JPH05146508A - 熱交換器および貯血槽 - Google Patents
熱交換器および貯血槽Info
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- JPH05146508A JPH05146508A JP3087831A JP8783191A JPH05146508A JP H05146508 A JPH05146508 A JP H05146508A JP 3087831 A JP3087831 A JP 3087831A JP 8783191 A JP8783191 A JP 8783191A JP H05146508 A JPH05146508 A JP H05146508A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 貯血槽1は、内部に血液を貯留する貯血空間
5を有するハウジング2と、血液を加温又は冷却する熱
交換器9とを有する。熱交換器9は、下方の貯血空間5
内に平行にかつ水平面Hに対し所定角度傾斜して架設さ
れた金属製の複数の管体10を有する。各管体10の鉛
直方向上方部付近における、ハウジングの内壁34とこ
れに隣接する管体10との間には、気泡が浮上しうる通
路36が鉛直方向に形成されている。各管体10の両端
は、各々筺体14内の熱媒体室16および筺体15内の
熱媒体室17に連通している。貯血空間5をプライミン
グした際、プライミング液中に混入している気泡は、各
管体10の傾斜に沿って斜め上方に集まり、更に通路3
6を通って浮上し、排出される。 【効果】 気泡の除去性能に優れ、熱交換効率が高い。
5を有するハウジング2と、血液を加温又は冷却する熱
交換器9とを有する。熱交換器9は、下方の貯血空間5
内に平行にかつ水平面Hに対し所定角度傾斜して架設さ
れた金属製の複数の管体10を有する。各管体10の鉛
直方向上方部付近における、ハウジングの内壁34とこ
れに隣接する管体10との間には、気泡が浮上しうる通
路36が鉛直方向に形成されている。各管体10の両端
は、各々筺体14内の熱媒体室16および筺体15内の
熱媒体室17に連通している。貯血空間5をプライミン
グした際、プライミング液中に混入している気泡は、各
管体10の傾斜に沿って斜め上方に集まり、更に通路3
6を通って浮上し、排出される。 【効果】 気泡の除去性能に優れ、熱交換効率が高い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体外血液循環回路に設
置され、血液を加温または冷却する熱交換器およびこれ
を備える貯血槽に関する。
置され、血液を加温または冷却する熱交換器およびこれ
を備える貯血槽に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、心臓外科手術においては、送血
ポンプを作動して患者の静脈より脱血し、人工肺により
ガス交換を行なった後、この血液を再び患者の動脈に戻
すという人工肺体外血液循環が行なわれる。この人工肺
体外血液循環回路には、脱血した血液を一時的に貯留し
ておく貯血槽と、血液の温度を調整する熱交換器とが設
置される。
ポンプを作動して患者の静脈より脱血し、人工肺により
ガス交換を行なった後、この血液を再び患者の動脈に戻
すという人工肺体外血液循環が行なわれる。この人工肺
体外血液循環回路には、脱血した血液を一時的に貯留し
ておく貯血槽と、血液の温度を調整する熱交換器とが設
置される。
【0003】貯血槽は、回路内の血液量を調整し、返血
量を一定に保つための緩衝機能を有するとともに、脱血
した血液の除泡能をも有している。
量を一定に保つための緩衝機能を有するとともに、脱血
した血液の除泡能をも有している。
【0004】また、熱交換器は、例えば、手術中には血
液の温度を20℃程度に冷却し、手術終了時には血液を
加温して体温に戻すように使用される。
液の温度を20℃程度に冷却し、手術終了時には血液を
加温して体温に戻すように使用される。
【0005】このような体外血液循環回路においては、
患者の負担を軽減するために、回路内における血液のプ
ライミング量をできるだけ少なくすることが課題とされ
ており、そのため、熱交換器を内蔵した貯血槽が開発さ
れている。この貯血槽は、内部に貯血空間を有するハウ
ジングを有し、前記貯血空間内にコイル状の金属管を設
置し、この金属管内に熱交換用の媒体(以下、熱媒体と
いう)を通し、金属管の管壁を介して熱媒体と血液との
熱交換を行なうことにより、貯血空間内の血液を加温ま
たは冷却するものである。
患者の負担を軽減するために、回路内における血液のプ
ライミング量をできるだけ少なくすることが課題とされ
ており、そのため、熱交換器を内蔵した貯血槽が開発さ
れている。この貯血槽は、内部に貯血空間を有するハウ
ジングを有し、前記貯血空間内にコイル状の金属管を設
置し、この金属管内に熱交換用の媒体(以下、熱媒体と
いう)を通し、金属管の管壁を介して熱媒体と血液との
熱交換を行なうことにより、貯血空間内の血液を加温ま
たは冷却するものである。
【0006】また、さらに熱交換効率を向上するため、
コイル状の金属管に代え、平行に配設された複数の金属
製直管を用いた熱交換器およびこれを内蔵する貯血槽も
開発されている。
コイル状の金属管に代え、平行に配設された複数の金属
製直管を用いた熱交換器およびこれを内蔵する貯血槽も
開発されている。
【0007】このような熱交換器および貯血槽では、熱
交換効率を高めるために、直管の配設密度を高くすると
ともに、ハウジング内壁とこれに隣接する直管との間隙
距離を小さくし、チャネリングを防止することが必要で
あるが、そのため、次のような問題が生じる。
交換効率を高めるために、直管の配設密度を高くすると
ともに、ハウジング内壁とこれに隣接する直管との間隙
距離を小さくし、チャネリングを防止することが必要で
あるが、そのため、次のような問題が生じる。
【0008】すなわち、体外血液循環を開始するのに先
立って、血液循環回路内を生理食塩水のようなプライミ
ング液にてプライミングするが、プライミング液自体が
気泡を含んでいたり、あるいはチューブや部材の接合部
で発生した気泡がプライミング液に混入したりすること
があり、それらの気泡は直管同士の間隙や直管とハウジ
ング内壁との間隙を通って浮上することができず、熱交
換器内に残留する。
立って、血液循環回路内を生理食塩水のようなプライミ
ング液にてプライミングするが、プライミング液自体が
気泡を含んでいたり、あるいはチューブや部材の接合部
で発生した気泡がプライミング液に混入したりすること
があり、それらの気泡は直管同士の間隙や直管とハウジ
ング内壁との間隙を通って浮上することができず、熱交
換器内に残留する。
【0009】このような気泡の残留があると、体外血液
循環を開始した際に、動脈に返血する血液中にその気泡
が混入するおそれが生じ、生体にとって非常に危険であ
る。また、このような気泡を除去するために、熱交換器
や貯血槽に揺動、振動を与えることが行なわれるが、装
置が複雑化する上、十分な効果が得られるものではなか
った。
循環を開始した際に、動脈に返血する血液中にその気泡
が混入するおそれが生じ、生体にとって非常に危険であ
る。また、このような気泡を除去するために、熱交換器
や貯血槽に揺動、振動を与えることが行なわれるが、装
置が複雑化する上、十分な効果が得られるものではなか
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、気泡
の残留が生じない熱交換器および貯血槽を提供すること
にある。
の残留が生じない熱交換器および貯血槽を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(3)の本発明により達成される。 (1)内部に貯血空間が形成されたハウジングと、前記
貯血空間に連通する血液流入口および血液流出口と、前
記貯血空間内に架設され、主に直管部で構成される複数
の管体と、該管体内に熱媒体を供給する熱媒体供給部
と、前記管体内を通過した熱媒体を排出する熱媒体排出
部とを備える熱交換器であって、前記各管体の直管部
が、水平面に対し傾斜して設置され、かつ、この傾斜し
た各直管部の鉛直方向上方部付近において、前記ハウジ
ングの内壁と、該内壁に隣接する直管部との間に、気泡
が浮上しうる通路が形成されていることを特徴とする熱
交換器。
(1)〜(3)の本発明により達成される。 (1)内部に貯血空間が形成されたハウジングと、前記
貯血空間に連通する血液流入口および血液流出口と、前
記貯血空間内に架設され、主に直管部で構成される複数
の管体と、該管体内に熱媒体を供給する熱媒体供給部
と、前記管体内を通過した熱媒体を排出する熱媒体排出
部とを備える熱交換器であって、前記各管体の直管部
が、水平面に対し傾斜して設置され、かつ、この傾斜し
た各直管部の鉛直方向上方部付近において、前記ハウジ
ングの内壁と、該内壁に隣接する直管部との間に、気泡
が浮上しうる通路が形成されていることを特徴とする熱
交換器。
【0012】(2)前記各管体は平行に配置された直管
であり、各直管の両端の開口を閉塞することなく各直管
の両端部を隔壁により支持してなる上記(1)に記載の
熱交換器。
であり、各直管の両端の開口を閉塞することなく各直管
の両端部を隔壁により支持してなる上記(1)に記載の
熱交換器。
【0013】(3)上記(1)または(2)に記載の熱
交換器を備えることを特徴とする貯血槽。
交換器を備えることを特徴とする貯血槽。
【0014】
【作用】このような構成の本発明によれば、貯血空間内
に架設された各管体の直管部が、水平面に対し傾斜して
いるため、管体より下方の空間、管体同士の間隙および
管体とハウジング内壁との間隙に存在する微小な気泡
は、各直管部の傾斜に沿って斜め上方へ移動し、各直管
部の鉛直方向上方部付近に集まる。
に架設された各管体の直管部が、水平面に対し傾斜して
いるため、管体より下方の空間、管体同士の間隙および
管体とハウジング内壁との間隙に存在する微小な気泡
は、各直管部の傾斜に沿って斜め上方へ移動し、各直管
部の鉛直方向上方部付近に集まる。
【0015】そして、この直管部の鉛直方向上方部付近
には、ハウジグの内壁と該内壁に隣接する直管部との間
に通路が形成されているため、集まった気泡は、この通
路を通って浮上し熱交換器の上方に排出される。
には、ハウジグの内壁と該内壁に隣接する直管部との間
に通路が形成されているため、集まった気泡は、この通
路を通って浮上し熱交換器の上方に排出される。
【0016】なお、この通路は、ハウジング内壁の幅方
向全域にわたって形成されているのではなく、ハウジン
グ内壁の全幅に対し一部であるため、通路内を流れる血
液の量は少なく、よって、チャネリングによる熱交換効
率の低下はほとんどない。
向全域にわたって形成されているのではなく、ハウジン
グ内壁の全幅に対し一部であるため、通路内を流れる血
液の量は少なく、よって、チャネリングによる熱交換効
率の低下はほとんどない。
【0017】
【発明の構成】以下、本発明の熱交換器および貯血槽
を、添付図面に示す好適実施例に基いて詳細に説明す
る。
を、添付図面に示す好適実施例に基いて詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本発明の貯血槽の構成例を示す斜
視図、図2は、図1中のA−A線での断面図、図3は、
図2中のB−B線での断面図、図4は、図2中のC−C
線での断面図である。これらの図に示すように、本発明
の貯血槽1は、ハウジング本体3と蓋体4とで構成され
るハウジング2を有する。このハウジング2の内部に
は、血液を貯留する貯血空間5が形成されている。
視図、図2は、図1中のA−A線での断面図、図3は、
図2中のB−B線での断面図、図4は、図2中のC−C
線での断面図である。これらの図に示すように、本発明
の貯血槽1は、ハウジング本体3と蓋体4とで構成され
るハウジング2を有する。このハウジング2の内部に
は、血液を貯留する貯血空間5が形成されている。
【0019】ハウジング本体3は、図3中上部右側に突
出部31を有する箱形をなしている。
出部31を有する箱形をなしている。
【0020】蓋体4は、ハウジング本体3の上部開口を
覆うように載置されており、貯血空間5を密封するので
はなく、例えば、ハウジング本体3と蓋体4との隙間を
介して貯血空間5と外部とが通気可能なようになってい
る。これにより、貯血空間5内の貯血量が増減可能とな
る。なお、ハウジング2に、貯血空間5と外部とを連通
する通気口(図示せず)を設置してもよい。
覆うように載置されており、貯血空間5を密封するので
はなく、例えば、ハウジング本体3と蓋体4との隙間を
介して貯血空間5と外部とが通気可能なようになってい
る。これにより、貯血空間5内の貯血量が増減可能とな
る。なお、ハウジング2に、貯血空間5と外部とを連通
する通気口(図示せず)を設置してもよい。
【0021】蓋体4には、貯血空間5に連通する管状の
血液流入口6が固着されている。この血液流入口6は、
例えば、体外血液循環回路における脱血ラインのチュー
ブに接続される。
血液流入口6が固着されている。この血液流入口6は、
例えば、体外血液循環回路における脱血ラインのチュー
ブに接続される。
【0022】また、ハウジング本体3の下部には、貯血
空間5に連通する管状の血液流出口7が形成されてい
る。この血液流出口7は、例えば、体外血液循環回路に
おける人工肺等へのチューブに接続される。
空間5に連通する管状の血液流出口7が形成されてい
る。この血液流出口7は、例えば、体外血液循環回路に
おける人工肺等へのチューブに接続される。
【0023】貯血空間5の容積は特に限定されないが、
成人用では3000〜5000ml程度、小児用では10
00〜2000ml程度とするのが好ましい。
成人用では3000〜5000ml程度、小児用では10
00〜2000ml程度とするのが好ましい。
【0024】また、後述する管体10が配設されている
部分の空間(管体10同士の間隙および管体10とハウ
ジング内壁との間隙)およびそれより下方の空間51を
合計した貯血空間の実質容積が約300ml以下、特に、
100〜200ml程度(成人用)であるのが好ましい。
このような小さい容積とすることができるのは、後述す
るように、熱交換器9が小型で高性能であるからであ
り、よって、貯血槽の最低限界貯血量を従来より少なく
することができ、回路のプライミング量の減少に寄与す
る。
部分の空間(管体10同士の間隙および管体10とハウ
ジング内壁との間隙)およびそれより下方の空間51を
合計した貯血空間の実質容積が約300ml以下、特に、
100〜200ml程度(成人用)であるのが好ましい。
このような小さい容積とすることができるのは、後述す
るように、熱交換器9が小型で高性能であるからであ
り、よって、貯血槽の最低限界貯血量を従来より少なく
することができ、回路のプライミング量の減少に寄与す
る。
【0025】ハウジング本体3および蓋体4の構成材料
としては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル−スチレン共
重合体、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体等を
挙げることができ、このなかでも特に、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニルが好ましい。
としては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル−スチレン共
重合体、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体等を
挙げることができ、このなかでも特に、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニルが好ましい。
【0026】また、ハウジング本体3および蓋体4は、
貯血量を目視で確認することができるように、透明であ
るのが好ましい。
貯血量を目視で確認することができるように、透明であ
るのが好ましい。
【0027】なお、ハウジング本体3の側面には、貯血
量を示す目盛り(図示せず)を設けることもできる。
量を示す目盛り(図示せず)を設けることもできる。
【0028】ハウジング本体3の突出部31の図中下方
には、水平面に対し例えば1〜45°程度傾斜した傾斜
面32が形成されている。
には、水平面に対し例えば1〜45°程度傾斜した傾斜
面32が形成されている。
【0029】また、突出部31における貯血空間5に
は、血液流入口6から流入した血液中に含まれる気泡を
除去する消泡部材8が設置されている。この消泡部材8
は、その両側端部を、ハウジング本体3の対向する内壁
にそれぞれ一対づつ形成されたリブ33間に挿入するこ
とにより固定されている。また、消泡部材8の下端は、
傾斜面32に接触している。
は、血液流入口6から流入した血液中に含まれる気泡を
除去する消泡部材8が設置されている。この消泡部材8
は、その両側端部を、ハウジング本体3の対向する内壁
にそれぞれ一対づつ形成されたリブ33間に挿入するこ
とにより固定されている。また、消泡部材8の下端は、
傾斜面32に接触している。
【0030】この消泡部材8としては、例えば、発泡ポ
リウレタン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、
発泡ポリスチレン等の発泡体、織布、不織布、メッシ
ュ、または、多孔質セラミックスのような多孔質材等を
挙げることができ、そのなかでも特に、発泡ポリウレタ
ン、発泡ポリエチレンが好ましい。
リウレタン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、
発泡ポリスチレン等の発泡体、織布、不織布、メッシ
ュ、または、多孔質セラミックスのような多孔質材等を
挙げることができ、そのなかでも特に、発泡ポリウレタ
ン、発泡ポリエチレンが好ましい。
【0031】消泡部材8として、発泡体や多孔質材を用
いる場合、その孔径は20μm 〜5mm程度、特に、30
μm 〜2mm程度とするのが好ましい。
いる場合、その孔径は20μm 〜5mm程度、特に、30
μm 〜2mm程度とするのが好ましい。
【0032】このような貯血槽1は、本発明の熱交換器
9を備えている。この熱交換器9は、貯血空間5に貯留
された血液を必要に応じ加温または冷却するものであ
る。
9を備えている。この熱交換器9は、貯血空間5に貯留
された血液を必要に応じ加温または冷却するものであ
る。
【0033】熱交換器9は、貯血空間5内に架設された
複数の熱交換用の管体10と、これらの管体10を支持
する一対の隔壁11と、各管体10内に熱媒体を供給す
る熱媒体供給部12と、各管体10内を通過した熱媒体
を排出する熱媒体排出部13とを備えている。以下、熱
交換器9の各構成要素について説明する。
複数の熱交換用の管体10と、これらの管体10を支持
する一対の隔壁11と、各管体10内に熱媒体を供給す
る熱媒体供給部12と、各管体10内を通過した熱媒体
を排出する熱媒体排出部13とを備えている。以下、熱
交換器9の各構成要素について説明する。
【0034】管体10は、主に直管部で構成されるもの
であり、図示の構成例では、直管である。なお、本発明
における管体は、直管に限らず、例えば、直管の途中を
折り返すように屈曲させたU字管や、直管の途中を例え
ば開き角度が160〜175°程度の山型に屈曲させた
V字管のように、直管部が大半を占めるものであればい
かなるものでもよい。
であり、図示の構成例では、直管である。なお、本発明
における管体は、直管に限らず、例えば、直管の途中を
折り返すように屈曲させたU字管や、直管の途中を例え
ば開き角度が160〜175°程度の山型に屈曲させた
V字管のように、直管部が大半を占めるものであればい
かなるものでもよい。
【0035】各管体10は、それぞれ、平行に設置さ
れ、かつ、水平面(血液の液面)Hに対し、所定角度傾
斜して設置されている。
れ、かつ、水平面(血液の液面)Hに対し、所定角度傾
斜して設置されている。
【0036】管体10の水平面Hに対する傾斜角度θ
は、3〜20°程度、特に、5〜15°程度とするのが
好ましい。θが3°未満であると、気泡が管体10の傾
斜に沿って上方に移動し難くなり、また、θが20°を
超えても、それ以上効果が向上せず、むしろ製造上困難
になるからである。
は、3〜20°程度、特に、5〜15°程度とするのが
好ましい。θが3°未満であると、気泡が管体10の傾
斜に沿って上方に移動し難くなり、また、θが20°を
超えても、それ以上効果が向上せず、むしろ製造上困難
になるからである。
【0037】なお、このよう管体10の傾斜等により、
血液流出口7付近には、管体10が存在しない空間51
があるのが好ましい。これにより、血液流出口7から血
液が流出する際の圧力損失が減少し、また、血液が貯血
空間5内で循環して滞留するのを防止することができ
る。
血液流出口7付近には、管体10が存在しない空間51
があるのが好ましい。これにより、血液流出口7から血
液が流出する際の圧力損失が減少し、また、血液が貯血
空間5内で循環して滞留するのを防止することができ
る。
【0038】本発明の熱交換器9は、小型で熱交換効率
の高いものであり、そのために、管体10を下記のよう
な条件とするのが好ましい。
の高いものであり、そのために、管体10を下記のよう
な条件とするのが好ましい。
【0039】管体10は、熱伝導率の高い材料、例え
ば、ステンレス鋼、アルミニウム、銅、チタン等の金属
で構成されている。
ば、ステンレス鋼、アルミニウム、銅、チタン等の金属
で構成されている。
【0040】管体10の寸法は、外径が0.5〜10mm
程度、特に2〜5mm程度であるのが好ましく、有効長が
50〜300mm程度、特に、70〜150mm程度である
のが好ましい。また、管体10の内壁には、熱媒体に旋
回流を生じさせるためのらせん状部材(図示せず)が配
設されていてもよい。
程度、特に2〜5mm程度であるのが好ましく、有効長が
50〜300mm程度、特に、70〜150mm程度である
のが好ましい。また、管体10の内壁には、熱媒体に旋
回流を生じさせるためのらせん状部材(図示せず)が配
設されていてもよい。
【0041】管体10の配設本数は、10〜2000本
程度、特に、50〜1000本程度とするのが好まし
い。
程度、特に、50〜1000本程度とするのが好まし
い。
【0042】管体10の配設密度は全体にわたり均一で
あるのが好ましく、隣接する管体10同士の最小間隙距
離が0.3〜3.0mm程度、特に、0.6〜2.0mm程
度であるのが好ましい。この間隙距離が0.3mm未満で
あると血液の流通が困難となり、また、3.0mmを超え
ると間隙を通過する血液の速度が速くなり、管体10の
配設本数等の他の条件によっては、熱媒体との熱交換が
不十分となる。
あるのが好ましく、隣接する管体10同士の最小間隙距
離が0.3〜3.0mm程度、特に、0.6〜2.0mm程
度であるのが好ましい。この間隙距離が0.3mm未満で
あると血液の流通が困難となり、また、3.0mmを超え
ると間隙を通過する血液の速度が速くなり、管体10の
配設本数等の他の条件によっては、熱媒体との熱交換が
不十分となる。
【0043】後述する通路36以外の部分における、ハ
ウジング本体3の内壁34と、該内壁34に隣接する管
体10との間の間隙距離は、0.2〜3.0mm程度、特
に、0.3〜2.0mm程度とするのが好ましい。この間
隙距離が0.2mm未満であると、その部分に気泡がトラ
ップされ易くなり、また、3.0mmを超えると、この間
隙を血液が優先的に流通し、すなわちチャネリングを生
じ、熱交換効率が低下する。
ウジング本体3の内壁34と、該内壁34に隣接する管
体10との間の間隙距離は、0.2〜3.0mm程度、特
に、0.3〜2.0mm程度とするのが好ましい。この間
隙距離が0.2mm未満であると、その部分に気泡がトラ
ップされ易くなり、また、3.0mmを超えると、この間
隙を血液が優先的に流通し、すなわちチャネリングを生
じ、熱交換効率が低下する。
【0044】なお、管体10は、横断面が円形のものに
限らず、例えば、楕円形や、三角形、四角形、六角形、
八角形等の多角形であってもよい。
限らず、例えば、楕円形や、三角形、四角形、六角形、
八角形等の多角形であってもよい。
【0045】このような管体10は、両端の開口を閉塞
することなく、その両端部を一対の隔壁11に埋設し、
液密に固着することにより支持されている。この隔壁1
1は、例えば、ポリウレタン、シリコーンゴム、エポキ
シ樹脂等の高分子材料よりなるポッティング材で構成さ
れているのが好ましい。これにより、各管体10の固定
が確実になされ、隔壁11の液密性も保持される。
することなく、その両端部を一対の隔壁11に埋設し、
液密に固着することにより支持されている。この隔壁1
1は、例えば、ポリウレタン、シリコーンゴム、エポキ
シ樹脂等の高分子材料よりなるポッティング材で構成さ
れているのが好ましい。これにより、各管体10の固定
が確実になされ、隔壁11の液密性も保持される。
【0046】また、隔壁11の厚さは、5〜50mm程度
が好ましく、より好ましくは10〜30mm程度とされ
る。
が好ましく、より好ましくは10〜30mm程度とされ
る。
【0047】管体10の一端側には熱媒体供給部12が
設けられ、他端側には熱媒体排出部13が設けられてい
る。
設けられ、他端側には熱媒体排出部13が設けられてい
る。
【0048】熱媒体供給部12は、ハウジング本体3の
側面に液密に固着された筺体14を有し、この筺体14
と前記隔壁11とで熱媒体室16が規制される。また、
筺体14には、熱媒体室16に連通する管状の熱媒体流
入口18が設置されている。
側面に液密に固着された筺体14を有し、この筺体14
と前記隔壁11とで熱媒体室16が規制される。また、
筺体14には、熱媒体室16に連通する管状の熱媒体流
入口18が設置されている。
【0049】熱媒体排出部13は、ハウジング本体3の
側面に液密に固着された筺体15を有し、この筺体15
と前記隔壁11とで熱媒体室17が規制される。また、
筺体15には、熱媒体室17に連通する管状の熱媒体流
出口19が設置されている。
側面に液密に固着された筺体15を有し、この筺体15
と前記隔壁11とで熱媒体室17が規制される。また、
筺体15には、熱媒体室17に連通する管状の熱媒体流
出口19が設置されている。
【0050】筺体14および15の構成材料としては、
前記ハウジング本体3と同様のものが挙げられる。
前記ハウジング本体3と同様のものが挙げられる。
【0051】また、熱媒体室16および17の容積は特
に限定されないが、それぞれ、10〜200ml程度、特
に、30〜150ml程度とするのが好ましい。
に限定されないが、それぞれ、10〜200ml程度、特
に、30〜150ml程度とするのが好ましい。
【0052】熱媒体としては、所定の温度に調整された
水、アルコール等の液体が好適に使用されるが、空気等
の気体であってもよい。
水、アルコール等の液体が好適に使用されるが、空気等
の気体であってもよい。
【0053】各管体10内を流れる熱媒体の合計量(熱
媒体供給量)は、熱交換器9の熱媒体流路の圧力損失、
熱媒体ポンプの能力等により適宜決定されるが、通常、
5〜30リットル/分程度、特に、8〜20リットル/
分程度程度とするのが好ましい。
媒体供給量)は、熱交換器9の熱媒体流路の圧力損失、
熱媒体ポンプの能力等により適宜決定されるが、通常、
5〜30リットル/分程度、特に、8〜20リットル/
分程度程度とするのが好ましい。
【0054】さて、このような貯血槽1では、各管体1
0の鉛直方向上方部(図2中右側)付近において、ハウ
ジグ本体3の内壁34と、該内壁34に隣接する管体1
0との間に、気泡が浮上しうる通路36が形成されてい
る。この通路36の形成は、ハウジグ本体3の側壁を外
方に突出するよう湾曲変形させた湾曲突出部35を設
け、この湾曲突出部35内に凹部(溝部)を形成するこ
とによりなされている。
0の鉛直方向上方部(図2中右側)付近において、ハウ
ジグ本体3の内壁34と、該内壁34に隣接する管体1
0との間に、気泡が浮上しうる通路36が形成されてい
る。この通路36の形成は、ハウジグ本体3の側壁を外
方に突出するよう湾曲変形させた湾曲突出部35を設
け、この湾曲突出部35内に凹部(溝部)を形成するこ
とによりなされている。
【0055】この通路36は、最上部の管体10から最
下部の管体10までの間、鉛直方向に連続する溝(切欠
き)で構成されたものとするのが好ましい。また、通路
36は、多段形状の溝によるものでもよい。
下部の管体10までの間、鉛直方向に連続する溝(切欠
き)で構成されたものとするのが好ましい。また、通路
36は、多段形状の溝によるものでもよい。
【0056】通路36の横断面の形状は、図示の構成例
では半円形となっているが、これに限定されず、例え
ば、楕円形、矩形、台形、三角形、またはこれらに類似
する形状であってもよい。
では半円形となっているが、これに限定されず、例え
ば、楕円形、矩形、台形、三角形、またはこれらに類似
する形状であってもよい。
【0057】通路36の横断面の面積は、平均1〜10
0mm2 程度、特に、2〜30mm2 程度とするのが好まし
い。この面積が1mm2 未満であると気泡の浮上が不十分
となり、また、100mm2 を超えると、通路36内を流
れる血液の量が多くなり、熱交換効率が低下する。この
場合、通路36の横断面の面積は、通路長手方向に沿っ
て変化してもよい。
0mm2 程度、特に、2〜30mm2 程度とするのが好まし
い。この面積が1mm2 未満であると気泡の浮上が不十分
となり、また、100mm2 を超えると、通路36内を流
れる血液の量が多くなり、熱交換効率が低下する。この
場合、通路36の横断面の面積は、通路長手方向に沿っ
て変化してもよい。
【0058】なお、通路36は、ハウジグ本体側壁の変
形により形成する場合に限らず、例えば、ハウジグ本体
3の内壁34に、通路を規制する規制部材(図示せず)
を設置すること等により形成してもよい。
形により形成する場合に限らず、例えば、ハウジグ本体
3の内壁34に、通路を規制する規制部材(図示せず)
を設置すること等により形成してもよい。
【0059】次に、貯血槽1の作用について説明する。
【0060】例えば、脱血ラインを経て血液流入口6よ
りハウジング2内に流入した血液は、まず消泡部材8を
通過して消泡され、次いで傾斜面32に沿って流下し、
貯血空間5に貯留される。また、血液流出口7に接続さ
れるラインに設置されたポンプ(図示せず)の吸引等に
より、貯血空間5の上部にある血液は、管体10同士の
間隙や管体10とハウジング本体2の内壁34との間隙
等を通って、ハウジング2の下方へ徐々に流れ、空間5
1に到達した後、血液流出口7よりハウジング2外へ流
出する。
りハウジング2内に流入した血液は、まず消泡部材8を
通過して消泡され、次いで傾斜面32に沿って流下し、
貯血空間5に貯留される。また、血液流出口7に接続さ
れるラインに設置されたポンプ(図示せず)の吸引等に
より、貯血空間5の上部にある血液は、管体10同士の
間隙や管体10とハウジング本体2の内壁34との間隙
等を通って、ハウジング2の下方へ徐々に流れ、空間5
1に到達した後、血液流出口7よりハウジング2外へ流
出する。
【0061】なお、血液は、通路36内も流れるが、通
路36は、内壁34の全幅に対し一部に形成されている
ため、通路36内を流れる血液の量は少なく、よって、
チャネリングによる熱交換効率の低下はほとんどない。
路36は、内壁34の全幅に対し一部に形成されている
ため、通路36内を流れる血液の量は少なく、よって、
チャネリングによる熱交換効率の低下はほとんどない。
【0062】一方、熱媒体流入口18より熱媒体を熱媒
体室16に供給すると、この熱媒体は、各管体10内、
熱媒体室17を順次経て、熱媒体流出口19より排出さ
れる。熱媒体が各管体10内を通過する際に、管体10
の管壁を介して熱媒体と血液との間で熱交換がなされ、
貯血空間5内の血液が加温または冷却される。
体室16に供給すると、この熱媒体は、各管体10内、
熱媒体室17を順次経て、熱媒体流出口19より排出さ
れる。熱媒体が各管体10内を通過する際に、管体10
の管壁を介して熱媒体と血液との間で熱交換がなされ、
貯血空間5内の血液が加温または冷却される。
【0063】例えば、体外血液循環回路に設置された貯
血槽1の場合、手術中には、熱媒体として冷水を用い、
血液の温度を20℃程度に冷却し、手術終了時には、熱
媒体として温水を用い、前記20℃程度の血液を加温し
て体温程度に戻すという操作を行なう。
血槽1の場合、手術中には、熱媒体として冷水を用い、
血液の温度を20℃程度に冷却し、手術終了時には、熱
媒体として温水を用い、前記20℃程度の血液を加温し
て体温程度に戻すという操作を行なう。
【0064】このような血液循環を開始するのに先立っ
て、血液循環回路内を生理食塩水のようなプライミング
液にてプライミングする。プライミング液の貯血空間5
への注入は、例えば血液流入口6より行なう。
て、血液循環回路内を生理食塩水のようなプライミング
液にてプライミングする。プライミング液の貯血空間5
への注入は、例えば血液流入口6より行なう。
【0065】プライミング操作時に発生した気泡やプラ
イミング液中に予め混入していた気泡は、貯血空間5を
プライミングした際、空間51、管体10同士の間隙お
よび管体10と内壁34との間隙に入るが、この気泡
は、その浮力により、傾斜する各管体10に沿って斜め
上方(図2中右方)へ自然に移動し、各管体10の鉛直
方向上方部付近に集まる。これにより、気泡同士が結合
して大きな気泡となり、浮力が増す。さらに、この気泡
は、通路36を通って上昇し、プライミング液の液面
(各管体10より上方)に浮上して破泡する。このよう
して、貯血空間5におけるプライミング液中の気泡のほ
とんどは、残留することなく排出される。また、残留気
泡があったとしても、貯血槽に振動または揺動を与える
ことにより、その気泡は前記と同様にして容易に排出さ
れる。
イミング液中に予め混入していた気泡は、貯血空間5を
プライミングした際、空間51、管体10同士の間隙お
よび管体10と内壁34との間隙に入るが、この気泡
は、その浮力により、傾斜する各管体10に沿って斜め
上方(図2中右方)へ自然に移動し、各管体10の鉛直
方向上方部付近に集まる。これにより、気泡同士が結合
して大きな気泡となり、浮力が増す。さらに、この気泡
は、通路36を通って上昇し、プライミング液の液面
(各管体10より上方)に浮上して破泡する。このよう
して、貯血空間5におけるプライミング液中の気泡のほ
とんどは、残留することなく排出される。また、残留気
泡があったとしても、貯血槽に振動または揺動を与える
ことにより、その気泡は前記と同様にして容易に排出さ
れる。
【0066】以上、本発明の熱交換器およびこれを備え
る貯血槽を図示の構成例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。
る貯血槽を図示の構成例について説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0067】なお、本発明の熱交換器は、貯血槽に組み
込む場合に限らず、熱交換器単独で用いるものにも適用
することができる。このような熱交換器としては、例え
ば、人工肺体外血液循環回路において、貯血槽(熱交換
器なし)と人工肺との間に設置される熱交換器が挙げら
れる。
込む場合に限らず、熱交換器単独で用いるものにも適用
することができる。このような熱交換器としては、例え
ば、人工肺体外血液循環回路において、貯血槽(熱交換
器なし)と人工肺との間に設置される熱交換器が挙げら
れる。
【0068】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について説明す
る。 (実施例1)図1、2、3および4に示す構成の貯血槽
を作製した。貯血槽各部の条件は、下記の通りである。 ハウジング容積:4000ml 管体設置部およびその下方の空間の容積:計200ml ハウジング材質:ポリカーボネート(透明) 隔壁材質:ポリウレタン(2液混合型) 消泡部材:発泡ポリウレタン(孔径1000μm ) 管体形状:断面が円形の直管 管体材質:ステンレス鋼 管体内径:2.00mm 管体外径:2.38mm 管体長さ:116mm(有効長77mm) 管体配設本数:405本 管体設置角度(水平面に対する傾斜角度):θ=9° 隣接する管体の最小間隙距離:平均0.9mm ハウジング内壁と隣接する管体との間隙距離:0.5mm 通路長さ:100mm 通路横断面の面積:10mm2 筺体材質:ポリカーボネート(透明) 熱媒体室容積(熱媒体供給側):100ml 熱媒体室容積(熱媒体排出側):100ml
る。 (実施例1)図1、2、3および4に示す構成の貯血槽
を作製した。貯血槽各部の条件は、下記の通りである。 ハウジング容積:4000ml 管体設置部およびその下方の空間の容積:計200ml ハウジング材質:ポリカーボネート(透明) 隔壁材質:ポリウレタン(2液混合型) 消泡部材:発泡ポリウレタン(孔径1000μm ) 管体形状:断面が円形の直管 管体材質:ステンレス鋼 管体内径:2.00mm 管体外径:2.38mm 管体長さ:116mm(有効長77mm) 管体配設本数:405本 管体設置角度(水平面に対する傾斜角度):θ=9° 隣接する管体の最小間隙距離:平均0.9mm ハウジング内壁と隣接する管体との間隙距離:0.5mm 通路長さ:100mm 通路横断面の面積:10mm2 筺体材質:ポリカーボネート(透明) 熱媒体室容積(熱媒体供給側):100ml 熱媒体室容積(熱媒体排出側):100ml
【0069】(実施例2)管体設置角度θを15°と
し、通路横断面の面積を15mm2 をした以外は、上記実
施例1と同様の貯血槽を作製した。
し、通路横断面の面積を15mm2 をした以外は、上記実
施例1と同様の貯血槽を作製した。
【0070】(比較例1)各管体を水平に設置(管体設
置角度θ=0)し、通路を設けない以外は上記実施例1
と同様の貯血槽を作製した。
置角度θ=0)し、通路を設けない以外は上記実施例1
と同様の貯血槽を作製した。
【0071】(比較例2)ハウジング内壁とこれに隣接
する管体との間隙距離を1.5mmとした以外は上記比較
例1と同様の貯血槽を作製した。
する管体との間隙距離を1.5mmとした以外は上記比較
例1と同様の貯血槽を作製した。
【0072】実験1 上記実施例1、2、比較例1、2の各貯血槽について、
その血液流出口から貯血空間内にプライミング液(生理
食塩水)を注入した。このプライミング液中には、直径
1〜3mm程度の微小な気泡が混入していた。
その血液流出口から貯血空間内にプライミング液(生理
食塩水)を注入した。このプライミング液中には、直径
1〜3mm程度の微小な気泡が混入していた。
【0073】この気泡の状態を目視により観察したとこ
ろ、実施例1および2の貯血槽では、気泡の90%程度
は、傾斜する各管体に沿って、斜め上方に移動し、さら
に通路を通って浮上し、少量の気泡がハウジング内壁や
管体表面に付着していた。また、比較例1の貯血槽で
は、ほとんどの気泡が、管体の下方、管体同士の間隙お
よびハウジング内壁とこれに隣接する管体との間隙に残
存しており、比較例2の貯血槽では、管体の下方および
管体同士の間隙に気泡が残存していた。
ろ、実施例1および2の貯血槽では、気泡の90%程度
は、傾斜する各管体に沿って、斜め上方に移動し、さら
に通路を通って浮上し、少量の気泡がハウジング内壁や
管体表面に付着していた。また、比較例1の貯血槽で
は、ほとんどの気泡が、管体の下方、管体同士の間隙お
よびハウジング内壁とこれに隣接する管体との間隙に残
存しており、比較例2の貯血槽では、管体の下方および
管体同士の間隙に気泡が残存していた。
【0074】次に、各貯血槽に振動を与え、気泡の抜け
具合を目視により観察し、気泡抜け性を評価した。その
結果を下記表1に示す。
具合を目視により観察し、気泡抜け性を評価した。その
結果を下記表1に示す。
【0075】なお、表1中における気泡抜け性の評価は
次の通りである。 ○:気泡の残存なし △:気泡の残存ややあり ×:気泡の残存かなりあり
次の通りである。 ○:気泡の残存なし △:気泡の残存ややあり ×:気泡の残存かなりあり
【0076】実験2 上記各貯血槽について、貯血量約1000mlを保つ状態
で、血液流入口から貯血空間内に20℃の牛血(Ht=1
2g/dl)を流量4000ml/minで供給し、また、血液流
出口側にはチューブおよびローラーポンプを接続し、供
給量と同量の血液を血液流出口から排出した。
で、血液流入口から貯血空間内に20℃の牛血(Ht=1
2g/dl)を流量4000ml/minで供給し、また、血液流
出口側にはチューブおよびローラーポンプを接続し、供
給量と同量の血液を血液流出口から排出した。
【0077】一方、このような血液の流入、流出と同時
に、熱媒体流入口から、熱媒体として37℃の水を流量
15000ml/minで供給し、各管体を介して貯血空間内
の血液を加温した。
に、熱媒体流入口から、熱媒体として37℃の水を流量
15000ml/minで供給し、各管体を介して貯血空間内
の血液を加温した。
【0078】上記操作の開始から15分経過後、血液流
出口から流出する血液の温度を測定し、熱交換器の熱交
換性能を調べた。その結果を下記表1に示す。なお、表
1において、血液流出口から流出する血液の温度(熱交
換性能)が、熱媒体の温度(37℃)に近いほど、熱交
換器の熱交換効率が高い。
出口から流出する血液の温度を測定し、熱交換器の熱交
換性能を調べた。その結果を下記表1に示す。なお、表
1において、血液流出口から流出する血液の温度(熱交
換性能)が、熱媒体の温度(37℃)に近いほど、熱交
換器の熱交換効率が高い。
【0079】
【表1】
【0080】上記表1に示すように、本発明の実施例1
および2の貯血槽では、気泡抜け性に優れ、かつ熱交換
器の熱交換効率が高い。
および2の貯血槽では、気泡抜け性に優れ、かつ熱交換
器の熱交換効率が高い。
【0081】これに対し、比較例1の貯血槽では、熱交
換器の熱交換効率は高いが、気泡抜け性が劣り、逆に、
比較例2の貯血槽では、気泡抜け性はほぼ良好である
が、熱交換器の熱交換効率が低い。
換器の熱交換効率は高いが、気泡抜け性が劣り、逆に、
比較例2の貯血槽では、気泡抜け性はほぼ良好である
が、熱交換器の熱交換効率が低い。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱交換器お
よびおよびこれを備える貯血槽によれば、気泡、特に、
プライミングの際に混入する微小な気泡の除去性能が優
れ、かつ熱交換率が高い。
よびおよびこれを備える貯血槽によれば、気泡、特に、
プライミングの際に混入する微小な気泡の除去性能が優
れ、かつ熱交換率が高い。
【図1】本発明の貯血槽の構成例を示す斜視図である。
【図2】図1中のA−A線での断面図である。
【図3】図2中のB−B線での断面図である。
【図4】図2中のC−C線での断面図である。
1 貯血槽 2 ハウジング 3 ハウジング本体 31 突出部 32 傾斜面 33 リブ 34 内壁 35 湾曲突出部 36 通路 4 蓋体 5 貯血空間 51 空間 6 血液流入口 7 血液流出口 8 消泡部材 9 熱交換器 10 管体 11 隔壁 12 熱媒体供給部 13 熱媒体排出部 14、15 筺体 16、17 熱媒体室 18 熱媒体流入口 19 熱媒体流出口 H 水平面
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に貯血空間が形成されたハウジング
と、前記貯血空間に連通する血液流入口および血液流出
口と、前記貯血空間内に架設され、主に直管部で構成さ
れる複数の管体と、該管体内に熱媒体を供給する熱媒体
供給部と、前記管体内を通過した熱媒体を排出する熱媒
体排出部とを備える熱交換器であって、 前記各管体の直管部が、水平面に対し傾斜して設置さ
れ、かつ、この傾斜した各直管部の鉛直方向上方部付近
において、前記ハウジングの内壁と、該内壁に隣接する
直管部との間に、気泡が浮上しうる通路が形成されてい
ることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 前記各管体は平行に配置された直管であ
り、各直管の両端の開口を閉塞することなく各直管の両
端部を隔壁により支持してなる請求項1に記載の熱交換
器。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の熱交換器を備
えることを特徴とする貯血槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3087831A JPH05146508A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 熱交換器および貯血槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3087831A JPH05146508A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 熱交換器および貯血槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05146508A true JPH05146508A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=13925887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3087831A Pending JPH05146508A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 熱交換器および貯血槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05146508A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008246142A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Jms Co Ltd | 熱交換器及び人工心肺装置 |
| JP2008246141A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Jms Co Ltd | 熱交換器及び人工心肺装置 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3087831A patent/JPH05146508A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008246142A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Jms Co Ltd | 熱交換器及び人工心肺装置 |
| JP2008246141A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Jms Co Ltd | 熱交換器及び人工心肺装置 |
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