できない。
帯基材8を前記主体部2を形成するクッション材の厚さ
CH方向と略同じ幅Hに切断して、多数のクッション基
板10を夫々形成する。これらの切断された夫々のクッ
ション基板10は、図3に示すように、切断される前に
おける綿帯1の幅Wと、積層状態で加圧圧縮された前記
綿帯基材8の層圧高さhと、前記の切断された幅Hとを
有し、前記の積層された全綿帯1の繊維9が、この切断
幅Hの長さに切り揃えられた状態で互いに並列状に配列
された細長い板の形となっている。しかし、これらの切
断された各クッション基板10は、幅Wは充分な大きさ
であるとしても、層圧高さhが小さいので、そのままで
は目的とするクッション材の素材として使用できない。
【0020】そこで、次に図4に示すような、前記クッ
ション基板10の切断幅Hよりも若干大きな深さを有す
る箱形の加熱装置11内に、複数個の前記クッション基
板10を、いずれも前記切断幅Hの長さに切り揃えられ
た前記綿帯1の繊維9が縦向きに配列されるような方向
に収納して、夫々のクッション基板10の相接する辺1
0a,10bが互いに密着するようにして、上下の加熱
板12により150°C程度の熱により加圧する。
ション基板10の切断幅Hよりも若干大きな深さを有す
る箱形の加熱装置11内に、複数個の前記クッション基
板10を、いずれも前記切断幅Hの長さに切り揃えられ
た前記綿帯1の繊維9が縦向きに配列されるような方向
に収納して、夫々のクッション基板10の相接する辺1
0a,10bが互いに密着するようにして、上下の加熱
板12により150°C程度の熱により加圧する。
【0021】前記の箱形加熱装置11内においてのクッ
ション基板10を上下両面から加圧すると、該基板10
を形成する綿帯1の繊維9は、夫々縦向きに並列して配
列されているので、綿帯自体が上下両端方向からの圧縮
力を受けて互いに直線状態からやや蛇行状に屈曲した状
態となり、その屈曲状態により隣接する綿帯繊維9間が
互いに配列方向に沿って緊密に接触し合うことになる。
ション基板10を上下両面から加圧すると、該基板10
を形成する綿帯1の繊維9は、夫々縦向きに並列して配
列されているので、綿帯自体が上下両端方向からの圧縮
力を受けて互いに直線状態からやや蛇行状に屈曲した状
態となり、その屈曲状態により隣接する綿帯繊維9間が
互いに配列方向に沿って緊密に接触し合うことになる。
【0022】その時同時に加熱温度によって再び各綿帯
繊維9中における低融点短繊維が溶融するので、前記の
ように縦向きに配列された綿帯繊維9間の融着絡合が行
われて、一層緊密な結束状態となる。なお、この箱形加
熱装置11内における加熱圧縮処理によって、同装置内
に収納された複数個のクッション基板10における隣接
辺10a,10bも相互に融着することになり、これに
より所定の大きさをもつた前記クッション材の主体部2
が得られる。
繊維9中における低融点短繊維が溶融するので、前記の
ように縦向きに配列された綿帯繊維9間の融着絡合が行
われて、一層緊密な結束状態となる。なお、この箱形加
熱装置11内における加熱圧縮処理によって、同装置内
に収納された複数個のクッション基板10における隣接
辺10a,10bも相互に融着することになり、これに
より所定の大きさをもつた前記クッション材の主体部2
が得られる。
【0023】また、前記の箱形加熱装置11内によるク
ッション基板10の加圧処理を行う際には、予め前記ク
ッション基板10の表裏両面に、前記のような積層に使
用した綿帯1と同質のポリエステル系化繊綿の綿帯等か
らなる前記表面補強層3を水平方向に配置しておき、こ
れらの表面補強層3を介して前記主体部2の両面に加圧
力が加えられるようにする。
ッション基板10の加圧処理を行う際には、予め前記ク
ッション基板10の表裏両面に、前記のような積層に使
用した綿帯1と同質のポリエステル系化繊綿の綿帯等か
らなる前記表面補強層3を水平方向に配置しておき、こ
れらの表面補強層3を介して前記主体部2の両面に加圧
力が加えられるようにする。
【0024】このように主体部2の表面に表面補強層3
を配置した状態で加熱圧縮力を加えると、縦向きに並列
して配列された綿帯繊維9の切り口が露呈したままの主
体部2の表裏両面に、繊維13が横向きに配列されてい
る表面補強層3が一体的に熱融着されることとなり、外
観的にみて従来のポリエステル系化繊綿によるクッショ
ン材と変わらないクッション材を得ることができる。
を配置した状態で加熱圧縮力を加えると、縦向きに並列
して配列された綿帯繊維9の切り口が露呈したままの主
体部2の表裏両面に、繊維13が横向きに配列されてい
る表面補強層3が一体的に熱融着されることとなり、外
観的にみて従来のポリエステル系化繊綿によるクッショ
ン材と変わらないクッション材を得ることができる。
【0025】前記の実施例においては、主体部2の表面
に付着する表面補強層3として、主体部2を形成する綿
帯1と同質なポリエステル系化繊綿の綿帯を使用した
が、この表面補強層3としては必ずしも綿帯である必要
はなく、一枚の織布であってもよい。
に付着する表面補強層3として、主体部2を形成する綿
帯1と同質なポリエステル系化繊綿の綿帯を使用した
が、この表面補強層3としては必ずしも綿帯である必要
はなく、一枚の織布であってもよい。
【0026】また、前記実施例では、積層綿帯2の積層
高さを例えば45cm程度として、この積層綿帯2をロ
ーラ形加圧装置6により圧縮して層圧高さhが例えば3
5cm程度の綿帯基板8を形成し、更に、この綿帯基材
8を切断することによりクッション基板10を得るよう
にしたので、この場合には、各クッション基板10の層
圧高さhが小さくなり、そのため次の箱形加熱装置11
では、複数個のクッション基板10を該装置内に収納し
て加圧処理するように述べた。
高さを例えば45cm程度として、この積層綿帯2をロ
ーラ形加圧装置6により圧縮して層圧高さhが例えば3
5cm程度の綿帯基板8を形成し、更に、この綿帯基材
8を切断することによりクッション基板10を得るよう
にしたので、この場合には、各クッション基板10の層
圧高さhが小さくなり、そのため次の箱形加熱装置11
では、複数個のクッション基板10を該装置内に収納し
て加圧処理するように述べた。
【0027】しかし、前記積層綿帯2の積層高さを最初
から1m程度のものとした場合には、層圧高さhが70
cm程度の綿帯基材8を得られるので、この基材8から
切断された一枚のクッション基板10を箱形加熱装置1
1により加圧処理することによりクッション主体部2を
得るようにしてもよい。
から1m程度のものとした場合には、層圧高さhが70
cm程度の綿帯基材8を得られるので、この基材8から
切断された一枚のクッション基板10を箱形加熱装置1
1により加圧処理することによりクッション主体部2を
得るようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明のクッション材の製造法において
は、主体部2の綿帯繊維9が縦向きに配列されるように
構成したので、全ての荷重を強靭な縦軸方向に沿った綿
帯繊維9が支えることになり、しかもこれらの綿帯繊維
9が縦向きに配列されていることは、荷重に対して強靭
な復元力を与えるので、従来のような綿帯繊維が横方向
に配列されたクッション材に比較して、はるかに優れた
剛性とクッション性を与えることができる。
は、主体部2の綿帯繊維9が縦向きに配列されるように
構成したので、全ての荷重を強靭な縦軸方向に沿った綿
帯繊維9が支えることになり、しかもこれらの綿帯繊維
9が縦向きに配列されていることは、荷重に対して強靭
な復元力を与えるので、従来のような綿帯繊維が横方向
に配列されたクッション材に比較して、はるかに優れた
剛性とクッション性を与えることができる。
【0029】この場合、主体部2の綿帯繊維9を単に縦
方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分でな
く、適切な剛性とクッション性とを得られるとは言えな
いが、この製造法では、綿帯の繊維9が互いに縦向き並
列状に配列されたクッション基板10を平板状に配置し
て上下方向から加熱圧縮し、この縦向き配列の綿帯繊維
9に縦方向からの圧縮力を与えるので、縦向き配列の各
綿帯繊維9を図1に示すような互いに蛇行状に屈曲した
状態で接触絡合させて、繊維間に緊密な結束力を与える
ことができ、これによりクッション材の上下両面方向か
らの圧縮力に対して前記のような強靭な剛性とクッショ
ン性を与えることができる。
方向に配列しただけでは、繊維間の結束力が充分でな
く、適切な剛性とクッション性とを得られるとは言えな
いが、この製造法では、綿帯の繊維9が互いに縦向き並
列状に配列されたクッション基板10を平板状に配置し
て上下方向から加熱圧縮し、この縦向き配列の綿帯繊維
9に縦方向からの圧縮力を与えるので、縦向き配列の各
綿帯繊維9を図1に示すような互いに蛇行状に屈曲した
状態で接触絡合させて、繊維間に緊密な結束力を与える
ことができ、これによりクッション材の上下両面方向か
らの圧縮力に対して前記のような強靭な剛性とクッショ
ン性を与えることができる。
【0030】また、クッション材主体部2は縦方向に配
列された綿帯繊維9によって構成されるが、この主体部
2の表面には平坦な綿帯もしくは織布からなる表面補強
層3が一体的に付着されるので、例えば図5に示すよう
に、クッション材の表面に矢印Aのような荷重が作用し
た場合に、単に縦方向に配列された綿帯繊維9の切り口
が露呈したままでは、縦方向からの力に対して容易に分
割され易い主体部2の表面を、該表面補強層3が平面的
に被覆して主体部2に作用する力を分散し、主体部2に
おける縦向き繊維9の配列内部に食い込もうとする局部
的力を表面補強層3が適切に阻止して、荷重を常に平均
的に支えることができる。
列された綿帯繊維9によって構成されるが、この主体部
2の表面には平坦な綿帯もしくは織布からなる表面補強
層3が一体的に付着されるので、例えば図5に示すよう
に、クッション材の表面に矢印Aのような荷重が作用し
た場合に、単に縦方向に配列された綿帯繊維9の切り口
が露呈したままでは、縦方向からの力に対して容易に分
割され易い主体部2の表面を、該表面補強層3が平面的
に被覆して主体部2に作用する力を分散し、主体部2に
おける縦向き繊維9の配列内部に食い込もうとする局部
的力を表面補強層3が適切に阻止して、荷重を常に平均
的に支えることができる。
【0031】更に、本発明の製法によるクッション材で
は、主体部2が縦方向に配列された綿帯繊維9によって
構成されるので、図5のように、クッション材の一部が
折り曲げられたときに、引っ張りを受ける側の繊維9a
が容易に引き離されて拡開伸長することができ、著しく
屈曲性の自由なクッション材を得られると共に、綿帯繊
維9が縦向きに配列されているので、人体から発散され
る水分を綿帯繊維9の縦向き配列方向に沿って通過させ
ることができ、著しく通気性の良好なクッション材を得
ることができる。
は、主体部2が縦方向に配列された綿帯繊維9によって
構成されるので、図5のように、クッション材の一部が
折り曲げられたときに、引っ張りを受ける側の繊維9a
が容易に引き離されて拡開伸長することができ、著しく
屈曲性の自由なクッション材を得られると共に、綿帯繊
維9が縦向きに配列されているので、人体から発散され
る水分を綿帯繊維9の縦向き配列方向に沿って通過させ
ることができ、著しく通気性の良好なクッション材を得
ることができる。
【図1】本発明の製法により得られるクッション材の構
成を示す断面図。
成を示す断面図。
【図2】本発明の製法によるクッション材の製造行程
図。
図。
【図3】クッション材の製造過程における素材としての
綿帯基材の斜視図。
綿帯基材の斜視図。
【図4】本発明の製法による一部の製造工程を示す部分
断面図。
断面図。
【図5】本発明により得られたクッション材の使用時の
作用を示す部分断面図。
作用を示す部分断面図。
【図6】従来のクッション材の構成と使用時の作用を示
す部分断面図。
す部分断面図。
1 綿帯 2 主体部 3 表面補強層 4 積層綿帯 5 加熱室 6 加圧装置 7 吸気装置 8 綿帯基材 9 綿帯繊維 10 クッション基板 11 箱形加熱装置
Claims (3)
- 【請求項1】 低融点短繊維と高融点短繊維とを含むポ
リエステル系化繊綿からなる綿帯1を複数枚積層して加
熱圧縮することにより、各綿帯1の繊維が横向きに配列
された所定の層圧高さを有する綿帯基材8を形成し、前
記綿帯基材8を層圧高さh方向に沿って目的とするクッ
ション材の厚さと略同じ切断幅Hに切断してクッション
基板10を形成したのち、前記クッション基板10を前
記各綿帯1の繊維が互いに縦向き並列状に配列されるよ
うな平板状に配置すると共に、表面にクッション材の水
平方向に連続する繊維素材からなる表面補強層3を被覆
して、上下方向から加熱圧縮することにより、前記縦向
き配列の綿帯繊維9が相互に配列方向に接着絡合して結
束されたクッション材主体部2を形成することを特徴と
する寝具、家具類のクッション材の製造法。 - 【請求項2】 前記主体部2の表面に設けられる表面補
強層3が、ポリエステル系化繊綿の短繊維からなる綿帯
である請求項1に記載の寝具、家具類のクッション材の
製造法。 - 【請求項3】 前記主体部2の表面に設けられる表面補
強層3が、織布である請求項1に記載の寝具、家具類の
クッション材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31156591A JPH07114861B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 寝具、家具類のクッション材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31156591A JPH07114861B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 寝具、家具類のクッション材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123461A JPH05123461A (ja) | 1993-05-21 |
| JPH07114861B2 true JPH07114861B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=18018767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31156591A Expired - Lifetime JPH07114861B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 寝具、家具類のクッション材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07114861B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101434371B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2014-08-27 | 도레이케미칼 주식회사 | 복합 구조를 갖는 쿠션재 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31156591A patent/JPH07114861B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05123461A (ja) | 1993-05-21 |
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