JPH05127425A - 帯電制御樹脂の製造方法およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用トナーの製造方法 - Google Patents

帯電制御樹脂の製造方法およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用トナーの製造方法

Info

Publication number
JPH05127425A
JPH05127425A JP3287684A JP28768491A JPH05127425A JP H05127425 A JPH05127425 A JP H05127425A JP 3287684 A JP3287684 A JP 3287684A JP 28768491 A JP28768491 A JP 28768491A JP H05127425 A JPH05127425 A JP H05127425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soluble monomer
water
copolymer
oil
electrostatic charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3287684A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Hirano
暢宏 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP3287684A priority Critical patent/JPH05127425A/ja
Publication of JPH05127425A publication Critical patent/JPH05127425A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐湿性、モノマーに対する溶解性、分散性に
優れ、かつ所望する均一な組成の帯電制御樹脂の製造す
る。 【構成】 アニオン性基を有する水溶性モノマーを少な
くとも1種と油溶性モノマーを少なくとも1種とを含有
する共重合体組成物を重合法により共重合させて得る帯
電制御樹脂の製造方法であり、溶媒中でこの水溶性モノ
マーとこの性モノマーとを重合させる。次いで、この重
合溶液を、誘電率が25以上で、所定割合以上の水溶性
モノマーを含有する共重合体を溶解し、かつ所定割合以
上の油溶性モノマーを含有する共重合体を溶解しない溶
媒に投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電制御樹脂の製造方
法および静電荷像現像用トナーの製造方法に関し、より
詳しくは、耐湿性に優れ、溶媒、モノマーまたは樹脂に
対する溶解性に優れ、顔料等の分散性に優れた帯電制御
樹脂、およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用
トナーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】帯電制御樹脂は、例えば、静電荷像現像
用トナー、キャリアコート、ブレード部材など、摩擦帯
電特性を付与するために用いられる。トナーは、この帯
電制御樹脂と結着樹脂および着色剤とを溶融混練する
か、またはこの帯電制御樹脂を重合性単量体より得られ
る樹脂と相溶させることにより得られている。
【0003】このような帯電制御樹脂を得る方法として
は、一般に、分散重合法、溶液重合法がある。分散重合
法としては、特開平2−88606号公報に開示されて
いるように油溶性モノマーと水溶性モノマーを水と水混
和性有機溶媒との混合溶媒中で分散重合させて共重合体
を粒子の形で回収する方法、特願平1−312481号
公報に開示されているように水溶性モノマーと油溶性モ
ノマーとを連鎖移動剤の存在下で分散重合させる方法が
提案されている。
【0004】溶液重合法としては、特開平1−2174
64号公報に開示されているようにイソプロピルアルコ
ールを溶媒とし、油溶性の重合性単量体とスルホン酸基
を有する重合性単量体を使用する方法が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記分散重
合法においては、初期に析出した共重合体を核とし、膨
潤形成された粒子内で共重合が進行するため、見かけ上
粒子単位内の組成はほぼ均一であるが、初期に一方の重
合性単量体のポリマーのみが重合しやく、均一な組成の
共重合体を得ることはできず、重合安定性も悪い。さら
に分散安定剤が表面に残留するため、得られる帯電制御
樹脂の耐湿性が低下する。
【0006】また、上記溶液重合法においては、スルホ
ン酸基を有する重合性単量体の反応性は油溶性の重合性
単量体に比べて非常に高いため、重合初期では、スルホ
ン酸基を有する重合性単量体の含有率の高い共重合体が
生成しやすくなり、得られる共重合体の組成比に分布が
生じる。スルホン酸基を有する重合性単量体の含有率の
高い共重合体を含む樹脂は、耐湿性が悪く、またこのよ
うな樹脂を用いて静電荷像現像用トナーを製造すると、
モノマーあるいは樹脂に対する溶解性、顔料などの分散
性が悪いため、帯電性および帯電安定性が劣ったものと
なる。
【0007】本発明は上記の点を解決しようとするもの
で、その目的は、耐湿性、モノマーに対する溶解性、分
散性に優れ、かつ所望する均一な組成の帯電制御樹脂の
製造方法および、その帯電制御樹脂を用いた帯電性およ
び帯電安定性に優れた静電荷像現像用トナーの製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電制御樹脂の
製造方法は、アニオン性基を有する水溶性モノマーを少
なくとも1種と油溶性モノマーを少なくとも1種とを含
有する共重合体組成物を重合法により共重合させて得ら
れる帯電制御樹脂の製造方法において、溶媒中で該水溶
性モノマーと該油溶性モノマーとを重合させる工程と、
得られた重合溶液を、誘電率が25以上で、所定割合以
上の該水溶性モノマーを含有する共重合体を溶解し、か
つ所定割合以上の該油溶性モノマーを含有する共重合体
を溶解しない溶媒に投入する工程と、を包含することを
特徴とし、そのことにより上記課題を達成することがで
きる。
【0009】また本発明の静電荷像現像用トナーの製造
方法は、アニオン性基を有する水溶性モノマーを少なく
とも1種と油溶性モノマーを少なくとも1種とを含有す
る共重合体組成物を重合法により共重合させて得られる
帯電制御樹脂を含有する静電荷像現像用トナーの製造方
法において、該帯電制御樹脂が溶媒中で該水溶性モノマ
ーと該油溶性モノマーとを重合させる工程と、得られた
重合溶液を、誘電率が25以上で、所定割合以上の該水
溶性モノマーを含有する共重合体を溶解し、かつ所定割
合以上の該油溶性モノマーを含有する共重合体を溶解し
ない溶媒に投入する工程と、を包含して製造することを
特徴とし、そのことにより上記課題を達成することがで
きる。
【0010】次に本発明を詳しく説明する。
【0011】本発明の帯電制御樹脂の製造は、溶液重合
法または分散重合法が採用される。溶液重合法の場合に
は、まずアニオン性基を有する水溶性モノマーと油溶性
モノマーを含有する共重合体組成物を溶媒に溶解させて
不活性ガス雰囲気下で加温して重合させる。
【0012】上記アニオン性基は、例えば、−SO3
基、−COOX基(Xは水素、アルカリ金属またはアル
カリ土類)等が挙げられるが、得られる帯電制御樹脂の
帯電制御性を考慮すると−SO3X基が特に好ましい。
【0013】上記−SO3X基を有する水溶性モノマー
としては、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、メタク
リルスルホン酸などまたはこれらのナトリウム、カリウ
ム、カルシウム塩が挙げられ、反応性や得られる帯電制
御樹脂の帯電制御性を考慮すると、スチレンスルホン酸
およびそのナトリウム塩が特に好ましい。上記−SO3
X基を有する水溶性モノマーを使用することにより得ら
れる共重合体を用いた帯電制御樹脂は優れた負帯電特性
を有するものとなる。上記水溶性モノマーは1種でもよ
く、2種以上用いてもよい。
【0014】上記油溶性モノマーとしては、ラジカル重
合性モノマーであり、一般のトナー用の結着樹脂として
使用されるものでよく、ビニル系モノマー、アクリル系
モノマー、ビニルエステルモノマー、ビニルエーテルモ
ノマー、ジオレフィン系モノマー、モノオレフィン系モ
ノマー等が挙げられる。上記油溶性モノマーは1種でも
よく、2種以上用いてもよい。
【0015】上記水溶性モノマーの使用量は、前記共重
合体中0.1〜10重量%であることが好ましく、特に
0.5〜5重量%が好ましい。水溶性モノマーの含有量
が0.1重量%未満の場合、得られる帯電制御樹脂の帯
電制御性が低下し、一方、含有量が10重量%を超える
場合には、得られる帯電制御性樹脂の耐湿性が低下す
る。
【0016】上記共重合体組成物に、必要に応じて架橋
剤、重合開始剤等の添加剤を添加してもよい。上記架橋
剤としては、従来公知の架橋剤が挙げられ、例えば、モ
ノマーとしてビニル系モノマーを使用する場合、ジビニ
ルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレートなど
が挙げられる。
【0017】上記重合開始剤としては、例えば、アゾビ
スイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチ
ルブチロニトリル)などのアゾ化合物:クメンヒドロペ
ルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジクミル
ペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化ラウロイルなどの過酸化物等の油溶性
重合開始剤が使用される。上記重合開始剤の添加量は重
合系に対して0.5〜5重量%が好ましい。
【0018】上記溶媒としては、通常、溶液重合に使用
される溶媒が用いられるが、誘電率が15以上で、上記
水溶性モノマーからなる樹脂および上記油溶性モノマー
からなる樹脂をそれぞれ溶解可能な溶媒が好ましく、例
えば、ジメチルスルホキシド、スルフォラン、ジメチル
イミダゾリジノン、高級脂肪酸ジメチルアミド、N−メ
チルホルムアミド、ジメチルホルムアミドなどが好適に
使用される。これらの溶媒を使用することにより、重合
反応の開始から終了まで重合体が析出することがない均
一な系とすることができる。上記溶媒は1種でもよく、
2種以上用いてもよい。
【0019】上記水溶性モノマーおよび上記油溶性モノ
マーの使用総量は、重合系全体に対して50重量%以下
であることが好ましく、特に25〜40重量%が好まし
い。上記水溶性モノマーおよび上記油溶性モノマーの使
用総量が50重量%を超える場合、これらのモノマーが
上記溶媒に溶け難くなり、所望で、均一な組成の共重合
体を得ることが難しい。
【0020】上記の共重合反応は温度は60〜80℃、
時間は4〜12時間が好ましい。
【0021】分散重合法により共重合体を製造する場合
には、まずアニオン性基を有する水溶性モノマーと油溶
性モノマーを含有する共重合体組成物を溶媒に溶解させ
て不活性ガス雰囲気下で加温して重合させる。
【0022】上記のアニオン性基を有する水溶性モノマ
ーおよび上記油溶性モノマーは前述と同様のモノマーを
使用することができる。また必要に応じて、従来公知の
架橋剤、重合開始剤等の添加剤を添加してもよい。
【0023】上記溶媒としては、通常、分散重合に使用
される溶媒が用いられる。
【0024】次に、溶液重合または分散重合により得ら
れた重合溶液を、誘電率が25以上で、所定割合以上の
上記水溶性モノマーを含有する共重合体を溶解し、かつ
所定割合以上の上記油溶性モノマーを含有する共重合体
を溶解しない溶媒に投入して、所望の割合の上記水溶性
モノマーと上記油溶性モノマーを含有する共重合体を沈
澱させる。
【0025】上記溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、水が好ましい。上記溶媒が、所定割合以上の上記水
溶性モノマーを含有する共重合体を溶解しないか、ある
いは所定割合以上の上記油溶性モノマーを含有する共重
合体を沈澱させない溶媒の場合、所望の割合の上記水溶
性モノマーと上記油溶性モノマーを含有する共重合体を
沈澱させることができず、沈澱した共重合体を帯電制御
樹脂として使用した場合、耐湿性、帯電性、帯電制御
性、分散性が悪くなる。
【0026】ここで、所定割合以上の上記水溶性モノマ
ーを含有する共重合体とは、上記水溶性モノマーを10
重量%以上含有する共重合体であることが好ましく、所
定割合以上の上記油溶性モノマーを含有する共重合体と
は、上記油溶性モノマーを90重量%以上含有する共重
合体であることが好ましい。従って、所望の割合の上記
水溶性モノマーと上記油溶性モノマーを含有する共重合
体とは、上記水溶性モノマーを0.1〜10重量%、か
つ油溶性モノマーを90〜99.9重量%含有する共重
合体であることが好ましい。
【0027】上記溶媒の使用量は、上記の重合溶液の5
倍以上であることが好ましく、10倍以上であることが
特に好ましい。上記溶媒の使用量が上記の重合溶液の5
倍未満の場合、所望の割合の上記水溶性モノマーと上記
油溶性モノマーを含有する共重合体を充分に沈澱させる
ことができず、製造効率が悪くなる場合がある。
【0028】上記重合溶液が沈澱物を有している場合、
予め、この沈澱物を濾過した後、上記溶媒に投入すると
よい。
【0029】得られた沈澱物を、洗浄、乾燥することに
より、本発明の帯電制御樹脂を得ることができる。
【0030】上記共重合体の重量平均分子量は、200
0〜50000が好ましく、特に5000〜30000
が好ましい。重量平均分子量が2000未満の場合、樹
脂化しにくく、ブロッキング性、融着性、耐湿性が悪く
なる。一方、重量平均分子量が50000を超える場
合、トナーに用いる場合、溶媒、モノマーまたは樹脂と
の溶解性が悪くなる。
【0031】静電荷像現像用トナーは、上記帯電制御樹
脂を用いて、溶融混練法や懸濁重合法により製造するこ
とができる。
【0032】静電荷像現像用トナーを溶融混練法で製造
する場合、結着樹脂、着色剤、上記帯電制御樹脂等を含
有する組成物を混合し溶融しながら混練、粉砕分級す
る。
【0033】上記結着樹脂を形成し得る重合性単量体と
しては、定着性および帯電性とを有する熱可塑性樹脂を
形成し得るものであり、上記重合性単量体としては、例
えば、以下のものを使用することができる。スチレン、
o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレ
ン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、
p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−
n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、
p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレ
ン、p−n−ノニルスチレン、p−n−ドデシルスチレ
ン等のスチレン及びその誘導体:エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、イソブチレンナドノエチレン不飽和モノ
オレフィン類:塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニ
ル、フッ化ビニルなどのハロゲン化ビニル類:酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニルなどのビニ
ルエステル類:メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、
メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸
ジエチルアミノエチルなどのα−メチレン脂肪族モノカ
ルボン酸エステル類:アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリ
ル酸ドデシル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アク
リル酸ステアリル、アクリル酸2−クロロエチル、アク
リル酸フェニルなどのアクリル酸エステル類:ビニルメ
チルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチ
ルエーテル等のビニルエーテル類:ビニルメチルケト
ン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケト
ン等のビニルケトン類:N−ビニルピロール、N−ビニ
ルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピ
ロリドン等のN−ビニル化合物:ビニルナフタレン類:
アクリロニトリル、メタクリルニトリル、アクリルアミ
ドなどのアクリル酸もしくはメタクリル酸誘導体など:
これらの重合性単量体は、1種又は2種以上用いること
ができる。
【0034】上記着色剤としては、従来公知の顔料また
は染料を使用することができる。染料としては、例え
ば、C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクト
レッド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシ
ックレッド1、C.I.モーダントレッド、C.I.ダ
イレクトブルー1、C.I.アシッドブルー1、C.
I.アシッドブルー2、C.I.アシッドブルー9、
C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシックブル
ー3、C.I.ベーシックブルー、C.I.モーダント
ブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、C.I.ベ
ーシックグリーン4、C.I.ベーシックグリーン6な
どが挙げられる。顔料としては、例えば、黄鉛、カドミ
ウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ネーブルイ
エロー、ナフトールイエローS、ハンザイエロー、パー
マネントイエローNCG、タートランジレーキ、赤口黄
鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGT
R、ピラゾロンオレンジ、ベンジジンオレンジG、カド
ミウムレッド、パーマネントレッド4R、ウォッチング
レッドカルシウム塩、エオシソレーキ、ブリリアントカ
ーミン3B、マンガン紫、ファストバイオレッドB、メ
チルバイオレッドレーキ、紺青、コバルトブルー、アル
カリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシ
アニンブルー、ファーストスカイブルー、インダンスレ
ンブルーBC、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメン
トグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナル
イエローグリーンG、カーボンブラック、アセチレンブ
ラック等が挙げられる。
【0035】上記着色剤の使用量は、結着樹脂100重
量部に対して1〜10重量部が好ましい。
【0036】上記帯電制御樹脂の使用量は、上記帯電制
御樹脂中の上記水溶性モノマーの含有量が、得られるト
ナーの0.05〜5重量%となるように、結着樹脂10
0重量部に対して0.5〜100重量部が好ましい。上
記帯電制御樹脂の使用量が0.5重量部未満の場合、得
られるトナー中の水溶性モノマーの含有量が低くなり、
充分な帯電量を有することができず、一方、上記帯電制
御樹脂の使用量が100重量部を超える場合、得られる
トナー中の水溶性モノマーの含有量が多くなり、帯電量
の異常上昇が生じる。
【0037】静電荷像現像用トナーを懸濁重合法で製造
する場合、重合性モノマー、上記帯電制御剤、着色剤を
含有する組成物を水系溶媒に分散させ、通常の攪拌機、
ホモミキサー、ホモジナイザーなどを用いて攪拌させな
がら加温する。
【0038】上記重合性モノマーは、上記結着樹脂を形
成する重合性モノマーを使用することができ、着色剤
は、上記のものを使用することができる。
【0039】上記帯電制御樹脂の使用量は、上記帯電制
御樹脂中の上記水溶性モノマーの含有量が、得られるト
ナーの0.05〜5重量%となるように、重合性モノマ
ー100重量部に対して0.5〜100重量部が好まし
い。上記帯電制御樹脂の使用量が0.5重量部未満の場
合、得られるトナー中の水溶性モノマーの含有量が低く
なり、充分な帯電量を有することができず、一方、上記
帯電制御樹脂の使用量が100重量部を超える場合、得
られるトナー中の水溶性モノマーの含有量が多くなり、
帯電量の異常上昇が生じる。
【0040】必要に応じて、上記組成物に重合開始剤、
架橋剤、流動性改質剤その他の添加剤を添加してもよ
い。
【0041】上記重合開始剤としては、従来公知のもの
を使用することができる。例えば、アゾビスイソブチロ
ニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、イソプロピルパーオキサイド、イ
ソプロピルパーオキシカーボネート、キュメンハイドロ
パーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイド、ラウロイルパーオキサイト等を使用することが
できる。上記重合開始剤の使用量は、上記組成物中の
0.5〜10重量%が好ましい。
【0042】上記架橋剤としては、例えば、以下の化合
物を使用することができる。ジビニルベンゼン、ジビニ
ルナフタレン、ジビニルエーテル、ジビニルスルホン、
ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレン
グリコールジメタクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコ
ールジメタクリレート、1,6−ヘキサングリコールジ
メタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、ポリ
プロピレングリコールジメタクリレート、2,2−ビス
(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)
プロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラ
メチロールメタンテトラアクリレート、ジブロムネオペ
ンチルグリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリル
など。上記架橋剤の使用量は、上記組成物中の0.1〜
5重量%が好ましい。
【0043】上記流動性改質剤としては、例えば、コロ
イダルシリカ、脂肪酸金属塩などが使用可能である。
【0044】また、トナーを磁性トナーとして用いるた
めに、磁性粉を含有してもよい。このような磁性粉とし
ては、例えば、鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性金
属の粉末、若しくはマグネタイト、ヘマタイト、フェラ
イト等の合金や化合物の粉末が用いられる。
【0045】なお、上記流動性改質剤、上記磁性粉は、
得られたトナーと混合(外添)してもよい。
【0046】本発明の製造方法により得られる静電荷像
現像用トナーの粒径は、5〜15μmであることが好ま
しい。
【0047】
【作用】本発明では、アニオン性基を有する水溶性モノ
マーと油溶性モノマーとを重合させた後、この重合溶液
を、誘電率が25以上で、所定割合以上の上記水溶性モ
ノマーを含有する共重合体を溶解し、かつ所定割合以上
の上記油溶性モノマーを含有する共重合体を溶解しない
溶媒に投入する。これにより、所望の割合の上記水溶性
モノマーと上記油溶性モノマーを含有する共重合体のみ
を沈澱させることができ、従って、水溶性モノマーが所
望の割合より多い共重合体や、油溶性モノマーが所望の
割合より少ない共重合体を除くことができるので、耐湿
性、モノマーに対する溶解性、分散性に優れた帯電制御
樹脂を得ることができる。
【0048】このような帯電制御樹脂を用いて静電荷像
現像用トナーを製造すると、帯電性および帯電安定性に
優れた静電荷像現像用トナーを得ることができる。
【0049】
【実施例】次に、本発明を実施例を挙げて説明する。
【0050】実施例1 ジメチルスルホキシド 145重量部 スチレン 66.5重量部 スチレンスルホン酸ナトリウム 3.5重量部 ベンゾイルパーオキサイド 0.88重量部 以上の組成物をセパラブルフラスコに投入して、混合し
均一に溶解させた。この溶液を充分に攪拌させながら、
窒素気流中、80℃にて約8時間反応させ、重合を完結
させた。重合溶液は重合物が析出することなく、重合初
期と同様に均一に溶解していた。
【0051】この共重合体のジメチルスルホキシド溶液
を、約10倍量以上メタノール(誘電率31)中に攪拌
させながら投入し、析出した樹脂を回収した。この析出
した樹脂の組成比を、メチレンブルーのスルホン基に対
する染着を利用して調べたところ、スチレン/スチレン
スルホン酸ナトリウム=96.8/3.2であった。ま
たこの共重合体のFT−IRを測定しても、所望の共重
合体であることがわかった。
【0052】この帯電制御樹脂は、トルエン、クロロホ
ルム、THF等の有機溶媒、および樹脂等と速やかに相
溶溶解した。
【0053】この帯電制御樹脂を乳鉢で粉砕し、次い
で、フェライトキャリアと混合したものをブローオフ法
により帯電量を測定したところ、常温常湿下では−89
μC/gであり、高温高湿下においてもその帯電量は変
化しなかった。
【0054】この帯電制御樹脂3重量部、スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体100重量部、カーボンブラ
ック10重量部を溶融混練、粉砕分級して平均粒径1
0.7μmのトナーを得た。このトナーとフェライト系
キャリアを混合して現像剤を得た。この現像剤を用いて
DC−1205(三田工業製)複写テストを行ったとこ
ろ、ブローオフによる帯電量は−32μC/gであり、
また帯電量分布を測定したところ無帯電、逆帯電のトナ
ーは見られなかった。また高温高湿(35℃、85%)
および低温低湿(10℃、45%)において複写テスト
をしたところ、帯電量変化がなく、帯電の立ち上がりも
極めて高く、トナー飛散、かぶり、画像濃度の変化など
を生じなかった。
【0055】比較例1 実施例1において、共重合体のジメチルスルホキシド溶
液を、約10倍量イソプロパノール(誘電率18)中に
攪拌させながら投入し、析出した樹脂を回収した。この
析出した樹脂は、トルエン、クロロホルム、THF等の
有機溶媒に対して溶解せずに白濁した。この溶解せず白
濁した共重合体を調べたところ、スチレンスルホン酸ナ
トリウムの含有量の多い共重合体であった。
【0056】この帯電制御樹脂を乳鉢で粉砕し、次い
で、フェライトキャリアと混合したものをブローオフ法
により帯電量を測定したところ、常温常湿下では−61
μC/gであり、高温高湿下ではほとんど帯電しなかっ
た。
【0057】この帯電制御樹脂3重量部、スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体100重量部、カーボンブラ
ック10重量部を溶融混練、粉砕分級して平均粒径1
1.2μmのトナーを得たが、帯電制御樹脂のスチレン
−アクリル酸エステル共重合体への相溶性が悪く、また
トナー中でカーボンブラックの凝集がみられた。
【0058】このトナーとフェライト系キャリアを混合
して現像剤を得た。この現像剤を用いてDC−1205
(三田工業製)複写テストを行ったところ、ブローオフ
による帯電量は−13μC/gであり、トナー飛散、カ
ブリを生じた。
【0059】実施例2 メタノール 1600重量部 水 550重量部 ポリアクリル酸 24重量部 スチレン 216重量部 スチレンスルホン酸ナトリウム 24重量部 アゾビスイソブチロニトリル 24重量部 以上の組成物をセパラブルフラスコに投入して、混合し
均一に溶解させた。この溶液を150rpmで充分に攪
拌させながら、窒素気流中、80℃にて約12時間反応
させ、重合を完結させた。時間の経過と共に粒子が形成
し、重合後のエマルションを光学顕微鏡で観察したとこ
ろ、1μm前後の粒子形成していた。
【0060】このエマルションを濾別分離した後、この
共重合体を約10倍量以上メタノール(誘電率31)中
に攪拌させながら投入し、析出した樹脂を回収した。こ
の析出した樹脂の組成比を、メチレンブルーのスルホン
基に対する染着を利用して調べたところ、スチレン/ス
チレンスルホン酸ナトリウム=98.6/1.4であっ
た。またこの共重合体のFT−IRを測定しても、所望
の共重合体であることがわかった。
【0061】この帯電制御樹脂は、トルエン、クロロホ
ルム、THF等の有機溶媒、および樹脂等と速やかに相
溶溶解した。
【0062】この帯電制御樹脂を乳鉢で粉砕し、次い
で、フェライトキャリアと混合したものをブローオフ法
により帯電量を測定したところ、常温常湿下では−53
μC/gであり、高温高湿下においてもその帯電量は変
化しなかった。
【0063】この帯電制御樹脂3重量部、スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体100重量部、カーボンブラ
ック10重量部を溶融混練、粉砕分級して平均粒径1
1.0μmのトナーを得た。このトナーとフェライト系
キャリアを混合して現像剤を得た。この現像剤を用いて
DC−1205(三田工業製)複写テストを行ったとこ
ろ、ブローオフによる帯電量は−28μC/gであり、
また帯電量分布を測定したところ無帯電、逆帯電のトナ
ーは見られなかった。また高温高湿(35℃、85%)
および低温低湿(10℃、45%)において複写テスト
をしたところ、帯電量変化がなく、帯電の立ち上がりも
極めて高く、トナー飛散、かぶり、画像濃度の変化など
を生じなかった。
【0064】比較例2 実施例2において、濾別後の共重合体は、トルエン、ク
ロロホルム、THF等の有機溶媒に対して完全には溶解
しなかった。この溶解せず白濁した共重合体を調べたと
ころ、スチレンスルホン酸ナトリウムの含有量の多い共
重合体であった。
【0065】この帯電制御樹脂を乳鉢で粉砕し、次い
で、フェライトキャリアと混合したものをブローオフ法
により帯電量を測定したところ、常温常湿下では−43
μC/gであり、高温高湿下ではほとんど帯電しなかっ
た。
【0066】この帯電制御樹脂3重量部、スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体100重量部、カーボンブラ
ック10重量部を溶融混練、粉砕分級して平均粒径1
0.42μmのトナーを得たが、帯電制御樹脂のスチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体への相溶性が悪く、ま
たトナー中でカーボンブラックの凝集がみられた。
【0067】このトナーとフェライト系キャリアを混合
して現像剤を得た。この現像剤を用いてDC−1205
(三田工業製)複写テストを行ったところ、ブローオフ
による帯電量は−9μC/gであり、トナー飛散、カブ
リを生じた。
【0068】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
帯電制御樹脂の製造方法によれば、耐湿性、モノマーに
対する溶解性、分散性に優れ、かつ所望する均一な組成
の帯電制御樹脂を得ることができ、この帯電制御樹脂を
用いて静電荷像現像用トナーを製造すると、帯電性およ
び帯電安定性に優れた静電荷像現像用トナーを提供する
ことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アニオン性基を有する水溶性モノマーを少
    なくとも1種と油溶性モノマーを少なくとも1種とを含
    有する共重合体組成物を重合法により共重合させて得ら
    れる帯電制御樹脂の製造方法において、溶媒中で該水溶
    性モノマーと該油溶性モノマーとを重合させる工程と、
    得られた重合溶液を、誘電率が25以上で、所定割合以
    上の該水溶性モノマーを含有する共重合体を溶解し、か
    つ所定割合以上の該油溶性モノマーを含有する共重合体
    を溶解しない溶媒に投入する工程と、を包含する帯電制
    御樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】アニオン性基を有する水溶性モノマーを少
    なくとも1種と油溶性モノマーを少なくとも1種とを含
    有する共重合体組成物を重合法により共重合させて得ら
    れる帯電制御樹脂を含有する静電荷像現像用トナーの製
    造方法において、該帯電制御樹脂が溶媒中で該水溶性モ
    ノマーと該油溶性モノマーとを重合させる工程と、得ら
    れた重合溶液を、誘電率が25以上で、所定割合以上の
    該水溶性モノマーを含有する共重合体を溶解し、かつ所
    定割合以上の該油溶性モノマーを含有する共重合体を溶
    解しない溶媒に投入する工程と、を包含する静電荷像現
    像用トナーの製造方法。
JP3287684A 1991-11-01 1991-11-01 帯電制御樹脂の製造方法およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用トナーの製造方法 Withdrawn JPH05127425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3287684A JPH05127425A (ja) 1991-11-01 1991-11-01 帯電制御樹脂の製造方法およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用トナーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3287684A JPH05127425A (ja) 1991-11-01 1991-11-01 帯電制御樹脂の製造方法およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用トナーの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05127425A true JPH05127425A (ja) 1993-05-25

Family

ID=17720392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3287684A Withdrawn JPH05127425A (ja) 1991-11-01 1991-11-01 帯電制御樹脂の製造方法およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用トナーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05127425A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4950575A (en) Toner for developing electrophotographic images and process for preparation thereof
US5104764A (en) Process for preparation of polymer particles, process for preparation of toner particles and particles prepared according to these processes
EP0432946B1 (en) Charge control resin particles for an electrophotographic toner and a method of manufacturing the same
JP2504745B2 (ja) 電子写真用トナ−の製造方法
JPH0534982A (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH05127425A (ja) 帯電制御樹脂の製造方法およびその帯電制御樹脂を用いた静電荷像現像用トナーの製造方法
JP3068661B2 (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JP3007450B2 (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2501858B2 (ja) 静電荷像現像用トナ―の製造方法
JPH0695230B2 (ja) 電子写真用トナ−の製造方法
JP2573287B2 (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JPH0723969B2 (ja) トナ−の製造方法
JPH083662B2 (ja) 電子写真用トナ−の製造方法
JPH0769635B2 (ja) 電子写真用トナーの製造方法
JP2759482B2 (ja) カラートナー粒子の製造方法
JP3435463B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH05134460A (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2702727B2 (ja) 静電荷像現像用トナーの製法
JP3088530B2 (ja) 電子写真用トナー
JPH04146448A (ja) 電子写真用トナーおよびその製造方法
JPH05100484A (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JPH0652432B2 (ja) 電子写真用トナ−の製造方法
JPH03220203A (ja) ポリマー粒子、及びその製造方法、並びにそれを用いたトナー及びその製造方法
JPS61273552A (ja) 電子写真用トナ−の製法
JPH06348060A (ja) 静電荷像現像用トナー

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204