JPH05140618A - 宝石入り金属複合体 - Google Patents

宝石入り金属複合体

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JPH05140618A
JPH05140618A JP3293439A JP29343991A JPH05140618A JP H05140618 A JPH05140618 A JP H05140618A JP 3293439 A JP3293439 A JP 3293439A JP 29343991 A JP29343991 A JP 29343991A JP H05140618 A JPH05140618 A JP H05140618A
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JP
Japan
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metal
jewel
flexible composition
metal composite
slurry
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Pending
Application number
JP3293439A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hoshino
孝二 星野
Toru Kono
通 河野
Masaki Morikawa
正樹 森川
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本願の宝石入り金属複合体11は、金属また
は当該金属を主成分とする合金からなる粉末と結合剤と
を混練・脱泡してスラリーとし、該スラリーをシート状
に成形し乾燥させて可撓性組成物12とし、該可撓性組
成物12の表面12aに宝石3を埋め込み、可撓性組成
物12及び宝石3を樹脂4により被覆して一体化したこ
とを特徴とする。前記金属は、Au,Ag,Pt,C
u,Ru,Rh,Pd及びIrから選択された1種また
は2種以上とする。 【効果】 可撓性を付与することができ、亀裂が入った
り気泡が生じたり等の不具合が発生する惧れがなくな
る。また、該可撓性組成物及び宝石の表面を良好に保護
することができる。したがって、この宝石入り金属複合
体の表面に汚れや傷が付くことがなくなり、この表面が
酸化されることもなくなり、表面の色調が変化する等の
不具合もなくなり、装飾品としての品質が大幅に向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、装飾品として用いら
れ、多種多様の形状を付与することができる柔軟性を有
するシート状の宝石入り金属複合体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、装飾品として用いられる宝石入り
金属製品しては、Au,Ag,Pt,Cu等の金属また
はこれらの金属を主成分とする合金からなる金属薄板や
金属箔の表面にダイヤモンドやルビー等の宝石を埋め込
んだ宝石入り金属製品が知られている。しかし、上記の
宝石入り金属製品の場合、金属薄板や金属箔のままでは
表面に汚れや傷が付き易く、また、AgやCu等の様に
大気中で酸化される恐れのある薄板や箔では、表面に酸
化膜が形成されて表面の色調が変化する可能性があるの
で、これらを防止するためにこれらの表面をラミネート
等の樹脂により被覆して一体化し表面を保護することも
行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す様に、従来の宝石入り金属製品1では、金属薄板
(または金属箔)2の表面にダイヤモンドやルビー等の
宝石3を埋め込み、ラミネート等の樹脂4で被覆してい
るために、硬い宝石を埋め込む際に金属薄板(または金
属箔)2に亀裂5が入ったり、金属薄板(または金属
箔)2と宝石3との間に気泡6が生じたり等の不具合が
発生する惧れがあるという欠点があった。また、この宝
石入り金属製品1には布の様な柔軟性がないために、複
雑な形状に変形したものを再度もとにもどす等、布の様
に複雑な形状に変形することができない、すなわち、可
撓性がないという欠点もあった。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、亀裂が入ったり気泡が生じたり等の不具
合が発生する惧れがなく、布の様に複雑な形状に変形す
ることができる柔軟性を有し、表面に汚れや傷が付き難
く、酸化等により表面が変質する恐れがない等の優れた
特徴を有する宝石入り金属複合体を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は次の様な宝石入り金属複合体を採用し
た。すなわち、請求項1記載の宝石入り金属複合体は、
金属または当該金属を主成分とする合金からなる粉末と
結合剤とを混練・脱泡してスラリーとし、該スラリーを
シート状に成形し、乾燥させて可撓性組成物とし、該可
撓性組成物の表面に宝石を埋め込み、該可撓性組成物及
び宝石を樹脂により被覆して一体化したことを特徴とす
る。
【0006】また、請求項2記載の宝石入り金属複合体
は、請求項1記載の宝石入り金属複合体において、前記
金属は、Au,Ag,Pt,Cu,Ru,Rh,Pd及
びIrから選択された1種または2種以上からなること
を特徴とする。
【0007】
【作用】この発明の請求項1記載の宝石入り金属複合体
では、金属粉末を含むシート状の可撓性組成物を用いる
ことにより該金属複合体を布の様に複雑な形状に変形す
ることを可能にし、被覆された樹脂がシート状の可撓性
組成物及び宝石を保護する。したがって、可撓性組成物
と宝石の間に亀裂が入ったり気泡が生じたり等の不具合
が発生する惧れがなく、この表面に汚れや傷が付くこと
がなくなり、この表面が酸化されることもなくなり、表
面の色調が変化する等の不具合もなくなる。
【0008】また、請求項2記載の宝石入り金属複合体
では、貴金属等を含むシート状の可撓性組成物を用いる
ことにより該金属複合体を布の様に複雑な形状に変形す
ることを可能にし、被覆された樹脂がシート状の可撓性
組成物及び宝石を保護する。したがって、この表面に汚
れや傷が付くこともなくなり、この表面にAg,Cu等
の酸化され易い金属が存在する場合であっても酸化され
ることもなくなり、表面の色調が変化する等の不具合も
なくなる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である宝石入り
金属複合体11を示す断面図である。この宝石入り金属
複合体11は、金属または当該金属を主成分とする合金
からなる粉末と結合剤とが混練・脱泡されてスラリーと
され、該スラリーがシート状に成形され乾燥されて、厚
み0.01〜1mmのシート状の可撓性組成物12とさ
れ、該可撓性組成物12の表面12aにダイヤモンドや
ルビー等の宝石3が埋め込まれ、この可撓性組成物12
及び宝石3が厚み0.02〜1mmのラミネート(樹
脂)4により被覆されたものである。
【0010】ここで、可撓性組成物について説明する。
この可撓性組成物は、例えば、複雑な形状に変形したも
のを再度もとにもどす等、布の様に立体的に複雑な形状
に変形することができ、開いたときに折り目が付かない
等の性質を有するものである。
【0011】この可撓性組成物の組成は下記の通りであ
る。 金属粉末 :70〜98.5重量% 結合剤 :1.5〜30重量% また、前記結合剤の組成は下記の通りである。但し、こ
の結合剤の組成比は前記可撓性組成物を100重量%と
したときの各々の組成比を示している。 セルローズ系水溶性バインダー :0.4〜10重量% 界面活性剤 :0.001〜5重量% 油脂またはアルコール類 :1.2〜15重量% 水及び不可避不純物 :残部
【0012】次に、可撓性組成物の組成を上記の様に定
めた理由を説明する。 (a) 金属粉末 平均粒径が500μm以下の金属または当該金属を主成
分とする合金からなる球状、異形状または偏平状の粉末
である。前記金属としては、Au,Ag,Pt,Cu,
Ru,Rh,Pd及びIrから選択された1種または2
種以上が好適にもちいられる。この金属粉末は、可撓性
組成物を構成する主成分であり、製品の色調を決定する
重要な要素であるが、その含有量が70重量%未満では
その効果がなく、また、98.5重量%を越えると得ら
れた可撓性組成物の伸び及び強度が低下するので好まし
くない。したがって、金属粉末の含有量は、70〜9
8.5重量%の範囲が好ましい。
【0013】(b) セルローズ系水溶性バインダー セルローズ系水溶性バインダーは、メチルセルローズ、
エチルセルローズ等を水に溶解したもので、前記可撓性
組成物の形状を良好に保持するものである。このセルロ
ーズ系水溶性バインダーの添加量が0.4重量%未満で
はバインダーとしての効果が得られず、また、10重量
%より多いと粘性が大きくなりすぎて造形することがで
きなくなるので好ましくない。したがって、セルローズ
系水溶性バインダーの添加量は、0.4〜10重量%の
範囲が好ましい。
【0014】(c) 界面活性剤 界面活性剤は、金属粉末とセルローズ系水溶性バインダ
ーとの親和性を高め、両者の混合を容易にするものであ
る。界面活性剤の添加量が0.001重量%未満ではそ
の効果が弱く、また、5重量%より多いと得られた可撓
性組成物の粘性が低下し流動性が増して造形することが
できなくなるので好ましくない。したがって、界面活性
剤の添加量は、0.001〜5重量%の範囲が好まし
い。界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、脂肪酸セッケン等の陰イオン界面活性剤が
好適に用いられる。
【0015】(d) 油脂またはアルコール類 油脂またはアルコール類は、少量添加することにより可
撓性組成物に滑性を付与するもので、金属粉末とセルロ
ーズ系水溶性バインダーとの滑りを良くし、造形性を高
めるものである。油脂の添加量が1.2重量%未満では
その効果が得られず、また、15重量%より多いと得ら
れた可撓性組成物が油っぽく滑り易くなり、造形時の作
業性が悪くなるので好ましくない。したがって、油脂の
添加量は、1.2〜15重量%の範囲が好ましい。油脂
としては、例えば、フタル酸ージー2ーエチルヘキシ
ル、フタル酸ージーnーオクチル、フタル酸ーnージブ
チル、フタル酸ーnーオクチル、フタル酸イソオクチ
ル、等の高級有機酸エステルが好適に用いられ、またア
ルコール類としては、例えば、ポリビニルアルコール等
の高級アルコール、ポリエチレングリコール等の高級多
価アルコール等が好適に用いられる。また、2種以上の
油脂およびアルコール類を同時に添加してもよい。
【0016】また、宝石としては、ダイヤモンド、ルビ
ー、サファイヤ等、通常の装飾品に用いられる宝石類が
好適に用いられる。また、ラミネートとしては、ポリエ
チレンとセロハンのラミネートが好適に用いられるが、
上記ラミネート以外に、ポリ塩化ビニル、アクリル等の
樹脂も好適に用いられる。
【0017】次に、上記の宝石入り金属複合体の製造方
法について図2を基に説明する。まず、水に所定量のセ
ルローズ系水溶性バインダーを投入し、攪拌しながらし
ばらくの間加熱し、透明なバインダー溶液とする。次
に、該バインダー溶液に界面活性剤、油脂またはアルコ
ール類、金属粉末をそれぞれ所定量投入し混練しながら
脱泡しスラリーとする。次に、該スラリーを、ドクター
ブレード法等により厚みが0.02〜1.8mmのシー
ト状に成形し、最後に室温〜60℃の温度で乾燥する。
以上により、シート状の可撓性組成物12が製造される
(図2(a))。
【0018】上記のシート状の可撓性組成物12の表面
12aに宝石3を埋め込む(図2(b))。可撓性組成
物12は柔軟性に富むので宝石3に密着して該宝石3を
良好に保持し、この可撓性組成物12に亀裂が入ったり
気泡が生じたり等の不具合が発生する惧れもない。
【0019】最後に、可撓性組成物12と宝石3を膜状
のラミネート4により被覆し、所望の宝石入り金属複合
体11とする(図2(c))。
【0020】図3は、宝石入り金属複合体11の具体例
を示す斜視図である。この宝石入り金属複合体21は、
上述した宝石入り金属複合体11の可撓性組成物12の
表面12aに文字や絵柄を描いたものである。この様
に、宝石入り金属複合体11は、その目的や用途により
様々な形態をとることができる。
【0021】以上説明した様に、上記実施例の宝石入り
金属複合体11によれば、金属または当該金属を主成分
とする合金からなる粉末と結合剤とを混練・脱泡してス
ラリーとし、該スラリーをシート状に成形し、乾燥して
可撓性組成物12としたので、該宝石入り金属複合体1
1に可撓性を付与することができる。また、ラミネート
4等の樹脂によりシート状の可撓性組成物12及び宝石
3を被覆してなることとしたので、該可撓性組成物12
及び宝石3の表面を良好に保護することができる。した
がって、この宝石入り金属複合体11の表面に汚れや傷
が付くことがなくなり、この表面が酸化されることもな
くなり、表面の色調が変化する等の不具合もなくなり、
装飾品としての品質が大幅に向上する。
【0022】以上により、亀裂が入ったり気泡が生じた
り等の不具合が発生する惧れがなく、布の様に複雑な形
状に変形することができる柔軟性を有し、表面に汚れや
傷が付き難く、酸化等により表面が変質する恐れがない
等の優れた特徴を有する宝石入り金属複合体11を提供
することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1記載の宝石
入り金属複合体によれば、金属または当該金属を主成分
とする合金からなる粉末と結合剤とを混練・脱泡してス
ラリーとし、該スラリーをシート状に成形し、乾燥させ
て可撓性組成物としたので、宝石入り金属複合体に可撓
性を付与することができ、従来の様に亀裂が入ったり気
泡が生じたり等の不具合が発生する惧れがなくなる。ま
た、前記可撓性組成物の表面に宝石を埋め込み、該可撓
性組成物及び宝石を樹脂により被覆して一体化したの
で、該可撓性組成物及び宝石の表面を良好に保護するこ
とができる。したがって、この宝石入り金属複合体の表
面に汚れや傷が付くことがなくなり、この表面が酸化さ
れることもなくなり、表面の色調が変化する等の不具合
もなくなり、装飾品としての品質が大幅に向上する。
【0024】また、請求項2記載の宝石入り金属複合体
によれば、請求項1記載の宝石入り金属複合体におい
て、前記金属は、Au,Ag,Pt,Cu,Ru,R
h,Pd及びIrから選択された1種または2種以上か
らなることとしたので、この表面にAg,Cu等の酸化
され易い金属が存在する場合であっても酸化されること
もなくなり、表面の色調が変化する等の不具合もなくな
り、装飾品としての品質が大幅に向上する。
【0025】以上により、亀裂が入ったり気泡が生じた
り等の不具合が発生する惧れがなく、布の様に複雑な形
状に変形することができる柔軟性を有し、表面に汚れや
傷が付き難く、酸化等により表面が変質する恐れがない
等の優れた特徴を有する宝石入り金属複合体を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の宝石入り金属複合体の一実施例を示
す断面図である。
【図2】この発明の宝石入り金属複合体の製造方法を示
す過程図である。
【図3】この発明の宝石入り金属複合体の具体例を示す
斜視図である。
【図4】従来の宝石入り金属製品を示す断面図である。
【符号の説明】
11,21 宝石入り金属複合体 12 可撓性組成物 12a 表面 3 宝石 4 ラミネート(樹脂)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属または当該金属を主成分とする合金
    からなる粉末と結合剤とを混練・脱泡してスラリーと
    し、 該スラリーをシート状に成形し、乾燥させて可撓性組成
    物とし、 該可撓性組成物の表面に宝石を埋め込み、 該可撓性組成物及び宝石を樹脂により被覆して一体化し
    たことを特徴とする宝石入り金属複合体。
  2. 【請求項2】 前記金属は、Au,Ag,Pt,Cu,
    Ru,Rh,Pd及びIrから選択された1種または2
    種以上からなることを特徴とする請求項1記載の宝石入
    り金属複合体。
JP3293439A 1991-11-08 1991-11-08 宝石入り金属複合体 Pending JPH05140618A (ja)

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JP3293439A JPH05140618A (ja) 1991-11-08 1991-11-08 宝石入り金属複合体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100398681C (zh) * 2006-09-18 2008-07-02 陈亿斌 镶嵌倒模原料的制备方法

Cited By (1)

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