JPH0514329Y2 - - Google Patents

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JPH0514329Y2
JPH0514329Y2 JP8555585U JP8555585U JPH0514329Y2 JP H0514329 Y2 JPH0514329 Y2 JP H0514329Y2 JP 8555585 U JP8555585 U JP 8555585U JP 8555585 U JP8555585 U JP 8555585U JP H0514329 Y2 JPH0514329 Y2 JP H0514329Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ビデオ・テープ・レコーダの如き
磁気記録再生装置の回転ヘツドアセンブリ、特に
そのスラスト流体軸受の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のビデオ・テープ・レコーダにおけるスラ
スト流体軸受を用いた回転ヘツドアセンブリは、
第7図に示すような構造になつている。第7図に
おいて、1は、磁気テープに情報を記録再生する
ための磁気ヘツドで、これは回転シリンダ2に取
付けられている。回転シリンダ2はラジアルフラ
ンジ3にネジ止め固定される。4は固定シリンダ
であり、その外周面にはテープの走行をガイドす
るためのリード溝401が形成されている。5は
固定軸でその一端部において固定シリンダ4に固
着されている。この固定軸5の上部、下部の外周
にはスパイラルグルーブ6,7が形成され、ラジ
アルフランジ3との間で、軸受媒体(例えば油)
8を介してラジアル流体軸受を構成している。ま
た、固定軸5の他端面には第7図では見えない
が、スパイラルグルーブが形成されており、スラ
ストフランジ9との間で軸受媒体(例えばグリー
ス)10を介してスラスト流体軸受を構成してい
る。このスラストフランジ9はラジアルフランジ
3にネジ止め固定されている。ラジアルフランジ
3には、磁気ヘツド1の信号の授受、増幅を行な
う筒形ロータリートランスの回転側ロータリート
ランス11が接着等の方法により固定されてい
る。またこれと対をなす固定側ロータリートラン
ス12は、固定シリンダ4に接着等の方法により
固定されている。13は回転シリンダ2の駆動モ
ータのステータで、固定シリンダ4に接着もしく
はネジ止め等の方法により固着されている。14
は、前記駆動モータのロータマグネツトで、これ
はロータケース15に接着され、ロータケース1
5はラジアルフランジ3に接着もしくはネジ止め
されて固定されている。
このような流体軸受を用いた回転ヘツドアセン
ブリは、玉軸受を用いた回転ヘツドアセンブリに
比して振動、騒音、回転精度において有利である
点から、最近増えてきた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第7図に示すような従来の流体軸受を
用いた回転ヘツドアセンブリには、下記のような
問題点がある。即ち、例えばビデオ・テープ・レ
コーダでは磁気テープに対する磁気ヘツド1の回
転軌跡の上下の振れを極力小さくする必要があ
る。このためには、回転シリンダの機械的精度の
維持が必須条件であり、軸受部分についても一定
の精度維持が必要であり、特に前記スラスト流体
軸受に関しては、軸受面、つまり、スラストフラ
ンジ9の固定軸5に対向した面と固定軸5の端面
501との相互の平行度、スパイラルグルーブの
中心とスラストフランジ9の回転中心の同軸度を
一定の精度内に納める必要があり、これを実現す
るために部品の精度を厳しく管理する必要があ
り、部品単体のコストが高くなる問題点があつ
た。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、高精度のスラスト流体軸受
を低コストで実現できる回転ヘツドアセンブリを
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る回転ヘツドアセンブリは、固定
軸のスラストフランジに対向した端部に円錐状の
凹所を形成すると共に、前記スラストフランジに
対向した平坦面と前記凹所内に収容されこの凹所
と接触する球面部とを有する軸受部材を設け、軸
受部材の平坦面とこれに対向するスラストフラン
ジとの間に軸受媒体を介してスラスト流体軸受を
構成したものである。
〔作用〕
この考案においては、軸受部材の球面部が固定
軸の円錐状凹所に接触しているので、スラストフ
ランジの固定軸に対向した面と軸受部材の平坦面
とが組立前に、相互に傾斜して位置していても、
また、スラストフランジの固定軸に対向した面ま
たは軸受部材の平坦面に形成されたスパイラルグ
ルーブの中心軸とスラストフランジの回転中心軸
(回転シリンダの回転中心軸)がずれていても、
組立後、回転シリンダが回転すると軸受部材の球
面部の自動調心作用により、軸受部材はその平坦
面とこれに対向したスラストフランジの面との間
の軸受媒体を介して安定な位置関係を形成し、回
転シリンダは精度良く、安定した回転を行なうよ
うになる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図乃至第3図
について説明する。第1図はこの実施例の縦断面
図、第2図は第1図の主要部の拡大図、第3図は
この考案の主要部をなす軸受部材の平面図であ
り、第7図の従来のものと同一部には同一符号を
付してその説明は省略する。図において、5Aは
第7図の5に対応する固定軸であり、その一端は
固定シリンダ4に固定され、他端にはスラストフ
ランジ9に対向して円錐状の凹所502が形成さ
れている。16は軸受部材であつて、スラストフ
ランジ9に対向した平坦面161と前記凹所50
2内に収容されこの凹所と接触する球面部162
とを有する。163は軸受部材16の平坦面16
1に形成されたスパイラルグルーブ、164はス
パイラルグルーブ163の中心軸であり、軸受部
材16の平坦面161とこれに対向したスラスト
フランジ9の面との間に軸受媒体10を介してス
ラスト流体軸受を形成している。なお、軸受部材
16の最大直径(この実施例では平坦面161の
直径)を固定軸5Aの直径とほぼ等しくしておけ
ば、軸受部材16を収容するためにその部分にお
いて固定軸5Aの収容軸穴を大きくする必要がな
く好適である。また、スパイラルグルーブはスラ
ストフランジ9の軸受部材16に対向した面に形
成しても良い。
上記のように構成された回転ヘツドアセンブリ
において、軸受部材16の球面部162が、固定
軸5Aの円錐状の凹所502に接しているのでス
ラストフランジ9と軸受部材16の平坦面161
とが組立前に互いに傾斜して位置していても、組
立後、回転シリンダ2、従つてスラストフランジ
9が回転して、軸受部材16の平坦面161との
間に軸受媒体10を介して、スラスト流体軸受を
形成した後には、軸受部材16の球面部162の
自動調心作用により、スラストフランジ9と軸受
部材16の平坦面161は、軸受媒体10の圧力
(動圧)がバランスした安定な位置関係を形成し
て精度の高いスラスト方向の潤滑状態が得られ
る。したがつて、固定軸5Aの円錐状凹所50
2、スラストフランジ9、軸受部材16の加工精
度は、従来のような高い精度である必要はない。
また、スラストフランジ9または軸受部材16
の平坦面161に形成されたスパイラルグルーブ
163の中心軸164とスラストフランジ9の回
転中心軸17がずれていた場合、第7図に示した
従来の回転ヘツドアセンブリでは、第8図のよう
にスラスト軸受面に流体潤滑により発生する動圧
の最大点18とスラストフランジ9の回転中心軸
17との間にずれが生じ、回転精度が劣化した
が、この考案による回転ヘツドアセンブリによれ
ば、前記のようなずれがあつても、軸受部材16
の球面部162の自動調心作用により、第4図に
示したようにスラスト軸受面の動圧の最大点18
とスラストフランジ9の回転中心軸17が一致す
る点で安定するので、より回転精度の向上を計る
ことが可能である。
なお、前記の軸受部材16の自動調心作用が作
動するためには、軸受部材16が初期状態からよ
り安定な位置に動くことが必要であり、このよう
に動くためには、軸受部材16の平坦面161に
作用する動圧(スラスト軸受面圧)の円錐状凹所
502の傾斜方向の分力が、軸受部材16の球面
部162と円錐状凹所502との接触部に生じる
前記傾斜方向の摩擦力を上回らなくてはならな
い。したがつて、前記摩擦力をより小さくするこ
とが、軸受部材16の自動調心作用を有効に利用
することにつながる。そのためには、固定軸5A
の円錐状凹所502の傾きは、固定軸5Aの長手
方向の中心軸に対して30数度以下であるのが良
い。
また、この考案の効果を得るためには、軸受部
材16が球面で固定軸5Aの円錐状凹所502に
接触すればよいのであるから、軸受部材16の可
動範囲を阻害しない程度であれば第5図に示した
ように、軸受部材16の平坦面161と反対側に
平面165を設けてもよい。第5図に示した形状
の方が、平坦面161に転造加工等により、スパ
イラルグルーブ163を設ける際の加工が容易で
ある。
また、スラストフランジ9または、軸受部材1
6の平坦面161に形成されたスパイラルグルー
ブの形状は第3図に示したもの以外に第6図に示
すような形状でもよく、第3図、第6図のものと
逆方向のパターンであつてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、固定軸のス
ラストフランジ側端部に円錐状の凹所を設け、こ
れに軸受部材の球状部を接触させると共に平坦面
を回転シリンダのスラストフランジに対向させ
て、これら平坦面とスラストフランジとの間に軸
受媒体を介してスラスト流体軸受を形成する構成
としたので、固定軸、スラストフランジ等の加工
精度を高めなくとも、回転シリンダの所望の回転
精度を得ることが可能となり、部品単体のコスト
を下げる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2
図は第1図の実施例の主要部の拡大図、第3図は
第1図実施例において軸受部材に形成されたスパ
イラルグルーブの形状を示す平面図、第4図は第
1図の実施例によるスラスト軸受面の動圧分布の
一例を示す図、第5図はこの考案の他の実施例の
主要部を示す断面図、第6図はスパイラルグルー
ブの他の形状を示す図、第7図は従来の回転ヘツ
ドアセンブリの断面図、第8図は第7図のものの
スラスト軸受面の動圧分布を示す図である。 図において1は記録再生ヘツド、2は回転シリ
ンダ、4は固定シリンダ、401はリード溝、5
Aは固定軸、502は円錐状の凹所、9はスラス
トフランジ、16は軸受部材、161は平坦面、
162は球面部、163はラジアルグルーブ、1
65は平面である。なお図中、同一符号は同一ま
たは、相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 記録再生ヘツドを支持する回転シリンダ、磁
    気テープの走行をガイドするリード溝を外周面
    に有する固定シリンダ、およびこの固定シリン
    ダに一端部が固定され他端と前記回転シリンダ
    のスラストフランジとの間にスラスト流体軸受
    を形成する固定軸を備えた磁気記録再生装置の
    回転ヘツドアセンブリにおいて、前記固定軸の
    前記他端に前記スラストフランジに対向して形
    成された円錐状の凹所、および前記スラストフ
    ランジに対向した平坦面と前記凹所内に収容さ
    れこの凹所と接触する球面部とを有する軸受部
    材を備え、前記軸受部材の平坦面と前記スラス
    トフランジとの間に前記スラスト流体軸受を形
    成したことを特徴とする磁気記録再生装置の回
    転ヘツドアセンブリ。 (2) 軸受部材の平坦面にスパイラルグルーブを形
    成した実用新案登録請求の範囲第1項記載の磁
    気記録再生装置の回転ヘツドアセンブリ。 (3) 固定軸の他端の円錐状の凹所の傾きが前記固
    定軸の中心軸線に対して30数度以下である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の磁気記録再生
    装置の回転ヘツドアセンブリ。 (4) 軸受部材がその平坦面とは反対側に平面を有
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の磁気
    記録再生装置の回転ヘツドアセンブリ。
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