JPH05126684A - 車両の制動試験装置 - Google Patents
車両の制動試験装置Info
- Publication number
- JPH05126684A JPH05126684A JP3287885A JP28788591A JPH05126684A JP H05126684 A JPH05126684 A JP H05126684A JP 3287885 A JP3287885 A JP 3287885A JP 28788591 A JP28788591 A JP 28788591A JP H05126684 A JPH05126684 A JP H05126684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- abs
- tire driving
- driving roller
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はブレーキシステムとABSの作動と
を一台の試験装置で試験し得るようにすることを目的と
する。 【構成】 車輪が載置されるタイヤ駆動ローラ31に
は、車輪Wとの間の摩擦抵抗が高い高摩擦領域31a
と、車輪Wとの間の摩擦抵抗が低い低摩擦領域31bと
が隣接されて形成されている。車輪Wとタイヤ駆動ロー
ラ31とのタイヤ駆動ローラの軸方向における相対位置
は切換え手段27により切換えられ、一台の装置により
ブレーキシステムの制動力の試験とABSの作動状態の
試験とを行なうことができる。
を一台の試験装置で試験し得るようにすることを目的と
する。 【構成】 車輪が載置されるタイヤ駆動ローラ31に
は、車輪Wとの間の摩擦抵抗が高い高摩擦領域31a
と、車輪Wとの間の摩擦抵抗が低い低摩擦領域31bと
が隣接されて形成されている。車輪Wとタイヤ駆動ロー
ラ31とのタイヤ駆動ローラの軸方向における相対位置
は切換え手段27により切換えられ、一台の装置により
ブレーキシステムの制動力の試験とABSの作動状態の
試験とを行なうことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のブレーキシステム
及びアンチスキッドシステムが適性となっているか否か
を測定する車両の制動試験装置に関する。
及びアンチスキッドシステムが適性となっているか否か
を測定する車両の制動試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両を製造した後に、車両に組込まれた
ブレーキシステムとアンチスキッドシステムとが適性に
作動するようになっているか否かを試験している。アン
チスキッドシステムは通常ABSと指称され、急制動時
における車両の方向安定性と制動距離を短縮するために
使用される装置である。このABSは、通常、車輪速度
を微分して得られる車輪の加速減速度と、車輪速度及び
車両速度により求められるスリップ率とによって、車輪
がロックあるいは空転に向かう状態であるか否かを判別
する。このようなABS及びブレーキシステムが適性に
作動するか否かについては、車両の組立てが完了した後
に、それぞれ試験装置によりテストがなされている。
ブレーキシステムとアンチスキッドシステムとが適性に
作動するようになっているか否かを試験している。アン
チスキッドシステムは通常ABSと指称され、急制動時
における車両の方向安定性と制動距離を短縮するために
使用される装置である。このABSは、通常、車輪速度
を微分して得られる車輪の加速減速度と、車輪速度及び
車両速度により求められるスリップ率とによって、車輪
がロックあるいは空転に向かう状態であるか否かを判別
する。このようなABS及びブレーキシステムが適性に
作動するか否かについては、車両の組立てが完了した後
に、それぞれ試験装置によりテストがなされている。
【0003】図12(A)(B)は、ブレーキシステム
を試験するための従来の制動力試験装置を示す図であ
り、所定の間隔を隔てて平行状態となった2本のタイヤ
駆動ローラ1が設けられたタイヤ保持ユニット2が、車
両Bに設けられた車輪Wの位置に対応させて設置されて
いる。1つのユニット2に対をなして設けられたタイヤ
駆動ローラ1は、相互にチェーン3により同期して回転
するように連結され、図示するように、外周面に溝が加
工されている。そして、これらのローラ1はユニット2
に設けられたモータ4により動力伝達ベルト5を介して
駆動され、このモータ4がタイヤ駆動ローラ1を回転さ
せることによって、車輪Wが回転駆動される。したがっ
て、完成車両のブレーキシステムを検査するには、検査
作業者がブレーキペダルPを踏むと、タイヤWが制動さ
れてその制動力がタイヤ駆動ローラ1に伝達される。こ
れにより、タイヤ駆動ローラ1に直結して設けられた図
示しない制動力検出器が制動力を検知し、図示しない制
御盤を介してテスト結果が表示部に表示されるようにな
っている。
を試験するための従来の制動力試験装置を示す図であ
り、所定の間隔を隔てて平行状態となった2本のタイヤ
駆動ローラ1が設けられたタイヤ保持ユニット2が、車
両Bに設けられた車輪Wの位置に対応させて設置されて
いる。1つのユニット2に対をなして設けられたタイヤ
駆動ローラ1は、相互にチェーン3により同期して回転
するように連結され、図示するように、外周面に溝が加
工されている。そして、これらのローラ1はユニット2
に設けられたモータ4により動力伝達ベルト5を介して
駆動され、このモータ4がタイヤ駆動ローラ1を回転さ
せることによって、車輪Wが回転駆動される。したがっ
て、完成車両のブレーキシステムを検査するには、検査
作業者がブレーキペダルPを踏むと、タイヤWが制動さ
れてその制動力がタイヤ駆動ローラ1に伝達される。こ
れにより、タイヤ駆動ローラ1に直結して設けられた図
示しない制動力検出器が制動力を検知し、図示しない制
御盤を介してテスト結果が表示部に表示されるようにな
っている。
【0004】車両に設けられたABSをテストする場合
には、図12に示された試験装置を用いたのでは、溝加
工がなされたタイヤ駆動ローラ1が使用されているの
で、このローラ1とタイヤとの摩擦抵抗が高過ぎて、タ
イヤWがロックせずABSが作動しない。このため、従
来では、ABSを有する車両に対しては、図13に示さ
れるフリーローラーテスターとも言われるABS試験装
置が使用されている。この試験装置は、相互にチェーン
13により同期して回転するようになった2つのフリー
ローラ11、12と、一方のフリーローラ12に隣接さ
れて配置された補助フリーローラ14とを有している。
このABS試験装置により、フリーローラ上でのキック
バック、つまりペダルから伝わる周期的な反力の変動を
作業者が五感で検査するいわゆる官能評価を行なってい
る。
には、図12に示された試験装置を用いたのでは、溝加
工がなされたタイヤ駆動ローラ1が使用されているの
で、このローラ1とタイヤとの摩擦抵抗が高過ぎて、タ
イヤWがロックせずABSが作動しない。このため、従
来では、ABSを有する車両に対しては、図13に示さ
れるフリーローラーテスターとも言われるABS試験装
置が使用されている。この試験装置は、相互にチェーン
13により同期して回転するようになった2つのフリー
ローラ11、12と、一方のフリーローラ12に隣接さ
れて配置された補助フリーローラ14とを有している。
このABS試験装置により、フリーローラ上でのキック
バック、つまりペダルから伝わる周期的な反力の変動を
作業者が五感で検査するいわゆる官能評価を行なってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ABSが
設けられた車両に対しては、従来、制動力試験装置によ
ってブレーキシステムの試験を行なった後に、車両をA
BS試験装置にまで搬送して、そこでABSの試験を行
なう必要があり、ABSの試験を含めた制動試験の作業
性が良好でない。
設けられた車両に対しては、従来、制動力試験装置によ
ってブレーキシステムの試験を行なった後に、車両をA
BS試験装置にまで搬送して、そこでABSの試験を行
なう必要があり、ABSの試験を含めた制動試験の作業
性が良好でない。
【0006】そこで、本発明は同一の装置でブレーキシ
ステムの試験と、ABSの試験とを行ない得る車両の制
動試験装置を提供することを目的とする。
ステムの試験と、ABSの試験とを行ない得る車両の制
動試験装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、相互に平行となって対をなし被測定車両の
車輪の位置に対応して配置されて前記車輪が載置される
複数対のタイヤ駆動ローラと、それぞれのタイヤ駆動ロ
ーラに形成され車輪との間の摩擦抵抗が高い高摩擦領域
と、それぞれのタイヤ駆動ローラに前記高摩擦領域に隣
接させて形成され、車輪との間の摩擦抵抗が低い低摩擦
領域と、前記車輪と前記タイヤ駆動ローラとのタイヤ駆
動ローラの軸方向における相対位置を変更させて前記車
輪が前記高摩擦領域に載置される位置と前記低摩擦領域
との何れかに切換え移動させる切換え手段とを有する車
両の制動試験装置である。
の本発明は、相互に平行となって対をなし被測定車両の
車輪の位置に対応して配置されて前記車輪が載置される
複数対のタイヤ駆動ローラと、それぞれのタイヤ駆動ロ
ーラに形成され車輪との間の摩擦抵抗が高い高摩擦領域
と、それぞれのタイヤ駆動ローラに前記高摩擦領域に隣
接させて形成され、車輪との間の摩擦抵抗が低い低摩擦
領域と、前記車輪と前記タイヤ駆動ローラとのタイヤ駆
動ローラの軸方向における相対位置を変更させて前記車
輪が前記高摩擦領域に載置される位置と前記低摩擦領域
との何れかに切換え移動させる切換え手段とを有する車
両の制動試験装置である。
【0008】
【作用】車両のブレーキシステムの制動力を検査するに
は、車両の車輪をタイヤ駆動ローラの高摩擦領域に位置
決めする。この状態でタイヤ駆動ローラを回転させた状
態で作業者が車両のブレーキペダルを踏み込めば、自動
的にブレーキシステムの制動力が測定される。次いで、
ABSの作動状態を検査するには、切換え手段を作動さ
せることにより、車輪をタイヤ駆動ローラの低摩擦領域
に車輪を位置決めする。この状態でタイヤ駆動ローラを
駆動させた状態でブレーキペダルを作業者が踏み込め
ば、制動力の変動状態からABSの作動が適性になされ
ているか否かが自動的に判別されることになる。
は、車両の車輪をタイヤ駆動ローラの高摩擦領域に位置
決めする。この状態でタイヤ駆動ローラを回転させた状
態で作業者が車両のブレーキペダルを踏み込めば、自動
的にブレーキシステムの制動力が測定される。次いで、
ABSの作動状態を検査するには、切換え手段を作動さ
せることにより、車輪をタイヤ駆動ローラの低摩擦領域
に車輪を位置決めする。この状態でタイヤ駆動ローラを
駆動させた状態でブレーキペダルを作業者が踏み込め
ば、制動力の変動状態からABSの作動が適性になされ
ているか否かが自動的に判別されることになる。
【0009】
【実施例】以下、図示する本発明の実施例について説明
する。図1(A)(B)は本発明の一実施例に係る車両
の制動試験装置を示す図であり、車両Bの前輪を保持す
る第1測定ユニット21と、後輪を保持する第2測定ユ
ニット22とを有しており、これらは基盤23の上に設
置されている。第1測定ユニット21は、基台24に形
成されたガイド溝25を転動する車輪26が台車27を
有しており、この台車27は車両Bの車幅方向に往復動
自在となっている。この台車27を駆動するために、基
台24に取付けられたパワーシリンダ28のロッド29
が台車27に連結されている。
する。図1(A)(B)は本発明の一実施例に係る車両
の制動試験装置を示す図であり、車両Bの前輪を保持す
る第1測定ユニット21と、後輪を保持する第2測定ユ
ニット22とを有しており、これらは基盤23の上に設
置されている。第1測定ユニット21は、基台24に形
成されたガイド溝25を転動する車輪26が台車27を
有しており、この台車27は車両Bの車幅方向に往復動
自在となっている。この台車27を駆動するために、基
台24に取付けられたパワーシリンダ28のロッド29
が台車27に連結されている。
【0010】台車27の上には、左右の車輪に対応し
て、それぞれ2本で一対をなすタイヤ駆動ローラ31が
二対取付けられている。それぞれのローラ31は車両B
の車幅方向を向き回転自在となっており、これらのロー
ラ31を駆動するために、台車27に取付けられたモー
タ32の回転が駆動力伝達ベルト33を介して、ローラ
31に伝達されるようになっている。対をなす2つのロ
ーラは、相互に連結チェーン34により同期して回転す
るようになっている。それぞれのタイヤ駆動ローラ31
は、図2(A)〜(C)に拡大して示すように、車両B
の車幅方向の一方側が表面に溝を有する溝加工部31a
となり、他方側が表面に溝を有することなく平坦となっ
た平面部31bとなっている。溝加工部31aはタイヤ
Wとの摩擦係数が高い高摩擦領域となり、平面部31b
は低摩擦領域となっている。
て、それぞれ2本で一対をなすタイヤ駆動ローラ31が
二対取付けられている。それぞれのローラ31は車両B
の車幅方向を向き回転自在となっており、これらのロー
ラ31を駆動するために、台車27に取付けられたモー
タ32の回転が駆動力伝達ベルト33を介して、ローラ
31に伝達されるようになっている。対をなす2つのロ
ーラは、相互に連結チェーン34により同期して回転す
るようになっている。それぞれのタイヤ駆動ローラ31
は、図2(A)〜(C)に拡大して示すように、車両B
の車幅方向の一方側が表面に溝を有する溝加工部31a
となり、他方側が表面に溝を有することなく平坦となっ
た平面部31bとなっている。溝加工部31aはタイヤ
Wとの摩擦係数が高い高摩擦領域となり、平面部31b
は低摩擦領域となっている。
【0011】台車27の上面には、台車27の往復動ス
トロークに対応した長さを有する切欠き部35が、対を
なすタイヤ駆動ローラ31の間に位置させて形成されて
いる。そして、基台24に取付けられた駆動シリンダ3
6により上下動自在となったリフタープレート37が、
切欠き部35の位置に設けられている。後の車輪を保持
する第2測定ユニット22についても、第1測定ユニッ
ト21と同様の構造となっており、第1測定ユニット2
1における部材と共通する部材には同一の符号が付され
ている。
トロークに対応した長さを有する切欠き部35が、対を
なすタイヤ駆動ローラ31の間に位置させて形成されて
いる。そして、基台24に取付けられた駆動シリンダ3
6により上下動自在となったリフタープレート37が、
切欠き部35の位置に設けられている。後の車輪を保持
する第2測定ユニット22についても、第1測定ユニッ
ト21と同様の構造となっており、第1測定ユニット2
1における部材と共通する部材には同一の符号が付され
ている。
【0012】図1は車両Bのブレーキシステムの制動力
を試験している状態を示す図であり、このときには、図
1(B)に示されるように、車輪Wは全てタイヤ駆動ロ
ーラ31の溝加工部31aに支持されている。図3
(A)(B)はリフタープレート37により車輪W全て
を支持することにより、車両Bを台車27から上昇させ
た状態を示す。この状態のもとで、台車27を所定のス
トローク移動させることにより、車輪Wの下方にタイヤ
駆動ローラ31の平面部31bが位置決めされる。図4
(A)(B)は、この状態のもとで、リフタープレート
37を下降移動させて、車輪Wを平面部31bに載置し
た状態を示し、この状態のもとで、ABSの作動試験が
なされる。
を試験している状態を示す図であり、このときには、図
1(B)に示されるように、車輪Wは全てタイヤ駆動ロ
ーラ31の溝加工部31aに支持されている。図3
(A)(B)はリフタープレート37により車輪W全て
を支持することにより、車両Bを台車27から上昇させ
た状態を示す。この状態のもとで、台車27を所定のス
トローク移動させることにより、車輪Wの下方にタイヤ
駆動ローラ31の平面部31bが位置決めされる。図4
(A)(B)は、この状態のもとで、リフタープレート
37を下降移動させて、車輪Wを平面部31bに載置し
た状態を示し、この状態のもとで、ABSの作動試験が
なされる。
【0013】図5は上述した制動試験装置の制御回路を
示す図であり、タイヤ駆動ローラ31を駆動するための
モータ32と、それぞれのローラ31に直結された制動
力検出器41とからの信号は、CPU等が内蔵された制
御盤42に送られるようになっており、この制御盤42
からは測定結果を表示する表示部43に信号が送られる
ようになっている。
示す図であり、タイヤ駆動ローラ31を駆動するための
モータ32と、それぞれのローラ31に直結された制動
力検出器41とからの信号は、CPU等が内蔵された制
御盤42に送られるようになっており、この制御盤42
からは測定結果を表示する表示部43に信号が送られる
ようになっている。
【0014】本発明においては、ABSの評価を官能評
価することなく、上記装置を用いて、定量的にABSの
機能を評価するようにしている。ABSを有する車両の
場合には、車輪Wが所定の回転速度となった状態で、ブ
レーキペダルPを踏むと、直ちに制動力が上昇するが、
所定の制動力の上限値となると制動力が低下されるよう
になっており、ABSは制動力の変動を繰り代えす。図
6はある車種の車両における制動力の変動状態を示す図
であり、ABSが適性に作動した場合における設定時間
T内の変動回数つまり作動回数は、車種に応じて予め実
験的に求められた。この実験データは、制御盤42内に
設けられたメモリー内に格納されており、ブレーキペダ
ルPを踏むことにより、まず制動力の下限値Lを越えた
時点で、制御盤42内に設けられたタイマーが起動し、
それ以降、下限値Lよりも制動力が低下する毎に作動回
数がカウントされる。設定された時間T内に、予め定め
られた作動回数Nがカウントされたならば、その車両の
ABSは所望の性能を有していることが自動的に判断さ
れる。ただし、変動数のカウントは上限値を越えた時点
でカウントするようにしても良い。
価することなく、上記装置を用いて、定量的にABSの
機能を評価するようにしている。ABSを有する車両の
場合には、車輪Wが所定の回転速度となった状態で、ブ
レーキペダルPを踏むと、直ちに制動力が上昇するが、
所定の制動力の上限値となると制動力が低下されるよう
になっており、ABSは制動力の変動を繰り代えす。図
6はある車種の車両における制動力の変動状態を示す図
であり、ABSが適性に作動した場合における設定時間
T内の変動回数つまり作動回数は、車種に応じて予め実
験的に求められた。この実験データは、制御盤42内に
設けられたメモリー内に格納されており、ブレーキペダ
ルPを踏むことにより、まず制動力の下限値Lを越えた
時点で、制御盤42内に設けられたタイマーが起動し、
それ以降、下限値Lよりも制動力が低下する毎に作動回
数がカウントされる。設定された時間T内に、予め定め
られた作動回数Nがカウントされたならば、その車両の
ABSは所望の性能を有していることが自動的に判断さ
れる。ただし、変動数のカウントは上限値を越えた時点
でカウントするようにしても良い。
【0015】次に、上述した試験装置により車両の制動
試験を行なう手順について、図7〜図9に示すフローチ
ャートを参照しつつ説明する。
試験を行なう手順について、図7〜図9に示すフローチ
ャートを参照しつつ説明する。
【0016】車両Bは、上昇限におけるリフタープレー
ト37とほぼ同一のレベルとなるように設けられた車両
搬入路を通って、試験装置の上にまで自走する。車両が
進入してリフタープレート37の上に車輪Wが載置され
たことが、ステップS1で判断されたならば、ブレーキ
システムの制動性能を試験するために、リフタープレー
ト37がシリンダ36によりステップS2で下降移動す
る。下降移動の完了が検出されたならば、モータ32に
よりタイヤ駆動ローラ31を駆動させる(ステップS
3、S4)。ローラ31を駆動させた状態で、作業者が
ブケーキペダルPを踏み込むと、タイヤWが制動されて
その制動力がタイヤ駆動ローラ31に伝達されて、制動
力検出器41により検出された制動力のデータがステッ
プS5で制御盤42に送られる。ブレーキベダルPの踏
み込みが解除されて制動力が除去されることにより、制
動力試験の終了が判断されたならば、タイヤ駆動ローラ
31の回転を停止すると共に、得られたデータに基づい
て制動力の適否を判断する(ステップS6〜S8)。こ
の判断結果が、表示部43に表示される(ステップS
9、S10)。
ト37とほぼ同一のレベルとなるように設けられた車両
搬入路を通って、試験装置の上にまで自走する。車両が
進入してリフタープレート37の上に車輪Wが載置され
たことが、ステップS1で判断されたならば、ブレーキ
システムの制動性能を試験するために、リフタープレー
ト37がシリンダ36によりステップS2で下降移動す
る。下降移動の完了が検出されたならば、モータ32に
よりタイヤ駆動ローラ31を駆動させる(ステップS
3、S4)。ローラ31を駆動させた状態で、作業者が
ブケーキペダルPを踏み込むと、タイヤWが制動されて
その制動力がタイヤ駆動ローラ31に伝達されて、制動
力検出器41により検出された制動力のデータがステッ
プS5で制御盤42に送られる。ブレーキベダルPの踏
み込みが解除されて制動力が除去されることにより、制
動力試験の終了が判断されたならば、タイヤ駆動ローラ
31の回転を停止すると共に、得られたデータに基づい
て制動力の適否を判断する(ステップS6〜S8)。こ
の判断結果が、表示部43に表示される(ステップS
9、S10)。
【0017】このようにして、ブレーキシステムの制動
力が測定された後には、ステップS11が実行されてリ
フタープレート37が上昇し、車両にABSが搭載され
ているか否かが、ステップS12で判断される。ABS
が搭載されていない車両であると判断されれば、車両は
退出することになる。検査されている車両がABSを有
しているのであれば、ステップS13で台車27を図4
に示される位置に移動させ、更にステップS14でリフ
タープレート37を下降移動させる。
力が測定された後には、ステップS11が実行されてリ
フタープレート37が上昇し、車両にABSが搭載され
ているか否かが、ステップS12で判断される。ABS
が搭載されていない車両であると判断されれば、車両は
退出することになる。検査されている車両がABSを有
しているのであれば、ステップS13で台車27を図4
に示される位置に移動させ、更にステップS14でリフ
タープレート37を下降移動させる。
【0018】下降移動の完了が検出されたならば、タイ
ヤ駆動ローラ31を駆動させて、ABSの試験が開始さ
れる(S15〜S17)。作業者がブレーキペダルPを
踏む込むことにより、制動力が下限値Lを越えたならば
(ステップS18)、ステップS19でタイマーがオン
し、ステップS20で図6に示された作動回数をカウン
トする。このタイマーにより設定された時間が経過した
ならば、ステップS21でそれを判断してステップS2
2でタイヤ駆動ローラ31の回転を停止する。そして、
ステップS23では、設定時間T内におけるカウントさ
れた作動回数を、予め被測定車両のABSが適性であれ
ば作動することになる回数と比較して、そのABSが適
正な作動状態となっているか否かを判断する。判断結果
は、ステップS24、S25で表示部43に表示され、
ステップS26〜S28が実行されて車両に対する制動
試験が完了する。
ヤ駆動ローラ31を駆動させて、ABSの試験が開始さ
れる(S15〜S17)。作業者がブレーキペダルPを
踏む込むことにより、制動力が下限値Lを越えたならば
(ステップS18)、ステップS19でタイマーがオン
し、ステップS20で図6に示された作動回数をカウン
トする。このタイマーにより設定された時間が経過した
ならば、ステップS21でそれを判断してステップS2
2でタイヤ駆動ローラ31の回転を停止する。そして、
ステップS23では、設定時間T内におけるカウントさ
れた作動回数を、予め被測定車両のABSが適性であれ
ば作動することになる回数と比較して、そのABSが適
正な作動状態となっているか否かを判断する。判断結果
は、ステップS24、S25で表示部43に表示され、
ステップS26〜S28が実行されて車両に対する制動
試験が完了する。
【0019】図10及び図11は本発明の他の実施例に
係る車両の制動試験装置を示す図であり、この場合には
タイヤ駆動ローラ31は図示しない固定部材に対して回
転自在に取付けられ、モータにより回転するようになっ
ている。タイヤ駆動ローラ31自体の構造は前記実施例
と同様であり、溝加工部31aと、平面部31bとを有
している。車両Bを車輪Wが溝加工部31aに載置され
る状態と、平面部31bに載置される状態とに移動させ
るために、それぞれの車輪Wの側面に当接するローラ5
1が設けられ対をなす切換え部材52、53が車幅方向
に往復動自在に設けられている。一対の切換え部材5
2、53は図10に示されるように、相互に対向してお
り、一方の切換え部材52が前進移動する際には、他方
の切換え部材53は後退移動する。これらの切換え部材
は、前輪用の後輪用とに二対設けられている。それぞれ
の切換え部材52、53は駆動シリンダ54によって往
復動する。
係る車両の制動試験装置を示す図であり、この場合には
タイヤ駆動ローラ31は図示しない固定部材に対して回
転自在に取付けられ、モータにより回転するようになっ
ている。タイヤ駆動ローラ31自体の構造は前記実施例
と同様であり、溝加工部31aと、平面部31bとを有
している。車両Bを車輪Wが溝加工部31aに載置され
る状態と、平面部31bに載置される状態とに移動させ
るために、それぞれの車輪Wの側面に当接するローラ5
1が設けられ対をなす切換え部材52、53が車幅方向
に往復動自在に設けられている。一対の切換え部材5
2、53は図10に示されるように、相互に対向してお
り、一方の切換え部材52が前進移動する際には、他方
の切換え部材53は後退移動する。これらの切換え部材
は、前輪用の後輪用とに二対設けられている。それぞれ
の切換え部材52、53は駆動シリンダ54によって往
復動する。
【0020】例えば、図11に示すように、車輪Wが溝
加工部31bに載置されている状態から、平面部31b
に載置される状態に切替えるには、切換え部材53を前
進させ、同時に、他の対向する切換え部材52を後退移
動させる。このときには、車両の移動を円滑に行なうよ
うに、車輪Wを回転させたままとし、車輪Wの回転に伴
なってローラ51も回転する。この場合にも、制動力の
試験とABSの作動試験は、前記実施例と同様にして自
動的になされる。
加工部31bに載置されている状態から、平面部31b
に載置される状態に切替えるには、切換え部材53を前
進させ、同時に、他の対向する切換え部材52を後退移
動させる。このときには、車両の移動を円滑に行なうよ
うに、車輪Wを回転させたままとし、車輪Wの回転に伴
なってローラ51も回転する。この場合にも、制動力の
試験とABSの作動試験は、前記実施例と同様にして自
動的になされる。
【0021】上述したように、図示実施例に係る試験装
置によれば、従来作業者の官能試験によってABSの作
動が適性であるか否かを試験していたのに対して、メモ
リーに記憶されている制動力の変動状態と、試験したA
BSの制動力の変動状態を比較することによって、自動
的にABSの作動が適性であるか否かを判断することが
でき、極めて効率良くブレーキシステムの制動力のみな
らず、ABSの作動試験をも行なうことが可能となる。
置によれば、従来作業者の官能試験によってABSの作
動が適性であるか否かを試験していたのに対して、メモ
リーに記憶されている制動力の変動状態と、試験したA
BSの制動力の変動状態を比較することによって、自動
的にABSの作動が適性であるか否かを判断することが
でき、極めて効率良くブレーキシステムの制動力のみな
らず、ABSの作動試験をも行なうことが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、対をなす
それぞれのタイヤ駆動ローラに、ブレーキシステムの制
動力を試験するための高摩擦領域と、ABSの作動状態
を試験する低摩擦領域とが形成されており、切換え手段
により車輪とタイヤ駆動ローラとの相対位置が変更され
るので、一台の試験装置によりブレーキシステムとAB
Sの作動とを連続して試験することができ、これらの試
験の作業性が大幅に向上した。
それぞれのタイヤ駆動ローラに、ブレーキシステムの制
動力を試験するための高摩擦領域と、ABSの作動状態
を試験する低摩擦領域とが形成されており、切換え手段
により車輪とタイヤ駆動ローラとの相対位置が変更され
るので、一台の試験装置によりブレーキシステムとAB
Sの作動とを連続して試験することができ、これらの試
験の作業性が大幅に向上した。
【図1】(A)は制動力を試験している状態を示す本発
明の一実施例に係る制動試験装置の正面図、図1(B)
は同図(A)の平面図、
明の一実施例に係る制動試験装置の正面図、図1(B)
は同図(A)の平面図、
【図2】は図1に示されたタイヤ駆動ローラを示す拡大
図、
図、
【図3】は図1に示される状態からリフターにより車両
を上昇させた状態を示す正面図と平面図、
を上昇させた状態を示す正面図と平面図、
【図4】はABSの作動試験を行なっている状態を示す
正面図と平面図、
正面図と平面図、
【図5】は図1〜図4に示した装置の制御回路を示すブ
ロック図、
ロック図、
【図6】はABSが作動した場合における本発明の制動
力検出器が検出した制動力の変化を示す測定グラフ、
力検出器が検出した制動力の変化を示す測定グラフ、
【図7】は本発明の制動試験装置の作動状態を示すフロ
ーチャート、
ーチャート、
【図8】は本発明の制動試験装置の作動状態を示すフロ
ーチャート、
ーチャート、
【図9】は本発明の制動試験装置の作動状態を示すフロ
ーチャート、
ーチャート、
【図10】は本発明の他の実施例に係る制動試験装置を
示す平面図、
示す平面図、
【図11】は図10における11−11線に沿う断面
図、
図、
【図12】は従来のブレーキテスト装置を示す正面図、
【図13】は従来のABS作動試験装置を示す正面図で
ある。
ある。
21…第1測定ユニット、22…第2測定ユニット、2
4…基台、27…台車(切換え手段)、31…タイヤ駆
動ローラ、31a…溝加工部(高摩擦領域)31b…平
面部(低摩擦領域)、41…制動力検出器、42…制御
盤、43…表示部、53…切換え部材(切換え手段)、
B…車両、P…ブレーキペダル、W…車輪(タイヤ)。
4…基台、27…台車(切換え手段)、31…タイヤ駆
動ローラ、31a…溝加工部(高摩擦領域)31b…平
面部(低摩擦領域)、41…制動力検出器、42…制御
盤、43…表示部、53…切換え部材(切換え手段)、
B…車両、P…ブレーキペダル、W…車輪(タイヤ)。
Claims (1)
- 【請求項1】 相互に平行となって対をなし被測定車両
の車輪の位置に対応して配置されて前記車輪が載置され
る複数対のタイヤ駆動ローラと、それぞれのタイヤ駆動
ローラに形成され車輪との間の摩擦抵抗が高い高摩擦領
域と、それぞれのタイヤ駆動ローラに前記高摩擦領域に
隣接させて形成され、車輪との間の摩擦抵抗が低い低摩
擦領域と、前記車輪と前記タイヤ駆動ローラとのタイヤ
駆動ローラの軸方向における相対位置を変更させて前記
車輪が前記高摩擦領域に載置される位置と前記低摩擦領
域との何れかに切換え移動させる切換え手段とを有する
車両の制動試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287885A JP2825034B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 車両の制動試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3287885A JP2825034B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 車両の制動試験装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05126684A true JPH05126684A (ja) | 1993-05-21 |
| JP2825034B2 JP2825034B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=17722987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3287885A Expired - Lifetime JP2825034B2 (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 車両の制動試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2825034B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5392640A (en) * | 1992-05-01 | 1995-02-28 | Anzen Motor Co., Ltd. | Vehicle performance inspection apparatus and vehicle performance inspection method |
| JP2012242152A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Honda Motor Co Ltd | 制動力測定方法 |
| CN101470049B (zh) | 2007-12-30 | 2013-01-02 | 哈尔滨理工大学 | 基于磁粉离合器的防抱死系统动态模拟实验台 |
| JP2013520667A (ja) * | 2010-02-25 | 2013-06-06 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 車両運転支援方法 |
| CN104502014A (zh) * | 2014-12-16 | 2015-04-08 | 吉林大学 | 基于台架的汽车轴荷自动调整的制动力检测装置及方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0432056U (ja) * | 1990-07-12 | 1992-03-16 |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP3287885A patent/JP2825034B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0432056U (ja) * | 1990-07-12 | 1992-03-16 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5392640A (en) * | 1992-05-01 | 1995-02-28 | Anzen Motor Co., Ltd. | Vehicle performance inspection apparatus and vehicle performance inspection method |
| CN101470049B (zh) | 2007-12-30 | 2013-01-02 | 哈尔滨理工大学 | 基于磁粉离合器的防抱死系统动态模拟实验台 |
| JP2013520667A (ja) * | 2010-02-25 | 2013-06-06 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 車両運転支援方法 |
| JP2012242152A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Honda Motor Co Ltd | 制動力測定方法 |
| CN104502014A (zh) * | 2014-12-16 | 2015-04-08 | 吉林大学 | 基于台架的汽车轴荷自动调整的制动力检测装置及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2825034B2 (ja) | 1998-11-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2536578B1 (en) | Tire changer and method of measuring force variations acting between a roller and a tread surface of a tyre/wheel assembly | |
| US7509846B2 (en) | Chassis dynamometer | |
| US7543487B2 (en) | Traveling test apparatus provided with flat-belt mechanism for vehicle | |
| JP4014264B2 (ja) | タイヤのトレツド剛性の決定装置及び関連の方法 | |
| JPH05126684A (ja) | 車両の制動試験装置 | |
| US6564461B1 (en) | Wheel alignment adjusting device | |
| JPH09304239A (ja) | 車両用複合試験機 | |
| JP3169662B2 (ja) | 車両用プレート式複合試験機 | |
| JP2736974B2 (ja) | 自動車試験装置 | |
| JPH0220929B2 (ja) | ||
| JP2903316B2 (ja) | デフロック機構の作動検査方法及びその装置 | |
| JP3361160B2 (ja) | ブレーキ機能判定方法 | |
| JPH09218137A (ja) | サイドスリップテスタを組み込んだ複合型車検装置 | |
| JPH06317503A (ja) | Abs性能検査装置 | |
| JPH06249754A (ja) | シャシダイナモメータのメカニカルロス測定方法 | |
| JP2007093212A (ja) | 走行試験装置 | |
| KR900005881B1 (ko) | 축중(軸重) 측정장치 | |
| JP3216958B2 (ja) | タイヤ走行試験機のサイドフォース測定方法及び測定装置 | |
| JPH075389Y2 (ja) | ブレーキテスター | |
| JPH05196553A (ja) | 車両の加振試験装置 | |
| JP2003149089A (ja) | ブレーキ機能判定方法 | |
| JPH0454436Y2 (ja) | ||
| JP2998814B2 (ja) | 自動車のサイドスリップ値判定方法 | |
| JPH0726673Y2 (ja) | ブレーキとスピードメータの複合試験装置 | |
| JP5225424B2 (ja) | 車両用走行試験装置 |