JPH0512586A - 化学プラントのタグ警報方法および装置 - Google Patents
化学プラントのタグ警報方法および装置Info
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- JPH0512586A JPH0512586A JP3158661A JP15866191A JPH0512586A JP H0512586 A JPH0512586 A JP H0512586A JP 3158661 A JP3158661 A JP 3158661A JP 15866191 A JP15866191 A JP 15866191A JP H0512586 A JPH0512586 A JP H0512586A
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- JP
- Japan
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- tag
- alarm
- value
- tags
- structural
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- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラントに異常が発生した場合に、その異常
箇所を早期に、確実に発見する。 【構成】 化学プラントを構成する複数の構造タグを階
層構造に区分けし、階層構造に区分けされた所要の構造
タグ(R10,P20・・・)に要素タグ(T100,
T200,P100・・・)をそれぞれ割り付け、各構
造タグの運転状態(S/U,NOR,S/D,STP)
をそれぞれ検出し、運転状態が変化したとき、構造タグ
に割り付けられた要素タグの警報判別値(PH,PL)
を、検出した運転状態にに対応した適宜値に設定するこ
とにより、異常箇所のタグだけが警報を発報するように
させる。
箇所を早期に、確実に発見する。 【構成】 化学プラントを構成する複数の構造タグを階
層構造に区分けし、階層構造に区分けされた所要の構造
タグ(R10,P20・・・)に要素タグ(T100,
T200,P100・・・)をそれぞれ割り付け、各構
造タグの運転状態(S/U,NOR,S/D,STP)
をそれぞれ検出し、運転状態が変化したとき、構造タグ
に割り付けられた要素タグの警報判別値(PH,PL)
を、検出した運転状態にに対応した適宜値に設定するこ
とにより、異常箇所のタグだけが警報を発報するように
させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、化学プラントの、運
転自動化、安全監視等の運転支援に好適に適用される、
化学プラントのタグ警報方法およびそれを実施する装置
に関する。
転自動化、安全監視等の運転支援に好適に適用される、
化学プラントのタグ警報方法およびそれを実施する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】化学プラントは、反応器、蒸留塔、熱交
換器、貯蔵タンク等の多くの塔槽装置、流体の移送や流
量を制御するポンプ類やバルブ類、運転を管理するため
の温度計、圧力計、流量計、液面計、開度計等の計器類
等、多くの構成要素から構成されている。このような化
学プラントを安全で、かつ、効率よく稼働させ、所要の
品質の製品を得るために、分散計装システム(DCS)
を使用してプラントの運転状態を常に監視している必要
がある。プラントが正常な運転状態で運転されたいるか
否かの監視は、通常、所要のタグのタグ値を警報判別値
と比較し、タグ値が警報判別値により規定される許容域
から逸脱した場合に、警報を発報するようにしている。
換器、貯蔵タンク等の多くの塔槽装置、流体の移送や流
量を制御するポンプ類やバルブ類、運転を管理するため
の温度計、圧力計、流量計、液面計、開度計等の計器類
等、多くの構成要素から構成されている。このような化
学プラントを安全で、かつ、効率よく稼働させ、所要の
品質の製品を得るために、分散計装システム(DCS)
を使用してプラントの運転状態を常に監視している必要
がある。プラントが正常な運転状態で運転されたいるか
否かの監視は、通常、所要のタグのタグ値を警報判別値
と比較し、タグ値が警報判別値により規定される許容域
から逸脱した場合に、警報を発報するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラント
や、プラントを構成するユニットの一部に異常が発生し
たとき、DCSは、その異常がプラントの安全運転上支
障があるものであると判断すると、自動的に安全装置が
働いてプラントの全体、あるいはユニットをノーマル運
転からシャットダウン(S/D)に移行させる。このと
き、シャットダウンされたユニット等に付設される全て
のタグから一斉にアラームを発報してしまい、異常発生
箇所を正確に把握することができないといった不都合が
生じる。
や、プラントを構成するユニットの一部に異常が発生し
たとき、DCSは、その異常がプラントの安全運転上支
障があるものであると判断すると、自動的に安全装置が
働いてプラントの全体、あるいはユニットをノーマル運
転からシャットダウン(S/D)に移行させる。このと
き、シャットダウンされたユニット等に付設される全て
のタグから一斉にアラームを発報してしまい、異常発生
箇所を正確に把握することができないといった不都合が
生じる。
【0004】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、プラントの異常が発生した場合に、
その異常箇所を早期に、確実に発見することができるよ
うに図り運転監視における運転員の負担を軽減し、従っ
て、化学プラントの運転操作の容易化を図った化学プラ
ントのタグ警報方法および装置を提供することを目的と
する。
になされたもので、プラントの異常が発生した場合に、
その異常箇所を早期に、確実に発見することができるよ
うに図り運転監視における運転員の負担を軽減し、従っ
て、化学プラントの運転操作の容易化を図った化学プラ
ントのタグ警報方法および装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の化学プラントのタグ警報方法は、化
学プラントの要素タグのタグ値が警報判別値で規定され
る許容域を逸脱したとき、警報を発報する化学プラント
のタグ警報方法において、化学プラントを構成する複数
の構造タグを階層構造に区分けし、階層構造に区分けさ
れた所要の構造タグに要素タグをそれぞれ割り付け、各
構造タグの運転状態をそれぞれ検出し、運転状態が変化
したとき、運転状態が変化した構造タグに割り付けられ
た要素タグの警報判別値を、検出した運転状態に適合す
る値に設定し直すことを特徴とする。
るために、本発明の化学プラントのタグ警報方法は、化
学プラントの要素タグのタグ値が警報判別値で規定され
る許容域を逸脱したとき、警報を発報する化学プラント
のタグ警報方法において、化学プラントを構成する複数
の構造タグを階層構造に区分けし、階層構造に区分けさ
れた所要の構造タグに要素タグをそれぞれ割り付け、各
構造タグの運転状態をそれぞれ検出し、運転状態が変化
したとき、運転状態が変化した構造タグに割り付けられ
た要素タグの警報判別値を、検出した運転状態に適合す
る値に設定し直すことを特徴とする。
【0006】また、上記タグ警報方法を実施する装置と
して、化学プラントの運転を監視する分散計装システム
に設けられ、当該化学プラントの要素タグのタグ値が警
報判別値で規定される許容域を逸脱したとき、警報を発
報するタグ警報装置において、前記分散計装システムと
は別に第2のコンピュータを設け、該第2のコンピュー
タは、化学プラントを構成する複数の構造タグを階層構
造に区分けし、階層構造に区分けされた所要の構造タグ
に要素タグをそれぞれ割り付けてこれを記憶すると共
に、各構造タグの運転状態に対応して、構造タグに割り
付けた各要素タグの警報判別値をそれぞれ記憶する記憶
手段と、階層構造に区分けされた各所要の構造タグにつ
いて、所定の周期で運転状態を検出する運転モード判別
手段と、該運転モード判別手段により運転状態の変化が
検出された時、前記記憶判別手段に予め記憶される当該
構造タグの各要素タグの警報判別値の内、検出された運
転状態に適合する値を読み出し、これを直ちに当該タグ
警報装置に伝送する警報適正化手段とを備え、もって、
所要の構造タグの運転状態の変化の検出と同時に当該構
造タグの各要素タグの警報判別値を瞬時に設定し直すこ
とを特徴とする、化学プラントのタグ警報装置が提供さ
れる。
して、化学プラントの運転を監視する分散計装システム
に設けられ、当該化学プラントの要素タグのタグ値が警
報判別値で規定される許容域を逸脱したとき、警報を発
報するタグ警報装置において、前記分散計装システムと
は別に第2のコンピュータを設け、該第2のコンピュー
タは、化学プラントを構成する複数の構造タグを階層構
造に区分けし、階層構造に区分けされた所要の構造タグ
に要素タグをそれぞれ割り付けてこれを記憶すると共
に、各構造タグの運転状態に対応して、構造タグに割り
付けた各要素タグの警報判別値をそれぞれ記憶する記憶
手段と、階層構造に区分けされた各所要の構造タグにつ
いて、所定の周期で運転状態を検出する運転モード判別
手段と、該運転モード判別手段により運転状態の変化が
検出された時、前記記憶判別手段に予め記憶される当該
構造タグの各要素タグの警報判別値の内、検出された運
転状態に適合する値を読み出し、これを直ちに当該タグ
警報装置に伝送する警報適正化手段とを備え、もって、
所要の構造タグの運転状態の変化の検出と同時に当該構
造タグの各要素タグの警報判別値を瞬時に設定し直すこ
とを特徴とする、化学プラントのタグ警報装置が提供さ
れる。
【0007】
【作用】警報判別値を、各運転状態、例えば、スタート
アップ(S/U)、ノーマル運転(NOR)、シャット
ダウン(S/D)、停止(STP)の各運転状態に対応
した適宜値に設定することにより、異常箇所のタグ値だ
けが警報判別値で規定される許容域を逸脱するようにさ
せることができ、従って、異常箇所のタグだけが警報を
発報するようにさせることができる。
アップ(S/U)、ノーマル運転(NOR)、シャット
ダウン(S/D)、停止(STP)の各運転状態に対応
した適宜値に設定することにより、異常箇所のタグ値だ
けが警報判別値で規定される許容域を逸脱するようにさ
せることができ、従って、異常箇所のタグだけが警報を
発報するようにさせることができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、化学工場(X製造所)の化学プラ
ントの運転を制御するコンピータシステムの全体構成を
示すものであり、各プラントは分散計装システム(DC
S)1〜Nによりそれぞれ運転操作される。各DCS1
〜Nには、流量計、温度計、圧力計、液面計等の多数の
計器類、流体の移送や流量を制御するポンプ類やコント
ロールバルブ類が接続されている。各DCSは多数の計
器類を接続位置に対してステーションNo.(ステーシ
ョン番号)、ループNo.(ループ番号)と呼ばれる名
称が付けられ、それらにより接続される計器類を識別し
ている。しかしながら、化学プラントの運転は、ステー
ションNo.、ループNo.ではなく、それら各々に付
されたタグ名と呼ばれる識別子により計器類等を操作し
ている。そのため、各DCSには、ステーションN
o.、ループNo.とタグ名との対照表が備えられてい
る。これらの計器類、ポンプ類、コントロールバルブ類
等を要素タグと定義する。各DCSには表示手段として
のCRTディスプレ装置10が接続され、前述の対照表
を記憶する補助記憶装置1b〜Nbを内蔵している。各
DCSには、ホストコンピユータ(MCP、)30とデ
ータの送受信を行なうための支援コンピュータ(CP)
1a〜Naがそれぞれ接続されており、これらの支援コ
ンピュータは、バスライン20を介してホストコンピュ
ータ30と接続されている。ホストコンピュータ30に
は、後述するタグ警報適正化プログラム等を記憶する補
助記憶装置30aが内蔵されると共に、表示手段として
のCRTディスプレ装置32が接続されている。支援コ
ンピュータ1a〜Naには、対応するDCSの対照表を
記憶するための補助記憶装置1c〜Ncと、一部の対照
表を記憶する主記憶装置1d〜Ndを備えており、ホス
トコンピュータ30にも補助記憶装置30aに全てのD
CSの対照表を持つ。また、ホストコンピュータ30に
は、一部の対照表を記憶したり、警報の適正化プログラ
ムを実行させるための主記憶装置30bも内蔵する。そ
して、上述した支援コンピュータ1a〜Naおよびホス
トコンピュータ30によりFAコンピュータ(第2のコ
ンピュータ)を構築している。本発明のタグ警報方法
は、主としてこのFAコンピュータにより実行されるこ
とになる。なお、各DCS1〜Nとホストコンピュータ
30間のデータの授受は、各々のコンピュータの持つ対
照表を参照しバスライン20を介して公知の伝送方式、
例えば、CSMA/CD方式により行なわれる。
て説明する。図1は、化学工場(X製造所)の化学プラ
ントの運転を制御するコンピータシステムの全体構成を
示すものであり、各プラントは分散計装システム(DC
S)1〜Nによりそれぞれ運転操作される。各DCS1
〜Nには、流量計、温度計、圧力計、液面計等の多数の
計器類、流体の移送や流量を制御するポンプ類やコント
ロールバルブ類が接続されている。各DCSは多数の計
器類を接続位置に対してステーションNo.(ステーシ
ョン番号)、ループNo.(ループ番号)と呼ばれる名
称が付けられ、それらにより接続される計器類を識別し
ている。しかしながら、化学プラントの運転は、ステー
ションNo.、ループNo.ではなく、それら各々に付
されたタグ名と呼ばれる識別子により計器類等を操作し
ている。そのため、各DCSには、ステーションN
o.、ループNo.とタグ名との対照表が備えられてい
る。これらの計器類、ポンプ類、コントロールバルブ類
等を要素タグと定義する。各DCSには表示手段として
のCRTディスプレ装置10が接続され、前述の対照表
を記憶する補助記憶装置1b〜Nbを内蔵している。各
DCSには、ホストコンピユータ(MCP、)30とデ
ータの送受信を行なうための支援コンピュータ(CP)
1a〜Naがそれぞれ接続されており、これらの支援コ
ンピュータは、バスライン20を介してホストコンピュ
ータ30と接続されている。ホストコンピュータ30に
は、後述するタグ警報適正化プログラム等を記憶する補
助記憶装置30aが内蔵されると共に、表示手段として
のCRTディスプレ装置32が接続されている。支援コ
ンピュータ1a〜Naには、対応するDCSの対照表を
記憶するための補助記憶装置1c〜Ncと、一部の対照
表を記憶する主記憶装置1d〜Ndを備えており、ホス
トコンピュータ30にも補助記憶装置30aに全てのD
CSの対照表を持つ。また、ホストコンピュータ30に
は、一部の対照表を記憶したり、警報の適正化プログラ
ムを実行させるための主記憶装置30bも内蔵する。そ
して、上述した支援コンピュータ1a〜Naおよびホス
トコンピュータ30によりFAコンピュータ(第2のコ
ンピュータ)を構築している。本発明のタグ警報方法
は、主としてこのFAコンピュータにより実行されるこ
とになる。なお、各DCS1〜Nとホストコンピュータ
30間のデータの授受は、各々のコンピュータの持つ対
照表を参照しバスライン20を介して公知の伝送方式、
例えば、CSMA/CD方式により行なわれる。
【0009】図2は、上述したDCSおよびFAコンピ
ュータにより運転制御されるX製造所の化学プラントの
構成を示す。X製造所には、プラントA,プラントB・
・・等多数のプラントが同時に稼働しており、プラント
Aは、反応系の設備R10、精製系の設備P20、廃ガ
ス処理系の設備W30、蒸気の供給等を行なうユーティ
リティ系の設備U40から構成されている。そして、プ
ラントAは、これら反応系設備R10、精製系設備P2
0等の設備の集合体としての構造タグPLANTAを形
成する。以下同様に、プラントBについても反応系、精
製系等の設備から構成され、これらの設備の集合体して
構造タグPLANTBを形成する。
ュータにより運転制御されるX製造所の化学プラントの
構成を示す。X製造所には、プラントA,プラントB・
・・等多数のプラントが同時に稼働しており、プラント
Aは、反応系の設備R10、精製系の設備P20、廃ガ
ス処理系の設備W30、蒸気の供給等を行なうユーティ
リティ系の設備U40から構成されている。そして、プ
ラントAは、これら反応系設備R10、精製系設備P2
0等の設備の集合体としての構造タグPLANTAを形
成する。以下同様に、プラントBについても反応系、精
製系等の設備から構成され、これらの設備の集合体して
構造タグPLANTBを形成する。
【0010】プラントAの反応系設備R10は、反応器
REC100、熱交換器EX100等の多数のユニット
から構成され、反応系設備は、これらのユニットの集合
体として構造タグR10を形成している。反応器REC
100には、温度計T100、圧力計P100、流量計
F100、液面計L100等の計器類が付設されてお
り、これらの計器は温度検出信号等をDCSに供給して
いる。そして、これらの計器類は前述した通りそれぞれ
要素タグを形成している。また、熱交換器EX100に
は、温度計T110、圧力計P110、流量計F11
0、液面計L110等の計器類が付設されており、温度
検出信号等をDCSに供給している。そして、これらの
計器類も前述した通りそれぞれ要素タグを形成してい
る。
REC100、熱交換器EX100等の多数のユニット
から構成され、反応系設備は、これらのユニットの集合
体として構造タグR10を形成している。反応器REC
100には、温度計T100、圧力計P100、流量計
F100、液面計L100等の計器類が付設されてお
り、これらの計器は温度検出信号等をDCSに供給して
いる。そして、これらの計器類は前述した通りそれぞれ
要素タグを形成している。また、熱交換器EX100に
は、温度計T110、圧力計P110、流量計F11
0、液面計L110等の計器類が付設されており、温度
検出信号等をDCSに供給している。そして、これらの
計器類も前述した通りそれぞれ要素タグを形成してい
る。
【0011】プラントAの精製系設備P20は、蒸留塔
TWR200、熱交換器EX200等の多数のユニット
から構成され、精製系設備は、これらのユニットの集合
体として構造タグP20を形成している。蒸留塔TWR
200には、温度計T200、圧力計P200、流量計
F200、液面計L200等の計器類が付設されてお
り、これらの計器は温度検出信号等をDCSに供給して
いる。そして、これらの計器類は前述した通りそれぞれ
要素タグを形成している。また同様に、熱交換器EX2
00には、温度計T210、圧力計P210、流量計F
210、液面計L210等の計器類が付設されており、
温度検出信号等をDCSに供給している。そして、これ
らの計器類も前述した通りそれぞれ要素タグを形成して
いる。
TWR200、熱交換器EX200等の多数のユニット
から構成され、精製系設備は、これらのユニットの集合
体として構造タグP20を形成している。蒸留塔TWR
200には、温度計T200、圧力計P200、流量計
F200、液面計L200等の計器類が付設されてお
り、これらの計器は温度検出信号等をDCSに供給して
いる。そして、これらの計器類は前述した通りそれぞれ
要素タグを形成している。また同様に、熱交換器EX2
00には、温度計T210、圧力計P210、流量計F
210、液面計L210等の計器類が付設されており、
温度検出信号等をDCSに供給している。そして、これ
らの計器類も前述した通りそれぞれ要素タグを形成して
いる。
【0012】同様に、廃ガス処理系設備W30およびユ
ーティリティU40も多数のユニットの集合体で形成さ
れ、各ユニットには温度計等の要素タグが付設されてい
る。また、プラントBも反応系、精製系等の多数の設備
から構成され、各設備はそれぞれ多数のユニットから構
成されている。そして、各ユニットには多数の要素タグ
が付設されている。
ーティリティU40も多数のユニットの集合体で形成さ
れ、各ユニットには温度計等の要素タグが付設されてい
る。また、プラントBも反応系、精製系等の多数の設備
から構成され、各設備はそれぞれ多数のユニットから構
成されている。そして、各ユニットには多数の要素タグ
が付設されている。
【0013】このように、X製造所F1のプラント群の
それぞれが階層構造に区分けされ、上位の階層からプラ
ント、設備、ユニットの順序で階層化されて表現され
る。すなわち、最下位の階層に属する各ユニットには多
数の要素タグが付設されており、これらのユニットの集
合体により一つの設備が構成され、「R10」等の構造
タグ名が付される。そして、設備の集合体により一つの
プラントが構成され、「PLANTB」等の構造タグ名
が付される。さらに、プラントの集合体によりX製造所
が構成され、「F1」の構造タグ名が付されるのであ
る。
それぞれが階層構造に区分けされ、上位の階層からプラ
ント、設備、ユニットの順序で階層化されて表現され
る。すなわち、最下位の階層に属する各ユニットには多
数の要素タグが付設されており、これらのユニットの集
合体により一つの設備が構成され、「R10」等の構造
タグ名が付される。そして、設備の集合体により一つの
プラントが構成され、「PLANTB」等の構造タグ名
が付される。さらに、プラントの集合体によりX製造所
が構成され、「F1」の構造タグ名が付されるのであ
る。
【0014】この階層構造の関係は、ホストコンピュー
タ30に次表に示されるようなデータファイルとして記
憶されている。
タ30に次表に示されるようなデータファイルとして記
憶されている。
【0015】
【表1】
【0016】ある階層の構造タグ、例えば、反応系設備
R10に関し、それより上位の階層の構造タグ(親タ
グ)PLANTAおよびそれより下位の階層に属する構
造タグ(子タグ)REC100,EX100,・・・が
それぞれ関連付けてホストコンピュータ30の補助記憶
装置30aに記憶されることになる。
R10に関し、それより上位の階層の構造タグ(親タ
グ)PLANTAおよびそれより下位の階層に属する構
造タグ(子タグ)REC100,EX100,・・・が
それぞれ関連付けてホストコンピュータ30の補助記憶
装置30aに記憶されることになる。
【0017】FAコンピュータの各支援コンピュータ1
a〜Naは、対応する各DCSを介して要素タグが検出
する各構造タグの状態量(温度、圧力、流量等)を所定
サンプリング周期(例えば、1分毎)に読み込み、これ
らをバスライン20を介してホストコンピュータ30に
送信する。支援コンピュータ1a〜Naが収集する、プ
ラントのその時々の状態を示す生データデータとして
は、PV値(指示値)、SV値(設定値)、MV値(出
力値)、SM値(積算値)等がある。一方、ホストコン
ピュータ30は、受信する生データを補助記憶装置30
aに時系列的に記憶すると共に、これらのデータ(プロ
セスデータ)に基づいて各種プラント管理データを加工
して補助記憶装置30aに保存する。プラント管理デー
タファイル群には、例えば、時間平均値、最大・最小
値、標準偏差、熱交換器伝熱係数の変化、タワー圧力損
失の変化等が含まれる。
a〜Naは、対応する各DCSを介して要素タグが検出
する各構造タグの状態量(温度、圧力、流量等)を所定
サンプリング周期(例えば、1分毎)に読み込み、これ
らをバスライン20を介してホストコンピュータ30に
送信する。支援コンピュータ1a〜Naが収集する、プ
ラントのその時々の状態を示す生データデータとして
は、PV値(指示値)、SV値(設定値)、MV値(出
力値)、SM値(積算値)等がある。一方、ホストコン
ピュータ30は、受信する生データを補助記憶装置30
aに時系列的に記憶すると共に、これらのデータ(プロ
セスデータ)に基づいて各種プラント管理データを加工
して補助記憶装置30aに保存する。プラント管理デー
タファイル群には、例えば、時間平均値、最大・最小
値、標準偏差、熱交換器伝熱係数の変化、タワー圧力損
失の変化等が含まれる。
【0018】次に、図3および図4に示すフローチャー
トを参照しながら、ホストコンピュータ30が、各タグ
の上下限警報判別値を運転状態に応じた値に設定する手
順を説明する。先ず、ホストコンピュータ30は、図3
の運転モード判定ルーチンを所定の周期(例えば、1
分)で実行して対象となる構造タグの運転モードを判定
する。すなわち、図3のステップS20において、先
ず、運転モードを判定する必要のある構造タグ名を、補
助記憶装置30aに記憶されている階層タグ管理ファイ
ルから読み込む。表2は、記憶されている階層タグ管理
ファイルの内容を示すもので、このファイルには、各階
層の構造タグが、運転者等が必要とするプラント運転情
報に基づいて機能別に分類され、しかも、各構造タグに
対して所要の要素タグが割り付けて記憶されている。
トを参照しながら、ホストコンピュータ30が、各タグ
の上下限警報判別値を運転状態に応じた値に設定する手
順を説明する。先ず、ホストコンピュータ30は、図3
の運転モード判定ルーチンを所定の周期(例えば、1
分)で実行して対象となる構造タグの運転モードを判定
する。すなわち、図3のステップS20において、先
ず、運転モードを判定する必要のある構造タグ名を、補
助記憶装置30aに記憶されている階層タグ管理ファイ
ルから読み込む。表2は、記憶されている階層タグ管理
ファイルの内容を示すもので、このファイルには、各階
層の構造タグが、運転者等が必要とするプラント運転情
報に基づいて機能別に分類され、しかも、各構造タグに
対して所要の要素タグが割り付けて記憶されている。
【0019】
【表2】
【0020】表2において、機能モード「プロセス一
覧」は、各構造タグに割り付けられた要素タグのプロセ
スデータをCRT表示装置に表示させるためのものあ
る。機能モード「プロセス一覧」の各構造タグ、例えば
構造タグ「PLANTA」に対して、この階層レベルで
運転者等が必要とするプラント運転情報である、例え
ば、原料タンクの貯蔵量AQ400、製品タンクの貯蔵
量AQ404、安全管理上最も重要である反応器REC
100の容器内温度T100、・・・といった要素タグ
が割り付けられ、この構造タグ「PLANTA」および
機能モード「プロセス一覧」が選択されるとこれらの要
素タグのタグ値が表示されるようになっている。同様
に、構造タグ「TWR200」に対しては、蒸留塔TW
R200に付設される要素タグである蒸留塔温度T20
0、圧力P200、流量F200等が割り付けられる。
このとき、蒸留塔の運転監視上、これに関連する他のユ
ニットの運転状況も同時に監視する必要がある場合に
は、そのような要素タグも割り付けることも可能であ
り、表2の例では、熱交換器EX200の温度T210
が構造タグ「TWR200」に対して割り付けられてい
る。
覧」は、各構造タグに割り付けられた要素タグのプロセ
スデータをCRT表示装置に表示させるためのものあ
る。機能モード「プロセス一覧」の各構造タグ、例えば
構造タグ「PLANTA」に対して、この階層レベルで
運転者等が必要とするプラント運転情報である、例え
ば、原料タンクの貯蔵量AQ400、製品タンクの貯蔵
量AQ404、安全管理上最も重要である反応器REC
100の容器内温度T100、・・・といった要素タグ
が割り付けられ、この構造タグ「PLANTA」および
機能モード「プロセス一覧」が選択されるとこれらの要
素タグのタグ値が表示されるようになっている。同様
に、構造タグ「TWR200」に対しては、蒸留塔TW
R200に付設される要素タグである蒸留塔温度T20
0、圧力P200、流量F200等が割り付けられる。
このとき、蒸留塔の運転監視上、これに関連する他のユ
ニットの運転状況も同時に監視する必要がある場合に
は、そのような要素タグも割り付けることも可能であ
り、表2の例では、熱交換器EX200の温度T210
が構造タグ「TWR200」に対して割り付けられてい
る。
【0021】機能モード「タワー温度監視」は、蒸留塔
の塔頂から塔底までの温度分布を画面表示させ、蒸留塔
内の温度分布から蒸留塔が正常に作動しているか否かを
監視するためのものである。このモードでは、例えば、
構造タグ「TWR200」に対して、蒸留塔の要素タグ
T200,T201,T202等が割り付けられ、この
構造タグ「TWR200」および機能モード「タワー温
度監視」が選択されると、蒸留塔の温度分布監視に必要
なタグ値および警報判別値が表示される。
の塔頂から塔底までの温度分布を画面表示させ、蒸留塔
内の温度分布から蒸留塔が正常に作動しているか否かを
監視するためのものである。このモードでは、例えば、
構造タグ「TWR200」に対して、蒸留塔の要素タグ
T200,T201,T202等が割り付けられ、この
構造タグ「TWR200」および機能モード「タワー温
度監視」が選択されると、蒸留塔の温度分布監視に必要
なタグ値および警報判別値が表示される。
【0022】表2の機能モード「警報の適正化」には、
本発明に係る警報判別値を運転状態に応じて設定し直す
必要のある構造タグ、およびそれに割り付けられた要素
タグが示され、スタートアップ、シャットダウンする単
位の構造タグ毎に要素タグが割り付けられる。このよう
に、各構造タグに対して所要の要素タグを割り付けるこ
とにより、それらが属している階層レベルでの運転情報
を階層構造に管理することができ(階層タグ管理)、し
かもその運転情報を機能モード別に分類して記憶するこ
とによって、機能階層構造を構成させることができ、こ
れによりタグを機能別にグループ化してデータサービス
を行なう範囲を規定している。
本発明に係る警報判別値を運転状態に応じて設定し直す
必要のある構造タグ、およびそれに割り付けられた要素
タグが示され、スタートアップ、シャットダウンする単
位の構造タグ毎に要素タグが割り付けられる。このよう
に、各構造タグに対して所要の要素タグを割り付けるこ
とにより、それらが属している階層レベルでの運転情報
を階層構造に管理することができ(階層タグ管理)、し
かもその運転情報を機能モード別に分類して記憶するこ
とによって、機能階層構造を構成させることができ、こ
れによりタグを機能別にグループ化してデータサービス
を行なう範囲を規定している。
【0023】この実施例において、読み込むべき構造タ
グ名は、表2の機能モード「警報の適正化」において要
素タグが割り付けられている構造タグR10、構造タグ
TWR200等である。従って、ホストコンピュータ3
0は補助記憶装置30aに記憶されている階層タグ管理
ファイルからこれらの構造タグ名を読み込む。次いで、
読み込んだ構造タグの内、例えば上位階層のものから、
当該構造タグの運転モード判定に必要なタグデータを読
み込み(ステップS21)、読み込んだデータに基づい
て現在の運転モードを判定し、判定した現在の運転モー
ドと運転モード記憶ファイルに記憶されている運転モー
ドと比較し、運転モードが移行したか否かを判別する
(ステップS22)。構造タグの運転モード判定に必要
なタグデータとしては、例えば、リボイラへの蒸気量等
を用いることができる。
グ名は、表2の機能モード「警報の適正化」において要
素タグが割り付けられている構造タグR10、構造タグ
TWR200等である。従って、ホストコンピュータ3
0は補助記憶装置30aに記憶されている階層タグ管理
ファイルからこれらの構造タグ名を読み込む。次いで、
読み込んだ構造タグの内、例えば上位階層のものから、
当該構造タグの運転モード判定に必要なタグデータを読
み込み(ステップS21)、読み込んだデータに基づい
て現在の運転モードを判定し、判定した現在の運転モー
ドと運転モード記憶ファイルに記憶されている運転モー
ドと比較し、運転モードが移行したか否かを判別する
(ステップS22)。構造タグの運転モード判定に必要
なタグデータとしては、例えば、リボイラへの蒸気量等
を用いることができる。
【0024】
【表3】
【0025】表3は、ホストコンピュータ30の補助記
憶装置30aに記憶される運転モード記憶ファイルの内
容を示すもので、図3に示す運転モード判別ルーチンの
実行により、運転モードの移行が検出されると、検出さ
れた新しい運転モードに順次書き替えられて記憶され
る。ステップS22の判別結果が否定(No)の場合に
は、ステップS28に進み、運転モードの判定をすべき
全ての構造タグのチェックが終了したか否かを判別し、
答が否定の場合には前述のステップS21に戻って次の
構造タグの運転モードの判定を行なう。
憶装置30aに記憶される運転モード記憶ファイルの内
容を示すもので、図3に示す運転モード判別ルーチンの
実行により、運転モードの移行が検出されると、検出さ
れた新しい運転モードに順次書き替えられて記憶され
る。ステップS22の判別結果が否定(No)の場合に
は、ステップS28に進み、運転モードの判定をすべき
全ての構造タグのチェックが終了したか否かを判別し、
答が否定の場合には前述のステップS21に戻って次の
構造タグの運転モードの判定を行なう。
【0026】ステップS22における判別結果が肯定の
場合には、ステップS24に進んで運転モード移行のメ
ッセージをCRT表示装置や図示しないプリンタに出力
すると共に、上述した運転モード記憶用ファイルに当該
構造タグ(例えば、R10)の、新たに判定された運転
モード(例えば、S/D)を記憶して、記憶ファイルの
記憶値を更新しておく(ステップS25)。そして、後
述する警報適正化ルーチンを起動し(ステップS2
6)、前述したステップS28に進む。全ての対象とな
る構造タグの運転モード判定が終了すると、当該ルーチ
ンを終了する。
場合には、ステップS24に進んで運転モード移行のメ
ッセージをCRT表示装置や図示しないプリンタに出力
すると共に、上述した運転モード記憶用ファイルに当該
構造タグ(例えば、R10)の、新たに判定された運転
モード(例えば、S/D)を記憶して、記憶ファイルの
記憶値を更新しておく(ステップS25)。そして、後
述する警報適正化ルーチンを起動し(ステップS2
6)、前述したステップS28に進む。全ての対象とな
る構造タグの運転モード判定が終了すると、当該ルーチ
ンを終了する。
【0027】運転モード判定ルーチンにおいて警報適正
化ルーチンが起動されると、図4に示すルーチンが実行
さることになり、先ず、ステップS30において、運転
モードの移行が判定された構造タグ名(R10)とその
移行した運転モード(S/D)が読み込まれる。そし
て、ステップS31において、対応する確認フラグ値F
LG(実施例の場合、構造タグR10と運転モードS/
Dに対応するフラグ)が値1であるか否かを判別する。
この確認フラグは、構造タグおよび運転モード毎に割り
当てられており、運転員によりそのフラグ値が設定され
るようになっている。確認フラグ値FLGが0である場
合(ステップS31の判別結果が否定の場合)には、そ
の構造タグの運転モードでは判別値の変更が禁止され
る。この場合、ステップS32において新たな判別値の
設定が出来ない旨のメッセージをCRT表示装置および
プリンタに出力して当該ルーチンを終了する。
化ルーチンが起動されると、図4に示すルーチンが実行
さることになり、先ず、ステップS30において、運転
モードの移行が判定された構造タグ名(R10)とその
移行した運転モード(S/D)が読み込まれる。そし
て、ステップS31において、対応する確認フラグ値F
LG(実施例の場合、構造タグR10と運転モードS/
Dに対応するフラグ)が値1であるか否かを判別する。
この確認フラグは、構造タグおよび運転モード毎に割り
当てられており、運転員によりそのフラグ値が設定され
るようになっている。確認フラグ値FLGが0である場
合(ステップS31の判別結果が否定の場合)には、そ
の構造タグの運転モードでは判別値の変更が禁止され
る。この場合、ステップS32において新たな判別値の
設定が出来ない旨のメッセージをCRT表示装置および
プリンタに出力して当該ルーチンを終了する。
【0028】確認フラグ値FLGが値1であり、ステッ
プS31の判別結果が肯定の場合、対象の構造タグ(R
10)に割り付けられている要素タグを階層タグ管理フ
ァイル(表2)から読み込む(ステップS34)。対象
の構造タグが「R10」の場合には、階層タグ管理ファ
イルから読み込むべき要素タグは「T100」、「T2
00」、「P100」等である。要素タグの読み込みが
終了すると、適正判別値設定ファイルに予め設定されて
いる判別値を、構造タグおよび運転モードに応じて読み
込む(ステップS35)図5は、構造タグ毎に準備され
る適正判別値設定ファイルを例示するもので、各構造タ
グの設定ファイルには、その構造タグに割り付けられた
要素タグの、運転モードに応じた上下限警報判別値(P
H値、PL値)が予め設定されており、この設定ファイ
ルは、ホストコンピュータ30の補助記憶装置30aに
記憶さている。読み込まれた判別値(PH値、PL値)
は、ホストコンピュータ30からバスライン20および
支援コンピュータを介して構造タグR10を運転操作す
るDCSに送られる(ステップS36)。そして、新た
な判別値の設定を完了した旨のメッセージをCRT表示
装置およびプリンタに出力して当該ルーチンを終了す
る。
プS31の判別結果が肯定の場合、対象の構造タグ(R
10)に割り付けられている要素タグを階層タグ管理フ
ァイル(表2)から読み込む(ステップS34)。対象
の構造タグが「R10」の場合には、階層タグ管理ファ
イルから読み込むべき要素タグは「T100」、「T2
00」、「P100」等である。要素タグの読み込みが
終了すると、適正判別値設定ファイルに予め設定されて
いる判別値を、構造タグおよび運転モードに応じて読み
込む(ステップS35)図5は、構造タグ毎に準備され
る適正判別値設定ファイルを例示するもので、各構造タ
グの設定ファイルには、その構造タグに割り付けられた
要素タグの、運転モードに応じた上下限警報判別値(P
H値、PL値)が予め設定されており、この設定ファイ
ルは、ホストコンピュータ30の補助記憶装置30aに
記憶さている。読み込まれた判別値(PH値、PL値)
は、ホストコンピュータ30からバスライン20および
支援コンピュータを介して構造タグR10を運転操作す
るDCSに送られる(ステップS36)。そして、新た
な判別値の設定を完了した旨のメッセージをCRT表示
装置およびプリンタに出力して当該ルーチンを終了す
る。
【0029】ところで、ステップS36でのDCSへの
判別値の伝送は、瞬時に行なわなければならない。なぜ
なら、例えば、運転モードがNORからS/Dへ移行
し、DCSへ判別値を伝送している間にもプラントの状
態はS/Dが進行し、アラームを発報してしまう可能性
があるからである。そのために、DCSへ判別値を伝送
する要素タグについて対照表の情報を補助記憶装置30
aより主記憶装置30bにコピーしておく。又、支援コ
ンピュータ1a〜Naでも同様に、DCSへ判別値を伝
送する要素タグについて対照表の情報を補助記憶装置よ
り主記憶装置にコピーしておく。DCSとのデータの授
受は、全て対照表を参照して行なうが、その参照時間は
補助記憶装置上のものを参照するより、主記憶装置上の
ものを参照する方がはるかに短い。これによりDCSへ
の伝送の高速性を確保している。
判別値の伝送は、瞬時に行なわなければならない。なぜ
なら、例えば、運転モードがNORからS/Dへ移行
し、DCSへ判別値を伝送している間にもプラントの状
態はS/Dが進行し、アラームを発報してしまう可能性
があるからである。そのために、DCSへ判別値を伝送
する要素タグについて対照表の情報を補助記憶装置30
aより主記憶装置30bにコピーしておく。又、支援コ
ンピュータ1a〜Naでも同様に、DCSへ判別値を伝
送する要素タグについて対照表の情報を補助記憶装置よ
り主記憶装置にコピーしておく。DCSとのデータの授
受は、全て対照表を参照して行なうが、その参照時間は
補助記憶装置上のものを参照するより、主記憶装置上の
ものを参照する方がはるかに短い。これによりDCSへ
の伝送の高速性を確保している。
【0030】このように、運転モードが移行すると、構
造タグに割り当てられた要素タグの判別値が、移行した
モードに適正な値に書き替えられるので、無闇にアラー
ムが発報せず、異常検知に関して重要なタグのアラーム
だけを発報させることができ、異常運転時にその対応に
迫られる運転員の精神的負担を軽減することができるの
である。
造タグに割り当てられた要素タグの判別値が、移行した
モードに適正な値に書き替えられるので、無闇にアラー
ムが発報せず、異常検知に関して重要なタグのアラーム
だけを発報させることができ、異常運転時にその対応に
迫られる運転員の精神的負担を軽減することができるの
である。
【0031】なお、上述の運転モードの判定は、ホスト
コンピュータ30が図3の運転モード判定ルーチンを実
行することで自動的に行なわれ、運転モードの移行が判
定されると、図4の警報の適正化ルーチンを実行するよ
うにしたが、表示装置の画面プログラムを運転員が手入
力することで、警報の適正化ルーチンを起動するように
してもよい。このようにすると、精製系設備P20等を
ノーマル(NOR)運転からシャットダウン(S/D)
させることが予め予定されている場合に好都合であり、
シャットダウンに移行させる前に、上下限警報判別値
(PH値、PL値)をシャットダウン時に好適な値に変
更しておくことができる。
コンピュータ30が図3の運転モード判定ルーチンを実
行することで自動的に行なわれ、運転モードの移行が判
定されると、図4の警報の適正化ルーチンを実行するよ
うにしたが、表示装置の画面プログラムを運転員が手入
力することで、警報の適正化ルーチンを起動するように
してもよい。このようにすると、精製系設備P20等を
ノーマル(NOR)運転からシャットダウン(S/D)
させることが予め予定されている場合に好都合であり、
シャットダウンに移行させる前に、上下限警報判別値
(PH値、PL値)をシャットダウン時に好適な値に変
更しておくことができる。
【0032】ところで、上述の警報の適正化ルーチン等
のプログラムにおいて、読み込むべき構造タグや要素タ
グは、階層タグ管理ファイル等の、ユーザが作成するデ
ータファイルから読み込まれるようになっている。従っ
て、改修や増設でプラント構成を変更する場合であって
も、図3および図4に示されるプログラムは一切変更す
る必要がない。すなわち、階層タグ管理されているの
で、階層タグ管理ファイル、運転モード記憶ファイル、
適正判別値設定ファイル等のデータファイルに対し、追
加、変更、削除する構造タグ、およびそれに対応して割
り付けた要素タグに関するデータを追加、変更、削除す
ればよいことになり、設備やユニット毎に、警報判別値
の設定を容易に変更することができ、警報の適正化を図
ることができる。
のプログラムにおいて、読み込むべき構造タグや要素タ
グは、階層タグ管理ファイル等の、ユーザが作成するデ
ータファイルから読み込まれるようになっている。従っ
て、改修や増設でプラント構成を変更する場合であって
も、図3および図4に示されるプログラムは一切変更す
る必要がない。すなわち、階層タグ管理されているの
で、階層タグ管理ファイル、運転モード記憶ファイル、
適正判別値設定ファイル等のデータファイルに対し、追
加、変更、削除する構造タグ、およびそれに対応して割
り付けた要素タグに関するデータを追加、変更、削除す
ればよいことになり、設備やユニット毎に、警報判別値
の設定を容易に変更することができ、警報の適正化を図
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
化学プラントのタグ警報方法および装置に依れば、化学
プラントを構成する複数の構造タグを階層構造に区分け
し、階層構造に区分けされた所要の構造タグに要素タグ
をそれぞれ割り付け、各構造タグの運転状態をそれぞれ
検出し、運転状態が変化したとき、運転状態が変化した
構造タグに割り付けられた要素タグの警報判別値を、検
出した運転状態に適合する値に瞬時に設定し直すことを
特徴とするものである。
化学プラントのタグ警報方法および装置に依れば、化学
プラントを構成する複数の構造タグを階層構造に区分け
し、階層構造に区分けされた所要の構造タグに要素タグ
をそれぞれ割り付け、各構造タグの運転状態をそれぞれ
検出し、運転状態が変化したとき、運転状態が変化した
構造タグに割り付けられた要素タグの警報判別値を、検
出した運転状態に適合する値に瞬時に設定し直すことを
特徴とするものである。
【0034】従って、プラントの異常が発生した場合
に、無闇に警報が発報せず、異常検知に関して重要なタ
グの警報だけを発報させることができ、その異常箇所を
早期に、確実に発見することができ、異常運転時にその
対応に迫られる運転員の精神的負担を軽減することがで
きる。
に、無闇に警報が発報せず、異常検知に関して重要なタ
グの警報だけを発報させることができ、その異常箇所を
早期に、確実に発見することができ、異常運転時にその
対応に迫られる運転員の精神的負担を軽減することがで
きる。
【図1】本発明のタグ警報方法が実施される、化学プラ
ントの運転操作を制御するコンピュータシステムの概略
構成を示すブロック図である。
ントの運転操作を制御するコンピュータシステムの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のタグ警報方法が適用される化学工場の
プラント構成を階層構造に区分けして示す構成図であ
る。
プラント構成を階層構造に区分けして示す構成図であ
る。
【図3】図1に示すFAコンピュータにより実行され
る、プラントの運転モード判定ルーチンのフローチャー
トである。
る、プラントの運転モード判定ルーチンのフローチャー
トである。
【図4】同じく、FAコンピュータにより実行される、
警報の適正化ルーチンのフローチャートである。
警報の適正化ルーチンのフローチャートである。
【図5】図1に示すホストコンピュータ30の補助記憶
装置30aに記憶される、適正判別値設定ファイルの内
容を説明するための図である。
装置30aに記憶される、適正判別値設定ファイルの内
容を説明するための図である。
1〜N 分散計装システム(DCS)
1a〜Na 支援コンピュータ
10 CRT表示装置
20 バスライン
30 ホストコンピュータ
30a 補助記憶装置
32 CRT表示装置
Claims (6)
- 【請求項1】 化学プラントの要素タグのタグ値が警報
判別値で規定される許容域を逸脱したとき、警報を発報
する化学プラントのタグ警報方法において、化学プラン
トを構成する複数の構造タグを階層構造に区分けし、階
層構造に区分けされた所要の構造タグに要素タグをそれ
ぞれ割り付け、各構造タグの運転状態をそれぞれ検出
し、運転状態が変化したとき、運転状態が変化した構造
タグに割り付けられた要素タグの警報判別値を、検出し
た運転状態に適合する値に設定し直すことを特徴とす
る、化学プラントのタグ警報方法。 - 【請求項2】 化学プラントの運転を監視する分散計装
システムに設けられ、当該化学プラントの要素タグのタ
グ値が警報判別値で規定される許容域を逸脱したとき、
警報を発報するタグ警報装置において、前記分散計装シ
ステムとは別に第2のコンピュータを設け、該第2のコ
ンピュータは、化学プラントを構成する複数の構造タグ
を階層構造に区分けし、階層構造に区分けされた所要の
構造タグに要素タグをそれぞれ割り付けてこれを記憶す
ると共に、各構造タグの運転状態に対応して、構造タグ
に割り付けた各要素タグの警報判別値をそれぞれ記憶す
る記憶手段と、階層構造に区分けされた各所要の構造タ
グについて、所定の周期で運転状態を検出する運転モー
ド判別手段と、該運転モード判別手段により運転状態の
変化が検出された時、前記記憶判別手段に予め記憶され
る当該構造タグの各要素タグの警報判別値の内、検出さ
れた運転状態に適合する値を読み出し、これを直ちに当
該タグ警報装置に伝送する警報適正化手段とを備え、も
って、所要の構造タグの運転状態の変化の検出と同時に
当該構造タグの各要素タグの警報判別値を瞬時に設定し
直すことを特徴とする、化学プラントのタグ警報装置。 - 【請求項3】 前記記憶手段は、前記運転モード判別手
段が階層構造に区分けされた所要の構造タグについて運
転状態を検出するのに必要な要素タグと、前記警報適正
化手段が警報判別値を当該タグ警報装置に伝送すべき要
素タグとを、使用者が必要とするプラント運転情報に基
づいて分類された機能別に、各構造タグに対して割り付
け記憶された階層タグ管理ファイルを備えることを特徴
とする、請求項2に記載の化学プラントのタグ警報装
置。 - 【請求項4】 前記記憶手段は、各構造タグ毎に設定さ
れた各々の運転状態における要素タグの警報判別値と共
に、使用者が択一的にオン・オフ設定可能な確認フラグ
を記憶し、この確認フラグの一つがオフに設定された場
合、前記警報適正化手段は、運転状態の変化が検出され
ても、当該確認フラグに対応する要素タグの警報判別値
を当該タグ警報装置に伝送しないことを特徴する、請求
項2または3に記載の化学プラントのタグ警報装置。 - 【請求項5】 前記運転状態の変化の検出の有無に拘ら
ず、使用者が手入力操作することにより、所望の要素タ
グの警報判別値を所望値に設定する警報判別値入力手段
を備えてなることを特徴とする、請求項2ないし4のい
ずれか一つに記載の化学プラントのタグ警報装置。 - 【請求項6】 前記分散計装システムは、各要素タグ
と、ステーション番号およびループ番号との対照表を備
え、前記第2のコンピュータは、前記分散計装システム
が備える対照表と同じ対照表を備えることを特徴とす
る、請求項2ないし5のいずれか一つに記載の化学プラ
ントのタグ警報装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3158661A JPH0512586A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 化学プラントのタグ警報方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3158661A JPH0512586A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 化学プラントのタグ警報方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512586A true JPH0512586A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15676590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3158661A Pending JPH0512586A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 化学プラントのタグ警報方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0512586A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010257097A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Mitsubishi Electric Corp | プラント監視装置 |
| CN118072495A (zh) * | 2024-04-24 | 2024-05-24 | 山东安迪新型材料有限公司 | 一种基于数据分析的化工反应釜运行警报系统 |
| WO2025009289A1 (ja) * | 2023-07-06 | 2025-01-09 | 株式会社日立製作所 | 設備管理システム及び設備管理方法 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3158661A patent/JPH0512586A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010257097A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Mitsubishi Electric Corp | プラント監視装置 |
| WO2025009289A1 (ja) * | 2023-07-06 | 2025-01-09 | 株式会社日立製作所 | 設備管理システム及び設備管理方法 |
| CN118072495A (zh) * | 2024-04-24 | 2024-05-24 | 山东安迪新型材料有限公司 | 一种基于数据分析的化工反应釜运行警报系统 |
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