JPH05144784A - ドライエツチング方法 - Google Patents
ドライエツチング方法Info
- Publication number
- JPH05144784A JPH05144784A JP3329710A JP32971091A JPH05144784A JP H05144784 A JPH05144784 A JP H05144784A JP 3329710 A JP3329710 A JP 3329710A JP 32971091 A JP32971091 A JP 32971091A JP H05144784 A JPH05144784 A JP H05144784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- etching
- based material
- layer
- material layer
- contact area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Plasma Technology (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クロロフルオロカーボン(CFC)ガスを用
いずに、GaAs/AlGaAs積層系の選択異方性エ
ッチングを高精度に行う。 【構成】 ベルジャー14の内壁面にSiS2 等からな
るS(イオウ)系材料層23を配し、このS系材料層2
3とECRプラズマPとの接触面積を昇降式シャッタ2
4の操作により調節可能とした有磁場マイクロ波プラズ
マ・エッチング装置を使用した。この装置内でSF6 /
Cl2 混合ガスを用いてHEMTのゲート・リセス加工
を行う場合、上記接触面積を最適化しておけばSで側壁
保護を行いながら異方性加工が行える。下地選択性は、
蒸気圧の低いAlF3 の生成により達成される。堆積し
たSは、ウェハ加熱により昇華除去できる。オーバーエ
ッチング時に上記接触面積を増大させれば、異方性,選
択性が一層改善される。
いずに、GaAs/AlGaAs積層系の選択異方性エ
ッチングを高精度に行う。 【構成】 ベルジャー14の内壁面にSiS2 等からな
るS(イオウ)系材料層23を配し、このS系材料層2
3とECRプラズマPとの接触面積を昇降式シャッタ2
4の操作により調節可能とした有磁場マイクロ波プラズ
マ・エッチング装置を使用した。この装置内でSF6 /
Cl2 混合ガスを用いてHEMTのゲート・リセス加工
を行う場合、上記接触面積を最適化しておけばSで側壁
保護を行いながら異方性加工が行える。下地選択性は、
蒸気圧の低いAlF3 の生成により達成される。堆積し
たSは、ウェハ加熱により昇華除去できる。オーバーエ
ッチング時に上記接触面積を増大させれば、異方性,選
択性が一層改善される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造等に適
用されるドライエッチング方法に関し、特にHEMT
(高電子移動度トランジスタ)のゲート・リセス形成工
程におけるGaAs/AlGaAs選択エッチング等
を、クロロフルオロカーボン(CFC)ガスを使用せず
に行う方法に関する。
用されるドライエッチング方法に関し、特にHEMT
(高電子移動度トランジスタ)のゲート・リセス形成工
程におけるGaAs/AlGaAs選択エッチング等
を、クロロフルオロカーボン(CFC)ガスを使用せず
に行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GaAsMES−FET(metal
semiconductor field effec
t transistor)を単一基板上に集積化した
MMIC(monolithic microwave
IC)は、高速高周波応答性、低雑音、低消費電力等
の特長を有し、近年、移動体通信や衛生通信用のデバイ
スとして利用されつつある。
semiconductor field effec
t transistor)を単一基板上に集積化した
MMIC(monolithic microwave
IC)は、高速高周波応答性、低雑音、低消費電力等
の特長を有し、近年、移動体通信や衛生通信用のデバイ
スとして利用されつつある。
【0003】1980年には、上記GaAsMES−F
ETのさらなる高速化を目指した研究から、HEMT
(high electron mobilitytr
ansistor)が開発されている。これは、GaA
s化合物半導体のヘテロ接合界面における2次元電子ガ
スが、不純物による散乱を受けることなく高速で移動で
きることを利用したデバイスである。このHEMTにつ
いても高集積化を実現するための研究が続けられてお
り、その加工を行うドライエッチング技術に対する要求
も、より高精度、より高選択比へと向かっている。
ETのさらなる高速化を目指した研究から、HEMT
(high electron mobilitytr
ansistor)が開発されている。これは、GaA
s化合物半導体のヘテロ接合界面における2次元電子ガ
スが、不純物による散乱を受けることなく高速で移動で
きることを利用したデバイスである。このHEMTにつ
いても高集積化を実現するための研究が続けられてお
り、その加工を行うドライエッチング技術に対する要求
も、より高精度、より高選択比へと向かっている。
【0004】中でも、GaAs/AlGaAs積層系を
選択的にエッチングしてゲート・リセスを形成する工程
は、HEMT,ヘテロMIS構造FETなどのヘテロ接
合FETの閾値電圧を決める重要な技術である。それ
は、下層側のAlGaAs層における不純物濃度や厚さ
等が、上層側のGaAs層のみを除去すれば然るべき閾
値電圧をもつFETが構成できるように予め設定されて
いるからである。このAlGaAs層上におけるGaA
s層の選択エッチング方法としては、CCl2 F2 等の
CFCガスと希ガスの混合ガスを用いる方法が代表的な
ものである。これは、Gaが主として塩化物、Asがフ
ッ化物および塩化物を形成することによりGaAs層が
除去される一方で、下地のAlGaAs層が露出した時
点では蒸気圧の低いAlF3 が表面に形成されてエッチ
ング速度が低下し、高選択比が得られるからである。
選択的にエッチングしてゲート・リセスを形成する工程
は、HEMT,ヘテロMIS構造FETなどのヘテロ接
合FETの閾値電圧を決める重要な技術である。それ
は、下層側のAlGaAs層における不純物濃度や厚さ
等が、上層側のGaAs層のみを除去すれば然るべき閾
値電圧をもつFETが構成できるように予め設定されて
いるからである。このAlGaAs層上におけるGaA
s層の選択エッチング方法としては、CCl2 F2 等の
CFCガスと希ガスの混合ガスを用いる方法が代表的な
ものである。これは、Gaが主として塩化物、Asがフ
ッ化物および塩化物を形成することによりGaAs層が
除去される一方で、下地のAlGaAs層が露出した時
点では蒸気圧の低いAlF3 が表面に形成されてエッチ
ング速度が低下し、高選択比が得られるからである。
【0005】たとえば、Japanese Journ
al of Applied Physics,Vo
l.20.,No.11(1981)p.L847〜8
50には、CCl2 F2 /He混合ガスを用いて選択比
200を達成した例が報告されている。
al of Applied Physics,Vo
l.20.,No.11(1981)p.L847〜8
50には、CCl2 F2 /He混合ガスを用いて選択比
200を達成した例が報告されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
選択ドライエッチングには、以下のような問題がある。
まず、上述のCCl2 F2 等のCFCガスは、いわゆる
フロン・ガスと通称されている化合物の一種であり、周
知のように地球のオゾン層破壊の元凶とされているた
め、近い将来にも製造・使用が禁止される運びである。
したがって、ドライエッチングの分野においても代替ガ
ス、およびその使用技術を開発することが急務となって
いる。
選択ドライエッチングには、以下のような問題がある。
まず、上述のCCl2 F2 等のCFCガスは、いわゆる
フロン・ガスと通称されている化合物の一種であり、周
知のように地球のオゾン層破壊の元凶とされているた
め、近い将来にも製造・使用が禁止される運びである。
したがって、ドライエッチングの分野においても代替ガ
ス、およびその使用技術を開発することが急務となって
いる。
【0007】また、上述のCFCガスは、エッチング反
応系内にフルオロカーボン系ポリマーを大量に生成させ
易い。このポリマーは、パターン側壁部に堆積して側壁
保護効果を発揮するので異方性加工に寄与しているが、
その反面、エッチング速度の不安定化やパーティクル・
レベルの悪化等を招き易い。さらに、エッチング時のイ
オンによる照射損傷を回復させるために、300℃程度
のアニールも必要となる。
応系内にフルオロカーボン系ポリマーを大量に生成させ
易い。このポリマーは、パターン側壁部に堆積して側壁
保護効果を発揮するので異方性加工に寄与しているが、
その反面、エッチング速度の不安定化やパーティクル・
レベルの悪化等を招き易い。さらに、エッチング時のイ
オンによる照射損傷を回復させるために、300℃程度
のアニールも必要となる。
【0008】そこで本発明は、Alを含有する化合物半
導体層(以下、Al含有化合物半導体層と称する。)上
におけるAlを含まない化合物半導体層(以下、非Al
含有化合物半導体層と称する。)の選択エッチングを、
CFCガスを使用せずに、高選択比、高異方性、低汚染
性、低損傷性をもって行う方法を提供することを目的と
する。
導体層(以下、Al含有化合物半導体層と称する。)上
におけるAlを含まない化合物半導体層(以下、非Al
含有化合物半導体層と称する。)の選択エッチングを、
CFCガスを使用せずに、高選択比、高異方性、低汚染
性、低損傷性をもって行う方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のドライエッチン
グ方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
である。すなわち、本発明にかかるドライエッチング方
法は、Al含有化合物半導体層の上に積層された非Al
含有化合物半導体層を選択的に除去する方法であって、
処理チャンバの内壁部の少なくとも一部がイオウ系材料
層により被覆されてなり、かつ該イオウ系材料層とプラ
ズマとの接触面積を可変となし得るシャッタ部材を備え
たプラスマ装置に少なくともフッ素系化合物を含むエッ
チング・ガスを導入し、前記イオウ系材料層から前記接
触面積に応じて供給されるイオウおよび/またはイオウ
系材料を被エッチング基板の表面に堆積させながらエッ
チングを行うことを特徴とする。
グ方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
である。すなわち、本発明にかかるドライエッチング方
法は、Al含有化合物半導体層の上に積層された非Al
含有化合物半導体層を選択的に除去する方法であって、
処理チャンバの内壁部の少なくとも一部がイオウ系材料
層により被覆されてなり、かつ該イオウ系材料層とプラ
ズマとの接触面積を可変となし得るシャッタ部材を備え
たプラスマ装置に少なくともフッ素系化合物を含むエッ
チング・ガスを導入し、前記イオウ系材料層から前記接
触面積に応じて供給されるイオウおよび/またはイオウ
系材料を被エッチング基板の表面に堆積させながらエッ
チングを行うことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明者は、下地にダメージを与えずに低汚
染,高異方性加工を行うためには、従来のフルオロカー
ボン系ポリマーに代わり、特定の条件下でのみ堆積し、
不要時には容易かつ完全に除去できる何らかの側壁保護
物質が必要であると考え、イオウ(S)に着目した。プ
ラズマ中に生成したSは、エッチング条件にもよるが、
ウェハ温度がおおよそ90℃未満の領域ではウェハ表面
へ吸着される。このうち、イオンの垂直入射面に吸着さ
れたSは、直ちにスパッタ除去されるか、もしくはエッ
チング速度を低下させることに寄与する。一方、イオン
の垂直入射が原理的に生じないパターンの側壁部に堆積
したSは、側壁保護効果を発揮する。しかも、エッチン
グ終了後にウェハをおおよそ90℃〜150程度に加熱
すれば、Sは容易に昇華する。つまり、Sはパーティク
ル汚染の原因とはならないのである。
染,高異方性加工を行うためには、従来のフルオロカー
ボン系ポリマーに代わり、特定の条件下でのみ堆積し、
不要時には容易かつ完全に除去できる何らかの側壁保護
物質が必要であると考え、イオウ(S)に着目した。プ
ラズマ中に生成したSは、エッチング条件にもよるが、
ウェハ温度がおおよそ90℃未満の領域ではウェハ表面
へ吸着される。このうち、イオンの垂直入射面に吸着さ
れたSは、直ちにスパッタ除去されるか、もしくはエッ
チング速度を低下させることに寄与する。一方、イオン
の垂直入射が原理的に生じないパターンの側壁部に堆積
したSは、側壁保護効果を発揮する。しかも、エッチン
グ終了後にウェハをおおよそ90℃〜150程度に加熱
すれば、Sは容易に昇華する。つまり、Sはパーティク
ル汚染の原因とはならないのである。
【0011】したがって本発明では、まずエッチング反
応系に何らかの形でSを供給する手段が必要である。こ
の手段として、本発明者は、処理チャンバの内壁面の少
なくとも一部にS系材料層を配することを考えた。しか
も、このS系材料層とプラズマとの接触面積をシャッタ
部材を操作することにより変化させ、エッチング反応系
のS/X比〔イオウ原子数とハロゲン原子(X)数との
比〕を容易に制御可能とした。
応系に何らかの形でSを供給する手段が必要である。こ
の手段として、本発明者は、処理チャンバの内壁面の少
なくとも一部にS系材料層を配することを考えた。しか
も、このS系材料層とプラズマとの接触面積をシャッタ
部材を操作することにより変化させ、エッチング反応系
のS/X比〔イオウ原子数とハロゲン原子(X)数との
比〕を容易に制御可能とした。
【0012】すなわち、シャッタ部材の操作によりS系
材料層とプラズマとの接触面積を大とした場合には、こ
のS系材料層からのSの供給量が増大してエッチング反
応系の見掛け上のS/X比が上昇し、小とした場合に
は、その逆となる。この接触面積は、プロセスの内容に
応じて予め最適化しておけば良い。なお、厳密には、S
系材料層の種類によっては単体のSの他、Sを構成元素
として含む化合物がそのままの形あるいはフラグメント
の形でスパッタされてくる可能性もあるが、以下の明細
書中では説明を簡略化するために、単体のSのみを取り
扱うことにする。
材料層とプラズマとの接触面積を大とした場合には、こ
のS系材料層からのSの供給量が増大してエッチング反
応系の見掛け上のS/X比が上昇し、小とした場合に
は、その逆となる。この接触面積は、プロセスの内容に
応じて予め最適化しておけば良い。なお、厳密には、S
系材料層の種類によっては単体のSの他、Sを構成元素
として含む化合物がそのままの形あるいはフラグメント
の形でスパッタされてくる可能性もあるが、以下の明細
書中では説明を簡略化するために、単体のSのみを取り
扱うことにする。
【0013】この方法によれば、S/X比をプロセス途
中で変化させることにも、シャッタ部材の機械的な操作
のみで容易に対応できる。たとえば、オーバーエッチン
グ時の異方性や選択性の低下を防止するため、ジャスト
エッチンク時と比べてS/X比を上昇させSの堆積を促
進したい場合には、シャッタ部材を操作してS系材料層
とプラズマとの接触面積を増大させれば良いのである。
このとき、ウェハ温度やエッチング・ガスの組成比等の
他のパラメータを変更する必要はない。したがって、放
電状態の安定化に要する時間を短縮してスループットを
改善し、かつプロセスの再現性を高めることができる。
中で変化させることにも、シャッタ部材の機械的な操作
のみで容易に対応できる。たとえば、オーバーエッチン
グ時の異方性や選択性の低下を防止するため、ジャスト
エッチンク時と比べてS/X比を上昇させSの堆積を促
進したい場合には、シャッタ部材を操作してS系材料層
とプラズマとの接触面積を増大させれば良いのである。
このとき、ウェハ温度やエッチング・ガスの組成比等の
他のパラメータを変更する必要はない。したがって、放
電状態の安定化に要する時間を短縮してスループットを
改善し、かつプロセスの再現性を高めることができる。
【0014】ところで、エッチング反応系にSを供給す
るための手段としては、他に気相中からこれを供給する
ことも考えられ、実際、本願出願人は先に特願平3−2
10516号明細書において、S2 F2 ,S2Cl2 ,
S2 Br2 等に代表されるS/X比の高いハロゲン化イ
オウをシリコン系化合物等のエッチング・ガスの主成分
として用いる技術を提案している。これは、これらのハ
ロゲン化イオウが、同じハロゲン化イオウでも従来から
エッチング・ガスとして多用されているSF6とは異な
り、放電解離条件下でプラズマ中に遊離のSを放出でき
ることを利用する技術である。S/X比を途中で変化さ
せる場合には、H2 ,H2 S等のようにH* を発生して
ハロゲン・ラジカルを捕捉する化合物をエッチング・ガ
スに添加することが必要である。
るための手段としては、他に気相中からこれを供給する
ことも考えられ、実際、本願出願人は先に特願平3−2
10516号明細書において、S2 F2 ,S2Cl2 ,
S2 Br2 等に代表されるS/X比の高いハロゲン化イ
オウをシリコン系化合物等のエッチング・ガスの主成分
として用いる技術を提案している。これは、これらのハ
ロゲン化イオウが、同じハロゲン化イオウでも従来から
エッチング・ガスとして多用されているSF6とは異な
り、放電解離条件下でプラズマ中に遊離のSを放出でき
ることを利用する技術である。S/X比を途中で変化さ
せる場合には、H2 ,H2 S等のようにH* を発生して
ハロゲン・ラジカルを捕捉する化合物をエッチング・ガ
スに添加することが必要である。
【0015】これに対し、今回の発明では、高異方性,
高選択比を達成するためにウェハ上へ堆積させるSがS
系材料層から供給されるため、エッチング・ガスの主成
分となる化合物が、必ずしも分子内に放出可能なS原子
を構成元素として有している必要がない。したがって、
たとえばSF6 ,Cl2 等の安定で汎用性が高く、安価
な化合物を使用することができる。このことも、本発明
の大きなメリットである。
高選択比を達成するためにウェハ上へ堆積させるSがS
系材料層から供給されるため、エッチング・ガスの主成
分となる化合物が、必ずしも分子内に放出可能なS原子
を構成元素として有している必要がない。したがって、
たとえばSF6 ,Cl2 等の安定で汎用性が高く、安価
な化合物を使用することができる。このことも、本発明
の大きなメリットである。
【0016】一方、本発明で使用するエッチング・ガス
が少なくともフッ素系化合物を含有しているのは、Al
含有化合物半導体層に対する選択性の達成が、原理的に
AlFx の生成にもとづいているからである。さらに、
非Al含有化合物半導体層の構成元素の種類に応じて、
ハロゲンその他の元素を含む化合物を適宜選択し、エッ
チング・ガスに添加することができる。これは、エッチ
ング反応生成物に速やかに脱離するに十分な蒸気圧を付
与したり、あるいはエッチング反応生成物をイオン・ス
パッタ作用により除去する等の効果を期待するためであ
る。
が少なくともフッ素系化合物を含有しているのは、Al
含有化合物半導体層に対する選択性の達成が、原理的に
AlFx の生成にもとづいているからである。さらに、
非Al含有化合物半導体層の構成元素の種類に応じて、
ハロゲンその他の元素を含む化合物を適宜選択し、エッ
チング・ガスに添加することができる。これは、エッチ
ング反応生成物に速やかに脱離するに十分な蒸気圧を付
与したり、あるいはエッチング反応生成物をイオン・ス
パッタ作用により除去する等の効果を期待するためであ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
する。
【0018】実施例1 本実施例は、本願の第1の発明をHEMTのゲート・リ
セス加工に適用し、n+ −AlGaAs層上のn+ −G
aAs層をSF6/Cl2 混合ガスを用いて選択的にエ
ッチングしてリセスを形成した後、ゲート電極を形成し
た例である。
セス加工に適用し、n+ −AlGaAs層上のn+ −G
aAs層をSF6/Cl2 混合ガスを用いて選択的にエ
ッチングしてリセスを形成した後、ゲート電極を形成し
た例である。
【0019】ここで、実際のエッチング・プロセスの説
明に入る前に、まず本発明を実施するにあたり使用した
RFバイアス印加型の有磁場マイクロ波プラズマ・エッ
チング装置の一構成例について、図6を参照しながら説
明する。基本的な構成要素は、2.45GHzのマイク
ロ波を発生するマグネトロン11、マイクロ波を導く矩
形導波管12および円形導波管13、上記マイクロ波を
利用してECR(電子サイクロトロン共鳴)放電により
内部にECRプラズマPを生成させるための石英製のベ
ルジャー14、上記円形導波管13と上記ベルジャー1
4を周回するように配設され8.75×10-2T(87
5Gauss)の磁場強度を達成できるソレノイド・コ
イル15、上記ベルジャー14に接続され、矢印A方向
に高真空排気される試料室16、この試料室16と上記
ベルジャー14へ処理に必要なガスをそれぞれ矢印
B1 ,B2 方向から供給するガス導入管17、ウェハ1
8を載置するためのウェハ載置電極19、このウェハ載
置電極19に埋設され、チラー等の冷却設備から供給さ
れる冷媒を矢印C1 ,C2 方向に循環させてウェハ18
を所定の温度に冷却するための冷却配管20、上記ウェ
ハ載置電極19にRFバイアスを印加するため、ブロッ
キング・コンデンサ21等を介して接続されるRF電源
22等である。
明に入る前に、まず本発明を実施するにあたり使用した
RFバイアス印加型の有磁場マイクロ波プラズマ・エッ
チング装置の一構成例について、図6を参照しながら説
明する。基本的な構成要素は、2.45GHzのマイク
ロ波を発生するマグネトロン11、マイクロ波を導く矩
形導波管12および円形導波管13、上記マイクロ波を
利用してECR(電子サイクロトロン共鳴)放電により
内部にECRプラズマPを生成させるための石英製のベ
ルジャー14、上記円形導波管13と上記ベルジャー1
4を周回するように配設され8.75×10-2T(87
5Gauss)の磁場強度を達成できるソレノイド・コ
イル15、上記ベルジャー14に接続され、矢印A方向
に高真空排気される試料室16、この試料室16と上記
ベルジャー14へ処理に必要なガスをそれぞれ矢印
B1 ,B2 方向から供給するガス導入管17、ウェハ1
8を載置するためのウェハ載置電極19、このウェハ載
置電極19に埋設され、チラー等の冷却設備から供給さ
れる冷媒を矢印C1 ,C2 方向に循環させてウェハ18
を所定の温度に冷却するための冷却配管20、上記ウェ
ハ載置電極19にRFバイアスを印加するため、ブロッ
キング・コンデンサ21等を介して接続されるRF電源
22等である。
【0020】ここで、上記ベルジャー14の内壁面のう
ちウェハ18の近傍部分には、S系材料層23を設け
た。このS系材料層23は、ベルジャー14の内壁面を
必ずしも連続的に周回している必要はなく、たとえばブ
ロック状や板状の固体を内壁面に不連続に配してなるも
のであっても良い。上記S系材料層23の具体例な構成
材料としては、イオウ(S),硫化シリコン(SiSま
たはSiS2 ),ポリチアジル〔(SN)x 〕等が挙げ
られる。また、S系材料層23の形成方法としては、適
当な方法にて成膜されたフィルムもしくはブロックから
切り出された板状体を貼着するか、電子ビーム蒸着やE
CRスパッタリングにより内壁面上に直接成膜する方法
等が考えられる。本実施例および後述の各実施例では、
電子ビーム蒸着により成膜されたSiS2 層を使用し
た。
ちウェハ18の近傍部分には、S系材料層23を設け
た。このS系材料層23は、ベルジャー14の内壁面を
必ずしも連続的に周回している必要はなく、たとえばブ
ロック状や板状の固体を内壁面に不連続に配してなるも
のであっても良い。上記S系材料層23の具体例な構成
材料としては、イオウ(S),硫化シリコン(SiSま
たはSiS2 ),ポリチアジル〔(SN)x 〕等が挙げ
られる。また、S系材料層23の形成方法としては、適
当な方法にて成膜されたフィルムもしくはブロックから
切り出された板状体を貼着するか、電子ビーム蒸着やE
CRスパッタリングにより内壁面上に直接成膜する方法
等が考えられる。本実施例および後述の各実施例では、
電子ビーム蒸着により成膜されたSiS2 層を使用し
た。
【0021】さらに、上記S系材料層23の内周側に
は、図示されない駆動手段により矢印D方向に昇降可能
とされた円筒形の昇降式シャッタ24を配設した。ここ
で、図6(a)は昇降式シャッタ24によりS系材料層
23がほぼ完全にECRプラズマPから遮蔽された状態
を示し(シャッタ開度0%)、図6(b)は上記昇降式
シャッタ14を下降させてS系材料層23の全面が露出
された状態(シャッタ開度100%)を示す。
は、図示されない駆動手段により矢印D方向に昇降可能
とされた円筒形の昇降式シャッタ24を配設した。ここ
で、図6(a)は昇降式シャッタ24によりS系材料層
23がほぼ完全にECRプラズマPから遮蔽された状態
を示し(シャッタ開度0%)、図6(b)は上記昇降式
シャッタ14を下降させてS系材料層23の全面が露出
された状態(シャッタ開度100%)を示す。
【0022】図7は、上記昇降式シャッタ24の配設状
態をより明確に示すために、ベルジャー14の内部を一
部破断して示す斜視図である。ベルジャー14の側壁
面、昇降式シャッタ24、ウェハ載置電極19は全て同
心的に配置されている。S系材料層23とECRプラズ
マPとの接触面積は、昇降式シャッタ24の矢印D方向
の昇降距離を変化させることにより任意に調節できる。
態をより明確に示すために、ベルジャー14の内部を一
部破断して示す斜視図である。ベルジャー14の側壁
面、昇降式シャッタ24、ウェハ載置電極19は全て同
心的に配置されている。S系材料層23とECRプラズ
マPとの接触面積は、昇降式シャッタ24の矢印D方向
の昇降距離を変化させることにより任意に調節できる。
【0023】上記昇降式シャッタ24は、ラジカルを消
費せず、かつエッチング反応系内に不要な汚染を惹起さ
せない材料を適宜選択して構成することができ、かかる
材料としてたとえばステンレス鋼、あるいはアルミナ等
のセラミクス系材料を使用することができる。本実施例
および後述の各実施例では、ステンレス鋼からなる昇降
式シャッタ24を採用した。
費せず、かつエッチング反応系内に不要な汚染を惹起さ
せない材料を適宜選択して構成することができ、かかる
材料としてたとえばステンレス鋼、あるいはアルミナ等
のセラミクス系材料を使用することができる。本実施例
および後述の各実施例では、ステンレス鋼からなる昇降
式シャッタ24を採用した。
【0024】次に、上述の有磁場マイクロ波プラズマ・
エッチング装置を用いて実際にGaAs/AlGaAs
選択エッチングを行った。このプロセスを、図1ないし
図5を参照しながら説明する。本実施例においてエッチ
ング・サンプルとして使用したウェハ18は、図1に示
されるように、半絶縁性GaAs基板1上にエピタキシ
ャル成長により形成され、バッファ層として機能する厚
さ約500nmのepi−GaAs層2、厚さ約2nm
のAlGaAs層3、Si等のn型不純物がドープされ
た厚さ約30nmのn+ −AlGaAs層4、同様にn
型不純物を含む厚さ約100nmのn+ −GaAs層
5、所定の形状にパターニングされたレジスト・マスク
(PR)6が順次積層されてなるものである。上記レジ
スト・マスク6のパターニングは、電子ビーム描画法に
よる露光と現像処理により行われており、開口部6aの
開口径は約300nmである。
エッチング装置を用いて実際にGaAs/AlGaAs
選択エッチングを行った。このプロセスを、図1ないし
図5を参照しながら説明する。本実施例においてエッチ
ング・サンプルとして使用したウェハ18は、図1に示
されるように、半絶縁性GaAs基板1上にエピタキシ
ャル成長により形成され、バッファ層として機能する厚
さ約500nmのepi−GaAs層2、厚さ約2nm
のAlGaAs層3、Si等のn型不純物がドープされ
た厚さ約30nmのn+ −AlGaAs層4、同様にn
型不純物を含む厚さ約100nmのn+ −GaAs層
5、所定の形状にパターニングされたレジスト・マスク
(PR)6が順次積層されてなるものである。上記レジ
スト・マスク6のパターニングは、電子ビーム描画法に
よる露光と現像処理により行われており、開口部6aの
開口径は約300nmである。
【0025】上記n+ −GaAs層5をエッチングする
ため、このウェハ18を上述の有磁場マイクロ波プラズ
マ・エッチング装置のウェハ載置電極19にセットし、
冷却配管20にエタノール冷媒を循環させた。エッチン
グ条件の一例を以下に示す。 SF6 流量 15SCCM Cl2 流量 15SCCM ガス圧 1.3Pa(10mTorr) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 20W(2MHz) ウェハ温度 −10℃ シャッタ開度 80% この過程では、SF6 およびCl2 から解離生成するF
* ,Cl* により、n+ −GaAs層5中のGaが主と
してGaCl3 の形で、またAsがAsF3 ,As
F5 ,AsCl3 等の形で除去された。このラジカル反
応は、S+ ,SFx ,Clx + 等の入射イオン・エネル
ギーにアシストされている。一方、S系材料層23から
はSが供給され、このSはイオンの垂直入射が原理的に
起こらないパターン側壁部に堆積して側壁保護膜7を形
成した。この結果、上記エッチングは異方的に進行し、
図2に示されるように、垂直壁を有するリセス5aが形
成された。
ため、このウェハ18を上述の有磁場マイクロ波プラズ
マ・エッチング装置のウェハ載置電極19にセットし、
冷却配管20にエタノール冷媒を循環させた。エッチン
グ条件の一例を以下に示す。 SF6 流量 15SCCM Cl2 流量 15SCCM ガス圧 1.3Pa(10mTorr) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 20W(2MHz) ウェハ温度 −10℃ シャッタ開度 80% この過程では、SF6 およびCl2 から解離生成するF
* ,Cl* により、n+ −GaAs層5中のGaが主と
してGaCl3 の形で、またAsがAsF3 ,As
F5 ,AsCl3 等の形で除去された。このラジカル反
応は、S+ ,SFx ,Clx + 等の入射イオン・エネル
ギーにアシストされている。一方、S系材料層23から
はSが供給され、このSはイオンの垂直入射が原理的に
起こらないパターン側壁部に堆積して側壁保護膜7を形
成した。この結果、上記エッチングは異方的に進行し、
図2に示されるように、垂直壁を有するリセス5aが形
成された。
【0026】n+ −AlGaAs層4が露出すると、そ
の表面にはAlFx (主としてx=3)が形成されてエ
ッチング速度が大幅に低下し、高選択比が得られた。
の表面にはAlFx (主としてx=3)が形成されてエ
ッチング速度が大幅に低下し、高選択比が得られた。
【0027】上記側壁保護膜7は、エッチング終了後に
ウェハ18を約90℃に加熱したところ、図3に示され
るように速やかに昇華除去され、ウェハ18上に何らパ
ーティクル汚染を惹起させることはなかった。さらに、
一例として電子ビーム蒸着により厚さ約200nmのA
l層を形成した。この蒸着は、微細な開口径を有するリ
セス5aの内部おいてステップ・カバレッジ(段差被覆
性)が劣化することを逆に利用したものであり、図4に
示されるように、レジスト・マスク6の表面には上部A
l層8a、リセス5a底部には後にゲート電極となる下
部Al層8bがそれぞれ形成された。
ウェハ18を約90℃に加熱したところ、図3に示され
るように速やかに昇華除去され、ウェハ18上に何らパ
ーティクル汚染を惹起させることはなかった。さらに、
一例として電子ビーム蒸着により厚さ約200nmのA
l層を形成した。この蒸着は、微細な開口径を有するリ
セス5aの内部おいてステップ・カバレッジ(段差被覆
性)が劣化することを逆に利用したものであり、図4に
示されるように、レジスト・マスク6の表面には上部A
l層8a、リセス5a底部には後にゲート電極となる下
部Al層8bがそれぞれ形成された。
【0028】この後、常法にしたがってレジスト・マス
ク6をリフト・オフすると、図5に示されるように上部
Al層8aも同時に除去され、リセス5a底部の下部A
l層8bのみを残すことができた。
ク6をリフト・オフすると、図5に示されるように上部
Al層8aも同時に除去され、リセス5a底部の下部A
l層8bのみを残すことができた。
【0029】実施例2 本実施例も、同じくHEMTのゲート・リセス加工の例
であるが、実施例1と異なり回転式シャッタを備えた有
磁場マイクロ波プラズマ・エッチング装置を使用し、エ
ッチング・ガスとしてはSF6 /HBr混合ガスを使用
した。
であるが、実施例1と異なり回転式シャッタを備えた有
磁場マイクロ波プラズマ・エッチング装置を使用し、エ
ッチング・ガスとしてはSF6 /HBr混合ガスを使用
した。
【0030】本実施例で使用した有磁場マイクロ波プラ
ズマ・エッチング装置は、概略断面図を示すと図6と同
様となるが、ベルジャー14の内部を一部破断して示す
斜視図は図8のようになる。すなわち、本実施例の装置
は、スリット状の開口部25aを有する円筒形の回転式
シャッタ25を備えており、またS系材料層23aも上
記開口部25aの開口パターンに倣って帯状に形成され
ている。上記回転式シャッタ25は、図示されない駆動
手段により矢印E方向に回転可能となされている。
ズマ・エッチング装置は、概略断面図を示すと図6と同
様となるが、ベルジャー14の内部を一部破断して示す
斜視図は図8のようになる。すなわち、本実施例の装置
は、スリット状の開口部25aを有する円筒形の回転式
シャッタ25を備えており、またS系材料層23aも上
記開口部25aの開口パターンに倣って帯状に形成され
ている。上記回転式シャッタ25は、図示されない駆動
手段により矢印E方向に回転可能となされている。
【0031】ここで、回転式シャッタ25とS系材料層
23aの位置関係について図9を参照しながら説明す
る。この図は、図8のF−F線断面図であり、(a)は
S系材料層23aが回転式シャッタ25に遮蔽された状
態(シャッタ開度0%)、(b)はS系材料層23aの
全面が開口部25aを介して露出された状態(シャッタ
開度100%)を示している。S系材料層23aとEC
RプラズマPとの接触面積は、回転式シャッタ25の回
転角を変化させることにより任意に調節できる。
23aの位置関係について図9を参照しながら説明す
る。この図は、図8のF−F線断面図であり、(a)は
S系材料層23aが回転式シャッタ25に遮蔽された状
態(シャッタ開度0%)、(b)はS系材料層23aの
全面が開口部25aを介して露出された状態(シャッタ
開度100%)を示している。S系材料層23aとEC
RプラズマPとの接触面積は、回転式シャッタ25の回
転角を変化させることにより任意に調節できる。
【0032】上述の有磁場マイクロ波プラズマ・エッチ
ング装置を使用して、実際にゲート・リセス加工を行っ
た。本実施例で使用したウェハ18は、前出の図1に示
したものと同じである(以下の実施例でも同じ。)。こ
のウェハ18を上述のウェハ載置電極上にセットし、一
例として下記の条件でn+ −GaAs層5をエッチング
した。
ング装置を使用して、実際にゲート・リセス加工を行っ
た。本実施例で使用したウェハ18は、前出の図1に示
したものと同じである(以下の実施例でも同じ。)。こ
のウェハ18を上述のウェハ載置電極上にセットし、一
例として下記の条件でn+ −GaAs層5をエッチング
した。
【0033】 SF6 流量 10SCCM HBr流量 15SCCM ガス圧 1.3Pa(10mTorr) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 20W(2MHz) ウェハ温度 −10℃ シャッタ開度 80% このエッチング過程では、SF6 およびHBrから解離
生成するF* ,Br* により、n+ −GaAs層5中の
Gaが主としてGaBr3 の形で、またAsがAs
F3 ,AsF5 ,AsBr3 等の形で除去された。側壁
保護膜7は、S系材料層23aから供給されるSにより
形成され、これにより高異方性加工が行われた。下地選
択性の達成機構等は、実施例1と同じである。
生成するF* ,Br* により、n+ −GaAs層5中の
Gaが主としてGaBr3 の形で、またAsがAs
F3 ,AsF5 ,AsBr3 等の形で除去された。側壁
保護膜7は、S系材料層23aから供給されるSにより
形成され、これにより高異方性加工が行われた。下地選
択性の達成機構等は、実施例1と同じである。
【0034】実施例3 本実施例も、同じくHEMTのゲート・リセス加工の例
であるが、ジャストエッチング工程とオーバーエッチン
グ工程との間でシャッタ開度を調節することにより、オ
ーバーエッチング工程におけるS/X比を相対的に大と
した。まず、図1に示されるウェハを実施例1で使用し
たものと同じRFバイアス印加型の有磁場マイクロ波プ
ラズマ・エッチング装置にセットし、一例として下記の
条件でn+ −GaAs層5をジャストエッチング状態ま
でエッチングした。
であるが、ジャストエッチング工程とオーバーエッチン
グ工程との間でシャッタ開度を調節することにより、オ
ーバーエッチング工程におけるS/X比を相対的に大と
した。まず、図1に示されるウェハを実施例1で使用し
たものと同じRFバイアス印加型の有磁場マイクロ波プ
ラズマ・エッチング装置にセットし、一例として下記の
条件でn+ −GaAs層5をジャストエッチング状態ま
でエッチングした。
【0035】 SF6 流量 15SCCM Cl2 流量 15SCCM ガス圧 1.3Pa(10mTorr) マイクロ波パワー 850W(2.45GHz) RFバイアス・パワー 20W(2MHz) ウェハ温度 −10℃ シャッタ開度 80%
【0036】次に、昇降式シャッタ24を操作すること
により、上記のエッチング条件のうちシャッタ開度のみ
を100%に増大させ、オーバーエッチングを行った。
オーバーエッチング工程では、被エッチング面積の減少
に伴ってハロゲン・ラジカルが相対的に過剰となる。し
かし、本実施例ではシャッタ開度が増大されることによ
りS系材料層23からのSの供給が促進されるので、側
壁保護効果やレジスト・マスク6に対する選択性は何ら
低下することがなく、リセス5aの良好な異方性形状を
維持することができた。
により、上記のエッチング条件のうちシャッタ開度のみ
を100%に増大させ、オーバーエッチングを行った。
オーバーエッチング工程では、被エッチング面積の減少
に伴ってハロゲン・ラジカルが相対的に過剰となる。し
かし、本実施例ではシャッタ開度が増大されることによ
りS系材料層23からのSの供給が促進されるので、側
壁保護効果やレジスト・マスク6に対する選択性は何ら
低下することがなく、リセス5aの良好な異方性形状を
維持することができた。
【0037】以上、本発明を3つの実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの各実施例に何ら限定され
るものではない。まず、上述の各実施例では化合物半導
体層の積層系としてGaAs/AlGaAs積層系を例
示したが、本発明は下層側にAlが含まれていれば従来
公知の他の化合物半導体の積層系にも適用可能である。
たとえば、GaP/AlGaP、InP/AlInP、
GaN/AlGaN、InAs/AlInAs等の2元
素系/3元素系の積層系、さらにあるいは3元素系/4
元素系等の積層系等のエッチングにも適用できる。
説明したが、本発明はこれらの各実施例に何ら限定され
るものではない。まず、上述の各実施例では化合物半導
体層の積層系としてGaAs/AlGaAs積層系を例
示したが、本発明は下層側にAlが含まれていれば従来
公知の他の化合物半導体の積層系にも適用可能である。
たとえば、GaP/AlGaP、InP/AlInP、
GaN/AlGaN、InAs/AlInAs等の2元
素系/3元素系の積層系、さらにあるいは3元素系/4
元素系等の積層系等のエッチングにも適用できる。
【0038】上述の各実施例ではフッ素系化合物として
SF6 を使用したが、これをF2 ,NF3 ,ClF3 等
に代えても良い。上記フッ素系化合物に加えてエッチン
グ・ガスを構成する化合物としては、上述のCl2 ,H
Brの他、HCl,BCl3 ,Br2 ,BBr3 等を挙
げることができる。また、エッチング・ガスにHe,A
r等の希ガスを添加して、冷却効果,スパッタリング効
果,希釈効果等を得るようにしても良い。
SF6 を使用したが、これをF2 ,NF3 ,ClF3 等
に代えても良い。上記フッ素系化合物に加えてエッチン
グ・ガスを構成する化合物としては、上述のCl2 ,H
Brの他、HCl,BCl3 ,Br2 ,BBr3 等を挙
げることができる。また、エッチング・ガスにHe,A
r等の希ガスを添加して、冷却効果,スパッタリング効
果,希釈効果等を得るようにしても良い。
【0039】オーバーエッチング時には、RFバイアス
のパワーを低下させたり、RF周波数を増大させること
により、より優れた対下地選択性および低ダメージ性を
達成することも可能である。昇降式シャッタ24もしく
は回転式シャッタ25の表面に堆積したSは、予めこれ
らシャッタ部材に加熱機構を付与しておき、これを1回
のエッチングが終了するごとに作動させて昇華除去する
か、あるいは枚葉処理の合間にプラズマ・クリーニング
を行うこと等により除去することができる。これらの対
策は、エッチング反応系のS/X比の過度の上昇を防止
する上で有効である。
のパワーを低下させたり、RF周波数を増大させること
により、より優れた対下地選択性および低ダメージ性を
達成することも可能である。昇降式シャッタ24もしく
は回転式シャッタ25の表面に堆積したSは、予めこれ
らシャッタ部材に加熱機構を付与しておき、これを1回
のエッチングが終了するごとに作動させて昇華除去する
か、あるいは枚葉処理の合間にプラズマ・クリーニング
を行うこと等により除去することができる。これらの対
策は、エッチング反応系のS/X比の過度の上昇を防止
する上で有効である。
【0040】さらに、本発明はAl含有/非Al含有化
合物半導体の積層系の選択エッチングが必要とされるプ
ロセスであれば、上述のようなHEMTの製造に限られ
ず、たとえばレーザー素子の加工等にも適用可能であ
る。
合物半導体の積層系の選択エッチングが必要とされるプ
ロセスであれば、上述のようなHEMTの製造に限られ
ず、たとえばレーザー素子の加工等にも適用可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を適用すれば、GaAs/AlGaAs積層系に代表
されるAl含有/非Al含有化合物半導体の積層系の選
択異方性エッチングを、CFC系ガスを使用することな
く行うことが可能となり、まず脱CFC対策としての意
義が極めて大きい。このプロセスにおける高異方性,高
選択性は、Sの堆積により達成される。このSは、プラ
ズマ装置の処理チャンバの内壁部に設けられたS系材料
層から、プラズマとの接触面積に応じた量にて供給され
る。しかも、Sはウェハを加熱すれば昇華除去できるた
め、パーティクル汚染を惹起させない。
明を適用すれば、GaAs/AlGaAs積層系に代表
されるAl含有/非Al含有化合物半導体の積層系の選
択異方性エッチングを、CFC系ガスを使用することな
く行うことが可能となり、まず脱CFC対策としての意
義が極めて大きい。このプロセスにおける高異方性,高
選択性は、Sの堆積により達成される。このSは、プラ
ズマ装置の処理チャンバの内壁部に設けられたS系材料
層から、プラズマとの接触面積に応じた量にて供給され
る。しかも、Sはウェハを加熱すれば昇華除去できるた
め、パーティクル汚染を惹起させない。
【0042】本発明では、Sの供給量をシャッタ部材の
操作により機械的に制御できるため、プロセス途中でエ
ッチング反応系のS/X比を変化させることも容易であ
る。また、側壁保護用のSをS系材料層から供給させる
ことにより、エッチング・ガスとしては安定で安価な汎
用のフッ素系化合物,塩素系化合物,臭素系化合物が使
用できるようになり、経済上のメリットも大きい。
操作により機械的に制御できるため、プロセス途中でエ
ッチング反応系のS/X比を変化させることも容易であ
る。また、側壁保護用のSをS系材料層から供給させる
ことにより、エッチング・ガスとしては安定で安価な汎
用のフッ素系化合物,塩素系化合物,臭素系化合物が使
用できるようになり、経済上のメリットも大きい。
【0043】したがって、本発明はたとえば化合物半導
体を利用した半導体装置を微細なデザイン・ルールにも
とづいて製造する上で極めて有効であり、さらにこれを
高集積化してMMIC等を構成することにも多大な寄与
をなすものである。
体を利用した半導体装置を微細なデザイン・ルールにも
とづいて製造する上で極めて有効であり、さらにこれを
高集積化してMMIC等を構成することにも多大な寄与
をなすものである。
【図1】本発明をHEMTのゲート・リセス加工に適用
したプロセス例において、n+ −GaAs層の上にレジ
スト・マスクが形成された状態を示す概略断面図であ
る。
したプロセス例において、n+ −GaAs層の上にレジ
スト・マスクが形成された状態を示す概略断面図であ
る。
【図2】図1のn+ −GaAs層が側壁保護膜の形成を
伴いながらエッチングされ、リセスが形成された状態を
示す概略断面図である。
伴いながらエッチングされ、リセスが形成された状態を
示す概略断面図である。
【図3】図2の側壁保護膜が除去された状態を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図4】レジスト・マスクの表面とリセスの底面にAl
層が被着された状態を示す概略断面図である。
層が被着された状態を示す概略断面図である。
【図5】レジスト・マスクとその表面の上部Al層が除
去され、リセスの底面にのみ下部Al層(ゲート電極)
が残された状態を示す概略断面図である。
去され、リセスの底面にのみ下部Al層(ゲート電極)
が残された状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明のドライエッチング方法を実施するにあ
たり使用されるRFバイアス印加型の有磁場マイクロ波
プラズマ・エッチング装置の一構成例を示す概略断面図
であり、(a)は昇降式シャッタのシャッタ開度が0%
の場合、(b)はシャッタ開度が100%の場合をそれ
ぞれ表す。
たり使用されるRFバイアス印加型の有磁場マイクロ波
プラズマ・エッチング装置の一構成例を示す概略断面図
であり、(a)は昇降式シャッタのシャッタ開度が0%
の場合、(b)はシャッタ開度が100%の場合をそれ
ぞれ表す。
【図7】図6に示される有磁場マイクロ波プラズマ・エ
ッチング装置の昇降式シャッタおよびその周辺部材を一
部破断して示す概略斜視図である。
ッチング装置の昇降式シャッタおよびその周辺部材を一
部破断して示す概略斜視図である。
【図8】本発明のドライエッチング方法を実施するにあ
たり使用されるRFバイアス印加型の有磁場マイクロ波
プラズマ・エッチング装置の他の構成例において、回転
式シャッタおよびその周辺部材を一部破断して示す概略
斜視図である。
たり使用されるRFバイアス印加型の有磁場マイクロ波
プラズマ・エッチング装置の他の構成例において、回転
式シャッタおよびその周辺部材を一部破断して示す概略
斜視図である。
【図9】図8のF−F線断面図であり、(a)は回転式
シャッタのシャッタ開度が0%の場合、(b)はシャッ
タ開度が100%の場合をそれぞれ表す。
シャッタのシャッタ開度が0%の場合、(b)はシャッ
タ開度が100%の場合をそれぞれ表す。
1 ・・・半絶縁性GaAs基板 2 ・・・epi−GaAs層 3 ・・・AlGaAs層 4 ・・・n+ −AlGaAs層 5 ・・・n+ −GaAs層 5a ・・・リセス 6 ・・・レジスト・マスク 6a ・・・開口部 7 ・・・側壁保護膜(S) 8a ・・・上部Al層 8b ・・・下部Al層(ゲート電極) 14 ・・・ベルジャー 16 ・・・試料室 18 ・・・ウェハ 19 ・・・ウェハ載置電極 23,23a・・・S系材料層 24 ・・・昇降式シャッタ 25 ・・・回転式シャッタ 25a ・・・開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 Alを含む化合物半導体層の上に積層さ
れたAlを含まない化合物半導体層を選択的に除去する
ドライエッチング方法において、 処理チャンバの内壁部の少なくとも一部がイオウ系材料
層により被覆されてなり、かつ該イオウ系材料層とプラ
ズマとの接触面積を可変となし得るシャッタ部材を備え
たプラスマ装置に少なくともフッ素系化合物を含むエッ
チング・ガスを導入し、前記イオウ系材料層から前記接
触面積に応じて供給されるイオウおよび/またはイオウ
系材料を被エッチング基板の表面に堆積させながらエッ
チングを行うことを特徴とするドライエッチング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3329710A JPH05144784A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ドライエツチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3329710A JPH05144784A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ドライエツチング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05144784A true JPH05144784A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=18224409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3329710A Withdrawn JPH05144784A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | ドライエツチング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05144784A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06232101A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Nec Corp | 電子ビーム励起ドライエッチングにおける選択エッチング方法 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP3329710A patent/JPH05144784A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06232101A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-19 | Nec Corp | 電子ビーム励起ドライエッチングにおける選択エッチング方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5266154A (en) | Dry etching method | |
| US9570317B2 (en) | Microelectronic method for etching a layer | |
| US20040192043A1 (en) | Surface treatment method for a compound semiconductor layer and method of fabrication of a semiconductor device | |
| US7442651B2 (en) | Plasma etching method | |
| JP3298161B2 (ja) | ドライエッチング方法 | |
| TW202111806A (zh) | 乾蝕刻化合物材料的方法 | |
| JP3331819B2 (ja) | 化合物半導体のプラズマエッチング方法 | |
| US20030077910A1 (en) | Etching of thin damage sensitive layers using high frequency pulsed plasma | |
| JP3729869B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH05144784A (ja) | ドライエツチング方法 | |
| JP3186264B2 (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JP3250269B2 (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JP3282243B2 (ja) | ドライエッチング方法 | |
| Kojima et al. | Dual-frequency superimposed RF capacitive-coupled plasma etch process | |
| JPH06224158A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JPH05166764A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JP3263852B2 (ja) | プラズマ装置およびこれを用いたドライエッチング方法 | |
| Peralagu et al. | Towards a Vertical and Damage Free Post-Etch InGaAs Fin Profile: Dry Etch Processing, Sidewall Damage Assessment and Mitigation Options | |
| JPH05198539A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| Agarwala et al. | Characterization of selective reactive ion etching effects on delta-doped GaAs/AlGaAs MODFET layers | |
| JPH05198536A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JP3038984B2 (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JPH05166765A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| JPH06310467A (ja) | ドライエッチング方法 | |
| CN120149161A (zh) | 一种半导体器件及其制造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |