JPH05125101A - 澱粉エステルグラフト共重合体及びその製造方法 - Google Patents

澱粉エステルグラフト共重合体及びその製造方法

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JPH05125101A
JPH05125101A JP29258391A JP29258391A JPH05125101A JP H05125101 A JPH05125101 A JP H05125101A JP 29258391 A JP29258391 A JP 29258391A JP 29258391 A JP29258391 A JP 29258391A JP H05125101 A JPH05125101 A JP H05125101A
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JP
Japan
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starch
formula
graft copolymer
ester graft
starch ester
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Withdrawn
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JP29258391A
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English (en)
Inventor
Tetsuko Ishibuchi
哲子 石渕
Taichi Imanishi
太一 今西
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I)で表される構成単位からなり、
分子置換度が0.1〜15の澱粉エステルグラフト共重
合体及びその製造方法 【効果】 この澱粉エステルグラフト共重合体は、生分
解性を持った成形し易い熱可塑性プラスチック材料の原
料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生分解性を有し、且つ熱
可塑性ポリマーとして利用できる澱粉エステルグラフト
共重合体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、プラスチック廃棄物処理問題が、
一段と深刻化している。そこで種々の研究がなされてい
るが、そのなかで天然高分子である澱粉も生分解性のあ
る素材として注目されている。しかしながら澱粉は加工
性が悪く、また加工しても直ちに老化するという欠点が
ある。加工性の改善のために澱粉にプロピレンオキシド
を作用させたヒドロキシプロピル澱粉があるが、これは
熱可塑性で加圧成形が可能であるものの溶融粘度が高い
ために射出成形は不可能であり、また熱可塑性を示すの
も置換度が0.4の時だけであり汎用プラスチックとし
ての利用は困難であった。また同じ天然高分子でセルロ
ースにグリコリドやラクチド、ラクトンをグラフトさせ
たセルロースエステル誘導体(特公平1−38402号
公報)も成形物、繊維、コーティング剤などに利用され
ているが、セルロースとグリコリドやラクチド、ラクト
ンのグラフト反応率が良くないという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
澱粉の欠点を改善し、生分解性ポリマーとして利用でき
るようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはエステル化
剤としてのグリコリドやラクチド、ラクトン及び反応条
件を適当に選択することにより、効率よく澱粉のエステ
ル化を行い、本発明に到達した。すなわち本発明は、一
般式(I)で表される構成単位からなり、分子置換度(M
S)が0.1〜15の澱粉エステルグラフト共重合体
【0005】
【化5】
【0006】及びその製造方法である。本発明の澱粉エ
ステルグラフト共重合体において、式(II)のR1 及びR
2 のアルキル基としてはメチル基、エチル基のような低
級アルキル基が好ましい。また式(III) の−a−b−c
−で示される基は具体的には、−CH2 −CH2 −CH
2 −、−CH2 −O−CH2 −、−O−CH2 −CH2
−、−O−CH2 −O−又は−CH2 −CH2 −O−で
示される基が挙げられる。
【0007】また分子置換度(MS)とは、グルコース
残基1モル当たりにグラフトされた式(II)或いは式(II
I) で表される単位の数であり、本発明においてはMS
が0.1〜15であることが重要である。MSが0.1
以下であると熱可塑性を示さず、MS:15を越えると
取扱い不可能になる。本発明の澱粉エステルグラフト共
重合体は、澱粉と下記式(IV)で示される化合物又は/及
【0008】
【化6】
【0009】下記式(V) で示される化合物とを
【0010】
【化7】
【0011】溶媒中、エステル化促進触媒の存在下で反
応させることにより得られる。本発明の基材物質の澱粉
としては通常入手しうる精製物が使用できる。本発明に
おいては、エステル化剤としては式(IV)又は/および式
(V)の化合物を用いる。式(IV)の化合物としてはグリコ
リド・ラクチド等が式(V) の化合物としてはε−カプロ
ラクトン類等が用いられるが、式(V) の化合物としては
入手し易い点等からε−カプロラクトンが特に好まし
い。
【0012】一方、この方法に用いる溶媒としてはN,
N−ジメチルアセチルアミド、N−メチル−2−ピロリ
ドン又は1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンもし
くはこれらの混合物に塩化リチウムを混合した溶媒が好
適であり、これ以外に澱粉とエステル化剤とを均一に溶
解しうる溶媒が使用可能である。またエステル化促進触
媒としては塩基性化合物例えばカセイソーダ、カセイカ
リ、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸化物、ピリジ
ン、ピコリン、トリメチルアミン、トリエチルアミン等
のアミン類が使用できる。
【0013】なお、上記製造法に於いて澱粉とエステル
化剤の使用比は所望の分子置換度に応じて定めればよ
い。かような反応によって、得られる本発明の澱粉エス
テルグラフト共重合体は2,3の親水性有機溶媒に完溶
し、熱可塑性を有する。以下本発明の実施例を示すが、
これにより本発明は限定されることはない。
【0014】
【実施例】
【0015】
【実施例1】市販のコーンスターチ15.6gを還流冷
却器をつけたセパラブルフラスコに入れ、N,N−ジメ
チルアセトアミド202.7gを加えた。この混合物を
165℃で30分間攪拌し、放冷し100℃になったと
ころで無水塩化リチウム18.3gを攪拌しながら加え
た。この混合物を攪拌しながら室温まで冷却したところ
澱粉は完全に溶解し、澄んだ溶液となった。
【0016】この澱粉溶液にε−カプロラクトン99.
6gを溶解し、次にエステル化促進触媒としてトリエチ
ルアミン9.6gを添加し、80〜85℃で19時間攪
拌反応させた。後処理として、反応した溶液を冷却後メ
タノール2リットルに加え、完全に溶解させた後水1リ
ットルを加えて反応物を沈澱させた。この沈澱をろ過し
た後、水でよく洗浄し乾燥した。
【0017】得られた反応物の性質は以下の通りであっ
た。 IR(KBr錠):図1参照 H1 −NMR(溶媒:重メタノール):図2参照 図2中、δ 1.2〜1.8ppmのピークは開環エス
テル化したカプロラク 位のメチレンプロトンを示し、2.3ppmのピークは
1位のメチレンプロトンを示し、その他は澱粉骨格と5
位のメチレンプロトンを示す。
【0018】次式に従って求めた分子置換度(MS)は
2.3であり、形態は粘質状であった。 尚、未反応ε−カプロラクトン重量は、ガスクロマトグ
ラフィーにて反応系のε−カプロラクトン重量を測定す
ることにより求めた。
【0019】
【実施例2】実施例1と同様にコーンスターチ:塩化リ
チウム:N,N−ジメチルアセトアミドの重量比を1
5.6g:18.3g:199.6gとして澱粉溶液を
調整した。この澱粉溶液にε−カプロラクトン50.8
g加え、均一に混合した後、トリエチルアミン10.1
gを加えて80〜85℃で18時間攪拌反応させた。後
処理は実施例1と同様である。
【0020】実施例1と同様にして求めたMSは、1.
4であり、形態はゴム状であった。
【0021】
【実施例3】実施例1と同様にコーンスターチ:塩化リ
チウム:N,N−ジメチルアセトアミドの重量比を1
5.7g:18.3g:199.0gとして澱粉溶液を
調整した。この澱粉溶液にε−カプロラクトン99.6
g加え、均一に混合した後、トリエチルアミン9.6g
を加えて80〜85℃で1時間攪拌反応させた。後処理
は実施例1と同様である。
【0022】実施例1と同様にして求めたMSは、0.
8であり、形態はプラスチック状であった。
【0023】
【実施例4】実施例3の澱粉エステルグラフト共重合体
を微量試料射出成形装置(カスタム.サイエンティフィ
ック.インスツルメント社製)を用いて220℃で射出
したところ図3のようなダンベルを成形することができ
た。よって澱粉エステルグラフト共重合体が熱可塑性で
あることが確認された。
【0024】
【実施例5】実施例3の澱粉エステルグラフト共重合体
を27φの金型で80℃、30kg/cm2 5分間ホッ
トプレス成形し、曲げ試験(オリエンテック社製、テン
シロン万能試験機UCT−10T)を行った。その結果
を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【実施例6】実施例1と同様にコーンスターチ:塩化リ
チウム:N,Nジメチルアセトアミドの重量比を9.
1:26.4:262.8として澱粉溶液を調整した。
この澱粉溶液112.8gにグルコリド4.92gを溶
解させ、さらにトリエチルアミン5.9mlを加え室温
で8時間攪拌した。その後実施例1と同様の後処理を行
った。
【0027】MSは、2.0であった。
【0028】
【比較例1】澱粉を実施例5と同様に成形した。実施例
5のペレットは老化せず透明なペレットのままであった
のに対し、澱粉のみの場合、透明なペレットが得られた
が、すぐ老化して粉状になった。
【0029】
【実施例7】実施例1、2、3で得たポリマーの溶解テ
ストを行ったところ、ジメチルアセトアミド・ジメチル
スルホキシド・メタノールに溶解した。
【0030】
【実施例8】実施例1で得たポリマー5.3gをN,N
−ジメチルアセトアミド48.1gに溶解させ、0.2
mmのアプリケータでガラス板にキャストした。それを
水に浸せきさせ、はぎ取って乾燥させた。得られたフィ
ルム(5cm四方)を金枠に固定し、土中に埋設したと
ころ1か月で完全に消滅した。
【0031】
【発明の効果】本発明の澱粉エステルグラフト共重合体
は、熱可塑性を示し、単独でも成形可能である。又、得
られる成形体は生分解性を示す。従って、本発明の澱粉
エステルグラフト共重合体はプラスチック廃棄物処理問
題の解決上、有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化合物の一例の赤外線吸収スペクトル
図である。
【図2】本発明の化合物の一例の核磁気共鳴スペクトル
図である。
【図3】本発明の化合物の成形体の一例である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) で表される構成単位からな
    り、分子置換度(MS)が0.1〜15の澱粉エステル
    グラフト共重合体。 【化1】
  2. 【請求項2】 澱粉と下記式(IV)で示される化合物又は
    /及び 【化2】 下記式(V) で示される化合物とを 【化3】 溶媒中、エステル化促進触媒の存在化で反応させること
    により、一般式(I)で表される構成単位からなり、分子
    置換度(MS)が0.5〜15の熱可塑性澱粉エステル
    グラフト共重合体を得ることを特徴とする澱粉エステル
    グラフト共重合体の製造方法。 【化4】
JP29258391A 1991-11-08 1991-11-08 澱粉エステルグラフト共重合体及びその製造方法 Withdrawn JPH05125101A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996020220A1 (de) * 1994-12-23 1996-07-04 Basf Aktiengesellschaft Biologisch abbaubare und thermoplastisch verarbeitbare stärke
WO1996027617A1 (en) * 1995-03-03 1996-09-12 Japan Corn Starch Co., Ltd. Esterified and vinyl ester-grafted starch
WO1996027616A1 (en) * 1995-03-03 1996-09-12 Japan Corn Starch Co., Ltd. Esterified and polyester-grafted starch and alloy thereof
EP1178054A1 (en) * 2000-08-03 2002-02-06 National Starch and Chemical Investment Holding Corporation Lactide modified starch derivatives and the process of preparation thereof
KR100373206B1 (ko) * 1998-07-27 2003-07-18 주식회사 엘지화학 그라프트화전분의제조방법및제조된전분을사용한생분해성수지조성물

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Effective date: 19990204