JPH05124100A - 二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフイルム

Info

Publication number
JPH05124100A
JPH05124100A JP3311515A JP31151591A JPH05124100A JP H05124100 A JPH05124100 A JP H05124100A JP 3311515 A JP3311515 A JP 3311515A JP 31151591 A JP31151591 A JP 31151591A JP H05124100 A JPH05124100 A JP H05124100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
film
chain
polyester film
radius
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3311515A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Fukuyama
武男 福山
Iwao Okazaki
巌 岡崎
Koichi Abe
晃一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP3311515A priority Critical patent/JPH05124100A/ja
Publication of JPH05124100A publication Critical patent/JPH05124100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一次粒子の平均粒径が1〜400nm、連鎖
係数が3〜200である連鎖状粒子を0.005〜5重
量%と、平均粒径0.3〜2μmの不活性粒子を含有
し、フイルム表面の平均突起高さが50〜500nm、
突起個数が1000個/mm2 以上、突起先端曲率半径
が0.3〜3.0μmである二軸配向ポリエステルフイ
ルム。 【効果】 含有粒子により特異な表面構造にでき、フイ
ルムの加工速度が増大しても優れた耐スクラッチ性が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装用、コンデンサー
用、および磁気テープ用ベースフイルムなどとして好適
な二軸配向ポリエステルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】二軸配向ポリエステルフイルムとして
は、ポリエステルに不活性無機粒子を含有せしめたフイ
ルムが知られている(例えば特開昭63−72729号
公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フイルムの加
工工程、特に磁気媒体用途における磁性層塗布、カレン
ダーおよび巻取、カセット組み込み工程などの工程速度
増大に伴い、接触するロールやガイドでフイルム表面に
傷がつきやすいという欠点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決し、特に高
速工程でフイルム表面に傷がつきにくい(以下、耐スク
ラッチ性に優れるという)二軸配向ポリエステルフイル
ムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
二軸配向ポリエステルフイルムは、一次粒子の平均粒径
が1〜400nm、連鎖係数が3〜200である連鎖状
粒子を0.005〜5重量%含有し、更に平均粒径が
0.3〜2μmの不活性粒子を含有する二軸配向ポリエ
ステルフイルムであって、該フイルム表面の平均突起高
さが50〜500nm、突起個数が1000個/mm2
以上、突起先端曲率半径が0.3〜3.0μmであるも
のからなる。
【0006】本発明を構成するポリエステルは特に限定
されないが、エチレンテレフタレート、エチレンα,β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジ
カルボキシレート、エチレン2,6−ナフタレート単位
から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成分
とする場合に特に好ましい。中でもエチレンテレフタレ
ートを主要構成成分とするポリエステルの場合特に好ま
しい。なお、本発明を阻害しない範囲内で、2種以上の
ポリエステルを混合しても良いし、共重合ポリマを用い
ても良い。
【0007】本発明のフイルムは、連鎖状粒子が含有さ
れている必要がある。フイルム中に連鎖状粒子が含有さ
れていない場合には耐スクラッチ性が不良となるので好
ましくない。本発明フイルムに含有される連鎖状粒子
は、長さ方向に連続した棒状の状態でも良いし、微細な
粒子が連続してつながった形態のものでもよいが、微細
な粒子が連続してつながった形態のものの方が耐スクラ
ッチ性がより良好となるので好ましい。またこの時微細
な粒子同士は互いに共有結合やイオン結合などにより結
合していてもかまわないし、単に凝着しているだけでも
良いが、フイルム中にて連鎖状の形態を保持するために
は、連鎖状粒子を形成している微細な粒子同士は共有結
合やイオン結合などの強い結合で結ばれている方がより
好ましい。また微細な粒子が連結してつながっている場
合、その連結の状態は直鎖状に連結していても良いしジ
クザグ状または二重連鎖や三重連鎖状に連結していても
かまわない。
【0008】本発明における連鎖状粒子の平均一次粒径
dは1〜400nmである。1nmよりも小さいと、所
望の表面突起が得にくく、400nmを越えると、突起
高さが高くなって、粒子およびその近傍が削り取られや
すくなるとともに、突起高さにバラツキが生じやすくな
り、耐スクラッチ性は不良となる。
【0009】本発明のフイルムに含有される連鎖状粒子
は連鎖係数が3〜200、好ましくは5〜100の範囲
である必要がある。この範囲より大きくても、小さくて
も耐スクラッチ性は不良となる。
【0010】またこの連鎖状粒子が途中で分岐していて
もよく、特に連鎖状粒子の分岐指数が1〜50の範囲で
あると特に耐スクラッチ性が良好となるので好ましい。
【0011】また連鎖状粒子の硬度は、モース硬度で5
〜10の範囲であると表面補強の効果が大きく耐スクラ
ッチ性がより一層良好となるので特に好ましい。
【0012】本発明のフイルムにおいては、連鎖状粒子
が0.005〜5重量%、好ましくは0.01〜2重量
%含有されている必要がある。含有量がこの範囲より多
くても少なくても耐スクラッチ性は不良となる。また粒
子と共に分散剤を添加することは、粒子の粗大な凝集を
防ぎ耐スクラッチ性をより一層良好とするので好まし
い。
【0013】本発明のフイルムにおいては、平均粒径が
0.3〜2μmの不活性粒子が含有されると耐スクラッ
チ性は良好となる。そしてその添加量が0.05〜2重
量%の場合、耐スクラッチ性がより良好となるので好ま
しい。不活性粒子の種類としては、例えば二酸化チタ
ン、シリカ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、アル
ミナなどの無機粒子や架橋球状ジビニルベンゼン粒子、
球状ポリイミド粒子などの有機粒子があるが、炭酸カル
シウムまたは架橋球状ジビニルベンゼン粒子が特に好ま
しい。また、内部析出粒子を併用してもよい。
【0014】また、本発明のフイルム表面の突起高さは
50〜500nm、好ましくは100〜300nmの範
囲である必要がある。この範囲より小さくても大きくて
も耐スクラッチ性は不良となる。
【0015】本発明のフイルム表面の突起個数は100
0個/mm2 以上である必要がある。これより少ないと
耐スクラッチ性は不良となり好ましくない。
【0016】また本発明のフイルム表面の突起先端曲率
半径は、0.3〜3.0μmの範囲である必要がある。
この範囲より小さくても大きくても耐スクラッチ性は不
良となる。
【0017】さらに、本発明フイルムは多層の積層フイ
ルムとなっていてもかまわない。この場合、フイルムの
少なくとも片面に、一次粒子の平均径が1〜400nm
であり、連鎖係数が3〜200である連鎖状粒子を0.
005〜5重量%含有するポリエステルフイルムが積層
されている二軸配向積層ポリエステルフイルムである
と、耐スクラッチ性が良好となるので好ましい。このと
き、該連鎖状粒子を含有する積層フイルムの積層厚さは
とくに限定されないが、好ましくは400nm以上、よ
り好ましくは500nm以上、更に好ましくは1000
nm以上である。
【0018】次に本発明フイルムの製造方法については
説明する。本発明に用いる連鎖状粒子の製造法として
は、特に限定されないが、例えば連鎖状シリカ粒子を例
にとって説明すると次のようになる。例えば水ガラスな
どを原料としてイオン交換法などによって粒子を合成す
る際に、適当な大きさに粒子が成長した時点でカチオン
などを添加することにより粒子を結合させる方法が有効
である。またこの時一旦結合した状態の粒子をそのまま
更に成長させると、一次粒子間の結合がより強いものと
なり、本発明の連鎖係数を得るのにより好ましくなる。
【0019】次にこの連鎖状粒子を所定のポリエステル
に含有せしめる。添加方法としては、ポリエステルのジ
オール成分であるエチレングリコールなどに、スラリー
の形で混合、分散せしめて添加する方法を用いると本発
明の効果が一層大きくなるので好ましい。この時、微細
なガラスビーズ等をメディアとして分散させると、連鎖
係数を本発明の範囲とするのに好ましい。また、ベント
式二軸混練押出機などを用いて粒子をポリマ中に混練す
ると、連鎖係数を本発明の範囲内とするのに有効であ
る。更にこのようにして得られたポリマを、再度ベント
式二軸混練押出機で再混練すると、粒子が微細化され、
フイルム表面の平均突起高さ、突起個数、突起曲率半径
を本発明の範囲とするのに特に有効である。また、粒子
の含有量を調節する方法としては、高濃度のマスターペ
レットを製膜時に希釈する方法を用いると本発明の効果
が一層大きくなるので好ましい。
【0020】次にこのポリエステルのペレットを用いて
二軸配向ポリエステルフイルムとする。上記の方法にて
得られたポリエステルのペレットを所定の割合で混合
し、乾燥したのち、公知の溶融押出機に供給し、スリッ
ト状のダイからシート状に押出し、キャスティングロー
ル上で冷却固化せしめて未延伸フイルムを作る。キャス
ト時のドラフト比(口金のスリット幅/未延伸フイルム
の厚み)は3〜10倍程度の高い値であることが、粒子
の連鎖係数を本発明の範囲内とするのに好適である。
【0021】次にこの未延伸フイルムを二軸延伸し、二
軸配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法ま
たは同時二軸延伸法を用いることができる。ただし、最
初に長手方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸
法を用い、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦
延伸倍率を3.5〜6.5倍で行なう方法は特に好まし
い。長手方向延伸温度はポリエステルの種類によって異
なり一概には言えないが、通常、その1段目を50〜1
30℃とし、2段目以降はそれより高くすることが有効
である。長手方向延伸速度は5000〜50000%/
分の範囲が好適である。幅方向の延伸方法としてはステ
ンタを用いる方法が一般的である。延伸倍率は、3.0
〜5.0倍の範囲が適当である。幅方向の延伸速度は、
1000〜20000%/分、温度は80〜160℃の
範囲が好適である。次にこの延伸フイルムを熱処理す
る。この場合の熱処理温度は170〜220℃、特に1
80〜200℃、時間は0.2〜20秒の範囲が好適で
ある。
【0022】〔特性の測定法〕本発明の特性値は次の測
定法、評価基準によるものである。 (1)連鎖状粒子の一次粒子の平均径、連鎖係数、分岐
指数 粒子を含有したフイルムを厚さ方向に1000オングス
トローム〜5000オングストローム程度の超薄切片と
し、透過型電子顕微鏡(例えば日本電子製JEM−12
00EXなど)を用いて、5万〜50万倍程度の倍率で
粒子の大きさを観察する。この時これ以上粒子を分割す
ることができない最も小さな粒子の大きさを一次粒径と
し、顕微鏡の50視野について平均した値を一次粒子の
平均径とする。但し一次粒子が共有結合などにより強く
結び付いているため一次粒子の確認が難しい場合には、
連鎖状に繋がった粒子の太さを一次粒子と見なす。さら
に連鎖状に繋がっている粒子のもっとも長い部分を長径
とし、その長径方向に一次粒子がいくつ繋がっているか
を測定し、顕微鏡の50視野について平均した値を連鎖
係数とする。一次粒子が共有結合などにより強く結び付
いているために一次粒子の確認が難しい場合には、連鎖
状粒子の長径をその一次粒径(太さ)で割った値を連鎖
係数とする。更に連鎖状につながっている粒子のもっと
も長い部分を主鎖とし、該主鎖から分岐している分岐数
を分岐指数とした。
【0023】(2)不活性粒子の平均径 粒子を含有したフイルムを厚さ方向に1000オングス
トローム〜5000オングストローム程度の超薄切片と
し、透過型電子顕微鏡(例えば日本電子製JEM−12
00EXなど)を用いて、5万〜50万倍程度の倍率で
不活性粒子を観察しその平均径を求める。この時連鎖状
粒子はこの不活性粒子の平均径に加えない。
【0024】(3)粒子の含有量 ポリエステルを溶解し粒子は溶解させない溶媒を選択
し、粒子をポリエステルから遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
また、必要に応じて熱分解ガスクロマトグラフィーや赤
外分光法や、蛍光X線分析法、ラマン散乱、SEM−X
MAなどを利用して定量することもできる。積層部およ
び基層部の粒子の含有は、各積層部を削りとることによ
り区別できる。また、必要に応じてTEMを用いて各断
面に観察される粒子の個数から計算することもできる。
【0025】(4)フイルム表面の平均突起高さ、突起
個数 2検出器方式の走査型電子顕微鏡(ESM−3200、
エリオニクス(株)製)と断面測定装置(PMS−1、
エリオニクス(株)製)においてフイルム表面の平坦部
の高さを0として走査した時の突起の高さ測定値を画像
解析装置(IBAS2000、カールツァイス(株)
製)に送り、フイルム表面突起画像を再構築する。次に
この表面突起画像で突起部分を2値化し、個々の突起部
分の中で最も高い値を突起の高さとし、これを個々の突
起について求める。この測定を場所を変えて50回繰り
返した。ここで測定された突起の高さが0.3μm以上
のものを突起とみなし突起個数を求めた。走査型電子顕
微鏡の倍率は通常3000倍、突起の大きさに応じて2
000〜5000倍の範囲で最適な倍率を選択すること
ができる。
【0026】(5)突起先端曲率半径 上記(4)の測定と同様の方法で測定された個々の突起
のうち30nm以上のものについて突起先端曲率半径を
次の定義により求めた。画像解析装置上で突起の頂点を
通る突起の断面曲線(y=f(x))において、突起の
頂点を中心とする前後合わせて9画素の部分に対応する
突起高さの値を、下式で表す関数に最小二乗法で補間
し、下式に従いフイルム長手方向の曲率半径βMD、
βMDと直交するフイルム幅方向の曲率半径βTDを計
算した。次にこの値より突起先端曲率半径βを求め、
(4)の測定と同様に場所を変えて50回繰り返し、平
均した。 y=ax2 +bx+c βMD,TD=1/|y''| β=2βMD・βTD/(βMD+βTD)
【0027】(6)走行性 フイルムを1/2インチにスリットし、テープ走行性試
験機TBT−300型((株)横浜システム研究所製)
を使用し、20℃、60%RH雰囲気で走行させ、初期
の摩擦係数μK下記の式より求めた。 μK=0.733log(T1 /T2 ) ここでT2 は入側張力、T1 は出側張力である。ガイド
径は6mmφであり、ガイド材質はSUS27(表面粗
度0.2S)、巻き付け角は180°、走行速度は3.
3cm/秒である。上記μKが0.35以下であるもの
を走行性良好とした。μKが0.35という値はフイル
ム加工時または、製品としたときの走行性が極端に悪く
なるかどうかの臨界の値である。
【0028】(7)表面粗さ 小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器ET−10を用い
て測定した。条件は下記のとおりであり、20回の測定
の平均値をもって表面粗さとした。 ・触針先端半径:0.5μm ・触針荷重 :5mg ・測定長 :1mm ・カットオフ値:0.08mm
【0029】(8)耐スクラッチ性 フイルムを幅1/2インチのテープ状にスリットし、入
側張力90g、走行速度250m/分で、ビデオカセッ
トのテープガイドピン(表面粗さがRtで2500nm
程度の表面を持ったステンレス製ガイドピン)上を巻き
付け角60°で走行させ、その時につく傷の量を次の基
準にしたがい目視で判定した。 まったく傷のないもの・・・・・5点 浅い傷のあるもの・・・・・・・3点 深い傷が多数あるもの・・・・・1点 また、5点と3点の中間を4点、3点と1点の中間を2
点とした。評価は、10回測定した平均値で示し、この
時3点以上を耐スクラッチ性良好、3点未満を耐スクラ
ッチ性不良とした。
【0030】
【実施例】
実施例1(表1、表2) 連鎖状のシリカ粒子をエチレングリコール中にメディア
分散法にて分散させ、エチレングリコールとジメチルテ
レフタレートと重合して、連鎖状粒子を含有するポリエ
チレンテレフタレートのペレットを得た。ポリエチレン
テレフタレートに対する粒子の含有量は、1.0重量%
であった。このペレットをベント式二軸押出機で再度混
練を行った。さらに平均粒径0.45μmの架橋球状シ
ビニルベンゼン・エチルベンゼン共重合粒子をエチレン
グリコール中に分散させ、同様にポリエチレンテレフタ
レートのペレットを得た。ポリエチレンテレフタレート
に対する架橋球状シビニルベンゼン・エチルベンゼン共
重合粒子の含有量は、同じく1.0重量%であった。
【0031】上記の連鎖状粒子を含有するペレットを3
0重量部、架橋球状ジビニルベンゼン・エチルベンゼン
共重合粒子を含有するペレットを40重量部、さらに粒
子を含有しないペレットを30重量部混ぜ合わせ、18
0℃で3時間減圧乾燥(3Torr)した後、押出機に
供給し、高精度濾過した後300℃で溶融押出し、静電
印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティン
グドラムに巻きつけて冷却固化し、厚さ約180μmの
未延伸フイルムを作った。この時のドラフト比は6.7
であった。 この未延伸フイルムを長手方向に3段階に
分け、110℃で4.2倍延伸した。この一軸フイルム
をステンタを用いて100℃で幅方向に3.6倍延伸
し、定長下で200℃にて5秒間熱処理し、厚さ15μ
mのフイルムを得た。
【0032】この二軸配向ポリエステルフイルムに含有
されている連鎖状粒子の一次粒子の平均径は30nmで
あり、連鎖係数は25、また分岐指数は9であった。ま
た、このフイルムの表面先端突起高さは130nm、突
起個数は15,000個/mm2 、突起先端曲率半径は
0.5μmであり、平均表面粗さは0.0153μmで
あった。
【0033】次にこのフイルムの耐スクラッチ性を測定
すると、4.8点であり、非常に良好であった。また走
行性も0.20で非常に良好であった。このように、特
定の構造を持ち特定の粒径の連鎖状粒子をフイルム中に
特定量含有させると、耐スクラッチ性に優れたフイルム
となり得ることが判る。
【0034】実施例2〜6、比較例1〜7(表1、表
2) 添加する粒子や製膜条件を種々変更し、含有する連鎖状
粒子の一次粒子の平均径、連鎖係数、分岐指数、含有
量、表面の平均突起高さ、突起個数、突起先端曲率半径
の全てが本発明の範囲内であるものは、耐スクラッチ性
は良好であった(実施例2〜6)。
【0035】しかし、連鎖状粒子の一次粒子の平均径、
連鎖係数、含有量、表面の平均突起高さ、突起個数、突
起先端曲率半径のいずれかが本発明の範囲外であるとき
は耐スクラッチ性を満足させることはできなかった(比
較例1〜7)。
【0036】
【発明の効果】本発明の二軸配向ポリエステルフイルム
は、特定の構造を持った連鎖状粒子を特定量含有させた
フイルムとしたので、粒子とポリエステルフイルムが特
異な相互作用を示し、フイルムの表面構造が特異なもの
となるので、フイルムの加工工程で加工速度が増大して
も、耐スクラッチ性に優れているため表面に傷が入ると
いったトラブルがなくなる。また、走行性がよく、透明
性もよいので、包装材料用、工業材料用としても好適で
あるといった如き優れた効果を奏するものである。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 B29L 7:00 4F C08L 67:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次粒子の平均粒径が1〜400nm、
    連鎖係数が3〜200である連鎖状粒子を0.005〜
    5重量%含有し、更に平均粒径が0.3〜2μmの不活
    性粒子を含有する二軸配向ポリエステルフイルムであっ
    て、該フイルム表面の平均突起高さが50〜500n
    m、突起個数が1000個/mm2 以上、突起先端曲率
    半径が0.3〜3.0μmであることを特徴とする二軸
    配向ポリエステルフイルム。
  2. 【請求項2】 前記連鎖状粒子の分岐指数が1〜50で
    ある請求項1の二軸配向ポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のフイルムを少なくとも
    片側表層に積層してなることを特徴とする二軸配向ポリ
    エステルフイルム。
JP3311515A 1991-10-31 1991-10-31 二軸配向ポリエステルフイルム Pending JPH05124100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3311515A JPH05124100A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 二軸配向ポリエステルフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3311515A JPH05124100A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 二軸配向ポリエステルフイルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05124100A true JPH05124100A (ja) 1993-05-21

Family

ID=18018167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3311515A Pending JPH05124100A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 二軸配向ポリエステルフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05124100A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05310964A (ja) * 1992-04-30 1993-11-22 Diafoil Co Ltd 二軸配向ポリエステルフィルム
US5721023A (en) * 1993-12-17 1998-02-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyethylene terephthalate articles having desirable adhesion and non-blocking characteristics, and a preparative process therefor
WO2001065575A1 (en) * 2000-02-28 2001-09-07 Toray Industries, Inc. Polyester film for heat-resistant capacitor, metallized film thereof, and heat-resistant film capacitor containing the same
US6600008B1 (en) 1998-07-22 2003-07-29 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Aliphatic polyester film and gas barrier film
US7226499B2 (en) * 2001-01-25 2007-06-05 Fujifilm Corporation Cellulose acylate film, cellulose acylate film with functional thin film, and method for preparation thereof

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05310964A (ja) * 1992-04-30 1993-11-22 Diafoil Co Ltd 二軸配向ポリエステルフィルム
US5721023A (en) * 1993-12-17 1998-02-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyethylene terephthalate articles having desirable adhesion and non-blocking characteristics, and a preparative process therefor
US6600008B1 (en) 1998-07-22 2003-07-29 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Aliphatic polyester film and gas barrier film
US6649732B2 (en) 1998-07-22 2003-11-18 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Aliphatic polyester film and gas barrier film
WO2001065575A1 (en) * 2000-02-28 2001-09-07 Toray Industries, Inc. Polyester film for heat-resistant capacitor, metallized film thereof, and heat-resistant film capacitor containing the same
US6974620B1 (en) 2000-02-28 2005-12-13 Toray Industries, Inc. Polyester film for heat-resistant capacitor, metallized film thereof, and heat-resistant film capacitor containing the same
US7226499B2 (en) * 2001-01-25 2007-06-05 Fujifilm Corporation Cellulose acylate film, cellulose acylate film with functional thin film, and method for preparation thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0780282B2 (ja) 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム
JP2621461B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
US5458964A (en) Biaxially oriented film comprising organic particles
JPS63230741A (ja) 二軸配向ポリエステルフイルム
JPH05124100A (ja) 二軸配向ポリエステルフイルム
JP2615963B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフイルム
US10589497B2 (en) Biaxially oriented polyester film
JP2765196B2 (ja) 二軸配向積層ポリエステルフイルム
JPH06279599A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP3254930B2 (ja) ポリエステルフイルム
JP2513826B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP2730282B2 (ja) ポリエステルフイルム
JPH02214733A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JPH06107816A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP2897554B2 (ja) 二軸配向フィルム
JP2527259B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP2936711B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフイルムおよびその製造方法
JPH0751637B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP2616048B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフイルム
JPH06104731B2 (ja) 二軸配向ポリエステルフイルム
JP2527246B2 (ja) 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム
JPH0577318A (ja) 二軸配向ポリエステルフイルム
JP2697360B2 (ja) 二軸配向積層ポリエステルフィルム
JPS63221132A (ja) 二軸配向ポリエステルフイルム
JPH06322147A (ja) 二軸配向フィルム