JPH0514420U - エレベータ式駐車装置のパレツト移送装置 - Google Patents

エレベータ式駐車装置のパレツト移送装置

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JPH0514420U
JPH0514420U JP6152191U JP6152191U JPH0514420U JP H0514420 U JPH0514420 U JP H0514420U JP 6152191 U JP6152191 U JP 6152191U JP 6152191 U JP6152191 U JP 6152191U JP H0514420 U JPH0514420 U JP H0514420U
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泰夫 渡部
勝規 鳥飼
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輪の移動方向の急激な変化を緩和させ、衝
撃音を小さくする。 【構成】 渡りレ−ル42の、走行用レ−ル37及び棚
レ−ル9aとの接続部付近を、走行用レ−ル37及び棚
レ−ル9aに滑らかに連続する湾曲部42a〜42dと
している。車輪の移動方向が滑らかとなり、衝撃音が小
さくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エレベ−タ式駐車装置のパレット移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、エレベータ式駐車装置は、車両を載せるパレットを支持して昇降する 昇降台を備え、この昇降台の昇降路の両側に、車両をパレットと共に収容するた めの多数の駐車棚を上記昇降台の昇降路に沿って層状(多段)に配設し、昇降台 と各駐車棚とを接続してこの両者間でパレットを移送せしめるようになされてい る。
【0003】 そして、このようなエレベータ式駐車装置のパレット移送装置として、昇降台 上にパレットを支持するためのフォークを設け、このフォークの昇降台上と駐車 棚との間での移動と駐車棚での上下動とにより、パレットを昇降台と駐車棚との 間で移載するようにしたものが知られている(特開昭62−284864号公報 参照)。
【0004】 また、昇降台に一対のスプロケットに懸回したチェーンを設け、このチェーン にパレットとの係合部材を取り付け、係合部材をチェーンにより走行せしめてパ レットを昇降台と駐車部との間で移送せしめるようにしたものも知られている( 例えば、実公昭51−28786号公報参照)。
【0005】 しかし、上述のフォークを用いたパレット移送装置の場合、駐車棚のパレット 下にフォークを差し込み且つパレットに車両を載せた状態で上下動できるように しなければならないから、上下の駐車棚の間隔を広くする必要がある。さらに、 フォークの上下動を要するとともに、パレットを駐車棚に移載してからフォーク を昇降台上に戻すための距離も長いために、パレットの移載に時間がかかる。
【0006】 一方、チェーンを用いたパレット移送装置の場合、パレットの上下動は必要で ないが、係合部材は駐車棚上のパレットとの係合のために、昇降路から駐車棚側 へ張り出すことができるようにする必要があり、昇降台を昇降せしめる際の係合 部材と駐車棚のパレットとの干渉を避けることが難しくなる。
【0007】 そこで、出願人は、車両を載せるパレットを支持しワイヤロ−プを介して昇降 する昇降台と、該昇降台の昇降路に沿って層状に配設され2本の棚レ−ルによっ て構成され、それぞれ車両をパレットと共に収容する複数の駐車棚と、上記昇降 台の上にパレット移送方向へ移動可能に設けられ。上記パレットをその移送方向 に走行可能に載せて支持する走行用レ−ルを有するパレット支持部材と、該パレ ット支持部材の走行用レ−ルに取付けられた渡りレ−ルとを備え、上記昇降台の 上のパレット支持部材の走行用レ−ルと各駐車棚の棚レ−ルとを渡りレ−ルを介 して接続し走行用レ−ルと棚レ−ルとの間でパレットを移送せしめるようにした エレベータ式駐車装置のパレット移送装置を開発し、先に出願している(特願平 1−333665号参照)。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、そのような装置では、昇降台は、その4隅に連結したワイヤロープ にて吊り下げられて駐車部の最上段の駐車棚から入出庫部に至る間を昇降できる ようになっているので、渡りレ−ルによって走行用レ−ルと棚レ−ルとを連絡し た状態でパレットが移送されると、荷重及び荷重心が移動して、ワイヤロ−プの 伸縮が起こり、レ−ル接続部分で段差が生じ、この上を車輪が通過すると、車輪 の移動方向が急激に変化させられ、衝撃音を発し発音するという課題がある。
【0009】 すなわち、ワイヤロ−プの伸びにより昇降台が沈んだ場合には、図18に示す ように、渡りレ−ルaによって接続された走行用レ−ルbと棚レ−ルcとの間に 段差H1 が生じ、ワイヤロ−プの縮みにより昇降台が浮いた場合には、図19に 示すように、段差H2 が生じ、車輪の移動方向が点P1 ,P2 ,P3 ,P4 にお いて急激に変化させられ、発音することになる。尚、図18及び図19において 、2点鎖線は車輪軸心軌跡を示す。
【0010】 本考案は、この車輪の移動方向の急激な変化を緩和させ、衝撃音を小さくした エレベ−タ式駐車装置のパレット移送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車両を載せるパレットを支持しワイヤロ−プを介して昇降する昇降 台と、該昇降台の昇降路に沿って層状に配設され2本の棚レ−ルによって構成さ れ、それぞれ車両をパレットと共に収容する複数の駐車棚と、上記昇降台の上に パレット移送方向へ移動可能に設けられ。上記パレットをその移送方向に走行可 能に載せて支持する走行用レ−ルを有するパレット支持部材と、該パレット支持 部材の走行用レ−ルに取付けられた渡りレ−ルとを備え、上記昇降台の上のパレ ット支持部材の走行用レ−ルと各駐車棚の棚レ−ルとを渡りレ−ルを介して接続 し走行用レ−ルと棚レ−ルとの間でパレットを移送せしめるようにしたエレベー タ式駐車装置のパレット移送装置を前提とする。
【0012】 そして、請求項1の考案は、上記渡りレ−ルの、走行用レ−ル及び棚レ−ルと の接続部付近を、走行用レ−ル及び棚レ−ルに滑らかに連続する湾曲形状とした 構成とする。
【0013】 さらに、請求項2の考案は、渡りレ−ルの、棚レ−ルとの接続部付近には緩衝 材が配設されている。
【0014】
【作用】
請求項1の考案によれば、走行用レ−ルと棚レ−ルとが渡りレ−ルによって円 滑に連絡されるので、車輪の移動方向の急激な変化を緩和され、衝撃音が小さく なる。
【0015】 請求項2の考案によれば、緩衝材によって、さらに衝撃音が小さくなる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
【0017】 図1において、1は駐車塔2の地上部に開口した入出庫口であり、この駐車塔 2にエレベータ式駐車装置3が設けられている。すなわち、この駐車装置3は、 車両用昇降台7を設けた昇降路8の両側に車両Wを収容する多数の駐車棚9をこ の昇降路8に沿って層状に配設してなる駐車部10を備え、この駐車部10の下 方が車両の入出庫を行なうための入出庫部11になっている。上記入出庫口1は この入出庫部11において開口している。上記各駐車棚9は駐車塔2に固定した 図2に示す2本の棚レール9a,9aにて構成されていて、車両Wを矩形状のパ レット12に載せた状態で駐車棚9に収容するものである。
【0018】 なお、19は車両の向きを変えるための旋回装置であり、入出庫部11にピッ ト20を形成して配設されている。
【0019】 <昇降台について> 昇降台7は、上記パレット12を載せて昇降する矩形状のものであって、その 4隅に連結したワイヤロープ13にて吊り下げられて駐車部10の最上段の駐車 棚9から入出庫部11に至る間を昇降できるようになっている。すなわち、ワイ ヤロープ13は昇降路8の上端の案内プーリ14と駆動モータで旋回駆動される 駆動プーリ15とに懸回され、一端側が上記昇降台7に、他端側がバランスウエ イト16に連結されていて、このワイヤロープ13の走行により、昇降台7を所 定の駐車棚9との接続位置に移動せしめるようになっている。
【0020】 <パレット移送装置について> 図2に示すように、上記昇降台7にパレット12をこの昇降台7と駐車棚9と の間で移送するパレット移送装置21が設けられている。このパレット移送装置 21は、昇降台7の前後両端部に配置した移送手段22,22を備え、この両移 送手段22,22には、後述する係合部材移動手段を構成する駆動モータ23が 軸継手24、減速機25及び前後2本の伝動軸26,27を介して接続されてい る。上記伝動軸26,27は減速機25及び移送手段22,22に対してそれぞ れユニバーサルジョイント28を利用して結合されている。
【0021】 また、上記パレット12はその前後両端部の左右に計4個の鍔付き車輪17を 有するとともに、計4個の係合片18を有するものである(図3乃至図7参照) 。 移送手段22の具体的な構造は図3以下に示されている。
【0022】 図3乃至図6に示すように、移送手段22は、上記昇降台7の上にパレット移 送方向へ移動可能に設けられたパレット支持部材31と、上記パレット支持部材 31に設けられたパレット移送手段32と、上記パレット支持部材31を移動せ しめるための支持部材移動手段33とを備えてなる。
【0023】 −パレット支持部材について− パレット支持部材31は、前後両端に車輪35,35を有する左右の支持フレ ーム36,36と、左右方向に延びるパレット走行用レール37と、パレット走 行手段32を支持する同じく左右方向に延びる溝型フレーム38とにより構成さ れている。
【0024】 すなわち、上記支持フレーム36の車輪35,35は昇降台7を構成する横フ レーム39,40に設けられた左右方向の移動用レール41,41に載っていて 、パレット支持部材31は、この移動用レール41,41の上をパレット移送方 向に横移動できるようになっている。パレット走行用レール37は、上記パレッ ト12の車輪17を乗せパレット12をその移送方向に走行可能にするものであ って、上記支持フレーム36,36に取り付けられて左右方向に延びており、パ レット12はこの走行用レール37の上を移送方向に走行可能になっている。そ して、この走行用レール37には渡りレール42が取り付けられている。
【0025】 <パレット走行手段について> パレット走行手段32は、図7に示すように、パレット12の係合片18に係 合する2個1組の係合ピン45a,45bと係合ピン45c,45dとを有し、 この計4個の係合ピン45a〜45dをチェーン送り機構によりパレット支持部 材31に対してパレット移送方向に相対移動せしめるようになっている。
【0026】 すなわち、上記溝型フレーム38の両端部の上下に上スプロケット46a,4 6bと下スプロケット46c,46dとがそれぞれ2枚ずつ前後に間隔をおいて 且つ軸心を前後方向に水平にして支持されていて、この4個1組のスプロケット にそれぞれエンドレスのコンベアチェーン47,47が懸回されている。そして 、この両コンベアチェーン47,47に上記4個の係合ピン45a〜45dが前 後方向に水平にしてその両端部で取り付けられている。
【0027】 この場合、パレット12の係合片18は、上記係合ピン45a〜45dが係合 する下向きに開口した係合凹部18aを有する逆U字状のものであり、且つこの 係合凹部18aはその開口縁部において下方へ末広がりになっている。そして、 上記2組の係合ピン45a,45bと係合ピン45c,45dとは、互いの隣の 係合ピン45aと係合ピン45cとの間隔、及び係合ピン45bと係合ピン45 dとの間隔をそれぞれパレット12の両端の係合片18,18の係合凹部18a ,18a同士の間隔に一致せしめて上記コンベアチェーン47に取り付けられて いる。
【0028】 よって、上記2組の係合ピンは、パレット支持部材31の上にパレット12が あるとき、その両側の係合片18,18の係合凹部18a,18aに互いの隣の 係合ピン、例えば45a,45cが同時に係合した状態をとることができるもの である。
【0029】 そうして、上記コンベアチェーン44を正逆方向に走行せしめるために、先に 述べた駆動モータ23からの伝動軸26が図7にも示すようにユニバーサルジョ イント28を介して片側(図面左側)の下スプロケット46cの支軸48に連結 されている。そして、この支軸48に取り付けた歯車49が上スプロケット46 aに一体的に設けた歯車50に噛合していて、駆動モータ23から回転駆動力を 上記上スプロケット46aに伝達するようになっている。
【0030】 上記伝動軸26の両端にユニバーサルジョイント28を設けているのは、パレ ット支持部材31のパレット移送方向への移動を許容するためである。
【0031】 <支持部材移動手段について> 支持部材移動手段33は、歯車の片面に一対の駆動ローラ51,51を点対称 に配置してなるローラ付き歯車52と、それぞれ前後方向に延び且つ一端が開口 した2つの溝53a,53aを有するラック部材53と、上記ローラ付き歯車を 回転せしめる移動用駆動モータ54とにより構成されている。すなわち、上記歯 車52は駆動ローラ51,51が上方へ突出した状態になるよう昇降台7の横フ レーム40に垂直軸で支持され、一方、上記ラック部材53は上記駆動ローラ5 1,51が溝53a,53aに係合できるようパレット支持部材31の溝型フレ ーム38の下面に固定されている。そして、上記移動用駆動モータ54は上記横 フレーム40に取り付けられていて、その出力軸に結合したピニオン55が上記 歯車52に噛合している。
【0032】 この場合、移動用駆動モータ54によるローラ付き歯車52の回転により、駆 動ローラ51,51が回転しながらラック部材53の溝53a,53aに出入り し、パレット支持部材31がパレット移送方向に移動することになる。そして、 支持部材移動手段33は、パレット支持部材31を、パレット走行手段32の長 手方向の中央が昇降台7の巾方向の中央に一致しパレット走行手段32が両側の 駐車棚9,9に干渉しないようにした中寄せ位置と、パレット走行手段32の上 記係合ピン45a〜45dのいずれかが上記駐車棚9に載せられているパレット 12の係合片18の係合凹部18aに係合可能な係合位置との間で移動せしめる ようになっている。
【0033】 <渡りレールについて> 渡りレール42は、パレット支持部材31の走行用レール37と駐車棚9の棚 レール9aとの間に渡してパレット12を走行せしめるためのもので、図8〜1 1に示すように、上記走行用レール37の端部に前後方向の水平支軸61により 上下揺動可能に支持されて駐車棚9側へ突出している。そして、この渡りレール 42の先端部と上記棚レール9aの昇降路8側の端部との間に、上記パレット支 持部材31の駐車棚9側への移動により互いに上記渡りレール42の上下揺動を 許容するように係合する係合凹部62と係合ピン63とが設けられている。
【0034】 前述したところの、走行用レ−ルb側と棚レ−ルc側とで起こるレベル差H1 (図18参照)は、渡りレ−ルaの回転角θ1 、レベル差H2 (図19参照)は 回転角θ2 に相当することから、図12のように、予め渡りレ−ル42の根元部 にθ1 分の半径R1 の湾曲面42aを形成し、この半径R1 の湾曲面42aと接 する、逆方向の半径R2 の湾曲面42bを形成する。また、先端部では、まず、 θ1 ,θ2 分の半径R4 の湾曲面42cを形成し、この半径R4 の湾曲面42c と接する、逆方向の半径R3 の湾曲面42dを形成する。半径R2 の湾曲部42 bと半径R3 の湾曲部42cとに接するように水平レ−ル面42eが形成されて いる。
【0035】 すなわち、上記水平レール面42eは、上記支持ロッド66による支持状態で 先端側へ若干の上り勾配の状態になるように、且つ、渡りレール42を棚レール 9aの係合ピン63に係合した状態で両端部が走行用レール37と棚レール9a とにオーバラップした状態になるように形成されている。上記湾曲面42aに連 続する面42fも、半径R1 の円弧状に形成されている。
【0036】 そして、この渡りレール42には下方へ突出し先端にローラ64を支持した突 起65が設けられている。これに対して、走行用レール37の下部には、駐車棚 9側へ突出せしめた先端を上記ローラ64に当接せしめ、渡りレール42をその 自重に抗して水平レール面42eが略水平になるように支持する支持ロッド66 が設けられている。
【0037】 すなわち、上記支持ロッド66は、走行用レール37にブラケット67を介し てパレット移送方向に移動可能に支持されているとともに、スプリング68にて 駐車棚9側へ突出付勢されており、この支持ロッド66に、ブラケット67のブ ッシュに当接せしめ支持ロッド66の突出量を上記レール面42eが水平になる ようにするストッパとしてのナット69が螺合されている。
【0038】 上記渡りレール42の先端の係合凹部62は駐車棚9側へ向けて開口したコ字 状のものであって、先端側へいくに従って末広がり状に開口して係合ピン63を 係合凹部62の奥に案内する案内面62a,62aが形成されている。一方、棚 レール9aの係合ピン63は前後方向に水平に設けられている。よって、上記係 合凹部62と係合ピン63とが係合した状態では係合ピン63を軸として渡りレ ール42は上下に揺動可能な状態になるものである。
【0039】 <昇降台側のパレットストッパについて> 上記走行用レール37の端部にはパレット12の駐車棚9側への勝手な移動を 阻止するストッパ71が、上記渡りレール42と同じ水平支軸61により、図1 0に実線で示すストッパ位置と鎖線で示す解除位置との間で回動できるように枢 支されている。
【0040】 すなわち、上記ストッパ71は一端(駐車棚9側)に上方へ突出したストッパ 部71aを備え、他端部に走行用レール37に支持した作動用ピン72に係合す る係合凹部71bが形成されている。作動用ピン72は走行用レール37に貫通 支持した支持ピン73の一端に結合した第1アーム74に取り付けられている。 上記支持ピン73の他端には第2アーム75が結合されていて、この第2アーム 75の先端に支持したローラ76が昇降台7に固定したプレート77に形成した ガイド孔78に移動可能に嵌合している。このガイド孔78は、上水平部78a と下水平部78bとが傾斜部78cで連絡されてなり、上記パレット支持部材3 1の駐車棚9側への移動により、ローラ76を案内して第2アーム75及び第1 アーム74を介し作動用ピン72を回動させて、ストッパ71を解除位置に回動 せしめる一方、パレット支持部材31の戻しによりストッパ71をストッパ位置 へ回動せしめるものである。
【0041】 <棚レール及びパレットストッパについて> 駐車棚9の棚レール9aは、内側(昇降路8側)が高位置になるよう外側へ若 干下り勾配(2/100程度)になっていて、図6に示す外側ストッパ81と、 図9及び図11に示す内側ストッパ82とを備えている(なお、図6では渡りレ ール42,ストッパ71及び内側ストッパ82の図示を省略している)。外側ス トッパ81は棚レール9aの側面に取り付けられたものであって、パレット12 の車輪17の鍔の外周面が転動する外側へ上り勾配になった転動面81aと、こ の転動面81aの外端より立ち上がったストッパ面81bとを有する。
【0042】 内側ストッパ82は、棚レール9aの側面に支持ピン83で回動可能に支持さ れていて、ガイドプレート84のパレット移送方向への移動により、パレット1 2の車輪17の支持ブラケット17aに当接しパレット12の昇降路8側への移 動を阻止する起立したストッパ位置と、パレット12の移動を許容する倒伏した 解除位置との間で回動するようになっている。
【0043】 すなわち、上記ガイドプレート84は、一直線上で間隔をおいて形成した2本 のガイド孔85,86を有し、一方のガイド孔85に上記内側ストッパ82の支 持ピン83を相対移動可能に嵌合し、他方のガイド孔86に上記支持ピン83よ りも外方位置で棚レール9aの側面に突設したガイドピン87を相対移動可能に 嵌合して、パレット移送方向に移動可能になっている。そして、このガイドプレ ート84の内端には昇降路8側へ向けた当り面84aが形成されているとともに 、外端と上記支持ピン83との間に引張りスプリング88が張設されていて、パ レット支持部材31が駐車棚9側へ移動すると上記渡りレール42の先端が当り 面84aに当って外方へ移動し、パレット支持部材31が元位置へ戻ると上記引 張りスプリング88の付勢により内方へ移動するようになっている。
【0044】 そして、上記ガイドプレート84には側方へ突出した作動用ピン89が設けら れ、内側ストッパ82には上記作動用ピン89が嵌合しそのパレット移送方向へ の移動により内側ストッパ82を上記ストッパ位置と解除位置との間で回動せし めるための作動用長孔90が形成されている。
【0045】 −駐車装置の作動説明− <車両の入庫時の全体の動き> 昇降台7を空パレット12が載置されている駐車棚9の位置に停止させ、空パ レット12をパレット移送装置21により昇降台7へ移し、昇降台7を下降させ て入出庫部11で停止させる。入出庫口1から車両Wを前進させて空パレット1 2に載せ、乗員の降車後、昇降台7を元の駐車棚9の位置に上昇させ、パレット 移送装置21により車両Wをパレット12と共に駐車棚9に移す。
【0046】 <車両の出庫時の全体の動き> 昇降台7を出庫すべき車両Wが載せられている駐車棚9の位置に停止させ、こ の車両Wをパレット12と共にパレット移送装置21で昇降台7に移し、昇降台 7を下降させて入出庫部11で停止させ、車両Wを乗員の運転によりパレット1 2から降ろして入出庫口1から出す。
【0047】 なお、上記入庫時と出庫時のいずれかの際に、旋回装置19により車両Wの方 向転換を行なって車両Wの出庫を前進運転で行なえるようにする。
【0048】 <昇降台から駐車棚へのパレットの移送> パレット支持部材の移動 昇降台7を所定の駐車棚9の位置で停止させた状態において、支持部材移動手 段33によりパレット支持材31を駐車棚9側へ移動せしめる。すなわち、移動 用駆動モータ54によりローラ付き歯車52を回転させると、駆動ローラ51, 51が回転しながらラック部材53の溝53a,53aに出入りし、パレット支 持部材31が移動用レール41,41の上を駐車棚9側へ移動する。
【0049】 渡りレールの係合とストッパの解除 上記パレット支持部材31の移動により、走行用レール37の先端に設けられ ている渡りレール42の係合凹部62が駐車棚9の棚レール9aの係合ピン63 に嵌合し、渡りレール42によって走行用レール37と棚レール9aとが連絡さ れることになる。
【0050】 その際、走行用レール37の端部のストッパ71は、上記パレット支持部材3 1の駐車棚9側への移動により、第2アーム75のローラ76がプレート77の ガイド孔78を移動していくことで、解除位置に回動する。一方、棚レール9a の内側ストッパ82は、上記渡りレール42の先端でガイドプレート84が外方 へ押動されることにより、解除位置に回動する。
【0051】 ところで、昇降台7の停止位置誤差により渡りレール42と係合ピン63との 間に位置ずれを生じている場合、係合ピン63は係合凹部62の案内面62aに よる案内により、係合凹部62に確実に嵌まり込むことになる。この場合、渡り レール42は走行用レール37の水平支軸61を支点として先端が高位置にある いは低位置になるように回動するが、この回動は棚レール9aの係合ピン63と 係合凹部62とがヒンジ機能を呈して許容され、渡りレール42等の破損は生じ ない。
【0052】 パレットの移送 パレット走行手段32によりパレット12を駐車棚9側へ移送せしめる。すな わち、パレット12はパレット部材31の上にあるとき、両側の係合片18,1 8の係合凹部18a,18aに係合ピン、例えば45a,45cが同時に係合し た状態になっている。
【0053】 よって、目的の駐車棚9が図5及び図6において右側のものであるとき、駆動 モータ23の作動によりコンベアチェーン47を右回転させて、同図の左端の係 合ピン45aが上記右側の駐車棚9側へ移動せしめる。これにより、パレット1 2は車輪17がパレット支持部材31の走行用レール37の上から渡りレール4 2を介して上記右側の駐車棚9の棚レール9aの上に転動していくことにより、 この右側の駐車棚9へ移送される。そして、上記係合ピン45aがコンベアチェ ーン47のキャリア側からリターン側に回ることにより係合凹部18aから外れ た後、これに後続する係合ピン45bで係合片18を後押ししてさらにパレット 12を移動させ、パレットを駐車棚9に完全に移すことができるものである。
【0054】 パレット12は、上記パレット移送手段32による移送端において、棚レール 9aの外側ストッパ81の傾斜した転動面81aに乗り上がっていくことにより 急停止が避けられ、大きな衝撃を招くことなく所定位置に停止する。
【0055】 ところで、パレット12に車両Wが載っている場合、昇降台7に作用する荷重 は車両Wが駐車棚9側に移るに従って減少していくことになる。これにより、昇 降台7を吊るしているワイヤロープ13は若干縮み、昇降台7のパレット支持部 材31の高さが高くなる。その際、上記渡りレール42は走行用レール37の水 平支軸61を支点として先端が低位置になるように回動するが、この回動は上述 の如く許容されるため、渡りレール42等の破損は生じない。
【0056】 パレット支持部材の戻し 次いで、パレット支持部材31を支持部材移動手段33の作動により昇降台7 の上(中寄せ位置)に戻す。これにより、走行用レール37の端部のストッパ7 1及び棚レール9aの内側ストッパ82はストッパ位置に復帰する。この場合、 パレット支持部材31の戻し距離は短いため、昇降台7は迅速に次の入出庫作業 に移ることができる。
【0057】 なお、パレット12を移送すべき駐車棚9が左側のものであるときは、パレッ ト支持部材31をこの左側駐車棚9側に寄せてコンベアチェーン47を右回転さ せればよい。
【0058】 上述の如く、パレット支持部材31を昇降台7の上に戻した状態では、パレッ ト走行手段32は駐車棚9に干渉しないため、昇降台7の昇降に支障はない。
【0059】 <駐車棚から昇降台へのパレットの移送> 昇降台7を目的の駐車棚9の位置で停止させた状態で、支持部材移動手段33 によりパレット支持材31を駐車棚9側へ移動せしめる。その際の渡りレール4 2、ストッパ71及び82の作動は先に説明した昇降台7から駐車棚9へのパレ ット12の移送の場合と同様である。
【0060】 目的の駐車棚9が図3及び図4のものである場合、パレット移送手段32によ りコンベアチェーン47を左回転させると、係合ピン45aがコンベアチェーン 47のリターン側からキャリア側に送られて、パレット12の昇降路8側に位置 する係合片18の係合凹部18aに係合し、パレット12を棚レール9aから渡 りレール42を通して走行用レール37の上に移送せしめる。そして、パレット 支持部材31を支持部材移動手段33により元の位置に戻すことになる。
【0061】 なお、目的の駐車棚9が左側のものであるときは、パレット支持部材31をこ の左側駐車棚9側に寄せてコンベアチェーン47を右回転させればよい。
【0062】 <パレットの走行性について> 昇降台7のパレット支持部材31と駐車棚9との高さにずれを生じた場合、上 記渡りレール42の水平レール面42aは上記渡りレール42の回動により傾斜 した状態になり、走行用レール37と棚レール9aとの間に急激な段差を生ずる ことを防止し、パレット12の走行に支障を来すことはない。
【0063】 よって、走行用レール37と棚レール9aとの間は、渡りレール42が上下に 回動した状態になっても、途中に段差は生じないから、パレット12は上記走行 用レール37と棚レール9aとの間を円滑に走行できることになる。
【0064】 すなわち、図13及び図14に示すように、車輪軸心の軌跡を示す2点鎖線を 参照すれば明らかなように、この状態では図中のe1 ,e2 寸法が渡りレ−ル4 2がどのような状態でも不変であり、発音していた車輪の移行点P1 ,P2 ,P 1 ,P2 分が湾曲面42b,42dの接線への移行となるので、急激な移行の変 化は起こらず、低騒音化ができる。尚、この場合、係合ピン63が図のようなも のとなり、間隙hが発生し、その間隙hでのガタ音を防止するために緩衝材10 0を設けている。
【0065】 また、図12に示す形状のほか、図15(a)(b)に示すように、基端部は渡りレ −ル42とと同様に形成するが、先端部では半径R5 のみ湾曲部42gを取り、 その部分にウレタンゴムや樹脂等の緩衝材101を埋め込むようにした渡りレ− ル42Aを用いるようにしてもよい。
【0066】 このようにすれば、図15及び図16に示すように、渡りレ−ル42Aの記端 部は渡りレ−ル42の基端部と同様になるが、先端部では、若干傾斜部への移行 となるが、半径R5 の湾曲部42gを形成していることから、傾斜角が小さくな り、発音は緩和され、移行時、渡りレ−ル42A先端に埋め込んだ緩衝材101 のため、衝撃音は小さくなる。
【0067】
【考案の効果】
請求項1の考案は、渡りレ−ルの、走行用レ−ル及び棚レ−ルとの接続部付近 を、走行用レ−ル及び棚レ−ルに滑らかに連続する湾曲形状としたので、車輪の 移動方向の急激な変化を緩和され、衝撃音が小さくなる。
【0068】 請求項2の考案は、棚レ−ルとの接続部付近の緩衝材によって、さらに衝撃音 が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータ式駐車装置の全体構成図である。
【図2】昇降台を示す一部省略した平面図である。
【図3】パレット移送装置の左側部分の平面図であ
る。.
【図4】同装置の右側部分の平面図である。
【図5】パレット移送装置の左側部分の正面図であ
る。.
【図6】同装置の右側部分の正面図である。
【図7】図5のYII −VII 線における断面図である。
【図8】走行用レールと棚レールとの接続部分の構造の
左側部分を示す一部断面平面図である。
【図9】走行用レールと棚レールとの接続部分の構造の
右側部分を示す一部断面平面図である。
【図10】上記接続部分の左側部分を示す一部断面正面
図である。
【図11】上記接続部分の右側部分を示す一部断面正面
図である。
【図12】渡りレ−ルの正面図である。
【図13】昇降台が沈んだ状態の図である。
【図14】昇降台が浮いた状態の図である。
【図15】変形例についての図10と同様の図である。
【図16】変形例についての昇降台が沈んだ状態の図で
ある。
【図17】変形例についての昇降台が浮いた状態の図で
ある。
【図18】従来例についての昇降台が沈んだ状態の図で
ある。
【図19】従来例についての昇降台が浮いた状態の図で
ある。
【符号の説明】
7……昇降台 8……昇降路 9……駐車棚 9a……棚レール 12……パレット 13……ワイヤロープ 17……車輪 31……パレット支持部材 37……走行用レール 42……渡りレール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を載せるパレットを支持しワイヤロ
    −プを介して昇降する昇降台と、該昇降台の昇降路に沿
    って層状に配設され2本の棚レ−ルによって構成され、
    それぞれ車両をパレットと共に収容する複数の駐車棚
    と、上記昇降台の上にパレット移送方向へ移動可能に設
    けられ。上記パレットをその移送方向に走行可能に載せ
    て支持する走行用レ−ルを有するパレット支持部材と、
    該パレット支持部材の走行用レ−ルに取付けられた渡り
    レ−ルとを備え、上記昇降台の上のパレット支持部材の
    走行用レ−ルと各駐車棚の棚レ−ルとを渡りレ−ルを介
    して接続し走行用レ−ルと棚レ−ルとの間でパレットを
    移送せしめるようにしたエレベータ式駐車装置のパレッ
    ト移送装置であって、 上記渡りレ−ルの、走行用レ−ル及び棚レ−ルとの接続
    部付近を、走行用レ−ル及び棚レ−ルに滑らかに連続す
    る湾曲形状としたことを特徴とするエレベータ式駐車装
    置のパレット移送装置。
  2. 【請求項2】 渡りレ−ルの、棚レ−ルとの接続部付近
    には緩衝材が配設されているところの請求項1記載のエ
    レベータ式駐車装置のパレット移送装置。
JP6152191U 1991-08-05 1991-08-05 エレベータ式駐車装置のパレツト移送装置 Withdrawn JPH0514420U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011183602A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toyota Boshoku Corp 基材成形装置及び基材の製造方法

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