JPH05146751A - 自動車の耐チツピング処理方法 - Google Patents

自動車の耐チツピング処理方法

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JPH05146751A
JPH05146751A JP33934691A JP33934691A JPH05146751A JP H05146751 A JPH05146751 A JP H05146751A JP 33934691 A JP33934691 A JP 33934691A JP 33934691 A JP33934691 A JP 33934691A JP H05146751 A JPH05146751 A JP H05146751A
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JP
Japan
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coating
automobile
chipping
paint
chipping resistance
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Withdrawn
Application number
JP33934691A
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English (en)
Inventor
Makio Sakai
万喜夫 酒井
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Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Tokushu Toryo Co Ltd filed Critical Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱乾燥炉を必要とせず塗装後速やかに乾燥
し、薄膜で優れた耐チッピング性と外観性を顕現する自
動車の耐チッピング処理方法の開発。 【構成】 自動車の床裏、サイドシル、ホイルハウス、
フロントエプロン、フロントフェンダー、リアフェンダ
ー、ドア等に、塗装後60秒以内に塗膜が指触乾燥し、
塗装後30分以内に塗膜のゲル分率が50%以上となる
2液ウレタン樹脂系塗料を自動車の必要箇所に塗装す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の耐チッピング
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車には床裏部を中心とし
て耐チッピング処理が施されている。これは自動車が走
行する際にタイヤが巻き上げる路面の小石、砂礫、凍結
防止のため散布される岩塩が自動車の車体に衝突し、そ
の衝撃で自動車の塗装が剥がれるチッピング現象によっ
て、鋼板に傷が生じ、錆が発生するのを防止するために
施される処理である。
【0003】耐チッピング処理は自動車の床裏、サイド
シル、ホイルハウス、フロントエプロン、フロントフェ
ンダー、リアフェンダー、ドアという各部に施されるの
であるが、部位により要求される性能が多少異なる。最
も厳しいチッピング現象にさらされる床裏部は当然のこ
とながら耐チッピング性能が最優先の要求性能となる
が、その他の部位では塗膜外観性、すなわち光沢性、鮮
映性という性能も要求される傾向にある。このうち床裏
部は、以前には瀝青系の塗料が塗布されていたが、寒冷
時の耐チッピング性が劣る事より、現在ではPVCプラ
スチゾルにとって代わられている。 また床裏部以外の
部位においては、ブロックイソシアネートプレポリマー
を使用した加熱解離1液型のウレタン樹脂系塗料、ポリ
エステル樹脂系塗料が主として使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の耐チッピ
ング塗料は、いずれも加熱硬化型塗料であるため、自動
車塗装ラインにおいては塗料塗布後に、塗膜を乾燥硬化
させる加熱炉が必要である。また、床裏部に使用されて
いるPVCプラスチゾルは塗料中に可塑剤を使用してい
るため、非常に長い間には塗膜より可塑剤が分離する虞
れがあり、この可塑剤が自動車の電着塗膜を侵すという
可能性が指摘されている。一方加熱解離1液型のウレタ
ン樹脂系塗料、ポリエステル樹脂系塗料の場合、あまり
厚膜に塗装すると塗膜にワキ、タレが生じ、外観を著し
く悪化させるため床裏部の様に強力な耐チッピング性能
が必要な箇所には塗装出来ない。本発明の課題は、塗膜
硬化のための加熱炉を必要とせず、従って塗装ラインに
おいて塗装する場所を選ばず、しかも可塑剤を使用しな
いため長期に渡って塗膜の信頼性の高い自動車の耐チッ
ピング処理方法を開発するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決せんと
して、本発明者らは鋭意研究の結果、速硬化型2液ウレ
タン樹脂系塗料を自動車の必要箇所に塗布する耐チッピ
ング処理方法を開発したものである。本発明の要旨は以
下に存する。
【0006】自動車の床裏、サイドシル、ホイルハウ
ス、フロントエプロン、フロントフェンダー、リアフェ
ンダー、ドア等に塗料を塗布乾燥してなる耐チッピング
処理方法において、塗装後60秒以内に塗膜が指触乾燥
し、塗装後30分以内に塗膜のゲル分率が50%以上と
なる2液ウレタン樹脂系塗料を自動車の必要箇所に塗装
することを特徴とする自動車の耐チッピング処理方法。
【0007】2液ウレタン樹脂系の塗料は、通常硬化剤
と主剤を混合させると同時に硬化反応が始まり塗料の粘
度が上昇するが、塗装が可能な粘度に留まっている時間
を可使時間といい、この時間が長い方が使いやすい塗料
とされている。しかしながら自動車の耐チッピング処理
の場合、少なくとも100μ以上の塗膜厚を必要とする
ため、塗装直後に迅速に硬化反応が開始された方がタレ
やズレといった塗装作業性上の不具合が発生しない。こ
のため、塗装開始後60秒以内に、表面乾燥である指触
乾燥することが必要である。塗装後に指触乾燥まで60
秒を超える時間を必要とする塗料の場合、必要な塗膜厚
さを確保出来ない虞れがある。
【0008】2液ウレタン樹脂系の塗料の場合、塗装後
完全硬化するまでに必要な時間は主剤と硬化剤の選択、
触媒の有無によって幅があるが、本発明に使用する塗料
の場合塗装後30分以内に塗膜のゲル分率が50%以上
となる事が必要である。例えば自動車の塗装ラインの塗
膜加熱乾燥炉を通過した後に耐チッピング塗料を塗装し
た場合、次の工程へ車体が移動する時間はあまりなく、
耐チッピング塗膜が未硬化であると次工程の各種作業に
不具合を来す虞れがある。しかし本発明になる耐チッピ
ング処理方法の場合、耐チッピング塗料の塗装場所は特
に限定されないため、従来と同様の場所での塗装でも良
く、この場合には塗膜硬化時間が確保されるため何ら問
題は生じない。
【0009】また、主剤としてはジアミン(ポリアミ
ン)、ジオール(ポリオール)又はそれらの混合タイプ
等、いわゆる速硬化タイプの使用が推奨される。主剤に
は充填剤として、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレ
ー、タルク、マイカ等の体質顔料類や酸化チタン、カー
ボンブラック、カラートナー等の着色顔料、カラーペー
スト等の着色剤等が配合できる。その他主剤に配合され
る添加剤としてはアミン、錫系金属、亜鉛系金属等の硬
化触媒、接着付与剤、分散剤、消泡剤、発泡タイプの塗
膜による処理の場合には水等の発泡剤が例示される。
【0010】本発明に使用する2液ウレタン樹脂系塗料
の硬化剤として使用できる樹脂としては、TDI、MD
I、クルードTDI、クルードMDI、NDI等のジイ
ソシアネート又はそのプレポリマーが例示できる。主
剤、硬化剤ともに粘度の調整のためには通常トルエン、
キシレン等の芳香族溶剤、エステル類等の各種溶剤が使
用されるが、速硬化型の塗膜を形成しなければならない
ため、高沸点等の揮発しにくく残留しにくい溶剤の使用
は避けた方が望ましい。また、水と相溶性のある樹脂を
使用することにより塗料の水系化も可能である。
【0011】本発明に使用する耐チッピング塗料を製造
するには、主剤となる樹脂に顔料類、触媒、添加剤類を
加え、ディゾルバー、ロールミル、ボールミル、グレン
ミル、プラネタリーミキサー、オープンニーダー、真空
ニーダー、バンバリーミキサー等の従来公知の分散機に
て撹拌混合、均一分散する。溶剤、もしくは水により希
釈して塗装粘度に調整する。
【0012】塗装方法は従来公知のエアレス塗装、静電
塗装等が使用できる。特にエアレス塗装、エアー塗装を
一部応用したエアレス塗装が推奨される。塗装機につい
ては、空気又は油圧駆動ポンプを使用したエアレス塗装
機、ホットエアレス塗装機、静電エアレス塗装機等が使
用できる。可使時間が非常に短い塗料系であるため、主
剤と硬化剤との混合は、吐出直前に設置された衝突混合
型のミキサーによる混合か、主剤と硬化剤を各々別のノ
ズルから吐出させ、吐出後に混合させる2頭ガンによる
混合が好ましい。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げ本考案のより詳細な理解
に供する。当然のことながら本考案は以下の実施例のみ
に限定されるものではない。
【0014】
【実施例1】主剤としてポリアミン100重量部にカー
ボンブラック0.5重量部、有機錫触媒0.5重量部を
ロールミルにより分散混合し、キシレンによって粘度を
調整して主剤塗料1を得た。硬化剤としてMDIをキシ
レンにより希釈して硬化剤塗料1を得た。これを塗装ガ
ンの直前に設置してある衝突混合方式のミキサーにより
2液を混合するエアレススプレー塗装機により、カチオ
ン電着塗装済みの0.8mm厚さの自動車用鋼板に、塗
膜厚さ0.2mm塗装し、塗装後30秒にて指触乾燥、
塗装後40分にて塗装塗膜のゲル分率が50%に達した
塗装板1を得た。
【0015】
【実施例2】主剤としてポリオール100重量部にカー
ボンブラック0.5重量部、有機錫触媒0.5重量部、
水0.3重量部をロールミルにより分散混合し、キシレ
ンによって粘度を調整して主剤塗料2を得た。硬化剤と
してクルードMDIをキシレンにより希釈して硬化剤塗
料2を得た。これを主剤、硬化剤各々独立した吐出口を
有し、吐出後に2液混合する方式の2頭ガンを装備する
エアレススプレー塗装機により、カチオン電着塗装済み
の0.8mm厚さの自動車用鋼板に、塗膜厚さ0.2m
m塗装し、塗装後40秒にて0.4mmに発泡し指触乾
燥、塗装後40分にて塗装塗膜のゲル分率が50%に達
した塗装板2を得た。
【比較例】
【0016】塩化ビニル樹脂60重量部に炭酸カルシウ
ム20重量部、可塑剤DOP20重量部をロールミルに
より分散し塩化ビニルプラスチゾル1を得た。これをエ
アレススプレー塗装機によりカチオン電着塗装済みの
0.8mm厚さの自動車用鋼板に、塗膜厚さ0.5mm
塗装し、140℃で30分加熱し、塗装板3を得た。
【0017】
【試験方法】
(1)ナット落下法により耐チッピング性能を評価し
た。JISにより規定されたM6黄銅ナットを30mm
φの塩化ビニル製パイプにより高さ2mより連続して落
下させ、ナットの落ちる衝撃による塗膜の傷が素地に達
した時のナットの重量を測定した。 (2)グラベロメーター法により耐チッピング性能を評
価した。スガ試験機株式会社(製)のグラベロメーター
により、6号砕石500gを5kg/cm2の圧力で5
回噴射し、噴射後塗膜面に発生した塗膜片を粘着テープ
を使用して排除した後、塩水噴霧試験機に48時間入れ
てその後の発錆点数を測定した。
【0018】
【結果】試験(1)及び試験(2)の結果を表1に示
す。
【0019】
【発明の効果】本発明になる耐チッピング処理方法は、
塗装後に速やかに硬化して塗膜となるため、加熱乾燥炉
を必要とせず、自動車の塗装ラインのいかなる場所での
耐チッピング処理も可能である。従って従来の設備やエ
ネルギーが不要となるのでコスト低減に寄与する。ま
た、塩化ビニルプラスチゾルに比較して長期間耐チッピ
ング性が安定するため、自動車の防錆性能の向上に役立
ち、また塩化ビニルプラスチゾルより薄い厚膜で同等以
上の耐チッピング性を顕現するため、あるいは発泡して
塗膜厚を上げるため、塩化ビニルプラスチゾルに比較し
て軽量であり、自動車重量の低減化に寄与する。塗膜外
観も塩化ビニルプラスチゾルより優れるため、従来は床
裏部とその他の部分で塗料を分けて耐チッピング処理を
する必要があったのが、本発明では床裏部から塗膜外観
を要求されるドア部等の箇所まで1つの塗料により処理
できるため、設備、工程について簡略化ができる。また
塗膜外観性の問題から従来は耐チッピング処理が見送ら
れていた箇所にも耐チッピング処理が出来るため、自動
車の使用環境が厳しく自動車の耐用年数が短い地域で
も、防錆能力が向上する事によって自動車の耐用年数の
延長に寄与する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の床裏、サイドシル、ホイルハウ
    ス、フロントエプロン、フロントフェンダー、リアフェ
    ンダー、ドア等に塗料を塗布乾燥してなる耐チッピング
    処理方法において、塗装後60秒以内に塗膜が指触乾燥
    し、塗装後30分以内に塗膜のゲル分率が50%以上と
    なる2液ウレタン樹脂系塗料を自動車の必要箇所に塗装
    することを特徴とする自動車の耐チッピング処理方法。
  2. 【請求項2】 自動車の耐チッピング処理方法におい
    て、塗装時に塗膜が発泡してなることを特徴とする請求
    項1に記載された自動車の耐チッピング処理方法。
JP33934691A 1991-11-29 1991-11-29 自動車の耐チツピング処理方法 Withdrawn JPH05146751A (ja)

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JP33934691A JPH05146751A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自動車の耐チツピング処理方法

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JP33934691A JPH05146751A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自動車の耐チツピング処理方法

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JPH05146751A true JPH05146751A (ja) 1993-06-15

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ID=18326583

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33934691A Withdrawn JPH05146751A (ja) 1991-11-29 1991-11-29 自動車の耐チツピング処理方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020448A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Honda Motor Co Ltd 鋼板用速硬化塗布型補強材及び鋼板補強方法

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19990204