JPH0514044B2 - - Google Patents
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- JPH0514044B2 JPH0514044B2 JP1016869A JP1686989A JPH0514044B2 JP H0514044 B2 JPH0514044 B2 JP H0514044B2 JP 1016869 A JP1016869 A JP 1016869A JP 1686989 A JP1686989 A JP 1686989A JP H0514044 B2 JPH0514044 B2 JP H0514044B2
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Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本発明は、保水及び保肥性を有したコンクリー
ト構造物に係り、詳しくは植物の着根が可能な緑
化コンクリートを施行する方法に関する。
ト構造物に係り、詳しくは植物の着根が可能な緑
化コンクリートを施行する方法に関する。
ロ 従来の技術
植物の着根が可能なコンクリート構造物を施工
する方法としては、空隙等の大きい粗骨材を主と
して、セメントミルク、添加剤を加えて硬練り
し、振動を与えて締め硬める空隙コンクリート工
法や、コンクルートの細骨材の量を減じた配合
(細骨材100Kg/m3程度)にして吹き付け手段によ
り形成する空隙コンクリート工法が知られてい
る。
する方法としては、空隙等の大きい粗骨材を主と
して、セメントミルク、添加剤を加えて硬練り
し、振動を与えて締め硬める空隙コンクリート工
法や、コンクルートの細骨材の量を減じた配合
(細骨材100Kg/m3程度)にして吹き付け手段によ
り形成する空隙コンクリート工法が知られてい
る。
ハ 発明が解決しようとする課題
しかしながら前者の工法では、締め硬めに過剰
な振動を与えすぎると目詰まり現象を起こし、セ
メントミルクが軟らかすぎても分散沈降して目づ
まるを生じて空隙が確保できず、かといつて振動
締め硬めが不充分だと強制的な弱点を生じるなど
の欠点があり、施工技術が空隙の品質に大きな影
響を与えていた。而も空隙が小さく連続しないと
植物の根が進入できにくく、根を充分発育させる
ことができないし、更に理想の空隙を形成できて
も保水機能を持たないと成育できないなど緑化コ
ンクリートとして成功例が少なかつた。
な振動を与えすぎると目詰まり現象を起こし、セ
メントミルクが軟らかすぎても分散沈降して目づ
まるを生じて空隙が確保できず、かといつて振動
締め硬めが不充分だと強制的な弱点を生じるなど
の欠点があり、施工技術が空隙の品質に大きな影
響を与えていた。而も空隙が小さく連続しないと
植物の根が進入できにくく、根を充分発育させる
ことができないし、更に理想の空隙を形成できて
も保水機能を持たないと成育できないなど緑化コ
ンクリートとして成功例が少なかつた。
また後者の吹き付けによる空隙コンクリート工
法は、吹き付けにおいて骨材の圧送に要する運動
エネルギーを少ないモルタル分で柔らげて付着さ
せるものであるから、モルタル分が配合上非常に
少なく、吹き付けられた骨材のエネルギーを吸収
できずにに跳ね返つてしまい、付着性が悪い欠点
が生じていた。
法は、吹き付けにおいて骨材の圧送に要する運動
エネルギーを少ないモルタル分で柔らげて付着さ
せるものであるから、モルタル分が配合上非常に
少なく、吹き付けられた骨材のエネルギーを吸収
できずにに跳ね返つてしまい、付着性が悪い欠点
が生じていた。
コンクリートの軟らかさ、硬さに関係なく締め
固めしても植物の根の進入を可能とした空隙が形
成され、吹き付けに対しても不具合を生ずること
なく、且つ透水性及び保水性を確保するための手
段として、コンクリート内へその混練から吹き付
け又は打設に至る過程において植物性長繊維を混
入することが考えられるが、繊維が細かく分散
し、そのためコンクリートの強度低下の招くと共
に、繊維が押し潰されて空隙が小さくなり、植物
の着根が不可能とまつてしまう虞れが多分にあ
る。
固めしても植物の根の進入を可能とした空隙が形
成され、吹き付けに対しても不具合を生ずること
なく、且つ透水性及び保水性を確保するための手
段として、コンクリート内へその混練から吹き付
け又は打設に至る過程において植物性長繊維を混
入することが考えられるが、繊維が細かく分散
し、そのためコンクリートの強度低下の招くと共
に、繊維が押し潰されて空隙が小さくなり、植物
の着根が不可能とまつてしまう虞れが多分にあ
る。
ニ 課題を解決するための手段
本発明は、上記従前の緑化コンクリート工法に
関して生じていた欠点に鑑み、コンクリートに充
分な強度を持たせると共に、コンクリート内に植
物の根が進入するに適当な空隙を確保せんがため
鋭意研究の結果開発した緑化コンクリート工法で
あり、その構成は、コンクリート内へその混練か
ら吹き付け又は打設に至る過程において、植物性
長繊維を寄り合わせて束とした縄を所定長さに切
断して成る長繊維縄を混入してコンクリート構造
体を形成し、そのコンクリート構造体に植物を着
根可能とし、又前記長繊維縄がほつれないようそ
の表面に糊材をコーテイングすることにある。
関して生じていた欠点に鑑み、コンクリートに充
分な強度を持たせると共に、コンクリート内に植
物の根が進入するに適当な空隙を確保せんがため
鋭意研究の結果開発した緑化コンクリート工法で
あり、その構成は、コンクリート内へその混練か
ら吹き付け又は打設に至る過程において、植物性
長繊維を寄り合わせて束とした縄を所定長さに切
断して成る長繊維縄を混入してコンクリート構造
体を形成し、そのコンクリート構造体に植物を着
根可能とし、又前記長繊維縄がほつれないようそ
の表面に糊材をコーテイングすることにある。
ホ 作用
コンクリートが固化すると、中に混入されてい
る長繊維縄により植物の根が進入して着根するに
理想的な空隙が確保され、又その空隙内の長繊維
縄は透水及び保水性を有しているので緑化基盤と
して理想的な構造体となり、その長繊維縄が腐敗
すれば植生に必要な客土及び肥料として有効利用
される。
る長繊維縄により植物の根が進入して着根するに
理想的な空隙が確保され、又その空隙内の長繊維
縄は透水及び保水性を有しているので緑化基盤と
して理想的な構造体となり、その長繊維縄が腐敗
すれば植生に必要な客土及び肥料として有効利用
される。
ヘ 実施例
本発明の緑化コンクリート工法について説明す
ると次の通りである。
ると次の通りである。
先ず繊維質の植物を寄り合わせて縄を形成し、
その長繊維縄がほつれないように表面に糊材など
をコーテイングし、所定の長さに切断して長繊維
縄を作る。
その長繊維縄がほつれないように表面に糊材など
をコーテイングし、所定の長さに切断して長繊維
縄を作る。
長繊維縄がほつれないようにするには、表面に
糊材などをコーテイングする以外に、周囲へ糸を
巻き付けることもできる。そして繊維質の植物と
しては藁、すすき、竹、い草、よしなどが好まし
く、コンクリートの中で形状が変形しないもので
水和反応の過程で悪影響が無いものであればどん
な長繊維でもよい。
糊材などをコーテイングする以外に、周囲へ糸を
巻き付けることもできる。そして繊維質の植物と
しては藁、すすき、竹、い草、よしなどが好まし
く、コンクリートの中で形状が変形しないもので
水和反応の過程で悪影響が無いものであればどん
な長繊維でもよい。
長繊維縄の形状寸法は特に限定されないが、吹
き付けなどの場合圧送ホースの径に制約され、内
径40mmの時は繊維径5〜3mm、長さ20〜30mm程度
である。
き付けなどの場合圧送ホースの径に制約され、内
径40mmの時は繊維径5〜3mm、長さ20〜30mm程度
である。
上記の長繊維縄をまだ固まらないコンクリート
又はドライミツクスコンクリートの中に混入し、
打設又は吹付けてコンクリート構造体を作る。植
物性長繊維縄を混入する時期は、混練から吹き付
け又は打設に至る過程であれば何時でも良い。
又はドライミツクスコンクリートの中に混入し、
打設又は吹付けてコンクリート構造体を作る。植
物性長繊維縄を混入する時期は、混練から吹き付
け又は打設に至る過程であれば何時でも良い。
そしてコンクリートの中には、植物性長繊維縄
以外に、コンクリートを補強するための人造繊維
(例えばナイロンフアイバー、カーボンフアイバ
ー)、あるいは凍結融解に対して例えばAE材、高
分子エマルジヨンなどを添加することができる。
以外に、コンクリートを補強するための人造繊維
(例えばナイロンフアイバー、カーボンフアイバ
ー)、あるいは凍結融解に対して例えばAE材、高
分子エマルジヨンなどを添加することができる。
更に、長繊維縄のみでは植生上、肥料分など偏
ることも考えられるため、超緩効性の肥料や有機
肥料などを必要最小限度縄内に添加することによ
り、植物の成育を適切に管理することもできる。
ることも考えられるため、超緩効性の肥料や有機
肥料などを必要最小限度縄内に添加することによ
り、植物の成育を適切に管理することもできる。
コンクリート成分の配合比は、コンクリート1
m3当たり、長繊維10〜50Kg、セメント300〜600
Kg、粗骨材500〜1000Kg、細骨材500〜1000Kg、そ
の他の添加材0〜20Kgが好ましい。
m3当たり、長繊維10〜50Kg、セメント300〜600
Kg、粗骨材500〜1000Kg、細骨材500〜1000Kg、そ
の他の添加材0〜20Kgが好ましい。
以上のようにして形成されたコンクリート構造
体は、混入された長繊維縄が時間の経過と共に吸
水し、又腐蝕が進んで植物の根が進入できる空隙
が形成され、緑化の基盤となる。
体は、混入された長繊維縄が時間の経過と共に吸
水し、又腐蝕が進んで植物の根が進入できる空隙
が形成され、緑化の基盤となる。
次に吹き付け手段により構築された法面の実例
を示す。
を示す。
第1図は吹き付け時の緑化コンクリートの状態
を示す断面図、第1図は吹付け後数カ月後の状態
を示す断面図である。
を示す断面図、第1図は吹付け後数カ月後の状態
を示す断面図である。
第1図において、1は法面であり、その法面1
には表面全体を覆うべくコンクリートが吹き付け
られ、緑化コンクリート構造体2が形成されてい
る。緑化コンクリート構造体2内には、セメント
や骨材などに混じつて長繊維縄3が混入されてお
り、鉄筋、金網等をアンカーで固定した補強材4
が埋設されている。
には表面全体を覆うべくコンクリートが吹き付け
られ、緑化コンクリート構造体2が形成されてい
る。緑化コンクリート構造体2内には、セメント
や骨材などに混じつて長繊維縄3が混入されてお
り、鉄筋、金網等をアンカーで固定した補強材4
が埋設されている。
図示のように長繊維縄3が緑化コンクリート構
造体2内に適度な配分で散在し、あるものは外部
に突き出した状態にあり、またあるものは構造体
内部に埋設されている。緑化コンクリート構造体
の形状は段階状にすることにより植生に適した条
件を備えることができる。
造体2内に適度な配分で散在し、あるものは外部
に突き出した状態にあり、またあるものは構造体
内部に埋設されている。緑化コンクリート構造体
の形状は段階状にすることにより植生に適した条
件を備えることができる。
第2図において、5は緑化基盤材、6は植物で
ある。
ある。
同図に示すように階段上に吹き付けられた緑化
コンクリート構造体2の凹凸面に、種子や用土を
含む緑化基盤材5を吹き付ける。時間の経過と共
に緑化基盤材5中の種子が成長し緑化コンクリー
ト構造体2の中の長繊維縄3へ根をおろし侵入し
て緑化基盤材5が植物6によつて緑化コンクリー
ト構造体2と一体となり法面を保護するととも
に、緑化するものである。
コンクリート構造体2の凹凸面に、種子や用土を
含む緑化基盤材5を吹き付ける。時間の経過と共
に緑化基盤材5中の種子が成長し緑化コンクリー
ト構造体2の中の長繊維縄3へ根をおろし侵入し
て緑化基盤材5が植物6によつて緑化コンクリー
ト構造体2と一体となり法面を保護するととも
に、緑化するものである。
これは吹き付け手段ばかりでなく、打設その他
従来のあらゆる透水性を有するコンクリート工法
に適用でき、腐蝕しにくいエポキシ被覆鉄筋や金
網などの補強材があつても、その周囲がセメント
モルタルなどで覆われ、補強効果を有し、更に施
工上、目づまりしにくい緑化コンクリートで覆わ
れた法面が形成される。
従来のあらゆる透水性を有するコンクリート工法
に適用でき、腐蝕しにくいエポキシ被覆鉄筋や金
網などの補強材があつても、その周囲がセメント
モルタルなどで覆われ、補強効果を有し、更に施
工上、目づまりしにくい緑化コンクリートで覆わ
れた法面が形成される。
ト 効果
本発明によれば、コンクリート内に植物性長繊
維縄が混入されているため、植生基盤が必要な水
分を確保でき、長繊維が乾燥した場合には水の通
り道となつて水を補給し、かつ長繊維が水を含
み、水を保水して植生に役立てることができる。
維縄が混入されているため、植生基盤が必要な水
分を確保でき、長繊維が乾燥した場合には水の通
り道となつて水を補給し、かつ長繊維が水を含
み、水を保水して植生に役立てることができる。
また長繊維が腐食した場合は植生において肥料
分となり、植物の成育に役立てることができる。
分となり、植物の成育に役立てることができる。
更に長繊維はコンクリートの中に所定の量が確
保されていれば、根の侵入に適する空隙が連続的
に形成され、且つ目づまりを生じることなく透水
も可能となる。
保されていれば、根の侵入に適する空隙が連続的
に形成され、且つ目づまりを生じることなく透水
も可能となる。
またコンクリートの部分の構造と長繊維の連続
体は、互いに完全に独立しているため、コンクリ
ートの部分の構造は、構造物、例えば法面の補強
体としての充分な強度を有し、長繊維の連続構造
は、植生の基盤の役割を果たすことができる。そ
して長繊維は縄として集合しており、細かく分散
しないのでコンクリート構造体の強度低下を招く
虞れがなく、縄としての束ねられた太さが幸し
て、押し潰されても植物の根が侵入するに充分な
空隙が確保される。
体は、互いに完全に独立しているため、コンクリ
ートの部分の構造は、構造物、例えば法面の補強
体としての充分な強度を有し、長繊維の連続構造
は、植生の基盤の役割を果たすことができる。そ
して長繊維は縄として集合しており、細かく分散
しないのでコンクリート構造体の強度低下を招く
虞れがなく、縄としての束ねられた太さが幸し
て、押し潰されても植物の根が侵入するに充分な
空隙が確保される。
更に長繊維は稲ワラ、麦ワラなどを利用できる
ので、従来無駄に廃棄されていたものを利用して
資源の有効利用をはかり、農業の安定経営のため
に寄与することができる。
ので、従来無駄に廃棄されていたものを利用して
資源の有効利用をはかり、農業の安定経営のため
に寄与することができる。
第1図は法面に吹付け施工された直後の緑化コ
ンクリートの状態を示す断面図、第2図は吹付け
後数カ月の状態を示す断面図である。 1……法面、2……緑化コンクリート構造体、
3……長繊維縄、4……鉄筋・金網等の補強材、
5……緑化基盤材、6……植物。
ンクリートの状態を示す断面図、第2図は吹付け
後数カ月の状態を示す断面図である。 1……法面、2……緑化コンクリート構造体、
3……長繊維縄、4……鉄筋・金網等の補強材、
5……緑化基盤材、6……植物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コンクリート内へその混練から吹き付け又は
打設に至る過程において、植物性長繊維を寄り合
わせて束とした縄を所定長さに切断して成る長繊
維縄を混入してコンクリート構造体を形成し、そ
のコンクリート構造体に植物を着根可能とする緑
化コンクリート工法。 2 長繊維縄がほつれないようその表面に糊材を
コーテイングした請求項1の緑化コンクリート工
法。 3 長繊維縄がほつれないようその周囲に糸を巻
き付けた請求項1の緑化コンクリート工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1016869A JPH02197621A (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 緑化コンクリート工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1016869A JPH02197621A (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 緑化コンクリート工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02197621A JPH02197621A (ja) | 1990-08-06 |
| JPH0514044B2 true JPH0514044B2 (ja) | 1993-02-24 |
Family
ID=11928212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1016869A Granted JPH02197621A (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 緑化コンクリート工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02197621A (ja) |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP1016869A patent/JPH02197621A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02197621A (ja) | 1990-08-06 |
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