JPH051269A - 接着用樹脂組成物 - Google Patents

接着用樹脂組成物

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JPH051269A
JPH051269A JP3151795A JP15179591A JPH051269A JP H051269 A JPH051269 A JP H051269A JP 3151795 A JP3151795 A JP 3151795A JP 15179591 A JP15179591 A JP 15179591A JP H051269 A JPH051269 A JP H051269A
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acid
mol
resin
weight
resin composition
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JP3151795A
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Inventor
Yoko Furuta
洋子 古田
Kazuya Shinno
和也 信野
Joshin Kuwata
浄伸 桑田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】エチレングリコール10〜80モル%、その他
のグリコール20〜90モル%からなるグリコール成分
と、芳香族二塩基酸20〜100モル%、その他の二塩
基酸0〜80モル%からなる二塩基酸成分より形成され
るポリエステル単位(a)20〜99重量%と、ポリド
デカンアミドおよび/またはポリウンデカンアミドであ
るポリアミド単位(b)1〜80重量%からなるポリエ
ステルアミド樹脂(A)に、多官能エポキシ化合物
(B)と、酸無水物(C)および/または多塩基酸
(D)を配合してなる接着用樹脂組成物。 【効果】本発明の接着用樹脂組成物は、硬化反応性が高
く、広範囲の被着材に対して広い温度領域にわたって高
い接着力を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接着用樹脂組成物に関
し、さらに詳しくはポリエステルアミド樹脂を含有す
る、広範囲の被着材に対して、広い温度領域にわたって
高い接着力を有する接着用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】金属、各種プラスチック、ガラス、繊
維、木材、紙、皮革などを接着すること、また、これら
の部材にコーティングして各種の機能を付与すること
は、近年、産業上の様々な分野で行われている。このよ
うな用途に使用される接着用樹脂組成物の一つとして、
共重合ポリエステル樹脂を用いた組成物を挙げることが
できる。このような共重合ポリエステル樹脂を使用した
接着用樹脂組成物の例として次のものが知られている。
分子鎖中に分岐を有している共重合ポリエステルと、ジ
エポキシ化合物などの、ポリエステル末端基と反応する
鎖延長剤を接着性成分とする組成物が、特公昭48−3
7974号公報に開示されている。また、ポリエステル
樹脂とエポキシ樹脂とイミダゾール系硬化剤と酸無水物
硬化剤または多塩基酸硬化剤からなる接着用樹脂組成物
が、特開昭60−186578号公報に開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭48−37
974号公報に開示された接着用組成物、および前記特
開昭60−186578号公報に開示された接着用組成
物は、ある程度高い接着力と、広い温度範囲にわたる耐
熱性と、可とう性を有し、金属積層板、フレキシブルプ
リント配線基板、包装用ポリエステルフィルムなどの接
着剤として、また缶をはじめとする金属用コーティング
剤や、磁気テープ用バインダーやインキ用バインダーと
して広く使用されているものである。しかし、可とう性
を付与するために、樹脂のガラス転移温度を下げた場
合、樹脂が無定形で、きわめて柔軟な性状となるため凝
集力が低下し、常温での接着力はもちろんのこと、特に
高温での接着力が十分得られない。また、樹脂のガラス
転移温度を上げると樹脂が硬く脆くなり、引張剪断強度
と比べてT型剥離強度が相対的に低く不十分となる。さ
らに硬化反応性に劣り、硬化が完了するのに時間を要す
るので、用途によってはその使用に制限を受ける。
【0004】よって本発明は、速やかに硬化反応が起こ
り、広範囲な被着材に対して高い接着力と密着力を有
し、またそれが広い温度領域にわたって保たれ、接着
剤、コーティング剤、バインダーなどとして有用な接着
用樹脂組成物を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題はポリエステル
アミド樹脂(A)と、多官能エポキシ化合物(B)と、
酸無水物(C)および/または多塩基酸(D)を配合し
たことを特徴とする接着用樹脂組成物によって達成され
るものである。
【0006】すなわち本発明はエチレングリコール10
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール成分と、芳香族二塩基酸20〜100
モル%、その他の二塩基酸0〜80モル%からなる二塩
基酸成分より形成されるポリエステル単位(a)20〜
99重量%と、ポリドデカンアミドおよび/またはポリ
ウンデカンアミドであるポリアミド単位(b)1〜80
重量%からなるポリエステルアミド樹脂(A)に多官能
エポキシ化合物(B)と酸無水物(C)および/または
多塩基性酸(D)を配合してなる接着用樹脂組成物であ
る。
【0007】以下、本発明の構成を詳述する。
【0008】本発明のポリエステルアミド樹脂(A)
は、ポリエステル単位(a)とポリアミド単位(b)か
らなる。
【0009】ポリエステル単位(a)は、エチレングリ
コール10〜80モル%、好ましくは20〜70モル
%、その他のグリコール20〜90モル%、好ましくは
30〜80モル%からなるグリコール成分と、芳香族二
塩基酸20〜100モル%、好ましくは40〜95モル
%、その他の二塩基酸0〜80モル%、好ましくは5〜
60モル%からなる二塩基酸成分より合成される。
【0010】エチレングリコールが全グリコール成分中
に占める割合が10モル%未満である場合、あるいは8
0モル%を超える場合は、いずれも溶剤に対する溶解性
が不十分となる。
【0011】エチレングリコールと組み合わせて用いる
その他のグリコールとしては、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、2−メチル−2−エチル−1,3−プロ
パンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジ
オール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オールのごとき脂肪族グリコール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノールのごとき脂環族グリコール、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキ
サイド付加物、ビスフェノールSのエチレンオキサイド
あるいはプロピレンオキサイド付加物のごとき芳香族グ
リコールなどを挙げることができ、これらの中から1種
または2種以上を選んで使用する。これらの中でもネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,
4−ブタンジオールなどが好ましい。
【0012】芳香族二塩基酸が全二塩基酸成分中に占め
る割合が、20モル%未満である場合は接着力が低い。
【0013】芳香族二塩基酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸などを
挙げることができ、これらの中から1種または2種以上
を選んで使用する。低級アルキルエステルになっている
ものの使用も可能である。十分な接着強度を得るため
に、芳香族二塩基酸成分の一つとしてテレフタル酸を用
いることが好ましい。テレフタル酸と組み合わせて好ま
しく用いられる芳香族二塩基酸としてはイソフタル酸を
挙げることができる。
【0014】その他の二塩基酸は全二塩基酸成分に対し
て0〜80モル%用いる。その他の二塩基酸としては脂
肪族二塩基酸および脂環族二塩基酸を挙げることができ
る。
【0015】脂肪族二塩基酸としては、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデ
カンジオン酸、α,ω−オクタデカンジカルボン酸、ダ
イマー酸などを挙げることができ、これらの中から1種
または2種以上を選んで使用する。これらの中でもアジ
ピン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸などが好まし
い。
【0016】脂環族二塩基酸としては、水添テレフタル
酸、水添イソフタル酸、水添オルトフタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸の水添物、4,4′−ジフェニ
ルジカルボン酸の水添物などを挙げることができ、これ
らの中から1種または2種以上を選んで使用する。これ
らの中でも水添テレフタル酸、水添イソフタル酸が好ま
しい。脂肪族二塩基酸と脂環族二塩基酸を併用すること
も可能である。
【0017】本発明のポリエステル単位(a)は、エチ
レングリコールと、上記したような好ましいグリコール
と、好ましい芳香族二塩基酸と、好ましい二塩基酸を組
み合わせた非晶性共重合ポリエステルである。
【0018】場合によっては少量の3価以上のポリカル
ボン酸及び/あるいは3価以上のポリオールを共重合す
ることも可能である。
【0019】3価以上の多塩基酸としてはトリメリット
酸、ピロメリット酸などが挙げられる。また3価以上の
ポリオールとしてはグリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。これらの多
塩基酸やポリオールはそれぞれ二塩基酸あるいはグリコ
ールに対して0〜10モル%の範囲で用いるのが好まし
い。
【0020】またポリアミド単位(b)はポリドデカン
アミド及び/もしくはポリウンデカンアミドであり、1
2−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウン
デカン酸から形成されるものである。
【0021】本発明のポリエステルアミド樹脂(A)
は、ポリエステル単位(a)20〜99重量%、好まし
くは40〜95重量%、特に好ましくは60〜90重量
%と、ポリアミド単位(b)1〜80重量%、好ましく
は5〜60重量%、特に好ましくは10〜40重量%と
からなる。ポリエステル単位(a)が20重量%未満と
なると溶剤溶解性が低下する。またポリアミド単位
(b)が1重量%未満となると、接着力が低下するとと
もに耐熱性が低下する。
【0022】ポリエステル単位(a)とポリアミド単位
(b)は、ポリエステルアミド樹脂(A)中に共重合比
に応じて統計的な分布で存在する。
【0023】本発明の接着用樹脂組成物に用いるポリエ
ステルアミド樹脂(A)は、エチレングリコール、その
他のグリコール、芳香族二塩基酸あるいはその低級アル
キルエステル誘導体、その他の二塩基酸あるいはその低
級アルキルエステル誘導体、12−アミノドデカン酸及
び/もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合する
ことによって製造される。具体的な方法を示すと、芳香
族二塩基酸およびその他の二塩基酸を、それに対し1.
05〜2.0倍モルのグリコール及び12−アミノドデ
カン酸及び/もしくは11−アミノウンデカン酸ととも
に、通常のエステル化触媒の存在下において約150〜
240℃の温度で常圧下加熱反応させるか、あるいは触
媒を使用しないで約240〜260℃の温度で加圧下加
熱反応させる。出発原料として芳香族二塩基酸およびそ
の他の二塩基酸の低級アルキルエステル化合物を用いる
場合は、通常のエステル交換触媒の存在下において約1
50〜240℃の温度で常圧下加熱反応させる。次いで
10mmHg以下、好ましくは1mmHg以下の減圧下に220
〜290℃で加熱重縮合する。この際、重合触媒を用い
ることが好ましい。ポリエステル単位(a)を形成する
成分のみを用いてエステル化反応あるいはエステル交換
反応を行った後、ポリアミド単位(b)を形成する12
−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウンデ
カン酸を添加し、200〜240℃で窒素シール下、1
〜2時間予備反応を行った後、減圧下に重縮合してもよ
い。またポリアミド単位(b)の原料である12−アミ
ノドデカン酸はその単独使用が好ましいが、その一部を
ラウロラクタムの形で用いることもできる。
【0024】エステル化触媒としてはチタン化合物、ス
ズ化合物及び鉛化合物等を、エステル交換触媒としては
亜鉛化合物、マンガン化合物、コバルト化合物などを、
重合触媒としてはアンチモン化合物、チタン化合物、亜
鉛化合物、スズ化合物、ゲルマニウム化合物などを挙げ
ることができる。重合触媒とともに、りん化合物を用い
ると更に重合反応性やポリマの色調が向上する。
【0025】このようにして製造したポリエステルアミ
ド樹脂(A)の、o−ジクロルベンゼン/フェノール
(容量比4/6)の混合溶媒を用い、濃度1.0%で測
定した還元比粘度は、好ましくは0.1〜1.2dl/g
、特に好ましくは0.5〜1.0dl/g である。還元
比粘度が小さすぎる場合は、低温における接着力が不十
分になる。また還元比粘度が大きすぎる場合は、樹脂の
溶剤溶解性や、接着剤の保存安定性が不十分となる。
【0026】本発明のポリエステルアミド樹脂はその分
子鎖中に特定の化学構造のポリエステル単位と脂肪族ポ
リアミド単位を有しており、この効果によって硬化反応
性と接着力が改良されたものである。
【0027】本発明で用いられる多官能エポキシ化合物
(B)とは、少なくとも2個のエポキシ基を有する化合
物である。好ましい例としては、例えばビスフェノール
とエピクロルヒドリンとを各種の割合で配合させて得ら
れるビスフェノール型エポキシ化合物、ノボラック樹脂
とエピクロルヒドリンより得られるノボラック型エポキ
シ化合物、ポリカルボン酸とエピクロルヒドリンより得
られるポリグリシジルエステル化合物、脂環化合物(例
えばジシクロペンタジエン)とエピクロルヒドリンより
得られる脂環化合物型エポキシ化合物、アルコール性水
酸基を有する脂肪族化合物(例えばブタンジオール、グ
リセリンなど)とエピクロルヒドリンより得られるポリ
グリシジルエーテル化合物などを挙げることができる。
これらの中でもビスフェノール型エポキシ化合物、ポリ
グリシジルエステル化合物、ポリグリシジルエーテル化
合物などが好ましい。
【0028】本発明で用いられる酸無水物(C)として
は、無水マレイン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水ク
ロレンデック酸、無水セバシン酸重合物、無水フタル
酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、シクロ
ペンタンテトラカルボン酸二無水物、ヘキサヒドロ無水
フタル酸、エンドメチレンヘキサヒドロ無水フタル酸、
無水メルナジック酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物などを挙げることができる。これらの中でも無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸二無水物などが好ましい。
【0029】本発明で用いる多塩基酸(D)としては、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、ドデカンジオン酸、α,ω−オクタデカンジ
カルボン酸、ダイマー酸などの脂肪族多塩基酸、水添テ
レフタル酸、水添イソフタル酸などの脂環族多塩基酸、
テレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸などの芳香族多塩基酸を挙げ
ることができ、これらの中でもトリメリット酸、ピロメ
リット酸などが好ましい。
【0030】本発明の接着用樹脂組成物はポリエステル
アミド樹脂(A)100重量部に対し、多官能エポキシ
化合物(B)1〜100重量部、好ましくは5〜50重
量部と、酸無水物(C)および/あるいは多塩基酸
(D)0.1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部
を含有するものが好ましい。
【0031】本発明の接着用樹脂組成物には必要に応じ
て硬化触媒、顔料、着色剤、レベリング剤、耐候剤、酸
化防止剤等を添加してもよい。
【0032】本発明の接着用樹脂組成物は一般には有機
溶剤に溶解して使用されるものである。有機溶剤として
はトルエン、キシレン、”ソルベッソ”#100、”ソ
ルベッソ”#150、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、ノルマ
ル酢酸ブチル、メチルセロソルブアセテート、エチルセ
ロソルブアセテート、イソホロン、ブタノール、オクタ
ノール、ブチルカルビトール等からその溶解性、蒸発速
度、経済性などによって任意に選ぶことができる。
【0033】
【実施例】以下実施例によって本発明を説明する。な
お、実施例中の部はすべて重量基準である。
【0034】また、実施例及び比較例中に示される各測
定項目は以下の方法に従った。
【0035】・ガラス転移温度 DSCで測定した。
【0036】・還元比粘度 樹脂0.25gをο−ジクロルベンゼン/フェノール
(容量比4/6)25mlに溶解し25℃で測定した。
【0037】参考例1〜5 テレフタル酸175部、イソフタル酸175部、セバシ
ン酸107部、エチレングリコール123部、1,6−
ヘキサンジオール172部を撹拌機と精留管を備えた反
応容器に仕込み、加圧下240℃で4時間エステル化反
応を行った。次に十分に窒素置換を行ったヘリカルリボ
ン型撹拌翼を備えた反応容器に移し、12−アミノドデ
カン酸437部を加え、240℃で1時間予備反応を行
ない、酢酸亜鉛0.5部、三酸化アンチモン0.1部、
りん酸0.1部を添加したのち、昇温及び減圧プログラ
ムに従って約1時間をかけて275℃、1mmHg以下の反
応条件にもっていった。その状態で1時間50分重縮合
反応を行い、淡黄色透明のポリエステルアミド樹脂(A
−1)を得た。ポリエステルアミド樹脂(A−1)のガ
ラス転移温度は−38℃、還元比粘度は0.56dl/g
であった。元素分析により求めたポリドデカンアミドか
らなるポリアミド単位の割合は40重量%であり、 1
−NMRスペクトルから求めたポリエステル単位の組成
比は、酸成分がテレフタル酸/イソフタル酸/セバシン
酸=40/40/20(モル比)、グリコール成分がエ
チレングリコール/1,6−ヘキサンジオール=50/
50(モル比)であった。以下、同様にして表1に示さ
れるポリエステルアミド樹脂(A−2)〜(A−5)を
製造した。
【0038】
【表1】
【0039】参考例6〜11 参考例1と同様にして表2に示されるポリエステルアミ
ド樹脂(A−6)〜(A−8)と、ポリアミド単位を含
まない共重合ポリエステル樹脂〜を製造した。
【0040】
【表2】
【0041】実施例1〜2 ポリエステルアミド樹脂(A−1)あるいは(A−2)
を、メチルエチルケトン/トルエン(重量比20/8
0)混合溶媒に固形分濃度30重量%となるように加
え、60℃に加熱して溶解した。この溶液を室温まで冷
却した後、樹脂の固形分100部に対して、多官能エポ
キシ化合物である”エピコート”1007(油化シェル
エポキシ社製)30部、”エピコート”828(油化シ
ェルエポキシ社製)3部、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物6部を添加し、撹拌して均一な溶液とし
た。この溶液を脱脂した厚さ0.5mmの冷延鋼板2枚
に、乾燥塗膜厚みが25μmとなるように、バーコータ
ーを用いて塗布した。180℃の熱風オーブン中で2分
間乾燥した後、これらの鋼板をはりあわせ、200℃で
5kg/cm2 の圧力をかけて10分間の熱プレスを行っ
た。室温に1日放置し、25mm×10mmの重ね合わせ部
の引張剪断強度を−20℃、25℃、50℃、100℃
の各温度で、引張速度20mm/min で測定した。また、
この接着試験片から硬化後の組成物約0.5gを剥ぎ取
り、25mlのメチルエチルケトンに24時間浸漬したの
ち、ガラスフィルターでろ過して、前後の重量差からゲ
ル分率を求めた。結果を表3に示す。
【0042】表3から明らかな様に、本発明の接着用樹
脂組成物は、広い温度範囲にわたって高い接着力を有
し、硬化反応性も良好である。
【0043】比較例1〜3 実施例1で用いたポリエステルアミド樹脂(A−1)の
溶液に、多官能エポキシ化合物あるいは酸無水物を配合
しないで、実施例1と同様の接着試験を行った。また、
ポリエステルアミド樹脂(A−1)のかわりに、同程度
のガラス転移温度で同程度の還元粘度の共重合ポリエス
テル樹脂を用いて、実施例1と同様の接着試験および
ゲル分率測定を行った。結果を表3に示す。
【0044】表3から明らかな様に、ポリエステルアミ
ド樹脂に多官能エポキシ化合物あるいは酸無水物を配合
しない場合や、ポリエステルアミド樹脂のかわりに共重
合ポリエステル樹脂を用いた場合は、室温における接着
力が低く、測定温度を上げた場合の接着力の低下が大き
い。また、共重合ポリエステル樹脂の硬化反応性は、本
発明のポリエステルアミド樹脂に比較して低い。
【0045】
【表3】
【0046】実施例3 ポリエステルアミド樹脂(A−5)を、メチルエチルケ
トンに固形分濃度30重量%となるように加え、60℃
に加熱して溶解した。この溶液を室温まで冷却した後、
樹脂の固形分100部に対して、多官能エポキシ化合物
である”エピコート”1004(油化シェルエポキシ社
製)10部、”エピコート”191P(油化シェルエポ
キシ社製)3部、無水トリメリット酸5部を添加し、撹
拌して均一な溶液とした。この溶液を、厚さ0.1mmの
PETフィルム、厚さ0.5mmの軟質塩ビフィルム、厚
さ0.5mmのアルミ箔に、各々乾燥後の塗膜厚さが30
μmになるように、バーコーターを用いて塗布した。1
00℃の熱風オーブン中で2分間乾燥した後、各被着材
の接着剤組成物を塗布した面同士をはりあわせて、16
0℃で1kg/cm2 の圧力をかけて5分間の熱プレスを行
った。室温で一日放置した後、25mm×50mmの重ね合
わせ部のT型剥離強度を、25℃で引張速度50mm/mi
n で測定した。結果を表4に示す。
【0047】表4から明らかな様に、本発明の接着用樹
脂組成物は、各種の被着体に対して高い接着力を有す
る。
【0048】比較例4〜6 実施例3で用いたポリエステルアミド樹脂(A−5)の
溶液に、多官能エポキシ化合物あるいは酸無水物を配合
しないで、実施例3と同様の接着試験を行った。また、
ポリエステルアミド樹脂(A−5)のかわりに、同程度
のガラス転移温度の共重合ポリエステル樹脂を用い
て、実施例3と同様の接着試験を行った。結果を表4に
示す。
【0049】表4から明らかな様に、ポリエステルアミ
ド樹脂に多官能エポキシ化合物あるいは酸無水物を配合
しない場合や、ポリエステルアミド樹脂のかわりに共重
合ポリエステル樹脂を用いた場合は、いずれの被着材に
対しても接着力が低い。
【0050】
【表4】
【0051】実施例4〜5 ポリエステルアミド樹脂(A−3)あるいは(A−4)
100部に、多官能エポキシ化合物である”エピコー
ト”1007(油化シェルエポキシ社製)20部、同様
に多官能エポキシ化合物である”デナコール”EX85
1(ナガセ化成工業社製)3部、トリメリット酸3部を
添加し、固形分濃度40重量%となるようにメチルエチ
ルケトンを加え、室温で激しく振とうして溶解した。こ
の溶液を、厚さ0.1mmのPETフィルムに、乾燥後の
塗膜厚さが50μmになるように、バーコーターを用い
て塗布した。100℃の熱風オーブン中で2分間乾燥し
た後、テトロントリコット布をはりあわせ、150℃で
0.5kg/cm2 の圧力をかけて5分間の熱プレスを行っ
た。室温で一日放置した後、25mm×50mmの重ね合わ
せ部のT型剥離強度を、25℃で引張速度50mm/min
で測定した。結果を表5に示す。
【0052】表5から明らかな様に、本発明の接着用樹
脂組成物は、高い接着力を有する。
【0053】比較例7〜10 実施例5で用いたポリエステルアミド樹脂(A−4)の
かわりに、ポリエステルアミド樹脂(A−6)、(A−
7)、(A−8)を用いて、実施例5と同様に多官能エ
ポキシ化合物と多塩基酸を添加し、固形分濃度40重量
%となるようにメチルエチルケトンを加え、室温で激し
く振とうした。3時間を経過しても全く溶解しなかった
ので、60℃まで温度を上げたが溶解しなかった。ま
た、ポリエステルアミド樹脂(A−3)のかわりに、同
程度のガラス転移温度の共重合ポリエステル樹脂を用
いて、実施例4と同様の接着試験を行った。結果を表5
に示す。
【0054】表5から明らかな様に、ポリエステルアミ
ド樹脂のかわりに共重合ポリエステル樹脂を用いた場合
は、この被着体に対しても接着力が低い。
【0055】
【表5】
【0056】
【発明の効果】本発明の接着用樹脂組成物は、硬化反応
性に優れ、広範囲の被着材に対して広い温度領域にわた
って高い接着力を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】エチレングリコール10〜80モル%、そ
    の他のグリコール20〜90モル%からなるグリコール
    成分と、芳香族二塩基酸20〜100モル%、その他の
    二塩基酸0〜80モル%からなる二塩基酸成分より形成
    されるポリエステル単位(a)20〜99重量%と、ポ
    リドデカンアミドおよび/またはポリウンデカンアミド
    であるポリアミド単位(b)1〜80重量%からなるポ
    リエステルアミド樹脂(A)に、多官能エポキシ化合物
    (B)と、酸無水物(C)および/または多塩基酸
    (D)を配合してなる接着用樹脂組成物。
JP3151795A 1991-06-24 1991-06-24 接着用樹脂組成物 Pending JPH051269A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996002592A1 (en) * 1994-07-18 1996-02-01 Toray Industries, Inc. Epoxy resin composition, prepreg, and fiber-reinforced composite material
JP2005008856A (ja) * 2003-03-28 2005-01-13 M & S Kenkyu Kaihatsu Kk ポリエステルとジアミンとによるポリマー化合物の製造方法、ポリマー化合物、および該ポリマー化合物を含む構造体
JP2006152015A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Toyobo Co Ltd 接着剤およびそれを用いたフレキシブル印刷回路基板
JP2012012605A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Samsung Fine Chemicals Co Ltd 熱硬化性樹脂製造用の組成物及びその硬化物、該硬化物を含むプリプレグ及びプリプレグ積層体、並びに該プリプレグまたはプリプレグ積層体を採用した金属箔積層板及びプリント配線板

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