JPH05127055A - 表面被覆抗張力体 - Google Patents
表面被覆抗張力体Info
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- JPH05127055A JPH05127055A JP3319916A JP31991691A JPH05127055A JP H05127055 A JPH05127055 A JP H05127055A JP 3319916 A JP3319916 A JP 3319916A JP 31991691 A JP31991691 A JP 31991691A JP H05127055 A JPH05127055 A JP H05127055A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被覆層が抗張力体に対して強固に接着してい
る表面被覆抗張力体を提供する。 【構成】 繊維強化プラスチツク線条体からなるテンシ
ヨンメンバー1と、上記テンシヨンメンバー1表面に形
成された接着剤層10と、上記接着剤層10表面に形成
された被覆層11とから構成されている。そして、上記
接着剤層10は、下記の(A)〜(C)成分を含有する
接着性樹脂組成物によつて形成されている。 (A)エポキシ樹脂。 (B)エチレン系共重合体。 (C)変性ポリエステル樹脂。
る表面被覆抗張力体を提供する。 【構成】 繊維強化プラスチツク線条体からなるテンシ
ヨンメンバー1と、上記テンシヨンメンバー1表面に形
成された接着剤層10と、上記接着剤層10表面に形成
された被覆層11とから構成されている。そして、上記
接着剤層10は、下記の(A)〜(C)成分を含有する
接着性樹脂組成物によつて形成されている。 (A)エポキシ樹脂。 (B)エチレン系共重合体。 (C)変性ポリエステル樹脂。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光フアイバーケーブ
ルの中心抗張力体(テンシヨンメンバー)等に用いられ
る表面被覆抗張力体に関するものである。
ルの中心抗張力体(テンシヨンメンバー)等に用いられ
る表面被覆抗張力体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光フアイバケーブルの抗張力体(以下
「テンシヨンメンバー」と称す)としては、従来、鋼撚
線が使用されており、通常は鋼撚線をポリエチレン等の
ポリオレフイン系熱可塑性樹脂によつて被覆することが
行われている。しかしながら、最近では、鋼撚線からな
るテンシヨンメンバー等に代えて、絶縁性の優れた繊維
強化プラスチツク(FRP)線からなるテンシヨンメン
バーが用いられるようになつてきている。このようなF
RP線からなるテンシヨンメンバーは、光フアイバ保護
の観点から一般にポリエチレン樹脂の被覆層によつて被
覆されている。すなわち、光フアイバケーブルに対して
引張力等の外力が加わつた場合には、その外力は図2に
示すように、上記被覆層3を介してテンシヨンメンバー
1に伝達され、最終的にテンシヨンメンバー1が上記引
張力を受け持つようになつている。上記被覆層3は、一
般に、ポリエチレン樹脂を押出成形法によつてテンシヨ
ンメンバー1の外周に被覆形成される。しかし、上記F
RP線からなるテンシヨンメンバー1がアラミド繊維強
化プラスチツクからなり、このテンシヨンメンバー1と
これを被覆するポリエチレン樹脂被覆層3とは密着性に
乏しく、またポリエチレン樹脂被覆層3が熱履歴により
あるいは経時的にテンシヨンメンバー1の長手方向に収
縮することがある。このような問題を解決するため、テ
ンシヨンメンバー1と被覆層3との間に接着性樹脂層2
を介在させて両者の密着性を高めることが提案されてい
る(実開昭63−96519号公報)。なお、図におい
て、2は接着性樹脂層、4はシリコン緩衝層、5はテー
プ、6はポリエチレンシース、7は光フアイバ心線であ
る。
「テンシヨンメンバー」と称す)としては、従来、鋼撚
線が使用されており、通常は鋼撚線をポリエチレン等の
ポリオレフイン系熱可塑性樹脂によつて被覆することが
行われている。しかしながら、最近では、鋼撚線からな
るテンシヨンメンバー等に代えて、絶縁性の優れた繊維
強化プラスチツク(FRP)線からなるテンシヨンメン
バーが用いられるようになつてきている。このようなF
RP線からなるテンシヨンメンバーは、光フアイバ保護
の観点から一般にポリエチレン樹脂の被覆層によつて被
覆されている。すなわち、光フアイバケーブルに対して
引張力等の外力が加わつた場合には、その外力は図2に
示すように、上記被覆層3を介してテンシヨンメンバー
1に伝達され、最終的にテンシヨンメンバー1が上記引
張力を受け持つようになつている。上記被覆層3は、一
般に、ポリエチレン樹脂を押出成形法によつてテンシヨ
ンメンバー1の外周に被覆形成される。しかし、上記F
RP線からなるテンシヨンメンバー1がアラミド繊維強
化プラスチツクからなり、このテンシヨンメンバー1と
これを被覆するポリエチレン樹脂被覆層3とは密着性に
乏しく、またポリエチレン樹脂被覆層3が熱履歴により
あるいは経時的にテンシヨンメンバー1の長手方向に収
縮することがある。このような問題を解決するため、テ
ンシヨンメンバー1と被覆層3との間に接着性樹脂層2
を介在させて両者の密着性を高めることが提案されてい
る(実開昭63−96519号公報)。なお、図におい
て、2は接着性樹脂層、4はシリコン緩衝層、5はテー
プ、6はポリエチレンシース、7は光フアイバ心線であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記テンシヨ
ンメンバー1と被覆層3の間に接着性樹脂層2を介在さ
せたものは、通常の使用条件では問題は生じないが、例
えば、寒暖の差が特に大きな地域では重大な問題が生じ
る。すなわち、上記被覆層3のテンシヨンメンバー1の
長手方向の収縮が発生すると、光フアイバ心線に外力が
加わり、その結果、光フアイバ心線の伝送損失が大きく
なつたり、極端な場合には光フアイバ心線が切断される
という事態を招く恐れが生じる。
ンメンバー1と被覆層3の間に接着性樹脂層2を介在さ
せたものは、通常の使用条件では問題は生じないが、例
えば、寒暖の差が特に大きな地域では重大な問題が生じ
る。すなわち、上記被覆層3のテンシヨンメンバー1の
長手方向の収縮が発生すると、光フアイバ心線に外力が
加わり、その結果、光フアイバ心線の伝送損失が大きく
なつたり、極端な場合には光フアイバ心線が切断される
という事態を招く恐れが生じる。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、被覆層が抗張力体に対して強固に接着してい
る表面被覆抗張力体の提供をその目的とする。
たもので、被覆層が抗張力体に対して強固に接着してい
る表面被覆抗張力体の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の表面被覆抗張力体は、繊維強化プラスチ
ツク線条体からなる抗張力体と、上記抗張力体の表面に
形成された接着剤層と、上記接着剤層の外周に形成され
た被覆層を備えた表面被覆抗張力体であつて、上記接着
剤層が、下記の(A)〜(C)成分を含有する接着性樹
脂組成物によつて形成されていることを特徴とする表面
被覆抗張力体。 (A)エポキシ樹脂。 (B)エチレン系共重合体。 (C)変性ポリエステル樹脂。
め、この発明の表面被覆抗張力体は、繊維強化プラスチ
ツク線条体からなる抗張力体と、上記抗張力体の表面に
形成された接着剤層と、上記接着剤層の外周に形成され
た被覆層を備えた表面被覆抗張力体であつて、上記接着
剤層が、下記の(A)〜(C)成分を含有する接着性樹
脂組成物によつて形成されていることを特徴とする表面
被覆抗張力体。 (A)エポキシ樹脂。 (B)エチレン系共重合体。 (C)変性ポリエステル樹脂。
【0006】
【作用】すなわち、本発明者らは、テンシヨンメンバー
である抗張力体表面に形成される被覆層を強固に接着す
ることができるように一連の研究を重ねた。その結果、
テンシヨンメンバー表面に、エポキシ樹脂と、エチレン
系共重合体と、変性ポリエステル樹脂とを含有する接着
性樹脂組成物を用いて接着剤層を形成すると、この接着
剤層を介してテンシヨンメンバーと被覆層とが強固に接
着されるようになることを見出しこの発明に到達した。
である抗張力体表面に形成される被覆層を強固に接着す
ることができるように一連の研究を重ねた。その結果、
テンシヨンメンバー表面に、エポキシ樹脂と、エチレン
系共重合体と、変性ポリエステル樹脂とを含有する接着
性樹脂組成物を用いて接着剤層を形成すると、この接着
剤層を介してテンシヨンメンバーと被覆層とが強固に接
着されるようになることを見出しこの発明に到達した。
【0007】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0008】この発明の表面被覆抗張力体は、図1に示
すように、繊維強化プラスチツク線条体からなるテンシ
ヨンメンバー1と、このテンシヨンメンバー1の外周表
面にコーテイング形成された接着剤層10と、この接着
剤層10の外周表面に形成された被覆層11とから構成
されている。
すように、繊維強化プラスチツク線条体からなるテンシ
ヨンメンバー1と、このテンシヨンメンバー1の外周表
面にコーテイング形成された接着剤層10と、この接着
剤層10の外周表面に形成された被覆層11とから構成
されている。
【0009】上記繊維強化プラスチツク線条体に使用す
る樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹
脂,ビニルエステル樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂等があげられる。また、補強繊維として
は、ガラス繊維,カーボン繊維,金属繊維等の無機系繊
維や、アラミド繊維等の有機系繊維等を適宜使用するこ
とができる。これらは単独でもしくは併せて用いること
ができる。
る樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹
脂,ビニルエステル樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の
熱硬化性樹脂等があげられる。また、補強繊維として
は、ガラス繊維,カーボン繊維,金属繊維等の無機系繊
維や、アラミド繊維等の有機系繊維等を適宜使用するこ
とができる。これらは単独でもしくは併せて用いること
ができる。
【0010】上記接着性樹脂層10は、エポキシ樹脂
(A成分)と、エチレン系共重合体(B成分)と、変性
ポリエステル組成物(C成分)を含有する接着性樹脂組
成物を用いて形成される。
(A成分)と、エチレン系共重合体(B成分)と、変性
ポリエステル組成物(C成分)を含有する接着性樹脂組
成物を用いて形成される。
【0011】上記エポキシ樹脂(A成分)としては、ビ
スフエノールA型,ノボラツク型,環状脂肪族型,グリ
シジルエステル型,含ブロムエポキシ型等があげられ
る。特に好ましくはビスフエノールA型,ノボラツク型
である。
スフエノールA型,ノボラツク型,環状脂肪族型,グリ
シジルエステル型,含ブロムエポキシ型等があげられ
る。特に好ましくはビスフエノールA型,ノボラツク型
である。
【0012】上記エチレン系共重合体(B成分)として
は、エチレン−ビニルアセテート共重合体(EVA),
エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA),エ
チレン−アクリル酸共重合体(EAA)等があげられ
る。そして、これらは単独でもしくは併せて用いられ、
さらにポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロ
ピレンコポリマー,ポリブテン−1等のポリα−オレフ
インまたはこれらの混合物と併用してもよい。上記エチ
レンビニルアセテート共重合体を用いる場合は、通常、
エチレン含有量5〜30重量%(以下「%」と略す)、
軟化点35〜80℃のものが用いられる。さらに、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体を用いる場合には、
エチレン含有量が5〜30%、軟化点35〜80℃のも
のが用いられる。
は、エチレン−ビニルアセテート共重合体(EVA),
エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA),エ
チレン−アクリル酸共重合体(EAA)等があげられ
る。そして、これらは単独でもしくは併せて用いられ、
さらにポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロ
ピレンコポリマー,ポリブテン−1等のポリα−オレフ
インまたはこれらの混合物と併用してもよい。上記エチ
レンビニルアセテート共重合体を用いる場合は、通常、
エチレン含有量5〜30重量%(以下「%」と略す)、
軟化点35〜80℃のものが用いられる。さらに、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体を用いる場合には、
エチレン含有量が5〜30%、軟化点35〜80℃のも
のが用いられる。
【0013】上記変性ポリエステル樹脂(C成分)とし
ては、熱可塑性の高分子量ポリエステルをベースとし
て、この分子鎖の末端にヒドロキシル基またはカルボキ
シル基を有するものが好適にあげられる。
ては、熱可塑性の高分子量ポリエステルをベースとし
て、この分子鎖の末端にヒドロキシル基またはカルボキ
シル基を有するものが好適にあげられる。
【0014】そして、上記エポキシ樹脂(A成分)、例
えばビスフエノールA型エポキシ樹脂,ノボラツク型エ
ポキシ樹脂が、上記変性ポリエステル樹脂(C成分)中
の未反応の不飽和カルボン酸またはその無水物と反応し
エポキシ樹脂が化学的に付加するため、これらエポキシ
樹脂を含有しない系と比較し、より優れた接着性,耐水
性および耐折り曲げ加工性等の接着特性を有するように
なる。
えばビスフエノールA型エポキシ樹脂,ノボラツク型エ
ポキシ樹脂が、上記変性ポリエステル樹脂(C成分)中
の未反応の不飽和カルボン酸またはその無水物と反応し
エポキシ樹脂が化学的に付加するため、これらエポキシ
樹脂を含有しない系と比較し、より優れた接着性,耐水
性および耐折り曲げ加工性等の接着特性を有するように
なる。
【0015】上記エポキシ樹脂(A成分),エチレン系
共重合体(B成分)および変性ポリエステル樹脂(C成
分)の3成分の全体に対する配合割合は、それぞれつぎ
のように設定することが好ましい。すなわち、エポキシ
樹脂(A成分)が5〜15%、エチレン系共重合体(B
成分)が5〜10%、変性ポリエステル樹脂(C成分)
が75〜85%である。
共重合体(B成分)および変性ポリエステル樹脂(C成
分)の3成分の全体に対する配合割合は、それぞれつぎ
のように設定することが好ましい。すなわち、エポキシ
樹脂(A成分)が5〜15%、エチレン系共重合体(B
成分)が5〜10%、変性ポリエステル樹脂(C成分)
が75〜85%である。
【0016】上記接着性樹脂組成物は、例えば上記各成
分を配合し混合することにより得られる。そして、得ら
れる接着性樹脂組成物は、メルトインデツクスが2〜2
0g/10分が好ましく、特に好ましくは3〜15g/
10分である。すなわち、メルトインデツクスが2g/
10分未満では繊維強化プラスチツク線条体からなるテ
ンシヨンメンバー1との馴染み性不足となり、テンシヨ
ンメンバー1に対する粘着,融着というメカニズムが阻
害され、逆に20g/10分を超えると形成される接着
剤層表面にタツク性を有し、これを重ねて巻き取つた場
合、自己融着するという問題が生じる傾向がみられるか
らである。
分を配合し混合することにより得られる。そして、得ら
れる接着性樹脂組成物は、メルトインデツクスが2〜2
0g/10分が好ましく、特に好ましくは3〜15g/
10分である。すなわち、メルトインデツクスが2g/
10分未満では繊維強化プラスチツク線条体からなるテ
ンシヨンメンバー1との馴染み性不足となり、テンシヨ
ンメンバー1に対する粘着,融着というメカニズムが阻
害され、逆に20g/10分を超えると形成される接着
剤層表面にタツク性を有し、これを重ねて巻き取つた場
合、自己融着するという問題が生じる傾向がみられるか
らである。
【0017】上記被覆層11の形成材料としては、ポリ
エチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂等のポリオレフイン
樹脂等があげられる。
エチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂等のポリオレフイン
樹脂等があげられる。
【0018】この発明の表面被覆抗張力体は、例えばつ
ぎのようにして製造される。すなわち、繊維強化プラス
チツク線条体からなるテンシヨンメンバー表面に、押出
成形機を用いて上記接着性樹脂組成物を押し出し被覆し
て接着剤層を形成する。ついで、上記接着剤層の外周
に、ポリエチレン樹脂を押出成形して被覆層を形成し、
これを巻取機で巻き取ることにより連続的に製造され
る。このようにして図1に示すように、テンシヨンメン
バー1の外周に接着剤層10の形成され、さらに上記接
着剤層10の外周に被覆層11が形成された表面被覆抗
張力体が製造される。
ぎのようにして製造される。すなわち、繊維強化プラス
チツク線条体からなるテンシヨンメンバー表面に、押出
成形機を用いて上記接着性樹脂組成物を押し出し被覆し
て接着剤層を形成する。ついで、上記接着剤層の外周
に、ポリエチレン樹脂を押出成形して被覆層を形成し、
これを巻取機で巻き取ることにより連続的に製造され
る。このようにして図1に示すように、テンシヨンメン
バー1の外周に接着剤層10の形成され、さらに上記接
着剤層10の外周に被覆層11が形成された表面被覆抗
張力体が製造される。
【0019】上記テンシヨンメンバーの外周面に形成さ
れる接着剤層10の厚みは、0.1〜1.0mmに設定す
るのが好ましい。また、上記被覆層11の厚みは、1〜
10mmに設定するのが好ましい。
れる接着剤層10の厚みは、0.1〜1.0mmに設定す
るのが好ましい。また、上記被覆層11の厚みは、1〜
10mmに設定するのが好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明の表面被覆抗張
力体は、抗張力体と被覆層とが、エポキシ樹脂(A成
分)と、エチレン系共重合体(B成分)と、変性ポリエ
ステル樹脂(C成分)を含有する接着性樹脂組成物を用
いて形成される接着剤層を介して接着形成され構成され
ている。このため、繊維強化プラスチツク線条体からな
る抗張力体と被覆層とが強固に接着されている。したが
つて、これを例えば光フアイバケーブルに使用した場合
に従来のような伝送損失の増大や光フアイバ心線の切断
の問題を生じない。
力体は、抗張力体と被覆層とが、エポキシ樹脂(A成
分)と、エチレン系共重合体(B成分)と、変性ポリエ
ステル樹脂(C成分)を含有する接着性樹脂組成物を用
いて形成される接着剤層を介して接着形成され構成され
ている。このため、繊維強化プラスチツク線条体からな
る抗張力体と被覆層とが強固に接着されている。したが
つて、これを例えば光フアイバケーブルに使用した場合
に従来のような伝送損失の増大や光フアイバ心線の切断
の問題を生じない。
【0021】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0022】
【実施例1】変性ポリエステル樹脂としてテレフタル酸
ポリエステル(分子量20000)100部,o−クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂10部およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体5部を含有したペレツト
状樹脂組成物(メルトインデツクス=7g/10分)
を、押出成形機を用いて、直径4.5mmのアラミド繊維
強化プラスチツク線条体に厚み0.5mmで被覆し接着性
樹脂層を形成した。さらに、上記接着性樹脂層の表面
に、高密度ポリエチレン(メルトインデツクス=0.3
g/10分)を厚み5mmとなるよう押出成形機を用いて
被覆することにより図1に示すような表面被覆構造体を
作製した。
ポリエステル(分子量20000)100部,o−クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂10部およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体5部を含有したペレツト
状樹脂組成物(メルトインデツクス=7g/10分)
を、押出成形機を用いて、直径4.5mmのアラミド繊維
強化プラスチツク線条体に厚み0.5mmで被覆し接着性
樹脂層を形成した。さらに、上記接着性樹脂層の表面
に、高密度ポリエチレン(メルトインデツクス=0.3
g/10分)を厚み5mmとなるよう押出成形機を用いて
被覆することにより図1に示すような表面被覆構造体を
作製した。
【0023】
【実施例2】エチレン−エチルアクリレート共重合体に
代えてエチレン−ビニルアセテート共重合体(EVA)
(酢酸ビニル含有量33重量%)を10部用いた。この
ペレツト状樹脂組成物のメルトインデツクスは5g/1
0分であつた。これ以外は実施例1と同様にして表面被
覆構造体を作製した。
代えてエチレン−ビニルアセテート共重合体(EVA)
(酢酸ビニル含有量33重量%)を10部用いた。この
ペレツト状樹脂組成物のメルトインデツクスは5g/1
0分であつた。これ以外は実施例1と同様にして表面被
覆構造体を作製した。
【0024】
【実施例3】アラミド繊維強化プラスチツク線条体に代
えて直径4.5mmのガラス繊維強化プラスチツク線条体
を用いた。これ以外は実施例1と同様にして表面被覆構
造体を作製した。
えて直径4.5mmのガラス繊維強化プラスチツク線条体
を用いた。これ以外は実施例1と同様にして表面被覆構
造体を作製した。
【0025】
【実施例4】アラミド繊維強化プラスチツク線条体に代
えて直径4.5mmのガラス繊維強化プラスチツク線条体
を用いた。これ以外は実施例2と同様にして表面被覆構
造体を作製した。
えて直径4.5mmのガラス繊維強化プラスチツク線条体
を用いた。これ以外は実施例2と同様にして表面被覆構
造体を作製した。
【0026】
【実施例5】変性ポリエステル樹脂としてテレフタル酸
ポリエステル(分子量20000)100部,o−クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂5部およびエチレン−
エチルアクリレート共重合体5部を含有したペレツト状
樹脂組成物(メルトインデツクス=9g/10分)を用
いた。これ以外は実施例1と同様にして表面被覆構造体
を作製した。
ポリエステル(分子量20000)100部,o−クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂5部およびエチレン−
エチルアクリレート共重合体5部を含有したペレツト状
樹脂組成物(メルトインデツクス=9g/10分)を用
いた。これ以外は実施例1と同様にして表面被覆構造体
を作製した。
【0027】
【実施例6】変性ポリエステル樹脂としてテレフタル酸
ポリエステル(分子量20000)100部,o−クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂15部およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体10部を含有したペレツ
ト状樹脂組成物(メルトインデツクス=15g/10
分)を用いた。これ以外は実施例1と同様にして表面被
覆構造体を作製した。
ポリエステル(分子量20000)100部,o−クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂15部およびエチレン
−エチルアクリレート共重合体10部を含有したペレツ
ト状樹脂組成物(メルトインデツクス=15g/10
分)を用いた。これ以外は実施例1と同様にして表面被
覆構造体を作製した。
【0028】
【比較例1】接着性樹脂層を形成せず、直径4.5mmの
アラミド繊維強化プラスチツク線条体表面に、直接高密
度ポリエチレン(メルトインデツクス=0.3g/10
分)を押出被覆して表面被覆構造体を作製した。
アラミド繊維強化プラスチツク線条体表面に、直接高密
度ポリエチレン(メルトインデツクス=0.3g/10
分)を押出被覆して表面被覆構造体を作製した。
【0029】
【比較例2】アラミド繊維強化プラスチツク線条体に代
えて直径4.5mmのガラス繊維強化プラスチツク線条体
を用いた。これ以外は比較例1と同様にして表面被覆構
造体を作製した。
えて直径4.5mmのガラス繊維強化プラスチツク線条体
を用いた。これ以外は比較例1と同様にして表面被覆構
造体を作製した。
【0030】
【比較例3】o−クレゾールノボラツク型エポキシ樹脂
を含有しないペレツト状樹脂組成物(メルトインデツク
ス=7g/10分)を用いた。これ以外は実施例1と同
様にして表面被覆構造体を作製した。
を含有しないペレツト状樹脂組成物(メルトインデツク
ス=7g/10分)を用いた。これ以外は実施例1と同
様にして表面被覆構造体を作製した。
【0031】
【比較例4】o−クレゾールノボラツク型エポキシ樹脂
を含有しないペレツト状樹脂組成物(メルトインデツク
ス=9g/10分)を用いた。これ以外は実施例2と同
様にして表面被覆構造体を作製した。
を含有しないペレツト状樹脂組成物(メルトインデツク
ス=9g/10分)を用いた。これ以外は実施例2と同
様にして表面被覆構造体を作製した。
【0032】
【比較例5】エチレン−ビニルアセテート樹脂(酢酸ビ
ニル含有量33重量%)を接着性樹脂組成物として用
い、これを押出成形機を用いて、直径4.5mmのアラミ
ド繊維強化プラスチツク線条体に厚み0.5mmで被覆し
接着性樹脂層を形成した。さらに、上記接着性樹脂層の
表面に、高密度ポリエチレン(メルトインデツクス=
0.3g/10分)を厚み5mmとなるよう押出成形機を
用いて被覆することにより図1に示すような表面被覆構
造体を作製した。
ニル含有量33重量%)を接着性樹脂組成物として用
い、これを押出成形機を用いて、直径4.5mmのアラミ
ド繊維強化プラスチツク線条体に厚み0.5mmで被覆し
接着性樹脂層を形成した。さらに、上記接着性樹脂層の
表面に、高密度ポリエチレン(メルトインデツクス=
0.3g/10分)を厚み5mmとなるよう押出成形機を
用いて被覆することにより図1に示すような表面被覆構
造体を作製した。
【0033】
【比較例6】エチレン−アクリル共重合体の水媒体エマ
ルジヨン(樹脂分35重量%)とを接着性樹脂組成とし
て用い、これを押出成形機を用いて、直径4.5mmのア
ラミド繊維強化プラスチツク線条体に厚み0.5mmで被
覆し接着性樹脂層を形成した。さらに、上記接着性樹脂
層の表面に、高密度ポリエチレン(メルトインデツクス
=0.3g/10分)を厚み5mmとなるよう押出成形機
を用いて被覆することにより図1に示すような表面被覆
構造体を作製した。
ルジヨン(樹脂分35重量%)とを接着性樹脂組成とし
て用い、これを押出成形機を用いて、直径4.5mmのア
ラミド繊維強化プラスチツク線条体に厚み0.5mmで被
覆し接着性樹脂層を形成した。さらに、上記接着性樹脂
層の表面に、高密度ポリエチレン(メルトインデツクス
=0.3g/10分)を厚み5mmとなるよう押出成形機
を用いて被覆することにより図1に示すような表面被覆
構造体を作製した。
【0034】このようにして得られた実施例品および比
較例品のテンシヨンメンバーと被覆樹脂層部分の接着力
を下記の方法に従い測定して評価した。その結果を下記
の表1および表2に示した。
較例品のテンシヨンメンバーと被覆樹脂層部分の接着力
を下記の方法に従い測定して評価した。その結果を下記
の表1および表2に示した。
【0035】〔接着力測定方法〕まず、図3に示すよう
に、長さ150mmの表面被覆構造体のうち、長さ25mm
の部分だけ被覆層15を残し、残りの部分が繊維強化プ
ラスチツク線条体1を剥き出しにした接着力測定用試験
片を作製した。そして、図4に示すように、繊維強化プ
ラスチツク線条体1剥き出しの長い部分をチヤツク16
で挟持し、被覆層15の端部面に当接するよう引張具1
7を取り付け矢印A方向に引つ張り、測定装置(オート
グラフG−5000A,島津製作所社製)で接着力を測
定した。なお、引張スピードは5mm/min で、測定温度
は23℃に設定した。
に、長さ150mmの表面被覆構造体のうち、長さ25mm
の部分だけ被覆層15を残し、残りの部分が繊維強化プ
ラスチツク線条体1を剥き出しにした接着力測定用試験
片を作製した。そして、図4に示すように、繊維強化プ
ラスチツク線条体1剥き出しの長い部分をチヤツク16
で挟持し、被覆層15の端部面に当接するよう引張具1
7を取り付け矢印A方向に引つ張り、測定装置(オート
グラフG−5000A,島津製作所社製)で接着力を測
定した。なお、引張スピードは5mm/min で、測定温度
は23℃に設定した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】上記表1および表2の結果から、実施例品
は比較例品より非常に高い接着力の数値が得られた。こ
のことから、実施例品はテンシヨンメンバーとなる繊維
強化プラスチツク線条体とこの外周に形成された被覆層
との密着性に優れていることがわかる。
は比較例品より非常に高い接着力の数値が得られた。こ
のことから、実施例品はテンシヨンメンバーとなる繊維
強化プラスチツク線条体とこの外周に形成された被覆層
との密着性に優れていることがわかる。
【図1】この発明の表面被覆構造体の一部破断斜視図で
ある。
ある。
【図2】光フアイバケーブルの断面図である。
【図3】接着力測定用試験片の形状を示す側面図であ
る。
る。
【図4】接着力測定方法を示す模式図である。
1 テンシヨンメンバー 10 接着剤層 11 被覆層
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記繊維強化プラスチツク線条体に使用す
る樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹
脂,ビニルエステル樹脂等の熱硬化性樹脂等があげられ
る。また、補強繊維としては、ガラス繊維,カーボン繊
維等の無機系繊維や、アラミド繊維等の有機系繊維等を
適宜使用することができる。これらは単独でもしくは併
せて用いることができる。
る樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹
脂,ビニルエステル樹脂等の熱硬化性樹脂等があげられ
る。また、補強繊維としては、ガラス繊維,カーボン繊
維等の無機系繊維や、アラミド繊維等の有機系繊維等を
適宜使用することができる。これらは単独でもしくは併
せて用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高岡 誠一 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維強化プラスチツク線条体からなる抗
張力体と、上記抗張力体の表面に形成された接着剤層
と、上記接着剤層の外周に形成された被覆層を備えた表
面被覆抗張力体であつて、上記接着剤層が、下記の
(A)〜(C)成分を含有する接着性樹脂組成物によつ
て形成されていることを特徴とする表面被覆抗張力体。 (A)エポキシ樹脂。 (B)エチレン系共重合体。 (C)変性ポリエステル樹脂。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3319916A JPH05127055A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 表面被覆抗張力体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3319916A JPH05127055A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 表面被覆抗張力体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05127055A true JPH05127055A (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=18115667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3319916A Pending JPH05127055A (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 表面被覆抗張力体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05127055A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09258075A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-10-03 | Toyokuni Densen Kk | 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用テン ションメンバー |
| JP2003029110A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Fujikura Ltd | 自己支持型架空光ケーブルおよびその端末引留め構造 |
| CN112596182A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-04-02 | 江苏永鼎股份有限公司 | 一种光缆中心加强件垫层的挤塑工艺 |
| JP2022075269A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 株式会社三ツ星 | ケーブル |
-
1991
- 1991-11-06 JP JP3319916A patent/JPH05127055A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09258075A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-10-03 | Toyokuni Densen Kk | 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル用テン ションメンバー |
| JP2003029110A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Fujikura Ltd | 自己支持型架空光ケーブルおよびその端末引留め構造 |
| JP2022075269A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 株式会社三ツ星 | ケーブル |
| CN112596182A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-04-02 | 江苏永鼎股份有限公司 | 一种光缆中心加强件垫层的挤塑工艺 |
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