JPH061841A - ブロック共重合ポリエステルアミド樹脂およびそれを含有する塗装鋼板用塗料組成物 - Google Patents
ブロック共重合ポリエステルアミド樹脂およびそれを含有する塗装鋼板用塗料組成物Info
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- JPH061841A JPH061841A JP16133992A JP16133992A JPH061841A JP H061841 A JPH061841 A JP H061841A JP 16133992 A JP16133992 A JP 16133992A JP 16133992 A JP16133992 A JP 16133992A JP H061841 A JPH061841 A JP H061841A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】エチレングリコール10〜80モル%、その他
のグリコール20〜90モル%からなるグリコール成分
と、芳香族二塩基酸80〜100モル%、その他の二塩
基酸0〜20モル%からなる酸成分より形成される非晶
性ポリエステル単位(a)50〜90重量%と、ドデカ
ンアミドおよび/あるいはウンデカンアミド(b)1〜
40重量%、およびラクトン類より形成されるポリラク
トン単位(c)5〜40重量%からなるブロック共重合
ポリエステルアミド樹脂。および前記のブロック共重合
ポリエステルアミド樹脂(A)と、アミノ樹脂(B)を
含有することを特徴とする塗装鋼板用塗料組成物。 【効果】本発明の新規なブロック共重合ポリエステルア
ミド樹脂を含有する塗装鋼板用塗料組成物は、金属への
密着性に優れ、硬度と加工性のバランスが良く、特に低
温加工性に優れた塗膜を形成する。
のグリコール20〜90モル%からなるグリコール成分
と、芳香族二塩基酸80〜100モル%、その他の二塩
基酸0〜20モル%からなる酸成分より形成される非晶
性ポリエステル単位(a)50〜90重量%と、ドデカ
ンアミドおよび/あるいはウンデカンアミド(b)1〜
40重量%、およびラクトン類より形成されるポリラク
トン単位(c)5〜40重量%からなるブロック共重合
ポリエステルアミド樹脂。および前記のブロック共重合
ポリエステルアミド樹脂(A)と、アミノ樹脂(B)を
含有することを特徴とする塗装鋼板用塗料組成物。 【効果】本発明の新規なブロック共重合ポリエステルア
ミド樹脂を含有する塗装鋼板用塗料組成物は、金属への
密着性に優れ、硬度と加工性のバランスが良く、特に低
温加工性に優れた塗膜を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なブロック共重合
ポリエステルアミド樹脂及びそれを含有する金属への優
れた密着性、高い光沢と硬度、良好な折曲げ加工性と耐
溶剤性を有し、特に、低温における加工性に優れた塗装
鋼板用塗料組成物に関する。
ポリエステルアミド樹脂及びそれを含有する金属への優
れた密着性、高い光沢と硬度、良好な折曲げ加工性と耐
溶剤性を有し、特に、低温における加工性に優れた塗装
鋼板用塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】亜鉛メッキ鋼板、冷延鋼板、アルミニウ
ムメッキ鋼板等に加工前に塗装を施したプレコート鋼板
(以下PCMと略す)は、塗装工程が簡便であること、
均一な美しい塗膜が得られること、コストダウンができ
ることなどの利点を有することから、屋根材、外壁材、
家庭用電気製品、事務用品等に近年その使用が増えてき
ている。特に最近は、より要求性能の厳しい冷蔵庫、オ
ーブン、電子レンジなどの家電製品用の需要の伸びが大
きい。
ムメッキ鋼板等に加工前に塗装を施したプレコート鋼板
(以下PCMと略す)は、塗装工程が簡便であること、
均一な美しい塗膜が得られること、コストダウンができ
ることなどの利点を有することから、屋根材、外壁材、
家庭用電気製品、事務用品等に近年その使用が増えてき
ている。特に最近は、より要求性能の厳しい冷蔵庫、オ
ーブン、電子レンジなどの家電製品用の需要の伸びが大
きい。
【0003】PCMには高度の加工性が要求されるた
め、PCM塗料用樹脂としては、加工性の良好な共重合
ポリエステル樹脂が使用されるようになってきた。この
ような共重合ポリエステル樹脂を使用した塗料の例とし
て次のものが知られている。芳香族ジカルボン酸及び脂
肪族ジカルボン酸とアルキレングリコールよりなる共重
合ポリエステル樹脂に、アルキルエーテル化ホルムアル
デヒド樹脂を配合した塗料組成物(特公昭61−323
51号公報)、多官能成分を共重合した芳香族共重合ポ
リエステル樹脂にアルキルエーテル化ホルムアルデヒド
樹脂を配合した塗料組成物(特公昭57−23714号
公報)、非晶性の共重合ポリエステルよりなるハード成
分とラクトン類の重合物からなるソフト成分からなるブ
ロック共重合ポリエステル樹脂に、アルキルエーテル化
ホルムアルデヒド樹脂を配合した塗料組成物(特開平2
−86669号公報)などが知られている。
め、PCM塗料用樹脂としては、加工性の良好な共重合
ポリエステル樹脂が使用されるようになってきた。この
ような共重合ポリエステル樹脂を使用した塗料の例とし
て次のものが知られている。芳香族ジカルボン酸及び脂
肪族ジカルボン酸とアルキレングリコールよりなる共重
合ポリエステル樹脂に、アルキルエーテル化ホルムアル
デヒド樹脂を配合した塗料組成物(特公昭61−323
51号公報)、多官能成分を共重合した芳香族共重合ポ
リエステル樹脂にアルキルエーテル化ホルムアルデヒド
樹脂を配合した塗料組成物(特公昭57−23714号
公報)、非晶性の共重合ポリエステルよりなるハード成
分とラクトン類の重合物からなるソフト成分からなるブ
ロック共重合ポリエステル樹脂に、アルキルエーテル化
ホルムアルデヒド樹脂を配合した塗料組成物(特開平2
−86669号公報)などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特公昭61−32
351号公報に開示された塗料は、メチル化メラミン樹
脂等の硬化剤の添加量が少ない場合には、加工性に優れ
たものであるが、この場合は硬度が低く耐溶剤性や耐汚
染性も不足している。硬化剤の量を増やすと硬度は上が
るが加工性の低下が大きく、硬度と加工性のバランスに
は限界がある。また前記特公昭57−23714号公報
に開示された塗料は、硬度がある程度高いもので、光沢
等も良好であるが加工性が低く、特に冬季や寒冷地にお
いて加工時の温度が低い場合の加工性がきわめて不十分
である。さらに、特開平2−86669号公報に開示さ
れた塗料は、確かに常温においては良好な加工性を有し
てはいるが、低温における折曲げ加工性に不足し、硬度
や耐汚染性の性能も十分ではない。このように家電製品
等の高級品に使用できる高硬度で優れた加工性、特に室
温以下の低温における加工性が優れたPCM塗料用組成
物は得られていない現状にある。
351号公報に開示された塗料は、メチル化メラミン樹
脂等の硬化剤の添加量が少ない場合には、加工性に優れ
たものであるが、この場合は硬度が低く耐溶剤性や耐汚
染性も不足している。硬化剤の量を増やすと硬度は上が
るが加工性の低下が大きく、硬度と加工性のバランスに
は限界がある。また前記特公昭57−23714号公報
に開示された塗料は、硬度がある程度高いもので、光沢
等も良好であるが加工性が低く、特に冬季や寒冷地にお
いて加工時の温度が低い場合の加工性がきわめて不十分
である。さらに、特開平2−86669号公報に開示さ
れた塗料は、確かに常温においては良好な加工性を有し
てはいるが、低温における折曲げ加工性に不足し、硬度
や耐汚染性の性能も十分ではない。このように家電製品
等の高級品に使用できる高硬度で優れた加工性、特に室
温以下の低温における加工性が優れたPCM塗料用組成
物は得られていない現状にある。
【0005】よって本発明は硬度が高く、光沢をはじめ
密着性、耐溶剤性、耐汚染性が良好で、加工性、特に室
温以下の温度における加工性に優れた塗膜を形成する塗
装鋼板用塗料を提供する目的でなされた。
密着性、耐溶剤性、耐汚染性が良好で、加工性、特に室
温以下の温度における加工性に優れた塗膜を形成する塗
装鋼板用塗料を提供する目的でなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段】その結果、上記の目的は
塗料用溶剤に対する溶解性の優れる新規なブロック共重
合ポリエステルアミド樹脂(A)と、アミノ樹脂(B)
を含有することを特徴とする塗装鋼板用塗料組成物によ
って達成されることを見いだした。
塗料用溶剤に対する溶解性の優れる新規なブロック共重
合ポリエステルアミド樹脂(A)と、アミノ樹脂(B)
を含有することを特徴とする塗装鋼板用塗料組成物によ
って達成されることを見いだした。
【0007】すなわち本発明はエチレングリコール10
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール成分と、芳香族二塩基酸80〜100
モル%、その他の二塩基酸0〜20モル%からなる酸成
分より形成される非晶性ポリエステル単位(a)50〜
90重量%と、ドデカンアミドおよび/あるいはウンデ
カンアミド(b)1〜40重量%、およびラクトン類よ
り形成されるポリラクトン単位(c)5〜40重量%か
らなり、o−ジクロルベンゼン/フェノール(容量比4
/6)の混合溶媒を用い、濃度1.0%で測定した還元
比粘度(ηsp/C)が0.1〜2.0dl/gであるブ
ロック共重合ポリエステル樹脂とアミノ樹脂を含有する
ことを特徴とする塗装鉱板用塗料組成物である。
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール成分と、芳香族二塩基酸80〜100
モル%、その他の二塩基酸0〜20モル%からなる酸成
分より形成される非晶性ポリエステル単位(a)50〜
90重量%と、ドデカンアミドおよび/あるいはウンデ
カンアミド(b)1〜40重量%、およびラクトン類よ
り形成されるポリラクトン単位(c)5〜40重量%か
らなり、o−ジクロルベンゼン/フェノール(容量比4
/6)の混合溶媒を用い、濃度1.0%で測定した還元
比粘度(ηsp/C)が0.1〜2.0dl/gであるブ
ロック共重合ポリエステル樹脂とアミノ樹脂を含有する
ことを特徴とする塗装鉱板用塗料組成物である。
【0008】以下、本発明の構成を詳述する。
【0009】本発明の新規なブロック共重合ポリエステ
ルアミド樹脂(A)は、非晶性ポリエステル単位(a)
とポリアミド単位(b)及びポリラクトン単位(c)か
らなる。
ルアミド樹脂(A)は、非晶性ポリエステル単位(a)
とポリアミド単位(b)及びポリラクトン単位(c)か
らなる。
【0010】非晶性ポリエステル単位(a)は、エチレ
ングリコール10〜80モル%、好ましくは20〜70
モル%、その他のグリコール20〜90モル%、好まし
くは30〜80モル%からなるグリコール成分と、芳香
族二塩基酸80〜100モル%、好ましくは90〜10
0モル%、その他の二塩基酸20〜0モル%、好ましく
は10〜0モル%からなる酸成分より合成される。エチ
レングリコールが全グリコール成分中に占める割合が1
0モル%未満である場合、あるいは80モル%を超える
場合は、いずれも塗料用溶剤に対する溶解性が不十分と
なる。また、芳香族二塩基酸の全酸成分中に占める割合
が80モル%より少なくなると十分な塗膜の硬度が得ら
れなくなるうえに、耐溶剤性や耐汚染性が不足する。
ングリコール10〜80モル%、好ましくは20〜70
モル%、その他のグリコール20〜90モル%、好まし
くは30〜80モル%からなるグリコール成分と、芳香
族二塩基酸80〜100モル%、好ましくは90〜10
0モル%、その他の二塩基酸20〜0モル%、好ましく
は10〜0モル%からなる酸成分より合成される。エチ
レングリコールが全グリコール成分中に占める割合が1
0モル%未満である場合、あるいは80モル%を超える
場合は、いずれも塗料用溶剤に対する溶解性が不十分と
なる。また、芳香族二塩基酸の全酸成分中に占める割合
が80モル%より少なくなると十分な塗膜の硬度が得ら
れなくなるうえに、耐溶剤性や耐汚染性が不足する。
【0011】エチレングリコールと組み合わせて用いる
その他のグリコールとしては、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、2−メチル−2−エチル−1,3−プロ
パンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジ
オール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オールのごとき脂肪族グリコール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノールのごとき脂環族グリコール、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキ
サイド付加物、ビスフェノールSのエチレンオキサイド
あるいはプロピレンオキサイド付加物のごとき芳香族グ
リコールなどを挙げることができ、これらの中から1種
または2種以上を選んで使用する。これらの中でもネオ
ペンチルグリコール、1,6ヘキサンジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエ
チレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイド付加
物、ビスフェノールSのエチレンオキサイドあるいはプ
ロピレンオキサイド付加物などが好ましい。
その他のグリコールとしては、1,2−プロパンジオー
ル、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−
ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、2−メチル−2−エチル−1,3−プロ
パンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジ
オール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オールのごとき脂肪族グリコール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノールのごとき脂環族グリコール、ビスフェ
ノールAのエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキ
サイド付加物、ビスフェノールSのエチレンオキサイド
あるいはプロピレンオキサイド付加物のごとき芳香族グ
リコールなどを挙げることができ、これらの中から1種
または2種以上を選んで使用する。これらの中でもネオ
ペンチルグリコール、1,6ヘキサンジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAのエ
チレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイド付加
物、ビスフェノールSのエチレンオキサイドあるいはプ
ロピレンオキサイド付加物などが好ましい。
【0012】芳香族二塩基酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸などを
挙げることができ、これらの中から1種または2種以上
を選んで使用する。低級アルキルエステルになっている
ものの使用も可能である。十分な塗膜硬度及び塗膜強度
を得るために、芳香族二塩基酸成分の一つとしてテレフ
タル酸を用いることが好ましい。テレフタル酸と組み合
わせて好ましく用いられる芳香族二塩基酸としてはイソ
フタル酸を挙げることができる。
イソフタル酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸などを
挙げることができ、これらの中から1種または2種以上
を選んで使用する。低級アルキルエステルになっている
ものの使用も可能である。十分な塗膜硬度及び塗膜強度
を得るために、芳香族二塩基酸成分の一つとしてテレフ
タル酸を用いることが好ましい。テレフタル酸と組み合
わせて好ましく用いられる芳香族二塩基酸としてはイソ
フタル酸を挙げることができる。
【0013】その他の二塩基酸としては脂肪族二塩基酸
および脂環族二塩基酸を挙げることができる。具体的に
は脂肪族二塩基酸としては、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、α,ω−オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸な
どを挙げることができ、これらの中から1種または2種
以上を選んで使用する。低級アルキルエステルになって
いるものの使用も可能である。これらの中でもアジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸などが好ましい。
および脂環族二塩基酸を挙げることができる。具体的に
は脂肪族二塩基酸としては、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、α,ω−オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸な
どを挙げることができ、これらの中から1種または2種
以上を選んで使用する。低級アルキルエステルになって
いるものの使用も可能である。これらの中でもアジピン
酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸などが好ましい。
【0014】脂環族二塩基酸としては、水添テレフタル
酸、水添イソフタル酸、水添オルトフタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸の水添物、4,4′−ジフェニ
ルジカルボン酸の水添物などを挙げることができ、これ
らの中から1種または2種以上を選んで使用する。低級
アルキルエステルになっているものの使用も可能であ
る。これらの中でも水添テレフタル酸、水添イソフタル
酸が好ましい。また、脂肪族二塩基酸と脂環族二塩基酸
を併用することも可能である。
酸、水添イソフタル酸、水添オルトフタル酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸の水添物、4,4′−ジフェニ
ルジカルボン酸の水添物などを挙げることができ、これ
らの中から1種または2種以上を選んで使用する。低級
アルキルエステルになっているものの使用も可能であ
る。これらの中でも水添テレフタル酸、水添イソフタル
酸が好ましい。また、脂肪族二塩基酸と脂環族二塩基酸
を併用することも可能である。
【0015】本発明の非晶性ポリエステル単位(a)
は、エチレングリコールと、上記したような好ましいグ
リコールと、好ましい芳香族二塩基酸と、好ましい二塩
基酸を組み合わせた非晶性共重合ポリエステルである。
は、エチレングリコールと、上記したような好ましいグ
リコールと、好ましい芳香族二塩基酸と、好ましい二塩
基酸を組み合わせた非晶性共重合ポリエステルである。
【0016】場合によっては少量の3価以上のポリカル
ボン酸及び/あるいは3価以上のポリオールを共重合す
ることも可能である。
ボン酸及び/あるいは3価以上のポリオールを共重合す
ることも可能である。
【0017】3価以上の多塩基酸としてはトリメリット
酸、ピロメリット酸などが挙げられる。また3価以上の
ポリオールとしてはグリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。これらの多
塩基酸やポリオールはそれぞれ二塩基酸あるいはグリコ
ールに対して0〜10モル%の範囲で用いるのが好まし
い。
酸、ピロメリット酸などが挙げられる。また3価以上の
ポリオールとしてはグリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。これらの多
塩基酸やポリオールはそれぞれ二塩基酸あるいはグリコ
ールに対して0〜10モル%の範囲で用いるのが好まし
い。
【0018】またポリアミド単位(b)はポリドデカン
アミド及び/もしくはポリウンデカンアミドであり、1
2−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウン
デカン酸から形成されるものである。
アミド及び/もしくはポリウンデカンアミドであり、1
2−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウン
デカン酸から形成されるものである。
【0019】ポリラクトン単位(C)は炭素数4〜12
の環状ラクトン類あるいは脂肪族オキシカルボン酸から
導かれる。環状ラクトンとしてはβ−プロピオラクト
ン、β−2,2−ジメチルプロピオバレロラクトン、δ
−バレロラクトン、δ−3−メチルバレロラクトン、ζ
−エナントラクトン、η−カプリロラクトン、ε−カプ
ロラクトン、γ−ブチロラクトン、ラウロラクトン等を
挙げることができる。脂肪族オキシカルボン酸としては
ε−オキシカルボン酸などを挙げることができる。これ
らの環状ラクトンあるいは脂肪族オキシカルボン酸は1
種または2種以上を選択して用いる。中でもε−カプロ
ラクトン、ε−オキシカルボン酸が好ましい。
の環状ラクトン類あるいは脂肪族オキシカルボン酸から
導かれる。環状ラクトンとしてはβ−プロピオラクト
ン、β−2,2−ジメチルプロピオバレロラクトン、δ
−バレロラクトン、δ−3−メチルバレロラクトン、ζ
−エナントラクトン、η−カプリロラクトン、ε−カプ
ロラクトン、γ−ブチロラクトン、ラウロラクトン等を
挙げることができる。脂肪族オキシカルボン酸としては
ε−オキシカルボン酸などを挙げることができる。これ
らの環状ラクトンあるいは脂肪族オキシカルボン酸は1
種または2種以上を選択して用いる。中でもε−カプロ
ラクトン、ε−オキシカルボン酸が好ましい。
【0020】本発明のポリエステルアミド樹脂(A)
は、非晶性ポリエステル単位(a)50〜90重量%、
好ましくは60〜85重量%と、ポリアミド単位(b)
1〜40重量%、好ましくは5〜35重量%とポリラク
トン単位(C)5〜40重量%好ましくは10〜35重
量%からなる。ポリエステル単位(a)が50重量%未
満となると塗膜の外観が悪くなったり、光沢が低下した
り、さらには塗料用溶剤に対する溶解性が低下し、塗料
用樹脂として用いることができなくなる。ポリエステル
単位(a)が90重量%を超えると折曲げ加工性が低下
する。ポリアミド単位(b)が1重量%未満となると、
塗膜の室温および低温における折り曲げ加工性が低下
し、40重量%を超えると鉛筆硬度が不足したり、さら
には塗料用溶剤に対する溶解性が低下し、塗料用樹脂と
して用いることができなくなる。ポリラクトン単位
(c)が5%未満となると、塗膜の室温および低温にお
ける折り曲げ加工性が低下し、40重量%を超えると十
分な硬度が得られなくなったり、耐汚染性が不足する。
は、非晶性ポリエステル単位(a)50〜90重量%、
好ましくは60〜85重量%と、ポリアミド単位(b)
1〜40重量%、好ましくは5〜35重量%とポリラク
トン単位(C)5〜40重量%好ましくは10〜35重
量%からなる。ポリエステル単位(a)が50重量%未
満となると塗膜の外観が悪くなったり、光沢が低下した
り、さらには塗料用溶剤に対する溶解性が低下し、塗料
用樹脂として用いることができなくなる。ポリエステル
単位(a)が90重量%を超えると折曲げ加工性が低下
する。ポリアミド単位(b)が1重量%未満となると、
塗膜の室温および低温における折り曲げ加工性が低下
し、40重量%を超えると鉛筆硬度が不足したり、さら
には塗料用溶剤に対する溶解性が低下し、塗料用樹脂と
して用いることができなくなる。ポリラクトン単位
(c)が5%未満となると、塗膜の室温および低温にお
ける折り曲げ加工性が低下し、40重量%を超えると十
分な硬度が得られなくなったり、耐汚染性が不足する。
【0021】本発明のブロック共重合ポリエステルアミ
ド樹脂中に、ポリラクトン単位(c)はブロックで存在
する。非晶性ポリエステル単位(a)とポリアミド単位
(b)は、ポリラクトン単位(c)以外のブロック単位
中に共重合比に応じて統計的な分布で存在する。
ド樹脂中に、ポリラクトン単位(c)はブロックで存在
する。非晶性ポリエステル単位(a)とポリアミド単位
(b)は、ポリラクトン単位(c)以外のブロック単位
中に共重合比に応じて統計的な分布で存在する。
【0022】本発明のブロック共重合ポリエステルアミ
ド樹脂(A)は、まずポリラクトン単位(c)を除いた
成分でポリエステルアミド樹脂を合成し、次いでポリエ
ステルアミド樹脂にε−カプロラクトン等の環状ラクト
ンを開環付加させてブロック共重合体を製造する方法、
あるいはポリエステルアミド樹脂とポリラクトンを、ポ
リエステルアミド樹脂の融点以上の温度で溶融混合し、
エステル交換反応によりブロック共重合ポリエステルア
ミドを製造する方法によって製造される。
ド樹脂(A)は、まずポリラクトン単位(c)を除いた
成分でポリエステルアミド樹脂を合成し、次いでポリエ
ステルアミド樹脂にε−カプロラクトン等の環状ラクト
ンを開環付加させてブロック共重合体を製造する方法、
あるいはポリエステルアミド樹脂とポリラクトンを、ポ
リエステルアミド樹脂の融点以上の温度で溶融混合し、
エステル交換反応によりブロック共重合ポリエステルア
ミドを製造する方法によって製造される。
【0023】ポリラクトン単位(c)を形成する前段階
のポリエステルアミド樹脂は、エチレングリコール10
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール、芳香族二塩基酸あるいはその低級ア
ルキルエステル誘導体、12−アミノドデカン酸及び/
もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合すること
によって製造される。具体的な方法を示すと、芳香族二
塩基酸およびその他の二塩基酸を、それに対し1.05
〜2.0倍モルのグリコール及び12−アミノドデカン
酸及び/もしくは11−アミノウンデカン酸とともに、
通常のエステル化触媒の存在下において約150〜24
0℃の温度で常圧下加熱反応させるか、あるいは触媒を
使用しないで約240〜260℃の温度で加圧下加熱反
応させる。出発原料として芳香族二塩基酸およびその他
の二塩基酸の低級アルキルエステル化合物を用いる場合
は、通常のエステル交換触媒の存在下において約150
〜240℃の温度で常圧下加熱反応させる。次いで10
mmHg以下、好ましくは1mmHg以下の減圧下に2
20〜290℃で加熱重縮合する。この際、重合触媒を
用いることが好ましい。ポリエステル単位(a)を形成
する成分のみを用いてエステル化反応あるいはエステル
交換反応を行った後、ポリアミド単位(b)を形成する
12−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウ
ンデカン酸を添加し、200〜240℃でN2 シール
下、1〜2時間予備反応を行った後、減圧下に重縮合し
てもよい。またポリアミド単位(b)の原料である12
−アミノドデカン酸はその単独使用が好ましいが、その
一部をラウロラクタムの形で用いることもできる。
のポリエステルアミド樹脂は、エチレングリコール10
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール、芳香族二塩基酸あるいはその低級ア
ルキルエステル誘導体、12−アミノドデカン酸及び/
もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合すること
によって製造される。具体的な方法を示すと、芳香族二
塩基酸およびその他の二塩基酸を、それに対し1.05
〜2.0倍モルのグリコール及び12−アミノドデカン
酸及び/もしくは11−アミノウンデカン酸とともに、
通常のエステル化触媒の存在下において約150〜24
0℃の温度で常圧下加熱反応させるか、あるいは触媒を
使用しないで約240〜260℃の温度で加圧下加熱反
応させる。出発原料として芳香族二塩基酸およびその他
の二塩基酸の低級アルキルエステル化合物を用いる場合
は、通常のエステル交換触媒の存在下において約150
〜240℃の温度で常圧下加熱反応させる。次いで10
mmHg以下、好ましくは1mmHg以下の減圧下に2
20〜290℃で加熱重縮合する。この際、重合触媒を
用いることが好ましい。ポリエステル単位(a)を形成
する成分のみを用いてエステル化反応あるいはエステル
交換反応を行った後、ポリアミド単位(b)を形成する
12−アミノドデカン酸及び/もしくは11−アミノウ
ンデカン酸を添加し、200〜240℃でN2 シール
下、1〜2時間予備反応を行った後、減圧下に重縮合し
てもよい。またポリアミド単位(b)の原料である12
−アミノドデカン酸はその単独使用が好ましいが、その
一部をラウロラクタムの形で用いることもできる。
【0024】エステル化触媒としてはチタン化合物、ス
ズ化合物及び鉛化合物等を、エステル交換触媒としては
亜鉛化合物、マンガン化合物、コバルト化合物などを、
重合触媒としてはアンチモン化合物、チタン化合物、亜
鉛化合物、スズ化合物、ゲルマニウム化合物などを挙げ
ることができる。
ズ化合物及び鉛化合物等を、エステル交換触媒としては
亜鉛化合物、マンガン化合物、コバルト化合物などを、
重合触媒としてはアンチモン化合物、チタン化合物、亜
鉛化合物、スズ化合物、ゲルマニウム化合物などを挙げ
ることができる。
【0025】重合触媒とともに、りん化合物を用いると
更に重合反応性やポリマの色調が向上する。
更に重合反応性やポリマの色調が向上する。
【0026】本発明のブロック共重合ポリエステルアミ
ド樹脂(A)は、上記の製法により得られたポリエステ
ルアミド樹脂に環状ラクトン類を開環付加させる方法に
よって得られる。具体的には、エチレングリコール10
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール、芳香族二塩基酸あるいはその低級ア
ルキルエステル誘導体、12−アミノドデカン酸及び/
もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合させたポ
リエステルアミド樹脂に、ε−カプロラクトンを200
〜260℃、窒素気流下、スズ化合物等の存在下に開環
付加させ、最後に減圧にして分解物や低沸点物を除去す
る。この方法は押出機を用いても実施することもでき
る。また、本発明のブロック共重合ポリエステルアミド
樹脂(A)は、上記の製法により得られたポリエステル
アミド樹脂とポリラクトンを、ポリエステルアミドの融
点以上の温度で溶融混合し、エステル交換させることに
よっても得られる。具体的には、エチレングリコール1
0〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%
からなるグリコール、芳香族二塩基酸あるいはその低級
アルキルエステル誘導体、12−アミノドデカン酸及び
/もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合させた
ポリエステルアミド樹脂とポリカプロラクトンを180
〜270℃で溶融重合する。この際、エステル交換反応
触媒を用いてもよい。
ド樹脂(A)は、上記の製法により得られたポリエステ
ルアミド樹脂に環状ラクトン類を開環付加させる方法に
よって得られる。具体的には、エチレングリコール10
〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%か
らなるグリコール、芳香族二塩基酸あるいはその低級ア
ルキルエステル誘導体、12−アミノドデカン酸及び/
もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合させたポ
リエステルアミド樹脂に、ε−カプロラクトンを200
〜260℃、窒素気流下、スズ化合物等の存在下に開環
付加させ、最後に減圧にして分解物や低沸点物を除去す
る。この方法は押出機を用いても実施することもでき
る。また、本発明のブロック共重合ポリエステルアミド
樹脂(A)は、上記の製法により得られたポリエステル
アミド樹脂とポリラクトンを、ポリエステルアミドの融
点以上の温度で溶融混合し、エステル交換させることに
よっても得られる。具体的には、エチレングリコール1
0〜80モル%、その他のグリコール20〜90モル%
からなるグリコール、芳香族二塩基酸あるいはその低級
アルキルエステル誘導体、12−アミノドデカン酸及び
/もしくは11−アミノウンデカン酸を溶融重合させた
ポリエステルアミド樹脂とポリカプロラクトンを180
〜270℃で溶融重合する。この際、エステル交換反応
触媒を用いてもよい。
【0027】このようにして還元比粘度0.1〜1.2
dl/g、好ましくは0.2〜1.0dl/gのブロッ
ク共重合ポリエステルアミド樹脂(A)を製造する。
dl/g、好ましくは0.2〜1.0dl/gのブロッ
ク共重合ポリエステルアミド樹脂(A)を製造する。
【0028】本発明のブロック共重合ポリエステルアミ
ド樹脂はその分子鎖中に特定の化学構造のポリエステル
単位と脂肪族ポリアミド単位からなる成分と、特定の化
学構造の脂肪族ポリエステル単位からなる成分がブロッ
ク状態で存在し、この効果によって塗料用溶剤に対する
溶解性のよい樹脂が得られ、また塗膜の硬度と加工性の
バランスや、特に室温以下の低温における加工性が改良
されたものである。この他、金属基板への密着性や耐溶
剤性も改良された。
ド樹脂はその分子鎖中に特定の化学構造のポリエステル
単位と脂肪族ポリアミド単位からなる成分と、特定の化
学構造の脂肪族ポリエステル単位からなる成分がブロッ
ク状態で存在し、この効果によって塗料用溶剤に対する
溶解性のよい樹脂が得られ、また塗膜の硬度と加工性の
バランスや、特に室温以下の低温における加工性が改良
されたものである。この他、金属基板への密着性や耐溶
剤性も改良された。
【0029】本発明で用いられるアミノ樹脂(B)と
は、メラミン、ベンゾグアナミン、尿素等にホルムアル
デヒドあるいはパラホルムアルデヒドを付加反応して得
られる熱硬化性樹脂、及びそのメチロール基の一部もし
くは全部をアルキルエーテル化したものである。具体的
にはメチロールメラミン、メチロールベンゾグアナミ
ン、メチロール尿素、メトキシ化メチロールメラミン、
メトキシ化メチロールベンゾグアナミン、メトキシ化メ
チロール尿素、ブトキシ化メチロールメラミン、ブトキ
シ化メチロールベンゾグアナミン、ブトキシ化メチロー
ル尿素等が挙げられる。これらの中でもアルキルエーテ
ル化されたものが好ましく、特に好ましいのはメトキシ
化メチロールメラミンまたはブトキシ化メチロールメラ
ミンで、それぞれ単独、または併用して使用することが
できる。
は、メラミン、ベンゾグアナミン、尿素等にホルムアル
デヒドあるいはパラホルムアルデヒドを付加反応して得
られる熱硬化性樹脂、及びそのメチロール基の一部もし
くは全部をアルキルエーテル化したものである。具体的
にはメチロールメラミン、メチロールベンゾグアナミ
ン、メチロール尿素、メトキシ化メチロールメラミン、
メトキシ化メチロールベンゾグアナミン、メトキシ化メ
チロール尿素、ブトキシ化メチロールメラミン、ブトキ
シ化メチロールベンゾグアナミン、ブトキシ化メチロー
ル尿素等が挙げられる。これらの中でもアルキルエーテ
ル化されたものが好ましく、特に好ましいのはメトキシ
化メチロールメラミンまたはブトキシ化メチロールメラ
ミンで、それぞれ単独、または併用して使用することが
できる。
【0030】本発明の塗料用組成物はポリエステルアミ
ド樹脂(A)50〜95重量部、特に好ましくは60〜
90重量部とアミノ樹脂(B)5〜50重量部、特に好
ましくは10〜40重量部を含有するものが好ましい。
ド樹脂(A)50〜95重量部、特に好ましくは60〜
90重量部とアミノ樹脂(B)5〜50重量部、特に好
ましくは10〜40重量部を含有するものが好ましい。
【0031】本発明の塗料用組成物には必要に応じて硬
化触媒、顔料、着色剤、レベリング剤、耐候剤等を添加
してもよい。
化触媒、顔料、着色剤、レベリング剤、耐候剤等を添加
してもよい。
【0032】本発明の塗料用組成物は一般には有機溶剤
に溶解して使用されるものである。有機溶剤としてはト
ルエン、キシレン、“ソルベッソ”#100、“ソルベ
ッソ”#150、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、ノルマル酢
酸ブチル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソ
ルブアセテート、イソホロン、ブタノール、オクタノー
ル、ブチルカルビトール等からその溶解性、蒸発速度、
経済性などによって任意に選ぶことができる。
に溶解して使用されるものである。有機溶剤としてはト
ルエン、キシレン、“ソルベッソ”#100、“ソルベ
ッソ”#150、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、ノルマル酢
酸ブチル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソ
ルブアセテート、イソホロン、ブタノール、オクタノー
ル、ブチルカルビトール等からその溶解性、蒸発速度、
経済性などによって任意に選ぶことができる。
【0033】本発明の塗料用組成物の製造にはボールミ
ル、インペラーディスパーサー、サンドグラインドミ
ル、ロールミル、ペイントコンディショナー等の混合機
が用いられる。塗装はロール塗り、ロールコーター、ス
プレー塗装、靜電塗装等の方法で行われる。焼付け温度
及び時間は鋼板の大きさ、厚さ、塗料の硬化性等によっ
て適宜選択する。
ル、インペラーディスパーサー、サンドグラインドミ
ル、ロールミル、ペイントコンディショナー等の混合機
が用いられる。塗装はロール塗り、ロールコーター、ス
プレー塗装、靜電塗装等の方法で行われる。焼付け温度
及び時間は鋼板の大きさ、厚さ、塗料の硬化性等によっ
て適宜選択する。
【0034】
【実施例】以下実施例によって本発明を説明する。な
お、実施例中の部はすべて重量基準である。また、実施
例及び比較例中に示される各測定項目は以下の方法に従
った。
お、実施例中の部はすべて重量基準である。また、実施
例及び比較例中に示される各測定項目は以下の方法に従
った。
【0035】・ガラス転移温度 DSCで測定した。
【0036】・還元比粘度 樹脂0.25gをο−ジクロルベンゼン/フェノール
(容量比4/6)25mlに溶解し25℃で測定した。
(容量比4/6)25mlに溶解し25℃で測定した。
【0037】・光沢 グロスメーターを用いて60゜反射率を測定した。
【0038】・密着性 塗膜上に一辺が1mmの正方形100個からなるゴバン
目状の基板に達する傷をカッターナイフを用いてつけセ
ロテープを圧着した後、勢いよくはがした時に剥離せず
に残ったゴバン目の数を測定した。
目状の基板に達する傷をカッターナイフを用いてつけセ
ロテープを圧着した後、勢いよくはがした時に剥離せず
に残ったゴバン目の数を測定した。
【0039】・鉛筆硬度 三菱ユニを用いJIS K5410に基づいて測定し
た。
た。
【0040】・加工性 各測定温度雰囲気において、折曲げ試験機を用いて塗装
鋼板を180゜折曲げ、屈曲部に発生するクラックを3
0倍のルーペで観察した。この際、折曲げ部分に同じ板
厚のものを何枚か挟んで試験し挟んだ枚数(R)をRT
と表わした。観察結果はクラックを生じないものの中
で、もっとも挟んだ鋼板の枚数の少ないものを表わし
た。Rが少ないほど加工性が良好である。
鋼板を180゜折曲げ、屈曲部に発生するクラックを3
0倍のルーペで観察した。この際、折曲げ部分に同じ板
厚のものを何枚か挟んで試験し挟んだ枚数(R)をRT
と表わした。観察結果はクラックを生じないものの中
で、もっとも挟んだ鋼板の枚数の少ないものを表わし
た。Rが少ないほど加工性が良好である。
【0041】・耐溶剤性 メチルエチルケトンをしみこませたガーゼで塗膜をこす
り、基板が艶引けするまでの回数で示した。
り、基板が艶引けするまでの回数で示した。
【0042】・耐汚染性 赤、黒、青のマジックインキで塗面に着色し、24時間
後にn−ブタノールをしみこませたガーゼで拭き取り着
色の程度を観察した。結果は次のように表わした。 ◎:極めて良好(インキ跡なし) ○:良好 △:やや不良 ×:不良(インキ跡明らかに残る)
後にn−ブタノールをしみこませたガーゼで拭き取り着
色の程度を観察した。結果は次のように表わした。 ◎:極めて良好(インキ跡なし) ○:良好 △:やや不良 ×:不良(インキ跡明らかに残る)
【0043】実施例1〜8 テレフタル酸252部、イソフタル酸252部、エチレ
ングリコール142部、ネオペンチルグリコール132
部、ビスフェノールSのエチレンオキサイド付加物10
8部を撹拌機と精留管を備えた反応容器に仕込み、加圧
下240℃で4時間エステル化反応を行った。次に十分
に窒素置換を行ったヘリカルリボン型撹拌翼を備えた反
応容器に移し、12−アミノドデカン酸88部を加え、
240℃で1時間予備反応を行ない、酢酸亜鉛0.2
部、三酸化アンチモン0.1部、りん酸0.1部を添加
したのち、昇温及び減圧プログラムに従って約1時間を
かけて275℃、1mmHg以下の反応条件に到達せし
めた。その状態で2時間30分重縮合反応を行う。その
後、反応系内の温度を240℃にし、窒素気流下でε−
カプロラクトン100部及びモノブチルモノヒドロキシ
スズオキサイド0.1部を添加し、30分間撹拌した
後、減圧にして未反応成分を除去し反応を終了する。こ
のようにして得られたブロック共重合ポリエステルアミ
ド樹脂(A−1)のガラス転移温度は41℃、還元比粘
度は0.65dl/gであった。元素分析により求めた
ポリドデカンアミドからなるポリアミド単位の割合は1
0重量%であり、H−NMRスペクトルから求めたポリ
エステル単位の組成比は、酸成分がテレフタル酸/イソ
フタル酸=50/50(モル比)、グリコール成分がエ
チレングリコール/ネオペンチルグリコール/ビスフェ
ノールSのエチレンオキサイド付加物=50/40/1
0(モル比)、ポリラクトン単位が10重量%であっ
た。
ングリコール142部、ネオペンチルグリコール132
部、ビスフェノールSのエチレンオキサイド付加物10
8部を撹拌機と精留管を備えた反応容器に仕込み、加圧
下240℃で4時間エステル化反応を行った。次に十分
に窒素置換を行ったヘリカルリボン型撹拌翼を備えた反
応容器に移し、12−アミノドデカン酸88部を加え、
240℃で1時間予備反応を行ない、酢酸亜鉛0.2
部、三酸化アンチモン0.1部、りん酸0.1部を添加
したのち、昇温及び減圧プログラムに従って約1時間を
かけて275℃、1mmHg以下の反応条件に到達せし
めた。その状態で2時間30分重縮合反応を行う。その
後、反応系内の温度を240℃にし、窒素気流下でε−
カプロラクトン100部及びモノブチルモノヒドロキシ
スズオキサイド0.1部を添加し、30分間撹拌した
後、減圧にして未反応成分を除去し反応を終了する。こ
のようにして得られたブロック共重合ポリエステルアミ
ド樹脂(A−1)のガラス転移温度は41℃、還元比粘
度は0.65dl/gであった。元素分析により求めた
ポリドデカンアミドからなるポリアミド単位の割合は1
0重量%であり、H−NMRスペクトルから求めたポリ
エステル単位の組成比は、酸成分がテレフタル酸/イソ
フタル酸=50/50(モル比)、グリコール成分がエ
チレングリコール/ネオペンチルグリコール/ビスフェ
ノールSのエチレンオキサイド付加物=50/40/1
0(モル比)、ポリラクトン単位が10重量%であっ
た。
【0044】以下、同様にしてポリエステル単位の組成
を表1に、ポリマ組成を表2に示すようなブロック共重
合ポリエステルアミド樹脂(A−2)〜(A−8)を製
造した。
を表1に、ポリマ組成を表2に示すようなブロック共重
合ポリエステルアミド樹脂(A−2)〜(A−8)を製
造した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】参考例1〜8 実施例1と同様の方法でポリエステル単位の組成を表3
に、ポリマ組成を表4に示されるような組成の樹脂(A
−9)〜(A−16)を製造した。
に、ポリマ組成を表4に示されるような組成の樹脂(A
−9)〜(A−16)を製造した。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】実施例9〜16 実施例1で得たブロック共重合ポリエステルアミド樹脂
(A−1)100部を、シクロヘキサノン/“ソルベッ
ソ”#150(重量比50/50)混合溶媒150部に
溶解した。この溶液90部、酸化チタン40部、メトキ
シ化メチロールメラミン(“サイメル”303、三井サ
イアナミド社製、固形分98%以上)4部、上記混合溶
媒26部及びガラスビーズを加え、ペイントコンディシ
ョナーを用いて顔料を分散させたのち、ガラスビーズを
除去して塗料組成物とした。ブロック共重合ポリエステ
ルアミド樹脂(A−1)を(A−2)〜(A−8)にか
え、メトキシ化メチロールメラミンとして“サイメル”
303あるいは“サイメル”325(三井サイアナミド
社製、固形分80%)を用いて、表5に示す塗料配合組
成で同様に塗料組成物を製造した。なお“サイメル”3
03を使用する場合は、触媒としてρ−トルエンスルホ
ン酸を“サイメル”303に対して0.8重量%使用し
た。得られた各塗料組成物を70×150×0.5mm
の大きさの電気亜鉛メッキ鋼板クロメート処理品に、膜
厚約20μmとなるようにバーコーターで塗布したの
ち、230℃で5分間焼付けを行った。得られた塗装鋼
板の試験結果を表5に示す。
(A−1)100部を、シクロヘキサノン/“ソルベッ
ソ”#150(重量比50/50)混合溶媒150部に
溶解した。この溶液90部、酸化チタン40部、メトキ
シ化メチロールメラミン(“サイメル”303、三井サ
イアナミド社製、固形分98%以上)4部、上記混合溶
媒26部及びガラスビーズを加え、ペイントコンディシ
ョナーを用いて顔料を分散させたのち、ガラスビーズを
除去して塗料組成物とした。ブロック共重合ポリエステ
ルアミド樹脂(A−1)を(A−2)〜(A−8)にか
え、メトキシ化メチロールメラミンとして“サイメル”
303あるいは“サイメル”325(三井サイアナミド
社製、固形分80%)を用いて、表5に示す塗料配合組
成で同様に塗料組成物を製造した。なお“サイメル”3
03を使用する場合は、触媒としてρ−トルエンスルホ
ン酸を“サイメル”303に対して0.8重量%使用し
た。得られた各塗料組成物を70×150×0.5mm
の大きさの電気亜鉛メッキ鋼板クロメート処理品に、膜
厚約20μmとなるようにバーコーターで塗布したの
ち、230℃で5分間焼付けを行った。得られた塗装鋼
板の試験結果を表5に示す。
【0051】
【表5】
【0052】表5より明かなように、本発明のブロック
共重合ポリエステルアミド樹脂を用いた塗装鋼板は、硬
度と加工性のバランスが良好で、特に低温における加工
性に優れる。
共重合ポリエステルアミド樹脂を用いた塗装鋼板は、硬
度と加工性のバランスが良好で、特に低温における加工
性に優れる。
【0053】比較例1〜8 ポリエステルアミド樹脂(A−9)〜(A−16)を用
い、表6に示す配合で実施例1と同様に塗料組成物とし
塗膜物性を評価した。結果を表6に示す。
い、表6に示す配合で実施例1と同様に塗料組成物とし
塗膜物性を評価した。結果を表6に示す。
【0054】
【表6】
【0055】表6の結果から明かなように、比較例1〜
3の樹脂は溶剤溶解性が低く、塗料化することができ
ず、比較例4〜8の塗膜は実施例1〜8の塗膜に比べて
硬度と加工性のバランスが悪く、特に低温加工性が劣っ
ている。
3の樹脂は溶剤溶解性が低く、塗料化することができ
ず、比較例4〜8の塗膜は実施例1〜8の塗膜に比べて
硬度と加工性のバランスが悪く、特に低温加工性が劣っ
ている。
【0056】
【発明の効果】本発明の新規なブロック共重合ポリエス
テルアミド樹脂は、塗料用溶剤に対する優れた溶解性を
有し、上述の製造方法により好ましい重合度の好ましい
共重合体を得ることができる。更に、本発明の塗装鋼板
用塗料組成物は、硬度と加工性のバランスが良く、特に
低温加工性に優れた塗膜を形成する。
テルアミド樹脂は、塗料用溶剤に対する優れた溶解性を
有し、上述の製造方法により好ましい重合度の好ましい
共重合体を得ることができる。更に、本発明の塗装鋼板
用塗料組成物は、硬度と加工性のバランスが良く、特に
低温加工性に優れた塗膜を形成する。
Claims (2)
- 【請求項1】エチレングリコール10〜80モル%、そ
の他のグリコール20〜90モル%からなるグリコール
成分と、芳香族二塩基酸80〜100モル%、その他の
二塩基酸0〜20モル%からなる酸成分より形成される
非晶性ポリエステル単位(a)50〜90重量%と、ド
デカンアミドおよび/あるいはウンデカンアミド(b)
1〜40重量%、およびラクトン類より形成されるポリ
ラクトン単位(c)5〜40重量%からなり、o−ジク
ロルベンゼン/フェノール(容量比4/6)の混合溶媒
を用い、濃度1.0%で測定した還元比粘度(ηsp/
C)が0.1〜2.0dl/gであるブロック共重合ポ
リエステルアミド樹脂。 - 【請求項2】請求項1記載のブロック共重合ポリエステ
ルアミド樹脂(A)と、アミノ樹脂(B)を含有するこ
とを特徴とする塗装鋼板用塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16133992A JPH061841A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ブロック共重合ポリエステルアミド樹脂およびそれを含有する塗装鋼板用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16133992A JPH061841A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ブロック共重合ポリエステルアミド樹脂およびそれを含有する塗装鋼板用塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061841A true JPH061841A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15733205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16133992A Pending JPH061841A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ブロック共重合ポリエステルアミド樹脂およびそれを含有する塗装鋼板用塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061841A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006073631A1 (en) * | 2004-12-30 | 2006-07-13 | Advanced Cardiovascular Systems, Inc. | Polymers containing poly(hydroxyalkanoates) and agents for use with medical articles and methods of fabricating the same |
| WO2006078356A1 (en) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Advanced Cardiovascular Systems, Inc. | Poly(hydroxyalkanoate-co-ester amides) and agents for use with medical articles |
| CN114672017A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-06-28 | 西北大学 | 一种乙二醇制备脂肪族聚酯酰胺的方法 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP16133992A patent/JPH061841A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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