JPH05129864A - リミツタ増幅器 - Google Patents
リミツタ増幅器Info
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- JPH05129864A JPH05129864A JP3290001A JP29000191A JPH05129864A JP H05129864 A JPH05129864 A JP H05129864A JP 3290001 A JP3290001 A JP 3290001A JP 29000191 A JP29000191 A JP 29000191A JP H05129864 A JPH05129864 A JP H05129864A
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- limiter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、例えばディジタル伝送方式の再生
中継器において、受信信号からパルス識別再生に必要な
クロック信号を抽出するタイミング再生回路に用いられ
るリミッタ増幅器に関し、高周波において位相偏差の低
減を可能とすることを目的とする。 【構成】 リミッタ特性を有するリミッタ増幅器におい
て、増幅作用が行われる利得周波数帯域を制限し、入力
信号周波数に対する高調波成分を抑圧する構成であるこ
と、あるいは出力信号から入力信号周波数に対する高調
波成分を抑圧する高周波抑圧フィルタを備えたことを特
徴とする。
中継器において、受信信号からパルス識別再生に必要な
クロック信号を抽出するタイミング再生回路に用いられ
るリミッタ増幅器に関し、高周波において位相偏差の低
減を可能とすることを目的とする。 【構成】 リミッタ特性を有するリミッタ増幅器におい
て、増幅作用が行われる利得周波数帯域を制限し、入力
信号周波数に対する高調波成分を抑圧する構成であるこ
と、あるいは出力信号から入力信号周波数に対する高調
波成分を抑圧する高周波抑圧フィルタを備えたことを特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル伝送
方式の再生中継器において、受信信号からパルス識別再
生に必要なクロック信号を抽出するタイミング再生回路
に用いられるリミッタ増幅器に関する。
方式の再生中継器において、受信信号からパルス識別再
生に必要なクロック信号を抽出するタイミング再生回路
に用いられるリミッタ増幅器に関する。
【0002】受信信号の等化波形からパルスの有無(レ
ベル)を識別して正しいパルスの再生を行うパルス識別
再生には、タイミング再生回路によって抽出されるクロ
ック信号が必要である。このタイミング再生回路では、
等化波形に整流(クリップ)操作あるいは微分操作を施
してクロック周波数成分を生成し、さらにその信号を狭
帯域フィルタ(共振器,タンク回路)とその出力レベル
の変動を抑圧するリミッタ増幅器を介して不要雑音成分
を除き、パルス状のクロック信号を生成する構成になっ
ている。
ベル)を識別して正しいパルスの再生を行うパルス識別
再生には、タイミング再生回路によって抽出されるクロ
ック信号が必要である。このタイミング再生回路では、
等化波形に整流(クリップ)操作あるいは微分操作を施
してクロック周波数成分を生成し、さらにその信号を狭
帯域フィルタ(共振器,タンク回路)とその出力レベル
の変動を抑圧するリミッタ増幅器を介して不要雑音成分
を除き、パルス状のクロック信号を生成する構成になっ
ている。
【0003】
【従来の技術】図9は、従来のリミッタ増幅器の入力信
号電力に対する出力信号電力および出力信号位相の関係
を示す図である。図において、横軸が入力信号電力(dB
m) であり、縦軸が出力信号電力(dBm) あるいは出力信
号位相(度)である。は入力信号電力に対する出力信
号電力を示し、は入力信号電力に対する出力信号位相
を示す。なお、Pi1は出力信号電力が飽和する入力信
号電力であり、Posatは出力信号飽和電力である。
号電力に対する出力信号電力および出力信号位相の関係
を示す図である。図において、横軸が入力信号電力(dB
m) であり、縦軸が出力信号電力(dBm) あるいは出力信
号位相(度)である。は入力信号電力に対する出力信
号電力を示し、は入力信号電力に対する出力信号位相
を示す。なお、Pi1は出力信号電力が飽和する入力信
号電力であり、Posatは出力信号飽和電力である。
【0004】リミッタ増幅器では、入力信号電力が大き
くなるとトランジスタに大きな振幅の信号が印加される
ことによりコレクタ電流が飽和し、それによって出力信
号電力を制限しその変動を抑圧する構成になっている。
くなるとトランジスタに大きな振幅の信号が印加される
ことによりコレクタ電流が飽和し、それによって出力信
号電力を制限しその変動を抑圧する構成になっている。
【0005】一方、このリミッタ増幅器の出力信号の入
力信号に対する位相は、図9に示すように、入力信号電
力が小さい場合には入力信号電力に依存せずにほぼ一定
の値をとる。しかし、入力信号電力が大きくかつ出力信
号電力が飽和する領域では、トランジスタに大きな振幅
の信号が印加されるのでトランジスタの非線形性の影響
が現れ、出力信号の入力信号に対する位相が入力信号電
力に依存して変化する。この位相の変化を位相偏差と呼
ぶ。図8に示す例では、出力信号電力が飽和する入力
信号電力Pi1と、入力信号電力Pi2との間における位相
偏差はθとなる。
力信号に対する位相は、図9に示すように、入力信号電
力が小さい場合には入力信号電力に依存せずにほぼ一定
の値をとる。しかし、入力信号電力が大きくかつ出力信
号電力が飽和する領域では、トランジスタに大きな振幅
の信号が印加されるのでトランジスタの非線形性の影響
が現れ、出力信号の入力信号に対する位相が入力信号電
力に依存して変化する。この位相の変化を位相偏差と呼
ぶ。図8に示す例では、出力信号電力が飽和する入力
信号電力Pi1と、入力信号電力Pi2との間における位相
偏差はθとなる。
【0006】また、この位相偏差は、入力信号周波数に
比例してトランジスタの容量のバイアス依存性の影響を
受ける。すなわち、トランジスタの非線形性によって出
力信号に高調波歪が生じ、この高調波と基本波との間に
生じる位相差が位相偏差となるので、入力信号周波数が
高くなるに従って位相偏差も大きくなる。
比例してトランジスタの容量のバイアス依存性の影響を
受ける。すなわち、トランジスタの非線形性によって出
力信号に高調波歪が生じ、この高調波と基本波との間に
生じる位相差が位相偏差となるので、入力信号周波数が
高くなるに従って位相偏差も大きくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、リミッタ
増幅器は、特に高周波信号を扱う場合にその位相特性が
入力信号電力に依存して劣化する問題点があった。それ
に対して、従来技術では、トランジスタの入力容量が等
価的に小さくなるように入力信号周波数に対して十分に
広帯域な増幅特性をもたせ、位相偏差に与えるトランジ
スタの容量の影響を低減させる構成がとられていたが、
位相偏差の低減効果は不十分であった。
増幅器は、特に高周波信号を扱う場合にその位相特性が
入力信号電力に依存して劣化する問題点があった。それ
に対して、従来技術では、トランジスタの入力容量が等
価的に小さくなるように入力信号周波数に対して十分に
広帯域な増幅特性をもたせ、位相偏差に与えるトランジ
スタの容量の影響を低減させる構成がとられていたが、
位相偏差の低減効果は不十分であった。
【0008】本発明は、高周波において位相偏差の低減
を可能とするリミッタ増幅器を提供することを目的とす
る。
を可能とするリミッタ増幅器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、リミッタ特性を有するリミッタ増幅器において、増
幅作用が行われる利得周波数帯域を制限し、入力信号周
波数に対する高調波成分を抑圧する構成であることを特
徴とする。
は、リミッタ特性を有するリミッタ増幅器において、増
幅作用が行われる利得周波数帯域を制限し、入力信号周
波数に対する高調波成分を抑圧する構成であることを特
徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、エミッタ接地増
幅回路を2段直結し、その2段目のトランジスタのコレ
クタ出力を第3のトランジスタを介して2段目のトラン
ジスタのベースへ逆相で帰還するリミッタ増幅器におい
て、前記エミッタ接地増幅回路の1段目の負荷抵抗を入
力信号周波数に共振周波数を調整した共振回路に置き換
えることを特徴とする。
幅回路を2段直結し、その2段目のトランジスタのコレ
クタ出力を第3のトランジスタを介して2段目のトラン
ジスタのベースへ逆相で帰還するリミッタ増幅器におい
て、前記エミッタ接地増幅回路の1段目の負荷抵抗を入
力信号周波数に共振周波数を調整した共振回路に置き換
えることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、所定の中心周波
数および帯域幅で帯域通過特性を有するインピーダンス
整合回路が入出力段に接続されたリミッタ増幅器におい
て、前記インピーダンス整合回路に対して、利得周波数
帯域の上限を入力信号周波数に制限する中心周波数およ
び帯域幅を設定することを特徴とする。
数および帯域幅で帯域通過特性を有するインピーダンス
整合回路が入出力段に接続されたリミッタ増幅器におい
て、前記インピーダンス整合回路に対して、利得周波数
帯域の上限を入力信号周波数に制限する中心周波数およ
び帯域幅を設定することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、エミッタ接地増
幅回路のエミッタ端子に直列帰還抵抗とピーキング容量
とを接続したリミッタ増幅器において、前記直列帰還抵
抗およびピーキング容量に対して、利得周波数帯域の上
限を入力信号周波数に制限する値を設定することを特徴
とする。
幅回路のエミッタ端子に直列帰還抵抗とピーキング容量
とを接続したリミッタ増幅器において、前記直列帰還抵
抗およびピーキング容量に対して、利得周波数帯域の上
限を入力信号周波数に制限する値を設定することを特徴
とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、リミッタ特性を
有するリミッタ増幅器において、出力信号から入力信号
周波数に対する高調波成分を抑圧する高周波抑圧フィル
タを備えたことを特徴とする。
有するリミッタ増幅器において、出力信号から入力信号
周波数に対する高調波成分を抑圧する高周波抑圧フィル
タを備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】リミッタ増幅器では、トランジスタの非線形性
によって出力信号に生じる高調波が基本波との間で位相
差を生み、位相偏差を生じさせている。ここで、位相偏
差算出ダイナミックレンジ20dBとしたときの2次高調波
と位相偏差との関係について実験した結果を図10に示
す。横軸が基本波に対する2次高調波電力(dB)であり、
縦軸が位相偏差(度)である。しかし、従来はトランジ
スタの入力容量を等価的に小さくしようとして入力信号
周波数に対して利得周波数帯域を広くすることが行われ
ていたが、それはむしろ高調波電力を大きくし、位相偏
差を増大させる方向に作用していた。
によって出力信号に生じる高調波が基本波との間で位相
差を生み、位相偏差を生じさせている。ここで、位相偏
差算出ダイナミックレンジ20dBとしたときの2次高調波
と位相偏差との関係について実験した結果を図10に示
す。横軸が基本波に対する2次高調波電力(dB)であり、
縦軸が位相偏差(度)である。しかし、従来はトランジ
スタの入力容量を等価的に小さくしようとして入力信号
周波数に対して利得周波数帯域を広くすることが行われ
ていたが、それはむしろ高調波電力を大きくし、位相偏
差を増大させる方向に作用していた。
【0015】したがって、請求項1に記載の発明のリミ
ッタ増幅器では、入力信号周波数に対して増幅作用が行
われる利得周波数帯域を制限する構成をとるものであ
る。それにより、入力信号周波数に対する高調波成分を
抑圧することができるので、位相偏差を低減させること
ができる。
ッタ増幅器では、入力信号周波数に対して増幅作用が行
われる利得周波数帯域を制限する構成をとるものであ
る。それにより、入力信号周波数に対する高調波成分を
抑圧することができるので、位相偏差を低減させること
ができる。
【0016】請求項2に記載のリミッタ増幅器では、負
荷抵抗に置き換えられる共振回路の共振周波数を入力信
号周波数に調整することにより利得周波数帯域を制限す
る。請求項3に記載のリミッタ増幅器では、インピーダ
ンス整合回路で中心周波数および帯域幅について、利得
周波数帯域の上限が入力信号周波数となるように調整す
ることにより利得周波数帯域を制限する。請求項4に記
載のリミッタ増幅器では、ピーキング量および増幅する
基本波周波数について、利得周波数帯域の上限が入力信
号周波数となるように調整することにより利得周波数帯
域を制限する。このような構成により、それぞれ入力信
号周波数(基本波)についてのみ増幅作用が働き、帯域
外の高調波成分を抑圧することができる。したがって、
高調波によってもたらされる位相偏差を低減することが
できる。
荷抵抗に置き換えられる共振回路の共振周波数を入力信
号周波数に調整することにより利得周波数帯域を制限す
る。請求項3に記載のリミッタ増幅器では、インピーダ
ンス整合回路で中心周波数および帯域幅について、利得
周波数帯域の上限が入力信号周波数となるように調整す
ることにより利得周波数帯域を制限する。請求項4に記
載のリミッタ増幅器では、ピーキング量および増幅する
基本波周波数について、利得周波数帯域の上限が入力信
号周波数となるように調整することにより利得周波数帯
域を制限する。このような構成により、それぞれ入力信
号周波数(基本波)についてのみ増幅作用が働き、帯域
外の高調波成分を抑圧することができる。したがって、
高調波によってもたらされる位相偏差を低減することが
できる。
【0017】また、請求項5に記載の発明のリミッタ増
幅器では、従来と同様の出力信号から入力信号周波数に
対する高調波成分を抑圧する構成をとるものであり、そ
れにより高調波に含まれる位相偏差成分を低減すること
ができる。
幅器では、従来と同様の出力信号から入力信号周波数に
対する高調波成分を抑圧する構成をとるものであり、そ
れにより高調波に含まれる位相偏差成分を低減すること
ができる。
【0018】
【実施例】図1は、請求項2に記載の発明の実施例構成
を示す回路図である。なお、本実施例におけるリミッタ
増幅器は、利得周波数帯域の制限に用いられる共振回路
を有する同調型リミッタ増幅器である。
を示す回路図である。なお、本実施例におけるリミッタ
増幅器は、利得周波数帯域の制限に用いられる共振回路
を有する同調型リミッタ増幅器である。
【0019】図において、エミッタ接地2段のトランジ
スタ11,12は直結増幅回路を構成する。この直結増
幅回路の2段目のトランジスタ12のコレクタ出力を帰
還トランジスタ13を介して2段目のトランジスタ12
のベースへ逆相で帰還させる。インダクタ14とキャパ
シタ15から構成される並列共振回路は、1段目のトラ
ンジスタ11の負荷抵抗が接続されるところに置換さ
れ、同調型リミッタ増幅器が構成される。なお、ここで
は相補型構成を示し、他に電流源回路を構成するトラン
ジスタと抵抗、および負荷抵抗が示されている。
スタ11,12は直結増幅回路を構成する。この直結増
幅回路の2段目のトランジスタ12のコレクタ出力を帰
還トランジスタ13を介して2段目のトランジスタ12
のベースへ逆相で帰還させる。インダクタ14とキャパ
シタ15から構成される並列共振回路は、1段目のトラ
ンジスタ11の負荷抵抗が接続されるところに置換さ
れ、同調型リミッタ増幅器が構成される。なお、ここで
は相補型構成を示し、他に電流源回路を構成するトラン
ジスタと抵抗、および負荷抵抗が示されている。
【0020】ここで、インダクタ14とキャパシタ15
によって決まる並列共振周波数を入力信号周波数に調整
することにより、リミッタ増幅器は基本波についてのみ
増幅作用が働き、入力信号周波数に対する高調波成分を
抑圧することができる。
によって決まる並列共振周波数を入力信号周波数に調整
することにより、リミッタ増幅器は基本波についてのみ
増幅作用が働き、入力信号周波数に対する高調波成分を
抑圧することができる。
【0021】図2は、本実施例の同調型リミッタ増幅器
の利得の周波数特性例を示す図である。図において、符
号21は従来のリミッタ増幅器における利得の周波数特
性であり、符号22が2次高調波の抑圧度である。ま
た、符号23は本実施例における利得の周波数特性であ
り、符号24が2次高調波の抑圧度である。図に示すよ
うに、本実施例構成では2次高調波成分を大きく抑圧す
ることができるので、位相偏差を大きく低減させること
ができる。
の利得の周波数特性例を示す図である。図において、符
号21は従来のリミッタ増幅器における利得の周波数特
性であり、符号22が2次高調波の抑圧度である。ま
た、符号23は本実施例における利得の周波数特性であ
り、符号24が2次高調波の抑圧度である。図に示すよ
うに、本実施例構成では2次高調波成分を大きく抑圧す
ることができるので、位相偏差を大きく低減させること
ができる。
【0022】なお、タイミング再生回路でクロック信号
の同調に使用するタンク回路において問題となるスプリ
アスモードを抑圧するために、リミッタ増幅器との間に
狭帯域フィルタを挿入してクロック以外の周波数成分を
除去する構成がとられているが、本実施例構成によりリ
ミッタ増幅器が同調型となるので狭帯域フィルタを不要
にすることができる。すなわち、本実施例の同調型リミ
ッタ増幅器では、同調機能とリミッタ機能とを単一回路
で実現することができるので小型化および高信頼性化が
実現される。
の同調に使用するタンク回路において問題となるスプリ
アスモードを抑圧するために、リミッタ増幅器との間に
狭帯域フィルタを挿入してクロック以外の周波数成分を
除去する構成がとられているが、本実施例構成によりリ
ミッタ増幅器が同調型となるので狭帯域フィルタを不要
にすることができる。すなわち、本実施例の同調型リミ
ッタ増幅器では、同調機能とリミッタ機能とを単一回路
で実現することができるので小型化および高信頼性化が
実現される。
【0023】図3は、請求項3に記載の発明の実施例構
成を示す回路図である。なお、本実施例におけるリミッ
タ増幅器は、インピーダンス整合回路を利得周波数帯域
の制限に用いる入出力整合型リミッタ増幅器である。
成を示す回路図である。なお、本実施例におけるリミッ
タ増幅器は、インピーダンス整合回路を利得周波数帯域
の制限に用いる入出力整合型リミッタ増幅器である。
【0024】図において、トランジスタ31の入力端に
接続される帯域通過機能を有するインピーダンス整合回
路は、キャパシタ32,インダクタ33,34および抵
抗35から構成される。なお、トランジスタ31の出力
端に接続されるインピーダンス整合回路においても同様
である。
接続される帯域通過機能を有するインピーダンス整合回
路は、キャパシタ32,インダクタ33,34および抵
抗35から構成される。なお、トランジスタ31の出力
端に接続されるインピーダンス整合回路においても同様
である。
【0025】この入出力整合型リミッタ増幅器が有する
通過帯域の中心周波数および帯域幅は、インピーダンス
整合回路の各素子とトランジスタ31の入出力等化容量
によって決まる。したがって、インピーダンス整合回路
を構成するキャパシタ32およびインダクタ33,34
を調整することにより中心周波数が設定でき、抵抗35
を調整することにより帯域幅が設定できる。ここで、利
得周波数帯域の上限が入力信号周波数となるように各素
子を調整することにより、リミッタ増幅器は基本波につ
いてのみ増幅作用が働き、入力信号周波数に対する高調
波成分を抑圧することができる。
通過帯域の中心周波数および帯域幅は、インピーダンス
整合回路の各素子とトランジスタ31の入出力等化容量
によって決まる。したがって、インピーダンス整合回路
を構成するキャパシタ32およびインダクタ33,34
を調整することにより中心周波数が設定でき、抵抗35
を調整することにより帯域幅が設定できる。ここで、利
得周波数帯域の上限が入力信号周波数となるように各素
子を調整することにより、リミッタ増幅器は基本波につ
いてのみ増幅作用が働き、入力信号周波数に対する高調
波成分を抑圧することができる。
【0026】図4は、本実施例の入出力整合型リミッタ
増幅器の利得の周波数特性例を示す図である。図におい
て、符号41は従来のリミッタ増幅器における利得の周
波数特性であり、符号42が2次高調波の抑圧度であ
る。また、符号43は本実施例における利得の周波数特
性であり、符号44が2次高調波の抑圧度である。図に
示すように、本実施例構成では2次高調波成分を大きく
抑圧することができるので、位相偏差を大きく低減させ
ることができる。
増幅器の利得の周波数特性例を示す図である。図におい
て、符号41は従来のリミッタ増幅器における利得の周
波数特性であり、符号42が2次高調波の抑圧度であ
る。また、符号43は本実施例における利得の周波数特
性であり、符号44が2次高調波の抑圧度である。図に
示すように、本実施例構成では2次高調波成分を大きく
抑圧することができるので、位相偏差を大きく低減させ
ることができる。
【0027】図5は、請求項4に記載の発明の実施例構
成を示す回路図である。なお、本実施例におけるリミッ
タ増幅器は、ピーキング量を調整して利得周波数帯域を
制限するピーキング型リミッタ増幅器である。
成を示す回路図である。なお、本実施例におけるリミッ
タ増幅器は、ピーキング量を調整して利得周波数帯域を
制限するピーキング型リミッタ増幅器である。
【0028】図において、エミッタ接地増幅回路を構成
するトランジスタ51,52のエミッタ端子に、ピーキ
ング容量53,54と直列帰還抵抗55,56を接続す
る。なお、ここでは相補型構成を示し、他に電流源回路
を構成するトランジスタと抵抗、負荷抵抗、出力段でエ
ミッタホロワを構成するトランジスタおよび抵抗が示さ
れている。
するトランジスタ51,52のエミッタ端子に、ピーキ
ング容量53,54と直列帰還抵抗55,56を接続す
る。なお、ここでは相補型構成を示し、他に電流源回路
を構成するトランジスタと抵抗、負荷抵抗、出力段でエ
ミッタホロワを構成するトランジスタおよび抵抗が示さ
れている。
【0029】ここで、ピーキング容量53,54と直列
帰還抵抗55,56を調整してピーキング量および増幅
する基本波周波数を入力信号周波数に調整することによ
り、リミッタ増幅器は基本波についてのみ増幅作用が働
き、入力信号周波数に対する高調波成分を抑圧すること
ができる。
帰還抵抗55,56を調整してピーキング量および増幅
する基本波周波数を入力信号周波数に調整することによ
り、リミッタ増幅器は基本波についてのみ増幅作用が働
き、入力信号周波数に対する高調波成分を抑圧すること
ができる。
【0030】なお、ピーキング容量53,54および直
列帰還抵抗55,56の各値を大きくすることによりピ
ーキング量を大きくでき、利得周波数帯域の上限を高く
するとともに、帯域外の高調波成分の抑圧度を大きくす
ることができるが、それらを大きくとり過ぎると過剰ピ
ーキングとなるので、回路の安定動作が損なわれない範
囲で適宜調整する必要がある。
列帰還抵抗55,56の各値を大きくすることによりピ
ーキング量を大きくでき、利得周波数帯域の上限を高く
するとともに、帯域外の高調波成分の抑圧度を大きくす
ることができるが、それらを大きくとり過ぎると過剰ピ
ーキングとなるので、回路の安定動作が損なわれない範
囲で適宜調整する必要がある。
【0031】図6は、本実施例のピーキング型リミッタ
増幅器の利得の周波数特性例を示す図である。図におい
て、符号61は従来のリミッタ増幅器における利得の周
波数特性であり、符号62が2次高調波の抑圧度であ
る。また、符号63は本実施例における利得の周波数特
性であり、符号64が2次高調波の抑圧度である。図に
示すように、本実施例構成では2次高調波成分を大きく
抑圧することができるので、位相偏差を大きく低減させ
ることができる。
増幅器の利得の周波数特性例を示す図である。図におい
て、符号61は従来のリミッタ増幅器における利得の周
波数特性であり、符号62が2次高調波の抑圧度であ
る。また、符号63は本実施例における利得の周波数特
性であり、符号64が2次高調波の抑圧度である。図に
示すように、本実施例構成では2次高調波成分を大きく
抑圧することができるので、位相偏差を大きく低減させ
ることができる。
【0032】図7は、請求項5に記載の発明の実施例構
成を示す図である。図において、本実施例のリミッタ増
幅器は、従来のリミッタ増幅器71の出力段に、入力信
号周波数に対する高調波成分を抑圧する高周波抑圧フィ
ルタ72を接続した構成である。リミッタ増幅器71の
出力には従来と同様に位相偏差が生じているが、それは
上述したように高調波歪に起因するものである。したが
って、高周波抑圧フィルタ72を介して従来のリミッタ
増幅器71の出力信号から2次以上の高調波成分を抑圧
することにより、一緒に位相偏差成分を低減することが
できる。
成を示す図である。図において、本実施例のリミッタ増
幅器は、従来のリミッタ増幅器71の出力段に、入力信
号周波数に対する高調波成分を抑圧する高周波抑圧フィ
ルタ72を接続した構成である。リミッタ増幅器71の
出力には従来と同様に位相偏差が生じているが、それは
上述したように高調波歪に起因するものである。したが
って、高周波抑圧フィルタ72を介して従来のリミッタ
増幅器71の出力信号から2次以上の高調波成分を抑圧
することにより、一緒に位相偏差成分を低減することが
できる。
【0033】図8は、本実施例のフィルタ付きリミッタ
増幅器の入力信号電力に対する出力信号電力および位相
偏差の関係を示す図である。図において、符号81,8
2は従来のリミッタ増幅器71を単独で用いた場合の出
力信号電力および位相偏差である。本実施例構成では、
出力信号電力はほとんど変わらないが、位相偏差は符号
83で示すように入力信号電力の変化に対してほぼ一定
になり、位相偏差が低減されていることがわかる。
増幅器の入力信号電力に対する出力信号電力および位相
偏差の関係を示す図である。図において、符号81,8
2は従来のリミッタ増幅器71を単独で用いた場合の出
力信号電力および位相偏差である。本実施例構成では、
出力信号電力はほとんど変わらないが、位相偏差は符号
83で示すように入力信号電力の変化に対してほぼ一定
になり、位相偏差が低減されていることがわかる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のリミッタ増
幅器は、利得周波数帯域を制限して入力信号周波数に対
する高調波成分を抑圧するか、あるいは位相偏差を含む
出力信号から高調波成分を抑圧することにより、位相偏
差を低減させることができる。したがって、本発明のリ
ミッタ増幅器を使用するタイミング再生回路において、
高速のクロック信号を高精度で再生することができ、伝
送信号の高速化に対応することができる。
幅器は、利得周波数帯域を制限して入力信号周波数に対
する高調波成分を抑圧するか、あるいは位相偏差を含む
出力信号から高調波成分を抑圧することにより、位相偏
差を低減させることができる。したがって、本発明のリ
ミッタ増幅器を使用するタイミング再生回路において、
高速のクロック信号を高精度で再生することができ、伝
送信号の高速化に対応することができる。
【0035】また、同調型のリミッタ増幅器を構成した
場合には、従来のタイミング再生回路に低雑音化のため
に組み込まれていたフィルタ回路を一体化することがで
き、小型化および高信頼性化に有効である。
場合には、従来のタイミング再生回路に低雑音化のため
に組み込まれていたフィルタ回路を一体化することがで
き、小型化および高信頼性化に有効である。
【図1】請求項2に記載の発明の実施例構成を示す回路
図である。
図である。
【図2】同調型リミッタ増幅器の利得の周波数特性例を
示す図である。
示す図である。
【図3】請求項3に記載の発明の実施例構成を示す回路
図である。
図である。
【図4】入出力整合型リミッタ増幅器の利得の周波数特
性例を示す図である。
性例を示す図である。
【図5】請求項4に記載の発明の実施例構成を示す回路
図である。
図である。
【図6】ピーキング型リミッタ増幅器の利得の周波数特
性例を示す図である。
性例を示す図である。
【図7】請求項5に記載の発明の実施例構成を示す図で
ある。
ある。
【図8】フィルタ付きリミッタ増幅器の入力信号電力に
対する出力信号電力および位相偏差の関係を示す図であ
る。
対する出力信号電力および位相偏差の関係を示す図であ
る。
【図9】従来のリミッタ増幅器の入力信号電力に対する
出力信号電力および出力信号位相の関係を示す図であ
る。
出力信号電力および出力信号位相の関係を示す図であ
る。
【図10】2次高調波と位相偏差との関係についての実
験結果を示す図である。
験結果を示す図である。
11,12 トランジスタ 13 帰還トランジスタ 14 抵抗 15 キャパシタ 21,41,61 従来のリミッタ増幅器における利得
の周波数特性 22,42,62 従来のリミッタ増幅器における2次
高調波の抑圧度 23,43,63 実施例における利得の周波数特性 24,44,64 実施例における2次高調波の抑圧度 31 トランジスタ 32 キャパシタ 33,34 インダクタ 35 抵抗 51,52 トランジスタ 53,54 ピーキング容量 55,56 直列帰還抵抗 71 従来のリミッタ増幅器 72 高周波抑圧フィルタ 81 従来のリミッタ増幅器71を単独で用いた場合の
出力信号電力 82 従来のリミッタ増幅器71を単独で用いた場合の
位相偏差 83 実施例における位相偏差
の周波数特性 22,42,62 従来のリミッタ増幅器における2次
高調波の抑圧度 23,43,63 実施例における利得の周波数特性 24,44,64 実施例における2次高調波の抑圧度 31 トランジスタ 32 キャパシタ 33,34 インダクタ 35 抵抗 51,52 トランジスタ 53,54 ピーキング容量 55,56 直列帰還抵抗 71 従来のリミッタ増幅器 72 高周波抑圧フィルタ 81 従来のリミッタ増幅器71を単独で用いた場合の
出力信号電力 82 従来のリミッタ増幅器71を単独で用いた場合の
位相偏差 83 実施例における位相偏差
Claims (5)
- 【請求項1】 リミッタ特性を有するリミッタ増幅器に
おいて、 増幅作用が行われる利得周波数帯域を制限し、入力信号
周波数に対する高調波成分を抑圧する構成であることを
特徴とするリミッタ増幅器。 - 【請求項2】 エミッタ接地増幅回路を2段直結し、そ
の2段目のトランジスタのコレクタ出力を第3のトラン
ジスタを介して2段目のトランジスタのベースへ逆相で
帰還するリミッタ増幅器において、 前記エミッタ接地増幅回路の1段目の負荷抵抗を入力信
号周波数に共振周波数を調整した共振回路に置き換える
ことを特徴とするリミッタ増幅器。 - 【請求項3】 所定の中心周波数および帯域幅で帯域通
過特性を有するインピーダンス整合回路が入出力段に接
続されたリミッタ増幅器において、 前記インピーダンス整合回路に対して、利得周波数帯域
の上限を入力信号周波数に制限する中心周波数および帯
域幅を設定することを特徴とするリミッタ増幅器。 - 【請求項4】 エミッタ接地増幅回路のエミッタ端子に
直列帰還抵抗とピーキング容量とを接続したリミッタ増
幅器において、 前記直列帰還抵抗およびピーキング容量に対して、利得
周波数帯域の上限を入力信号周波数に制限する値を設定
することを特徴とするリミッタ増幅器。 - 【請求項5】 リミッタ特性を有するリミッタ増幅器に
おいて、 出力信号から入力信号周波数に対する高調波成分を抑圧
する高周波抑圧フィルタを備えたことを特徴とするリミ
ッタ増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290001A JP3024714B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | リミッタ増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3290001A JP3024714B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | リミッタ増幅器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05129864A true JPH05129864A (ja) | 1993-05-25 |
| JP3024714B2 JP3024714B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17750498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3290001A Expired - Fee Related JP3024714B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | リミッタ増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3024714B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5699028A (en) * | 1994-05-11 | 1997-12-16 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic-wave resonator filter having shifted resonant frequencies |
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| US8859946B2 (en) | 2011-05-27 | 2014-10-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Light detecting device including a peaking circuit |
| CN112269050A (zh) * | 2020-10-16 | 2021-01-26 | 国网河北省电力有限公司雄安新区供电公司 | 一种抑制调制纹波的lc谐振磁通门漏电流检测方法 |
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Citations (8)
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-
1991
- 1991-11-06 JP JP3290001A patent/JP3024714B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3024714B2 (ja) | 2000-03-21 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |