JPH0512691U - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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JPH0512691U
JPH0512691U JP5809391U JP5809391U JPH0512691U JP H0512691 U JPH0512691 U JP H0512691U JP 5809391 U JP5809391 U JP 5809391U JP 5809391 U JP5809391 U JP 5809391U JP H0512691 U JPH0512691 U JP H0512691U
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pump body
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盛衛 早川
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プロセスガス排気時にポンプ本体内に反応生成
物を付着、堆積させないために設けられる加熱機構の寿
命を引き伸ばす。 【構成】ポンプ本体1にコイル8を巻回したコア9を埋
設し、前記コイル8に、交流電源11を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体製造装置における真空排気及び反応ガス排気等に使用される ターボ分子ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、アルミドライエッチングを行なう半導体製造装置においては、製造過 程で反応生成物である塩化アルミニウムAlCl3 等が発生し、前記反応生成物 がその昇華温度よりも低い温度で運転されるターボ分子ポンプに排気されること によりポンプ内に堆積して故障を引き起こす問題を生じる。その堆積防止方法と して、前記ターボ分子ポンプの内部の温度を高めるという方法が有効とされてい る。従来はヒータ加熱によって前記ターボ分子ポンプ内の温度を高めるという方 法がとられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ヒータは、ニクロム線等の抵抗加熱素材を使用する構造になってお り、熱の発生・停止にともなって、抵抗加熱素材の膨脹・収縮が引き起こされる 。このため、前記抵抗加熱素材の金属疲労が発生し、断線により加熱作用を失っ て、ポンプ内に再び反応生成物が堆積し始めるという問題を生じる。
【0004】 本考案は、以上のような課題に着目してなされたものであって、ポンプ本体を 確実に加熱することが可能であり、その上信頼性も確実に向上させることができ るターボ分子ポンプを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、かかる目的を達成するために、次のような構成を採用したものであ る。
【0006】 すなわち、本考案に係るターボ分子ポンプは、コアにコイルを巻回し、前記コ イルに交流電源を接続して、前記コアによりポンプ本体を加熱させることを特徴 とする。
【0007】
【作用】
一般に、コアに交流電源から交流電流を供給することによって、前記コア内部 に磁気ヒステリシスと渦電流が誘起され、前記磁気ヒステリシスがコア内にエネ ルギー損失を生じ熱を発生させる。また、前記渦電流は前記コアの電気抵抗とか ら該コア内にジュール熱を発生させる。そして、先ずコアを加熱し、前記コアか らの熱伝導により最終的にポンプ本体を加熱する。その結果、抵抗加熱素材を利 用する場合と比較してコイル自身の発熱が僅かであってもポンプ本体を有効加熱 できることになり、金属疲労により断線して加熱作用を失うという現象が防止さ れることになる。しかも、発生した磁束はコア内に閉じ込められ、外部に漏れな いので、ノイズ発生源となるような不具合も同時に解消されることになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1、図2を参照して説明する。
【0009】 このターボ分子ポンプは、図1に示すように、ポンプ本体1のベース2にシャ フト3を介して高速回転可能にロータ4を枢支するとともに、前記ロータ4の外 周に突設した回転翼4aとロータ4を包囲する外筒5の内周に突設した固定翼5 aとの間にタービンTを形成し、吸気口6から吸入したガス分子を前記タービン Tで叩き飛ばし、排気口7に向かって圧縮し得るようになっている。前記ベース 2には、前記シャフト3を中心にして前記タービンTを通過した後前記排気口7 の入口近傍に臨む円周溝2aが刻設してあり、この円周溝2a内に、図2に示す ようなコイル8を巻回したコア9を埋設している。前記コア9には、鉄系(ニッ ケル、コバルト)の磁性材料で作られた素材を使用する。その他にも強磁性体で あるフェライト、希土類等磁気ヒステリシスが大きいものを使用することで、電 磁エネルギーを有効に前記コア9に加えることができる。また、前記コイル8に は、例えばポリイミド銅線と称される絶縁被覆銅線を使用する。その理由は、前 記絶縁被覆銅線が、230℃程度の比較的高い耐熱性を有していることによる。
【0010】 そして、前記コイル8に、別置のポンプ制御電源10に内蔵された交流電源1 1を接続し、この交流電源11を該制御電源10内の温度制御ユニット12によ って制御するようにしている。このために、前記ポンプ本体1のベース2には温 度センサ13が取り付けてあり、この温度センサ13で感知した温度を該センサ 13からの信号aを通じて前記温度制御ユニット12に入力している。そして、 温度制御ユニット12において、その温度が予め定めた設定温度(例えば60℃ )に保持されるように前記交流電源11の電圧・電流・周波数を調節し、前記コ イル8の発熱量を制御するようにしている。
【0011】 このような構成のものであると、図2に示すように、交流電源11により、コ イル8に交流電流を流したときに、磁化されていないコア9に交流磁界Hが発生 し、前記交流磁界Hで磁化することにより、磁束密度Bは、これに従い、ある面 積を包んだ環線を描く。この際の磁束密度Bは、そのときの交流磁界Hのみから は定まらないで、それ以前に経てきた磁気的な経歴により発生するものである。 前記コア9内にこのようにして発生した磁気ヒステリシスには、交流磁界Hが1 サイクル毎に磁気エネルギー損失として熱エネルギーに変換されるものである。 また、磁束密度Bが変化することにより、前記コア9の周方向に垂直な断面内に 磁束の変化を打ち消す方向に渦電流iが誘起され、前記渦電流iと前記コア9の 電気抵抗RとからR×i2 で表されるジュール熱を発生する。その結果、前記磁 気ヒステリシスによる熱エネルギーと前記渦電流iにより発生するジュール熱に よって、先ずコア9が加熱され、しかる後、ポンプ本体1が加熱されて、ポンプ 本体1の温度を例えば設定温度である60℃以上に維持することができる。その 結果、流路内を通過するプロセスガスに含まれる反応生成物が排気途中で固相温 度以下に冷却されることを有効に防止することができる。
【0012】 しかして、このようなターボ分子ポンプであると、アルミドライエッチングを 行なう半導体製造装置等に搭載してその処理室から出るプロセスガスを排気して も、従来のように塩化アルミニウムAlCl3 等が大量にポンプ内のロータ4と 外筒5の隙間や排気口7の入口近傍に付着、堆積することがなくなる。その結果 、頻繁な分解清掃作業を不要にし、固体接触によるポンプの損傷、破損などの危 険性を確実に低減化することが可能になる。しかも、本実施例の構成によると、 前記コイル8に銅損により発生する熱はヒータ熱に比べて僅かなものとなるので 、ヒータ加熱の場合のような金属疲労による断線を防止でき、ポンプ本体1に安 定した発熱を得ることが可能になる。このため、従来に比べて加熱機構の寿命を 引き伸ばし、メンテナンスを容易にすることができる。
【0013】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではない。例えば、図3、図4に 示すコア14は周方向に沿った等角位置の上下両面に切欠部14aを有しており 、前記切欠部14aにコイル8を巻回し、ベース2に埋設した後、その上面に電 熱を伝える蓋15を載置するようにしている。この構造によると、伝熱性を良好 にするために前記コア14の下面をベース2に密着させ上面に蓋15を密着させ ても前記切欠部14aにコイル8が巻回されているためコイル断線の心配がない 。また、コアを、半割りのコア要素を接合して構成する方法がある。この場合に おいては、コイルの巻回を円環状のコアよりも容易に行なうことができ作業時間 の短縮をはかることができる。この場合、コアの断面に隙間が生じるが、接合面 を鏡面仕上げにしておけば隙間は微小になり、コア内に発生した磁束が外部に漏 れるという心配はなく、ノイズが発生することもない。さらに、本考案の適応対 象はオイル軸受方式に限らず、磁気軸受方式を採用したターボ分子ポンプであっ ても可能である。磁気軸受方式なら非接触であっても機械的な熱歪に影響されな いため、温度の許容範囲が例えば90℃程度と高く、温度設定が容易になる。さ らに、また、本考案は前記実施例に示したコア埋設場所以外にもベ−ス2の下面 に埋設することができる。この場合には、反応生成物が付着し易場所から離れる ためコア9からの熱伝導の効果が若干低下するが、絶縁被覆が放出する微量のガ スにより排気が妨げられる不具合を回避することができる点で有効となる。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係るターボ分子ポンプは、以上説明したように、ポンプ本体に埋設し たコアに鉄損による熱を発生させ、その熱でポンプ本体を加熱するようにしたた め、プロセスガスを排気する際の反応生成物の付着、堆積を確実に防止すること ができ、その上、ヒータ加熱の場合のように金属疲労による断線で加熱機構の寿 命が尽きる事故を頻発することがない等の優れた効果が伴う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す模式的な全体縦断面
図。
【図2】同実施例で使用したコアを示す構造図。
【図3】本考案の他の実施例に使用されるコアを示す断
面図。
【図4】同実施例のコアを示す平面図。
【符号の説明】
1…ポンプ本体 9…コア 8…コイル 11…交流電源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ本体にコイルを巻回したコアを埋設
    し、前記コイルに、交流電源を接続したことを特徴とす
    るターボ分子ポンプ。
JP1991058093U 1991-07-24 1991-07-24 ターボ分子ポンプ Expired - Lifetime JP2570575Y2 (ja)

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JPH0512691U true JPH0512691U (ja) 1993-02-19
JP2570575Y2 JP2570575Y2 (ja) 1998-05-06

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ID=13074341

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JP2570575Y2 (ja) 1998-05-06

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