JPH0514236A - 無線中継装置 - Google Patents
無線中継装置Info
- Publication number
- JPH0514236A JPH0514236A JP18397691A JP18397691A JPH0514236A JP H0514236 A JPH0514236 A JP H0514236A JP 18397691 A JP18397691 A JP 18397691A JP 18397691 A JP18397691 A JP 18397691A JP H0514236 A JPH0514236 A JP H0514236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermittent
- frequency
- signal
- radio waves
- voice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地形の選定に苦労がなく十分な送信出力で良
質の通信を中継でき、しかも周波数の使用を最小限に抑
える無線中継装置を提供する。 【構成】 それぞれは同じ周波数の電波を使う送信部と
受信部を具える中継器であるが、互いは異なる周波数の
電波で送受信する中継器2台と、該2台の中継器を連絡
し制御する連絡制御部とを備える無線中継装置であっ
て、それぞれの受信部は、通信の相手である移動局又は
基地局から音声信号を一旦1/2以下に時間圧縮してこ
れを断続する圧縮音声信号に変換した後それを変調信号
に用いて送出されてくる断続する電波を受信し、該連絡
制御部は、その受信内容を他方の中継器の送信部に送
り、それぞれの送信部は、送られてきた受信内容を断続
する電波にのせて送出したことを特徴とする無線中継装
置。
質の通信を中継でき、しかも周波数の使用を最小限に抑
える無線中継装置を提供する。 【構成】 それぞれは同じ周波数の電波を使う送信部と
受信部を具える中継器であるが、互いは異なる周波数の
電波で送受信する中継器2台と、該2台の中継器を連絡
し制御する連絡制御部とを備える無線中継装置であっ
て、それぞれの受信部は、通信の相手である移動局又は
基地局から音声信号を一旦1/2以下に時間圧縮してこ
れを断続する圧縮音声信号に変換した後それを変調信号
に用いて送出されてくる断続する電波を受信し、該連絡
制御部は、その受信内容を他方の中継器の送信部に送
り、それぞれの送信部は、送られてきた受信内容を断続
する電波にのせて送出したことを特徴とする無線中継装
置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電波の届かない位置
にある移動局相互間又は移動局と基地局、が無線通信を
行なう場合に、その中継に使用される無線中継装置に関
する。
にある移動局相互間又は移動局と基地局、が無線通信を
行なう場合に、その中継に使用される無線中継装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】単一周波数の電波を使用する無線通信の
場合の無線中継装置で現在実用に供されている装置、又
は提案されている装置には次のものがある。即ち、無
線中継装置の受信部と送信部を空間的に完全に分離し
て、使用するその単一の周波数の電波では両部分が互い
に干渉(送受信間の干渉)を起こさないよう装置を構成
して受信部と送信部を同時に動作させるもの、無線中
継装置の受信部と送信部を時間的に完全に分離して、送
受信を交互動作させるもの、の両者である。次にはこれ
を、基地局F→←中継局C→←移動局Mの無線中継の場
合で説明する。
場合の無線中継装置で現在実用に供されている装置、又
は提案されている装置には次のものがある。即ち、無
線中継装置の受信部と送信部を空間的に完全に分離し
て、使用するその単一の周波数の電波では両部分が互い
に干渉(送受信間の干渉)を起こさないよう装置を構成
して受信部と送信部を同時に動作させるもの、無線中
継装置の受信部と送信部を時間的に完全に分離して、送
受信を交互動作させるもの、の両者である。次にはこれ
を、基地局F→←中継局C→←移動局Mの無線中継の場
合で説明する。
【0003】の場合の無線中継装置とその無線通信方
法を図2に示す。この場合の無線通信は、「基地局F→
中継局C→移動局M」方向の通信と、「移動局M→中継
局C→基地局F」方向の通信は交互に切り替えられ(そ
のためこの装置はシーソーレピータとも呼ばれてい
る)、中継局Cの無線中継装置は、相互間の電波干渉が
ないような理想的な障害物(以下、単に山という)MO
UNTを挟んで設置された同形式の2つの無線中継器C
aとCbを主要部にして構成されている。以下では無線中
継器それぞれの構成部分を添え字a、bで区別して表す
と、無線中継器Ca、Cb、送信部Ta、Tb、受信部R
a、Rb、アンテナ結合器ATa、ATb、アンテナAa、
Abからなる。そして一方の受信部Rb(Ra)と他方の
送信部Ta(Tb)は、常時、連絡部IF(一般に中間周
波数部分で連絡する)で連結されている。
法を図2に示す。この場合の無線通信は、「基地局F→
中継局C→移動局M」方向の通信と、「移動局M→中継
局C→基地局F」方向の通信は交互に切り替えられ(そ
のためこの装置はシーソーレピータとも呼ばれてい
る)、中継局Cの無線中継装置は、相互間の電波干渉が
ないような理想的な障害物(以下、単に山という)MO
UNTを挟んで設置された同形式の2つの無線中継器C
aとCbを主要部にして構成されている。以下では無線中
継器それぞれの構成部分を添え字a、bで区別して表す
と、無線中継器Ca、Cb、送信部Ta、Tb、受信部R
a、Rb、アンテナ結合器ATa、ATb、アンテナAa、
Abからなる。そして一方の受信部Rb(Ra)と他方の
送信部Ta(Tb)は、常時、連絡部IF(一般に中間周
波数部分で連絡する)で連結されている。
【0004】その無線中継方法を述べると、例えば基地
局Fから発した周波数f(前記の単一周波数)の電波が
受信部Raで受信されると、その信号は連絡部IFを通
って送信部Tbから移動局Mに向けて送信される、即ち
中継される(以上の経路を一点鎖線で示す)。また、移
動局Mから基地局Fへはその逆の経路(細線で示す)R
b→IF→Taで中継が行なわれる。(Rb→Ta、Ra→
Tbの一方が動作のときは他方は休止している)。
局Fから発した周波数f(前記の単一周波数)の電波が
受信部Raで受信されると、その信号は連絡部IFを通
って送信部Tbから移動局Mに向けて送信される、即ち
中継される(以上の経路を一点鎖線で示す)。また、移
動局Mから基地局Fへはその逆の経路(細線で示す)R
b→IF→Taで中継が行なわれる。(Rb→Ta、Ra→
Tbの一方が動作のときは他方は休止している)。
【0005】の場合の、無線中継装置の受信部と送信
部を時間的に分離して両者を交互に動作させる無線通信
方法は、図14に示すように、無線中継装置Cが、送信
部Ta、受信部Ra、送受切り替え制御部CONT、と音
声遅延部(一時的記憶部)Dを具えて、受信動作時に受
信部Raで受信し復調した音声を一度音声遅延部Dに蓄
え、それを送信動作時に送信部Taで送信するという動
作を、時分割方式で高速に切り替えて通信を行なうもの
である
部を時間的に分離して両者を交互に動作させる無線通信
方法は、図14に示すように、無線中継装置Cが、送信
部Ta、受信部Ra、送受切り替え制御部CONT、と音
声遅延部(一時的記憶部)Dを具えて、受信動作時に受
信部Raで受信し復調した音声を一度音声遅延部Dに蓄
え、それを送信動作時に送信部Taで送信するという動
作を、時分割方式で高速に切り替えて通信を行なうもの
である
【0006】以上は単一の周波数の電波を使用する場合
の中継であったが、現在は同時通話の場合には互いに異
なる4つの周波数fa,fb,fc,fd を使用して、基
地局F→←中継局Cは周波数fa・fbで送受し、中継局
C→←移動局Mは周波数fc・fdで送受()を行なっ
ている。
の中継であったが、現在は同時通話の場合には互いに異
なる4つの周波数fa,fb,fc,fd を使用して、基
地局F→←中継局Cは周波数fa・fbで送受し、中継局
C→←移動局Mは周波数fc・fdで送受()を行なっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このの無線中継方法
には次の問題点がある。即ち、無線中継器CaとCbの相
互の干渉による装置の発振を防ぐためには、両者の間
に、電波の大きい減衰が得られる理想的な山MOUNT
が必要で、地形の選定に苦労する。設置不可能のことも
ある。また、無線中継器CaとCbの相互の干渉を防ぐた
めには、例え山MOUNTがあったとしても殆んどの場
合Ta、Tbの送信出力を小さくしなければならない。そ
のため、この方法は小規模の不感地帯の救済用にしか使
用できず、普遍的有効性がない。
には次の問題点がある。即ち、無線中継器CaとCbの相
互の干渉による装置の発振を防ぐためには、両者の間
に、電波の大きい減衰が得られる理想的な山MOUNT
が必要で、地形の選定に苦労する。設置不可能のことも
ある。また、無線中継器CaとCbの相互の干渉を防ぐた
めには、例え山MOUNTがあったとしても殆んどの場
合Ta、Tbの送信出力を小さくしなければならない。そ
のため、この方法は小規模の不感地帯の救済用にしか使
用できず、普遍的有効性がない。
【0008】の無線中継方法には次の欠点がある。即
ち、送受信の切り替えを高速に行なうときは、電波の占
有帯域幅が広がり現行の無線業務では適用が不可能とも
なる。そしてもし適用できる程度にまで切り替え速度を
落とすと、その断続動作のために音声情報の半分が欠落
して良質な中継が行なえなくなってしまう。欠落した音
声情報を基地局又は移動局で補償して改善する方法も様
々に工夫されているが、改善には限界があり、その上、
既存の装置を改造しなければならないなどの問題も生じ
る。
ち、送受信の切り替えを高速に行なうときは、電波の占
有帯域幅が広がり現行の無線業務では適用が不可能とも
なる。そしてもし適用できる程度にまで切り替え速度を
落とすと、その断続動作のために音声情報の半分が欠落
して良質な中継が行なえなくなってしまう。欠落した音
声情報を基地局又は移動局で補償して改善する方法も様
々に工夫されているが、改善には限界があり、その上、
既存の装置を改造しなければならないなどの問題も生じ
る。
【0009】の無線中継方法によれば、、の無線
中継方法にあった上記の問題点は当然すべて完全に解消
し明瞭な音声の同時送受話が可能となる。しかし貴重な
電波を浪費することになり、この一事でこの方法は落第
である。
中継方法にあった上記の問題点は当然すべて完全に解消
し明瞭な音声の同時送受話が可能となる。しかし貴重な
電波を浪費することになり、この一事でこの方法は落第
である。
【0010】本発明は、上記の欠点を解決し、設置する
地形の選定に苦労がなくて十分な送信出力で良質の通信
を中継することができ、しかも周波数の使用を最小限に
抑え得る無線中継装置の提供を目的とする。
地形の選定に苦労がなくて十分な送信出力で良質の通信
を中継することができ、しかも周波数の使用を最小限に
抑え得る無線中継装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題の解決
のために、それぞれは同じ周波数の電波を使う送信部と
受信部を具える中継器であるが、互いは異なる周波数の
電波で送受信する中継器2台と、該2台の中継器を連絡
し制御する連絡制御部とを備え、それぞれの中継器の受
信部は、通信の相手である移動局又は基地局から音声信
号を一旦1/2以下に時間圧縮してこれを断続する圧縮
音声信号に変換した後それを変調信号に用いて送出され
てくる断続する電波を受信し、連絡制御部は、その受信
内容を他方の中継器の送信部に送り、送られた送信部
は、送られてきた受信内容を断続する電波にのせて送出
する、と、そのように無線中継装置を構成する。
のために、それぞれは同じ周波数の電波を使う送信部と
受信部を具える中継器であるが、互いは異なる周波数の
電波で送受信する中継器2台と、該2台の中継器を連絡
し制御する連絡制御部とを備え、それぞれの中継器の受
信部は、通信の相手である移動局又は基地局から音声信
号を一旦1/2以下に時間圧縮してこれを断続する圧縮
音声信号に変換した後それを変調信号に用いて送出され
てくる断続する電波を受信し、連絡制御部は、その受信
内容を他方の中継器の送信部に送り、送られた送信部
は、送られてきた受信内容を断続する電波にのせて送出
する、と、そのように無線中継装置を構成する。
【0012】この連絡制御部が送る「受信内容」として
は幾つかのものが採用でき、先ず、前記それぞれの受信
部が、通信の相手である移動局又は基地局から送出され
てくる断続する電波を受信し検波して得た断続圧縮音声
信号に時間伸張を施してこれを連続する音声信号にまで
復調し、連絡制御部は、その復調された音声信号を「受
信内容」として他方の中継器の送信部に送り、送られた
送信部は、その送られてきた音声信号を一旦1/2以下
に時間圧縮してこれを断続する圧縮音声信号に変換した
後それを変調信号に用いて断続する電波を送出する構成
の無線中継装置がある。
は幾つかのものが採用でき、先ず、前記それぞれの受信
部が、通信の相手である移動局又は基地局から送出され
てくる断続する電波を受信し検波して得た断続圧縮音声
信号に時間伸張を施してこれを連続する音声信号にまで
復調し、連絡制御部は、その復調された音声信号を「受
信内容」として他方の中継器の送信部に送り、送られた
送信部は、その送られてきた音声信号を一旦1/2以下
に時間圧縮してこれを断続する圧縮音声信号に変換した
後それを変調信号に用いて断続する電波を送出する構成
の無線中継装置がある。
【0013】次に、それぞれの受信部が、通信の相手で
ある移動局又は基地局から送出されてくる断続する電波
を受信し検波して得た断続圧縮音声信号を、そのまま
「受信内容」として連絡制御部に伝え、連絡制御部は、
それを他方の中継器の送信部に送って、その送信部が、
これを変調信号に用いて断続する電波を送出する構成の
無線中継装置がある。中継の速度が前者よりも速くな
る。
ある移動局又は基地局から送出されてくる断続する電波
を受信し検波して得た断続圧縮音声信号を、そのまま
「受信内容」として連絡制御部に伝え、連絡制御部は、
それを他方の中継器の送信部に送って、その送信部が、
これを変調信号に用いて断続する電波を送出する構成の
無線中継装置がある。中継の速度が前者よりも速くな
る。
【0014】更に、それぞれの受信部が、通信の相手で
ある移動局又は基地局から送出されてくる断続する電波
を受信してこれを中間周波数に変換し、該連絡制御部は
この中間周波数を「受信内容」として他方の中継器の送
信部に送り、その送信部が、送られてきた中間周波数を
断続する電波に変えて送出する構成の無線中継装置があ
る。中継の速度はさらに速くなる。
ある移動局又は基地局から送出されてくる断続する電波
を受信してこれを中間周波数に変換し、該連絡制御部は
この中間周波数を「受信内容」として他方の中継器の送
信部に送り、その送信部が、送られてきた中間周波数を
断続する電波に変えて送出する構成の無線中継装置があ
る。中継の速度はさらに速くなる。
【0015】上記の構成の無線中継装置で行なわれる無
線通信方法には、音声圧縮によって電波の周波数の占有
帯域幅が広がって支障があるという場合を生ずるが、そ
の問題は、それぞれの送信部が電波の周波数帯域の広が
りを防ぐために、音声の高域成分を切り捨てた後これを
断続する圧縮音声信号に変換し、それを変調信号に用い
て電波を送出する構成の無線中継装置で解決される。
線通信方法には、音声圧縮によって電波の周波数の占有
帯域幅が広がって支障があるという場合を生ずるが、そ
の問題は、それぞれの送信部が電波の周波数帯域の広が
りを防ぐために、音声の高域成分を切り捨てた後これを
断続する圧縮音声信号に変換し、それを変調信号に用い
て電波を送出する構成の無線中継装置で解決される。
【0016】
【実施例】図1は本発明の無線中継装置の実施例のブロ
ック図である。多数の移動局及び基地局(MKで代表さ
せる)で構成される無線通信領域MMと、同じく多数の
移動局及び基地局(M'Kで代表させる)で構成される
無線通信領域MM'があり、山MOUNTで隔てられて
両領域間の通信は不可能であり中継を要するものとす
る。山MOUNTの上に設けられた無線中継装置CK
は、2つの中継器CK1(送信部CT1と受信部CR1を
内蔵)、CK2(送信部CT2と受信部CR2を内蔵)と
連絡制御部CKCとを備え、中継器CK1は周波数fc1
の電波を使って無線通信領域MMの移動局MKと送受信
し、中継器CK2は周波数fc2の電波を使って無線通信
領域MM'の移動局MK'と送受信し、一方の中継器の受
信部が受信して得た信号(例えば、音声信号)は、連絡
制御部CKCによって他方の中継器の送信部に伝えら
れ、先とは異なる周波数の電波にのせて送信されるよう
に構成されている。
ック図である。多数の移動局及び基地局(MKで代表さ
せる)で構成される無線通信領域MMと、同じく多数の
移動局及び基地局(M'Kで代表させる)で構成される
無線通信領域MM'があり、山MOUNTで隔てられて
両領域間の通信は不可能であり中継を要するものとす
る。山MOUNTの上に設けられた無線中継装置CK
は、2つの中継器CK1(送信部CT1と受信部CR1を
内蔵)、CK2(送信部CT2と受信部CR2を内蔵)と
連絡制御部CKCとを備え、中継器CK1は周波数fc1
の電波を使って無線通信領域MMの移動局MKと送受信
し、中継器CK2は周波数fc2の電波を使って無線通信
領域MM'の移動局MK'と送受信し、一方の中継器の受
信部が受信して得た信号(例えば、音声信号)は、連絡
制御部CKCによって他方の中継器の送信部に伝えら
れ、先とは異なる周波数の電波にのせて送信されるよう
に構成されている。
【0017】本発明の無線中継装置では、この中継器
(の送信部、受信部)が同じ無線通信領域内にある相手
局の移動局又は基地局と行なう音声の送受信に「従来同
時送受話無線通信で提案されている音声圧縮・音声伸張
を用いる新しい通信方法」を用いるよう装置を構成し
て、前記した問題のすべてを一挙に解決するものであ
る。本発明の実施に当たっては、中継器と移動局又は基
地局の間だけでなく、移動局どうし、又は移動局と基地
局の間の無線通信もまた同じ通信方法で行なわれること
が望ましい。この通信方法を採用するときは本発明によ
る中継の機能向上に加えて同時送受話が可能となるため
通信の有用性は一挙に高まる。
(の送信部、受信部)が同じ無線通信領域内にある相手
局の移動局又は基地局と行なう音声の送受信に「従来同
時送受話無線通信で提案されている音声圧縮・音声伸張
を用いる新しい通信方法」を用いるよう装置を構成し
て、前記した問題のすべてを一挙に解決するものであ
る。本発明の実施に当たっては、中継器と移動局又は基
地局の間だけでなく、移動局どうし、又は移動局と基地
局の間の無線通信もまた同じ通信方法で行なわれること
が望ましい。この通信方法を採用するときは本発明によ
る中継の機能向上に加えて同時送受話が可能となるため
通信の有用性は一挙に高まる。
【0018】ここにいう「従来同時送受話無線通信で提
案されている音声圧縮・音声伸張を用いる通信方法」
は、要約すると次のようなものである。即ち、親局(主
動側の無線局)と子局(相手局)がそれぞれ同等機能の
送信部・受信部を具えて、親局の送信部が音声信号を時
分割し、時分割で得た各分割音声信号を時間圧縮してこ
れを断続する信号に変え、その断続する信号でキャリア
を変調し断続する電波に変えて子局に送信し、子局の受
信部が、親局から送られた前記断続する電波を受信・検
波して得た断続する信号の各々に時間伸長を施し、時間
伸長して得た分割音声信号を親局の時分割に同期して連
結することにより、元の音声信号に戻す、という同時送
受話無線通信方法のことである。
案されている音声圧縮・音声伸張を用いる通信方法」
は、要約すると次のようなものである。即ち、親局(主
動側の無線局)と子局(相手局)がそれぞれ同等機能の
送信部・受信部を具えて、親局の送信部が音声信号を時
分割し、時分割で得た各分割音声信号を時間圧縮してこ
れを断続する信号に変え、その断続する信号でキャリア
を変調し断続する電波に変えて子局に送信し、子局の受
信部が、親局から送られた前記断続する電波を受信・検
波して得た断続する信号の各々に時間伸長を施し、時間
伸長して得た分割音声信号を親局の時分割に同期して連
結することにより、元の音声信号に戻す、という同時送
受話無線通信方法のことである。
【0019】そしてこの方法を用いるよう装置を構成す
るとは、前記した無線中継装置の中継器(の送信部、受
信部)が同じ無線通信領域内にある相手局の移動局又は
基地局と行なう音声の送受信動作を、この「同時送受話
無線通信」で行なわれてい送受信動作と同様に行なう、
と言うことである。
るとは、前記した無線中継装置の中継器(の送信部、受
信部)が同じ無線通信領域内にある相手局の移動局又は
基地局と行なう音声の送受信動作を、この「同時送受話
無線通信」で行なわれてい送受信動作と同様に行なう、
と言うことである。
【0020】以下には、本発明の装置が行なう方法及び
これに用いられる諸装置を明かにする目的で、「同時送
受話無線通信」の方法、装置、電波の占有周波数帯域幅
圧縮、及びタイミング信号の送出に関し例を挙げて詳細
に説明する。但し、以下の「同時送受話無線通信」の説
明では、混乱を避けるために中継器、基地局、移動局の
名称を用いず、親局と子局の名で説明を行なうことにす
る。
これに用いられる諸装置を明かにする目的で、「同時送
受話無線通信」の方法、装置、電波の占有周波数帯域幅
圧縮、及びタイミング信号の送出に関し例を挙げて詳細
に説明する。但し、以下の「同時送受話無線通信」の説
明では、混乱を避けるために中継器、基地局、移動局の
名称を用いず、親局と子局の名で説明を行なうことにす
る。
【0021】図3において、2つの狭帯域音声無線通信
機B1 、B2 は同等構成の装置で、ともに、単一の周波
数fを送受信に使っている。そして、送信機Tと受信機
R(図面では、それぞれの部材の符号に無線通信機B1
、B2 の区別を表す小文字の添え字 1、2 を付けてい
る。以下同じ)、それらを一定の周期で切り替えて動作
させるコントロールスイッチSW、その周期を規制し互
いの同期をとる同期発生器SYCGEN、スピーカーS
P、マイクロホンMIC、アンテナ結合器ATを内蔵し
ている。ANTはアンテナである。同期発生器SYCG
ENの働きによって、両無線通信機の送受信動作は互い
に時間的に逆になるように周期的に制御されている。そ
して送信側では、変調信号を時分割し且つ通話時間を圧
縮したものでキャリアを変調して断続した電波を送出
し、受信側では、その電波を受信・検波して得た信号を
時間伸長し、送出側の時分割に同期して繋ぎ合わせても
との信号に復調する同時送受話無線通信を行なってい
る。その同期の取り方は、交信の一方の無線通信機が
「親局」即ち主動側となって送信時の変調信号の時分割
の時間的割振りを決定し、交信の他方の無線通信機が
「子局」即ち受動側となってこれに同期するようにして
いる。
機B1 、B2 は同等構成の装置で、ともに、単一の周波
数fを送受信に使っている。そして、送信機Tと受信機
R(図面では、それぞれの部材の符号に無線通信機B1
、B2 の区別を表す小文字の添え字 1、2 を付けてい
る。以下同じ)、それらを一定の周期で切り替えて動作
させるコントロールスイッチSW、その周期を規制し互
いの同期をとる同期発生器SYCGEN、スピーカーS
P、マイクロホンMIC、アンテナ結合器ATを内蔵し
ている。ANTはアンテナである。同期発生器SYCG
ENの働きによって、両無線通信機の送受信動作は互い
に時間的に逆になるように周期的に制御されている。そ
して送信側では、変調信号を時分割し且つ通話時間を圧
縮したものでキャリアを変調して断続した電波を送出
し、受信側では、その電波を受信・検波して得た信号を
時間伸長し、送出側の時分割に同期して繋ぎ合わせても
との信号に復調する同時送受話無線通信を行なってい
る。その同期の取り方は、交信の一方の無線通信機が
「親局」即ち主動側となって送信時の変調信号の時分割
の時間的割振りを決定し、交信の他方の無線通信機が
「子局」即ち受動側となってこれに同期するようにして
いる。
【0022】図4は、2つの狭帯域音声無線通信機B1
とB2の間で行なわれる交信のタイムチャートである。
VMは送信音声信号、SWTはコントロールスイッチS
Wによる送受の切り替え状況、VSPは受信音声信号で
ある。SWTの動作は、音声信号の断続の周期T0 の半
分になっているだけである。無線通信機B1から無線通
信機B2への送受信音声信号は実線で、B2からB1へ
の送受信音声信号は点線で示した。
とB2の間で行なわれる交信のタイムチャートである。
VMは送信音声信号、SWTはコントロールスイッチS
Wによる送受の切り替え状況、VSPは受信音声信号で
ある。SWTの動作は、音声信号の断続の周期T0 の半
分になっているだけである。無線通信機B1から無線通
信機B2への送受信音声信号は実線で、B2からB1へ
の送受信音声信号は点線で示した。
【0023】この図4の交信では、送信側では、マイク
ロホンMICから入った送信音声信号VMに等時間間隔
の「時分割」()処理(括弧内のは点線の場合で
ある。以下同じ)、と1/2の「時間圧縮」()処
理が加えられ、圧縮音声の断続的信号となってこれがキ
ャリアを変調し、断続的電波として送信され、一方、受
信側ではそうした電波を受信・検波して得た圧縮音声の
断続的信号()に2倍の「時間伸長」が施され、つ
なぎ合わされて()の信号即ち連続的音声信号に復
調されてスピーカーSPに出力される。この操作によっ
て、受信者の耳には、連続的な品質のよい音声が届けら
れることになる。
ロホンMICから入った送信音声信号VMに等時間間隔
の「時分割」()処理(括弧内のは点線の場合で
ある。以下同じ)、と1/2の「時間圧縮」()処
理が加えられ、圧縮音声の断続的信号となってこれがキ
ャリアを変調し、断続的電波として送信され、一方、受
信側ではそうした電波を受信・検波して得た圧縮音声の
断続的信号()に2倍の「時間伸長」が施され、つ
なぎ合わされて()の信号即ち連続的音声信号に復
調されてスピーカーSPに出力される。この操作によっ
て、受信者の耳には、連続的な品質のよい音声が届けら
れることになる。
【0024】上記の同時送受話無線通信機は次の問題を
抱えている。一つは、送信電波の占有周波数帯域幅に制
限値が設けられている場合には、音声の圧縮によって送
信電波の占有帯域幅が広くなり、その制限値を超過して
他に妨害をあたえるという問題である。もう一つの問題
は、同期の問題である。受信側で各分割音声を伸長しそ
れを繋げる場合に、同期がはずれて繋げた分割音声に隙
間を生じる時は、破裂音のような激しい雑音が混入して
通話が殆んど不可能になることがある。同期は常にとれ
ていなくてはならない。この同期は、フェージングによ
って容易に同期外れを生ずるような、脆弱なものであっ
てはならない。
抱えている。一つは、送信電波の占有周波数帯域幅に制
限値が設けられている場合には、音声の圧縮によって送
信電波の占有帯域幅が広くなり、その制限値を超過して
他に妨害をあたえるという問題である。もう一つの問題
は、同期の問題である。受信側で各分割音声を伸長しそ
れを繋げる場合に、同期がはずれて繋げた分割音声に隙
間を生じる時は、破裂音のような激しい雑音が混入して
通話が殆んど不可能になることがある。同期は常にとれ
ていなくてはならない。この同期は、フェージングによ
って容易に同期外れを生ずるような、脆弱なものであっ
てはならない。
【0025】また更に問題となるのは、多数の局の中に
親子局を生じて、前記した一つの周波数で互いに通話し
合うの(が通常)であるから、親局(話しかけ局)が的
確に子局(話しかけたい局)を選択できるような工夫が
なされていなければならない。それができないと、1親
局対複数子局の通話となって混乱を生ずる。他の問題は
この音声処理、即ち「時分割」「時間圧縮」「時間伸
長」と「連結」の処理の際に生ずる時間遅れの問題であ
る。この時間遅れは、通話を恰も衛星回線を通して行な
っているかのようなもどかしいものにする。以下に述べ
るのは、それを解決する同時送受話無線通信方法及び装
置である。
親子局を生じて、前記した一つの周波数で互いに通話し
合うの(が通常)であるから、親局(話しかけ局)が的
確に子局(話しかけたい局)を選択できるような工夫が
なされていなければならない。それができないと、1親
局対複数子局の通話となって混乱を生ずる。他の問題は
この音声処理、即ち「時分割」「時間圧縮」「時間伸
長」と「連結」の処理の際に生ずる時間遅れの問題であ
る。この時間遅れは、通話を恰も衛星回線を通して行な
っているかのようなもどかしいものにする。以下に述べ
るのは、それを解決する同時送受話無線通信方法及び装
置である。
【0026】これらの音声の処理、即ち「時分割」「時
間圧縮」「時間伸長」などの処理では次の問題を生ず
る。即ちそれは、音声信号が1/2の時間に圧縮される
ために、その最大変調周波数(ここでは一応3kHzと
する)が2倍となって周波数帯域幅が広がり、電波を発
射するとき、法規上の制限値を超過して使用不可能にな
ることである。この現象は圧縮(伸長)率が2以上では
更に激しくなる。この問題解決のために、ローパスフィ
ルタLPFQ(以下、帯域制限フィルタ)を使って変調
周波数の上限を1/2にし、実効的な最大変調周波数を
制限(例えば、1.5kHzに制限)する。図5にその
構成を示した。図5ではマイクロホンMICの後の音声
VMに、この帯域制限フィルタLPFQを置いて最大周
波数を制限した音声VMQを得ている。音声の場合は、
変調周波数の1/2以上の周波数部分をフィルタでカッ
トしても通話に殆んど支障のないことが分かっている。
間圧縮」「時間伸長」などの処理では次の問題を生ず
る。即ちそれは、音声信号が1/2の時間に圧縮される
ために、その最大変調周波数(ここでは一応3kHzと
する)が2倍となって周波数帯域幅が広がり、電波を発
射するとき、法規上の制限値を超過して使用不可能にな
ることである。この現象は圧縮(伸長)率が2以上では
更に激しくなる。この問題解決のために、ローパスフィ
ルタLPFQ(以下、帯域制限フィルタ)を使って変調
周波数の上限を1/2にし、実効的な最大変調周波数を
制限(例えば、1.5kHzに制限)する。図5にその
構成を示した。図5ではマイクロホンMICの後の音声
VMに、この帯域制限フィルタLPFQを置いて最大周
波数を制限した音声VMQを得ている。音声の場合は、
変調周波数の1/2以上の周波数部分をフィルタでカッ
トしても通話に殆んど支障のないことが分かっている。
【0027】なお、音声VMQは折返雑音除去ローパス
フィルタAALPFによって通過帯域を〜3kHZに制
限(音声の帯域制限ではなく、サンプリングノイズを音
声に入り込ませないように設けられたもの)され、A/
DコンバータADCでデジタル値に変換されて、通常の
速度(例えば、8kHz )で、ランダムアクセスメモリ
RAMの所定の番地に格納される。この処理が一定時間
行なわれた後、今度は先の通常の速度の2倍の速度(1
6kHz )でこれを読み出し、直ちにそれをD/Aコン
バータDACでアナログ値に変換して行く。上記の格納
が終った時点から開始して、上記と同じ格納と読み出し
をランダムアクセスメモリRAMの別の所定の番地を使
って行ない、この両処理を繰り返し行なって帯域制限フ
ィルタBLLPFを経由してVSSが出力されることに
なる。マイクロコンピュータを内蔵する音声ピッチコン
トローラCTRが上記の動作を制御する。従って、この
CTRが図3のSWとSYCGENの両者を兼ねた働き
をする。即ち、2つのコンバータADC、DACにそれ
ぞれのスタート信号を送り、ランダムアクセスメモリR
AMに対しては、前記の所定の各番地を指定する作業、
速度を変化させての格納・読み出しの作業を行なう。
フィルタAALPFによって通過帯域を〜3kHZに制
限(音声の帯域制限ではなく、サンプリングノイズを音
声に入り込ませないように設けられたもの)され、A/
DコンバータADCでデジタル値に変換されて、通常の
速度(例えば、8kHz )で、ランダムアクセスメモリ
RAMの所定の番地に格納される。この処理が一定時間
行なわれた後、今度は先の通常の速度の2倍の速度(1
6kHz )でこれを読み出し、直ちにそれをD/Aコン
バータDACでアナログ値に変換して行く。上記の格納
が終った時点から開始して、上記と同じ格納と読み出し
をランダムアクセスメモリRAMの別の所定の番地を使
って行ない、この両処理を繰り返し行なって帯域制限フ
ィルタBLLPFを経由してVSSが出力されることに
なる。マイクロコンピュータを内蔵する音声ピッチコン
トローラCTRが上記の動作を制御する。従って、この
CTRが図3のSWとSYCGENの両者を兼ねた働き
をする。即ち、2つのコンバータADC、DACにそれ
ぞれのスタート信号を送り、ランダムアクセスメモリR
AMに対しては、前記の所定の各番地を指定する作業、
速度を変化させての格納・読み出しの作業を行なう。
【0028】送受信の切り替え周波数F0 は1Hz〜1
0Hzで運用上支障を来さない値を採用する。同時送受
話無線通信機でこのF0を1Hz〜10Hzの範囲内に置
くことは、了解度と秘話性の両者を合わせ持つ音声を得
んとする場合に、必須の条件となることが判明した。
後述の様々な工夫を施すと否とに係わらず、この周波数
範囲を外れると、了解度には大きい変化を生じないが、
人間感覚的に秘話性は低下する。一般に、音声は1秒当
たり数個の音節からなっているので、音声を1Hz〜1
0Hz程度の周波数で1/2の時間圧縮を行なうと、圧
縮処理によって生じた空白時間と音節の時間分とが同程
度となり、音節が脱落したような錯覚が生じ、会話の把
握が困難となる。また、1/2の時間圧縮により音声ピ
ッチ(周波数)が2倍になるため、聞き取りにくくいっ
そうその効果が増す。従って前述の通信機の構成で、送
受の切り替え周波数F0 を大略1Hz〜10Hzの範囲に
置いて、送信の半サイクル時間圧縮音声を乗せた電波で
は、第3者がこれを傍受しても会話の内容を聞き取るこ
とは殆んどの場合不可能となる。
0Hzで運用上支障を来さない値を採用する。同時送受
話無線通信機でこのF0を1Hz〜10Hzの範囲内に置
くことは、了解度と秘話性の両者を合わせ持つ音声を得
んとする場合に、必須の条件となることが判明した。
後述の様々な工夫を施すと否とに係わらず、この周波数
範囲を外れると、了解度には大きい変化を生じないが、
人間感覚的に秘話性は低下する。一般に、音声は1秒当
たり数個の音節からなっているので、音声を1Hz〜1
0Hz程度の周波数で1/2の時間圧縮を行なうと、圧
縮処理によって生じた空白時間と音節の時間分とが同程
度となり、音節が脱落したような錯覚が生じ、会話の把
握が困難となる。また、1/2の時間圧縮により音声ピ
ッチ(周波数)が2倍になるため、聞き取りにくくいっ
そうその効果が増す。従って前述の通信機の構成で、送
受の切り替え周波数F0 を大略1Hz〜10Hzの範囲に
置いて、送信の半サイクル時間圧縮音声を乗せた電波で
は、第3者がこれを傍受しても会話の内容を聞き取るこ
とは殆んどの場合不可能となる。
【0029】理解を助けるために、秘話を視覚的に表現
して図6のa,b,c,dで説明すると、aは音節を連
続したもの、bはaを1Hzよりも遥かに低い周波数
(1秒よりも長い周期)で時間圧縮したものである。音
節が数個つながるため、会話の内容がかなりの程度判
り、秘話性を得ることが困難である。cは時間圧縮の周
波数を1Hz〜10Hz程度にして繰り返したもので、音
節が互いに離れて、歯抜けのような音声になり、会話の
内容を理解することが困難になり、秘話性が確保され
る。dは時間圧縮の周波数を10Hzよりもかなり高い
周波数にして繰り返したもので、音節は細かく分断され
るものの、時間的には殆んど離れず連続するため、会話
の内容を高い確率で理解することができる。図6のa,
b,c,dは視覚的に説明したものであるが、聴覚的に
もこの通りになることが実験で確認された。
して図6のa,b,c,dで説明すると、aは音節を連
続したもの、bはaを1Hzよりも遥かに低い周波数
(1秒よりも長い周期)で時間圧縮したものである。音
節が数個つながるため、会話の内容がかなりの程度判
り、秘話性を得ることが困難である。cは時間圧縮の周
波数を1Hz〜10Hz程度にして繰り返したもので、音
節が互いに離れて、歯抜けのような音声になり、会話の
内容を理解することが困難になり、秘話性が確保され
る。dは時間圧縮の周波数を10Hzよりもかなり高い
周波数にして繰り返したもので、音節は細かく分断され
るものの、時間的には殆んど離れず連続するため、会話
の内容を高い確率で理解することができる。図6のa,
b,c,dは視覚的に説明したものであるが、聴覚的に
もこの通りになることが実験で確認された。
【0030】移動通信においては常にフェージングの問
題がある。本方式はこの改善に大きく寄与する。一般に
移動通信では電波が建造物等により反射されるため、殆
んどの場合、直接相手側に届く直接波と反射波が互いに
干渉した定在波を含む電波を利用して通信することにな
る。干渉は概ね電波の波長の1/2毎に発生して合成波
の電界強度は時にはかなり大きく変動し、電界強度が受
信機の能力の限界を越えて低下すると雑音が発生してフ
ェージング現象を起こす。移動速度v(m/sec)の
移動局の受信機に発生するフェージング雑音の発生頻度
Ff (Hz)は、その局が1秒間走る間に何回、半波長
(即ちλ/2、λは波長で単位はm)を通過するかで決
まり、Ff =v/(λ/2)で与えられ、例えば電波の
周波数fが800MHz、移動速度が20km/hのと
き、Ff はほぼ30Hzである。フェージング雑音の発
生頻度Ff は、電波の周波数、移動速度の両方に正比例
して大きくなる訳で、当然のことながらFf が大になる
ほど通話の妨害が多く不快感も増す。図7のa,b,
c,dはフェージング雑音の内容を説明する図で、横軸
は時間、aは電界強度の変化を示し一点鎖線は受信限界
レベル、bは受信・送信の切り替え、cは受信検波信号
に現れるフェージング雑音、dはそれを伸長して繋ぎ合
わせた復調信号に現れる雑音である。復調信号では雑音
の発生間隔が広がり、頻度は低下して改善が自動的にな
されていることが分かる。この効果によりサービスエリ
アの拡大が達成される。
題がある。本方式はこの改善に大きく寄与する。一般に
移動通信では電波が建造物等により反射されるため、殆
んどの場合、直接相手側に届く直接波と反射波が互いに
干渉した定在波を含む電波を利用して通信することにな
る。干渉は概ね電波の波長の1/2毎に発生して合成波
の電界強度は時にはかなり大きく変動し、電界強度が受
信機の能力の限界を越えて低下すると雑音が発生してフ
ェージング現象を起こす。移動速度v(m/sec)の
移動局の受信機に発生するフェージング雑音の発生頻度
Ff (Hz)は、その局が1秒間走る間に何回、半波長
(即ちλ/2、λは波長で単位はm)を通過するかで決
まり、Ff =v/(λ/2)で与えられ、例えば電波の
周波数fが800MHz、移動速度が20km/hのと
き、Ff はほぼ30Hzである。フェージング雑音の発
生頻度Ff は、電波の周波数、移動速度の両方に正比例
して大きくなる訳で、当然のことながらFf が大になる
ほど通話の妨害が多く不快感も増す。図7のa,b,
c,dはフェージング雑音の内容を説明する図で、横軸
は時間、aは電界強度の変化を示し一点鎖線は受信限界
レベル、bは受信・送信の切り替え、cは受信検波信号
に現れるフェージング雑音、dはそれを伸長して繋ぎ合
わせた復調信号に現れる雑音である。復調信号では雑音
の発生間隔が広がり、頻度は低下して改善が自動的にな
されていることが分かる。この効果によりサービスエリ
アの拡大が達成される。
【0031】図7で明かなように、Ff に対して送信・
受信の切り替え周波数F0 をどうすべきかには適値があ
り、実用上、F0 を、v=20km/hの時のFf より
も小さい値に設定することが雑音対策として優れること
を見いだした。この条件を数式であらわすと、Ff は電
波の周波数に比例するので、周波数fMHzのとき、F
0<30・f/800 である。
受信の切り替え周波数F0 をどうすべきかには適値があ
り、実用上、F0 を、v=20km/hの時のFf より
も小さい値に設定することが雑音対策として優れること
を見いだした。この条件を数式であらわすと、Ff は電
波の周波数に比例するので、周波数fMHzのとき、F
0<30・f/800 である。
【0032】次に同期のとり方等々について説明を行な
う。ここでは図8に親・子局の当面の説明に必要な部分
だけを抽出して示す新しい装置を用いて、図9のタイミ
ングチャートに示す改良された同時送受話無線通信方法
を採用する。なお、親・子局のそれぞれは同等機能の内
部装置を有し、その装置の構成はブロック図、図10に
示されている通りである。図10では、下記にこれから
説明する全ての信号処理を秩序正しく運行させるため
の、マイクロプロセッサーを内蔵する制御器CTRと、
アンテナ結合器AT等が図8に書き加えられた形になっ
ている。例によって、装置の親・子を区別する添え字
1、2は省略されている。
う。ここでは図8に親・子局の当面の説明に必要な部分
だけを抽出して示す新しい装置を用いて、図9のタイミ
ングチャートに示す改良された同時送受話無線通信方法
を採用する。なお、親・子局のそれぞれは同等機能の内
部装置を有し、その装置の構成はブロック図、図10に
示されている通りである。図10では、下記にこれから
説明する全ての信号処理を秩序正しく運行させるため
の、マイクロプロセッサーを内蔵する制御器CTRと、
アンテナ結合器AT等が図8に書き加えられた形になっ
ている。例によって、装置の親・子を区別する添え字
1、2は省略されている。
【0033】さて、図9、図8を用いて同時送受信の順
序を説明すると、先ず、親局の送信部は、同期トーン信
号TWQを作る同期発生部TDG1と、マイクロホンM
IC1で得た音声VW1を帯域制限フィルタLPFQに
通し高域部を制限した音声VMQ1から断続圧縮音声V
SS1を作る音声処理部TOS1と、両者から送られた
信号を加算して変調部MODQ1に送る加算器MU1を
新しく具え、一方、子局の受信部は、親局のアンテナA
NT1から送られた電波をアンテナANT2で受信し、
検出部DEMOD2で検波された信号のうちの、同期ト
ーン信号TWQを処理する同期処理部RDS2と、音声
信号VSS2を処理する音声処理部ROS2と、両者へ
それらの信号をタイミングよく切り替えて送出するスイ
ッチ回路SWQとを新しく具えている。
序を説明すると、先ず、親局の送信部は、同期トーン信
号TWQを作る同期発生部TDG1と、マイクロホンM
IC1で得た音声VW1を帯域制限フィルタLPFQに
通し高域部を制限した音声VMQ1から断続圧縮音声V
SS1を作る音声処理部TOS1と、両者から送られた
信号を加算して変調部MODQ1に送る加算器MU1を
新しく具え、一方、子局の受信部は、親局のアンテナA
NT1から送られた電波をアンテナANT2で受信し、
検出部DEMOD2で検波された信号のうちの、同期ト
ーン信号TWQを処理する同期処理部RDS2と、音声
信号VSS2を処理する音声処理部ROS2と、両者へ
それらの信号をタイミングよく切り替えて送出するスイ
ッチ回路SWQとを新しく具えている。
【0034】それらの装置により、親局では音声処理部
TOS1によって、図9のタイミングチャートの欄の
原送信音声VMQ1はTQ3(例えば395 msec)間隔
に分断され、更にその各々が1/2.5に圧縮されて断
続圧縮音声信号VSS1となる。そして、同期発生部T
DG1から送られて来た同期トーン信号TWQと加算器
MU1で一緒にされて、欄の変調信号を形成し、これ
が変調部MODQ1を経て送信高周波部TQ1におくら
れ断続する電波としてアンテナANT1から送出され
る。尚、親局の、送信部の送信区間TSQ1(欄のT
Q2、例えば 210msec)と、受信部の受信区間RSQ
1(欄のTQ1、例えば 185 msec)の合計が先述
の分断区間(TQ3、395 msec)であり、後述のよう
にして親・子局間の同期がとられるため、子局ではその
それぞれが受信区間(欄のTQ2)、送信区間(欄の
TQ1)となる。同期トーン信号期間Ta(例えば、25 m
sec)と受信区間TQ1の間には時間間隙Tb(5 ms
ec)が置かれるのが通常である。
TOS1によって、図9のタイミングチャートの欄の
原送信音声VMQ1はTQ3(例えば395 msec)間隔
に分断され、更にその各々が1/2.5に圧縮されて断
続圧縮音声信号VSS1となる。そして、同期発生部T
DG1から送られて来た同期トーン信号TWQと加算器
MU1で一緒にされて、欄の変調信号を形成し、これ
が変調部MODQ1を経て送信高周波部TQ1におくら
れ断続する電波としてアンテナANT1から送出され
る。尚、親局の、送信部の送信区間TSQ1(欄のT
Q2、例えば 210msec)と、受信部の受信区間RSQ
1(欄のTQ1、例えば 185 msec)の合計が先述
の分断区間(TQ3、395 msec)であり、後述のよう
にして親・子局間の同期がとられるため、子局ではその
それぞれが受信区間(欄のTQ2)、送信区間(欄の
TQ1)となる。同期トーン信号期間Ta(例えば、25 m
sec)と受信区間TQ1の間には時間間隙Tb(5 ms
ec)が置かれるのが通常である。
【0035】子局では、前記の電波を受信し受信高周波
部RQ2を経て検出部DEMOD2で検波されると、先
の欄のTWQ+VSS1の信号が取り出され、先ずス
イッチSWQの切り替えによって同期トーン信号TWQ
が同期処理部RDS2に送られて、子局の時分割パター
ンの位相を親局のそれに合致させるために使用するタイ
ミングポイントCUQ2が取り出され、これを用いて自
局の発生する同期信号をそれに同期させる。更にそれと
ともに、音声処理部ROS2にも制御信号が送られて、
断続圧縮音声信号VSS1の各分断区間は2.5倍に伸
長され、それらを繋ぎ合わせて、欄の音声信号VS2
に復調され、疑似高域成分VHQが加えられて自然に近
い音声VSX2となりスピーカSP2に出力されるもの
である。詳細な図示は省略するが上記に呼応して、子局
のマイクロホンから入った音声信号も親局同様に、分割
された上で1/2.5に圧縮されて欄の断続圧縮音声
信号VSS2となり、(一般に、子局→親局の圧縮率従
って伸長率は、必ずしも親局→子局の場合のそれに合わ
せる必要はない。即ち図9の欄の時間TS1と、欄の
時間TS2を等しくすることは必須の条件ではない。両者
を違える場合に必要となる切り替え動作は、制御器CT
Rが親、子を判別して行なうことになる)、子局の電波
に乗って欄の子局の送信区間TSQ2に送出され、親
局では、その受信区間即ち欄のRSQ1にそれが受信
され、(10)欄の音声信号VS1に復調(検波・伸長・繋
ぎ合わせ)されてスピーカに出力される。この場合、子
局の送る電波には先のTWQのようなトーン信号は不要
であるため含まれていはいない。従って図10の装置が
子局として用いられる場合は、その同期発生部TDGは
同期トーン信号を発生しない。この動作の切り替えも、
制御器CTRが親、子の判別をして行なうことになる。
部RQ2を経て検出部DEMOD2で検波されると、先
の欄のTWQ+VSS1の信号が取り出され、先ずス
イッチSWQの切り替えによって同期トーン信号TWQ
が同期処理部RDS2に送られて、子局の時分割パター
ンの位相を親局のそれに合致させるために使用するタイ
ミングポイントCUQ2が取り出され、これを用いて自
局の発生する同期信号をそれに同期させる。更にそれと
ともに、音声処理部ROS2にも制御信号が送られて、
断続圧縮音声信号VSS1の各分断区間は2.5倍に伸
長され、それらを繋ぎ合わせて、欄の音声信号VS2
に復調され、疑似高域成分VHQが加えられて自然に近
い音声VSX2となりスピーカSP2に出力されるもの
である。詳細な図示は省略するが上記に呼応して、子局
のマイクロホンから入った音声信号も親局同様に、分割
された上で1/2.5に圧縮されて欄の断続圧縮音声
信号VSS2となり、(一般に、子局→親局の圧縮率従
って伸長率は、必ずしも親局→子局の場合のそれに合わ
せる必要はない。即ち図9の欄の時間TS1と、欄の
時間TS2を等しくすることは必須の条件ではない。両者
を違える場合に必要となる切り替え動作は、制御器CT
Rが親、子を判別して行なうことになる)、子局の電波
に乗って欄の子局の送信区間TSQ2に送出され、親
局では、その受信区間即ち欄のRSQ1にそれが受信
され、(10)欄の音声信号VS1に復調(検波・伸長・繋
ぎ合わせ)されてスピーカに出力される。この場合、子
局の送る電波には先のTWQのようなトーン信号は不要
であるため含まれていはいない。従って図10の装置が
子局として用いられる場合は、その同期発生部TDGは
同期トーン信号を発生しない。この動作の切り替えも、
制御器CTRが親、子の判別をして行なうことになる。
【0036】さて、同期をとるためにトーン信号を送る
こと自体は従来から盛んに行なわれていることである
が、従来の同期のためのトーン信号は、通常、デジタル
回路で発生された図11のaのような矩形波をもとにし
て作られる同図のbのような単一正弦波DT1であり、
そのためにタイミングポイントの抽出には兎角の不安定
さが付きまとっていた。その理由は、この正弦波信号D
T1が受信側で復調されるときには、信号が濾波器その
他の様々な復調用回路を通過するために、得られる信号
はどうしても同図のcのように、はじめと終わりに過渡
的な「だれ」13Q、14Qを伴うものとなっている。
この「だれ」が存在するために、タイミングポイントを
このcのどの位置に選定・含有させておけば、それを誤
ることなく受信側に抽出させることが出来るか、それが
難しい問題になるのである。同時送受話無線通信機の場
合は特に、厳密な同期を必要とし、実験によってその選
定・抽出が至難の技となることが分かった。
こと自体は従来から盛んに行なわれていることである
が、従来の同期のためのトーン信号は、通常、デジタル
回路で発生された図11のaのような矩形波をもとにし
て作られる同図のbのような単一正弦波DT1であり、
そのためにタイミングポイントの抽出には兎角の不安定
さが付きまとっていた。その理由は、この正弦波信号D
T1が受信側で復調されるときには、信号が濾波器その
他の様々な復調用回路を通過するために、得られる信号
はどうしても同図のcのように、はじめと終わりに過渡
的な「だれ」13Q、14Qを伴うものとなっている。
この「だれ」が存在するために、タイミングポイントを
このcのどの位置に選定・含有させておけば、それを誤
ることなく受信側に抽出させることが出来るか、それが
難しい問題になるのである。同時送受話無線通信機の場
合は特に、厳密な同期を必要とし、実験によってその選
定・抽出が至難の技となることが分かった。
【0037】この問題の解決のために、図12のよう
に、連続する周波数の異なる二つ(一般には複数)のト
ーン信号DT1、DT2の繋ぎ目位置(一般には所定番
目の繋ぎ目位置)cc、若しくは理想的にはそれから所
定値(図のcの場合は720度の位相角)だけ位相のず
れた位置をタイミングポイントCUQ2として選定する
ことにした。この方法によると、少なくとも繋ぎ目のc
c位置には13Q、14Qにみられるような振幅の「だ
れ」を生じないため、受信側で極めて的確にタイミング
ポイントCUQ2を抽出することが出来る。図9の欄
のタイミングポイントCUQ2はこのようにして選定さ
れ含有され抽出されたものである。図9で欄の親局の
送信音声の分割の区切り目と送信区間TSQ1の立ち上
がり又はたち下がり位置は一致していない。この両者の
時間間隔を規制しているのは図10に示した制御器CT
Rである。また欄の同期トーン信号TWQと断続圧縮
音声信号VSS1の時間的位置、それら相互の間隔等々
を、前記した分割の区切り目に対して規制し、親・子局
の電波の送信・受信を制御ているのも制御器CTRであ
る。
に、連続する周波数の異なる二つ(一般には複数)のト
ーン信号DT1、DT2の繋ぎ目位置(一般には所定番
目の繋ぎ目位置)cc、若しくは理想的にはそれから所
定値(図のcの場合は720度の位相角)だけ位相のず
れた位置をタイミングポイントCUQ2として選定する
ことにした。この方法によると、少なくとも繋ぎ目のc
c位置には13Q、14Qにみられるような振幅の「だ
れ」を生じないため、受信側で極めて的確にタイミング
ポイントCUQ2を抽出することが出来る。図9の欄
のタイミングポイントCUQ2はこのようにして選定さ
れ含有され抽出されたものである。図9で欄の親局の
送信音声の分割の区切り目と送信区間TSQ1の立ち上
がり又はたち下がり位置は一致していない。この両者の
時間間隔を規制しているのは図10に示した制御器CT
Rである。また欄の同期トーン信号TWQと断続圧縮
音声信号VSS1の時間的位置、それら相互の間隔等々
を、前記した分割の区切り目に対して規制し、親・子局
の電波の送信・受信を制御ているのも制御器CTRであ
る。
【0038】更にまた、子局が抽出して得たタイミング
ポイントCUQ2を用いて自局の同期信号を親局に合わ
せる操作も制御器CTRが行なう。制御器CTRからの
びている点線はその制御のための各種情報、制御信号の
やりとりを表示している。なお上記はアナログ、デジタ
ル何れの方式の同時送受話無線通信機にも、これを便利
に適用出来ることが明かであり説明を要しない。
ポイントCUQ2を用いて自局の同期信号を親局に合わ
せる操作も制御器CTRが行なう。制御器CTRからの
びている点線はその制御のための各種情報、制御信号の
やりとりを表示している。なお上記はアナログ、デジタ
ル何れの方式の同時送受話無線通信機にも、これを便利
に適用出来ることが明かであり説明を要しない。
【0039】既に図5と図9に可成りの部分が現されて
いるので、両図と図13を用いてここに開示されている
次の新しい技術の説明を行なう。通話に遅延のない、即
ちまどろかしさのない同時送受話無線通信のためにはこ
れから述べる対策がどうしても必要となる。図9欄の
分断された音声VMQ1の各区間はそれぞれ図5のよう
に、制御器CTRに制御されて、先ずA/D変換器AD
Cでデジタル化された後ランダムアクセスメモリRAM
に入力され記憶されて行くが、その入力が殆んどTQ2
/TQ3間(一般には半分以上)行なわれた時点から、
入力時のTQ3/TQ1倍の速度で、D/A変換器DA
Cに向けてその記憶内容が読み出されて行き、分割の区
間の終わりの直後に、その読みだしが終了する。こうし
て得られたものが欄の断続圧縮音声信号VSS1であ
る。
いるので、両図と図13を用いてここに開示されている
次の新しい技術の説明を行なう。通話に遅延のない、即
ちまどろかしさのない同時送受話無線通信のためにはこ
れから述べる対策がどうしても必要となる。図9欄の
分断された音声VMQ1の各区間はそれぞれ図5のよう
に、制御器CTRに制御されて、先ずA/D変換器AD
Cでデジタル化された後ランダムアクセスメモリRAM
に入力され記憶されて行くが、その入力が殆んどTQ2
/TQ3間(一般には半分以上)行なわれた時点から、
入力時のTQ3/TQ1倍の速度で、D/A変換器DA
Cに向けてその記憶内容が読み出されて行き、分割の区
間の終わりの直後に、その読みだしが終了する。こうし
て得られたものが欄の断続圧縮音声信号VSS1であ
る。
【0040】親局からの電波を受信した子局が、検波し
て取り出したその断続圧縮音声信号VSSは、図13に
示すように(先の図5の場合と同様に)AALPF、A
/D変換器ADCを経由してランダムアクセスメモリR
AMに入力され記憶されて行くが、その入力の開始の直
後から、D/A変換器DACへ向けて、TQ1/TQ3
の速度で読みだしが始まり、その読みだしは、断続圧縮
音声信号VSSの次の区分の読みだし開始の直前に終了
する。このようにしてVS即ち欄の復調信号VS2を
得る。
て取り出したその断続圧縮音声信号VSSは、図13に
示すように(先の図5の場合と同様に)AALPF、A
/D変換器ADCを経由してランダムアクセスメモリR
AMに入力され記憶されて行くが、その入力の開始の直
後から、D/A変換器DACへ向けて、TQ1/TQ3
の速度で読みだしが始まり、その読みだしは、断続圧縮
音声信号VSSの次の区分の読みだし開始の直前に終了
する。このようにしてVS即ち欄の復調信号VS2を
得る。
【0041】図9では欄の音声が欄にほぼ0.5区
画分の遅れだけで届いている。ここで開示された信号の
伝達の遅れの改善方法も、変調が音声等のアナログ信号
の場合だけでなく、デジタル信号の場合にもそのまま使
用できる。上記の装置で送信電波の占有周波数帯域幅に
制限が設けられている場合にも十分使用できるような、
通話に遅延のまどろかしさのない、音声の明瞭度・了解
度の極めて高い同時送受話無線通信機が得られる。
画分の遅れだけで届いている。ここで開示された信号の
伝達の遅れの改善方法も、変調が音声等のアナログ信号
の場合だけでなく、デジタル信号の場合にもそのまま使
用できる。上記の装置で送信電波の占有周波数帯域幅に
制限が設けられている場合にも十分使用できるような、
通話に遅延のまどろかしさのない、音声の明瞭度・了解
度の極めて高い同時送受話無線通信機が得られる。
【0042】以上「同時送受話無線通信」の方法と装置
を詳しく記述したが、この同時送受話無線通信用の装置
が、そのまま本発明の無線中継装置に流用でき、極めて
有効に活用できる。繰り返し動作の同期をとるため(共
通の)タイミング信号を付加すること、送信電波の周波
数帯域の広がりを防ぐために音声の高域成分を切り捨て
て断続する圧縮音声信号に変換した後それを変調信号に
用いて断続する電波を送出すること、の両者も本発明の
装置にそのまま使用される。
を詳しく記述したが、この同時送受話無線通信用の装置
が、そのまま本発明の無線中継装置に流用でき、極めて
有効に活用できる。繰り返し動作の同期をとるため(共
通の)タイミング信号を付加すること、送信電波の周波
数帯域の広がりを防ぐために音声の高域成分を切り捨て
て断続する圧縮音声信号に変換した後それを変調信号に
用いて断続する電波を送出すること、の両者も本発明の
装置にそのまま使用される。
【0043】但し本発明の場合は、装置が無線中継装置
であるために、上記の親局と子局の動作の上に(中に、
というのが正しい)連絡制御部CKCによる中継動作が
加えられる。即ち、図1に示すように、一方の無線通信
領域(例えば)MMの移動局MKから、周波数fc1の断
続する電波(T)で送られてきた音声は、中継器CK1
の受信部CR1で受信されて復調された後、連絡制御部
CKCによって他方の中継器CK2の送信部CT2に渡さ
れ、ここで圧縮等の加工がされて変調に用いられ、周波
数fc2の断続する電波(T)にのせて無線通信領域M
M'の移動局M'Kに向かって送られるのである。中継動
作が加わりはするが「同時送受話無線通信」の機能は中
継の前後を通じて保存されており、極めて有能である。
先述した「複数のトーン信号」を用いてその順列又は組
み合わせで選択呼出を行なう場合には、その選択呼出の
範囲は、中継されるMM、MM'の両領域にわたった広
範囲のものとなる。
であるために、上記の親局と子局の動作の上に(中に、
というのが正しい)連絡制御部CKCによる中継動作が
加えられる。即ち、図1に示すように、一方の無線通信
領域(例えば)MMの移動局MKから、周波数fc1の断
続する電波(T)で送られてきた音声は、中継器CK1
の受信部CR1で受信されて復調された後、連絡制御部
CKCによって他方の中継器CK2の送信部CT2に渡さ
れ、ここで圧縮等の加工がされて変調に用いられ、周波
数fc2の断続する電波(T)にのせて無線通信領域M
M'の移動局M'Kに向かって送られるのである。中継動
作が加わりはするが「同時送受話無線通信」の機能は中
継の前後を通じて保存されており、極めて有能である。
先述した「複数のトーン信号」を用いてその順列又は組
み合わせで選択呼出を行なう場合には、その選択呼出の
範囲は、中継されるMM、MM'の両領域にわたった広
範囲のものとなる。
【0044】さて上記は、1方の中継器(例えば)CK
1の受信部CR1が電波を受信して音声を復調し、それを
連絡制御部CKCが他方の中継器CK2の送信部CT2に
伝え、送信部CT2がこれを圧縮音声信号にし更に断続
する電波に変えて送信するものであったが、これでは装
置が複雑になるだけでなく、中継に時間おくれを生じ、
おくれが大きいと会話に違和感を伴うという問題が生ま
れる。
1の受信部CR1が電波を受信して音声を復調し、それを
連絡制御部CKCが他方の中継器CK2の送信部CT2に
伝え、送信部CT2がこれを圧縮音声信号にし更に断続
する電波に変えて送信するものであったが、これでは装
置が複雑になるだけでなく、中継に時間おくれを生じ、
おくれが大きいと会話に違和感を伴うという問題が生ま
れる。
【0045】この問題は、次のようにすることで解決さ
れる。即ち1方の中継器(例えば)CK1の受信部CR1
が周波数fc1の電波を受信しこれを検波して断続する圧
縮音声信号に変換すると、その信号を(復調することな
く)直ちに連絡制御部CKCが他方の中継器CK2の送
信部CT2に伝え、送信部CT2はこれで(圧縮音声信号
を作る操作は不要となる)搬送波を変調して、周波数f
c2の断続する電波を送信するものである。装置は簡略化
され中継の速度も迅速となる。
れる。即ち1方の中継器(例えば)CK1の受信部CR1
が周波数fc1の電波を受信しこれを検波して断続する圧
縮音声信号に変換すると、その信号を(復調することな
く)直ちに連絡制御部CKCが他方の中継器CK2の送
信部CT2に伝え、送信部CT2はこれで(圧縮音声信号
を作る操作は不要となる)搬送波を変調して、周波数f
c2の断続する電波を送信するものである。装置は簡略化
され中継の速度も迅速となる。
【0046】上記の簡略化と中継速度の改善は、次のよ
うにすると一層進む。即ち1方の中継器(例えば)CK
1の受信部CR1が周波数fc1の電波を受信しこれを中間
周波数に変換すると、連絡制御部CKCが直ちにその中
間周波数を他方の中継器CK2の送信部CT2に伝え、送
信部CT2はこれを直ぐに周波数fc2の断続する電波に
変えて送信するものである。装置は極度に簡略化され、
中継の速度も更に迅速になる。
うにすると一層進む。即ち1方の中継器(例えば)CK
1の受信部CR1が周波数fc1の電波を受信しこれを中間
周波数に変換すると、連絡制御部CKCが直ちにその中
間周波数を他方の中継器CK2の送信部CT2に伝え、送
信部CT2はこれを直ぐに周波数fc2の断続する電波に
変えて送信するものである。装置は極度に簡略化され、
中継の速度も更に迅速になる。
【0047】
【発明の効果】この発明の装置によれば頭記した従来の
問題はすべて解決される。即ち、設置する地形の選定に
苦労がなく、十分な送信出力で良質の通信を中継するこ
とができ、しかも明瞭な同時会話を得る無線中継装置が
提供される。干渉妨害の問題を生ずることはない。周波
数利用の効率は向上し、無線通信業界に計り知れない貢
献をもたらすものである。
問題はすべて解決される。即ち、設置する地形の選定に
苦労がなく、十分な送信出力で良質の通信を中継するこ
とができ、しかも明瞭な同時会話を得る無線中継装置が
提供される。干渉妨害の問題を生ずることはない。周波
数利用の効率は向上し、無線通信業界に計り知れない貢
献をもたらすものである。
【図1】本発明の無線中継装置の実施例のブロック図で
ある。
ある。
【図2】従来の無線中継装置のブロック図である。
【図3】同時送受話無線通信機の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】その交信のタイムチャートである。
【図5】送信側の音声処理部のブロック図である。
【図6】理解を助けるために、秘話を視覚的に表現して
説明する図である。
説明する図である。
【図7】フェージング雑音の内容を説明する図である。
【図8】親・子局の同時送受話無線通信の説明に必要な
部分だけを抽出して示す図である。
部分だけを抽出して示す図である。
【図9】同時送受話無線通信方法のタイミングチャート
である。
である。
【図10】親・子局の装置の構成のブロック図である。
【図11】トーン信号の図である。
【図12】改良されたトーン信号の図である。
【図13】受信側の音声処理部のブロック図である。
【図14】従来の無線通信システムの別の例のブロック
図である。
図である。
MK、M'K 多数の移動局及び基地局
MM、MM' 無線通信領域
MOUNT 山
CK 無線中継装置
CK1、CK2 中継器
CT1、CT2 送信部
CR1、CR2 受信部
CKC 連絡制御部
fc2、fc1 電波の周波数
Claims (5)
- 【請求項1】 それぞれは同じ周波数の電波を使う送信
部と受信部を具える中継器であるが、互いは異なる周波
数の電波で送受信する中継器2台と、該2台の中継器を
連絡し制御する連絡制御部とを備える無線中継装置であ
って、それぞれの受信部は、通信の相手である移動局又
は基地局から音声信号を一旦1/2以下に時間圧縮して
これを断続する圧縮音声信号に変換した後それを変調信
号に用いて送出されてくる断続する電波を受信し、該連
絡制御部は、その受信内容を他方の中継器の送信部に送
り、それぞれの送信部は、送られてきた受信内容を断続
する電波にのせて送出したことを特徴とする無線中継装
置。 - 【請求項2】 該それぞれの受信部は、通信の相手であ
る移動局又は基地局から送出されてくる前記断続する電
波を受信し検波して得た断続圧縮音声信号に時間伸張を
施してこれを連続する音声信号に復調し、該連絡制御部
は、その復調された該音声信号を他方の中継器の送信部
に送り、該それぞれの送信部は、送られてきた該音声信
号を一旦1/2以下に時間圧縮してこれを断続する圧縮
音声信号に変換した後それを変調信号に用いて断続する
電波を送出してなる請求項1記載の無線中継装置。 - 【請求項3】 該それぞれの受信部は、通信の相手であ
る移動局又は基地局から送出されてくる前記断続する電
波を受信し検波して得た断続圧縮音声信号を該連絡制御
部に伝え、該連絡制御部は、それを他方の中継器の送信
部に送り、該それぞれの送信部は、これを変調信号に用
いて断続する電波を送出してなる請求項1記載の無線中
継装置。 - 【請求項4】 該それぞれの受信部は、通信の相手であ
る移動局又は基地局から送出されてくる前記断続する電
波を受信して中間周波数に変換し、該連絡制御部は、該
中間周波数を他方の中継器の送信部に送り、該それぞれ
の送信部は、送られてきた該中間周波数を断続する電波
に変えて送出してなる請求項1記載の無線中継装置。 - 【請求項5】 該それぞれの送信部は、電波の周波数帯
域の広がりを防ぐために、音声の高域成分を切り捨てた
後これを断続する圧縮音声信号に変換し、それを変調信
号に用いて電波を送出してなる請求項1、2、3又は4
記載の無線中継装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18397691A JPH0514236A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 無線中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18397691A JPH0514236A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 無線中継装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514236A true JPH0514236A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16145132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18397691A Withdrawn JPH0514236A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 無線中継装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0514236A (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP18397691A patent/JPH0514236A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0077216B1 (en) | Radio system | |
| TW384617B (en) | TDMA-TDD/FDD radio communication system and channel selection method and apparatus for such a system | |
| EP1892868B1 (en) | CDMA communication method for adjusting transmission timing of signals from mobile station to base station, and base station therefore | |
| JPH11510326A (ja) | デジタルセルラー通信システムのための広帯域ベースステーションアーキテクチャ | |
| JPS58219845A (ja) | 周波数ホツピング無線通信システム | |
| JPH0494228A (ja) | ダイナミックチャネル割当方法 | |
| JPH08510627A (ja) | 周波数ホッピングを実現する方法及びベースステーション装置 | |
| JPS60142636A (ja) | 同時送受通話伝送方式及び装置 | |
| US5490167A (en) | Duplex voice communication radio transmitter-receiver | |
| US6999718B2 (en) | Relay apparatus in a digital radio communication system and a relay method thereof | |
| JPH0514236A (ja) | 無線中継装置 | |
| JP3068179B2 (ja) | 電話システムを操作する方法及びそのための主電話機 | |
| JPH04321328A (ja) | 無線通信方法 | |
| JPH03108915A (ja) | 無線中継装置 | |
| JPH02260929A (ja) | 移動体通信における時間分割通信システムの無線チャネル内タイム・スロット割当方法 | |
| JPH06103853B2 (ja) | 同一周波数時分割送受信移動通信方式 | |
| JPH04227136A (ja) | 移動体通信の時間分割通信用無線基地局と移動無線機 | |
| JPH0397385A (ja) | 衛星経由双方向同時通話方法および装置 | |
| JPH0349324A (ja) | 移動体通信の時間分割通信装置 | |
| JP2891011B2 (ja) | 送受信機 | |
| JPH0628349B2 (ja) | 同時送受話無線通信機 | |
| JPH0787558A (ja) | ディジタルコードレス電話システム | |
| JPS61218231A (ja) | 無線通信方式 | |
| JP3461462B2 (ja) | 無線通話システム | |
| JPWO1991002414A1 (ja) | 同時送受話無線通信機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980903 |