JPH0512824U - Vベルト自動変速機のvプーリ - Google Patents
Vベルト自動変速機のvプーリInfo
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- JPH0512824U JPH0512824U JP6049991U JP6049991U JPH0512824U JP H0512824 U JPH0512824 U JP H0512824U JP 6049991 U JP6049991 U JP 6049991U JP 6049991 U JP6049991 U JP 6049991U JP H0512824 U JPH0512824 U JP H0512824U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この考案は、Vプーリの固定フェースを容易に
製造でき、かつその整備性を良好にできるようにしてい
る。 【構成】この考案は、軸18に固定される固定フェース
20bと上記軸に摺動可能に設けらた可動フェース20
aとが対向して配置され、両フェース間にてVベルト2
2を挟持するVベルト自動変速機のVプーリ20におい
て、上記固定フェースはフェース本体32と、このフェ
ース本体の中央部に結合されるとともに前記軸に固定可
能に設けられたインサート部33とを有して成り、上記
フェース本体とインサート部との結合がねじ結合39に
より構成されたものである。
製造でき、かつその整備性を良好にできるようにしてい
る。 【構成】この考案は、軸18に固定される固定フェース
20bと上記軸に摺動可能に設けらた可動フェース20
aとが対向して配置され、両フェース間にてVベルト2
2を挟持するVベルト自動変速機のVプーリ20におい
て、上記固定フェースはフェース本体32と、このフェ
ース本体の中央部に結合されるとともに前記軸に固定可
能に設けられたインサート部33とを有して成り、上記
フェース本体とインサート部との結合がねじ結合39に
より構成されたものである。
Description
【0001】
この考案は、Vベルト自動変速機のVプーリに係り、特にVプーリを構成する 固定フェースの構造に関する。
【0002】
一般に、スクータ型の自動二輪車では、クランクケースにスイングケースが一 体化され、このスイングケースに後輪が設置されて、エンジンと後輪が一体化さ れたパワーユニット型エンジンが搭載されている。さらに、このようなパワーユ ニット型エンジンでは、クランクケース内のクランク軸と、ユニットケース内の 中間軸との間にVベルト自動変速機および発進クラッチが設置されて動力が伝達 され、この中間軸からギア変速機構を介し、後輪を支持した出力軸へ動力が伝達 される。
【0003】 上記Vベルト自動変速機は、クランク軸および中間軸にドライブVプーリおよ びドリブンVプーリをそれぞれ設置し、これらの両プーリ間にVベルトを架け渡 したものである。両Vプーリは、可動フェースと固定フェースとが対向して配置 されて構成され、このうちドライブVプーリの固定フェース1を図6に示す。こ の固定フェース1は、アルミ材等の軽合金から構成されたフェース本体2と、こ のフェース本体2の中央部に設置された鉄製のインサート部材3とを備えて構成 される。なお、符号4はVベルトを示す。
【0004】 フェース本体2を熱伝導性の良好な軽合金にて構成したのは、発進クラッチや VベルトとVプーリとの間に発生した摩擦熱を早期に放熱して、Vベルトの劣化 を防止するためである。また、インサート部材3を用いるのは、軽合金等のフェ ース本体2を直接クランクシャフトに取り付けると、トルク変動によって取付部 にがたつきが発生するおそれがあるからである。
【0005】
インサート部材3をフェース本体2に鋳込みにより結合させる場合には、イン サート部材3およびフェース本体2の密着性を良好にするために、これらの結合 面を加工する必要があり、製造コストが上昇してしまう。
【0006】 また、インサート部材3をフェース本体2に圧入あるいは嵌め込みにより結合 する場合には、エンジン分解時にインサート部材3がフェース本体2から外れて しまうことがあり、整備性の観点から、さらにはがたつき防止の観点から支障が ある。
【0007】 この考案は、上記事情を考慮してなされたものであり、製造が容易でかつ整備 性を良好にできるVベルト自動変速機のVプーリを提供することを目的とする。
【0008】
この考案は、軸に固定される固定フェースと上記軸に摺動可能に設けらた可動 フェースとが対向して配置され、両フェース間にてVベルトを挟持するVベルト 自動変速機のVプーリにおいて、上記固定フェースはフェース本体と、このフェ ース本体の中央部に結合されるとともに前記軸に固定可能に設けられたインサー ト部とを有して成り、上記フェース本体とインサート部材との結合がねじ結合に より構成されたことを特徴とするものである。
【0009】
したがって、この考案に係るVベルト自動変速機のVプーリによれば、固定フ ェースのフェース本体とインサート部材とがねじ結合されたので、インサート部 材をフェース本体に鋳込む場合に必要な、両部材結合面の密着性確保のための充 分な加工が不要となり、製造コストを低減できる。
【0010】 さらに、フェース本体にインサート部材がねじ結合されたので、これらが圧入 あるいは嵌め込みにより結合される場合に比べ、エンジン分解時にも結合状態が 確保されて、整備性の向上および固定フェースのがたつき防止を確保できる。
【0011】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図2はスクータ型自動二輪車を示す全体側面図である。
【0013】 このスクータ型自動二輪車は、ハンドル3で操舵される前輪1と、エンジン4 で駆動される後輪2とが前後に配置され、ハンドル3とシート5との間が低く湾 入してステップボード6が敷かれ、シート5が収納ボックス7を兼ねたリアボデ ィ8上に載置され、このリアボディ8の下にエンジン4が配置されて構成される 。
【0014】 上記エンジン4は、後輪2と一体化されたユニットスイング型エンジンであり 、前下部の支持アーム9が車体フレーム10に上下方向に揺動自在に軸支され、 後上部が緩衝ユニット11によって支持されて、緩衝懸架される。
【0015】 ユニットスイング型エンジン4は、略水平に前傾するシリンダ12の後方に、 図3および図4に示すようにクランクケース13が連なり、このクランクケース 13の一側から後方へスイングケース14が連設され、このスイングケース14 の後部に、クランクケース13の直ぐ後方に位置する後輪2がリアアクスル15 により軸支される。
【0016】 スイングケース14は、縦割りにされたベーシックケース14aとケースカバ ー14bとを合せて構成される。このケースカバー14bに、冷却空気の導入口 16および導出口17が設置される。
【0017】 スイングケース14内に、クランク軸18および中間軸19が突設される。こ のクランク軸18にドライブVプーリ20が軸装され、中間軸19にドリブンV プーリ21が軸装される。これらのドライブVプーリ20とドリブンVプーリ2 1との間にVベルト22が懸架されて、Vベルト自動変速機が一次伝導系として 装備される。符号23はドリブンVプーリ21と中間軸19との間に介装された 遠心シュー式の発進クラッチである。
【0018】 中間軸19の他端は、独立したギア室24に突入し、前記リアアクスル15と の間に二次伝導系としてギア変速機構25が装備される。したがって、シリンダ 12にて発生した動力は、クランク軸18からVベルト変速機および発進クラッ チ23を介して中間軸19へ伝達され、ギア変速機構25を経てリアアクスル1 5から後輪2へ伝達される。
【0019】 上記ドライブVプーリ20は、クランク軸18に軸装されたドライブボス26 に嵌合されてクランク軸18の軸方向に摺動自在なドライブ可動フェース20a と、ドライブボス26およびキックスタータナット27により挟持されてクラン ク軸18に固定されたドライブ固定フェース20bと、を有して構成される。上 述のように、ドライブボス26およびキックスタータナット27がドライブ固定 フェース20bの固定用部材として機能する。
【0020】 ドライブ可動フェース20aの背面には、クランク軸18に固定されたリアク ッションプレート28との間に遠心ローラ29が抱持される。クランクシャフト 18の回転数が上昇すると、遠心ローラ29に作用する遠心力が増大して、この 遠心ローラ29がドライブ可動フェース20aを押圧し、ドライブ可動フェース 20aおよびドライブ固定フェース20b間に懸架されたVベルト22の有効径 を拡大して、高速レンジへシフトアップする。
【0021】 一方、中間軸19には回転自在にドリブン軸30が軸装され、このドリブン軸 30にドリブンVプーリ21が設置される。このドリブンVプーリ21は、中間 軸19の軸方向に摺動可能にドリブン軸30に嵌装されたドリブン可動フェース 21aと、ドリブン軸30に固定されたドリブン固定フェース21bとを有して 構成される。ドリブン可動フェース21aの背面にスプリング31が設置され、 このスプリング31は、ドリブン可動フェース21aおよびドリブン固定フェー ス21b間に懸架されたVベルト22の有効径を拡大し、低速レンジに押し戻す ように付勢している。
【0022】 ドリブン軸30と中間軸19との間に、前記発進クラッチ23が配置される。
【0023】 さて、上記ドライブVプーリ20およびドリブンVプーリ21の各フェース2 0a,20b,21aおよび21bは、アルミ材等の熱伝導性の良好な軽合金か ら構成されて、発進クラッチ23から発生する摩擦熱やドライブVプーリ20お よびドリブンVプーリ21とVベルト22との間に発生する摩擦熱によって、V ベルト22が熱劣化するのを防止している。
【0024】 さらに、ドライブVプーリ20のドライブ固定フェース20bは、軽合金製の フェース本体32と鉄製のインサート部33とを備えて成り、フェース本体32 の側面に送風ファン34が一体成形される。この送風ファン34は、図5に示す ように放射状に多数形成される。このフェース本体32の回転により、スイング ケース14の導入口16からスイングケース14内へ冷却空気が導かれ、Vベル ト22を冷却する。冷却後の空気は、導出口17から排出される。
【0025】 鉄製のインサート部33の内径部には、図1に示すように、例えば三角歯のセ レーション35が形成され、このセレーション35により、ドライブ固定フェー ス20bがクランク軸18に回転一体に設置される。
【0026】 これらのフェース本体32とインサート部33との結合は、ねじ結合39によ りなされる。このねじ結合部39の径、つまりインサート部33の外径は、ドラ イブボス26およびキックスタータナット27がドライブ固定フェース20bに 接触する接触面積の範囲に設定される。さらに、フェース本体32とインサート 部33とのねじ結合39のねじ方向は、フェース本体32をインサート部33に 対しクランク軸18の回転方向(図5の矢印A方向)と反対方向に回転させたと き、このフェース本体32が緩んで外側へ外れる方向に形成される。この実施例 ではねじ結合39は左ねじに形成される。
【0027】 なお、図3および図4における符号36はキック軸、符号37はキックドライ ブギア、符号38はキックドリブンギアをそれぞれ示す。
【0028】 上記実施例によれば、ドライブ固定フェース20bのフェース本体32とイン サート部33とがねじ結合39されたので、インサート部33をフェース本体3 2に鋳込む場合に必要な、両部材32,33結合面の密着性確保のための充分な 加工が不要となり、製造コストを低減できる。
【0029】 さらに、フェース本体32とインサート部33とがねじ結合39されたので、 これらが圧入あるいは嵌め込みにより結合される場合に比べ、エンジン分解時に も結合状態が確保され、整備性の向上およびドライブ固定フェース20bのがた つき防止を確保できる。
【0030】 また、インサート部33の外径は、ドライブボス26およびキックスタータナ ット27がドライブ固定フェース20bに接触する接触面積の範囲に設定された ことから、万一このねじ結合39が緩んでも、フェース本体32およびインサー ト部33の結合部39がドライブボス26およびキックスタータナット27によ って両側から押さえ込まれているので、固定フェース20bの一体性を確保でき る。
【0031】 また、キックスタータナット27のドイラブ固定フェース20bに対する接触 面積は、一般にドライブボス26のそれより大に形成される。したがって、フェ ース本体32とインサート部33とのねじ結合39のねじ方向が、クランク軸1 8の回転方向Aと反対方向に回転させたときにフェース本体32が緩んで外側へ 外れる方向に形成されたので、この結合部39のねじが万一緩んでフェース本体 32が外側へ外れようとしても、キックスタータナット27の側面でこのフェー ス本体32を押さえ込むことができる。
【0032】 なお、上記実施例では、ドライブ固定フェース20bがねじ結合されたフェー ス本体32およびインサート部33から構成された場合を述べたが、ドリブン固 定フェース21bが同様に構成されてもよい。
【0033】
以上のように、この考案に係るVベルト自動変速機のVプーリによれば、Vプ ーリの固定フェースがフェース本体と、このフェース本体の中央部に結合される とともに軸に固定可能に設けられたインサート部とを有して成り、上記フェース 本体とインサート部材との結合がねじ結合により構成されたことから、Vプーリ の固定フェースの製造が容易でかつ整備性を良好にすることができる。
【図1】この考案に係るVベルト自動変速機のVプーリ
の一実施例を示す固定フェースの図5におけるI−I線
に沿う断面図。
の一実施例を示す固定フェースの図5におけるI−I線
に沿う断面図。
【図2】図1のVプーリが適用されたパワーユニット型
エンジンが搭載されたスクータ型自動二輪車を示す全体
側面図。
エンジンが搭載されたスクータ型自動二輪車を示す全体
側面図。
【図3】図2のパワーユニット型エンジンの水平断面図
における車両前後方向前半図。
における車両前後方向前半図。
【図4】図2のパワーユニット型エンジンの水平断面図
における車両前後方向後半図。
における車両前後方向後半図。
【図5】図3に示すドライブ固定フェースの正面図。
【図6】従来のVベルト自動変速機のVプーリにおける
固定フェースの断面図。
固定フェースの断面図。
18 クランク軸 20 ドライブVプーリ 20a ドライブ可動フェース 20b ドライブ固定フェース 21 ドリブンVプーリ 21a ドリブン可動フェース 21b ドリブン固定フェース 22 Vベルト 26 ドライブボス 27 キックスタータナット 32 フェース本体 33 インサート部 39 ねじ結合部
Claims (2)
- 【請求項1】 軸に固定される固定フェースと上記軸に
摺動可能に設けらた可動フェースとが対向して配置さ
れ、両フェース間にてVベルトを挟持するVベルト自動
変速機のVプーリにおいて、上記固定フェースはフェー
ス本体と、このフェース本体の中央部に結合されるとと
もに前記軸に固定可能に設けられたインサート部とを有
して成り、上記フェース本体とインサート部材との結合
がねじ結合により構成されたことを特徴とするVベルト
自動変速機のVプーリ。 - 【請求項2】 上記インサート部材の外径は、固定フェ
ースを両側から挟持して軸に固定する固定用部材が上記
固定フェースと接触する接触面の範囲内に設定された請
求項1記載のVベルト自動変速機のVプーリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6049991U JPH0512824U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | Vベルト自動変速機のvプーリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6049991U JPH0512824U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | Vベルト自動変速機のvプーリ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512824U true JPH0512824U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13144061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6049991U Pending JPH0512824U (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | Vベルト自動変速機のvプーリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0512824U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2026028408A1 (ja) * | 2024-08-01 | 2026-02-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 無段変速機用シーブ、無段変速機、鞍乗型車両および無段変速機用シーブの製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6435161A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Yamaha Motor Co Ltd | Weight for automatic transmission with v-belt |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP6049991U patent/JPH0512824U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6435161A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-06 | Yamaha Motor Co Ltd | Weight for automatic transmission with v-belt |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2026028408A1 (ja) * | 2024-08-01 | 2026-02-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 無段変速機用シーブ、無段変速機、鞍乗型車両および無段変速機用シーブの製造方法 |
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